ネコヤナギ さん プロフィール

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ネコヤナギさん: A Cup of 俳句
ハンドル名ネコヤナギ さん
ブログタイトルA Cup of 俳句
ブログURLhttp://haikuimage.blog.fc2.com/
サイト紹介文駆け足で過ぎてしまう毎日に俳句の足跡を付けてきました。浮遊している思いを短文にし音楽も少々コラボ。
自由文50代後半・主婦兼グラフィックデザイナー。在宅ワーカーです。
趣味は俳句・デザイン・音楽・手織り。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 239日(平均1.5回/週) - 参加 2017/03/29 15:59

ネコヤナギ さんのブログ記事

  • 山茶花
  • 山茶花今日の1曲/Yoshiko Kishino - Photograph山茶花の舞踏の如く咲けば散り山茶花の転生せわしき月夜かな過ぎてより気づく山茶花華やぎぬ何故過ぎてから気が付くのか。何かとせわしなくなってくる時期だからなのである。山茶花は玄関前にあるのだが、あと10分で時間切れになる郵便局に振り込みに行くなどと、鉄砲玉のようにすっ飛んで出てゆくものだから、若干通り過ぎてから気が付く、なんて羽目になる。目の横になにかワーッ [続きを読む]
  • 冬に入る
  • 冬に入る今日の1曲/Thea Gilmore/ Drunken Angel 冬に入る街は光に膨らみて「冬に入る」は、好きな季語だ。多分読んだ時の音のせいだろうが、「立冬」と言うと何だかのべっとした道路標識みたいだけど、「冬に入る」と言うと、「冬に入ってゆく」あるいは「冬に入った」という、動きが含まれていて、電車やエレベーターに乗っているような移動感があって、いい。「さあ、いよいよ冬だ。準備しなくちゃ」という心構えの感じもあ [続きを読む]
  • 白菊
  • 白菊今日の1曲/ONLY TRUST YOUR HEART / YOSHIKO KISHINO白菊に朝は何度もあたらしき白菊や知らぬ顔のみ今朝の夢白菊に揺れしこころを決める時白菊のまはり夕闇溜まりをり白菊に静脈ありぬ朝曇り夢追えば疲れてをりぬ秋オリオンやることが、どうも多すぎる。単に身体的にすべきことというだけでなく、考え、懸念し、シュミレーションし、工夫する、こういったあらゆる頭脳労働も含めて、その頭数がどう考えても多すぎる。シンプル [続きを読む]
  • 晩秋
  • 晩秋今日の1曲/前橋汀子 J. S. Bach - BWV 1001 -2.Fuga Allegro Sonata for Violin solo No. 1 in G minor晩秋や人身の丈の無言持ち晩秋を秒針の如歩みをり晩秋の人形の影窓辺まで晩秋の一つの部屋に鍵をかけ晩秋や真夜の水音消えるまで富士風に露わになりて暮の秋いつもは見えないものでも、もとはと言えば確固たる真実が、そこにある。そんなものが色々ある。その一つに富士山があって、東京湾を挟んでいて、普段は光化学ス [続きを読む]
  • 柘榴・秋アラモード7
  • 柘榴実柘榴に落暉いよいよ重くなり実柘榴が力溜めてる枝の先言いにくいことの言えずに柘榴かな投げやりな視線の女柘榴爆ずあかあかと過去蓄積す柘榴かな?応援お願いします。にほんブログ村????????????今日の1曲Alison Krauss - Dream Of Me秋アラモード7長き夜のペンも眼鏡も立った先本売って出来る空間秋灯ついに断捨離実行。いやあ、疲れた。本だけではない。納戸と言う名の大いなる混沌。「舌きり雀」の葛のよう [続きを読む]
