Hiroki さん プロフィール

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Hirokiさん: オレガオモウコト
ハンドル名Hiroki さん
ブログタイトルオレガオモウコト
ブログURLhttps://oregaomoukoto.blog.fc2.com/
サイト紹介文俺の愛している人は、結婚しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供383回 / 278日(平均9.6回/週) - 参加 2017/05/20 01:23

Hiroki さんのブログ記事

  • 悲しみの中で
  • 悲しみに暮れている彼女を、抱いた。「こんな時に、だめだよ・・・。」そう抵抗する彼女を、ほんの少しだけ、力づくで。そうでもしないと、彼女の心が悲しみで埋め尽くされてしまいそうで。俺は、彼女の心が解きほぐれるまで、優しく抱き続けた。「くろちゃんが・・・。」朝、そう彼女からメールが届いた。俺がすぐに電話をしても、彼女の声が届いてこない。「結美。」何度も、彼女の名を呼ぶ。「くろちゃん、どこかに、埋めてあげ [続きを読む]
  • 二人だけの夢
  • 「佐藤さんって、結婚式の時、和装だった?」友人の結婚式が控えているせいか、突然妙な事を聞いてきた彼女。何故そんな事を、と思ったが、聞かれたからとりあえず答えた俺。「そうだよ。」「披露宴は?」「タキシード。」「何色?」「黒。」「写真、ないの?」「無いよ。」「見たかったなぁ。」俺の家には、その時の写真が一枚も無い。もしあっても、彼女には見せたくない。幾ら見たいと言っても、本当に見せたら、きっと彼女は涙 [続きを読む]
  • 素敵曜日
  • 彼女が、運転している俺の横顔を凝視している。週明けで恋しかったせいなのか。それとも、俺に何か言いたい事でもあるのだろうか。そう考えていると。「かっこいい・・・。見てるだけで、幸せ。」どうやら、何か言いたい訳ではなさそうだな。でも、何だかひどく照れくさい。「結美。何が食べたい?」「何でもいーよ。佐藤さんは?」「結美の好きなものでいいよ。」「もー。いっつもそう言うんだから。」「お。寿司屋を発見。」「あ [続きを読む]
  • かけがえのない存在
  • 俺にとって、彼女との時間は「夢」ではない。確かに、幾ら俺が独身でも、彼女が既婚者である以上公には出来ない関係だ。でも、だからと言って、夢や幻という時間でも存在でもない。彼女には、ふたつの世界がある。俺はそれを把握し、理解している。それがいい、とは思った事は無い。ただ、それでもいいと思っている。彼女が俺だけと生きる事を選択出来ない以上、そこに感情をぶつける事は俺には出来ない。彼女が苦しむのが、わかっ [続きを読む]
  • 大事な彼女
  • そう言えば。昨日抱いた時に気付いたけど、彼女、また少し痩せていたな。先週から、色々とあったせいだろうか。「あんまり、食べたいって思わないの。」今週、何回かそうメールで言っていた。「ちゃんと食べるんだよ。」と俺がメールすると、「はぁい。」と返事はあったが、食べてない時もあったかもしれない。俺といる時は、少ないなりにちゃんと食べてはいたけれど。会えない週末。こういう心配が、普段よりも更に加速する。離れ [続きを読む]
  • 来週こそは
  • 「困ったね。」「困ったな。」俺たちは、チョコと花を買った後、ホームセンターに行った。すると、そこには水泡眼(金魚)がいた事にはいたが、どうも質が悪い。水泡が片方潰れていたり、背中のラインが良くなかったり。俺は妥協をしたくなかったから、「結美。他の店に行ってみよう。」そう、彼女を促した。他の店に行ってみたら、そこには水泡眼が置いていなかった。もう一つ、違う店に行っても。「こんな事になるなんて、びっく [続きを読む]
  • 抱いて抱かれて
  • 「人って、上にいると、主導権を握れるんだね。」「そうなのか。」「そうだよー。だから、今日は私が佐藤さんを抱いたの。」「そうかな。」「そーなの。佐藤さんは、私に抱かれたの!」彼女の持論は、相変わらず面白い。男の俺が、彼女に抱かれるとは。そういう事を言われたのは、初めてだな。「でも、俺は結美を抱いたと思ってるよ。」「どうして?」「結美一人の力じゃ、無理だったろ?」彼女のむくれた顔も、実に面白い。「いー [続きを読む]
  • 花売り場にて
