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かんちゃんSr.のオヤジな日々 https://blog.goo.ne.jp/kanshin-da-551212

還暦を迎えました。興味のおもむくままに生きています。花柄とチェックを愛しているオヤジです。

かんちゃんSr.のオヤジな日々
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2017/04/25

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  • 10年の区切り

    国営昭和記念公園キバナコスモス(レモンブライト)2013年にブログを開設してから3652日、本日まで2861本投稿しました。2ヶ月間・4ヶ月間と書かなかった時期もありましたが、飽き性な僕がよく10年も続けて来た。68になる歳ですが、知らないことは沢山ある。昨日の昭和記念公園でもレモンブライトなるコスモスを初めて知りました。サンダル履きで歩いた道(緑ライン)。本日は膝がガクガクです。このブログ10年の思い出としては、一瞬ですが、gooブログ200万余の中でランキング18位になったこと。嬉人間としての引出しを増やして、また再開いたしたく、暫時休止します。読んでくださった方々、誠にありがとう存じました。10年の区切り

  • 彫刻のある町

    鳥と子供たち(湯川隆作)移り住んだ町東大和市の面積は13.54平方km、全国815市区の中で792番目の広さ(狭さ)です。市のホームページを閲覧すると、モニュメントマップがあって、市内27ヶ所のさりげない場所に像がある。普段利用の駅ではないのだが、西武鉄道・東大和市駅前で見つけたのが写真のモニュメント。何度も前を通過したことがあるのだが、移住10ヶ月目にして初めて気づいた。バックはこてこての居酒屋さんです。本日でブログ開設3649日。この間に閏年が2回あったから丸10年は今週末になる。書き続けてまた、身近な彫刻をアップしていくか、はたまた節目の10年でオワリとするか、3日間で熟考します。彫刻のある町

  • チキンカツとハムカツ

    フライ物で2番目に好きなのはハムカツ、チキンな僕ですから1番はチキンカツです。スーパー・コンビニのそれらでは物足らない。半世紀住んだ埼玉・狭山市では、駅を出ると西友があり、その向いに精肉店があった。仕事帰りフライ物を買うのが習慣化していたが、今では駅前再開発で西友も肉屋もない。今は東京の外れ、ギリ埼玉の都民であるが、子どもの頃の暮らしがのこる町である。目の前で精米をしてくれる米屋、銭湯、自宅から半径1.5km以内に精肉店が10軒ある。昼飯・晩飯がフライ物になってしまった。ランチにはチキン+ハムカツの他に、ゆで玉子フライを食した。晩飯は焼売を予定していたから、キャベツは茹でてある。チキンカツとハムカツ

  • 一長一短

    昨年12月に転居して直ぐ、隣町の中古自転車センターにて、26インチのママチャリを購入し、けっこう遠乗りをしたりしていたが。坂道では変速ギアが欲しい。Aが頭文字の通販サイトにて、20インチ6段変速車(写真)を買った。新品で1.5万+防犯登録料。自転車も廉価で入手できるようになった。半ば分解状態で届いた折りたたみ式なので、室内での組立てが楽しく。先日、正午を目指して立川まで往復12kmを新車で行ってきた。変速ギア滑らか、走行もノープロでしたが、20インチゆえ、コギコギの回転数がせわしなく、そこがママチャリとの相違点。朝飯ぬきで出掛けたため、途中のコンビニで発売35周年のヤングドーナツを買って齧った。メーカーには失礼だが、これまで駄菓子とばかり思っていたのが、ことのほか美味しかった。自転車2台持ち、どちらも大事...一長一短

  • この雨にヤラれて〜

    昨今の天気予報の確度は優れているので、○時に降雨と出れば降ります。昨日は、15時以降に雨予報を知りながら、網戸のままで仕事に出掛けた。案の定、帰途はゲリラ的ピンポイント豪雨で、帰宅すると窓際のプリンターが濡れていた。すぐプリンター使いたかったのに、エラーランプが点灯しっ放し。(孫の写真だけど)8年酷使したプリンターが壊れ、今年購入した新古品3千円台のマシン。自分の不注意に尽きるが、くやしいね。取説を穴が開くほど見たが解決しない。ふと置き型エアコン裏に、プリンター蓋全開にして熱風を当ててみた。10分後に復旧いたしました。そしてニヤニヤしながら、初孫の写真をプリントいたしました。この雨にヤラれて〜

  • 神社のアート

    孫が誕生し、安産祈願の御礼参りを続けています。神道の国の日本人ですが、シュラインに加えテンプルも、何でもありです。寺社を巡り視界に入るのは、作者の明記もない神仏アートです。豊鹿島神社(多摩湖に近い場所)高木神社(青梅街道沿い東大和市)阿豆佐味天神社(立川砂川七番駅から2km)威風堂々の狛犬立川諏訪神社(立川ロータリークラブ寄贈)コロナ第9波の世情なので御礼参りはあと1ヶ所でコンプリート。神社のアート

  • 忘れ物を取りに

    出掛ける前に、持ち物調べをして家を出るのだが、何かしら忘れて家に戻る。2回に1度くらいの頻度で。エレベータなし団地の4階の住人であるから、無駄な階段の昇降が多すぎる。きょうのお出掛けも家を2度出入りした。運動で足腰を鍛ていると思えばいいか?娘の安産祈願に寺社を7ヶ所回り、お礼参りの4ヶ所目は、阿豆佐味天神社、境内に立川水天宮がある。神社に続く道が賑やかだと思えば、御祭礼の日だった。いつも肌身離さず携行しているカメラを、よりにより本日は家に置いてきた。痛恨のシャッターチャンス逃しまくり。そんなものですね!忘れ物を取りに

  • 初孫誕生! お礼参り

    きのう娘に赤ん坊が生まれました。初孫です。もともと僕が結婚できるとはイメージしていなかったが、30前に結婚して2人も子どもが授かり、孫までできるとは!人生において、負の実績しかないジジイが、名付けをできるとは考えていないが、娘がサクサクと命名をした、3612gの女の子です。さて、7ヶ所も安産祈願に回ったから、お礼参りをしなくては。府中と日野は昨日済ませ、本日地元の1ヶ所を済ませたら、天候は雷が物凄く。事情があり直ぐに会いに行けなので、しばらく至極の幸せをかみしめます。初孫誕生!お礼参り

  • おやつ 職場の先輩方から

    パート仕事は、母校の同窓会の事務局でスタッフは4名。3学年上のホンモノの先輩もおられるが、ほか2名は後輩です。だが職場では僕が新入りの後輩。きょうの上品おやつは、2名の職場先輩からの京都の和スイーツ。右の阿闍梨餅は京都みやげNo.1の呼び声高き品。東京で買えるのは日本橋の百貨店2軒、それといま話題の池袋西武のみと調べがついた。ヨドバシに席巻されないうちに、職場至近の西武デパ地下にて入手したいものです。サクサクと仕事を終え、夜のスイーツは草団子、スーパーで3本108円。賞味期限が明日なので1割引き。僕の口にはコレが合うなあ。糖分過剰摂取の日。おやつ職場の先輩方から

  • 粘着質

    ひと癖ありの薄幸な女子を演じることにおいて秀でて名演をする門脇麦見たさに、散髪とセットで立川で鑑賞。プライベートでは釣人で、生活はオジサン寄りであるらしい。その役とのギャップに萌える。89分の作品の主要登場人物3名全員が、W不倫をしている。人生における生産性が皆無のストーリー。とりわけ、門脇麦のパートナーは、身勝手極まりなく、自己の論理を振りかざし、妻を言葉で責めたてていく。その粘着質男を演じるのは田村健太郎。初めて認識した役者だが、ネバネバとした台詞を間断なく発する演技は、同作出演の染谷将太、黒木華がかすんでしまうほど。未練という感情は、おそらく男の方に色濃く潜んでいる。それをつまびらかにするストーリーでした。粘着質

  • 貫禄の91作目

    山田洋次監督、意気軒昂である。監督名を目にしただけで、安心して作品を観ることができる。そして盤石のキャスティング。吉永小百合78歳には唸るのみだが、大泉洋、若手の永野芽郁の家族トリオ、母親が思いを寄せる牧師役の寺尾聡冒険の要素なしだがこの上ない配役です。山田洋次の人情喜劇セオリーは、作品が変われど、寅さんシリーズから踏襲されており、涙と笑いが一纏めにやってくるのではなく。不意に涙がこみ上げる場面とクスッと笑える一瞬が、イレギュラー、波状的にやってくる。そして登場者の台詞がないのに、笑えるシーンが今作にもあり。脇役グループでの発見は2つ。主人公の親友役で、役者としての宮藤官九郎が優れて良かった。もう一人は、主人公の幼なじみ役枝元萌、日本のおばさん役の揺るぎなき第一人者は池谷のぶえであるが、彼女と競るくらいの...貫禄の91作目

  • 神頼み to be continued

    8月最終週の大國魂神社(府中)からスタートし、高幡不動尊(日野)→塩釜神社(東大和)→立川水天宮→豊鹿島神社(東大和)と安産祈願行脚をして、きょうは立川の行きつけの店で散髪をするつもりが、諏訪神社(立川市柴崎町)参拝に予定変更。境内に相撲道場、弓道場がある。朝から年輩者が弓を引いている。高尚高邁なアスリートたちだ。立川駅から750メートルの場所に位置した静寂な場所。コロナワクチン7回目の案内が来ているので、境内のアマビエ像を写真に撮る予定であったが、忘れた!散髪も来週に延期。節操を忘れたように6ヶ所の寺社を周った。出産予定日も迫り、居てもたってもいられない、ジジイの心情をご理解ください。神頼みtobecontinued

  • 福田村事件

    亡き父の誕生日は1923年7月31日。その1ヶ月後に関東大震災がある。もっとも父の生まれは群馬・榛名山の中腹であるから、被害には遭遇しなかったが。丁度、震災100年の今年、ドキュメンタリーの森達也監督が手がけた劇映画。映画は予習なしで観る派だが、史実に基づくこの作品はウィキペディア等で予備知識を入れた。福田村(現野田市)で起きた、日本人による日本人9人を手に掛けた虐殺事件。殺害された香川の薬売り一行は、当時の世情で忌み嫌われていた朝鮮人と間違われたわけだが、彼らもまた被差別部落の出自であり、日常的に差別される側に居たのだ。井浦新、永山瑛太は既にベテランの域であるが、戦争未亡人役のコムアイ(水曜日のカンパネラ初代ボーカル)、義憤に燃える千葉日日新聞の記者役木竜麻生の演技が光る。そして久し振りにスクリーンで見...福田村事件

  • 無限鉛筆

    パート仕事の一部だが、最重要な集計業務はパソコン入力して、プリントアウト後は確認作業、鉛筆と消しゴムは必須アイテムです。ペンケースには、鉛筆に金属キャップを着けて、100均で買った鉛筆削りを入れている。ふとTVをつけると、最新文具特集をしている。早速、気になる品をネット注文したらその日に届いた。1本で鉛筆100本分も持ち堪える無限ペンシル。ネットショップのセール中で、6本で899円。スペア芯が6個付いてきたから、鉛筆1200本相当かー。そんなに生きていられないから、職場の先輩各位に贈呈するのかな。もしかしたら色鉛筆かも?これから確認に入ります!無限鉛筆