  • 秋雨・秋アラモード6
  • 秋雨窓の灯の色みな違ふ秋の雨秋雨に何故かこの道通りたく信号の赤はさめざめ秋の雨秋の雨これから先のこと決めず彫像は何も見てゐず秋の雨秋の雨と言っても、9月の雨と10月の雨ではやっぱり違う。9月の雨は、涼しくなったとは言っても半袖や七分袖を着ているくらいだから、まだまだ生あったかい。それでもビニ傘の上で、でんでんででん、とまるでドラムを叩いているかのようだった、夏の大粒の雨に比べると、やっぱり緩んで柔らか [続きを読む]
  • 秋風・金木犀その他
  • 秋風秋風に石膏像の無言かな夜道行くもうひとりいて秋の風秋風やキリコの影を追っている  ジョルジョ・デ・キリコの絵が、10代の頃とても好きで、画集から切ってしまって、壁に貼ったりしていた。キリコの絵の特徴は、誇張された遠近感と、光と影だ。とくに「影」が主人公なのではないだろうか。神殿の影、人間の影、建物の影、彫像の影、とにかくそのくっきりとした大きな影たちが、どういうわけか私を安堵させるのだ。よくキリ [続きを読む]
  • 10月・秋アラモード5
  • 10月10月のオリーブオイルに陽が潜る10月やブラッドベリは棚の下10月の光に射られて立っている10月や誰もが高き塔になる10月のシルクハットの中の月10月やひととの距離を測りゐる?応援お願いします。にほんブログ村????????????今日の1曲/Alison Krauss - River In The Rain??秋アラモード5秋晴れは光も影も大事にす秋晴れが天下統一している日梨食ふや水滴に耳すましをり嬉しがる茸の絨毯踏むように銀漢や掃 [続きを読む]
  • 芒・秋アラモード4
  • 芒芒野を幾重も来たり風の波光あれば光となりぬ芒かな透明な駿馬駆け抜け芒原芒野の下に重たき地層かなロードバイク燕となりて芒原応援お願いします。にほんブログ村??????????秋アラモード4今日の一曲/Keith Jerrett・My wild Irish rose秋の雨道に流れるネオンかな (修正後)秋雨に静かに四方囲まれぬどこへでも我と行くなり秋冷る秋の海大きな背中見せている人通りぱったり途絶え曼殊沙華彼岸花問答雲が空急ぐ林 [続きを読む]
  • 萩の花・秋アラモード3
  • 萩の花 萩咲いてひそと貌ある月の裏揺れやまぬ水銀灯に萩の影萩垂れて大地冷たく固まりぬ萩咲いて髪解くように過去のことすんなりと眠りへ落ちて萩の花応援お願いします。にほんブログ村??????????今日の1曲/エヴァ・キャシディ & ケイティ・メルア(Katie Melua & Eva Cassidy) | ワンダフル・ワールド(What A Wonderful World)?久しぶりに行った馴染みの店で、久しぶりに若い時の仲間の一人に会った。会うなり [続きを読む]
  • コスモス・秋夕焼けなど
  • コスモスコスモスや少女空への浮力持ちコスモスの影揺れてわが影揺れずコスモスに蒸発してゆく地平線コスモスやほどけない愛ほどける愛眠れば真昼がコスモスを閉じ込めるまたもやというかなんというか、色々頭を悩ませるようなことが続き、毎日無い頭を振り絞ってどうすべきか考え抜いた。シャンプーしたら、髪の分量がかなり減ったような気がして、恐ろしくなった。その後決定的にもっと打ちのめされるようなことがあり、もっと髪 [続きを読む]
  • 葡萄・秋天・水澄むなど
