free-ped-surgeon さん プロフィール

  •  
free-ped-surgeonさん: 自由に生きる小児外科医のブログ
ハンドル名free-ped-surgeon さん
ブログタイトル自由に生きる小児外科医のブログ
ブログURLhttp://free-ped-surgeon.com/
サイト紹介文都内在住の小児外科医。趣味は飛行機で世界各国を旅行すること。医療情報や旅行関連の情報を書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2017/05/08 00:23

free-ped-surgeon さんのブログ記事

  • 子どもの鼠径ヘルニアの治療
  • 子どもの鼠径ヘルニアは基本的に手術が必要な病気です。今回は鼠径ヘルニアの治療について書いていきます。鼠径ヘルニアは自然に治るのか?赤ちゃんがお腹の中にいるときに腹膜から腹膜鞘状突起という組織が鼠径部から陰嚢に向かって伸びていきます(この中を精巣が通っていきます)。生後半年までにこの腹膜鞘状突起は自然に閉じることが多いですが、自然に閉鎖しなかった場合に鼠径ヘルニアを発症することがあります。自然に閉じる [続きを読む]
  • 子どもの鼠径ヘルニアとは?
  • 子どもに起こる鼠径ヘルニア?鼠径ヘルニアは、小児外科で最も手術件数の多い病気です。足の付け根(鼠径部)が膨れていることに気が付いて病院を受診する場合がほとんどです。一般的に「脱腸」と呼ばれるように、ほとんどの場合で鼠径部から腸が飛び出ている状態です。女の子の場合には卵巣が飛び出ていることもあります。鼠径ヘルニアは安静時にはわからないことが多く、腹圧がかかった時に偶然気付くことがあります。どれくらい [続きを読む]
  • 新専門医制度により内科医が減少、医療崩壊を招く
  • 12月3日に開催された「現場からの医療改革推進協議会」のシンポジウムでは来年度から新たに開始される新専門医制度で内科医が20.9%、外科医が5.9%減少するという報告があったようです。みなさんこれを聞いてどのように思われるでしょうか?以前の記事で新専門医制度に伴い内科医が減少することを危惧すると書きました。⇒新専門医制度について思うこと内科医が少なくなることは大問題同僚や友人からの話を聞いて新専門医制度開始に [続きを読む]
  • 急性虫垂炎におけるAlvarado score(MANTRELS socre)
  • Alvarado scoreは1986年に外科医のAlfred Alvaradoが初めて提唱した急性虫垂炎のスコアリングシステムで、現在も世界中で広く使われています。CTやエコーなどの画像検査が発達した現在では急性虫垂炎の診断は比較的容易になりました(ただ、いまだに見逃しが多い疾患です)。しかしながら、かつては腹部所見と血液検査などの情報をもとに急性虫垂炎の診断を付けていたため、“negative appendectomy”と呼ばれる手術をしたにも関わ [続きを読む]
  • パラダイスシティ仁川でカジノ三昧 in 韓国
  • 2017年4月に仁川国際空港近くに新たにパラダイスシティ仁川がオープンしました。パラダイスカジノがリニューアルされたとの情報をgetしたので週末を利用して韓国カジノ旅に行ってきました。パラダイスシティ仁川は仁川国際空港からシャトルバスで約5分(徒歩でも約15分)の距離にあります。仁川国際空港を利用する人にとってはアクセスしやすい場所にあるため、・仁川国際空港での乗り継ぎ時間が長い。 ・帰りの飛行機の時間まで暇 [続きを読む]
  • マイル稼ぎにmoppyを有効活用!
  • 最近話題となっているmoppyというポイントサイトをご存知でしょうか?サイトへの登録やショッピング、ゲームなどを通してポイントを貯めることができます。ポイントは現金化やカードのポイントに変換することが可能です。自分自身はJALの陸マイラーであるため、ポイントはすべてJALのマイルに変えています。もともとmoppyの12000ポイントが6000マイル(還元レート50%)に変換できましたが、最近キャンペーンをしているためなんと還 [続きを読む]
  • 新専門医制度開始について思うこと
  • 8月2日の塩崎恭久前厚生労働大臣の談話、8月4日の日本専門医機構からの新たな専門医制度の開始に向けた声明が発表されたことで2018年4月からの新専門医制度の開始はほぼ確実となりました。各方面から反対意見が出ていたことは重々承知なので、今後の動向にも注意したいです。今日はそんな新専門医制度について私見を書いていきます。現行の専門医制度と新専門医制度設立の経緯現在の日本の専門医養成方法は各学会に委ねられていま [続きを読む]
  • 【コラム】コーヒーを飲む人は長生きできる?