  • 福建麺

    きょうから丁度4週間後の今月末、ブログを立ち上げて丸10年になる。その後どうするか?節目で新しいブログで再スタートか、止めてしまうか迷い中です。今朝はモノレール駅から2km歩き、立川水天宮にて、4か所目の安産祈願をした。いよいよ初孫の誕生が迫ってきた。気温がヒートアップする前の往復4km徒歩は心地良し!まだ正午には時間がある自宅駅前のスーパーにて、ホッケン(福建)ミー(麺)を見つけた。当該スーパーは、女子栄養大学と組んでヘルシーメニューを打ち出すなど、工夫に長ける企業だ。福建焼きそばは25歳の時、1年間シンガポールに居た際の常食だった。日本のスーパーのそれは、なかなかに凝っていて、中華麺と春雨のハーフ&ハーフである。甘辛味はかなり本場に近かったが、酸っぱさ不足。シンガポールやマレーシアでは、酢橘が添えられ...福建麺

  • オンデマンド推奨 to 自分

    8月ラストの映画鑑賞は、ポイントが使えるシネコンで『春に散る』もしくは楽しげな『Gメン』にしようと決めていたが、向かう途中のシニアに優しい料金設定の映画館に吸い込まれてしまった。昭和半ば生まれのジジイにとって、流行性感冒の「インフルエンザ」は馴染み深いワードであるが、当代の若者に馴染むSNS上の「インフルエンサー」のストーリー。尺は78分で、それなら寝ないね!の長さであったが、序盤の人気絶頂のヒロインをチラ見したところでグッスリ。目覚めたらラストシーンの人気凋落したっぽい主人公が映っていた。大スクリーンで映画を観たい派なれど、最近は睡魔に勝てないことしばしば。しばらくは映画館自粛して、ネット配信で自宅名画座だな。入口で貰った玉城ティナちゃんのシールを眺め、ストーリーを推測しているところ。オンデマンド推奨to自分

  • 多摩モノレールの運賃体系

    多摩モノレールは全長16kmで19駅。従って各駅間の距離は短い。初乗り110円、2駅乗車で倍の220円です。多摩センターから上北台の全線乗ったら410円であるから距離長では割安。写真は昨日で販売終了のセットチケット。夏休みシフトの一日乗車券に、ららぽーと立飛の買い物券(500円)が付いて千円。日曜日は19駅中3駅に用件があったので、迷いなくセット券購入。メインは高幡不動尊金剛寺娘の安産満足の御守を受けるため先週の大國魂神社に続いて今回で2軒目自宅からは45分でした。女性の出産という大事業について、男とりわけ爺は無力です。できることはせめて祈ることくらい。明日は近場でアナザーテンプルに参るつもり。多摩モノレールの運賃体系

  • 今週の2本

    2年前と比べて、半分以下に鑑賞数は減じているのたが、心安らぐのは映画館の空間です。今週は仕事とのタイミングが合って、ヨーロッパの2作を鑑賞。『イノセンツ』2021年北欧3国+デンマーク製作。北欧を舞台にした『ミッドサマー』『LAMB/ラム』のホラー(妖怪・神話的)と残虐性の要素の系譜にある作品。夏休みのノルウェーの団地。閑散とした風景の中、子ども4人の前で繰り広がるサイキックな現象とその結末。何気ない庶民の日常の中の怪奇が描かれる。残虐シーンも多々あり。理由は省くが、北欧の人々の精神世界は、日本人に近いものが感じられる。『エリザベート1878』2022年オーストリア・ルクセンブルク・フランス・ドイツ合作19世紀のオーストリア皇妃エリザベート40歳の誕生日からの1年間のストーリー。面白かったのは:その美貌で...今週の2本

  • からだが求める日高屋餃子

    家で餃子を焼く場合は、大阪王将羽根つきスタミナ餃子(レトルト)に決めている。簡単調理で見事な羽根がつきます。エンドレスにループしそうな今夏を乗り切るため、餃子を焼こうと台所に立ったが、あまりの暑さに堪えられず、部屋に戻った。台所滞在時間3秒。今宵は火を使わない晩飯を旨とし、日高屋にシフトした。ランチパックが登録商標のメーカーもあるが、パンの量販メーカーでは僕はフジパンが好き。年に何度か、高級餃子を食したい時、池袋駅東口の開楽へ。1人前3個のジャンボ餃子を食べきるのにやっとな高齢者だけど。普段は埼玉県民歴40年超えゆえ、ぎょうざの満洲に吸い込まれることが多い。袋にある通り、日高屋は体が野菜を求めている時に適した、野菜中心餡の餃子。写真の皿は、トウモロコシから作られた使い捨て、この後同じ器でヨーグルトを食べる...からだが求める日高屋餃子

  • 神社の営業時間

    外出好きだった僕が、仕事日を除いては、30分圏内で行ける映画館しか行かなくなった。今朝は、埼玉県民の頃はカスリもしなかった府中に行ってきました。モノレールと京王線を利用し、自宅から60分圏内。駅を降りると、見事としか語れない欅並木がある。駅から10分もかからずに大國魂神社の賽銭箱のところに着く。参拝の目的は、参道にある見逃しそうなスモールサイズのミヤノメ神社。安産の神さまです。9月中旬に出産予定の娘のため。我が子の時はそんな気にならなかったが、孫となればリキが入るわたくし。府中は拓けた街でした。駅ビルにシネコンもあるし。そんな事考えもしなかったが、神社の営業開始は春夏6時、秋冬6時半。17時には参拝時間終了。6時ではなかったが、早朝に参拝できて良かった。多摩地域の今日の午後は、間断なく雷鳴が響き、豪雨の連...神社の営業時間

  • 親父の心は弱し

    いよいよ娘が臨月となり、紀伊半島の母親のもとに向かうことになった。3ヶ月足らずだが娘と同居して、会話のキャッチボールは活発でなかったけれど。僕のこの10年は独居生活であり、一人暮らしの気楽さを謳歌していたのに、いざ娘が出ていくとなると心に穴が。荷物を持ってJR中央線の駅で見送りをして、新宿近くの駅で倅(息子)に迎えに来て貰うことに。今夜は息子宅で1泊。見送りの後、直帰する気になれず映画を1本鑑賞。87席の部屋に観客2名。実話に基づくストーリーで、眠ったことはないが処々で、すーっと睡魔に襲われる。実の娘とは言え、この3ヶ月けっこう気を遣っていたのかな?親父の心は弱し

  • アプリが悪さをする

    先月末にスマホの機種変更をした。機種選びの決め手は、中国生産品ではないこと。US製のモトローラ機。低価格帯だがサクサクです。だがこの1週間、やたらに画面全面に広告がカムアウトするようになった。2分間に1度くらい。主にゲーム関係。これによりブログ書きなど頻繁に中断せざるを得ず。以前、家計簿ソフトをインストールしたことにより、スマホが誤作動するようになった経験ある。今回もどれかのアプリのせいだな!インストール済みのアプリは全て自分の意思で入れたものばかり。いよいよ機種変したショップを訪ね尋ねた。ショップ任せで作業料金が1.1千円。ヒントだけを貰って、自分でやりますとも。そして昨夜解決した。高齢者らしい拡大鏡のアプリが原因。削除して元のサクサクに戻った。しかし、インストールした覚えがないアプリ。どれかのアプリの...アプリが悪さをする

  • 上腕三頭筋

    特別なファンではないのだが、綾瀬はるかの主演作、観てきました。ネタバレにならぬよう感想だけ記しますが。低予算であろうことが判るスケール感である。けっこう陳腐なセットの中で、群れなす人が右往左往する印象。もとより時代考証などを重視していないことは読み取れるが、帝国陸海軍の覇権争いならば、旧日本軍の階級章くらいは正確に着けて欲しかった。人気男優のウデの見せ場がなかったことが悔やまれる。出づっ張りの長谷川博己、若年のジャニーズ系の人気者をはじめ、脇にも阿部サダヲ、佐藤二朗、豊川悦司など芸達者を揃えたが、印象に残る場面なし。さて前評判高しの綾瀬はるかの立ち姿良し。2年前公開の『奥様は、取り扱い注意』で実証済みだが、身体能力の高さと、これまた前評判の上腕三頭筋の美しさを堪能できました。最後はオヤジならでは感想でゴメ...上腕三頭筋

  • 明日は8月15日

    お盆の前には百日紅が溢れるように咲く。漢字名のとおり寿命の長い花だ。78年前に戦争が終わった。父は学生の身分で戦争に持って行かれ、終戦後P.O.Wとして8年もの歳月をシベリアで過ごした。学友は何人も戦死し、父の世代の人たちには青春がなかった。存命ならば今年100歳。39年前に僕は結婚をした。別れてしまったから、祝う必要のない8月15日になったが。自分のこれまでのヒストリーにおいて、もっとも欠如していたのは「覚悟」という2文字であろうね。8月15日は父とその世代の先輩たちを偲び、自分個人には反省を促す日である。来月は忙しくなりそうだ。来月の今ごろは初孫が生まれいる予定です。明日は8月15日

  • 住めば都

    小学生時代の6年間は都営住宅に住んだ。どの家にも固定電話がある時代ではなくて、近所の化粧品店と親が話しをつけ、緊急の電話は呼び出して貰っていた。家に黒電話が着いたのは小6の時。中高6年間は鉄道駅で3つほど田舎寄りの分譲団地に住んだ。高3の3学期に親が1軒家を新築し、更に5駅ほど田舎方面に奥まっていく。長男が生まれ、7年間は団地生活にもどったが。団地生活通算19年で、67歳になろうとする月、またまた団地生活者に舞い戻った。現在の住まいは築50年。6月に壁面の強度検査が入り、7月は補修工事。今月は壁面塗装で、いまのところ僕居住の棟が、真先に真っ白になっている。団地居住者高齢化は否めず、ある号棟の前を通ると、いつも同じ老人が居て、追っかけて来て話し掛けられる。現在のところは、困りごともなく快適。あと3ヶ月で団地...住めば都

  • キングダム 3作目 やはり観ました!

    少しばかり逡巡したが、観てきました。躊躇の理由としては、大勢での戦闘シーンが壮大すぎて、凝視していると疲労感に襲われそうだから。主演山﨑賢人は3作目にしてオジサン寄りになっているが、原作コミックのキャラクターに猛烈に似ている。敵対する大将軍2人を演じる大沢たかおと片岡愛之助は、コスチュームを着けると顔の違いが判らない。だが大沢たかおのおネエっぽい台詞回しには、引きつけられる。アクション面では清野菜名、陰を持つ孤高の女剣士を、その身体能力を駆使して演じることにおいて、適役に他の女優は見当たらない。戦闘シーンは圧巻。現在の映像技術では、どこがCG,VFXでどのシーンがリアルなのか境い目がわからない。それより今作では...隣国で囚われの身になっていた秦国王・えい政を命を賭して母国に送り届けた闇商人・紫夏役の杏の...キングダム3作目やはり観ました!

