尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5
さて、来場所の予想番付です。尊富士をどこに置くか。注目はそこでしょう。そしてそれを別にしてもなかなか難しい予想になった場所だったようにも思います。早速ですが幕内から。小結までですがここは異論ないところではないでしょうか。あとは小結にまで尊富士を持ってくる
出場が怪しまれた尊富士が見事な相撲で豪ノ山相手に白星。この瞬間に今場所の優勝を決めた。それにしても見事な結果だった。単純に、今場所一番強かったのは誰かと問われれば、それは尊富士だっただろうし、それがたまたま新入幕力士だったということなのだろう。最後まで優
こんなことが起こっていいのか。尊富士が敗れる。これは想定できる範囲ではあると思う。それは、どの取り組みでも確率が高い低いはともかくとして、起こり得る話の中で起こった話だろう。だが、尊富士が足を痛める。もちろん、全力士。土俵に上がっていれば、ケガをすること
もう、恐れ入りました。としか言葉が出てこない尊富士の強さだろう。まだ優勝が決まったわけではないが、最低でも決定戦という状況にはなった。いわゆるマジック1の状態だ。仮に14日目に敗れたとしても、豊昇龍と大の里が揃って敗れれば優勝決定。絶対はないが、もう決まった
ついに尊富士に土がついた。尊富士に土を付けたのは豊昇龍。月並みな言い方ではあるが大関としての役割をしっかりと果たしたと言えるだろう。琴ノ若も大の里から勝利。こちらも大関としての役割を果たした結果となっただろう。それでも、大の里が負けたこともあり、まだ2差は
いつもテンプレのタイトルをつけているだけだが、今日は敢えてサブタイトル的なものを付けてみた、タイトルにもつけたように、尊富士と大の里。この2人についてただただ感じたことを書いていこう。もうこの日の感想はこれだけで十分すぎるくらいだ。彼らが本当に強いのか、こ
尊富士が大の里を下して初日から10連勝。大の里が敗れたことで1敗が不在になり、2敗に大の里、琴ノ若の2人となり、3敗で6人が並ぶ展開となった。■予想をはるかに超える強さの尊富士率直な予想としては大の里が勝つと思っていた。ただ、どちらが勝つにせよ、長い相撲にはなり
尊富士が初日から10連勝だ。新入幕であることが、いっそう驚きを強くしているが、幕内で初日から10連勝の力士。最終的にどうなったかというのをデータで見てみよう。なお1場所15日制定着の昭和24年5月場所以降の数字となっております。■10連勝力士の優勝確率は63.6%初日から
今回はただ単に記録の羅列で。午前中に10日目の翔猿の休場が発表された。報道で第一報が出た時は休場するということしか分からず、休場理由が伝えられていなかったが、少なくとも昨日の取組でケガをしたような様子はまるで見られなかったので、何があったのだろうとは思った
尊富士が全勝を守り、大の里も1敗を破った。大関陣は豊昇龍に土がつき3敗。貴景勝と琴ノ若は2敗を守った。それにしても、尊富士はどこまで勝ち続けるのだろうか。■堂々と受けて立った三役陣尊富士の挑戦を受けた阿炎。コメントでも頂いていたが、もろ手で行き、そのもろ手を
それにしても尊富士が強い、負けない。唯一の全勝キープだ。大の里も1敗を守った。大関陣は霧島は敗れ2勝6敗ともはやどうにもならないところまで来てしまったが、ほかの3大関は2敗を守った。■霧島に何が起こったのか4連敗スタート後の連勝。これでなんとか立ち直ってくるの
7日目より照ノ富士が休場。当然と言えば当然だろう。少なくとも今場所については横綱の相撲が取れていないのだから、これで良い。とはいえ、休んで出てきて結果を残してその翌場所は途中で休む。もはや、この横綱には2場所続けて戦い続ける力はあるのだろうかとは思えてしま
6日目の土俵はなんとも言い難い土俵になってしまった。これを良いと捉えるか、悪いと捉えるか。それは人それぞれなのだろうが「面白かったけど、良い日ではなかったな」というのが率直な感想だ。もちろん、特定の力士1人に着眼してその力士を評価するであれば良い部分も沢山
照ノ富士が5日目の土俵で敗れ序盤戦を2勝3敗で終えた。はっきりと言えば横綱としては「不合格」ともいえる成績だ。ある程度は不調なら休むことが許される立場。休場と言う選択肢はあってよかっただろう。だが、照ノ富士は6日目の土俵も通常通り立つ見込みだ。そこで今回は「2
王鵬が横綱初挑戦で金星。これで照ノ富士は3敗目。貴景勝と琴ノ若も敗れこちらは序盤3日を終えて3勝2敗。大関以上で1敗で序盤を終えられたのは豊昇龍ただ1人となった。霧島はようやく初日。大きく出遅れたがここから巻き返すことはできるのか。■苦しい照ノ富士王鵬が照ノ富
4日目の取組では対戦成績を見ると、貴景勝が過去14勝4敗だった宇良に勝利。阿炎が8勝2敗だった若元春に勝利。正代が18勝9敗だった高安に勝利した。結果だけで見れば過去の対戦成績通りの結果になったと言えるのかもしれない。そして過去3勝0敗だった対戦が2番組まれたが、狼
