Hiroki さん プロフィール

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Hirokiさん: オレガオモウコト
ハンドル名Hiroki さん
ブログタイトルオレガオモウコト
ブログURLhttps://oregaomoukoto.blog.fc2.com/
サイト紹介文俺の愛している人は、結婚しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供449回 / 343日(平均9.2回/週) - 参加 2017/05/20 01:23

Hiroki さんのブログ記事

  • 彼女の下で怒る俺
  • 「久しぶりに、佐藤さんが夢に出てきたの。」珍しいな。夢はよく見るが、俺の夢は滅多に見られないと嘆いていたのに。「良かったね。」「それがね、全然良くないの。」全然良くない。俺の夢なのに、何故だ。俺は少し気になり、彼女に理由を聞いてみた。すると。「佐藤さん、私の下で怒ってた。」彼女の下?舌?俺には、見当もつかなかった。寿司を食べながら、続けて訳を聞いてみると。「私が一生懸命頑張ってるのに、佐藤さん、そ [続きを読む]
  • 言葉を選ぶという意識
  • 普段、俺たちは短文のやり取りしかしない。メールの画面で、長くても3行ほど。「おはよう」と「おやすみ」の挨拶。「お腹空いた。」や「出掛けてくるね。」、「今、面白いテレビやってるよ。」など。ほぼ、こういった日常会話しかしない。彼女の気持ちが不安定になった時は、それなりに言葉で寄り添うが、送信するのはやはり短文。翌日に駆け付ける事が出来るから、それ以上のフォローはいつも会えた時にする。一晩経てば多少気持 [続きを読む]
  • 直らない性格
  • 「ちょっと、コンビニ行ってくるね。」彼女は時々、夜一人で徘徊しようとする。「危ないから、駄目だよ。」「大丈夫大丈夫。」「夜は駄目。」「だって、急にアイスが食べたくなっちゃったんだもん。」こういう時、衝動的に行動を起こす性格の彼女を食い止めるには、二つのパターンがある。それは、「今から行く。一緒に買いに行こう。」「そんな、わざわざいいよー。」と、俺が動き出すのを阻止する為に我慢をする、という方向に持 [続きを読む]
  • 夏になったら
  • 「あ。くまモンのスイカ。」いつものようにスーパーで買い物をしていたら、彼女が小さなスイカを見つけた。「熊本から来たんだね、この子。」「買う?」「ううん。ちょっとお高いから、我慢する。」そう言って、彼女は俺の手を引っ張った。この時期にはまだ早い、少し小ぶりな、くまモンのシールが貼ってあるスイカ。俺は、彼女がトイレに行った隙に、自分の方のカゴに入れた。会計を済ませ、袋に入れる時。「はい。」「え。佐藤さ [続きを読む]
  • 俺と旦那
  • 彼女は、旦那の事をほとんど話さない。子供の話はたまにするけれど、家庭内の動きは俺に見せない。その理由を、俺は聞いた事が無い。何となく、俺の為にそうしてくれているのがわかっているから。彼女は、俺と会えない週末の家族との予定を話さない。だから、俺には彼女の動きがほとんど見えない。それを不満に思ったり、不安に感じたりする事は無い。でも、もし前もって家族との予定を聞いていたら。俺は、嫉妬をしたり、不安にな [続きを読む]
  • すみません
  • いつもなら会えない、土曜日。突然、彼女が文字で俺の名を呼んだ。「佐藤さん。」「どうした?」「お仕事、忙しい?」彼女がこう聞く時は、俺と電話で話したい時。「大丈夫だよ。電話、掛けようか?」俺がそう返信すると、彼女から電話が掛かってきた。「もしもし?」「結美、どうした?」「ううん。どうもしない。」「そうか。」「今日ね、一人なの。」彼女がこう言う時は、俺に会いたい時。「今から迎えに行く。」「いーの?」「 [続きを読む]
  • 重症
  • 「佐藤さんは、何日会えないと、寂しいって思う?」久しぶりに、彼女から唐突な質問が飛んで来た。俺にはわかっていた。彼女が、俺にどう答えて欲しいのかが。「一日。」「えー。ほんと?」「ほんとだよ。」「そっかぁ。そうなんだ。」きっと、彼女は電話の向こうで嬉しそうに笑っているだろう。本当にそう思っているから、全然構わないけれど。寂しい。少し、感覚が違うような気がする。切なさが漂う寂しさではなく、何ていうか、 [続きを読む]
  • 俺のツボ
