olomoučan さん プロフィール

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olomoučanさん: オロモウツ日本語リハビリ日記
ハンドル名olomoučan さん
ブログタイトルオロモウツ日本語リハビリ日記
ブログURLhttp://fanblogs.jp/takzolomouce/
サイト紹介文オロモウツに住んで長い人間が、チェコに関係あることもないことも、とにかく毎日書く日記もどき。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供249回 / 233日(平均7.5回/週) - 参加 2017/04/04 17:24

olomoučan さんのブログ記事

  • お金に関する俗語(十一月十九日)
  •  昨日格変化をしない名詞として取り上げた「デカ」だが、本来は「デカグラム」で、それを略して「デカ」と言うようになったらしい。「デカ」を「a」で終わることから中性名詞の複数ととって、10グラムのことを「1デコ」なんて言い方をする人もいないわけではないと言う。その場合でも1格から7格まで変化しないという点は同じである。 この手の略語は無変化かというとそんなことはなく、男性名詞のキログラムを略した「キロ」 [続きを読む]
  • 名詞格変化落穂ひろい(十一月十八日)
  •  前回取り上げた「-um」で終わる中性名詞の「datum(日付)」であるが、この言葉自体は意味も格変化も問題ないのだけど、複数1格の「data」と同じつづりで、「データ」という意味で使われる言葉が存在する。英語のデータがチェコ語読みされて「ダタ」になってしまったわけである。データベースなんか「ダタバーゼ」と読まれてしまうし。 このチェコ語では同じ「data」となる日付とデータを自分で使うときに混乱してしまうのであ [続きを読む]
  • H先生の叙勲の話つづき(十一月十七日)
  •  先日、お世話になっているチェコのコメンスキー研究者にして歴史学者のH先生がドイツ政府から勲章をもらったという話を書いた。その直後ぐらいに先生のインタビューが、新聞「ムラダー・フロンタ」のオロモウツ地方蘭に掲載された。せっかくなので、ネット上の「iDNES.cz」に掲載されたら、H先生を知っている日本のコメンスキー研究者にも知らせようと思って、探すのだけどいつまでたっても掲載されない。仕方がないので新聞記事 [続きを読む]
  • このうざったさは何だ?(十一月十五日)
  •  先日、知人のブログに触発されて吉田拓郎の歌を何曲も聞きまくってしまったときに、「ああ、このけだるさは何だ?」というフレーズが耳に残った。あれは「たどりついたらいつも雨降り」だっただろうか。ちょうどその頃に、うざったいと思うことが、ブログ関係で頻発したので、こんなタイトルになってしまった。この記事を書くのは、そのうざったさの原因になったことがひとまず終結したようだからである。 初めてコメントを頂い [続きを読む]
  • 中性名詞3――チェコ語文法総ざらえ(十一月十四日)
  •  今回は、中性名詞のうち「e」で終わるものの復習である。一般的に中性名詞の軟変化というと、このグループを指すことになるのかな。例として取り上げられることが多いのは「moře(海)」であるが、この海が中性というのに関しては、以前日本語のできるチェコ人に、日本語だと「母なる海」と言うから、女性ではなく中性名詞だというのは、理解しにくいかもしれませんねなんて説明をしてもらったことがある。理解しにくいのは、海 [続きを読む]
  • 中性名詞2――チェコ語文法総ざらえ(十一月十二日)
  •  この変化は、軟変化と呼んでもいいのだろうけれども、そう呼びたくないので、とりあえず今回は番号で処理する。長母音の「í」で終わる中性名詞である。チェコ語ではイ段の母音は、「i」と「y」で書き表され、どちらも使える場合もあるが、前に来る子音によってはどちらかしか使えない。この名詞も「í」で終わるということは、前に来るのは軟子音か中立子音ということになるので、軟変化でもいいのだけど、そう呼ぶと、後述する [続きを読む]
  • 中性名詞硬変化――チェコ語文法総ざらえ(十一月十一日)
  •  チェコ語の例外的な格変化の仕方について、コメントをいただいた。言語学の知識のある方なのかな、チェコ語は外来語の場合にもともと言語における格変化を尊重する傾向があるということである。あの手の厄介者たちがラテン語からの外来語であることは重々承知していたけれども、ラテン語における格変化がチェコ語の格変化に反映しているというのは、考えたことがなかった。ということはラテン語の知識があった方が、ラテン語起源 [続きを読む]
