長内那由多のMovie Note さん プロフィール

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長内那由多のMovie Noteさん: 長内那由多のMovie Note
ハンドル名長内那由多のMovie Note さん
ブログタイトル長内那由多のMovie Note
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/nayutagp01fb-zephyranthes
サイト紹介文映画レビュー、俳優論など映画のことを中心としたブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供115回 / 205日(平均3.9回/週) - 参加 2017/03/20 22:59

長内那由多のMovie Note さんのブログ記事

  • 『オザークへようこそ』
  • ※ネタバレ注意!このレビューは物語の結末に触れています※主人公マーティ・バード(ジェイソン・ベイトマン)は腕利きのファンドマネージャーだ。妻と二人の子供に囲まれた幸せな家庭。順風満帆な人生…。いいや、Netflixオリジナルドラマ『オザークへようこそ』はそんな生温いイントロダクションからはスタートしない。マーティは長年、自ら経営する投資会社を隠れ蓑にメキシコ麻薬カルテルの資金洗浄をやってきた。ところが共 [続きを読む]
  • 『戦争より愛のカンケイ』
  • まったくフランスっていう国は!くそリベラルでおまけにセックスで世界を変えられるとおそらく本気で信じている恋愛脳で、そんな連中がこんなクレバーでキュートなラブコメディを作るんだから、その知性たるや!しかも主演のサラ・フォレスティエは政治思想も貞操もかなぐり捨てて、今にでもフランスに飛んで行きたくなるくらいセクシーでキュートだ。そのトリコロールブルーの瞳を見つめるのにこの映画の95分という尺は短過ぎる。 [続きを読む]
  • 『人生スイッチ』
  • まったくアルゼンチンって国は!歴代興行収入記録をこんなしょーもないブラックコメディが塗り替えたというのだから何とも屈託のない国民性だ。日常の“あるスイッチ”を押した事から陥る人生のバッドスパイラルを描いたこのオムニバスブラックコメディはまさかのアカデミー外国語映画賞ノミネートまで達成する始末。いやいや、確かに笑える場面もあるにはあるが、みんな喜び過ぎじゃないか。こういうシニカルな小話話芸は日本にだ [続きを読む]
  • 『とらわれて夏』
  • デビュー作『サンキュー、スモーキング』以来、『ジュノ』『マイレージ、マイライフ』と3打席連続ホームランのジェイソン・ライトマン監督が初の空振りとなってしまったメロドラマ。続く『ステイ・コネクテッド』もさほど話題に上がらないままDVDスルーとなってしまい、早くも日本ではB級扱いになってしまったのが惜しいばかりだ。しかし、ジョイス・メイヤードの原作小説をライトマン自らが脚色した本作は擁護の余地がないほ [続きを読む]
  • 『グランドピアノ 狙われた黒鍵』
  • 『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督が出世作『セッション』直前に脚本を手掛けたB級スリラー。5年前のコンサートでのミスタッチを原因に表舞台を去った天才ピアニスト(イライジャ・ウッド)が再び因縁の曲と対峙する。かつての栄光、周囲からのプレッシャー、アーティストとしてのプライド…復活公演に神経衰弱ぎりぎりで挑む様は『セッション』を彷彿とさせるものがあり、なるほどこれがチャゼルの筆致かと伺える。お [続きを読む]
  • 『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』
  • 1766年、カロリーネ・マティルデはイギリスからデンマーク国王クリスチャン7世のもとへ嫁いでくる。芸術を愛する聡明な人物と呼ばれていたが、実際の王は重度の精神障害を抱えており、酒に女とやりたい放題で政治は貴族たちによって私物化されていた。初夜こそ過ごしたもののカロリーネは王を締め出し、王宮に籠り続けてしまった。ある日、王の新たな医師としてドイツからストルーエンセがやって来る。彼はデンマークで禁書とされ [続きを読む]
  • 『インフェルノ』
  • 2006年に全世界で大ヒットしたダン・ブラウン原作、『ダ・ヴィンチ・コード』を初めとする“ロバート・ラングドンシリーズ”の第3作。『ダ・ヴィンチ・コード』は豪華キャスト共演の娯楽大作だったが、ほとんどトンデモの域であるプロットは論争の価値すらなく、ロン・ハワードの気のない演出も手伝ってこの年のワーストと言っていい仕上がりだった。今回は国際的な陰謀に巻き込まれたラングドン教授が失われた記憶を辿るというシ [続きを読む]