照ノ富士が明生に一方的に持っていかれ2敗目。霧島はドツボの4連敗だ。だが、3大関は順調に白星を伸ばし3勝1敗。1敗はしたものの及第点の評価は十分につけられるだろう。そんな中で関脇以下の力士もある程度、好不調。今戦ってる実際の番付と現時点での力量の差異も見えてき
3日目の大関以上力士は何か荒れたような印象を残しつつも霧島以外は全員白星。だが、まるで予想できなかった霧島の初日からの3連敗。何かこのインパクトが非常に大きいように感じる。そして照ノ富士に挑戦した朝乃山は今場所も照ノ富士に敗北。取組時間はそれなりにかかった
さて、本日3日目。結びで朝乃山が照ノ富士に挑戦する。ここまで2日間の両者の成績はともに1勝1敗。とはいえ、地力からすれば朝乃山は「通常よりはよさそう」。反面、照ノ富士は「強い時の照ノ富士よりは劣っている」という見立てだ。そんな中で朝乃山はどんな戦いをするのか
2日目にして大関以上の全勝が消えた。これをどう評してよいものか。昨日、そこまで心配することではないかとは述べたものの、さすがに2日目で大関以上の全勝がいなくなると、この先どうなってしまうのかとは思えてしまう。それでは、そんな2日目の雑感を。■2日目に土がつい
場所前に北青鵬の「事件」でファンを震撼させ、さらに直前で宮城野部屋が閉鎖される方向に向かうとのことでさらに震撼させたが、場所が始まれば、そこはやはり本場所を見て楽しむこと。これもまたファンの務めだろう。もちろんそれで嫌気がさして観戦から離れる人もいるのか
さて、いよいよ明後日から3月場所が始まる。3月場所といえば、よく言われるのは「荒れる春場所」という言葉だ。だが、少なからず過去のデータで「荒れづらい」場所であることが示されている記事もあったりする。では、実際のところはどうなのか。こちらで掘り下げてみようと
去る2月11日にフジテレビが勧進元となっている「日本大相撲トーナメント」が開催された。不祥事やら流行り病やらで開催されなかった年もあるが1977年から毎年開催されている、もはや2月恒例の「大会」と言っても良いだろう。とはいえ所詮は花相撲でもある。公式記録として残
今日は記録の話。おそらく来場所は尊富士が十両1場所通過を果たし入幕するだろうという予想が多い。本音を言えば、もう1場所十両で見てみたいという要素はあっていいとは思う。経験値を含めてだ。これは個人的な感想でしかないが、1月場所で大の里が見せたような活躍を幕内に
北磻磨の再十両が発表された。37歳で再十両というのは戦後2位の高齢記録である。それだけでも素晴らしいことだとは思うが、ほかの高齢十両昇進を果たした力士とはかなり異なった番付推移を見せている点だろう。■35歳以上での十両昇進は9人下の表が34歳以上で十両昇進を果た
琴ノ若は翔猿に勝利しその時点で霧島の優勝が消滅。最低でも決定戦進出の状況になった。そして結びで照ノ富士が勝てば決定戦。負ければ琴ノ若の優勝という展開になったが、照ノ富士が霧島を下し、琴ノ若と照ノ富士の決定戦。その結果、決定戦で勝利した照ノ富士の優勝となっ
さて、早速ですが来場所の予想番付です。はっきり言って全く分かりません。いわゆる「予想屋さん」たちの中でも意見が割れる、いろいろな選択肢があるのではないでしょうか。「番付は生き物」という言い方は私自身は好きではない、出来上がった番付を都合よく解釈するための
優勝争いも佳境に。そんな中、午前中、豊昇龍休場の報が飛び込んできた。もちろんケガは致し方がない、ケガをしてしまった力士を責める気もない。だが興ざめ感があることも確かだろう。こうして、この時点で横綱照ノ富士の不戦勝が決定。照ノ富士が「2敗を守る」形で始まった
さて、この日は現地観戦でしたが、なかなかいい日に当たったのではないかとは思います。それはさておき、琴ノ若と照ノ富士の対決は照ノ富士が琴ノ若に圧倒。これで1敗が不在になり、先頭は照ノ富士、琴ノ若。そして2敗同士の大関対決を制した霧島の3人となった。■これぞ横綱
最高の展開になってきた。琴ノ若は1敗を守り、2敗で横綱と大関。出場している番付上位4人が成績上位4人。そして3敗は不在。優勝は4人に絞られた。波乱は起こらなかった。もちろん、波乱が起こった時の盛り上がりはあっていいのだろうが、今場所にそれは不要だ。照ノ富士ー大
コメントで「場所中に記録の記事がない」とご指摘いただいてしまいました。ネタがなかったわけではないのですが(言い訳)、動画を作成していたりもしたので(これも言い訳)、なかなか記録関連の記事まで回っていなかったのが本音です。これは私個人の生活の話になるので読
11日目を終わって、1敗が琴ノ若、2敗に照ノ富士、霧島、豊昇龍の横綱・大関。出場している番付上位4人の力士が上位4人を占める、優勝争いとしては理想的な展開にもなってきたと言えるのではないだろうか。大の里は豊昇龍に敗れ、阿武咲は照ノ富士に敗れた。もちろん数字の上
琴ノ若が優勝争いの先頭に立った。注目の1敗同士の対戦で大の里を下した。同じく1敗の阿武咲も霧島にやぶれ、1敗は琴ノ若1人になった。だが2敗で横綱と両大関が追う展開。1敗の関脇を3人の横綱・大関が追うしびれる展開になってきたと言えそうだ。■大の里を圧倒した琴ノ若大