  • 葡萄刻一刻時の実りて葡萄かな高き天の額より葡萄垂るる密生すアルゴリズムの葡萄かな葡萄裂れ迸り出る夜の四肢かなしみは真っ直ぐに垂る葡萄かなかなしみは、真っ直ぐに垂れる。どこにも干渉する力が存在しない。葡萄も、真っ直ぐに垂れる。重力に身を任せるのに、どこにも干渉する力が存在しない。もし人が捥いで食べなければ、鳥が食べるのだろう。雨風が葡萄粒を落としてゆくのだろう。そして何度も昼夜が入れ替わり、葡萄も私 [続きを読む]
  • 曼殊沙華・秋アラモード2
  • 曼殊沙華 空の青祀り上げたり曼殊沙華 睡るもの地に層なせる曼殊沙華 曼殊沙華つかむ虚空の涼しさよ 曼殊沙華古き白黒写真の中 暮れゆきて遠きネオンや曼殊沙華 曼殊沙華には沢山の別名がある。ご存知の彼岸花のほか、死人花(しびとばな)地獄花(じごくばな)幽霊花(ゆうれいばな)剃刀花(かみそりばな)狐花(きつねばな)捨子花(すてごばな)毒花(どくばな)など、あんまりだ、という不吉な感じの名前ばか [続きを読む]
  • 桔梗・秋アラモード
  • 桔梗すみません、リンク切れでご迷惑おかけいたしました。2度手間で申し訳ありませんが、「桔梗」はこちらをご覧ください。きちこうや地球の半分いつも夜桔梗咲き人みな別れゆく夕べきちこうや片恋はどこまでも奇数きちこうが月までの距離を測る男の背扉がありぬ桔梗かなきちこうやほしのひかりがとんがりぬこの句はかなり誤解されやすいかもしれない。桔梗というのは考えてみれば星型だ。しかも花びらがとんがっている。だから誤 [続きを読む]
  • 桔梗
  • 桔梗 きちこうや地球の半分いつも夜桔梗咲く人みな別れゆく夕べきちこうや片恋はどこまでも奇数きちこうが月までの距離を測る男の背扉がありぬ桔梗かなきちこうやほしのひかりがとんがりぬ [続きを読む]
  • 狗尾草・晩夏アラモード
  • 狗尾草それらしい言い訳考へ猫じゃらし猫じゃらしわたしはわたしに矛盾する雑用に明け暮れてゐる狗尾草陽を吸へる狗尾草を見て帰る狗尾草まだ飼い猫になり切れず猫じゃらし愛想出さずに尻尾出す近所で、餌だけ貰って、その家の玄関周りにたむろしている半野良猫?外猫?達が、そういってはなんだが、全然可愛くない。ちょっと呼んだりしても、「ふん、お前は何か持ち合わせがあるのかね?」みたいな顔をしている。1メートルまでは [続きを読む]
  • 露草・夜の秋
  • 露草露草のかんがへてゐるやうな青露草の青は、潔癖な青である。つまり、純血種な青で、それは藍でもなく、紺でもなく、浅葱でもなく、瑠璃ともやや違う、正真正銘の「青」なのだ。そしてまた「青」というシンプルな漢字の見た目に実にぴったりとくる、飾り気のない、思慮深い色だとも思う。小さいながら、ドキッとする、神聖な宝石のような青。露草やひとり帰れば鍵の音露草や心配事の二つ三つ露草や我に返れば小さき青露草や夢で [続きを読む]
  • 木槿・晩夏など
  • 木槿花木槿まんじりともせぬ家影に花木槿隣家の親子喧嘩かな花木槿腑に落ちるよに朝になるごくたまに恋の亡霊花木槿花木槿バレエ教室終わる頃近所のビルの2階にバレエ教室があり、教室が終わると、小学生くらいの女の子達が、ガヤガヤと階段を降りてる。何と言っても可愛いのは、あのお団子にまとめたシンプルな髪形だ。女の子達の項はまだか細くて、だからこそあのお団子ののっかった頭が、いっそう可憐に見えるのだ。息子がまだ [続きを読む]
  • 朝顔・花火など