  • ウォーキングにも種別あり

    気ばかりがせいた1日だった。明日から勤務先が夏季休業となるため、その前にするべきことを片付けなければならなかった。内勤のパソコン仕事の他に、外回りを任されているので、東京芸術劇場内の郵便局と池袋駅に何ヶ所かある銀行ATMを回る役目だ。近距離とはいえグルグル歩くので、歩数分だけ疲れは溜まる。この酷暑だから余計に。まだ明るい夕刻帰宅途中、朝から何も口にしていないことに気づく。普段は利用しない居住する市名を冠した駅で降りて、写真のセットメニューを食べた。毎年7月にキャンペーンをするレバニラ炒め、今年は乗り遅れて早8月だ。自宅までは2km強、バスに乗ると180円。次のバスは30分後なので、歩くことにして所要時間30分。帰るだけの気楽なウォーキング。腹はこなれるし、ある程度片付いた仕事の心配はないし、いい時間だった...ウォーキングにも種別あり

  • 麺食生活からのスタミナ朝食

    酷暑のみぎり、米の飯を炊くことは少なく、3日前まで毎食麺類で済ませていた。蕎麦(温・冷)、うどん(温・冷)、ラーメン(主に塩・醤油)、スパゲティ(ケチャップ味)。カレーうどんにしたり、焼きうどん、焼きそばなどのバリエーションをつけてはいたが。毎食、腹六分目くらいで気がつけば、力が入らず、膝がガクガクして来た。2日前、日本橋で映画鑑賞をする前の朝9時、庶民の中華食堂・日高屋にて写真の2品を食した。どこから見ても朝メニューではないですね。僕はそこまでの思い入れはないが、知り合いには日高屋餃子フリークがいるくらいだから悪くはない、そして安い。以前見た、日高屋の工場見学の番組によれば、炒飯は工場で調理し、店舗では大型ジャーに保温するだけ。客への供給スピードは速いが、熱さに欠けパラパラというよりパサパサだ。だが、脂...麺食生活からのスタミナ朝食

  • インスペクション(A24作品)公開初日

    母子家庭で育った25歳の青年は同性愛者である。そのことで、16歳の時に厳格な母に家から放り出され、宿なし生活を送っている。「どうせ死ぬなら、今のままでは単なるカマ野郎。死んだ時に軍服を着ていれば、名誉という冠がつく」それだけの理由で海兵隊員を志す。新兵のブートキャンプのエントリーには、出生届が必要。書類を受け取るために母のもとに行くが、実の親とも思えぬ冷たい仕打ちに、母と息子の溝が深いことを物語る。母の職業は刑務官、アメリカの保守の象徴である。A24は設立11年目。インディペンデント系製作会社でありながら、もはやアメリカ映画界の本流の一角だ。フィルモグラフィを調べると、10年間で120本の映画作品を世に出している。僕は本日の鑑賞で(多少曖昧だが)27本目かな。僕の観た作品のたいていは、手放しでハッピーエン...インスペクション(A24作品)公開初日

  • 仕事の日はアジアめし

    年寄りの早起きなので、仕事の日の昼弁当を作るのは余裕なのだが、外気温34〜35℃が当たり前だから、食中毒の危険度高し。昼休みは40分間の契約なので、自ずと仕事場に至近のセブンでおにぎりを買っている。冒頭写真は最近のヒット作。タイのカオマンガイ(海南鶏飯、シンガポールチキンライス)、僕の大好物である。温めると美味さが増すようなので、2回目はレンチンすべく探すのだが、どこのセブンにも見当たらなくなった。本日もいつもの店舗に行くと、所定の場所は、台湾の魯肉飯+カレー風味の一品に代わっていた。魯肉飯も悪くはない。だが何もカレーをまぶさなくても。カオマンガイには敵わない。アジアめしシリーズは、次々に品替わりするのだろうか。何なら本社にメールでもして、カオマンガイ定番化を訴えたい心情です。仕事の日はアジアめし

  • 粗食なれども

    7.31は94歳まで生きた父が、存命ならば100歳の誕生日でした。100まで生きる人が珍しくない時代となった。夏になれば思い出す、父の開襟シャツ姿。父のコダワリは、ワイシャツ着用は長袖のみ、半袖は開襟シャツに限っておりました。僕は父ほどのコダワリは持たないが、半袖の場合はプルオーバーシャツを着たい。ゴルフウェアではなく、かつアロハではないプルオーバーを探すのは困難です。やはりコダワリ爺か?このところ、そば、うどん、ラーメン、スパゲティが続いていたので、今夜の晩飯はマクダウナルド!ハンバーガーは特に好きではなく、上バンズ直下に挟まる薄切りピクルスを好んでいる。そして美味しいのは、食後のホットアップルパイ。マクドナルドの窓外を眺めると、幹線道路の斜向かいに吉野家が。マック素食ながら、吉牛ならあわよくば牛丼大盛...粗食なれども

  • 土用の丑の日 イブ

    商業戦略に毎年踊らされるのだが、ことしの土用の丑は明日7月30日です。だが写真は2週間ほど前のものです。親子ほど年の離れた友人からのいただきもの。蒲焼1尾を2回に分けて食しました。国産うなぎを味わえるなど、久しぶりもいいところ。その後のこの2週間は、いつもの自炊に戻り。蕎麦・うどん・スパゲティ・ラーメンをメインに据え、野菜も程々に交えていたが、ここ4日間は自作カレーの連続でした。総じて言えば、栄養バランスに欠けており、昨日あたりからクシャミが止まらない。21時過ぎ、最寄り駅前のドラッグストアに風邪薬を求めに行き、汗をたくさんかきました。長い梅雨が明け、1年で最も暑い8月上旬を前にして、土用でうなぎを食べるのは、昔の人の知恵?または平賀源内の良策?いずれにしても、冷凍保存がきいたわけだから、体調不良の今日あ...土用の丑の日イブ

  • 東大和の南街

    南街=なんがいと読みます。西武拝島線・東大和市駅前通り、新青梅街道に突き当たるまでの一本道。スーパー、コンビニはもちろん、各種飲食店、病院、市民ホールなど、いまどき元気がある通り。何の店舗だったのか閉店しているシャッター前に、ラーメン自販機が並んでいる。お釣りなしで、千円札を突っ込む勇気は出なかったが。考えてみれば3食入り。グルメサイトに載るようなラーメン店では一杯1000円超えなど当たり前だからなぁ猛烈な気温上昇の中、子ども還りしている僕は、毎日氷菓を食べていたが。昨晩は温かい蕎麦を食べて寝た。本日の腹具合は快調(腸)。明日は自販機ラーメン、買ってみようかな?東大和の南街

  • けっこうキテイル作品でした!

    キノシネマ立川の平日21:10スタートの回は結構な人出でした。スイスの低予算インディーズ作品、希少です。スイスの山岳地帯の綺麗な景色でも見られるか、と多少の期待を抱きましたが、そこは低予算作。ジオラマを背景に人が動く体の状態。R18+指定の内容は、98%がバイオレンス(グロいやつ)、残り2%がほのぼろエロの要素だった。全体はコメディ調ながら、バイオレンス場面は目を覆いたくなる極端さ。おとなハイジの復讐劇であるが、武器のひとつは真紅の糸巻き柄の日本刀、日本の侍(忍者寄り)へのリスペクトが大いに感じられる。一方宿敵のチーズ製造会社社長兼スイス大統領と取り巻きの様子は、日本の隣りの北の国を思わせる。配役はかなり突き抜けており、ヤギ飼いペーターは有色人種だし、気弱なクララは日系女優のアルマル・G・佐藤が演じている...けっこうキテイル作品でした!

  • 井浦新と悲劇の主人公

    今泉力哉監督作で待ち遠しいのは、10月公開の『アンダーカレント』。undercurrentは読んで字の如く底流の意味。人が発する言葉の底を流れる真意を指す。本音と建前とは微妙に異なる意味合いだろうか。ダブル主演は真木よう子と、やっぱりね!の井浦新です。井浦新は、幸薄い男(薄幸は女性に似合う形容であろうから)、運から見離され男を演じることにおいて第一人者と言える。あまたの出演作において、もちろん役の振り幅は広い役者なのだが、印象に残るのは以下の作品であるから。▼最後の戦犯(2008年NHKドラマ)▼実録・連合赤軍あさま山荘への道程(2008年)▼11·25自決の日三島由紀夫と若者たち(2012年)▼かぞくのくに(2012年)▼光(2017年)以上ほんの1部であり。役者自身、無理に役作りをしているとは思えず、...井浦新と悲劇の主人公

  • 予告編からチョイス

    昭和時代の半ば、妹が持っていたお人形さんのように、横になると目が自動的に閉じて寝入ってしまう。倒れ込んではいないが、慢性的熱中症モードです。今の健康状態で映画館に行くならば、座席に着いた途端にスリープタイトリィ必至だろう。少々遠目に楽しみを置いて、8.25公開の2作。▼Gメン最近やっと顔相が認識出来るようになった吉岡里帆が、妙な方向にハジける場面を予告編で見た。▼春に散る歌舞伎界に例えるならば、三國屋とも呼べる三國連太郎-佐藤浩市-寛一郎の系譜であるが、佐藤浩市が最も骨太な印象。父親の三國は小心者の無頼に色気を加味した役が似合う。その孫・寛一郎は男の色気の隔世遺伝。この作品では、1作ごとに演技力を身につける横浜流星が楽しみさて現在公開中では▼マッド・ハイジ推しも押されもしないR18+指定のスイス映画B級作...予告編からチョイス

  • 映画館のあるある

    ホラー作品は観ないことにしてきたが、怖いもの見たさに鑑賞しました。1986-2016年の長きに亘り、悪魔祓いを専門としてきたヴァチカンの神父(エクソシスト)をラッセル・クロウが演じる。弱い者に好んで憑依する悪魔の大好物は、人の中にある黒歴史。聖職者と云えども抱え持つ闇の部分を姑息に突いてくる悪魔vs神父(たち)とのやり取りに息をのんだ。ラッセル・クロウのチーフエクソシストは無頼派だが、ユーモラスな人物であるところに救われた。シネコンでのあるあるは、通路側ではないど真ん中の席の人ほど遅刻してくること。つまり既に着席している人々の前を通って自席に着く。もうストーリーは始まっているんだぜー。「ごめんなさい(前を通ります)」を口に出す人は2割かなあ。高齢者の愚痴です。僕は不測の事態に備え、通路隣りの端っこの席を予...映画館のあるある

  • アイスクリーム熱

    短い尺のプロローグはモノクロで、かつてのATGの実験映画または文芸路線の日活ロマンポルノを思わせる。カラーの本編になったら、香港・台湾・韓国のオシャレ現代ドラマのような映像に転換。都会生活者4名の女性と、夏休みで地方から来た高校生女子、計5名の心象が描かれる。浮世離れした住環境と交わされるオサレ会話に前半は引き気味に観ていたが、後半は俄然現実味を帯びてきて、寝落ちすることなく鑑賞。主演吉岡里帆の顔は、個人的には覚えらない女優の1人だ。モトーラ世理奈のいつもつまらなそうな容貌、そして詩羽(水曜日のカンパネラ)のぶっ飛んだファッションも良かった。僕が理解できるギリギリの境界線だったが。片桐はいりの登場で、作品にインディーズ要素が加味されるのが不思議。見終わった感想としては佳作。出演者紹介の字幕ロールがローマ字...アイスクリーム熱