9日目より幕内では北勝富士の朝乃山が休場。中日の取組後を見た印象だと北勝富士の出場は厳しそうな印象を受けたが、朝乃山は厳しいなりにもどうにかなるのではないかと感じていたので、より残念感は増した。結果、阿武咲との1敗直接対戦は阿武咲の不戦勝で決着がついた。琴
全勝の朝乃山に土。霧島も敗れ、1敗に琴ノ若、朝乃山、大の里、阿武咲。そして2敗は照ノ富士、霧島、豊昇龍、大栄翔、王鵬となった。まだ絞られたとは言わないが優勝はここからでる「べき」であろう。現実的に優勝ラインが3敗に下がったとしても、中日5勝3敗が優勝するのはど
正代が照ノ富士から金星。敗れた照ノ富士は2敗。朝乃山は全勝を守り、霧島と琴ノ若は1敗を守った。中盤戦に入っても大きな動きは見せていない状況といえそうな展開にはなっていると言えそうだ。■正代の馬力勝ち調子が上向いては来ていたとは思うが、やはり照ノ富士は万全か
朝乃山は全勝を守り、琴ノ若に土がつき、全勝が朝乃山1人になった6日目。大きな不安を抱えてのスタートだった照ノ富士も1敗を守り横綱としても十分な結果を残してきている。そんな中、豊昇龍は2敗目を喫し、大栄翔も2敗目を喫した。差がつき始めてきたと言えそうな6日目とな
序盤5日終了。全勝は琴ノ若と朝乃山。豊昇龍が豪ノ山に敗れ大関以上で全勝が出なかったことはやや残念ではあるが、決して霧島と豊昇龍も悪いわけではなさそうだ。照ノ富士も不安ありながらも4勝1敗で序盤をクリアした。及第点と言って良いだろう。■豪ノ山はこれしかない相撲
貴景勝が休場。そして霧島に土がついた。場所が動いてきたと言えるのだろうか。全勝は早くも豊昇龍、琴ノ若、朝乃山の3人となった。そんな4日目を振り返ってみよう。■盤石の琴ノ若琴ノ若は2日続けての肩透かし。熱海富士相手に綺麗に決めたものだとも思うが、かなり余裕があ
2日目に敗れた照ノ富士は連敗はせず阿炎を下したが貴景勝に土がついた。関脇陣も大栄翔に土。3連勝スタートの力士は5人となり、なかなか勝ちっぱなしは簡単ではないところを今場所も見せていると言って良いのだろうか。■万全からは遠いが戦えている照ノ富士照ノ富士が強い相
早くも横綱に土がついた。3大関は連勝スタート。両関脇も連勝スタート。さすがに優勝争いを語るには早いが、何か今場所の流れは見えてきたともいえるのか。■強さが見られなかった横綱若元春が照ノ富士から金星。1分を超える長い取組になったが、照ノ富士が攻められなかった
新年あけましておめでとうございます。私事ではありますが、年末年始は本業が多忙。今年は1月場所初日が14日ということもあり、一段落ついてからの余裕がある初日ではありましたが、ようやくブログも復帰です。そんな1月場所ですが、今場所も15日間、雑感を書き連ねていく予
さて、今年もやります。2023年MVP力士投票です。投票はこちらから!!なお、締め切りは12月5日23:59となっており、集計結果につきましては、12月16日(土)に開催する西尾克洋氏とのトークライブで先行発表。その後、当ブログや各種SNSに公開していきます。例年、数百人の方
さて、少々遅くなりましたが、来場所の予想番付です。早速幕内から。こちらについては、youtubeショート動画でもご案内しておりますので、よろしければどうぞ。では、番付の編成について。おそらく細かい差異は予想をする人によってあるかと思いますが、大枠で大きな差は出な
霧島が自身が土俵に上がる前に優勝を決めた。熱海富士が琴ノ若に敗れ4敗。この時点で霧島の優勝決まった。そして霧島は千秋楽結びの一番、貴景勝との大関決戦に勝利、優勝に花を添えた。今場所、最も強く感じさせてくれた力士が、その姿を最後まで見せつけた。そういう場所だ
この日、いや、今場所の大一番。霧島ー熱海富士の一番は霧島が勝利。これで霧島2敗、熱海富士3敗となった。霧島はいわゆるマジック1。熱海富士優勝の可能性は、霧島が敗れ、熱海富士自身が勝つ。そして決定戦で再戦。そこで勝利するしか手段がなくなった。貴景勝は5敗目。琴
日々、雑感を記させていただいているが、令和5年11月場所14日目。霧島ー熱海富士の取組については、1本の記事としてまとめてみようと思う。■霧島に勝ってほしかった私自身、いわゆる「推し力士」というのはいない。どの力士も同じように見たいという思いがあるからで、私な
優勝争いの決着が見えるところまでたどり着いた。そんな13日目だったと言えそうだ。優勝は霧島か熱海富士か。この2人に絞られた。星勘定としてはもっと多くの優勝候補がいたはずなのに13日目を終えた時点で一気にその可能性ある力士は2人となった。急展開といえばそうなのか
この日の大一番、霧島ー琴ノ若は霧島に軍配。そして驚きだったのは結び。熱海富士が大関豊昇龍に勝利し2敗を守る。これで先頭は2敗で霧島と熱海富士。13日目に対戦が組まれるかとも思ったが、13日目にこの両者の直接対戦は組まれなかったため、おそらく14日目に直接対戦だろ
この日の注目は何と言っても貴景勝ー琴ノ若。貴景勝は3敗を守るとともに琴ノ若を優勝争いの先頭から引きずり落とせるか。琴ノ若は先頭を守れるか。単純に優勝争いを左右する大きな一番だっただろう。これに勝利した琴ノ若は2敗を守り、貴景勝は4敗。数字の上では優勝の可能性
