ネコヤナギ さん プロフィール

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ネコヤナギさん: A Cup of 俳句
ハンドル名ネコヤナギ さん
ブログタイトルA Cup of 俳句
ブログURLhttp://haikuimage.blog.fc2.com/
サイト紹介文駆け足で過ぎてしまう毎日に俳句の足跡を付けてきました。浮遊している思いを短文にし音楽も少々コラボ。
自由文50代後半・主婦兼グラフィックデザイナー。在宅ワーカーです。
趣味は俳句・デザイン・音楽・手織り。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2017/03/29 15:59

ネコヤナギ さんのブログ記事

  • 冬ア・ラ・モード
  • 冬ア・ラ・モード本日の1曲/Pat Metheny and Toots Thielemans - Always And Forever 1992.wmv点滴の如く夜過ぎ毛糸編む編み物は好きだ。というより、うかうかと始めてしまったら止められないのだ。若い時分は、お酒を飲みだしたらこうだった。今?今は殆ど飲まない。たまには飲むけれど、分量はいけない。もう体があんまり受け付けない。今の私には、編み物の方がお酒よりも魅力的だ。何故なのだろうとふと考えた。情報社会と言 [続きを読む]
  • 冬の句
  • 冬の句  本日の1曲/Larry Carlton Crying hands寒昴たれも誰かのただひとり      照井翠荒星のはなれ離れの故山かな    恩田 侑布子男来て出口を訊けり大枯野    恩田 侑布子足音の石となりゆく寒さかな     山崎百花凍蝶に五百羅漢の膝ひとつ    山崎百花冬の月となりの席が空いている     田中朋子雪催いすぐに視線を逸らされる    田中朋子踏み出して原点となる霜柱     秋尾  敏寒 [続きを読む]
  • 冬に入る
  • 冬に入る本日の1曲/Vicente Amigo - Roma (Videoclip)ビルの影抜けてまた影冬に入る冬に入る大きなものを追いかけて冬に入る巨船の如く熟睡す「冬に入る」、好きな季語だ。「春が来た」という。「夏は来ぬ」と言う。「秋」はどうだろう。「秋が来た」というのは、あまり聞かない。「秋となる」「秋になった」などの方が自然な気がするのは何故だろう。「春」や「夏」というのは、生き生きといかにも能動的な季節だ。それは「やっ [続きを読む]
  • 落ち葉
  • 落ち葉本日の1曲/Eva Cassidy - Autumn Leaves落ちてくる落ち葉とそのてにをは落ち葉して空へ近づきたい欅落ち葉踏むいつも何かを恐れてる落ち葉して地層の眠りまた深くまめなほうではないから、裏庭には落ち葉がうず高く堆積してしまう。掃くと言ったって、分厚い高さになっているから、骨の折れることこの上ないし、中には特大みみずだのなんだの、得体のしれないものがけっこういるから、わざと老眼鏡はかけないでやる。はっき [続きを読む]
  • オリオン
  • オリオン本日の1曲/Larry Carlton - Fingerprintsオリオンや闇一枚を率いたりオリオンや正論少し傾きぬオリオンや開けっ放しの風の門二年前の今頃、大きな問題を抱えていた私は、ラリー・カールトンのこの曲(本日の1曲)をひどく気に入っていて、一日に何度も聞いていた。問題がいかようにも進展せずに停滞したままなのが、せっかちな自分には一番応えるのだった。少しでもどのようにでも、何か進展さえして問題に風穴があいてく [続きを読む]
  • 薄紅葉