  • 至芸とはこのこと

    パート仕事でストレスが溜まり、真っ直ぐ家に帰る気になれなかった。酒が飲めないので、帰路から少しズレ、新宿のシネコンへ。2022年公開の『Xエックス』における殺人鬼の老婆パールの若年時を描くストーリー。心臓が弱く、残虐モノを受け付けない人は絶対観てはダメ。パールは恐らく重度の精神疾患を抱えているのだろうが、サイコパス寄りのパラノイヤで、妄想を延々と語る場面に、否が応でも引き込まれてしまうのだ。パールを演じるのはまだ30にも届かない英国人女優ミア・ゴス。前作に引き続き。表情の変幻自在ぶりに驚嘆する。とりわけエンディングロールの向こうで、若きパールの顔が大写しになるところ、必見です。まさに至芸と呼べるところです。次作の製作がスタートしているようだ、必ず観るぞ!至芸とはこのこと

  • 5日間で1億人

    新しいモノ好きなのでスレッズに登録した。一連の簡単な手続きを経て、♡マークを押し込むと、既に何人かの友達がフォローしてくれていた。Facebookを始めて13年くらいになる。いつの間にかInstagramとリンクする仕組みになっており、FBとインスタの同じ投稿両方にいいね!をしてくれる律儀な友人もいる。スレッズも同じ母体だから、今後どんな展開になるのかな。Twitterにも登録しているが放置。1度も踊らないのに𝐓𝐢𝐤𝐓𝐨𝐤にもログインできるが放置。スレッズもとりあえず放置なのかな?複数のことを1度にできない自分を上手くハンドリング出来ないだけ。5日間で1億人

  • 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日

    またもや荒唐無稽モノに捕まってしまった。熟練の役者たちとエピソードを揃えたオムニバス劇。主演は子役時代からの才能がいや増している伊藤沙莉、もはやベテラン女優です。取り巻くのは、竹野内豊、北村有起哉、宇野祥平、六平直政、マニアな作品に顔を出す円井わん。主人公の探偵が経営する歌舞伎町のバーは1970年代の風情だが、新宿1丁目のカールモールに行けば、一般見学も可のようだ。歌舞伎町に迷い込んだ、宇宙人捜索の案件を受けるマリコの行動がキーになるとしても、それを深追いはしない展開。ひとり1人の名優の得意を活かし切れていない印象が拭えない。宇宙人であるから、ラストに未確認飛行物体が、当たり前のように登場する..,そこが映画マニアわたくしの不得意分野です。映画鑑賞部53回目の部活動は池袋シネマ・ロサのレイトショー。部活動...探偵マリコの生涯で一番悲惨な日

  • 横道世之介(2013年)

    可笑しみの中に悲しさが滲みでる沖田修一ワールドの傑作、10年を経てまた見返しました。高良健吾の軽みのある演技、世間からズレたお嬢さま役の吉高由里子、池松壮亮、綾野剛も深く主役に絡んでいる。それから脇役のキャスティングも秀逸でした。長崎から法政大学入学のため、上京して来た日からの、横道世之介の青春譚であるのだが。時代設定は1980年代初め、登場人物のその後の人生を決定づける、当時の社会背景・事件も描かれる。その意味では、記録映画としての要素もある。世之介が住むアパートの隣室の住人(井浦新・演)はカメラマンであり、世之介がカメラを持つきっかけが終盤で判り、希望充満のラストシーンに繋がっていく。160分の長編。この10年で集中力減退が進行しているので、昨夜と今夜に80分ずつ鑑賞。横道世之介(2013年)

  • リバー、流れないでよ 感想は「残念」

    映画好きの間で話題になっている作品。東京特別区内の劇場では、満席が続き、上映期間と上映館拡大が決まった。数少ない現上映館に、自宅から自転車圏内のシネコンがある。とにかく見るべし!to自分。京都貴船の旅館を舞台に、2分間がループしてしまうストーリー。従業員と泊まり客が、ループを繰り返しながら、原因究明に躍起になる姿が滑稽です。最初他人のせいにしている面々が、次第に自分に疑心を向けていく様に、僕は食いついて行ったが。ラストの意味不明・荒唐無稽な展開にすっかり興ざめしてしまったのです。タイムループものではないが、似たような作品が2年前にもあった。松井大悟監督『くれなずめ』。成田凌、高良健吾、若葉竜也、藤原季節など旬な若手が出るので、猛烈に期待して観にいったのだだったが、入場料返せの楽屋受け的結末でした。両作品と...リバー、流れないでよ感想は「残念」

  • 鮭料理

    昨日の映画『大名倒産』では、神木隆之介が大名を演じる藩の名産物は、塩引き鮭であった。小日向文世演じる鮭役人が、塩引きにする工程を細かく見せてくれた。鮭の塩引きは、祖母の好物でした。祖母の食卓はシンプルで、ピーナツ味噌、鶏ささみの天ぷら、そして鮭だった。そんなわけで、昨日から鮭を食べたいモードであったところ...今夜は娘が鮭料理を作ってくれた。以心伝心?普段の僕は、じゃがいも➞蒸さない、トマト➞生でしか食べない、えのき茸➞食の選択肢にない。のであるから、鮭に至っては頭の片隅にもないわけである。アパレル系職業人の娘は、毎日朝ドラが終わる頃に家を出て、夜は0時近くに帰宅する。従って、食生活は別々であるが、週末には時おり料理をしてくれる。大学を出てから、何年もレストランの厨房で働いていたから、洒落た一品はお手のも...鮭料理

  • 切手で辿るエリザベス女王の一生

    豊島区西池袋2丁目の職場に行く日は、高田馬場駅から徒歩で通勤している。学習院下の信号を目白駅方面に曲がると、切手の博物館がある。会期4月1日~6月29日にて『エリザベス女王の生涯展』が催されていた。玄関前を通過する経路なのだが、気づいたのは6月28日、ボンヤリにも程があるが、最終日に観てきました。英国国内で使われる女王の肖像の普通切手だけでも98種。戴冠式・ご成婚はもちろん、赤ん坊から節目の誕生日、還暦をはじめ節目の歳には記念切手が発行されている。かつては日が沈むことがない、大英帝国であったから、グループ各国のトップと写る膨大な数の切手がある。世界で一番、切手に顔が載った国王であろうか。切手の博物館、入場料200円で半日は遊べ、勉強になるスペース。新たな催しがある時、また来よう!切手で辿るエリザベス女王の一生

  • 凄惨な33分

    自分基準では久しぶりの映画館でした。オムニバスの短編を劇場で観たことはあるが、単独作で33分1編を観るのは初めて。天然パーマのことで、娘が小学校で虐めに遭っていることは知っていた。理容師である母は、髪を切ってやらねばとも思っていた。そんな娘が不慮の死を迎えてしまう。その死の真相を知った時、母の復讐が始まるのだが...朝ドラの2本分の尺で、観客まで苛立たせる内容を、まことによく盛り込んだ作品。R15指定で、15歳未満の子役が多数出演。後味爽やかな作品とは、真逆に位置するが、社会問題に斬り込んでいることは確か。主演はポスターの安藤瞳、声優としてはアリス・イン・ワンダーランドのミア・ワシコウスカなどを演じている。テアトル新宿にて関東圏では単館上映中。凄惨な33分

  • 知りませんでした

    4月に年度がかわってから、たまに映画を観るくらいで、自宅では仕事の集計作業に追われていた。すなわち、世情にはまるで疎かったから、旅行などという頭は無かったのだ。昨夜、気分転換に都内某所の老舗ビジネスホテルに1泊した。東京都クーポン(約1,800円)を用い、支払いは3,600円也。フロントにて身分証明はもとより、住所等も複数回書かされた後、写真のクーポンが渡された。知らなかった!2,000円相当分も貰っていいの?飲食店を中心に、かなりの店舗で使用可能。ただし、紙を差し出すだけでO.K.の店と、スマホにアプリを落とし、それに課金しなければ使えない場所がある。スマホアプリをインストールするまでは良し。その後かなり手間取る高齢者。老舗ホテル=古いホテルであったが、清潔でリフレッシュできた。さて、一夜明けてクーポン...知りませんでした

  • 知らなかったぜィ!

    4月に年度がかわってから、たまに映画を観るくらいで、自宅では仕事の集計作業に追われていた。すなわち、世情にはまるで疎かったから、旅行などという頭は無かったのだ。昨夜、気分転換に都内某所の老舗ビジネスホテルに1泊した。東京都クーポン(約1,800円)を用い、支払いは3,600円也。フロントにて身分証明はもとより、住所等も複数回書かされた後、写真のクーポンが渡された。知らなかった!2,000円相当分も貰っていいの?飲食店を中心に、かなりの店舗で使用可能。ただし、紙を差し出すだけでO.K.の店と、スマホにアプリを落とし、それに課金しなければ使えない場所がある。スマホアプリをインストールするまでは良し。その後かなり手間取る高齢者。老舗ホテル=古いホテルであったが、清潔でリフレッシュできた。さて、一夜明けてクーポン...知らなかったぜィ!

  • 希須林にて

    週末に表参道など歩くものではない。原宿駅を降り、青山通りとぶつかるところまで、歩いて25分もかかってしまう。入場制限のキディランド前を通り、キャットストリート入口の丸太型の椅子で、少々休憩をした。コロナ5類移行で、溢れる人波の中「シックスティーン!」と叫びながら犬の群れを連れた男に遭遇、世に散歩屋と呼ばれる仕事らしい。しばらく途絶えていた、3ヶ月毎の同級会が復活した。足掛け19年続いている会合。始まりは49歳の時。森田芳光監督『家族ゲーム』の並び方をして、店の人に撮ってもらう。輪番制で今回の幹事はわたくし。場所は四川料理の名店・希須林(青山)。どの1品も美味でした。この店の開業は阿佐ヶ谷で、我が家では30年近くお節料理を頼んでいた。埼玉から杉並までお節を受け取りに行くのが、暮れの決まりごとでした。会メンバ...希須林にて

  • もっぱらBig-A なのですが

    埼玉から東京(といっても最果て部)に引越してから、買い物はもっぱらAEON系列のコチラです。埼玉在住時は、ほとんど毎日コンビニに行っていた。何と散財していたことか。消費すると、直ぐに買い足すラインアップ。(全て税抜き価格で)もやし20円、豆腐38円、スライスチーズ98円、レトルトカレー89円。3ケタにいかないカルテットです。ところが、安売りスーパーにも物価高騰の波が...庶民の味方・もやしはつい先週までは18円であり、レトルトカレーは58円の値をつけていた僕の気に入りが姿を消してしまって。安定価格の豆腐一丁も、油断は大敵。駅前の超大型スーパーにごくたまに寄ることがある。そこでは、もやしが不動の18円。種々の店併用にて、買い物戦略を練る必要大。つまらない話でしたが、年金生活者には切実。もっぱらBig-Aなのですが

  • せかいのおきく

    いま流行りの言葉で言えば、サーキュラー(バイオ)エコノミーが、わが国では既に、江戸時代にあったという話です。おわい屋(糞尿汲み取り)の2人と武家の娘(おきく)が主役。全編モノクロの時代劇、カラーならば糞尿シーンの連続だから、かなりダーティーな映像になったに違いない。「せかい」とは何か?おきくの父曰く「はてしのないもの」。おきくが教える習字教場がある寺の住職曰く「あっちへの方へ向かって行ったら、やがて必ずこっちの方から戻って来るもの」。意味不明だが、住職の言が何となく言い得ている。ズバリものを言うおきくが、声を失ってから、自分の思いを伝えられないもどかしさ、それを見事に演じた黒木華の本領を見た。前半おきくが住む長屋のシーンにてモノクロ映像の中、一瞬おきくの着物だけが薄桃色に映った。ハッとする場面だったなぁーせかいのおきく

  • リメイク作品 観てよかった!