先頭を行く一山本に土。これで先頭は2敗。これで霧島、琴ノ若、熱海富士、一山本が先頭で、3敗に6人の展開。現実的には優勝は3敗までの誰か。優勝ラインは3敗で踏みとどまってほしいけれども4敗まで下がる可能性はあるかもしれないといったところだろうか。■霧島がかなり良
一山本が1敗を守り、8勝1敗。勝ち越し。2敗は霧島、琴ノ若、熱海富士、美ノ海。序盤とは好成績者が変わってきてもいるとも言えそうだ。貴景勝は連敗を止めたが、豊昇龍はここで連敗。いずれも3敗だ。優勝争いは、まだまだまるで予測が立たないと言って良さそうだ。■玉鷲を一
貴景勝が痛恨の3敗目。数字の上ではまだ優勝の可能性は残されているが、信号でいえば黄色信号。そしてあと7日間残されていることを考えれば、綱取りは絶望的と言えるのかもしれない。3関脇は全敗。豊昇龍にも土がつき、関脇以上での勝利者は霧島だけ。気づけば平幕の一山本だ
この日の結果を見れば、やはり流れは変わってきている。序盤とは同じではないことがはっきりと見て取れるともいえる日になったのではないだろうか。貴景勝は2敗目を喫した。全勝の琴ノ若と一山本にも土がついた。結果的に先頭が1敗で大関の豊昇龍。そしてこの日敗れた琴ノ若
こうなりそうだよな、と想像したとおりに動いたような6日目だった。5日目のあらゆることが6日目の動きを作り出していた。「流れ」という言葉を使えば簡単のようにも思えるが、5日目と6日目の継続性。それを感じずにはいられない6日目の感想を記してみよう。どれも後出しジャ
序盤5日間、非常に良い展開で進んできているのではないだろうか。もちろん、応援している力士が調子が悪いから残念。こういう見方をする方もいらっしゃるだろうが、全体感的には相当に良い場所になっていく。少なくとも序盤はよかったと言い切ってよいのではないだろうか。7
霧島と貴景勝に土がついた。さすがに4日間3大関全勝とはいかなかったか。豊昇龍は全勝を守り、同じく3連勝スタートの大栄翔と琴ノ若の関脇2人も全勝を守った。そして早くも5日目にこの大栄翔と琴ノ若の対戦が組まれることになり、場所が動きそうな気配を見せてきた。■押しの
3大関が3連勝スタート。関脇も2人が3連勝で1人が2勝1敗。上位陣はこれ以上を求めることができないと言っても過言ではない出だしだ。その分、小結と平幕上位に黒星が多くなってしまっているわけではあるが、内容含めて、とにかく出だし3日間は充実している素晴らしい出だしに
今日、11月14日は「埼玉県民の日」である。おそらくどの県にも「〇〇県民の日」というのは制定されているのだろうが、埼玉県が設置されたのは11月14日のようで、この日が埼玉県では埼玉県民の日と定められている。そしてこの日はほぼすべて11月場所の真っただ中と言って良い
さて、3大関が連勝スタートだ。3人の大関が全員連勝したところで驚くことか、とも思わなくはないが内容も伴っていると言っても良いだろう。そして3関脇も全員白星。上位陣がいいところを出していると言って良い場所だろう。幕内全体としても締まっている。そんな出だしだ。■
今場所も日々雑感を書き連ねていこうと思います。よろしくお願いいたします。さて、そんな初日だが、初日としてはかなり素晴らしいと言って良い初日となったように感じている。3大関が白星発進できたことは何よりだろう。その他、幕内全般で見れば内容もかなり良いものだった
さて11月場所が始まる。1年締めくくりの九州場所とは言うが、これで締めくくってしまって良いのか。そんな11月場所は令和6年以降の大相撲に大きな影響を与える場所になるのではないか。今場所の結果がもたらすものは、それがどんな結果であろうとも、しばらくこの先、この場
■1747 春日野部屋が幕内力士不在に~現在最も幕内力士を長く保っている部屋は?~
春日野部屋所属の碧山が十両に陥落し、春日野部屋から幕内力士が不在になったことが話題になっている。春日野部屋は昭和42年9月場所に幕内力士が不在だったのが、今場所以前での直近の幕内力士不在場所だ。ちなみに昭和42年3月場所に先代栃東が新入幕。この時点で幕内力士2人
新番付が発表された。先場所の成績で遠藤が新番付でも幕内にいるのは当然のことであったが、番付が発表されたことで、遠藤が幕内在位60場所を達成した。これは「一流の証」であるとともに、非常に名誉ある記録だと思っている。■幕内在位60場所達成は79人目遠藤は市場79人目
「情報が錯綜している」とでも言って良いのだろうか。そして、いろいろな問題点が出てきている。端的に言えば、未成年(法的には「成年」ではあるが飲酒が許されない年齢に該当するので以下「未成年」で統一する)の力士が飲酒をして急性アルコール中毒(二日酔い?)になっ
手が込んだ割に、なんか見た目綺麗に見えるだけで伝わりづらいグラフではありますが、見て楽しんでいただければ。幕下以下力士の番付の変動だ。場所での勝利数別で色分けしてある。赤系統が勝ち越しで青系統が負け越し。色が濃くなるほど勝ち星(負け星)が多くなっている。