  • 帰り道の途中にあった大型スーパーで、俺たちはいつものように買い物をした。右手でカートを押し、左手は彼女と手を繋いで。「それ、買おうかな。」俺は、焼き肉のタレの前で足を止めた。「三種類もあるよ?どれがいい?」そこには、左から味噌味、醤油味、ガーリック味と並んでいた。俺は、指を差して彼女に聞いてみた。「これは?」「それはちょっと珍しいかも。」「じゃ、これは?」「それは普通かな。」「これ。」「それは、ち [続きを読む]
  • 手を繋いだまま
  • HPの写真通り、寺の敷地内の藤棚には沢山の花が咲いていた。でも、まだ七分咲き、と言った控え目な感じだった。「少し、早かったかな。」「でも、綺麗だよ。初めてだから、嬉しい。」そう言って、彼女は喜んでくれた。俺たちは花を見上げながら、手を繋いで藤棚の下を歩いた。敷地内にある池の周りは木々に囲まれていて、ひんやりとした空気に包まれていた。「気持ちいいね。ここ、きっとマイナスイオンがたっぷりあるよ。」彼女は [続きを読む]
  • 春の陽射しの中で
  • 今日は、絶好のドライブ日和。「お寺まで、どれぐらいかかるの?」「一時間ぐらいかな。何か食べてから行こうか。」「ううん。まだ、全然お腹空いてないの。」俺たちが向かったのは、この地方では有名な藤の花の名所。まだ、二人で行った事の無い場所だ。「なんか、急にお腹がペコペコになってきちゃった・・・。」俺が聞いてから10分も経過していない頃、彼女がそう言った。「じゃ、何か食べよう。」「うん!佐藤さんは、急にお腹 [続きを読む]
  • 自分よりも大切な存在
  • 彼女と過ごした五年半の歳月の中には、喜びや悲しみが、沢山詰まっている。出会えた事の喜びから始まり、互いの想いを確かめ合った時の嬉しさ。彼女が既婚者だと知った時、それでも彼女を愛し続けると誓った思い。彼女が病気で手術をした時に感じた、病院に行きたくても行けないという無力感。子供との、悲しい別れ。そして、日々、心を寄せ合える幸せを感じる時間の積み重ね。俺たちには、ここには書き切れないほどの、想いと思い [続きを読む]
  • 俺たちの子供
  • 俺はよく、子供に凝視される。赤ん坊も例外ではない。「見て見て、あの子、佐藤さんのこと見てるー。」彼女の目線に合わせると、親に抱かれた赤ん坊がこちらをジッと見ていた。「男の子だな。」「うんうん。可愛いよねー。佐藤さん、目が怖いよ。笑って笑って。」ニヤリ。せっかく笑ったのに、赤ん坊は眉をひそめた。「そのうち泣いちゃうから、もうやめて。」俯いて、笑いをこらえる彼女。「結美、ちゃんと食べないと。」「はぁい [続きを読む]
  • 無条件に可愛いのに
  • 「佐藤さんって、全然見てないでしょ。」どうも、彼女は新調した下着の事を言っているようだ。「そんな事ないよ。」「うそうそ。いっつも、ササッと取っちゃうじゃない。」「可愛い色だったね。」「ちゃんと見てくれたの?今日は、ちょっと春っぽくしてみたんだ。」彼女が言うように、淡い水色の下着には春らしさが漂っていた。ササッと取ってしまったから、一瞬しか見ていないけれど。出会った頃の彼女は、いつも黒色の下着を身に [続きを読む]
  • いないとだめ
  • 彼女はいつも、気紛れに聞いてくる。「佐藤さんは、私がいないと、だめ?」「駄目。」「いないと、だめ?」「いないと駄目。」「絶対に、いないとだめ?」「絶対にいないと駄目。」「どーして?」「結美の事が、好きだから。」答えなど、聞く前からわかっている筈なのに、度々確認したがる彼女。言葉で聞くと安心するのか、無事確認を終えると、いつも嬉しそうな顔をする。彼女がいないと、駄目。彼女が、いない。そんな世界は、も [続きを読む]
  • 君の名は
  • 家に入る前に、俺は彼女を庭の方に連れて行った。「なになに?どーしたの?」「あそこ、見ておいで。」俺は、庭に置いてある洗面器を指差した。「わー。いつ買ったのー?」「つい最近。」「どーして言わなかったのー。」「びっくりさせたかったから。」「うわぁ・・・ちっちゃくて可愛い!」洗面器の中には、小さな亀が一匹。手足をバタつかせて泳いでいた。「名前は?」「まだつけてないよ。」「私がつけてもいい?!」子供のよう [続きを読む]
  • 愛欲の波が引いても
  • 「もう、立てない。」俺の腕の中で、彼女が静かにそう呟く。「いいよ。眠っても。」「佐藤さんも、寝る?」「俺は、結美の寝顔を見てる。」「一緒に、寝よ?」「結美が眠ったら、寝るよ。」そう言いながら、俺の方が先に眠ってしまった。本気で全力を出したせいなのか。それとも、彼女との時間が心地良いせいなのか。目を開けると、可愛い彼女の顔が。いつも、こんな風に目覚めたいものだ。「起きた?」「佐藤さんが、ね。」笑いな [続きを読む]
  • 明日は全力で