  • 鳩と雀 チェコの慣用句2(十一月十日)
  •  一回で終わってしまうのは申し訳ないので、よく使われる慣用句の紹介も、折を見て続けていくことにする。「働かざるもの食うべからず」に次いでよく聞くのが、本日取り上げる「Lepší vrabec v hrsti než holub na střeše」である。 例によって個々の言葉の説明から始めると、「Lepší」は、「いい」という意味の形容詞「dobrý」の比較級。一般にチェコ語の形容詞の比較級は、末尾の「ý」を「-ejší」に換えることによ [続きを読む]
  • 2018年大統領選挙立候補者2その他の候補(十一月九日)
  •  有権者の署名を五万人分以上集めて立候補したのは、ゼマン大統領を除くと、二人だけである。一人目は元チェコ共和国科学アカデミーの所長を務めていたイジー・ドラホシュ氏である。最近の世論調査では、ゼマン大統領に差は付けられているが二番目に多くの支持を集めている。ゼマン大統領が一回目の選挙で過半数をとることなく二回目の選挙が行われた場合には、反ゼマン派の支持がドラホシュ氏に結集する可能性が高いので、それな [続きを読む]
  • 2017年下院総選挙その他の党(十一月八日)
  •  無駄に回数を積み重ねてきたこのシリーズも今回でおしまいにする(すくなくともそのつもりである)。残りの党についてはそれほど特記することもないので、一まとめにしてしまう。海賊党 ANOに続く勝者と言えるのが、結党から八年になるという海賊党である。社会民主党をはじめとする既存政党の多くを下に押しやって得票率で第三位に入ったのには正直滅茶苦茶驚かされた。この結果をもたらした原因としては二つのことが考えられ [続きを読む]
  • 2018年大統領選挙立候補者1 ゼマン大統領(十一月七日)
  •  本日をもって、来年行われるチェコ共和国の大統領選挙への立候補の届け出が締め切られた。前回に続いて二回目の国民の直接選挙によって行われる大統領選挙には、18人(20人という説もある)の候補者が立候補を届け出たという。ただし、その全員が立候補に必要な署名を集められたわけではないようである。現時点では立候補者の名前が公表されておらず、役所の間で公表するかどうかでもめているらしい。この辺、事前に決められてい [続きを読む]
  • 2017年下院総選挙ČSSD(十一月六日)
  •  今回の選挙で圧勝したANOに対して、惨敗したのが社会民主党である。前回の選挙で勝利し第一党にはなったものの、予想されたほどの勝利でなかったために、反ソボトカ一派の党内クーデターの試みを許してしまったのが、ケチのつけ始めだった。そこで、中途半端な対応に終始してしまったことが、その後の支持率の低下を招いたと言ってもいい。ここで、反対派も含めて党内融和、党内合意を達成するか、不祥事を起こした反対派の知事 [続きを読む]
  • チェコテレビも見よう(十一月五日)
  •  チェスキー・ロズフラスの話をしたときに、本当はチェコテレビが見られるようになっているのもうらやましいということも書こうと思っていたのだった。チェコテレビは、同じように受信料で運営されている日本のNHKのような、せこいことはしないので、ネット上に公開されている番組の視聴には、リアルタイムでの視聴も含めて何の制限もかけていない。例外はオリンピックやサッカーのチャンピオンズリーグなどの銭ゲバ組織が運営し [続きを読む]
  • ライカ(十一月四日)
  •  ライカというカタカナの言葉を見て何を思い出されるだろうか。かつて世界的な名声を誇ったドイツのカメラを思い出す人もいるだろうし、世界で初めて地球の周回軌道に到達した生物ライカのことを思い出す人もいるだろう。 昨日2017年11月3日は、ライカがソ連の人工衛星スプトニク2号に乗せられて宇宙に送り出されてから、ちょうど60年目の記念日だった。ライカは宇宙への旅から生還することができなかったから、この日は人間ふ [続きを読む]
  • 2017年下院総選挙ODS(十一月三日)
  •  かつて、チェコ語を勉強している理由を問われると、「毒を食らわば皿まで」と答えていたのだが、今回の選挙についてもやはりそうであろう。ということで、政治ネタに戻る。昨日のは政治ネタというよりは、お前ら何もわかってねえよというマスコミの報道批判ね。 2013年の下院選挙で結党以来最低の結果に終わり、これは解党の危機かとまで言われていた市民民主党が、今回の選挙では第二党になった。党首のフィアラ氏など指導部は [続きを読む]
