カタツムリ さん プロフィール

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カタツムリさん: 今日も空を見上げて
ハンドル名カタツムリ さん
ブログタイトル今日も空を見上げて
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/nemurenai_yoru/
サイト紹介文2016年12月に夫が他界。遺された妻の心模様。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 199日(平均1.6回/週) - 参加 2017/03/17 15:50

カタツムリ さんのブログ記事

  • 闇の引力
  • 喪失と言う心の穴が、小さくなることはない。・・と聞いたけど、私の感覚では、最近急に小さくなったような気がしている。巨大だった穴が、キュッと窄まった感じ。ふいに夫の記憶があふれ出さないように、意識的に想い出を遠ざける術をなんとなく身に着けてきた感じがする。きっと自己防衛の一種なんだと思うけど。だけどその分、それは、以前よりずっとずっと深い穴になった。そして、何かとても嫌な引力のようなものをそこから感 [続きを読む]
  • 聞こえない声で叫ぶ
  • 同じ家族内でも死別の受け止め方は、それぞれ違う。娘の場合は、いわゆる親の死と言う立ち位置。子としていつかはやって来る想定内の別れであり、娘自身もそれを意識しているのかどうかは分からないけど、乗り越えて成長していくのが当たり前で、過去は・・思い出になる。子ども時代の終わりを告げる別れ。私の場合は、もっと長く続くと思っていた夫婦の未来であり、大事な相談相手であり、夫と妻としての役割。父親、母親としての [続きを読む]
  • 途方に暮れる
  • 私は、死別と言う大きな嵐に放り込まれ、何が何やら分らぬままに、グルグルと振り回され続けてきたけど、時が経ち、ようやく周りを見る余裕が出てきた今。気が付いたら・・途方に暮れている。これからどうしよう・・か。私の船には、船長がいない。どこに向かって進めばいいんだろう?行先も進路も分からないよ。私のやりたい事って何?どこに行きたいの?何をしたいの?何をすべきなの?分からない。空を見上げてつぶやく。「ねぇ [続きを読む]
  • 巣立ち
  • 私の愛する人は、逝ってしまった。二度と触れることはできないし、声を聞くことすらできない。胸に開いた穴を塞ぐ術もなく、この喪失感を消すこともできない。私は、もう二度とあなたに守られて、あなたの妻として生きることはない。私の中で何かが壊れた。死別と言う破壊・・と、再生。すでに娘は、自分の足で歩き始めている。空っぽになった巣で一人。いつまで泣いているつもり?結局それは、単なる自己憐憫なんじゃないの?そう [続きを読む]
  • 台風
  • 夫が、末期だと告げられた時、子どもを抱えてどうしようと思う反面、この子のために、しっかりしなきゃ。この子のために、強くならなければ。そう思って頑張って来た。子どもの存在は、プレッシャーであり生き甲斐だった。今、その子どもから・・疎まれている。思春期だからしょうがない?いやいやどうして、本当にキツイ。生きる支えだった本人から疎まれるって・・・。まさに絶望だわ。生きて行く意味が分からなくなったよ、本当 [続きを読む]
  • 死別を乗り越えるとは
  • 愛するものの死によって開いた心の穴は、決して小さくはならないし、淋しさが消えることもない。でも・・・。心の穴を小さくすることはできるとの事。どういうことなの?愛するものを喪ったショックから硬く小さく縮こまった心。それを優しくゆっくりと解きほぐして広げること。そうすることで、相対的に穴を小さくするのだそうです。開いてしまった穴を小さくすることはできないけど、自分の心をより大きくすることで小さくする。 [続きを読む]
  • 銀河鉄道の夜
  • あなたが、この世を旅立ってから9ヶ月が過ぎた。長い長い9ヶ月だった気がする。最初の頃は、朝が辛かったな。今日もあなたのいない一日が始まるのかぁ・・と。毎朝、遺影に話しかけては、泣いてばかりいた。それでも空を見上げて何とか頑張っていたっけ・・・。しばらくすると、今度は、夜が辛くなってきた。いつまで待っても帰って来ない人を待つ辛さ。帰って来ないって事が納得できない自分自身が辛かった。ただただ淋しくて、逢 [続きを読む]