  • 「どれも綺麗だね。どうしよう、迷っちゃうなぁ。」彼女は花に囲まれて、目をキョロキョロとさせていた。しゃがんだり立ったりを繰り返し、まるで小動物のように可愛かった。そんな彼女を眺めていると。「あ。これ。これがいいな。」そう言って彼女が手にしたのは、小さな植木鉢だった。「鉢植えがいいのか?」「お花、とっても可愛いから。」注意書きのプレートには、ボケの花と書かれていた。一瞬、バレンタインデーに相応しいの [続きを読む]
  • チョコ売り場にて
  • 「私、もう気にしない事にしたの。でも、考えたくないのに、気が付くと、つい考えちゃってて・・・。」あれからずっと、彼女は自分の親との間に生まれてしまった確執に、心を痛めている。「もう、相手にしない方がいい。結美には、ずっと俺がいるよ。」「ありがとう・・・。でも、親子なのに、悲しいなって・・・。」「向こうがそういう態度なら、仕方ないよ。」「うん・・・。」「向こうから連絡があったら話せばいい。結美からは [続きを読む]
  • 彼女の為に
  • 「え?」「おはよう。」「えーーー。どしたのどしたの??」「どうもしないよ。」「なんで?なんでスーツなの??」「前に言ってただろ。最近、スーツ姿を見てないって。」「えーーー。嬉しい!」予想以上に彼女が喜んでくれて、思わず笑みが零れてしまった俺。「かっこいいなぁ・・・。すごいすごーい。」「結美も、いつもとメイクが違うね。」彼女は普段、アイラインとマスカラをしない。でも、今日は手間と時間を掛けたフルメイ [続きを読む]
  • そばにいてやれたら
  • 女性は、話を聞いてもらえるだけで心が軽くなる。そう思っていたが、それでも駄目な時は。日にち薬。時間の経過を待てば、彼女の心は晴れるのか。今日の、彼女の電話の声。まだ、様子がおかしかったな。ずっと、そばにいてやれたら。無性に、無力感を感じる。もう、泣かせたくはないのに。 [続きを読む]
  • 彼女の心が休まるように
  • 「忙しい?」「大丈夫だよ。」昨日、メールの後に彼女から電話が掛かってきた。自分の胸の中に収めるには、やはり大き過ぎて、痛みが強過ぎて、彼女は俺に打ち明けてくれた。肉親との確執、自分の思いを受け入れてもらえない悲しみ。少し落ち着いた気持ちで、時折笑いながら、抱えていた様々な思いを見せてくれた。俺は、客観的に感じた気持ちを彼女に伝えた。「結美。 結美は悪くないよ。」「そうかな・・・。」「結美は、悪くな [続きを読む]
  • 苛立ち
  • 昨日の夕方から、彼女の様子がおかしかった。無理をして笑っている、そんな気がしていた。「ほんとは、昨日から泣いてばっかりで。子供みたいって、自分でも笑っちゃう。」「どうした?」「話すと、長くなるから。佐藤さんが聞いたら、呆れちゃうような話だよ。」「疲れてるなら、少し眠った方がいい。」「うん。」「おやすみ。愛しているよ、結美。」「うん。佐藤さんの胸で、泣きたい。」すぐにでも飛んで行きたい。そう思った。 [続きを読む]
  • 想い
  • 気持ちを伝える。でも、何処まで伝えていいか。相手の気持ちを考えたら。もし、相手に負担になってしまったら。そう思うと、すべてを話す事が出来なくなる。本当は、すべての気持ちを伝えたい。こんなに想っている事を。こんなにも、会いたいと思っている事も。きっと、すべてを伝え、すべてを受け入れて欲しい。そう願う筈。愛しているからこそ、そうして欲しいと、心から。精神のゆとりは、日常生活の反映を受ける。仕事や家庭。 [続きを読む]
  • 彼女の趣味
  • 今日は、二人でホームセンターへ。「ほんとに買うの?」「ほんとに買うよ。」「どうしよう。上手く飼えるかな?」「大丈夫だよ。」ずっと前から、彼女には欲しい物があった。物と言っても、それは生き物。「ねね。これぐらいの水槽でいいかな?」「少し小さいかな。」「んー。でも、あんまり大きいのは置けないよ?」「じゃ、これぐらいにするか。」俺は、小さめの金魚が10匹ほど入る水槽をカートに乗せた。「これなら、ろ過装置も [続きを読む]
  • 普通
  • 田んぼでアオサギを見た後、俺たちはいつものように買い物へ行った。大きなショッピングモールの中の催事場で、またバレンタインデーの商品がズラリと並んでいるのを見て。「佐藤さん佐藤さん、お酒だって。バレンタインデーにお酒のプレゼント。どう?」「何でも嬉しいよ、結美がくれるなら。」「んー。あ、ワインだって。佐藤さん、飲める?」「飲めるよ。何本でも。」「普通何本も飲まないよー。」「飲むだろ。普通。」「んー。 [続きを読む]
  • 彼女の笑顔が愛しくて