  • 普段からコーヒーをよく飲む人には朗報です。偶然PubMedを見ていてコーヒー消費と死亡率を調べている論文を見つけました。Coffee Drinking and Mortality in 10 European Countries: A Multinational Cohort Study.Gunter MJ et al. Ann Intern Med. 2017 Jul 11.コーヒー消費者は全死亡率が低下今回紹介する論文は、ヨーロッパ主要10ヶ国(フランス、イタリア、イギリスなど)の521330人を平均16.4年にわたって追跡した大規模な前 [続きを読む]
  • 【おすすめ書籍】感染症編
  • 1. レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版値段も高く、辞書のように分厚い本です。ただ、困った時に調べるための辞書的な役割を果たす教科書です。感染症を本格的に勉強したい人にはおすすめです。レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版新品価格¥10,800から(2017/7/8 17:35時点)2. 感染症プラチナマニュアル2017かつてはサンフォードを参考に抗菌薬投与量を決定することが多かったですが、現在はこのプラチナマニ [続きを読む]
  • 【おすすめ書籍】救急外来編
  • 1. 内科救急診療指針2016日本内科学会が編纂している内科救急診療指針です。内科救急疾患についてはいろいろな書籍が出ているものの、検査や治療方針などを明確に示したガイドラインは出ていないのが現状です。日本内科学会が出版に関わっていることもあり、ガイドラインという名前はついていませんが、個人的にはガイドラインに近いものとして捉えています。実際に中を見てみると症状別と病名別にメジャーな病気の対応方法がアル [続きを読む]
  • 【コラム】医学生の文武両道は決して偶然ではない
  • 気になる記事を見つけました。陸上の日本選手権の決勝に2人の医学生が出場したというもの。⇒日本選手権の決勝に2人の現役医大生。陸上界は「文武両道」の理想モデル?本当に素晴らしいことですし、多くの人はすごい才能を持った人がいるんだな、と感じるでしょう。しかし、実際このように医学以外の領域で成果を出す医学生や医者は周りに多く存在します。自分自身も高校時代にある競技でインターハイに出場し、医学部に現役で合格 [続きを読む]
  • 医者夫婦のメリットとデメリット
  • 先日、職場の後輩が婚約したという知らせを聞きました。お相手は女医さんとのこと。嬉しですね!自身も医者夫婦(今のところは夫婦円満)なのですが、今回は医者夫婦のメリットとデメリットについて書きます。 医者夫婦のメリット1. 困っていることを気軽に相談できる診療科が異なる場合にはお互いに困っていることを気軽に相談することができます。自分自身も内科医と外科医の夫婦ですが、やはり困った時には非常に頼りにしていま [続きを読む]
  • 医者夫婦のメリットとデメリット
  • 先日、職場の後輩が婚約したという知らせを聞きました。お相手は女医さんとのこと。嬉しですね!自身も医者夫婦(今のところは夫婦円満)なのですが、今回は医者夫婦のメリットとデメリットについて書きます。 医者夫婦のメリット1. 困っていることを気軽に相談できる診療科が異なる場合にはお互いに困っていることを気軽に相談することができます。自分自身も内科医と外科医の夫婦ですが、やはり困った時には非常に頼りにしていま [続きを読む]
  • 手術後のドレーンの意味
  • 多くの手術の後にはドレーンという管が繋がって病棟や集中治療室に帰ってきます。ドレーンとは、日本語では「排水管」という意味で、ドレーンを通して血液や浸出液、消化液などを体外に誘導しています。術後管理においては、ドレーンは非常に大切な意味を果たします。手術後のドレーンの意味①貯留液のドレナージ心臓手術後の心嚢ドレーンや肺切除後の胸腔ドレーンなどが含まれます。手術後にある程度の浸出液や血液、空気の漏れな [続きを読む]
  • 手術後のドレーンの意味
  • 多くの手術の後にはドレーンという管が繋がって病棟や集中治療室に帰ってきます。ドレーンとは、日本語では「排水管」という意味で、ドレーンを通して血液や浸出液、消化液などを体外に誘導しています。術後管理においては、ドレーンは非常に大切な意味を果たします。 手術後のドレーンの意味①貯留液のドレナージ心臓手術後の心嚢ドレーンや肺切除後の胸腔ドレーンなどが含まれます。手術後にある程度の浸出液や血液、空気の漏れ [続きを読む]
  • 小児の意識レベル評価 〜AVPU〜
  • みなさん、小児の意識レベル評価には何を使っていますか?成人あればJCS(Japan Coma Scale)やGCS(Glasgow Coma Scale)を使います。しかし、これらを完璧に覚えるのは難しいと感じる人も多いでしょう(自分がまさにそうです)。小児用や乳児用のGCSもありますが、これまた覚えるのが大変です。そこでぱっと意識レベルを評価する方法としてAVPUという方法があります。この方法はPALS(小児二次救命処置)の意識レベル評価でも推 [続きを読む]
