神山美夏 さん プロフィール

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神山美夏さん: 腐女子の小説部屋
ハンドル名神山美夏 さん
ブログタイトル腐女子の小説部屋
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/yobikou_kankeisya
サイト紹介文創作BL小説を書いています。諸事情のため『腐女子の小部屋』から引っ越しました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供527回 / 365日(平均10.1回/週) - 参加 2017/04/05 10:09

神山美夏 さんのブログ記事

  • 気分は下剋上 学会準備編137(I8禁)
  • 「愛しています、聡だけを……。 それに、最近は医局などでも……、聡の大輪の花の……ような笑顔を拝見出来て……。 それはそれでとても嬉しいのですが。 大粒の汗の煌めきを纏った……瑞々しさと……艶やかな大輪の薔薇よりも綺麗な……、そして硬い……蕾から一気に……咲き誇る紅色の瑞々しい大輪の……薔薇に似たお顔を……拝見出来るのは……私だけだと思うと……よりいっそう……」 上り詰めた直後で息が整っていない祐 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 136(I8禁)
  • 「あっ……ゆ……祐樹っ……。とても熱くて……硬いっ……。 拓かれる感じが堪らなく悦っ……」 一瞬の躊躇もなく腰を落とすと、湿った水音がキッチンの空間を愛の褥に変えていく。「聡の極上の花園に自ら花開いて迎え入れて下さるとは……。 本当の天国よりも私には素晴らしい場所ですが、身体の向きを変えても良いですか? そして、私が付き上げる愛の動きをしても?」 ずっと渇望していた――物理的に離れていた時には「仕 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 135(I5禁)
  • 「祐樹、早く二人きりになりたい……」 咽喉の渇きを祐樹が買ってくれた紅茶で潤そうとしたものの、そして魂が繋がっている感で充分満たされていたハズなのに、こうして物理的に二人になるとやはり精神ではなくて別の渇きが身体の奥からこみ上げて来て、背筋を甘く熱く震わせると共に咽喉の渇きが身体の渇望を象徴しているような気がして、紅茶の甘味よりももっと甘美な誘惑への期待の方が上回ってしまっているのも事実だった。「 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 134
  • 「貴方もご存知のように厚労省の下部組織に各地の保健所がありますよね。 どんな一流ホテルといえども食中毒を出したら営業停止処分を免れません。そして森技官はでっち上げの名手ですので、ホテルの支配人などは戦々恐々でしょう。 パーティに出席した後に二人きりの『初夜』を迎える――この一連の流れで貴方や私の顔や身元はバレバレでしょうが、スイートルームの宿泊者名簿に森技官のクレジットカードを使って、森技官と呉先 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 133
  • 「私達にとっては『久しぶり』の『デート』に浮かれてしまっていて……、医局を出る時に黒木准教授から伺った貴方への病院長からの伝言を失念してしまっていました。 その後は私にとってはまだまだ敷居が高いあんなお店にお連れ下さったことも相俟って」 官能の甘く熱い疼きで背筋が融けるかと思っている――多分表情や仕草には出ていないだろうが、目敏い祐樹なら気付いてもおかしくなかったし、それに二人きりで過ごした時間も [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 132
  • 「白衣もこの上なく祐樹に似合っているが、黒のスーツも、えっ……」 突如として巻き起こった小さな疾風と羽ばたきの音に反射的神経だけで対応した。この小ささとは思えないほどの迫力に一瞬頭が真っ白になってしまって。「まあ、ある程度は想定していましたけれど、この橋に何時もいる鳥――正式名称はあいにく存じ上げていませんが――はパンなどの食べ物を持つ人間には特に目敏いらしいです。 そして、取られない人間というの [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 131
  • 「他ならぬ貴方からのプレゼントですので大切に着ます。本当に有難うございます。 さて、困りましたね……。こんなに意外でかつ高価な物を頂いてしまっては、次のデートプランを想定し直したほうが良いのかも知れません」 祐樹の輝く瞳がさらに眩しさを増して自分の瞳を釘付けにしてくるようだった。「いや、祐樹の誘いならばどんな場所だってとても嬉しい。だから考えていた通りの場所で構わない」 どんなに疲労困憊していても [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編130