  • 薄紅葉本日の1曲/フジ子・ヘミング〜ため息(リスト)薄紅葉人とのあはひ皆遠く薄紅葉子の思考回路透けて見え一瞬に日差しが戻る薄紅葉吐く息のいまだ見えずに薄紅葉植物と言うものは、見た目も性質も千差万別で、そこのところは人間も同じといえばそうなのだが、いざ育ててみればこれがなかなか一筋縄では行かない。手をかけていても、どうもひ弱でついには枯れてしまうものもあれば、、放置していてもどんどん育つものもあるが [続きを読む]
  • 秋アラモード
  • 秋アラモード本日の1曲/Adriano del Sal, Guitarist木犀香柔らかに溜まっている時間木犀香最上階まで停止せず秋夕焼け誰でも知ってる歌の節難題をほぐす方法残る虫黄落や眠る女の瞼開くここのところ、仕事が忙しかった。クライアントのイメージと噛み合わず一からの直しになったり、自分の中でもイメージが固まらずに、作るもの作るもの、没にせざるを得ず、使わずに済む時間をどっさり使わなければならなかった。イメージと言う [続きを読む]
  • 秋の暮
  • 秋の暮本日の1曲/STACEY KENT || What A Wonderful World秋の暮闇に重りがついている秋の暮テレビをつけて外出す玄関の靴についてる秋の暮秋の暮に底はあるだろうか。私はあると思うのだ。とっぷりと暮れてゆくその闇の重たさ、その先にあるのは奈落のような夜なのだが、その奈落には、柔らかな底があるような気がするのである。肌を刺すような冷気の冬の暮とは違って、まだ肌になじむ温度のせいかもしれない。その柔らかな闇は、 [続きを読む]
  • 秋澄む
  • 秋澄む本日の1曲/フジ子・ヘミング〜愛の夢我のみと歩いてをりぬ秋澄めり秋澄めり水平線で止まる空小窓から見える小窓や秋澄みぬ秋澄めば垂直に落ちてくるピアノ秋もたけなわとなり、大気は涼しさだけではなく、しんとした透明感を帯びてきて、外をあるけばその澄み切った空気が四肢に纏わりついて、身も心も引き締まってくるようだ。同じような温度でも、春先とはまるで感覚が違う。きめの細かい肌のような大気が、何かと過剰に [続きを読む]
  • 秋の句
  • 秋の句本日の1曲/Stacey Kent - Gentle Rain仕事が詰まって、今週は俳句やエッセイを書く時間が全く取れませんでした。訪問してくださった方ありがとうございます。よろしければ私の好きな秋の句で、ひととき秋に浸ってください。水音の一端にふれいわし雲  金田咲子 ストローを深く折りたる秋の暮  金田咲子流木の記憶の果てのいわし雲  秋尾敏望郷や秋刀魚は青き水平線  秋尾敏秋の暮撫でて目鼻のありにけり  鳴門奈 [続きを読む]
  • 月本日の1曲/Sunday Song - Richie Beirach (Piano solo)満月やバスの乗客我のみに名月やつま先立ちでゆく時間路地深く静かに月に追われゆく月の光というものは、どんなに烈しく煌々と輝いていたとしても、静かである。そこにとても惹かれるというか、引っかかるというか、とにかく素通りできないのだ。その静けさには、太陽の持つ問答無用な暴力的でさえある生命力も無ければ、人口の光源の、嫌にのっぺりした平坦な無表情も持ち [続きを読む]
  • 鱗雲
  • 鱗雲本日の1曲/Bill Evans Trio - I Loves You, Porgy鱗雲無形となってゆく体忘却の大群流れ鱗雲鱗雲行けるとこまで行ってみる見上げると、空一面に光が攪拌されたような、細かな鱗雲が広がっている。空と言うものが、こんなにも広々としたものだということを、普段はすっかりと忘れ去っている。「鱗雲」あるいは「鰯雲」、どちらにするかはその時の句の気分や響きで、こっちでなければ、と言う時もあれば、どっちに変えてもそん [続きを読む]