  • 『サウスポー』
  • 演技派の階段をひた駆け上がるジェイク・ギレンホールがいよいよ“名優”の代名詞の1つであるボクサー役に挑む。それも前年『ナイトクローラー』で大幅減量した後のビルドアップという、まさにデニーロ・アプローチと呼びたくなる肉体改造だ。もちろん、ギレンホールはそんな見た目に留まらず、自己過信から呼び込んだ悲劇を克服しようと贖罪に身を費やす男に魂を込めた。本作の見所は紛れもなくギレンホールだ。残念ながら、映画 [続きを読む]
  • 『マレフィセント』
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊』の項でも触れたが、この2014年作『マレフィセント』に至ってはディズニーの製作意図すらあやしい珍品だ。『シンデレラ』『美女と野獣』に連なるディズニークラシックの現代再解釈と言いたいのだろうが、これではオリジナルの『眠れる森の美女』すら否定してしまっている。邪悪な魔女マレフィセントはオーロラ姫の父と恋仲にあった妖精であり、裏切られた傷心から呪いをかけた…ってなん [続きを読む]
  • 『エイリアン:コヴェナント』
  • モンスター映画のスリルを求めるのは諦めた方がいい。エイリアンを通路に追い詰め、扉を開けて、宇宙船の外へ追い出す。リドリー・スコット監督は自身が手掛けた第1作のクライマックスをアップグレードして焼き直すが、さすがに新鮮味は感じない。それよりも中盤のドス黒い、邪悪な気配は何なのだ。新型エイリアン“ネオモーフ”の襲撃から主人公らを救ったアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)は、かつてその惑 [続きを読む]
  • 『ダンケルク』
  • 無人となったダンケルクの街を少年兵達が歩いている。辺り一面は空から巻かれた無数のビラ。ドイツ軍からの降伏勧告だ。時は1940年、第二次大戦の最中。連合軍の大規模撤退作戦“ダイナモ作戦”が始まろうとしていた。直後の銃声をきっかけに、クリストファー・ノーラン監督は観客をダンケルク海岸へと叩き落す。空からはドイツ軍の空爆と機銃掃射が襲い、海ではどこからともなくUボートの魚雷が艦船に穴を空け、兵士たちを海の藻 [続きを読む]
  • 『ELLE』
  • イゼベル・ユペールの辞書に“怖れ”という言葉がなければ、ポール・バーホーベンの辞書に“老成”という言葉もない。2人が組んだ『ELLE』は見る者の先入観を打ち砕く、異能の1本だ。冒頭、いきなりイザベル・ユペール扮するミシェルがレイプされる場面から映画は始まる。ユペール、1953年の生まれの64歳。この後も劇中、再三再四殴られ、犯される。ところが事が終り、犯人が去ると彼女は何でもない事のように部屋を片付け、服 [続きを読む]
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』
  • ジョージ・A・ロメロの発明したホラーアイコン、ゾンビは死してなお生きた人間の血肉を求め彷徨い歩く怪物だ。頭脳を破壊しない限り殺すことはできず、噛まれた者は一定の時間を経ると同じゾンビへと変容してしまう。1978年の『ゾンビ』以後、あらゆる亜流を生んで一大ジャンルへと成長し、インターネットが普及した2000年頃から情報化のスピードを象徴するようにその動きも早くなった(100メートル11〜12秒台で走る!)。だが、 [続きを読む]
  • 『ヒットマンズ・ボディガード』
  • あれ、これどこかで見たことあるぞ?収監中の極悪人を有罪にすべく、証拠を持った殺し屋を裁判所まで護送するボディガード。しかし、彼らの行く手をテロリストから金に目が眩んだ警官までもが阻止せんと立ちはだかる。果たして、彼らは制限時間内にオランダはハーグの国際裁判所までたどり着くことができるのか?う〜ん、やっぱりどこかで見たことがある!でも、それでいい。『ヒットマンズ・ボディガード』は土曜の夜に見るにはう [続きを読む]
  • 『アクロス・ザ・ユニバース』
  • ビートルズの楽曲だけで構成された異色ミュージカル映画。1960年代、ベトナム戦争に揺れるアメリカを舞台に若者達の青春が描かれる。2007年という製作年からもわかるとおり、この時期のアメリカ映画はイラク戦争、ブッシュ政権へのカウンターを成す作品が多く生まれた。イギリスの片田舎に生まれた青年ジュードがヒッピーコミューンでベトナム戦争への反対運動を目のあたりにしていく展開はもちろん、ビートルズの楽曲を20 [続きを読む]