  • 朝顔朝顔やまだ新しきものおもい朝顔や夜裏返り朝となる朝顔やすみやかに星逃げてゆく朝顔や空の皮膚まだ優しくて朝顔の色のいちずを振り返り少し前の夏に、朝顔の苗を買い込んで、玄関前に植え付けた。苗についていた写真では、大層美しい大輪の、淡いピンクとブルーの朝顔で、私はそれが咲くのを、かなり楽しみにしていた。ツルが伸びてゆき、蕾もついて、さあ咲いたかなと、毎日玄関から外へ出るときには、ぱっと開いた大きなラ [続きを読む]
  • カンナ・星月夜
  • カンナカンナ咲く真昼の燭の如く咲く枯れながら咲きながらカンナのソプラノカンナ咲く男待たせている女血圧の高そうな雲カンナ咲く応援お願いします。にほんブログ村????????星月夜・天の川など光年の出会いばかりの星月夜星月夜子音涼しく犇めきぬ星月夜かつて知ったる未知もあり銀河ありそうで無さそうなものばかり天の川耳鳴り右から左へとスプーンとフォーク銀河に落とす星月夜距離という寂しさ一堂に?ただでさえ、こ [続きを読む]
  • 昼顔 / 夏アラモード・ラスト
  • 昼顔昼顔や真昼の中は真空管?昼顔や妹少し泣いて見せ昼顔はだれかの小さな思い付き砂山のかたちうつろう昼顔や昼顔や砂浜に鍵失くしをり二十才そこそこの頃、数人で海へドライブした時のことだ。自分のボーイフレンドはまだ免許を持っていなかったから、確か友人の彼氏が運転していたのだが、夕方、さて帰ろうかという時になって、いつの間にか車の鍵が無くなってしまっていたのだ。さあ困った。なにせ皆一日中砂浜に居たのだから [続きを読む]
  • 向日葵・夏アラモード3
  • 向日葵向日葵に立ち塞がれて海見えず向日葵やみるみる濃くなる我の影向日葵の蜂は蕊より生まれしか向日葵と一本道の孤独かなその向日葵に会ったのは、もう夕方に近い時刻だった。暑い日で、西日がまたそれに輪をかけていて、すぐ目の周りに汗が溜まり、歩いていても頻繁にそれを拭わなければ気持ちが悪かった。向日葵は正直言って特別好きな花ではなかった。それは、広告関係という仕事柄もあるのだと思う。なんといっても、「元気 [続きを読む]
  • 百日紅・風鈴・炎天など
  • 百日紅今日の風底をついたり百日紅硝子器に空の散らばる百日紅百日紅髪は真昼へ伸びてゆく百日紅星を揺らして睡り来る百日紅何に追われている日暮れ百日紅ほんとの気持ちいくつある百日紅ほどに、こちらの気持ちを様々に映して千変万化する表情を見せる花はなかなか無い。それは、風に棲んでいるような、その花の柔らかさがその所以かもしれないと思う。微風の時、百日紅は笑みこぼれるかのように優しいし、こちらの気分が良い時も [続きを読む]
  • 白粉花・夏アラモード2
  • 白粉花夕風はすこしづつ来る白粉花白粉花路地に入れば歩を緩めオーデコロン空に揮発す白粉花行き止まる言葉白粉花密生す白粉花わたしの中にある空き地空き地というのは、私が子供の頃は町中でも結構あった。それぞれに名前がつけられていたりして、「今日は『アマゾン』で待ち合わせ」などと言っていたものだ。昨今はあまり見かけない。時たま売地などで見かけるのだが、土がむき出しになっているのを見ると、無性に懐かしく、気持 [続きを読む]
  • 百合・七夕
  • 百合山百合や目に一粒の雨入り百合の前静かに呼吸整える百合咲いてその大きさに驚きぬ百合咲けば一本の川流れ始める百合の奥廊下続いて扉あり百合の花といっても、色々ある。花言葉も、調べたら、百合の種類によって、それぞれ違ったものがある。そりゃそうだ、こんなにイメージが違うんだから、そうでなきゃ不自然。上の写真は山百合。花弁に斑があって、黄色い筋もある。花言葉は、「荘厳」山百合の日に透き月に透ける宮 飯島 [続きを読む]