mono- sashi さん プロフィール

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mono- sashiさん: 読書のものさし
ハンドル名mono- sashi さん
ブログタイトル読書のものさし
ブログURLhttps://www.mono-sashi.net/
サイト紹介文おもに九州にゆかりのある作家や作品に特化した、書評ブログ「読書のものさし」を運営しています。
自由文目指すは「九州の文学ガイド」です!

九州で生まれた作家、当地が舞台となった作品など、おすすめの文庫、絶版になった幻の単行本、現代の小説など、幅広いラインアップで、ブログを更新していきたいと思います。

それ以外の書評もアップしています。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2017/03/26 16:56

mono- sashi さんのブログ記事

  • 【名著】神の沈黙の意味を問う、遠藤周作『沈黙』
  • 今回読んだ本は、遠藤周作『沈黙』。文庫本にして300ページ近くにのぼる歴史小説です。禁教令を布く江戸時代の日本で、ポルトガルから来航した神父が、棄教か殉教かの二者択一を迫られる、その心理を描きます。2017年には、マーティン・スコセッシ監督が『沈黙 サイレンス』として映画化しています。300ページの本とは思えない読後感が胸にのしかかります。なお本書は舞台が長崎ということから、九州の本として扱います [続きを読む]
  • リルケが刻んだ永遠の青年像 〜リルケ『マルテの手記』の感想〜
  • (Photo byrawpixelonUnsplash)今回読んだ本は、ドイツの詩人・リルケが書いた『マルテの手記』です。文庫本にして500ページを超える長編小説です。立派な詩人になりたいと夢を抱くマルテが、都会のパリへ上京してきた日々の記録を綴った青春小説です。「マルテの手記」には、不慣れな世界で苦しみの底にあえぎながらも、希望と夢を失うまいとする、美しい青年像が刻まれています。こんな方に!・新しい環境に飛び込み [続きを読む]
  • 恋愛ベタな僕が大学生に『愛の試み』をおすすめする理由
  • 今回読んだ本は、福永武彦『愛の試み』。文庫本にして160ページと短い、哲学風のエッセイです。愛という抽象的な内容をあつかうため、硬質な文体で、抽象的な言葉が多く使われています。ですが、エッセイをもとにした挿話付きなので、読者が実感に即して理解できるようにも工夫されています。恋愛を通して、他者との在り方についても学ぶことができます。それでは、以下に本書の内容を書いていきます。??福永武彦の [続きを読む]
  • 書評ブログ「読書のものさし」のコンセプトについて
  • (photo byrawpixelonUnsplash)皆さん、はじめまして。世の底辺を生きるさすらい者、mono-sashiです。ネットの孤島と化していた以前のブログを閉鎖して、はてなブログへ移ってきました。ブログの移動にともない、タイトルを含め、内容を大幅にリニューアルさせました。題して、書評ブログ「読書のものさし」です。物事の尺度をはかる、モノサシ、と私のハンドルネームをかけたものですが……気の利いたタイトル [続きを読む]
  • プロレタリア文学って、えっと……
  • 手にとったのは、『戦旗』派の小林多喜二とともに、『文芸戦線』派としてプロレタリア文学運動を牽引した、葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』。本書には、表題作を含めて計8編の短編が収められている。特記したいのは『淫売婦』と『死屍を食う男』の2篇にある。『淫売婦』は、帰港地に戻った船乗りの主人公が、三人連れのグループに半ば強引にお金を巻き上げられ、ある一室に連れられていくところから話が展開する。部屋に [続きを読む]
  • プロレタリア文学って、えっと……
  • 手にとったのは、『戦旗』派の小林多喜二とともに、『文芸戦線』派としてプロレタリア文学運動を牽引した、葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』。本書には、表題作を含めて計8編の短編が収められている。特記したいのは『淫売婦』と『死屍を食う男』の2篇である。『淫売婦』は、帰港地に戻った船乗りの主人公が、三人連れのグループに半ば強引にお金を巻き上げられ、ある一室に連れられていくところから話が展開する。部屋に [続きを読む]
  • 【書評】秘境という遺産 〜過疎地域の体験から〜
  • 数年前、飛騨の山奥にある小さな町で、二年ほど生活したことがある。都会育ちの私がとりわけ難儀したのは、人口が五百人を割り、少子高齢化に直面した、地域の根っこを掴むその方法だった。もどかしい気持ちに苛まれたあの時期に、本書を読んでいればどれだけ得るものが大きかったか、と歯ぎしりする思いである。・旅人の眼は、まさに変幻自在本書は、雑誌『旅』の編集者時代(のち編集長)に、著者が日本の僻地を旅 [続きを読む]