firenzediary さん プロフィール

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firenzediaryさん: フィレンツェdiary2
ハンドル名firenzediary さん
ブログタイトルフィレンツェdiary2
ブログURLhttps://firenzeart.exblog.jp/
サイト紹介文フィレンツェの専門ガイドとして子育てしながら活動中。イタリアのアートな情報をお届けします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2017/03/19 23:17

firenzediary さんのブログ記事

  • ハプスブルク家お姫様の文法書
  • トスカーナ大公,2代目はコジモ一世の長男,フランチェスコ デ メディチです。彼の最初の奥様はハプスブルク家のお姫様,ジョヴァンナ ダウストリア。フィレンツェのような,小さな田舎の都市国家に嫁がねばならず,不本意だったに違いありません。でもフィレンツェにとっては,この上なく有難い縁組。ハプスブルク家と親戚になれたのですから。舅のコジモはいろいろとジョヴァンナに配慮した贈り... [続きを読む]
  • 進化するウフィツィ美術館
  • 訪れる度に,変化を遂げているウフィツィ美術館。いまや,3階フロアだけで,ボっティチェリ,レオナルド ダヴィンチ,ミケランジェロ,ラファエロを代表とするルネサンスの有名画家達の名画を全て見られる様になっています。更に,名画を鑑賞して直ぐに美術館から出たい人のために,新たな出口も設けられています。「時間がないけれど,ウフィツィ美術館は行きたい」と言う人には良い解決法だと思います... [続きを読む]
  • スウィート アーモンドオイル
  • 今日もまた,忙しなく旧市街を歩き回る一日でした。月間予定を考えたのに,何もできていない事に気付き焦りますが,しかし目下の緊急課題には一筋の光が見えてきたような気がする一日でした。駅近くまで行ったので,そうだ,と思い付き,サンタ マリア ノヴェッラ教会付属薬局へ。季節の変わり目の乾燥肌の悩みを話して,勧めてもらったのは,アーモンドオイルでした。今夜から早速アーモンドオイ... [続きを読む]
  • 気になる花はカーネーション
  • 最近気になる花は,カーネーションです。西洋絵画には比較的よく登場する花なのですが,貴石細工のテーブルのモチーフになっていたり,こうやって男性の肖像画の脇役としての静物として描かれていたりします。カーネーションは13世紀にチュニジアを経てヨーロッパへやってきた花のようです。そのためルネサンス期にも異国情緒ある花として見られていたのでしょうか。聖母マリアを象徴する花なので宗... [続きを読む]
  • フィレンツェ 秋の催し
  • 少しずつ秋が深まってきている事を,長くなった影や,早い夜の訪れで感じます。そして秋になるとフィレンツェの文化プログラムが動き出すので,それもまた楽しみの一つです。続々と送られてくる各博物館や劇場での催し。フィレンツェの住民である醍醐味を感じる季節です。科学博物館で毎週末予定される実験ワークショップや,美術館の特別展示等,どれに行こうかと迷ってしまいます。夏の間... [続きを読む]
  • 街の風景
  • 今日は朝から,次の仕事の調査でたくさん歩きました。予定通りこなせてホッとして,ご褒美に大好きなEdoardoのジェラートを買って家まで歩きました。すると,チョンピの広場に花の市がたっていました。小さなアンティークの店が連なる以前の姿が未だに懐かしいながらも,こうやって街の風景は変わっていくのかな,と思いました。 [続きを読む]
  • パラティーナのテーブル
