ここれっと さん プロフィール

  •  
ここれっとさん: 2nd-Limiter
ハンドル名ここれっと さん
ブログタイトル2nd-Limiter
ブログURLhttp://cocollet0.blog.fc2.com/
サイト紹介文創作(BL)時代劇です。江戸時代の京都が舞台。"鬼"と旅役者、剣士の物語です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2017/03/22 20:38

ここれっと さんのブログ記事

  • 陰蝕の鬼 - 七拾九 -
  •   ◇  ◇  ◇恭一郎が真砂の念者となったことは、その日の内に雀羅座の面々に知れることとなった。恭一郎と真砂が雀羅座の借家に戻った時、すでに雀羅座の者たちは皆起き上 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 七拾八 -
  • 「真砂どの」唇が離れた時、恭一郎は、真砂の顔を覗き込んだ。真砂は身を反らしたまま、恭一郎を見上げた。瞳が大きく瞬いていた。「良いのですか?」問うと、真砂は声を立 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 七拾七 -
  • 「恭一郎さま」真砂の声に恭一郎は、はた、と顔を上げた。背後の衝立の向こうに真砂が座しているのがわかった。身繕いが終わったのだろう。恭一郎が振り返ると、衝立の傍ら [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 − 七拾五 −
  • ◇ ◇ ◇翌日には、一冬を越すには充分な量の薪と炭、油を届けさせ、家賃も早々に先払いをし、恭一郎は借り受けたばかりの薄暗い小屋を見渡した。庭と井戸を隔てて母屋の勝 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 − 七拾四 -
  • (↓↓↓↓ 以降の二回は<読まなくても結末には行けます!> あまり面白い場面でもない気もするので、最後まで省略するかどうか迷ったのですが、 書いちゃったので(笑)一 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 七拾参 -
  •  ◇ ◇ ◇いつの間にか眠っていたらしい。誰ともなしに家人の動き始める気配に起こされて、恭一郎は目を開けた。まだ夜明け前のようだった。納戸の中に停滞していた闇が薄 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 七拾弐 -
  • 恭一郎が振り返ると、そこに真砂が居た。 ― どのような技を使ったのか、言葉通りに窓から入ってきたというのか。その奇妙さは先刻承知の上だったが、それでも目の当たり [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 七拾 -
  •  ◇ ◇ ◇濘に遇った日ののち二日、恭一郎は雀羅座を尋ねるも、真砂に会うことは叶わなかった。『どうもお身体の調子が悪ぅおっさかい、臥せったはるんだすわ』申し訳なさ [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 六拾八 -
  •  ◇  ◇  ◇恭一郎は、まんじりともせず白い紙面に向かっていた。筆は一向に進まない。紙面を丹念に目で辿ろうと努めても、いつものようには容易く像を結ばなかった。絵 [続きを読む]
  • 陰蝕の鬼 - 六拾壱 -
  •  ◇ ◇ ◇「姿を写させていただきたいのです」その日は午前中ということもあり、雀羅座の面子が珍しく全員揃っていた。正之助と老人は、相変わらず長火鉢の傍に陣取り、乱 [続きを読む]