    日本では『小言幸兵衛』とか『因業爺』などのジイサンの呼称がある。名優トム・ハンクスが演じるのは、上記2つを足して、更に陰険さをまぶしたような、自殺願望者の老人だ。2016年本邦公開のスウェーデン作品『幸せなひとりぼっち』のリメイクにあたる。スウェーデン作と異なるのは、何度か自死を企てる場面で、半年前に他界した妻との想い出の回想シーンが展開されるところ。出会い・プロポーズ・二人旅のシーン・妻の大怪我・子を持てなかった理由どの場面も美しく素敵で胸熱になる。この作品はポスターにあるように3月10日の公開。予定が合わず見逃していたが、有料ながら映画配信サイトに早くもアップされている。映画は大画面で見たい派だが、399円にてPC極小画面で鑑賞。たまには自宅鑑賞もいいものだ。リメイク作品観てよかった!

  • MB14 夢を与える男

    夜8時前の、豪雨の立川だった。高島屋に人はまばらどころか無人の様相、いつものキノシネマにて。寿司デリバリーのバイトをしながら、会計学校に通う主人公は、ラッパーである。パリのレンブラント地区とピカソ地区はラップバトルの形で、終わりなき抗争の最中にある。主人公の兄は職業不詳だが、ボクサーで闇の賭け試合で稼ぎ、弟の学費も捻出しているようだ。主人公が、パリ・オペラ座のオペラ歌手養成学校に寿司を配達に行き、ひょんなことから、美声を買われオペラ歌手の道を歩むことになる成功譚だ。だが絵に描いたようなサクセスストーリーとは異なる。上流階級のクラスメイトとの軋轢、異人種の幼馴染との恋が実るのかなども気を揉ませるところだ。総じて下層階級の出自から、オペラ座で行なわれるオーディションに参加するまでになる主役を演じるのは、フラン...MB14夢を与える男

  • このところの坂井真紀

    広瀬すずが主役である。2015年の『海街diary』が鮮明だが、その時分は素朴にこどもこどもしていたのに8年を経た時、立派な大人になっている。カメラ長回しの場面で、一瞬背中を向けていた広瀬すずが、素早く振り返った時、その目から大粒の涙がハラリと落ちる。演技力もオトナだ。ヒロインの母親役は坂井真紀。今作にも登場。1990年代終盤から現在に至るまで、映画作品にも間断なく出演し続けている。とりわけ今年公開作は5つロストケア銀河鉄道の父逃げきれた夢(今作)アナログ(10月公開予定)脇役のキングが光石研なら、さながらバイプレイヤー界のクイーンと言えるだろう。精神を病む寸前なのか、ギリギリのところでモガいているような役柄を演じることにおいて、秀逸な味を出す役者である。このところの坂井真紀

  • 逃げきれた夢(光石研主演作)

    中年を越したフツウの人間は、日々のsameoldroutineに乗っかったままで、何かの重大事が身に振りかからない限り、振り返りをしなくなる。主人公は定時制高校の教頭、定年まであと1年というところで、認知の症状が出始める。そこで家族・友人への情が湧き上がり、人生の振り返りを始めるのだが。妻、娘、20代半ば近い教え子との関わりを見直そうとするのだが、3者はそれぞれに冷めており、主人公は何度打席に立っても、空振りに終わってしまうのだ。唯一幼馴染の男が、語らずとも主人公の心情を汲み取っている。このところ、話題作には必ず顔を見せる妻役の坂井真紀は言うまでもなく、教え子役・吉本実憂の冷めきった演技、響きました。光石研の前回の主演作は2011年の『あぜ道のダンディ』。作品では親友役・田口トモロヲとの掛け合いが秀逸だっ...逃げきれた夢(光石研主演作)

  • 旧友は大切に!

    朝から起き上がると頭痛がして、終日家に居た。昼間、珍しいことに倅からLINEが入り、京都に出張していることを知る。写真は、100年以上前京都でベーカリーを創業し、今やレストランをいくつも経営する進々堂の新店舗・ルボンヴィーブルで食事をする息子。隣の紳士は、僕の中高の級友で進々堂の社長です。12歳の中1の時、京都から中学入学のため上京し、学寮で僕と同室だった。アメリカの大学で経営学を学び、最近はフランス語の難関検定に合格した由である。何より凄いのは、企業家のみならず、ヴァイオリンの腕前はプロであること。巷間「あの人の腕はプロ級だ」などの褒め言葉はあるが、世界的ヴァイオリ二ストに師事していたのであるから、パン屋でなければ、音楽界で活躍していただろうね。そんな旧友を持つことは誇りであり、友情は尊敬に昇華している...旧友は大切に!

  • ウーマン・トーキング

    映画館は立川市内の2ヶ所しか行かなくなった。東京全域で映画館・シネコンは数あれど、8館のみの上映作品。メジャーの中のマイナー作を観たいなら、たいていキノシネマに行けば解決する。南米ボリビアで起きた、忌むべき事件(実話)を題材としている。電気・ガス・水道など社会的インフラがない時代そのままに、生活を営むキリスト教コミュニティ。常態化していた女性への性的虐待は、神の御心として扱われていた。もとより、識字教育は男性だけに限られた特権。教育を受けられない女性たちには、虐待という概念すら理解に及ばないのだ。コミュニティ外の常識に照らし、男たち全員が町の警察に連行された2日間、女たちは集い身の振り方を話し合うに至る。それが本作のタイトルである。三択は:男たちを赦す/男たちと闘う/男たちの元を離れコミュニティから去る何...ウーマン・トーキング

  • コレぞ是枝ムービー

    母子家庭で暮らす小5の男子と、日常は明るく振る舞う母。虐めを受ける父子家庭の男子。虐待が疑わしいその父親。ふたりの担任の新任教師。小学校の校長はもともと音楽教諭の女性。登場者それぞれの接触は、ほんの一瞬だったりする場合もあるが。それぞれの行動の成り行きを、別個(時系列)に追って行くことによって、真実(事の重大さ)が見えて来る、独特なストーリーが構築されている。安藤サクラの自然さ、永山瑛太の一見サイコな人を思わす複雑な人格、そして終始無表情を貫く校長役の田中裕子。数々の名脇役に加え、少しだけ顔をだす野呂佳代に至るまで、配役の技が光る作品。そして坂本龍一最後の劇伴です。田中裕子の演技が安藤サクラを超えている、とある映画レビューにあったが、2人ともそんな次元で語られる俳優ではない。コレぞ是枝ムービー

  • 女性版KKK団のような

    ブラムハウス・プロダクション製作ゆえ、凄惨な結末に向かうことは目に見えていた。白人至上主義を標榜する女性グループが発足し、メンバーの1人が経営するスーパーに、やって来た移民姉妹に言いがかりをつけ、完膚なきまでにイジメ抜いて行くストーリー。劇伴が不安を煽り、約90分間1ショットの長回しが、嫌な臨場感を生み出す。グループのリーダーは学校教師、威勢ばかりは良いが、心の中は常に揺れているアタマでっかちタイプ。アーリア人種優越思想のもと「女性解放」よりも「女性らしさ」を希求しているが、実行動は男性もおよび腰になるほどにエキセントリックである。逸話自体はフィクションであるけれど、多数派とは異なる者への差別構造は、国・地域を問わず現存していることを認識せざるを得ない。女性版KKK団のような

  • 朝7時台から

    6時に起床し、だらだらしてベランダに出ると向かい側の号棟の屋上に作業する人が。7時過ぎです。10日間かけて、団地の外壁検査が始まっていた。ゴンドラ登場。壁をトントンと叩いているのみ。それでコンクリの疲弊具合が判るのか?プロフェッショナルの仕事は分からない。並行して芝生の作業(芝刈り機)、草刈りの作業も始まっている。シャッターチャンス待ちで、写真を撮っている場合ではなかった。仕事持ち帰りで、先週から家で集計作業をして、きょうあたりが決着の日。しかるに...芝刈り機の音、正確には塵埃を吹き飛ばすバキュームの音、さながら今流行りの爆音シアターにいる環境だ。定年退職して2年弱、爆音の中で集中する修行に入ろうとは、考えてもいなかった。朝7時台から

  • 次男は土星人

    声だけで誰だか特定できるのは、特に俳優・芸能人にとって大きな武器である。その上、伊藤沙莉のややカスれた声質には癒しがある。決して美声ではなく、特徴満点という意味で一流芸能人と言える。ストーリーは...焼肉屋の4兄弟の次男(中村倫也)が、実は肉親に成りすました土星人だった、との荒唐無稽の極である。しかも、地球人をひとり拉致して土星に戻る使命を帯びている。両親は既に亡く、朝食に4人が集い、丼の納豆を攪拌しながら廻し食べをする。そして輪番で朝礼をするのが日課、和む。長男役はバナナマン日村、さすがコント師の演技。末っ子は柄本時生、両親の役者魂が宿る男。4人の配役は申し分なし。毒にも薬にもならぬストーリー展開の中、伊藤沙莉演じる3番目が、不実の神社の倅の子どもを宿す。そこからの兄弟愛の描写が秀逸で、食い気味に鑑賞し...次男は土星人

  • 程度差あるが全員不気味!

    公開初日、筒井真理子主演『波紋』、いつものキノシネマ立川。2019年公開『よこがお』に並び、主演筒井真理子の涼しげな目で微かに笑う表情が不気味。主人公:がハマる新興宗教(水ビジネスにしか見えないが)のリーダーがキムラ緑子、先輩信者に江口のりこ、平岩紙。がパートをするスーパーの清掃係に木野花。客のクレイマー老人に柄本明が登場した際には、目を覆いたくなった。の隣家の主婦の安藤玉恵は軽く不気味色を出してくる。の息子は磯村勇斗、その婚約者の聾者役(津田絵理奈)が中程度の不気味さで、胸がザワザワする。の夫役は、名バイプレイヤー光石研。ナチュラルなヘタレ男。家族の会話から読みとれるのは、8年間失踪し、癌を患いながら舞い戻ってくる。以上、全員不気味のラインアップ。120分の作品、目をパッチリ開けていたつもりだったが、エ...程度差あるが全員不気味!

