t-seki さん プロフィール

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t-sekiさん: コメットハンター関勉のblog
ハンドル名t-seki さん
ブログタイトルコメットハンター関勉のblog
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/sekitsutomu/
サイト紹介文コメットハンター関勉が日々の出来事などをつづります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供119回 / 172日(平均4.8回/週) - 参加 2017/04/27 18:23

t-seki さんのブログ記事

  • 軌道計算の楽しさ
  •  1961年10月に発見された「関彗星」は自らの計算によって、その運行のコースが決まり、11月には地球に大接近して南下していきました。次に帰来するのは760年も先の事ですが、その頃も地球が安泰でいて欲しいと思います。天体の軌道計算は、理論的には積分方程式が出てくるほ... [続きを読む]
  • 軌道計算の結果は??
  •  まる三日を要して、軌道を計算した結果は次の通りです。彗星の近日点通過は1961年10月10日の24時(世界時)で、その5時間後に高知市で発見していることが判明しました。彗星はその後、どんどんと地球に接近して、11月15日には地球に0.1天文単位まで接近することが分かった... [続きを読む]
  • 彗星大接近か?
  •  1961年10月11日(日本時間)に発見された”セキ彗星”は、その翌日、先輩たる倉敷天文台の本田実氏によって確認されました。直ちに東京天文台から世界の天文電報中央局のある、デンマークのコペンハーゲン天文台に打電されたのですが、彗星の動きが遅遅として進まぬのです... [続きを読む]
  • 彗星が移動しない!
  •  関彗星(1961T1)は、高知市での発見の翌日、倉敷市の本田実氏によって確認されました。よって”Comet Seki"としてコペンハーゲン天文台に通達されたのですが、高知市での発見位置と、翌日の倉敷市での確認位置が同じで、彗星は全く移動していないように思われました。そし... [続きを読む]
  • 運動会と彗星発見
  • 10月8日、孫娘の通う高知市の附属小学校で恒例の運動会が開かれました。澄み切った青空に浸み渉って行く大声援。やはり運動会は秋のものだと思いました。まだ紅葉していないすがすがしい樹木の空に拡がる碧空。ふと彗星を発見した日も、同じような日本晴れであったことを思い... [続きを読む]
  • オリオンの高く輝くころ
  •  オリオン星座はわたしの好きな星座の一つです。秋から初冬にかけて、東から登って来る姿は美しく、また赤道上にあるので世界中どこからでも眺めることができます。よく均整の取れた三ツ星に、北に赤いベテルギウス。南に青いリゲルと、輝く姿は天下逸品の美しさです。子供... [続きを読む]
  • クロムメリン彗星発見の日
  •  今日10月6日は私が初めて彗星なるものを発見した記念の日です。その名は「クロムメリン彗星」。クロムメリン彗星誕生のいきさつは複雑で省略しますが、要するにイギリスのクロムメリン博士が、1928年に日本の山崎正光氏と南アのホルベスさんが発見した彗星が、実は昔も出現... [続きを読む]
  • いま彗星が頭上に
  •  C/2017 O1とは、この7月アメリカで発見された彗星ですが、最初近日点を通る10月中旬には7〜8等星になると、期待されていましたが、10月4日の朝、関が芸西天文台で観測したところ、それほど明るくなっておらず9等星です。目の良い人なら15cm位のコメットシーカーで、観測す... [続きを読む]
  • スバルの見え出すころ
  •  天界の中で、すばる星団ほど美しいものはない。子供のころ、長い夏が過ぎ、そして短い秋が終わる頃、いつも東の空に輝くスバル(プレヤデス星団)をみた。それはまるで蛍かごでも見るように美しく印象的であったが、星の名は知らなかった。いま芸西天文台で観測していると... [続きを読む]
  • ホウキ星と秋の空
  •  毎年、秋がやってきて、澄んだ青空が続くようになると、初めて彗星を発見したあの頃の感興を思い起こします。それは1956年の10月6日の朝でした。午前4時。東の空を登ってきた「しし座」を捜索中、獅子の後ろ足に当たる場所に、突然10等級の彗星を発見しました。これは1928... [続きを読む]
  • 隕石か?謎の落下物