  • パラティーナ美術館へいきました。ラファエロの作品がウフィツィ美術館へ移されたりと,変更事項があったので展示作品の確認です。ツアー前の作品確認は私にとってはとても大切で,この時に説明する絵の流れを大体決めて頭の中でストーリーを作ります。それにしても,いつも気になる貴石細工のテーブル。これらテーブルだけの専門書があるほど重要な物ですが,あまり注目されず,残念です。次回... [続きを読む]
  • 久しぶりのシフォンケーキ
  • 久しぶりにオーブンをつかいました。使って改めて,オーブンは気持ちに余裕がないとなかなか使えないものだなとおもいました。シフォンケーキは,メレンゲの質があまり良くなかったので,失敗するかなと思ったけれど,ちゃんと美味しそうに出来ました。パソコンが入院中なので,何だか時間が潤沢にある様な気分。長い間書けていなかった手紙などを書くなどして楽しんでいます。 [続きを読む]
  • ゴンブリッチの本
  • 両親が今年のイタリア訪問の際に「読み終わったからあげる。」と,置いて行った本を読んでいます。月初めに立てた月間計画では,図書館で調べ物をする予定だったのですが,パソコンが壊れてここ数日対処に翻弄されていたので,時間のある時に読もう,と置いてあった本を読み始めた,というわけです。漬物石の代わりになりそうな重さのゴンブリッチの本。改めて読みなおすと,時代様式を簡潔にまとめる... [続きを読む]
  • 国際陶器市のカフェオレカップ
  • 今日は,国際陶器市の週末でした。生憎の天気となってしまいましたが,やっぱりとても素敵な陶芸家たちと会うことができました。持ち帰ったのは,朝のカフェオレ用マグカップ。大事に大事にと扱っている筈なのですが,毎年買い換えることになる,ということは,私があまりにも注意不足,ということなのでしょう。とても可愛らしいお婆さんが陶芸家でお孫さんが店番をするお店でかった緑色とグ... [続きを読む]
  • 紙の美しさ
  • 私は昔から文房具オタクなので、日本橋の榛原や、銀座の鳩居堂、そして伊東屋、(京都では唐長)へは、自分の庭の様に足繁く通い美しい便せんや、和紙を用いた文房具を買い集めていました。フィレンツェへ初めて留学した時には、未だEメールが主流ではなかった時代だったので、まず探したのは、自分用の便箋と封筒。そしてアマルフィの紙と出会いました。その学生の頃からずっと付き合いがあり、今や... [続きを読む]
  • 彫りの跡
  • 私は彫刻家ではないので正確にはわかりませんが木彫に見られるノミの跡と石彫で見られるそれとは何だか違うなあといつも思います。でも一本の樹と石の塊から立体を掘り出す工程は恐らく似通っているのではないかとも想像します。写真はミケランジェロが甥っ子に贈った最晩年の木彫作品『十字架磔刑』像。未完なのかNon Finitoなのか定かではありませんが上半身を彫る大変細やかなノミの... [続きを読む]
  • 心躍る作品
  • 職人さんやアーティストが、その想像力と創作技術を用いて作品を作り上げる姿をみる度に、感動します。フィレンツェにはそんな職人&アーティストが沢山いますので、感動する機会も増えます。一週間前、まだ未完成だった友人の作品が今日、工房を訪れたら完成していました。想像力を凝らした一つ一つ異なる虫と、それを収める美しい色合いの箱。宝石のような華やかさで、見とれてしまいました。作っ... [続きを読む]
  • 視点の高さの違い
  • 我が家は、月に一回動物園に行きます。先日訪れた際、息子が(何故か)「今日は写真家になる。」と宣言し、カメラを持って動物園を廻る事になりました。そして、「動物のいる場所を確認しては、カメラを構えてレンズ越しに構図を決めて彼なりの写真を撮る」の繰り返し。なかなか興味深い試みだったようで、楽しんでいました。家に戻り、その写真を見ながら、ある事に気づきました。”動物が近い”ので... [続きを読む]
  • 15世紀のランプ・シェード?