  • 『エージェント・ウルトラ』
  • 実は最新作『カフェ・ソサエティ』で3度目の共演となるジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートのコンビ第2作目。気弱なナード系のアイゼンバーグとクールでロックなスチュワートはなぜか相性がいいらしく、今回もカップル役を楽しんでいる。田舎町でハッパを吸いながらダラダラ暮らしているバカップルの2人だが、実はアイゼンバーグがCIAの秘密計画“ウルトラ”で育成された殺人マシーンで…。と、設定はバカ映画の [続きを読む]
  • 『遥か群衆を離れて』
  • トーマス・ハーディ原作、1967年以来の再映画化はネオウーマンリヴの潮流がうねる今、ヒロインの造形がより現代性を持って甦っている。自立心旺盛な娘バスシーバは幾人からの婚約も「誰かの所有物になるのは嫌だ」と断り、女手1つで叔父から譲り受けた大農園を切り盛りしていこうとする。当時からすれば全く前例のない精神性の持ち主であるこのヒロインをキャリー・マリガンは等身大で演じ、バスシーバの独立精神を屹立させた。だ [続きを読む]
  • 『ベイビー・ドライバー』
  • ようやく、ようやく飛び出したエドガー・ライト監督の本塁打『ベイビー・ドライバー』は途中、多少の蛇行はあるものの、冒頭からアクセル全開で最高のドライブに連れて行ってくれる大快作だ。巻頭、ベルボトムズをバックに繰り広げられる銀行強盗からの逃走シーンはまるで『ラ・ラ・ランド』のカーアクション版であり、あの群舞をまるで一人で踊るかのような主演アンセル・エルゴートのファニーでキュートなパフォーマンスはスター [続きを読む]
  • 『ワンダーウーマン』
  • 今年最大のヒットとなった『ワンダーウーマン』は分断とレイシズムに揺れる2017年に現れるべくして現れた大快作だ。『モンスター』以来、実に13年ぶりの劇場長編となったパティ・ジェンキンス監督はワンダーウーマン=ダイアナを第一次大戦時に放り込み、フェミニズムの歩みを今一度辿りながら、人類愛とも言うべきヒューマニズムに達する。クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』以後、コミックヒーローが自らの正義の意 [続きを読む]
  • 『ブレンダンとケルズの秘密』
  • 昨年、『ソング・オブ・ザ・シー』でようやく日本初紹介されたトム・ムーア監督の2009年作。遥か昔、バイキングの侵略を恐れた修道士たちは巨大な壁を建造し、独自のコミュニティを築いていた。孤児のブレンダンは修道院長でもある厳格な叔父の下で育てられてきたが、わんぱく盛りだ。ある日、バイキングに追われた修道士エイダンがやって来る。200年間未完の本を記し続ける装飾師の彼に惹かれ、ブレンダンはインクを求めて壁 [続きを読む]
  • 『Death Note/デスノート』
  • 「クソ、ルールが多すぎるな!」巻頭、名前を書いた相手を殺せるノートを手に入れた主人公ライトは毒づく。全くその通り。大場つぐみによる原作マンガは次から次へとルールが追加される、何でもありのサスペンスだった。いや、人物よりもルールが主体で展開するストーリーをサスペンスと呼べるのかどうか(御存じの通り、こんな否定評はごく僅かで、マンガは大ヒットした)。Netflix製作によるハリウッド版の製作陣もさほど原作に [続きを読む]
  • 祝:開設1周年
  • おかげさまでブログを開設してから1周年を迎える事ができました。これまでSNSのレビューページなどでコツコツ書いてはいたのだけど、そのSNSサービス自体の人気が下火になっちゃうと誰からのリアクションも得られなくなるし、自分の更新意欲も下がっちゃって、どうしようもないなぁ…と何となく考えてきた結果、自身で映画レビューに特化したブログを立ち上げる事になりました。最初の1年はとにかく検索でヒットするよう、 [続きを読む]
  • 『スパイダーマン:ホームカミング』
  • スパイダーマンがマーヴェルに帰ってきた。実は映画化権がソニーにあり、今回は特別契約でマーヴェル・シネマティック・ユニバース(MCU)へ合流という、オトナの事情をクリアした再リブート作だ。トム・ホランド版スパイディ初お目見えとなった『シビル・ウォー』の続編となるため、蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを手に入れた話もベン叔父さんが殺された話も“知ってるでしょ?”と割愛。アベンジャーズ入りを夢見る高校生ピー [続きを読む]