  • 檸檬
  • 檸檬本日の1曲/Janis Ian - Jesse一灯の如く灯りし檸檬かな人の意に沿ってはおれず檸檬かな檸檬ひとつ企てひとつ胸の内檸檬齧って白き帆となる真昼かなにほんブログ村?最近買った本で、とても気に入っているものがある。それは俳句の本でも、デザインの本でもなく、「ベニシアのハーブ便り」という、京都、大原で古民家暮らしをしている、イギリスの貴族出身の女性の自然の中での暮らしぶりを、沢山の写真やエッセイとともに綴っ [続きを読む]
  • 九月
  • 九月本日の1曲/Pat Metheny with Charlie Haden - Cinema Paradiso九月来る影を探している光ひと流る方へ雲流れ九月かな九月かな皆で歩いているひとり九月が来ていることを人はなかなか気付かない。何故ってそれは九月というものが透明だから。夏に戻ってしまったような日や、台風や、色んな目立った役者が出たり入ったりするものだから、それらの間に挟まれて、ちらりちらりと背景が貌を出すように、静かに透明な九月が、確かに [続きを読む]
  • 虫の闇
  • 虫の闇本日の1曲/Stacey Kent - Quiet nights of quiet stars (Corcovado)手鏡の中の真夜中虫の声虫の闇過ぎて再び虫の闇拡大鏡の文字膨らみぬ虫の声虫の闇地にも星空ある如く8月も半ばを過ぎると、夜道を帰宅する時、あちこちで虫の声を耳にするようになる。猛暑になったり、涼しくなったり、台風になったり、残暑になったりしながらも、回り舞台の後ろに回っている方では、やはり色々な小道具や役者が確実にバトンタッチしてい [続きを読む]
  • 新涼
  • 新涼本日の1曲/Janis Ian- At Seventeen新涼の私の中に戻りゆく涼しさの整ってくる目鼻立ち涼しさや額の扉開け放つ新涼の坂を自転車滑り降り以前にも書いたことだけれども、花や草木というものは、確実に成長しているにもかかわらず、肉眼でその動いている瞬間を見ることができない。それがいかにも不思議で不服で、つまらないなあと思っていた。6月末に、コニファーや南天、アベリアなどの低木類の苗を植えこんだ花壇が、ふと [続きを読む]
  • 朝顔
  • 朝顔本日の1曲/Stacey Kent - One Note Samba朝顔は空と一枚つづきなりすんなりと話まとまる朝顔や何処からか名を呼ばれてる朝顔咲く朝顔や塩分糖分控えめに少し体調を崩してしまった。猛暑から一転、台風の間は寒いような気温だったから、その差もいけなかったに違いないが、一番まずかったのは、私が私というものの、一部分のみを「これが私」と傲慢に思い込んでいたことだ。ページものの仕事が、忙しかった。といっても、本業 [続きを読む]
  • 八月アラモード
  • 八月アラモード本日の1曲/Eva Cassidy - Bridge Over Troubled Water踊りの輪抜けてだんだんひとりかな夏の蝶一語一語が揺らめきぬ線香花火小さな怒り繫がりぬ炎天の神々底をついてをり夏銀河食器触れあう音を聞く道を歩いていて、どこかの家の台所の窓のそばを過ぎる時、ふと聞こえてくる食器の触れあう音。どういうわけか、あの音が物凄く好きなのだ。夕方になってもまだまだ蒸し暑い住宅街。この異様な猛暑は何処までエスカレ [続きを読む]
  • 向日葵