  • 切ない偶然
  • 役所から、ひとり親家庭の現況届の手続きに今週中に来るようにと通知が届いた。夫の死亡と同時に自動的にひとり親家庭になった我が家。横殴りの雨で足元が濡れる中、傘をさしてトボトボ歩いて行って来た。役所の裏から敷地内に入っていくと自転車置き場と駐車場が見えてくる。その時、1台の車が目に飛び込んできた。夫と同じ車種の車が、いつも夫が停めていた場所に停まっていたのだ。胸がギュッと締め付けられる。思わず小走りで [続きを読む]
  • 夫の車
  • 夫の車は、ナンバーもそのままで市内の誰かさんに売れた。同じ市内の人と聞いて微かな期待を持ち、バカげているとは思いつつも、外出時に街中で同じ車種を見つける癖がついた。免許のない私が動ける生活圏は、ごく限られた範囲。そんな狭い範囲で出会える確立などたかが知れているが、それでも諦めきれないでいる。実は、ドンキに通う目的のひとつにそれがある。ある日、通り沿いの駐車場で偶然見つけた白い車。ナンバーが違うから [続きを読む]
  • 再会
  • NHK朝の連続ドラマ。今週、ヒロインの行方不明だった父親が見つかった。が、見つかった父親は記憶がなく、その上美しい女性と暮らしていた。その事にショックを受けるヒロインに、東京の母親代わりの店主がかける言葉。「肝心なのは・・生きていたと言うこと。元気だったと言うこと。また会えると言うこと。」このセリフが胸に刺さった。また会える。いつでも会える。生きてさえいれば何度でも会える。でも・・私達親子には、かな [続きを読む]
  • 死者の肖像画
  • ずいぶん前に観たテレビ番組の話。たぶん夫が、癌になる前だったような それぐらい前の話。それは、ある画家の特集番組で、なんとなく見た番組だったのですが、今思うととても考えさせられる内容でした。その画家は、超リアルな絵を描くことで有名な画家さんで、写実的と言うか・・まさに写真のような絵を描く人でした。その画家に、ある夫婦から肖像画の依頼が来ます。それは、数年前に亡くなった娘さんの肖像画でした。確か結婚 [続きを読む]
  • 言霊
  • 先日、テレビで『遺族外来』の事をやっていた。伴侶の死とどう向き合うか?がん患者を支える家族を『第二の患者』と言い、特に伴侶や子供を亡くした家族の悲しみは深く、もっともっと理解と支援が必要な事を知ってほしいと・・・。・抗がん剤を使ったのは間違っていなかったかと後悔する・もっと優しいことばを掛ければよかったと後悔する・返事のない遺影に毎日話しかけてる自分はおかしいのかと思う・親族や友人たちの心ない言葉 [続きを読む]
  • 同情する
  • 先日、猛暑の中娘の学校へ行ってきた。前日の晩、娘に尋ねた。「この前先生から電話があった時、どこに行けばいいですか?って聞いたらそうですね・・行けば分かります。その前に文書で通知も行きますからって言ってたけど、結局、何にも届かないし・・だいたい何の教科が赤なの何の説明もないし、ただこの時間に学校に来てくださいって・・ねぇ。」「知らない。同じことしか言わない。行けば分かるからしか言わないし、ほんと全然 [続きを読む]
  • 10年
  • 昔、まだ独身だった頃、ある手芸教室に通っていた時の話。その教室は、比較的に年齢層の高い生徒さんが多くて、ほとんどが主婦だった。とにかく主婦はしゃべる。手元を動かしながら間断なく続くおしゃべり。私は、ただ聞いているだけだったけど、話題の半分は、芸能人やドラマの話。後の半分は、自分の家族や近所の話。うちの旦那が・・うちの息子が・・うちのおばあちゃんが・・・。時々、へぇ〜・・と感心したり。みんなでどっと [続きを読む]
  • 解約できない携帯
  • 娘は、バイトで遅くなるから、晩御飯の用意はいらない。だから、夕方から2時間、街を散歩した。まず、八日堂目指してブラブラとあなたを想って歩いた。交差点で行き交う車の流れを見てたら、どうしてこの中にあなたがいないのかなぁ・・と、不思議な気分だった。このまま駅のロータリーであなたの車が待っていそうでこの車列の中に紛れていてもおかしくないのに・・と、涙が出そうになって慌てて横断歩道を渡った。モスバーガーの [続きを読む]
  • 死別後の経過
  • この3連休、娘は、友達宅にお泊りしつつバイト直行の生活。もう、すっかり用済みの母親は、それでも懲りずに我が子のためにと、生鮮のいい、ちょっと遠目のスーパーまで大汗かいて買い出し。まぁ・・やることないからなんだけど 夕方からは、晩御飯作る必要もないから更に暇で、家にいるのもつまらないしと、ドンキで時間潰して外に出たら・・・雷ゴロゴロ雨がポツポツ。必死に自転車漕いだけど・・・バッチリ降られて、もう笑う [続きを読む]