  • 「ニューズウィーク」にチェコの記事が……(十一月二日)
  •  ヤフーの雑誌のところを見ていたら、「日系議員オカムラがチェコの右傾化をあおる」と題した、今回のチェコの選挙結果についてまとめた記事が出てきた。チェコの政治のことが日本のマスコミに取り上げられるのは珍しいと思いつつ読んでみた。記事を提供している雑誌は日本版の「ニューズウィーク」である。 結局、日本での、もしかしたらドイツあたりのEU諸国でも、現在の旧共産圏諸国の状況に対する認識はこの程度でしかないの [続きを読む]
  • 今チェコ語を勉強している人がうらやましい(十一月一日)
  •  自分が日本でチェコ語を勉強していた廿年ほど前と比べて、今チェコ語を勉強している人をうらやましいと思うことがあるとすれば、それはインターネットの普及とデータ送信量の圧倒的な拡大である。90年代の後半は、日本におけるインターネット普及の黎明期で、ネットの利点を紹介し導入を推進するような雑誌や書籍は山のように出されていたけれども、実際に導入している企業や個人はそれほど多くなかったはずである。 実は初めて [続きを読む]
  • チェコ語の慣用句1(かも)(十月卅一日)
  •  なんだか最近、映画の話と政治の話しかしていないような気がしてきたので、ちょっと違う話を。当然というか何と言うか、チェコ語にもことわざ、慣用句の類は存在する。日本語に同じようなものがあってわかりやすいものもあれば、説明されてもピンと来ないものもある。 一番日本人にわかりやすいのは、「Bez práce nejsou koláče」だろうか。「Bez」は二格をとる前置詞で、「〜なしで」という意味を表す。「práce」は仕事、 [続きを読む]
  • チェコ映画を見るなら1(十月卅日)
  •  実は知り合いに東京のチェコセンターの関係者がいて、たまたまメールをもらったので返事を書くついでに、いつまでもノバー・ブルナじゃないだろう、飽きられるから別な映画を紹介しろよと書いて送ったら、ノバー・ブルナだけじゃなくて別なのも紹介しているよという返事が来た。 その映画が「リモナードビー・ヨエ」である。なるほど、そう来たか。多くのノバー・ブルナの作品よりは少し前、1964年にオルドジフ・リプスキーが制 [続きを読む]
  • 「大通りの店」――チェコ映画を見るなら(十月廿九日)
  •  またhudbahudbaさんからの情報で、「大通りの店は、前売り券持ってても入れないケースが予想されるので絶対見たい人は早く来い」というメッセージが出たという。席数以上に前売り券を売ったということかという疑問はさておき、あの九本のラインナップの中で、一番人気があるとすれば、メンツル監督、ネツカーシュ主演の「つながれたヒバリ」だろうと思っていただけに、ちょっと意外である。 アカデミー賞かなんかを取ったんだっ [続きを読む]
  • 2017年下院総選挙ANO2(十月廿八日)
  • 承前 その後、90年代にはチェコに移ってアグロフェルトという農業関係の会社を経営していたようだ。そこから食品加工産業に手を出し、あの評判のよかったソーセージなどの肉の加工工場も、製パン工場もいつの間にかバビシュ氏の手に落ち、気が付けばマスコミの「ムラダー・フロンタ」「リドベー・ノビニ」というチェコの二大紙までもが、アグロフェルトの一部となっていた。すでにチェコ語を勉強していたころ、つまりは今から十数 [続きを読む]
  • 2017年下院総選挙ANO1(十月廿七日)
  •  今回の選挙の勝者がアンドレイ・バビシュ氏が組織した政党ANOであることについては、議論の余地はないし、予想通りの結果だったといってかまわないだろう。開票速報番組では、解説者得票率が30パーセントを越えるところで推移していたのをちょっと予想外だといっていたが、個人的には予想の範囲内だった。事前の世論調査なんかでも20パーセントよりは30パーセントに近い数字を獲得していたし、他の、特に既存の政党の選挙運動に [続きを読む]
  • 「今日までそして明日から」(十月廿六日)
  •  ANOの選挙結果について書こうとするのだけど、頭の中を吉田拓郎のどれともつかぬ曲が走り回っていて、思うように集中して書くことができない。一度けりをつけるために、選挙を中断して吉田拓郎の歌について書いて書くことにする。ひとつ書けば、聞きたいという気持ちも、頭の中を流れる曲もおさまってくれるだろう。 発端は、知人のブログに吉田拓郎の歌碑が登場したことにある。思いがけない登場に、いや知人が吉田拓郎と関係 [続きを読む]