Hiroki さん プロフィール

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Hirokiさん: オレガオモウコト
ハンドル名Hiroki さん
ブログタイトルオレガオモウコト
ブログURLhttps://oregaomoukoto.blog.fc2.com/
サイト紹介文俺の愛している人は、結婚しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供260回 / 189日(平均9.6回/週) - 参加 2017/05/20 01:23

Hiroki さんのブログ記事

  • 甘い時間
  • いつものように、デザートのメニューとのんびりにらめっこをする彼女。迷っている時間の中にも幸せは存在する、という持論。まったくもって、彼女らしい。「決めた。チョコレートケーキにする!」やっぱりな。「なぁに?そのやっぱりな的な笑いをこらえる表情は。」「いや。俺は決して笑っていない。」「うそうそー。目がクスクス笑ってたもん。」「わかった?」「ほらー、やっぱり。」彼女の目も、優しく笑っていた。午後の暖かい [続きを読む]
  • 小さな楽しみ
  • 「ケーキ、食べたいな。」彼女からのメールに、「明日、食べような。」我ながら、つくづく甘いなと思う。でも、彼女の喜ぶ顔が見たいから。「佐藤さんも、一緒に食べようね。」嬉しそうな、彼女の顔が目に浮かぶ。小さな楽しみでもいい。彼女が喜んでくれるのなら。俺の幸せは、いつも彼女の笑顔の中にある。 [続きを読む]
  • 今日は電話の日
  • 「もしもし?」「朝ご飯、ちゃんと食べたか?」「うん。今日も寒いね。」「そうだな。ちゃんと暖かくしてるか?」「うん。佐藤さんも、暖かくしてる?」ヘックション「してるよ。」「思いっきりくしゃみしてるじゃない。」彼女の笑い声が耳に届く。「鼻の中で小さいオジサンが悪さしてるだけ。」「佐藤さんにそっくりな?」「いや。髭面のオッサン。」「髭面のちっちゃいオッサン。髭面のちっちゃい佐藤さん・・・。」彼女の笑いが [続きを読む]
  • キス
  • 観覧車のある場所に着く直前、彼女が。「佐藤さん佐藤さん、こんなに遠くまで走ったら、私がバスで来た意味が無くなっちゃうよぉ。」やっぱり。待ち合わせをしたいと言い出したのは、俺の負担を軽くする為だったんだな。「大丈夫だよ。結美は、何も気にしなくていいから。」俺がそう言って頭を撫でると、彼女は柔らかく微笑んだ。好きな人の為に。お互いがそう思えるという事に、俺は幸せを感じた。「わぁ・・・。駐車場の車がトミ [続きを読む]
  • 俺の隣で
  • 待ち合わせの場所に早目に着いた俺は、車から下りて彼女を待った。すると、頬を紅く染めた彼女が、嬉しそうな顔でこちらに向かって走ってきた。「佐藤さん!」俺は、彼女の体を抱き止めた。「おはよう。無事で良かった。」「途中で寝ちゃいそうになったけど、頑張ったの!」俺は彼女の冷たい頬に手を当て、とびきりの笑顔を見つめた。本当に、無事で良かった。「佐藤さん、どうしてこんな所にいたの?寒いから車の中で待っててくれ [続きを読む]
  • 待ち合わせ
  • 「明日は、迎えに来ちゃだめなの。」唐突な彼女からのメールに、思わず首を傾げた俺。「どうした?」「明日は、普通のデートみたいに待ち合わせするの。」また、何かの影響でも受けたのだろうか。それとも、いつものように自宅の近くまで迎えに来られるのが嫌になったのかな。「何かあったのか?」俺は少し心配になり、彼女に聞いてみた。「ううん。たまには待ち合わせしたいなぁって思っただけ。」そうか。でも、明日も寒くなりそ [続きを読む]
  • 誰よりも
  • 「なんだか、久しぶりに会うと、少し恥ずかしいね。」久しぶりと言っても、先週の金曜日に会ったばかりだけど、俺たちにとっては長い時間だ。「そうだな。」 「会えなくて、寂しかった?」 「あぁ、寂しかったよ。」「私も・・・。」彼女は恥ずかしそうに俯いて、嬉しそうに微笑んだ。そして、俺の顔に穴が開くんじゃないかと思うぐらい、俺の横顔を見つめ始めた。「どうした?」「佐藤さんの顔、ずっと見ていたいの。」彼女は俺の [続きを読む]
  • リフォーム