  • 「肉じゃが作ったよ。明日、持ってくね。」さっき、彼女からそうメールが届いた。昨日「肉じゃがとカレー、どっちがいい?」と聞かれ、迷わず肉じゃがと言った俺。カレーはレトルトでも食べられるが、肉じゃがはそうはいかない。だから、即答だった。「明日は、バスでそっちまで行くから。」「いいよ。迎えに行く。」「大丈夫だよ。」「明日も寒いよ。」「全然平気!」「だめ。」「心配?」「心配だよ。だから、迎えに行く。」「あ [続きを読む]
  • 止まった時間
  • 「ここのお蕎麦、お出汁がきいてて美味しいね。」「そうだな。結美、ちゃんとこれも食べて。」ぱく「天婦羅も、とっても美味しい。」今日は、彼女のリクエストに応えて、少し離れた田舎にある蕎麦屋へ。温かい物を食べて、二人で身体の中から温まる。「美味しいね」と何度も言う彼女の笑顔を見て、自然に、俺の心も温かくなった。蕎麦屋を出て買い物に向かう途中、俺は珍しいモノを見つけた。そして、そのターゲットに向かってハン [続きを読む]
  • 一生やめられない
  • 「明日の朝、雪が降るみたいだよ。」「じゃあ、明日はおうちにいようね。」「大丈夫だよ。」「もう、口癖になっちゃったね。その言葉。」「そんな事ないよ。」「あ。明日もし晴れたら、私がそっちに行こうかな。」「寒いから迎えに行くよ。」「大丈夫だよ。佐藤さんの真似、してみた。」笑顔の絵文字が、楽しそうに笑っていた。最近、天気を気にしてばかりだな。やたらと降る雪のせいで。本当に、こんなに何度も降る年は珍しい。明 [続きを読む]
  • 大切な人
  • 手の掛かる子ほど可愛い。コメント欄の返事にそう書いて、ふと彼女もそうだなと思った。彼女が素直に感情を表現するのは、俺に心を許しているからだ。嬉しい時は、一緒に笑顔になってくれる。悲しい時は、支えてくれる。どんな気持ちでも、俺なら拒絶しないで受け止めてくれる。きっと、そう思ってくれているからだろう。俺は、彼女のありのままの気持ちを見ていたい。我慢したり、無理をしたり。そんな事はさせたくない。俺の前で [続きを読む]
  • 寒気
  • 昨日、珍しく身体に寒気を感じた。初めは部屋が寒いだけかと思っていたが、どうも違うような気がして、早目に就寝した。もちろん、彼女に「おやすみ」と言ってから。すると、夜中の3時頃に。「階段のところに、鳥がたくさんいて、その中に、死んじゃった子もいっぱいいて、私が家から出ようとすると、みんなでおそってくるの。どうしよう。」また、怖い夢を見てしまったようだ。メールの文字のたどたどしさに、彼女の大きな不安が [続きを読む]
  • 思い出を上書き
  • 「何処に行きたいか、考えてきたか?」「佐藤さんとなら、どこでもいいよ。」「俺も、何処でもいいよ。」「そんなこと言ってたら、永遠に決まらないよー。」そう言って、彼女は俺の肩にもたれたまま笑った。「じゃ、今日はあそこに行ってみるか。」「あそこって、どこ?」「結美の好きな所。」車を1時間ほど走らせて、俺たちは水辺に住む生き物たちがいる場所へ。そこは前にも訪れた事のある場所だったが、今日開いていて彼女が好 [続きを読む]
  • 漠然としたリクエスト
  • 「結美。ボクシング始まるよ。」俺たちは、いつも一緒にボクシング観戦をする。それは、離れていてもソファーで並んで観ているような感覚だ。いつもなら、「はぁい。」とすぐに返事が来るのだが。5分ほど経って。「あっという間に勝っちゃったね。びっくりびっくり!」まるで、俺が一人でソファーに座って、彼女がトイレに行っている間に終わってしまったみたいで、何だか笑えた。まずい。結美の妄想癖が、俺にも移ってきた。「相 [続きを読む]
  • 愛する彼女の為に
  • 「佐藤さん佐藤さん。」「どうした?」「お願いがあるの。」「いいよ。何?」「ヤマ〇キのパンの応募シール、もしあったら捨てないで?」シール?ああ、パンの包装に貼ってあるやつね。そうか。もう、そういう時期なんだな。春のパン祭り。彼女は、毎年その応募でもらえる皿の為に、頑張ってパンを食べる。でも、一人で集めるのは大変だと言い、俺も協力するのが恒例となっている。どうも、今年はスクエア型の皿のようだ。「わかっ [続きを読む]
  • 愛情の形
  • 心穏やかな日が続いているのに、何故か身体は、別の方向へ。でも、彼女もそれを受け入れてくれて、二人で何度も抱き合った。別に、不安な事がある訳じゃない。寧ろ、その逆で。毎日笑顔の絵文字を届けてくれる彼女に、こちらも笑顔を浮かべていたぐらいだ。愛していれば、求めるのは至極当然。何も、疑問に思う事は無い。それでも、今日は些かハードだったかもしれない。彼女を送り届けた後の帰り道、俺は煙草を吸いながらそう考え [続きを読む]