  • アジサイ日記

    5月19日スタート5月20日5月21日5月22日5月23日本日(5月24日)定点観察です。夏日の後は10℃ほど気温が下がって降雨がつづき。だが紫陽花は雨が似合う。tobecontinued...アジサイ日記

  • オクタヴィア・スペンサーの4選

    仕事が尾を引いて、自宅缶詰めでPC作業をしている。あいまにネット配信でオクタヴィア・スペンサーを追いかけている。憎いほどに腕のある女優だ。白人家庭のメイドたちを束ねるリーダー的な役を演じた『ヘルプ心がつなぐストーリー』で2011年度アカデミー助演女優賞。NASA草創期の数学者役、高校の歴史教師役を演じたかと思えば、身の毛もよだつサイコパスまで。出演作はまだまだある。しばらく家でおとなしく仕事して、息抜きでオクタヴィア追っかけ。アメリカにも居ました、樹木希林が!オクタヴィア・スペンサーの4選

  • 大中小の悪人揃い踏み

    この作品の岡田准一は全編にわたり、息咳きっている。主役は反社と癒着し、飲酒運転により親の死に目にも逢えず、轢き逃げも隠そうとする、世間のフツウの人が皆、悪徳刑事と思うからフツウの、つまり相当の悪人である。警察内の悪事を取り締まる立場の監察官が、執拗に悪徳刑事を追いかけるが実は監察官自身、刑事を2枚くらい上回る悪人であり。岡田准一と綾野剛の追いつ追われつがウリの作品であるが、実は両名を遥かに凌駕する極悪人がストーリーの半ばから見え隠れする。目まぐるしい展開だが、売り出し中の磯村勇斗の役柄のバックグラウンドを、もう少し時間を取って見せて欲しかった。これでエンディングか?というところで、刑事が年貢を納め、見向きもしなかった家庭(妻と娘)に戻って行く素振を見せるが、その先にまたひと展開が待つ。ストーリー展開に二重...大中小の悪人揃い踏み

  • アルマゲドン・タイム ある日々の肖像

    1980年ニューヨークの公立学校、6年生の教室に漠然と芸術家を夢見る主人公がいる。白人のユダヤ系中流家庭の一員。教師は偏見のかたまり。留年生の黒人少年を目の仇にしている。主人公は(芸術家志望ゆえ?)学校にも家庭にも、何となく居場所がなく、唯一黒人少年とうまが合って、その後の交流が学年の初日の教室で始まる。祖母は黒人も通う公立学校が我慢ならず、兄が学ぶ私立学校への転校を主張し、結果良家の子女の通う私立学校の生徒に(心ならずも)。家族で主人公を理解するのは、祖父ひとり。ウクライナからアメリカに移住し、辛酸を舐めたユダヤ人であるから、孫との何気ない会話に人生哲学を語る人。転校した私立学校でも気乗りがしない日々を送る主人公の少年、とうとう付き合いが続いている黒人の相棒と悪事をはたらくことになるのだが...アルマゲ...アルマゲドン・タイムある日々の肖像

  • 実話ではなくホッ!

    ケイト・ブランシェット主演、TARは主人公の姓である。冒頭にまとめると→アメリカの5大オーケストラの指揮者を経て、ベルリン・フィルの首席として指揮棒を振るが、頂点を極めてなお、パワハラとモラハラで武装する女性のストーリー。今週末公開の岡田准一主演『最後まで行く』を邦題にするのが相応しい内容でした。ジュリアード音楽院でも講義をするヒロインだが、弱い立場の学生を徹底してやり込める。また楽団においては、明らかに格下と見るや、副指揮者の首も簡単に斬る。プライベートでは、コンサートマスターを務める同性のパートナーの精神を病ませるまで追い込んだり。後半は未来ある指揮者を、死に追いやるところから、ヒロインが凋落して行く展開。だがサバイブしようする強心臓は弱まらない。ケイト・ブランシェットの鬼演技に、客席で、はらわたが煮...実話ではなくホッ!

  • これ2箱分なのか?

    ジクジクとした雨が降り、運動不足なので、少しの止み間に団地内の業務スーパーに行った。2Lペットボトル水、6本入りで388円(1本換算65円)、安いよね!1箱12kgと多少の食料品を抱え、手ぶらなら3分の道々、2度休んで自宅に持ち帰った。休みながら考えたのだが、大学生の頃60kgに満たなかった体重は、半世紀を経て80kg超になっている。つまりこのダンボール2箱分の増なのだ。げに恐ろしきメタボ体型、節制しなければ...そう思いつつ、きょうは母の日。該当者は居なくなって6年、母が拵えてくれた座布団をバックに写真を撮り、シナモンロール×2個腹の中に入れたのだ。これ2箱分なのか?

  • 8年使えば御の字

    百均の文房具コーナーに、手頃なスクラップブックが3冊残っていたので買い占めました。写真をプリントして、マイアルバム作成に着手。中身はまた今度アップします。2014年製のプリンターが印字出来なくなった。スマホからWiFiで飛ばして、写真などサクサクと印刷していたが。まずWiFi機能が芳しくなくなったのは2年前。この1年半は仕事上ヘビーに使用し、ヘッドクリーニングをかけても、薄ーく印字するだけの症状に。スキャンの機能だけはオーケーなので...シンプルにプリントだけのマシンを購入、年金生活だものね中古(新同品)で3千8百円!写真をキレイにプリントしてくれるので、仕事使用の前にインクが無くなりそう。家庭用プリンターは、ランニングコストが嵩むという意味で金食い虫。NEWプリンターのインクカートリッジを取り寄せたら、...8年使えば御の字

  • 連休明けでミス連発

    昨日まで8日間の連休だった。今朝は事情があって、自転車を使わず、徒歩+電車で職場に向かう。きのうは、日曜日の夜の心境になり、片道3.5km自転車を転がし、立川のシネコンまで行った。疲れを今日に持ち越したことは確か。自分で気づく件、同僚に指摘された件、ミス連発の1日だった。現在のパート仕事に就いて17ヶ月目、実はこれまでの仕事人生の中で最もストレスフルな職場である。たがそれはミス連発の言い訳にはならない。仕事の書留便を出すため、郵便局まで3往復(ミスをしてムダ足を踏んだので)。ポストに投函すべき封書を持ち歩き、帰宅後気がついた。真っ暗な中、地元のポストまで投函に。従って、本日の歩数は18,189。家にてやっと横になる。団地の薔薇写をマット紙に印刷したら絵画のようなテイストになった。自画自賛にて本日唯一の癒し連休明けでミス連発

  • 父の許しあっての

    ストイックで控え目な人、とイメージしていた宮澤賢治像は崩された。加えて、貧しい家庭の出では?の付帯情報を自分で作り上げていたのだが。質屋を営む裕福な家庭の長男。期待の星として育てられたが、旧制中学の卒業席次は80人中60番台。父はあからさまにガッカリし、質屋を継がせようと修行に入らせるが、働きぶりはハナシにならない。そして山っ気のある長男は、人造宝石で一儲けしようと、父親に提案する始末だ。長男の能天気。更に上級学校に進学希望の旨、父に上申する。父「一高など(当時のナンバースクール)は無理だから)早稲田、慶応はどうだ?」と財力に裏打ちされた回答が返る。転機は活発な妹(トシ)が結核に倒れてから。風の又三郎を始め、自分の作品を病床の妹に読み聞かせる。その詩作を散見した時から、父の賢治熱が、更に高じて行くのだ。ま...父の許しあっての

  • TOKYO MER 128分 ぐったり

    テレビドラマの劇場版は数あるが大体において、ずい分色々盛り込んじゃいましたね!的な出来上がりだ。本作も、それを覚悟で鑑賞したが全編手に汗を握る大作で、鑑賞後はしばらくグッタリしていた。横浜マリンタワーの中層階にて発生した火災(放火)による、パニックもの。最近の作品では、宮沢氷魚とのボーイズラブラブを演じきった鈴木亮平だが、今作では硬派だが性格カワユシの、救急医療チームのチーフ役。演技力が尋常ではなかった。ストイックで変幻自在が、鈴木亮平の役者魂である。東京都知事役は石田ゆり。本家の小池氏がそんなこと言いそう?なセリフ満載。外科医であり主人公の妻役は仲里依紗。Youtube界隈では頭抜けて弾けているが、確かな演技力。特質すべきは、ニコリともしない賀来賢人。本音vs建前、医師としての理想vs,医系官僚の立場、...TOKYOMER128分ぐったり

  • 大名ミーティング

    大学時代の後輩と会うため、スタバで待ち合わせ。65歳超のオヤジ2名がラテなど飲みながらおち合うなど、風情があります。ひとときのカフェ体験の後、オヤジはオヤジらしく、和食でランチ。大抵の料理は自炊でこなすが、焼き魚は僕の当面の課題だ。久しぶりの外食でテンションが上がる。そして、後輩のスウェーデン車VOLVOの助手席に座り、近場をグルグルした。特に思い入れはないが、ヌートバーママの故郷である東松山市の箭弓(やきゅう)神社参り。プロ野球の選手たちが参拝するシュライン。社務所にて野球バット型の御守などをチェックする(だけでしたが)。この辺りは清流で有名なときがわ町の近く。豆腐工房わたなべの豆腐を求める。明日、柚子胡椒をトッピングして食す予定。最後はまたオヤジっぽくドトールコーヒーにて解散。ゴールデンウィークに入り...大名ミーティング

  • モンゴルのドラマ作品

    首都の風景とはいえ、ウランバートルを走る路線バスの車窓からは、EPSONの電飾看板が見えたりする。冒頭から僕の中のモンゴル国のイメージが覆る。ヒロインの大学生女子は、親の推奨で原子力工学を学ぶ。授業中は女性教授の目を盗み、落書きとも本気ともつかぬ絵を常に描いている。バナナの皮に足を取られ、脚を骨折した友だちの代打で、ウランバートルの場末のアダルトグッズの店でバイトをすることになる、やむを得ず。日々の売上げを、女性オーナーの自宅に届けるが、そのオーナーは謎めいている。自宅は上流を絵にしたような調度品が整然と置かれ、50がらみのオーナーの暮らしは優雅そのもの。元より学業に身が入らないヒロインは、アダルト店の客たちに揉まれ、何よりオーナーとの哲学めいたやり取りを経て、自分探しの端緒に立つことになる。例えば読書に...モンゴルのドラマ作品

  • パーコレーターでがぶ飲み

    市役所で用事を済ませ、近辺を自転車で流していると、大型リサイクル店を発見。中古レンズを見学して帰ろうとすると、平台にパーコレーターがあった。外箱はずい分汚損されているが、中身は新品らしい。スマホでAmazonの同一品を調べると、ちょうど半額。購入・帰宅してイオン系のスーパーで買っておいた、中挽きの安いコーヒーを淹れる。コーヒーカップ5杯の容量。がぶ飲み用です。キャンプ用品も上を見ればキリがないが、大衆価格のキャプテン・スタッグ製品、いい買い物でした。自宅近場多摩湖を一周する散歩道がある。その沿道の元ラブホ跡地にキャンプ場がオープンしたらしい。ソロクッキングは面倒だから、コーヒーセットを持って行ってみようかと考えている。パーコレーターでがぶ飲み