良いとか悪いとか。これがどうのという話ではなくて、純粋に「事実」として。昨年に復活した巡業。それ以降の巡業開催地を日本地図にプロットしてみた。ちなみに紫が2022年開催地で、2023年は春、夏、秋、冬巡業と4回組まれているので、それごとに色を分けた。■北海道エリア
今日、10月18日。妙義龍が37歳の誕生日を迎えた。いくら高齢の力士が増えているとはいえ、37歳という年齢はベテランといってまるで差し支えないだろうし、いくら現役寿命が延びたとしても全盛時からほど遠い実力で戦っていたりする力士が大部分だし、当然、体力の限界などを
時折発生する記録ではあるのだが、今年はすでに「琴恵光だけに可能性がある」記録がある。ほかのすべての力士はこの可能性は潰えた。来場所の番付はまだ発表されていないが、おそらく来場所の琴恵光の地位は平幕10枚目前後だろう。もしこの地位で15日間皆勤すれば、十分に達
ここ数年、毎年のことだが11月場所を前にすると「年間最多勝」が話題になる。それは記録を語る上で大いに結構なことだろう。だが、あまりそれ以上の期間になると話題にならない。「年間」ではなく「6場所」で語られることもあるが、それを超えると「通算成績」になってしまう
今回はグラフを見て楽しんでください、ということで。下のグラフは、2011年以降に関脇以上に在位した力士のこの3年間の番付推移(来場所は私の予想番付に依る)。3年間、三役以上に在位し続けている力士は照ノ富士と貴景勝しかいない。その照ノ富士も3年前は関脇だ。今、上位
今日10月18日、炎鵬が29歳になった。現在、頚部椎間板ヘルニアの影響で長期休場中だ。報道によると1月場所での復帰を目指してるらしい。その時の番付はおそらく三段目下位だろう。仮に1月場所で復帰し、そこから最速で戻ったとしても幕内に戻るときには30歳目前だ。しかもこ
■1737 今年の横綱大関合計勝利数は歴代最低を回避できるか
さて、今年も残すところ11月場所だけになったが、歴代を見ても相当に「悲惨なことになりそう」な記録がある。それは横綱と大関の合計勝利数だ。ここまで5場所で72勝。100勝まで届かせるためにも残り28勝。4人で28勝なら平均7勝なので難しくはなさそうだが、1人でも休場すれば
1187勝247敗253休。大相撲ファンの方であれば、これは誰の通算成績ですか?と問われれば、すぐに答えは出てくるだろう。言うまでもなく、白鵬の通算成績だ。そしてこれを見て、気づくことがある。それは、敗戦数よりも休場数のほうが多いのだ。実はこれは相当にレアケースな
9月場所は幕内でちょうど300番の取組があった(決定戦除く)。そのうちの72番が寄り切り。70番が押し出しだった。近年、寄り切りに対しての押し出しの比率が上がっており、場所によっては押し出しが寄り切りを上回る場所はあるが、それでも1位寄り切り、2位押し出しというの
去る7日に「第18回トークライブ」を開催させていただいた。今回はその中で用いたデータのお話をさせていただこう。タイトルに「23歳・24歳、そして31歳」と書いたがこの年齢は何か。早速ですがグラフを見てみよう。答えから言うと「関取昇進者の年齢別での休場比率」だ。要す
さて、今場所も幕下5枚目までの予想を。といっても今場所の予想は難しいというよりも「予想として作成すると理想からかなりかけ離れるだろう」という思いと「理想の番付で組んでみるとおそらく出てくるだろう実際の番付がかなりかけ離れるだろう」ということで、精神的に(?
過去例の少ない4敗での優勝決定だった。熱海富士は本割で敗れた。優勝可能性があった力士の中で勝利したのは貴景勝のみ。大関の責任は果たしたとはいえる優勝だっただろう。■決定戦は経験値の差優勝決定戦は最大4人。3人、2人の可能性もあったが、貴景勝と熱海富士2人の一発
貴景勝が豊昇龍に敗れ4敗に後退。熱海富士は阿炎に勝利し再び単独トップに立った。熱海富士3敗。優勝の可能性が残されているのは4敗力士まで。そして4敗力士たちは千秋楽の取組は貴景勝と大栄翔の直接対戦。そして高安が霧島戦、北青鵬が豊昇龍戦となった。■貴景勝にプレッ
私自身、初めての試みです。一度やってみたかったと思いつつもできなかったこと。それは14日目の結果を見て千秋楽の割を作るという作業。これは私自身の話になるが、土日の夜は仕事をしていることが大部分で、結果を知ればすぐに千秋楽の割も知りたくなるので、この間にこの
13日目の大一番は貴景勝ー熱海富士と言い切ってよかろう。貴景勝は自力で熱海富士に並ぶチャンスだし、熱海富士は大関に勝つことで優勝に大きく近づく。そんな一番で大関の貴景勝が勝利。熱海富士と貴景勝が3敗で並んだ。■全力で挑めた熱海富士熱海富士は今持てる力を出し切
先頭をいく熱海富士が大栄翔に敗れ2敗目。3敗の貴景勝と高安はともに勝利し、熱海富士との差を1差に縮めた。13日目の熱海富士は貴景勝に挑む。貴景勝は自力で熱海富士を引きずり落とすチャンスがやってきたし、熱海富士はこれに勝てれば優勝に大きく近づけるとも言っていいだ
熱海富士が11日目を終えて次点に2差をつけた。過去に11日目終了時で次点に2差つけた例がどれだけあるのか。そして先頭を行く力士がどの程度の優勝できたのかを過去データから追ってみよう。なお今回は1場所15日制定着の昭和24年5月場所以降のデータで見ている。■トップが次