  • 「佐藤さん佐藤さん、大変!」急に、文字で騒ぎ出した彼女。「どうした?」俺は携帯を持ったまま、彼女からの返信を待った。「最近、全然してないの!」一瞬、何の事だろうと考えてしまった。すぐにわかったけれど。「全然っていう事は無いと思うよ。」「でも、もう記憶にないの。」彼女の「全然してない」という基準は、何日空いたらなのか見当もつかない。「じゃ、明日俺の家に来る?」「でも、明日はお弁当作るよ?」「俺の家で [続きを読む]
  • やっぱり好き
  • やっぱりも何も、俺は彼女の事が好きなんだけど。好きな人と、思うように会えなくても。会いたい時に会えなくても。メールの返事が来なくても。LINEが既読にならなくても。素直になれない時があっても。気持ちがすれ違ってしまう時があっても。やっぱり、好き。その気持ちに立ち戻れば、手を離さないでいられる。ずっと、一緒に生きていける。愛する人と。 [続きを読む]
  • 彼女しか愛せない
  • 「おはよう。昨日は、バタバタしててごめんね。」珍しく、彼女から始まった朝の挨拶。余り連絡が出来なかった事を、気にしているのかな。「おはよう。身体、疲れてないか?」「うん。大丈夫。」「そうか。」「佐藤さんも、疲れてない?大丈夫?」「大丈夫だよ。」ウィスキーのボトルを一本空けた事は、彼女には内緒にしておこう。「明日、お弁当作ってもいい?」「いいよ。何処かに行こうか、弁当持って。」「うん!」会える時を楽 [続きを読む]
  • 幾つもの役を
  • 珍しく、俺も彼女も忙しい一日。重ねて、旦那がいる日だったから、メールも数えるほどしか送り合っていない。彼女は妻で、母親で、嫁。一人で、幾つもの役をこなさなければならない。「愛しているよ」の言葉にも、返事が無かったな。余程、慌ただしく過ごしていたのだろう。こんな夜は、酒が進む。幾ら飲んでも、酔わないけれど。 [続きを読む]
  • やっぱり
  • 「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」今日は会う約束をしていたのに、待ち合わせの時間の30分前までうっかり寝てしまった彼女。きっと、目が覚めた時、時計を見て顔面蒼白になった事だろう。でも、俺は何となく彼女が寝ているような気がしたから、「やっぱり。」と思っただけだった。「大丈夫だよ。慌てないで支度しておいで。」「ほんとにほんとにごめんなさい!急いで支度するから、待っててね!」「急がなくてい」ツーツーツ [続きを読む]
  • 心配だ
  • 「本屋さんで、お友達ができたの。」彼女は、時々一人で近所の本屋に行く。お友達というのは、どうもそこの店員らしい。「女の人?」「ううん。男子。」男か。「挨拶するだけにしておいた方がいい。」「どーして?いい人だよ?」「どーしても。」「LINE教えてって言われても、ちゃんと断ったよ?」「すぐにそういう事を言う男は、気を付けた方がいい。」「そかな?」「そだよ。」「ふむ・・・。わかったー。」出来ればその本屋に同 [続きを読む]
  • 迷子になっても
  • 「佐藤さんの脚って、前から見ても後ろから見ても、長いね。」そんな、当たり前の事に感動して、俺の脚を凝視する彼女。もし、前から見た時と後ろから見た時の長さが違ったら、それはそれで面白い。そう、ふと思った俺。手を繋いで買い物をしている時、彼女はたまに俺から離れる。それは、俺をじっくり眺めたいという理由で。「ずっと、こうして見ていたいな。」「駄目だよ。」「どーして?」「ちゃんと手を繋いでいないと、迷子に [続きを読む]
  • 彼女のバッグを持つ俺
  • 俺は、時々彼女のバッグを持って歩く。見るからに女性用のバッグを持つ事など、昔の俺は出来なかった。女性に対して、持ってあげたいと思った事も、勿論一度も無い。基本、俺は財布と車のキーと携帯を持ち歩く。キーと携帯はポケットに入れ、財布は彼女のバッグに入れる。俺の財布は、分厚くて後ろのポケットに入らないから。分厚いと言っても、別に札束が入っている訳では無く、元々そういうデザインなだけ。だから、彼女がいつも [続きを読む]
  • 俺の耳元で
  • 「お仕事、忙しい?」「大丈夫だよ。」メールの返信をしたら、彼女から電話が掛かってきた。「今日も暑いね。二日連続、夏日だって!」「本当の夏も、もうすぐだよ。」「夏になったら、海に行きたいな。」「いいよ。でも、日傘を持って行かないとな。」「佐藤さん、いつも傘持ってくれるよね。」「結美の腕が疲れて、疲労骨折するといけないからね。」「日傘ぐらいじゃ疲れないよー。」そう言って笑う彼女の明るい声が、耳の奥に届 [続きを読む]