  •  随分昔になる。1995年頃だった。高知市の繁華な「はりまや橋交差点」から東に500mほど行った「城見町」の電気屋さんから、宇宙から何かが落下してきて二階の屋根に穴が開いたという報告が来た。私はてっきり隕石の落下だと判断した。昼間の電車通りに轟音がとどろいて、多... [続きを読む]
  • 賑やかな宇宙
  •  240Pという周期彗星が最近予想外に明るくなっている、という事で芸西天文台の70cm望遠鏡を向けてみました。真ん中の、白い小さな→の先に小さくほんのりと写っているのが彗星です。幽かな尾を曳いている16等星です。9月29日の朝、1時ごろの撮影ですがマイナス36度の真南の... [続きを読む]
  • ハレー彗星に向かってのスタート
  •  芸西天文台の構想は、1977年に高知県の教育長が交替し好転しました。望遠鏡は1979年に完成し、翌1980年に学習館も出来て五藤氏夫妻を始め、高知県では知事や、多くの関係者も参列して開所式がおこなわれました。天文台の一般公開は、当初は週1回という事で、5人の講師が選... [続きを読む]
  • 在所隕石の秘密
  •  明治31年2月、立春のころの静寂な夜中。突然、天地が崩れるかと思われる様な大音響と、昼間のような明るさの中、ここ高知県香美郡香北町の農家に隕石が落下した。隕石は直径6cmほどの珍しい石質隕石で、当時の五藤光学の五藤斉三氏一家が大事に保管している。落下当時、こ... [続きを読む]
  • 岡田以蔵の墓
  •  彼岸のお墓参りの時期は過ぎようとしていますが、数年前、親戚のお墓に参ったときのことです。高知市の北に比島というところがあって、先祖のお墓があります。今は姿を消しましたが、「比島」は60m位の低い小さな山で、実はこの付近は昔は海だったのです。1000年余り前で... [続きを読む]
  • 60cm反射望遠鏡と決別の時
  •  五藤斉三氏の好意で、最高の性能を誇る芸西の60cm反射望遠鏡も1980年から2010年までの30年間に多くの成果を挙げましたが、その間の時代の変化(デジタル化)についていけなくなり、同時に機械の老朽化も伴って、遂に引退を余儀なくされるようになりました。私の考えとして... [続きを読む]
  • 白い花の咲くころ
  •  先日、狭い庭の片隅に白い曼珠沙華が咲いているのを見て「ハッ」としました。珍しい白い彼岸花で10年ほど昔にも咲いていました。今、思い出したように甦ったのはどうしてでしょうか? 土の中に白い花の種が残っていたものでしょうか。この白い彼岸花が咲いていたのを、初め... [続きを読む]
  • 恐ろしい9月
  •  日本時間で9月19日にメキシコで大地震が発生した。この日は52年前の同じ日「池谷・関彗星」を発見した日でもある。太陽を襲う「クロイツ属」の彗星が最も発見しやすい場所にやって来るのがこの9月であって、何か不気味な月である。1965年の9月19日、日本列島は台風24号に襲... [続きを読む]
  • 星とギターを友として
  •  私は昔からショパンの音楽が好きだ。「ピアノの詩人」と言われるほどに彼の発想は素晴らしい。ピアノの鍵盤を縦横無尽に使った音楽は、人の心を無限の美しい境地へと導く。そして新たな人生観を与える。私が彼の「円舞曲OP34-2」に出会ったのはまだ若い20歳のころだった。... [続きを読む]
  • 五藤60cm鏡の真価
  •  高知県への60cm反射望遠鏡の寄付が決まった時、五藤光学は私を東京の本社に招いて希望を聞き、設計に着手しました。設計の技師は望月征爾氏でした。会長の五藤氏も参加して、「会長出身の高知県で使ってもらうために」という事で、会社を挙げて最高の設計製作を行う事で一... [続きを読む]
  • 尾が消えたハレー彗星
  •  1985年12月、武家望遠鏡による、ハレー彗星の観測会で観た第二のコマは分裂核だろうという事になった。写真でも分かるように分裂核から強い尾が流れ出ていた。しかし第二核らしい物体はその後の観測で確認できなかった。”容堂公のコブ”は僅か1日余で消え去ったのである。... [続きを読む]
  • 山内容堂公と天文学
  •  土佐24万石、最後の殿様である山内容堂公の宝物館に、珍しく天体望遠鏡が保存されていた。口径は60mmくらいで、鏡筒は木製で美しいこげ茶色の漆塗りである。それに古典的な形をした卓上三脚の形は、どう見ても日本風であるが、真鍮製の金属部にローマ字で「シュナイダー... [続きを読む]
  • ハレー彗星と秋の虫
  •  リーン、リーン、チンチロリン、ズイーチョン、ガチャ、ガチャ、ガチャ。盛んに鳴く虫の音の中に埋もれるように天文台のドームがあった。1984年9月のある日、芸西天文台にはNHK,東京朝日の報道関係と、一般の市民が数名集まっていた。60cm反射望遠鏡は、正確にハレー彗星の... [続きを読む]