1敗で単独トップの熱海富士が三役初挑戦。小結の翔猿を一蹴。1敗を守った。2敗に後退した高安は関脇の大栄翔に敗れ3敗に後退。熱海富士が2差をつけた。貴景勝も3敗を守りカド番脱出。おそらくこれから熱海富士には上位戦が控えているのだろうが、果たして優勝争いはどうなる
一山本が十両の土俵で10勝1敗。大の里と並び十両の先頭を走っている。そんな一山本だが、幕内に上がると幕内で2桁勝った場所はあったが、幕内下位にいるのが精いっぱいという力士だ。実際、先場所十両に陥落する前は幕内で2場所連続で2桁負けを喫しての十両陥落だったし、最
この日の注目は高安ー熱海富士だったことは間違いないだろう。いわゆる上位対戦圏外とは言え、1敗同士。先頭を行く2人の直接対戦だ。これを制した熱海富士が1敗を守り単独トップに。貴景勝は取り直しの一番で宇良に勝利し7勝目。角番脱出に王手をかけたが貴景勝が目指してい
高安と熱海富士は1敗を守った。そして2敗を守ったのは剣翔だけだった。上位でのトップは3敗の霧島、貴景勝とこの日3敗に後退した若元春。そこに平幕筆頭の北勝富士を含めてよいだろう。そして5枚目の豪ノ山と6枚目の阿武咲も3敗。こんな展開だ。■見ごたえがあった貴景勝ー豪
十両は大の里が中日ストレート給金を決めた。幕下での2場所、小さい力士を苦手にしているように思えたが、朝紅龍、輝鵬、時疾風といったところもしっかりと下しての8連勝は見事だ。そして9日目も勝利して土つかずの9連勝。だが、十両全体を見ていて、すごく閉塞感を感じてい
3大関が全敗。気づけば1敗が高安と熱海富士。役力士の2敗は若元春だけというとんでもない展開になってきた。「荒れる」というレベルではなく、上位陣が自滅している「酷い」場所にもなってきているのではないだろうか。■前に出ることを忘れている3大関良くなってきたかと思
貴景勝に土がつき、上位陣のトップは2敗。1敗は高安と熱海富士。それにしてもこの展開を「面白い」と言って良いのか疑問に感じる場所になってきた。誰が優勝するかわからない面白さはあるのだろうが、何か腑に落ちない場所にもなっているように感じてきた。個人的には「望み
全員が全員というわけではないが、実力通りの星勘定になってきていることを感じさせた6日目だ。そして幕内トータルで見れば、ここまで6日間では一番見ごたえがあった日になったのではないかとも感じる日だった。■朝乃山の大関戦3連敗大関戦が3日続き3連敗の朝乃山。善戦した
昨日、コメントで「5日目まで十両幕下戦は十両の5戦全勝ですが、十両幕下戦の勝率はだいたいどれぐらいなんでしょうか?」というものをいただいた。このコメントで「十両の5連勝」というのが非常に興味深かった。ちなみに平成以降で見ると、十両と幕下の対戦は昨日(9月場所5
序盤5日間が終わった。終わってみれば全勝不在で上位陣の中では貴景勝1人が1敗。その他は2敗以上の負けを喫した状況。決して「独走」というわけではないが貴景勝が頭一つ抜け出た展開になっていると言って良かろう。■朝乃山は善戦しただけだったカド番大関の霧島と元大関の
豊昇龍が大関に昇進した。新大関の今場所、4日目を終えて1勝3敗と苦戦しているが、負け越しても来場所は大関ということははっきりと言える(勝ち越しても来場所は大関だが)。大関という地位にいるため、いつになるかはともかくとしても、豊昇龍は横綱に上がる、関脇に陥落す
豊昇龍が3連敗。霧島も連敗。大関陣に暗雲が立ち込めたといえるのだろうか。そんな中、貴景勝は初日敗れたもののそこから3連勝で3勝1敗。平幕に全勝力士はいるものの、役力士、平幕上位を含めても、この中では先頭ともいえる1敗をキープした。■悪循環にはまっている豊昇龍正
霧島に土がつき役力士の全勝はいなくなった。全勝力士の中での最上位者はその霧島に勝った北勝富士。果たして中盤以降、どういう流れになっていくのか見えない場所になってきたか。■連敗の豊昇龍に不安良くも悪くも関脇から大関に上がることで相撲が変わる力士がいる。どち
さて、新大関豊昇龍に土がついた。役力士で連勝スタートを切れたのは霧島ただ1人。まだ2日目の1敗と言ってしまえばそれまでだが、今場所も下位力士が躍進していく場所になるのか、それとも霧島が突っ走る展開になるのだろうか。■強さを取り戻した朝乃山とにかく朝乃山に「ら
SNS上では初日のNHK相撲中継での舞の海発言が「失言」と捉えられているようだ。私自身は中継を見ていたわけではないが、どうやら放送中に「館内のお客さん の反応も複雑。横綱大関は、日本出身の力士は貴景勝ただひとり。」といった趣旨のことを言ったようだ。果たしてこれは
さて、9月場所が始まりました。報道から伝わってきた情報から察するに照ノ富士の休場は「予想通り」といったところで、伯桜鵬の休場も場所前の要するからすれば「既定路線」だったようにも思えます。若隆景が出場してくるんじゃないかという気配は見せましたが、もともと完全
「ブログリーダー」を活用して、大相撲データアナリスト横尾誠(search_net_box)さんをフォローしませんか?
尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5
さて、来場所の予想番付です。尊富士をどこに置くか。注目はそこでしょう。そしてそれを別にしてもなかなか難しい予想になった場所だったようにも思います。早速ですが幕内から。小結までですがここは異論ないところではないでしょうか。あとは小結にまで尊富士を持ってくる
出場が怪しまれた尊富士が見事な相撲で豪ノ山相手に白星。この瞬間に今場所の優勝を決めた。それにしても見事な結果だった。単純に、今場所一番強かったのは誰かと問われれば、それは尊富士だっただろうし、それがたまたま新入幕力士だったということなのだろう。最後まで優
こんなことが起こっていいのか。尊富士が敗れる。これは想定できる範囲ではあると思う。それは、どの取り組みでも確率が高い低いはともかくとして、起こり得る話の中で起こった話だろう。だが、尊富士が足を痛める。もちろん、全力士。土俵に上がっていれば、ケガをすること
もう、恐れ入りました。としか言葉が出てこない尊富士の強さだろう。まだ優勝が決まったわけではないが、最低でも決定戦という状況にはなった。いわゆるマジック1の状態だ。仮に14日目に敗れたとしても、豊昇龍と大の里が揃って敗れれば優勝決定。絶対はないが、もう決まった
ついに尊富士に土がついた。尊富士に土を付けたのは豊昇龍。月並みな言い方ではあるが大関としての役割をしっかりと果たしたと言えるだろう。琴ノ若も大の里から勝利。こちらも大関としての役割を果たした結果となっただろう。それでも、大の里が負けたこともあり、まだ2差は
いつもテンプレのタイトルをつけているだけだが、今日は敢えてサブタイトル的なものを付けてみた、タイトルにもつけたように、尊富士と大の里。この2人についてただただ感じたことを書いていこう。もうこの日の感想はこれだけで十分すぎるくらいだ。彼らが本当に強いのか、こ
尊富士が大の里を下して初日から10連勝。大の里が敗れたことで1敗が不在になり、2敗に大の里、琴ノ若の2人となり、3敗で6人が並ぶ展開となった。■予想をはるかに超える強さの尊富士率直な予想としては大の里が勝つと思っていた。ただ、どちらが勝つにせよ、長い相撲にはなり
尊富士が初日から10連勝だ。新入幕であることが、いっそう驚きを強くしているが、幕内で初日から10連勝の力士。最終的にどうなったかというのをデータで見てみよう。なお1場所15日制定着の昭和24年5月場所以降の数字となっております。■10連勝力士の優勝確率は63.6%初日から
今回はただ単に記録の羅列で。午前中に10日目の翔猿の休場が発表された。報道で第一報が出た時は休場するということしか分からず、休場理由が伝えられていなかったが、少なくとも昨日の取組でケガをしたような様子はまるで見られなかったので、何があったのだろうとは思った
尊富士が全勝を守り、大の里も1敗を破った。大関陣は豊昇龍に土がつき3敗。貴景勝と琴ノ若は2敗を守った。それにしても、尊富士はどこまで勝ち続けるのだろうか。■堂々と受けて立った三役陣尊富士の挑戦を受けた阿炎。コメントでも頂いていたが、もろ手で行き、そのもろ手を
それにしても尊富士が強い、負けない。唯一の全勝キープだ。大の里も1敗を守った。大関陣は霧島は敗れ2勝6敗ともはやどうにもならないところまで来てしまったが、ほかの3大関は2敗を守った。■霧島に何が起こったのか4連敗スタート後の連勝。これでなんとか立ち直ってくるの
7日目より照ノ富士が休場。当然と言えば当然だろう。少なくとも今場所については横綱の相撲が取れていないのだから、これで良い。とはいえ、休んで出てきて結果を残してその翌場所は途中で休む。もはや、この横綱には2場所続けて戦い続ける力はあるのだろうかとは思えてしま
6日目の土俵はなんとも言い難い土俵になってしまった。これを良いと捉えるか、悪いと捉えるか。それは人それぞれなのだろうが「面白かったけど、良い日ではなかったな」というのが率直な感想だ。もちろん、特定の力士1人に着眼してその力士を評価するであれば良い部分も沢山
照ノ富士が5日目の土俵で敗れ序盤戦を2勝3敗で終えた。はっきりと言えば横綱としては「不合格」ともいえる成績だ。ある程度は不調なら休むことが許される立場。休場と言う選択肢はあってよかっただろう。だが、照ノ富士は6日目の土俵も通常通り立つ見込みだ。そこで今回は「2
王鵬が横綱初挑戦で金星。これで照ノ富士は3敗目。貴景勝と琴ノ若も敗れこちらは序盤3日を終えて3勝2敗。大関以上で1敗で序盤を終えられたのは豊昇龍ただ1人となった。霧島はようやく初日。大きく出遅れたがここから巻き返すことはできるのか。■苦しい照ノ富士王鵬が照ノ富
4日目の取組では対戦成績を見ると、貴景勝が過去14勝4敗だった宇良に勝利。阿炎が8勝2敗だった若元春に勝利。正代が18勝9敗だった高安に勝利した。結果だけで見れば過去の対戦成績通りの結果になったと言えるのかもしれない。そして過去3勝0敗だった対戦が2番組まれたが、狼
照ノ富士が明生に一方的に持っていかれ2敗目。霧島はドツボの4連敗だ。だが、3大関は順調に白星を伸ばし3勝1敗。1敗はしたものの及第点の評価は十分につけられるだろう。そんな中で関脇以下の力士もある程度、好不調。今戦ってる実際の番付と現時点での力量の差異も見えてき
3日目の大関以上力士は何か荒れたような印象を残しつつも霧島以外は全員白星。だが、まるで予想できなかった霧島の初日からの3連敗。何かこのインパクトが非常に大きいように感じる。そして照ノ富士に挑戦した朝乃山は今場所も照ノ富士に敗北。取組時間はそれなりにかかった
さて、本日3日目。結びで朝乃山が照ノ富士に挑戦する。ここまで2日間の両者の成績はともに1勝1敗。とはいえ、地力からすれば朝乃山は「通常よりはよさそう」。反面、照ノ富士は「強い時の照ノ富士よりは劣っている」という見立てだ。そんな中で朝乃山はどんな戦いをするのか