  • 雑誌1 新書1

    昨年11月に右の雑誌、本日左の新書を買った。この半年で購入した紙媒体は締めて2冊。50代に入った頃から紙ベース上の活字を読まなくなった。それまでは、毎週2冊ずつ週刊誌を買っていたのだが。ひとえに老眼によるところが大きいのだが、仕事以外に活字を追う気力が減退し、映像作品に移行して映画鑑賞マニアになったのだ。左の岩波新書は、1945年の敗戦後、占領者アメリカが撮影したカラー写真が収録されている。後づけで着色加工された写真ではない。やはり国力(技術力)は文化に紐付けされる。我が国との国力の差が厳然とあったのだね。完全にアメリカの子分だった期間の日本人の、ことのほか元気な様子が切り取られた写真ばかり。地元のくまざわ書店、充実していた。驚いたのは新書の値段1,254円、いつの間に?雑誌1新書1

  • 都立薬用植物園

    屋外写真は朝の太陽光で、と昔仕事で知り合ったプロカメラマンの言葉は、常に念頭にある。居住市内の私鉄駅の真ん前にある東京都立薬用植物園に行きました。月曜休園だから、週始めの火曜の朝にしてかなり賑やかだった。スケッチブックを膝上に置き、植物を観察描写する高齢者グループ。白レンズを携えたアマチュア写真家。理学系と思われる、真面目ビジュアルの大学生グループ。平時もこうなのか?NHKの朝ドラ牧野富太郎効果もあるだろうな。ならば蝶タイを着用せねば。熱帯植物を見学できる温室、室内は26℃である。冒頭写真はモンツキヒナゲシ(英名Ladybirdpoppy)、見た目通りに撮影できた。♪赤く咲くのはけしの花~頭の中では昭和の名曲(藤圭子)がグルグル巡った。自宅から自転車で15分ほど、入園無料また来よう!都立薬用植物園

  • サバイバルをかける騙し合い

    スロバキア製作映画の初鑑賞。関東圏では、新宿吉祥寺厚木の3館で公開。一昨日、同級会で吉祥寺に居たのだが、まさか映画を観るために中座はできない。第二次世界大戦ナチス・ドイツの支配下にあるスロバキア軍脱走兵とその妻、身の上を隠して夫婦で働く軍需工場が舞台。そこには、体制に魂を売った工事長がいて、戦争継続を切に願っている。件の工事長、セク・パワハラでしか存在を示せない権力しがみつき男だ。ストーリーのキーパソンとして、政略結婚で工事長のもとに来た謎の女性(ナチスのスパイ?)が大きく絡んでいる。工事長vs従業員、工事長vs謎多き妻、しまいには主人公夫婦間での疑心暗鬼。ぐちゃぐちゃの愛想劇となる。それぞれ秘密を隠す登場者たち。スロバキア首都にソ連・赤軍が侵攻することにより、ナチス・ドイツは一掃され、その後、スロバキア...サバイバルをかける騙し合い

  • 先ずトニーズピザより始めよ!

    高校の級友5名で構成される茶飲み倶楽部の例会でした。別名はスイーツ愛好会。今回は吉祥寺じい散歩。まずは予約困難店トニーズピザにてランチ。古き良きアメリカ的な店構えと店内でした。アメリカに行ったことはないがね。そしてお約束の井の頭恩賜公園の散策。67歳の5人で、くだらぬ昔話をし、トイレの用足しも全員で。規律正しい集団行動。飯と甘いものを食っているだけでは能がないので...『路傍の石』しか知らなかったが、山本有三記念館を見学した。洋館の裏手は、すこぶる級に優れた造形の日本庭園がある。仕事に戻らなければならない級友がいるので、丸井の裏の古着屋通りにある武蔵野珈琲へ。静寂さが売りのカフェである。プリンを食す前、椅子の脚1本が床の段差に取られ、背面転倒したボク。飛んだハプニングだった。5人のうち、1人は現役ビジネス...先ずトニーズピザより始めよ!

  • 剣とペンよりも強いもの

    19世紀前半のフランス、貴族階級はひたすら享楽に走り、新聞は体制派とアンチに真っ二つ、中小の新聞社は合併と分割の繰り返しの中で、利益の追求のみに躍起である。文壇は一線を画して独自路線にあるかと思えば、貴族階級に阿る輩も存在している。無秩序と謀略の西洋時代劇。地方の庶民の出の主人公は、パリで一旗挙げようとすれど、スタート時のボタンの掛け違いが、限りなく周囲を巻き込みながら、破たんの道を進んで行くのだ。僕の中で近年の名作に挙げられる『アマンダと僕』(2019年)で繊細な主人公を演じたバンサン・ラコストが、新聞社の狡猾な編集者を演じている。10代から何本もの監督作を世に出しているグザヴィエ・ドランがパイプでハッシッシを吸う文壇の寵児を演じる。149分の長編、寝なかった。剣とペンよりも強いもの

  • チューリップ 開ききっていた

    午前の曇天の中、羽村市の花と水のまつりに行きました。会期は3月25日にスタートしていて前半は桜まつり、後半はチューリップまつり、今週の4月20日に終了。品種・色にもよるが、きょうのチューリップは、もはや半分近く開き切っていた。場所は多摩川沿い、JR青梅線・羽村駅から700mで川辺りに着き、川に沿って900mのところに、チューリップ畑がある。イエローが元気!紅白に整然と咲く。白の一群に紅一点の赤もある。来年は、開花情報を随時チェックし、クラスメイトのジジイ軍団で訪れたい。場所は、自宅(東大和)から西方向に武蔵村山➞瑞穂(西多摩郡の飛び地)➞目的地・羽村。直線距離で11km。自転車でも行けたかな?本日の歩数:11,100歩チューリップ開ききっていた

  • 森田 想の面がまえ

    今月3回目の映画館。もりたこころという女優、初めて認識した。意識高い系の方向性が独善的に突出した職業人を演じる。学生時代から、ベンチャー企業の起業家の目に留まり、そのままベンチャービジネスの若き管理職として働くが、理論武装が滑稽なほどに暴れ出し、部下への無意識なパワハラで職を失う。両親が他界した実家に、6年ぶりに帰ると...兄弟姉妹の、それぞれの思いはバラバラだ。それをすべて、社会性の欠如と断罪し、3人の兄姉を見下す主人公。そこから末っ子の野望が爆発していくのだが。森田想、まだ20代半ばにもならない女優だが、滑舌のなめらかに若者の生意気をたぎらせる演技に、吸い込まれてしまった。何しろその面がまえが良し。(宣伝スチル写真の背中合わせ4人兄弟、作品の内容を表現)森田想の面がまえ

  • ちひろさん 今泉作品で寝る。

    今泉力哉監督長編作品の第19作目を観に行く。今泉監督作はこれまで14本観ている。有村架純主演『ちひろさん』夕方からの仕事前に、4年目に入った映画鑑賞部の部活、節目の50回目として。有村架純、オトナの役への転換期にもあろうが、2020年の『花束みたいな恋をした』昨年の『月の満ち欠け』そして今作、次第に汚れ役寄りになっている。そして今回の映画、シネマの椅子に腰掛けるや否や、睡魔に見舞われ、いびきモードに入ってしまう。部活も集中出来なかっのに、ランチだけはオシャレ飯の外食。映画後の仕事から帰り、自分の中で御法度にしていたネタバレサイトにて、ストーリーを確認。重要なシーン、ほぼ全面的に意識下でいたことが判明。ちひろさん今泉作品で寝る。

  • カズオ イシグロ脚本『生きる』

    世界の黒澤明監督作は1952年公開。僕が生まれる3年前です。この名作では、主人公の自分語りでストーリーが進行する。ーーーーーー(上はSNSにアップした短い文)ビル・ナイ主演の英国版は、カウンティ・カウンシル(県庁?市庁?)市民課の新入職員の目を通して、市民・役所の同僚・上司の市民課長が描かれる。有名すぎるストーリーには触れない。映像自体が1950年代の作品を観ているような錯覚に陥る。いかにも古い映画のように作る最新の映像技術。余命を宣告され、役所を休んでしまった市民課長が街をフラついていると、部下の中で唯一人の女性職員に出くわす。バツが悪い。課長が部下女子を昼飯に誘う、フォートナム&メイソンへ。「ホントですか?」女子の目が輝く。食後にパフェを頼む。「ホントに食べていいんですか?」女子の瞳がもっと輝く。ロン...カズオイシグロ脚本『生きる』

  • 古いレンズの活用

    庶民の趣味で最も金がかかるのはカメラかも知れない。ライカなど垂涎のメーカーにおいては、レンズの先に着けるキャップが、平気で4~5千円する。レンズとなれば推して知るべし。光学アイテムの価格は天井なし。押入れに、ニコンEMという1980年生産のカメラがあり、ニコンfマウント50mm/f1.8のレンズもあること、ふと思い出した。オリンパス党になり、無用の長物と化していたが、中国製のマウントアダプターを入手した。年金生活者にも手が出せる3千円。以下、桜散った後の近所の樹木です。古いNikonレンズの作例。古いレンズの活用

  • とにかくキャベツ

    転居して5ヶ月目に入った。外食をしなくなった。要因のひとつに、狭いながら動きやすい台所があるから。成人病の予防に効果ありと知り、キャベツを食べる。大玉のキャベツを何個も消費してきた。フライものに添えたり、コンソメスープ、味噌汁にもキャベツ。野菜炒めの場合は大量に。今夜は焼売の下敷きに。ホントは蒸した方がよいのだが、蒸し器を持たない。煮込んで、焼売と一緒にレンチンしたらヘロヘロになったな。日本の定番と言えば、崎陽軒のシウマイ。お金があればいつでも買える。いまや食べられないのは、新宿紀伊国屋書店の向かいにあったシュウマイの早川亭。焼売ライスには、刻んだ生キャベツが付いていた。懐かしい学生時代の味。年末、多摩センターに行った時、モノレール駅の入口に焼売専門居酒屋があった。連休に大学時代の後輩が多摩センターに来る...とにかくキャベツ

  • 花のあと 藤沢周平時代劇

    藤沢周平モノのブームが自分の中で再燃した。ライトな内容を思わせるタイトルだが、ハードなストーリーである。下級武士の哀感、叶わぬ恋...そんな要素が、時代劇の常道とも言える謀略、切腹、敵討ちに絶妙な塩梅で静かに絡んで行く。ヒロインの剣術の心得がある武家の娘に北川景子、宿敵となる藩の上士に市川亀治郎(現猿之助)、そしてヒロインの婿予定の侍に甲本雅裕。その甲本雅裕は、ニコニコ顔の昼行灯の外見ながら、内に胆力を秘める男を演じた。演技力には恐れ入る。この作品は、桜満開の土手の花見に始まり、一年後の土手の花見に終わる。もちろん、藤沢時代劇の大きなテーマとなる人情の描き方を大いに堪能した。花のあと藤沢周平時代劇