  • 小児の意識レベル評価 〜AVPU〜
  • みなさん、小児の意識レベル評価には何を使っていますか?成人あればJCS(Japan Coma Scale)やGCS(Glasgow Coma Scale)を使います。しかし、これらを完璧に覚えるのは難しいと感じる人も多いでしょう(自分がまさにそうです)。小児用や乳児用のGCSもありますが、これまた覚えるのが大変です。 そこでぱっと意識レベルを評価する方法としてAVPUという方法があります。この方法はPALS(小児二次救命処置)の意識レベル評価でも推 [続きを読む]
  • 敗血症と敗血症性ショックの診断基準
  • 2016年2月にJAMAからSepsis-3が発表されてから1年以上が経ちました。少しずつ新しい敗血症の概念が根付いてきた頃でしょうか。Sepsis-3の発表に合わせて日本版敗血症診療ガイドラインが改訂され、新たにJ-SSCG 2016が発行されています。敗血症はどのような分野で働くにせよ必ず関わりますので、今日はJ-SSCG2016に基づいた成人患者での敗血症と敗血症性ショックの診断基準について説明します。敗血症の定義が変わった!?Sepsis-3 [続きを読む]
  • 敗血症と敗血症性ショックの診断基準
  • 2016年2月にJAMAからSepsis-3が発表されてから1年以上が経ちました。少しずつ新しい敗血症の概念が根付いてきた頃でしょうか。Sepsis-3の発表に合わせて日本版敗血症診療ガイドラインが改訂され、新たにJ-SSCG 2016が発行されています。敗血症はどのような分野で働くにせよ必ず関わりますので、今日はJ-SSCG2016に基づいた成人患者での敗血症と敗血症性ショックの診断基準について説明します。敗血症の定義が変わった!?Sepsis-3 [続きを読む]
  • 敗血症と敗血症性ショックの診断基準
  • 2016年2月にJAMAからSepsis-3が発表されてから1年以上が経ちました。少しずつ新しい敗血症の概念が根付いてきた頃でしょうか。Sepsis-3の発表に合わせて日本版敗血症診療ガイドラインが改訂され、新たにJ-SSCG 2016が発行されています。敗血症はどのような分野で働くにせよ必ず関わりますので、今日はJ-SSCG2016に基づいた成人患者での敗血症と敗血症性ショックの診断基準について説明します。敗血症の定義が変わった!?Sepsis-3 [続きを読む]
  • 医師の平均年齢って50歳!?
  • みなさんは医師の平均年齢をご存知ですかなんと、医療施設に勤務する医師の平均年齢は49.3歳です!ちなみに病院勤務が44.2歳、診療所勤務が59.2歳です。 これは厚生労働省が2年に1度行っている医師・歯科医師・薬剤師調査の結果です。〈 平成26年(2014年)医師・歯科医師・薬剤師調査 〉 自分は臨床研修指定病院に勤めているので、20代、30代の人が大多数です。なので平均年齢が50歳近くと知ってとても驚きました。このデータによ [続きを読む]
  • 医師の平均年齢って50歳!?
  • みなさんは医師の平均年齢をご存知ですかなんと、医療施設に勤務する医師の平均年齢は49.3歳です!ちなみに病院勤務が44.2歳、診療所勤務が59.2歳です。 これは厚生労働省が2年に1度行っている医師・歯科医師・薬剤師調査の結果です。〈 平成26年(2014年)医師・歯科医師・薬剤師調査 〉 自分は臨床研修指定病院に勤めているので、20代、30代の人が大多数です。なので平均年齢が50歳近くと知ってとても驚きました。このデータによ [続きを読む]
  • 手術部位感染(SSI)の分類
  • 手術部位感染(Surgical Site Infection、以下SSI)は手術後の合併症の一つとして知られています。SSIの定義や分類について説明します。SSIとは?定義:手術後30日以内(インプラントがある場合には1年)に発生した感染手術の種類によってSSI発生率は異なりますが、日本環境感染学会が実施しているSSIサーベイランスによると、2015年1月1日〜12月31日の1年間でのSSI発生率はすべての手術を合わせると7.04%です。SSIの分類SSIは以下 [続きを読む]
  • 手術部位感染(SSI)の分類
  • 手術部位感染(Surgical Site Infection、以下SSI)は手術後の合併症の一つとして知られています。SSIの分類について説明します。先日アメリカのCenters of Disease Control and Prevention(CDC)が発表したSSI予防ガイドライン2017についてまとめたのでこちらも参考にしてください。 SSI予防ガイドライン2017 SSIとは?定義:手術後30日以内(インプラントが [続きを読む]