  • 夏の日の思い出
  • 今朝、ベランダで洗濯物を干していた時にふっと昔の事を思い出した。あれは、新居に越した年の初めての夏だった。夫の意見でベランダは特注サイズで作った家。どうしても水道がいると、わざわざ水道も引いてあった当時の我が家。作業服やカーテンなどを洗えるようにと洗濯機も置いて、それなりに便利に使っていた。広くとったベランダでたくさんお花を育てたり、グリーンカーテンのゴーヤも作った。あなたは、なんだか次々に植木鉢 [続きを読む]
  • 世帯主
  • 今日、29年度の国保の支払い通知が届いた。そう・・世帯主は、私。娘の名前と・・・。それだけ。当たり前だけど、そこに夫の名前はない。それから、娘の学校から電話があった。成績の件で・・後日、学校に来て欲しいと。要するに呼び出し。やっぱり日数が足りてなかったってことか。しょうがないよね。あの子なりに頑張ったけど・・お父さんを喪ったダメージが、ジワジワと娘を痛めつけているし、なにより担任との相性が最悪で、も [続きを読む]
  • 淋しい金魚
  • 死別の1年目は、どうしても去年と比べてしまう。季節が変わるたびに、「去年の今頃は・・・。」と涙して辛い。一昨年の夏、娘が地元のお祭りで金魚すくいをした。20匹くらいとったけど一月もしないでドンドン死んで、とうとう最後の金魚が死んだ時、娘が悲しむからと夫がホームセンターで黒出目金とヒラヒラした赤い金魚を買ってきた。世話は俺がすると言っていたのに・・・。夫亡き後、結局私の仕事になった金魚の世話。年明け早 [続きを読む]
  • 時の流れ
  • 桜の花が咲いていた頃、夫が転院した病院の前を通った。生々しい記憶が蘇ってきて苦しくなるからずっと避けていた道。調剤薬局の隣にあったご飯やさん。夫婦で一度だけ行った店。オープンしたばかりだったのに、空き家になっていた。厨房には、30代前半くらいの若い娘さん。フロアは、母親らしき人が間誤付きながら頑張っていた。完全に素人さんの二人。特に会計が混乱してた。伝票は各テーブルに置けばいいのに、なぜかレジ前のカ [続きを読む]
  • 世にも奇妙な物語でもいい
  • あなたが旅立ってから半年が過ぎましたね。私の生活は・・ほとんど変化なしです。そりゃぁーあなたがいないんですから微細な変化はありますよ。ありますけど、あなたが今すぐ戻って来ても感じない程度のものです。だから・・苦しいんです。あなただけが、すっぽりと抜け落ちた生活が。このまるで悪い冗談のような生活を終わらせたい。ある日、ガチャガチャと音を立てて鍵が開き。どかどか部屋に入ってくるなりあなたがしゃべり出す [続きを読む]
  • からっぽの巣
  • 時折、子どものように地団太を踏んで大声でわめきたくなる。「どうして私は一人なの。どうしてあなたは帰らないの。」・・と。普段は、そういう衝動をグッと抑え込み何食わぬ顔で生活している。特に娘がいる時などは夫の話さえ躊躇する。母親としてそれなりに配慮してきたつもりだった。けど、娘にはどうでもいいウザイ話のようだ。もう私は必要ないらしい。「自分の人生に口出しして欲しくないね。」と言われた。娘には、進路につ [続きを読む]
  • 天国からの手紙
  • たまたま見ているドラマ。本人に成り代わって手紙を代書してくれる代書屋さんの話。毎回、代書依頼をしてくる人の様々な事情。いわゆる人生模様が描かれている。時々、内容が今の自分の気持ちとリンクする事がある。今回もそうだった。内容は、ざっとこんな感じ。認知症の進んだ母親。彼女は、海外出張の多かった夫の死を忘れている。夫から手紙が来ると思い込んでいる彼女は、手紙が届かないと徘徊しては息子を困らせていた。その [続きを読む]
  • 生きることを楽しめ
  • 月が替わって6月になれば、あなたに逢えなくなって半年。とうとう半年だよ。「月」じゃなくて「年」になるね。そうそう昨日ね、経理の○○さんが来たから、あなたが買い溜めしてた靴下と、抗がん剤の時に使った手袋も在庫が結構あったから、貰ってもらったよ。靴下、全然平気だって、抵抗ないよって言ってくれたからよかった。手袋も庭いじりで使うって言ってくれた。そろそろあなたの服を片付けないとね・・・。だけど、まだちょ [続きを読む]