  • 家具や家屋に施される絵画を専門に描く画家が、ルネサンス期にはいました。しかし、同じ”絵”と言う分野でも、同時代のボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチの様に有名にはなっていません。それでも、ルネサンス時代にはとても人気があったのだろうな、と考えられる、優れた画家達の作品は残されています。ただ、日用品を飾るために描かれた作品のため、恐らく壊されたり、なくなったりした作品... [続きを読む]
  • エリア・ヴォルピの展覧会
  • 20世紀前半まで活躍をしたエリア・ヴォルピの小さな展覧会が、中世の趣を残した博物館として知られるダヴァンツァーティ邸で開催されています。リアリズムで描かれた二人の少年の絵は、影の多い部屋の中での出来事に焦点が当てられ、左上に設けられた窓を光源として、大変丁寧に描かれています。印象派やマッキャイウォーリ派なども素敵ですが、この絵の様に登場人物の表情から心の動きが分かる... [続きを読む]
  • 教会訪問は早朝が狙い目
  • フィレンツェの旧市街は、沢山の観光客がいて賑わっていますが、朝一番に教会や修道院などへ行くと、ほぼ貸切状態で観れる時があります。観光客の方が未だ朝ごはんを食べている頃、9時台にアンドレーア・デル・カスターニョに会いに行くと、やっぱりドイツ人のご夫妻と私だけの貸切でした。とはいえ、ウフィツィ美術館やアカデミア美術館等は、先を急ぐ団体のお客さんが朝早くから列をする場合も多... [続きを読む]
  • 冷たい風と読書の秋
  • フィレンツェには、昨日の午後から冷たい秋の風が吹き出しました。昨日の午前中は、湿度が高い残暑の日で「暑い。暑い。」と文句を言っていたのに、午後になると一転、大風が吹き出し、その冷たい事!このような時期に油断するとすぐに風邪をもらってしまいそうなので、本当に気を付けなくてはなりません。今日読み終わった「大公の薬局」と言うタイトルの研究書。”薬局”と言っても今のそれと... [続きを読む]
  • グロッタ・マダーマ 〜ボボリ庭園〜
  • イタリアでは、時々開催される「特別公開」日。今日は、ボボリ庭園の中にあるグロッタ・マダーマを訪問できる日でした。ボボリ庭園には数えきれないほど訪れていますが、一度も中へ入ったことのない人工洞窟。本当に幸運な事です。彫刻家トリーボロが、コジモ一世の下で活躍していた頃に作られた、大公妃エレオノーラのための洞窟。正面に置かれた水盤に水が落ちる様に、左右の山羊や上方に飾られた山羊... [続きを読む]
  • チョンピの広場の今
  • チョンピの広場を通りました。かつてこの場所には、沢山のアンティークショップがあり、それほど高価ではない、でも時代を感じさせる物を探すのには、格好の場所でした。また、毎月最終日曜日にテントの蚤の市も加勢して大々的にアンティーク市が開催されるのも、この場所でした。しかし、アスベストが用いられた店舗が多かったため取り壊しが決まり、その後ずーっと空き地になり…。最終的に、この様な”無... [続きを読む]
  • 描かれた光
  • 宗教主題の絵画では、”目には見えないはず”の「光」が描かれます。聖人の後頭部に描かれる光輪もそうですが、神や聖人たちが放つ様々な光が美しく描かれることにより、人間世界の中で特別な存在である事を表しているのです。先日観た『聖母戴冠』では、聖霊の鳩を中心として神々しい光が黄金色の上に刻まれていました。大変細かく付けられたその装飾は、鑑賞者の目線を鳩へと誘導する様に広がって... [続きを読む]
  • いろいろな天使
  • 自分の時間が出来たので、久しぶりに髪の毛を切った帰り道に、立ち寄った元修道院の絵画館。何度も見たテンペラ画ですが、改めてじっくりと鑑賞すると、「天使たちが様々な役割を果たしているな」と言う事に気づきました。主題は『聖母戴冠』のため、画面中央にはキリストと聖母マリアが座しているのですが、その周囲には沢山の天使が見守っています。神に手を合わせる者だけではなく、下方の天使は... [続きを読む]
  • イスラム文化の展覧会
  • ウフィツィ美術館常設展示室では写真撮影が許可されていますが、特設会場は禁止です。今週末で終わってしまう展覧会をギリギリ訪れる事が出来ました。「イスラム文化とフィレンツェ」と題された展覧会では、優れたイスラム文化を取り入れたフィレンツェの歴史と、メディチ家のコレクションが展示されています。特に、14世紀から17世紀の織物作品の美しい事。保存状態もさることながら、斬新なデ... [続きを読む]
  • 休み明け
  • イタリアの夏休みは、長いです。休暇の後も、9月からさっさと仕事に取り掛かる訳ではなく、学校や仕事が始まっても、一週間くらいはお互いの夏休みの話をしながらのんびりする様です。でも、イタリアの学校へ通う子供を持つお母さんにとっては、”ようやく”自分の時間が出来る様になりました。「やりたい、やらなきゃ。」と思っていた事に着手できる時間が持てる幸せを、噛みしめています。私は日本... [続きを読む]