五十女こけ さん プロフィール

  •  
五十女こけさん: こけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り
ハンドル名五十女こけ さん
ブログタイトルこけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り
ブログURLhttp://kokesan.exblog.jp/
サイト紹介文21世紀の片隅でひとりかそけき由無し言。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 216日(平均1.0回/週) - 参加 2017/05/11 23:30

五十女こけ さんのブログ記事

  • 1963年
  • 1961年という年が東映にもたらした衝撃について春日太一『時代劇は死なず!』(集英社 2008年)は語っています。明朗で華麗、悪人が眉をくにくにさせて(まあ進藤英太郎を思い浮かべてください)ほくそ笑えんでいる天下の一大事を美剣士が(さすがに千恵蔵、右太衛門は「あれも昔の美少年」ですけどまあそれはそれ)バッタバッタと斬り伏せるざっくばらんな時代劇、錦之助、千代介、橋蔵の上に両御大を頂くまさに盤... [続きを読む]
  • 椿三十郎
  • 春日太一『仁義なき日本沈没』(新潮社 2012年)のなかで黒澤明監督『椿三十郎』(東宝 1962年)の、最後の決闘について丁寧に解き明かしてあります。加山雄三らひよっこたちに肩入れしたためはからずも仲代達矢の野望を踏みにじることになり、腹の虫のおさまらない仲代と三船敏郎が真剣勝負することになる、あの立ち合いです。長い長い間合いのあと、ふたりが動くと一瞬何か異様なものを見さされた思いが影... [続きを読む]
  • 座頭市の、おでん
  • 砂糖黍畑が延々と広がっているようなそんな亜熱帯の、殺風景な沿道に何とも不似合いな巨大な看板絵がそそり立っています。ここはキューバ、しかし描かれているのは脚絆に尻っぱしょりして仕込杖をいまにも抜こうと耳を澄ませている何と市っつぁん、座頭市です。何で見たのか古い写真ですが、当時キューバでは目が見えないハンデを負いつつひとり悪に立ち向かっていく座頭市が大人気だったとか。『座頭市』で思い出すの... [続きを読む]
  • まぎらわしい
  • まぎらわしいということがあります。 まぎらわしいというのがどのくらいまぎらわしいか、その昔まだ『大学受験ラジオ講座』というラジオ番組があった頃、「まぎらわしい単語」の特集に講師のJ.B.ハリス先生が開口一番、「今日はまぎわらしい単語です」と言ってしまうぐらいまぎらわしい。 まぎらわしいと言ってまず最初に思い浮かぶのが鰐淵晴子と馬淵晴子。標準的な四文字の名前に三文字が一緒、19... [続きを読む]
  • 内田朝雄
  • 頭はすっかり禿げ上がっていますがよく見ると頬骨から額にかけてつやつやと力が張っていてまったく枯れていない印象が私の疑惑をますます強くします。誰のことか、内田朝雄のことなのです。 そもそもの発端は『日本侠客伝 血斗神田祭り』(マキノ雅弘監督 東映1966年)を見たとき、終盤にまたしても悪たちの不埒な悪行三昧で放火され、半鐘がじゃんじゃん鳴るなか、人力で駆けつける健さんの傍らを火消し... [続きを読む]
  • マキノ雅弘
  • 山田宏一『日本侠客伝 マキノ雅弘の世界』(ワイズ出版 2007.12)のあとがきにマキノ雅弘監督の話術の妙についてとっておきの笑い話が紹介されています。何せ話を面白くすることにかけては、聞き書きの自伝でも自分の語った話をどんどん書きかえるようなマキノ監督です。 それは戦後も間のない頃。映画監督の集まりで出席者のひとりがうしろで愚痴っています。いなかん(稲垣浩)とマキノに仰山制作費や... [続きを読む]