mono- sashi さん プロフィール

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mono- sashiさん: 読書のものさし
ハンドル名mono- sashi さん
ブログタイトル読書のものさし
ブログURLhttps://www.mono-sashi.net/
サイト紹介文おもに九州にゆかりのある作家や作品に特化した、書評ブログ「読書のものさし」を運営しています。
自由文目指すは「九州の文学ガイド」です!

九州で生まれた作家、当地が舞台となった作品など、おすすめの文庫、絶版になった幻の単行本、現代の小説など、幅広いラインアップで、ブログを更新していきたいと思います。

それ以外の書評もアップしています。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2017/03/26 16:56

mono- sashi さんのブログ記事

  • プロレタリア文学って、えっと……
  • 手にとったのは、『戦旗』派の小林多喜二とともに、『文芸戦線』派としてプロレタリア文学運動を牽引した、葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』。本書には、表題作を含めて計8編の短編が収められている。特記したいのは『淫売婦』と『死屍を食う男』の2篇である。『淫売婦』は、帰港地に戻った船乗りの主人公が、三人連れのグループに半ば強引にお金を巻き上げられ、ある一室に連れられていくところから話が展開する。部屋に [続きを読む]
  • 【書評】秘境という遺産 〜過疎地域の体験から〜
  • 数年前、飛騨の山奥にある小さな町で、二年ほど生活したことがある。都会育ちの私がとりわけ難儀したのは、人口が五百人を割り、少子高齢化に直面した、地域の根っこを掴むその方法だった。もどかしい気持ちに苛まれたあの時期に、本書を読んでいればどれだけ得るものが大きかったか、と歯ぎしりする思いである。・旅人の眼は、まさに変幻自在本書は、雑誌『旅』の編集者時代(のち編集長)に、著者が日本の僻地を旅 [続きを読む]
  • 書評ブログ「読書のものさし」のコンセプトについて
  • 皆さん、はじめまして。世の底辺を生きるさすらい者、mono-sashiです。ネットの孤島と化していた以前のブログを閉鎖して、はてなブログへ移ってきました。ブログの移動にともない、タイトルを含め、内容を大幅にリニューアルさせました。題して、書評ブログ「読書のものさし」です。物事の尺度をはかる、モノサシ、と私のハンドルネームをかけたものですが……気の利いたタイトルではありませんね。ハイ、本人も自覚 [続きを読む]
  • 鬼八伝説が息づく千古の國・宮崎県高千穂。草の民が語り継いできた悠久の物語に耳をすませよう
  • 高山文彦「鬼降る森」小学館文庫「千の穂が高く実る」と書いて高千穂と読む。山頭火が「分け入っても分け入っても青い山」とふり仰ぎ、川端康成が「山川不老」とたたえた、山高く、谷深き地。重畳する山の斜面に棚田がひろがり、あららぎの里の底には、垂直に断ち割れた峡谷が口をあける。天孫族が降った神話の里として伝えられ、ニニギノミコトに反抗した鬼八伝説が語り継がれる、草の民が集う千古の國、宮崎県高千穂。作者は「高 [続きを読む]
  • 浅見光彦シリーズ5選 〜内田康夫先生を偲んで〜
  • 浅見光彦シリーズで有名な内田康夫先生が、先週の十三日、敗血病のため亡くなりました。私が内田先生の著作にふれたのは、高校時代までさかのぼります。それからずいぶん時が経ち、多くの本を読んできたことになりますが、本の世界へ踏み込む出発点となったのが、この浅見光彦シリーズがきっかけでした。内田先生を偲び、これまで読んできたものから、つよく記憶に残った作品を5つご紹介したいと思います。徳島県・吉野川 [続きを読む]
  • 浅見光彦シリーズ5選 〜内田康夫先生を偲んで〜
  • 浅見光彦シリーズで有名な内田康夫先生が、先週の十三日、敗血病のため亡くなりました。私が内田先生の著作にふれたのは、高校時代までさかのぼります。それからずいぶん時が経ち、多くの本を読んできたことになりますが、本の世界へ踏み込む出発点となったのが、この浅見光彦シリーズがきっかけでした。内田先生を偲び、これまで読んできたものから、つよく記憶に残った作品を5つご紹介したいと思います。★★★浅見光彦シリーズ [続きを読む]
  • ”五感の町” 経由 ”各自のX町” 行
  • 『いつか王子駅で』堀江敏幸かつての町の風景が、ふっとした拍子によみがえってくることがある。通りの一角にポツンと置かれた電話ボックスのある団地、修道院脇の薄暗い坂道、水明かりの落ちた河べりの土手、雪が降り積もった酒蔵の通り、記憶なかの町は、いずれも長くて10年弱を過ごしたにすぎないところばかりだった。幼い頃から引っ越しを繰り返したせいか、わたしには胸をはって故郷と言い得るような町がない。同じ町に住み続 [続きを読む]
  • あなたもお気に入りの一首に出合える、短歌入門書として格好の一冊
  • あなたと読む恋の歌百首俵万智俵万智さんのナビゲートで鑑賞する「恋」をテーマにした短歌アンソロジー。自ら恋愛ミーハーを標榜する俵さんが、自身の経験をまじえて鑑賞のポイントを的確にフォローしてくれるので、私のような短歌初心者でも、その世界を存分に堪能することができた。入門書としてのみならず、男女の恋愛模様を知るうえでも格好の一冊ではないだろうか。まず驚いたのは、本書で紹介された、愛という形なきものを結 [続きを読む]