若元春が小結で11勝を挙げたが三賞を受賞出来なかった。3月場所で言えば、翠富士と若元春に三賞がなかったことに対して随分と不満の声が聞かれる。私自身も翠富士に三賞なしは妥当だと思うが(条件付きは好きではないが、条件付きだったのに対しては理解できる)、若元春に何
西十両筆頭で東白龍が7勝8敗と惜しくも負け越した。今場所の周りの成績からすれば、たとえ8勝7敗だったとしても東に回るだけだった可能性が高そうではあるが、いわゆる「1点勝ち越し1枚上昇、1点負け越し1枚降下」の目安に則って言うのであれば「1勝足りなかった」。そして1
番付の話ですが、データを使って云々というよりも、私見を述べたものとなりますこと、ご了承ください。■幕下5枚目以内厚遇はいつからなのかもう数年前から「5枚目厚遇」は言われているし、実際そうだ。早速だが、平成以降の「幕下5枚目以下4勝での昇進事例」と「幕下6枚目以
さて、来場所の予想番付です。早速ですが幕内から。少なくとも小結以上は、これしか選択肢はないかなという気がします。仮にも今場所の霧馬山が小結だったら東関脇豊昇龍の選択肢はあったのでしょうが、東関脇が「空いた」こともあり、そこに座るのは豊昇龍よりも霧馬山でし
霧馬山が本割、決定戦で大栄翔に連勝。見事な逆転優勝を掴み獲った。一部報道では優勝すれば場所後の大関という声も聞かれたが、さすがにそれはなく来場所が大関取りの場所となることが明確となった。■想像以上に強かった霧馬山終わってしまえば何でも言えるのだが、霧馬山
最近、千秋楽前にはいつもこれをやっているような気がしますが。■過去対戦は霧馬山7勝、大栄翔6勝過去の対戦は霧馬山が7勝6敗と僅か1つだけリードしている。だが、直近1年間で見ると、大栄翔3勝、霧馬山2勝だ。そして現在、大栄翔が2連勝中、では過去の両者の対戦記録を見て
日中に若隆景休場の報が飛び込んできた。昨日、取り直しとなった琴ノ若との一番での取り直し前の一番で痛めた膝が相当に悪かったようだ。これにより、この時点で14日目の若隆景の対戦相手となる霧馬山の白星が確定し、とりあえず14日目での優勝決定はなくなった。その若隆景
大栄翔が2敗で単独トップに立った。翠富士は10連勝後の3連敗で3敗に後退。同じく3敗に霧馬山と若元春。こんな展開になった。■自分の相撲を取り切れた大栄翔この日の対戦相手は明生。地力、今場所の調子、合口。あらゆるものを考えても大栄翔が有利と言える取組ではあったと
この1,2年程度だろうか。場所終盤になると「割崩し」という単語が聞かれる。明確に何をもって「割崩し」と呼ぶかの定義はないが、少なくとも、横綱・大関の対戦がなければ「割が崩された」と言って過言ではないだろう。とはいえ、横綱や大関が終盤対戦が残っていたすでに負け
翠富士が連敗で2敗に後退。2敗だった大栄翔は2敗を守りこの両者が2敗で並んだ。3敗で追うのは霧馬山、若元春、琴ノ若という展開になった。3関脇4小結、大関以上は不在となったこの状況下で、3敗以内の5人中4人が関脇、小結の力士というのは、番付としては体裁が保たれている
13日目は各段優勝(または決定戦進出者)が決まるが、幕下では6戦全勝同士で東26枚目の龍王と東50枚目の魁禅の対戦が組まれた。勝ったほうが今場所の幕下優勝だ。■魁禅は幕下では力を出せない力士だった魁禅は先場所、三段目優勝を果たしている。魁禅の最高位は幕下31枚目、
11日目、遂に翠富士に土がついた。大栄翔は2敗を守ったが、2敗は大栄翔1人。そして3敗で豊昇龍、霧馬山、若元春、琴ノ若、遠藤、千代翔馬が追う展開となった。■力の差を見せた若元春翠富士に力を出させず、巧い相撲で若元春が翠富士を押し倒した。翠富士は立ち合いで劣勢に
今回はただのデータですが。平幕力士で初日から10連勝を果たした力士の一覧と11日目以降の成績、対戦相手を載せておきます。平幕優勝よりも数は少ない初日からの10連勝。とはいえ、初日から10連勝したからと言って優勝できるとは限らない。昭和28年5月の時津山や昭和32年11月
翠富士が10連勝。大栄翔に土がつき1敗が不在となった。翠富士全勝、大栄翔、琴ノ若、遠藤が2敗の展開となった。■翔猿に勝つことは驚きではない翠富士今の翠富士を下せる相手は誰か。役力士は全員、その候補にはなると思う。だが、翔猿は敗れたが、3関脇や、残された小結3人
■翠富士9連勝、宇良ではまだ役不足だったか翠富士が9連勝。誰がこの翠富士を止められるのか。ここは興味深くなってきた。相当に充実していると言っていいだろうし、すでに波に乗っている。強い弱い関係なく、やりづらい相手といっていいだろう宇良でも、やはり翠富士を止め
■引っ張っているのは大栄翔と正代中日折り返しだ。翠富士の8連勝にはただただ驚くばかりだ。7日目は高安、中日は碧山と大きい相手を全く苦にしないで相撲を取れているところがただただすごいとしか言いようがない。だが、ここまでの対戦相手を鑑みると、やはり大栄翔、正代
7日目に全勝対決で高安を下した翠富士が、同じく全勝の大栄翔が敗れたため、初めて単独トップに立った。これはおまけのネタではあるが、まだ幕内最高優勝の経験がない静岡県出身力士だが、その静岡県出身力士として初めての幕内単独トップでもある。■比率だけで言えば「関脇
■貴景勝の休場が呼び込んだとは思いたくないが高安と大栄翔に土がついた。全勝同士の高安ー翠富士戦が組まれていたため、この日に全勝が不在になる可能性はなかったが、地力では上といって良いだろう高安が翠富士に敗れた。取組としては高安の勝ち上げをもろに受けず、高安
■ケガをしても掴みに行く1勝の重さ貴景勝は立ち合い一発に賭けるしかなかったのかもしれない。しかし、御嶽海は重かった。御嶽海を起こすこともできず、御嶽海は貴景勝に応戦することができた。結果的に貴景勝はそれ以上に御嶽海を押しこむことができなかった。すべては膝の
序盤5日間が終わった。幕内の全勝は4人。大栄翔・翠富士・高安・錦富士だ。それに対し、若隆景・琴勝峰・一山本・東龍が5連敗スタート。大栄翔や高安が初日から5連勝するのは過去にもあるが、翠富士と錦富士は初めての初日からの5連勝だ。そして若隆景は初めて5連敗を喫した