  • 「とても良くお似合いでいらっしゃいますね。 私共のスーツは直輸入品で御座いますから袖口やスラックスの裾などはお直しが必要なお客様が圧倒的なのですが――ここだけの話しですけれども――その必要もなくていらっしゃいます」 責任者と思しき男性が、あながちお世辞でもない感じで感嘆の響きを重厚そうな声に加えているのをどこか遠くで聞きながら、夜の漆黒の闇の中に月光の仄かな白と青の光りを纏ったジャストフィットした [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 129
  • 「私にとってこの世界で唯一無二の貴方に私の名前が載っていることが、ご自分のことよりも嬉しいと伺って天にも昇る気持ちですよ。 それだけ私のことを大切に思って下さっている証拠なのですから。 コーヒーは何時でも飲めますし、そして百貨店では何を購入するのかは存じませんが、きっと私用の物を買って下さるのでしょう?そちらが楽しみですので今回はコーヒーはナシに致します。 さ、参りましょうか?ああ、トレーを返却し [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 128
  • 「ウソをつき通すにはある程度のリアリティを混ぜる必要がありますので、私の頭の中に思い描いている『理想の恋人』――性別は当然異なりますが――は大輪の紅い薔薇を彷彿とさせる美人で、しかも控え目では有りますが理知的な人というイメージです。 その上、仕事は大変出来るものの、それをひけらかさない謙虚でストイックな感じを見る者に与えるといった控え目さも持ち合わせた恋人像を聞かれる度に答えていますよ。 もちろん [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 127
  • 「先程、祐樹の執刀時に冗談を言って場を和ませるのは私の真似だと柏木先生の奥さんに聞いたのだが、それは本当なのか?」 手技に自分の模倣――良い点は是非学ぶべきだが、祐樹と自分とではそもそも才能の土台が異なるので強いて推奨出来ないのも厳然たる事実だったし、実際に自分が指導するよりももっと祐樹の強みを活かせる天才型の医師を紹介するだけに留めておいていたのも全てが祐樹の才能を考慮した上でのことだった――が [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 126
  •  絶対に負けられない――祐樹は今自宅マンションで密かに作っている手編みのマフラーのようなそれほどお金が掛かっていないモノとか、お土産として購入した時計などは快く受け取ってくれそうだが、洋服となると――しかも百貨店に行って試着した後に購入という流れなので当然値段は把握されるので――二の足を踏む可能性の方が高い。自分には惜し気もなくプレゼントを贈ってくれるものの、二人の資産の相違に何かしらの拘りを抱い [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 125
  • 「じゃんけん・ぽん!最初はグー1」 白衣の袖から露出しているしなやかさと強さをよりいっそう際立たせている手首が風よりも早く動的に翻った。 反射的にグーを出して唇に笑みを刻んでしまう。 確かにコイン投げで順番を決めるのはアメリカ時代に何度もした覚えは有ったものの、じゃんけんは――している場面は何度も見た記憶は当然持ち合わせていたものの――祐樹としかしたことのないモノの一つだった。 多分祐樹はふと漏ら [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 124
  • 「香川教授、いつもの手術控室の鍵を開けておきました。使い終わられましたら、私に声かけをお願いしますね」 柏木先生の奥さんでもある手術室のベテランナースが一目を盗んで――といっても緊急手術が行われない限りこの時間帯は人もまばらになっているが――手術控室へと案内をしてくれた。 柏木先生は結婚前こそ彼らしくない感じの不安定さを垣間見せていたものの、今では以前よりも更に人間的に成長しているように思う。 多 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 123
  •  黒木准教授からだったら自分も病院に戻らなくてはならないのは医局の責任者としての務めだったし。 病院長の執務室からの電話だったので(原稿の出来映えについてだろうな……)と思いつつ通話ボタンを押した。『斉藤ですが、原稿を拝見しました。その件について数分お話ししたいのですけれどもお時間は……』 いつも溌剌さと威厳を感じさせる斉藤病院長の声に――こういう話し方も今後の参考にしようと心の中の記憶装置をフル [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 122
  • 「ゆ……祐樹、祐樹が帰着点と考えていることは……単なる補助線かも知れない。 全てが終わった後で、なるほどと思うようなことが多々あると思う。今言えるヒントはその程度だな……」 夕方の夜の闇にも関わらず祐樹の力強く輝く瞳とか自分よりも僅かに高い体温を発する長身――もちろん自分を惹き付けて止まない太陽の光に似たオーラは一回り大きくなった感じで健在だった――にごく僅かな未練を感じて言葉を紡いでしまっていた [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 121