  • YMOが一人になった

    坂本龍一亡くなる、高橋幸宏に続いて。近頃、若干の睡眠障害の兆しがあるが、今夜は眠れなくなった。くだらないことだが...。大学生の頃、YMOの髪型が流行り赤い人民服の坂本龍一の顔写真を切り抜いて、散髪の参考にしていた。散髪鋏の紙箱ふた裏に写真を貼り、母が写真を見ながら散髪してくれたのだ。『戦場のメリークリスマス』の初見は、英国リーズ市の市民ホールだった。役者らしくない訥々とした英語の喋りは、逆にストーリーをリアルにした。僕はいま、母校の同窓会の事務をしている。仕事のひとつは、会員の訃報を受けて、機関誌に掲載する追悼文や写真の手配をすること。本日の訃報に触れ、(少し気持ちが動転して)追悼文の執筆依頼をしなくては!と考えた。同窓会とは関係ないのにと慌てたが、思い返すと坂本龍一氏は僕の母校の幼稚園に籍を置いていた...YMOが一人になった

  • 3週間の花だより

    49歳の年から足掛け19年、6人の固定メンバーで参集する3ヶ月に一度の同級会の日だったが。油断からの体調不良で欠席した。僕が幹事だったから段取りだけはしたけれど。おとなしく自宅待機していたら、キムタクの『教場』一挙再放送があった。リチャード・ギア主演『愛と青春の旅立ち』の日本版だな、と気づいた。今更?新年度初日のエイプリルthefirstだが、23年間の大学勤めの時の緊張感がなつかしい。本日は腑抜け老人の日だったな。今シーズンは、職場の敷地で大島桜という種を初めて認識した。大木です。ソメイヨシノが今年の役目を終えると、しだれ桜の出番。この週末で桜の見頃は過ぎて、ハナミズキが綻び始めた。3週間の花だより

  • さもありなん

    シネリーブル池袋にて鑑賞しました。上映開始時刻5分差にて、近場のもう1館でも上映していた。映画鑑賞においては、ポイント取得を執拗に追求しているが、ポイントが付与されない上記の場所にした。社会の中で、弱者は弱者のまま淘汰されることでいいのか?そんな大きなテーマを秘めた作品。ほぼメイクなしで演じているだろう女優坂井真紀、戸田菜穂に役者魂を見た。怪優・柄本明の鬼気。飯尾ばかりが注目されているが、(ずんの)やすの配役も良かった。終始重いストーリーが展開して行くのだが、ラストに検察官(長澤まさみ)と殺人者(松山ケンイチ)が対峙する場面で、一条の救済があった。思いがけず、上映後にトークイベントがあり得をした。ポスター左横で前屈みになっているのは、客席で観ていたキャイ~ンのウド鈴木。主題歌は森山直太朗の&#127926...さもありなん

  • うどんのバリエーション

    日記に何度も書いてきたが、僕が最も好きなおかずはスコッチエッグだ。近所のスーパーの惣菜売り場ではお目にかかれず、ちゃんとした百貨店のデパ地下あたりで、稀に目にするくらいだ。同じくらい好むのは小田巻蒸し。別れた女房の得意料理だった。遠い目...あらゆる物の価格が高騰し、僕の常備食・冷凍さぬきうどんもなだらかに定価が上昇している。コンビニ各店では2食入りで120円ほど。スーパーの冷凍コーナーを覗くと、5食で200円強であった。買いましたとも、何も考えず大量に。結果、家の冷凍庫には入り切らず、格納できない分が毎日のうどん食になった。本日は納豆と昨日の余りの天ぷらを載せ、生たまごを落とした。明日はどうする?小田巻蒸しを作るにはハードルが高い。でも挑戦してみようか?やはり明日は焼きうどんだぁー。うどんのバリエーション

  • 娘の誕生日

    本日は娘の34歳の誕生日です。34年前のポラロイド写真があったのでスキャンした。34年前は、亡き母と埼玉県川越の医院のソファで一晩産まれて来るのを待っていたこと、鮮明に記憶している。娘とは年に1~2回程しか会わない。今月あたまにレアなミーティングをした際「ライフプランに結婚はない」と言っていた。まあどうなるか分からないが、好きな仕事を持って、元気に働いてくれればそれで良し。娘が産まれたのは34歳の時、今年は68歳になる年。孫はまだいない。娘の誕生日

  • ポイント鑑賞は鬼門

    6回鑑賞すると、1回無料鑑賞できる会員特典。長澤まさみと松山ケンイチの『ロストケア』、仕事帰りの好機に意気込んで予約した。18時終業目標で夕飯をとる時間もあり、18時17分に指定の座席に着いた。スマホを電源OFFにしようとしたタイミングで、職場からの連絡あり、戻らざる得ない状況に。予告編が始まったところで席を立ち、仕事場again。ポイント鑑賞がポシャったこと、これで3回目。1度は池袋の劇場で予約して、開始時刻ちょい過ぎに新宿の劇場におりました。ヘリコプターに乗らない限り、予告編の時間内には移動は不可能。ポイント鑑賞の恩恵に与れないタイプのわたしです。ポイント鑑賞は鬼門

  • 6日連続の雨予報

    マスクしばりも緩和され、いよいよ桜満開の時機到来!若干浮かれた気分になっていたら、本日より6日連続の雨予報。あらゆるテクノロジーを駆使して、天気予報の精度は上がっている。昨日が晴天桜撮影のラストチャンスかと考え、古いデジカメで近場にて撮っておきました。友人たちは、千鳥ケ淵や湘南方面の名所に出掛け、SNS上で桜2023を見せてくれてありがたい。僕は花粉の呪縛から抜け切れず、仕事以外で電車に乗る気力に欠けている。静かな雨で、今年の桜は1日でも延命して欲しいが、3年ぶりの花見でクラスターagainを阻止する恵みの雨かも知れない。6日連続の雨予報

  • やはり2℃違う

    キョリ測というアプリで、埼玉の旧宅とギリ東京の今の住まいを結んでみたら、直線距離で12.6kmだった。都内の公園の桜便りをテレビで確認するが、わたしの町はまだまだです。埼玉でそうだったように、現在地の気温も都心より2℃くらい低い。自然の摂理とは不思議なもので、2℃の差で開花事情は大違いです。朝からのWBC観戦の流れで、この2日間引きこもり、日が暮れてから表に出た。サクラ類との名札が付いた木、夜桜撮影。まだまだ蕾の方が多い。やはり2℃違う

  • ソフトウェア開発者 金子 勇

    1970-2013年42歳で生涯を終えた天才ソフトウェア開発者の物語。冒頭、裁判で金子氏を弁護した担当弁護士は言う。「刃物を使った殺人事件で、その刃物を作った職人を罪に問えるのか?」金子勇は東大の研究職まで務めたが、星座と飛行機が好きな少年が、そのまま大人になった男として描かれている。曰く「プログラム言語を使ってしか話しができない。Winnyはその表現のひとつなのです」。無罪を勝ち取って、亡くなるまではわずか半年間。その期間だけ自由な表現者としてプログラムを操れたことは悲し過ぎる。ファイル共有ソフトだけでなく、様々なアイデアを創出した人だが、Winny公開がなぜ2ちゃんねるだったのかは、死後も批判が残るところだ。エンディングロールに、実録映像が挿入される。金子氏本人は「閃いたアイデアをカタチにしたかっただ...ソフトウェア開発者金子勇

  • 地元紹介

    電車に乗って仕事に行く場合は、自宅至近の多摩モノレールは使わず、西武拝島線の玉川上水駅に自転車で行き、往復440円の節約。駐輪に100円かかるけれど。玉川上水駅の近くに東大和南公園がある。自宅からスマホのMAPを頼りに自転車を漕いだが、何てことはない、いつもの玉川上水駅の近くだっただけのハナシ。写真の建物は、旧日立航空機立川工場変電所。日立製作所とは関係はなく、戦時中に航空エンジンと1500機の練習機が造られた場所だ。NOWARの横断幕の通り、平和祈念のスポットになっている。当該公園のソメイヨシノの開花情報を受けての初訪問でしたが、桜の木は見つからなかった。変電所の横で、写真を何ショットか撮り帰宅した。往路、クシャミを5連発した後、すっきりした。脱マスクの世情である。あとはプーチンの脱ウクライナ侵攻を願う...地元紹介

  • 含蓄のある美男美女なし作品

    ほとんど話題に上っていない韓国映画。89席の部屋に観客2名。観て良かった!韓流イケメンも美形女子も登場せず、恋愛やお涙頂戴要素もなし。キャリア10年の女性映画監督、作品は鳴かず飛ばす。家族は夫と大学生の息子、家事を放棄しているから、夫とは家庭内別居。食事を作らないから、息子は3食付きの兵役を志願した方がマシと考えている。(笑うところではないが可笑し)背に腹はかえられず、旧い映画の修復のバイトを引き受ける。1962年制作韓国初の女性監督の作品。途中から音無しの上に、製作当時の検閲?のため一部のフィルムが欠落しストーリーが繋がらない。もちろん台本も遺されていない。図らずも、自分と同じ女性監督の足跡を辿る作業から始めることとなるのだが。BGMもなく、坦々とストーリーが進んでいく。昔の女性監督の内面を探ることが、...含蓄のある美男美女なし作品

  • マスクがとれる?日

    ガキの頃から、体調が悪くなるとコーラが飲みたくなる。花粉のせいで、一日中でも横になりたいほどに、体力と気力が欠如している。物価高騰の折柄であるから、近所の自販機で100円(500ml)のコカ・コーラを見つけて悦に入っていたが、きょうからスーパーのPBで1.5L入り98円のボトルにシフトした。国の仰せにより、明日からマスク着用は任意。足掛け4年のマスク生活の始まりは2020年。嘱託職員最後の年、初めて買った箱入りは50枚で7千円。朝礼で上長がマスクなしの職員を注意したので、最年長者として、10枚を後輩に分けたのだ。それほどマスク不足が深刻でした。横並びを尊ぶ日本人であるから、明日の世間のマスク事情はどうなるか?桜の開花が始まれば例年、花粉はピークを越すが、僕にはマスクとコーラが必携アイテム。マスクがとれる?日

  • 心の乖離...実は(コンパートメントNO.6)

    好意も嫌悪も表裏一体であることがわかる。モスクワに留学中の考古学専攻のフィンランド人女子学生、ロシア最北端のムルマンスク行きの旅行を計画する。一緒に行く恋人(女性大学教授)がドタキャンとなり一人旅。寝台列車の同室になったのは、ロシア人炭鉱労働者。初対面の挨拶から卑猥な言葉を投げかけられ、長旅の前途が暗澹たるものに。無学vs学徒の会話は終始噛み合わないが、男が真っ直ぐな人間だということがわかる。車掌と乗客の会話から、寝台があるコンパートメントは2等車であるゆえ、会話をせざるを得ない狭小な空間なのだ。2人の持ち物から時代は1980年代か。女子学生が持つビデオカメラが盗難に遭った時点から、両者の感情の交わりが始まり。他人の男女同室の寝台車など、今では有り得ない設定だが、半日くらい駅に停り、乗客が自由に散策に出掛...心の乖離...実は(コンパートメントNO.6)

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