  • 向日葵本日の1曲/Stacey Kent - So Niceひと夏を立ち尽くしたり向日葵は向日葵の細部を蟻が迷走す向日葵や海を忘れている年月向日葵の一呼吸が大きくて応援お願いします。にほんブログ村家中の闇繫がりぬ蚊遣香右向いて左向いて寝る蚊遣香ひらがなのような細かき蚊が浮きぬグラジオラス爪伸びている真昼かなアイスコーヒーはやひと月を掻き回し言いたいこと言わずに帰る葛餅や葛餅は時たま無性に食べたくなる菓子だ。でも、その [続きを読む]
  • 夕焼け
  • 夕焼け本日の1曲/Carpenters "This Masquerade"入り組んだ筋書きの映画夕焼けぬ夕焼けを一段づつ降りてくる邂逅嫉妬心隠して喋り夕焼ける夕焼けて誰かの背中見て帰る今日も暑かったけれども、風がかなりあったので、隣の町までウォーキングがてら夕飯の買い物に行った。縦横無尽に風が吹いているとは言え、15分も歩けばもう服は体に張り付いている。帰るなり、大急ぎで風呂をたてて、入ってしまう今日この頃。家まであと7,8分の [続きを読む]
  • カンナ
  • カンナ本日の1曲/Larry Carlton SILKY SMOOTH血縁の濃き眼差しやカンナ咲くカンナ咲き遠く生れる原野かな潮騒に背いて佇ちぬカンナかな赤カンナ僧の黒衣の触れゆきぬ応援お願いします。にほんブログ村夏木立誰も誰かを守りたく物語どこまで続く夏木立虹立ちぬこの曲の始まるところ息子とは返事せぬもの蝸牛口紅を塗って炎暑に呑まれゆく策を練る眼では金魚を追いながら言ったことすぐ翻し金魚かな象走る夢を見ていた夏の月まだ聞 [続きを読む]
  • 七月アラモード
  • 七月アラモード本日の1曲/Eva Cassidy - The Water is Wide七月の太陽水に増えゆきぬ七夕や星の釦の掛け違い夏帽置く隣に誰かいる如く夏帽のゴム紐の伸びていた頃悔恨を遠ざけていて百日紅脈略の無き風の道百日紅昼寝して戻る宇宙のこぼれ種金魚草ソナチネゆっくり分解す金魚草街を泳ぎぬ付け睫毛応援お願いします。にほんブログ村夏の雨生きとし生けるもの濁し夏の雨我の思いを逃げ切れず去る者は追わぬ涼しさ百合の花聖堂の沈思 [続きを読む]
  • 白粉花
  • 白粉花本日の1曲/Simone Kopmajer - "Don't Let Me Be Lonely Tonight"夕月の置き忘らるる白粉花白粉花や路地を俯瞰している雲白粉花や床屋の看板色褪せて白粉花や空のどこかに甘い水白粉花の紅浮きて裏切られ幼なじみと言えども色々で、トラブルメーカーのような女の子が一人いた。A子ちゃんは、すぐ近所に住んでいる三人兄弟の末っ子で、女の子だけれども運動神経抜群で、気が強く、気に入らないことがあれば、すぐに怒り出し、 [続きを読む]
  • 蓮本日の1曲/Eliane Elias - That's All風ひと吹き千の蓮の葉裏返り水の星覆ってゆきぬ蓮かな人形のやうな軽さで蓮の花蓮の下魚ゐて虫ゐて蛙ゐて千葉公園へ大賀蓮が咲いているのを見に行った。三百本咲いているということだったが、まだ満開というほどではない。蕾もたくさんある。だが蓮の葉の大きいこと、逞しいこと、植物というより動物めいていて、肩のあたりでわさわさと揺れていると、自分が何か小さな生き物のようななった [続きを読む]
  • 緑蔭2
  • 緑蔭本日の1曲/Ennio Morricone - The Mission - Yo -Yo Ma緑蔭やすべてひとつに物の影緑蔭に記憶のテニスボールかな緑蔭に紛れず白いシャツ来たる太陽の残像逃げる緑蔭に「緑蔭」という言葉からふっと連想するのは「オーケストラ」とか「交響楽」とかいう言葉だ。自分はクラッシックも聞くけれど、「交響曲第何番」とかいうのは、ほとんど聞かない。バイオリン、チェロ、ピアノ、たまにフルートとか、器楽曲で、「ソロ」のものが [続きを読む]