  • 「何万部出版記念だかは存じませんが、病院長主催のパーティが有るでしょう?私達が主役なので、ある意味当然なのですが……ウチの医局員が受付とか雑務を引き受けるようにと病院長から通達が有りました。久米先生は受け付け係りに決まったのですが、脳外科のアクアマリン姫と一緒に受付席に座るそうですよ。彼らの望みというか最大の関心事は私の綺麗な恋人を探すことだそうです。『招待しているかどうかはノーコメント』で通しま [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 120
  • 「普段でも充分綺麗な貴方ですが……医局の扉の前でああいう水晶の滴った薔薇のような笑みを拝見出来るとは思ってもいなかっただけに、正直意外でした。 愛の交歓の後よりも鮮やかさと艶めかしさをまとった貴方の笑みをまさか職場でとは……」 祐樹の熱を帯びた眼差しとか普段より低い声にここがせめて執務室だったらと思いながら慌てて話題を変えようとした。珠玉の愛の言葉は魂が宙に舞い上がるほど嬉しかったが、人目がないと [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 119
  •  高木氏との会話を続けながら、嬉しい意味の汗に濡れた手をハンカチで拭った。自分にとっては「努力して得たモノ」の方が重要だったので、生来備わっている手にはさして関心を抱いていなかったものの祐樹が褒めてくれる――愛する人間の贔屓目のフィルターがかかっているのかも知れない――指をしげしげと眺めてしまった。 そう言えば、祐樹に自分の携帯電話の番号を決死の思いで渡した時には、今のような暖かい感情からではなく [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 118
  • 『彼女は勉強家としても知る人ぞ知るといった人なので、当然教授のご高名もこちらが紹介するまでもなく知っていました。その上原稿を実際に見たいとかねてから聞いていたので一読した後に勝手に送ってしまいましたが、問題はなかったでしょうか』 祐樹と比較すればの話しだが、自宅の滞在時間も圧倒的に多い。家事などをこなしながら落ち着いた感じのテレビの番組を選ぶことも当然多かったので、彼女が出ているクイズ番組を観てい [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 117
  •  自分にとって世界で一番大切な祐樹の意外な一面を垣間見た幸福な気持ちのまま四回読んでしまったコピー用紙の束――USBメモリで貰っているので校正とか訂正箇所が有れば直そうと思っていたがその必要は全くなかった――を大切にデスクに仕舞ってから院内メールで斉藤病院長に、そして高木氏には一般的なメールで送信した。 斉藤病院長は祐樹がそれらしくでっち上げた原稿――使用する画像は既に決めている――で大満足だろう [続きを読む]
  • ◆お詫び◆
  • 申し訳ないのですが、極度のリアバタのために更新をしばらくお休み(もしかしたら、飛び飛びに更新出来るかもです)させて頂きます。続きを待ってくださる読者様には本当に申し訳ないですが、更新した場合ブログ村とか人気ブログランキングに反映させますので、何卒ご容赦&ご寛恕賜わりますようにお願い致します。 [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 116
  •  午後の手術も充分満足出来るレベルで無事に終了させて――多分モニター室から祐樹が見てくれていることも相乗効果をもたらしたに違いないが――祐樹が持参してくれたUSBメモリをパソコンに差し込んだ。 祐樹に書き足して欲しい部分――心情表現を「それらしく」でっち上げることは自分にとって難易度の高すぎるハードルだった。ありのままの気持ちを再現することは充分可能だったが、斉藤病院長や高木氏が望むような「医師と [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 115
  • 「この世と引き換えにしても良いほど愛している祐樹に……今現在隠していることが有って……。ただ、それは二人だけでお祝いをしたいからで……。何なら今言ってしまっても全く差支えのないものなのだが、どうする?」 絡ませた小指の心地よい感触に誘発されて言葉を紡いだ。自分なりの精一杯ではあるものの、拙い愛の言葉でも祐樹なら受け止めて、そして笑顔に輝きを更に加えてくれるという安心感とか信頼感を抱いている。 案の [続きを読む]
  • 気分は下剋上 学会準備編 114
  • 「私にとって世界で最も大切な祐樹――プライベートでは宝石の煌めきにも似た至福の時間をいつも味わわせてくれた最上の恋人だ――仕事面でも帰国して以来ずっと手技にしか取り柄のない私の確かな道しるべになってくれていたし、祐樹の外科医としての類稀なる天稟を伸ばすために私が思い付ける全てのことをした。それがこんなに早く結実したのは祐樹の寝食も忘れた努力の賜物なのだろう……。 世界的な名声を誇る優れた外科医です [続きを読む]