  • 「佐藤さん、大変!床がペコペコしてる!」彼女はよく、この「大変!」という言葉を使うが、本当に大変だった事はあまり無い。「危ないから、そこを踏まないように歩いて。」キッチンの床が部分的に傷んでいるのを見つけた彼女。当然知っていたが、大して気にも留めていなかった俺。すると彼女が。「ちゃんと直さないとだめ!佐藤さんが沈没しちゃう!」沈没。俺は船じゃないぞ。でも、心配してくれる気持ちは嬉しかった。「じゃ、 [続きを読む]
  • 愛し合う
  • 「眠ってて、いいよ。」うっかりうたた寝をしたら、俺の髪を撫でながら彼女がそう言った。とても優しい目をして。「こっちにおいで。」「ううん。大丈夫。こうして見ていたいから。」俺は言う事を聞かない彼女の腕を引っ張り、抱き寄せた。「俺はこうしていたい。」「今日の佐藤さん、甘えんぼさんだね。」「だめ?」「ううん。だめじゃない・・・。」彼女はまるで母親のように、俺の身体を優しく包み込んだ。俺は目を閉じて、彼女 [続きを読む]
  • どんなに時が過ぎても
  • もう5年も付き合って、数えきれないほど彼女を抱いているのに、今でも彼女のすべてが愛しい。飽きる事など考えられず、ただただ、俺はその時間の中に愛を感じる。俺は彼女の目を。彼女は俺の目を。ずっと、強く捉えて離さない。そして、奪い合うように求め合う。互いのすべてが欲しくて。互いのすべてになりたくて。どんなに彼女を愛しても、愛し足りない。俺の中で、この気持ちが変わる事は無い。何年、時が過ぎても。 [続きを読む]
  • 天気がいいのに
  • 「おはよ。今日もいいお天気だね。」「何処か遠出でもするか?」「だめだめ。今日は、お墓参りに行かないと!」そうだった。うっかりしていた。でも、せっかくこんなにいい天気なのに。俺はさり気なくこっそり拗ねていたけれど、親父に文句を言われそうだと思い心を改めた。「んー。どれにしようかなぁ・・・。」「好きなのを選んでいいよ。」毎回の事ながら、墓地の手前にある花屋でたっぷりと迷い悩む彼女。これも親父の為だとわ [続きを読む]
  • 天気がいいから
  • 「おはよ。今日は、いいお天気で気持ちがいいね。」車に乗り込み、シートベルトを着けながら彼女はそう言った。「天気がいいから、何処か遠出しないとな。」「え。何処に行くの?」「何処に行きたい?」「んー。特に無いかな?」「じゃ、釣りにでも行くか。」「えーーー。お弁当無いよ??」「適当に買えばいいよ。一度俺の家に戻って竿を取ってくる。」「えーーー!」彼女の驚きと戸惑いを無視して、俺は自宅へと車を走らせた。そ [続きを読む]
  • 一目惚れ
  • 「佐藤さんは、私に一目惚れしたの?」相変わらず、突飛な質問をしてくる可愛い彼女。「そうだよ。」「そっかぁ。私は違うよ。一目惚れじゃないの。」ここから、彼女の独演会が始まった。「佐藤さんと初めて会った時、わぁーカッコイイ人だなぁって思ったの。私、ハッキリとそう思った人って今までいなかったのね。でも、先にそう思っちゃったから、こんなにカッコイイ人には相手になんてされないんだろうなーってすぐに思ったのね [続きを読む]
  • 幸せの中に
  • 「佐藤さん、大変!亀さんが・・・亀さんがいないっ。」お守りを納めに行ったついでに神社の池に寄ったら、エサを握りしめたまま彼女がそう叫んだ。「ほんとだ。でも、鯉はたくさんいるよ。」「こんなおっきな鯉より、ちっちゃな亀さんたちにあげたかったのに・・・。」彼女は池のほとりでしゃがみ込み、既に育ち切ったような体の鯉たちに渋々エサをやり始めた。そこには、なんとなくどんよりとした空気が流れていた。「結美。おい [続きを読む]
  • シンプル・イズ・ベスト
  • 直訳すると、「シンプルな状態が一番いい」。この場合のシンプルとは、「純粋」「簡単」「簡潔」「偽りの無い」「飾りの無い」「理解しやすい」などの意味を持つらしい。俺は、自分でも自分の考え方はシンプルだと思っている。特に、彼女との事に関しては。例えば、好きだから会いたいとか。愛しているから大事、とか。彼女が結婚している事も、その事実を知っても彼女を愛する気持ちがまったく変わらなかったから、今すぐどうこう [続きを読む]
  • 俺の愛し方
  • 出会った頃の彼女は、今よりもっと大人びた雰囲気の女性だった。笑った時も「にぱー」ではなく、「ふふふ」という感じで。きっと、精一杯背伸びをしていたんだろうな。彼女が既婚者だと知った頃から、少しずつ本当の自分を俺に見せ始めたような気がする。言葉遣いや甘え方が変わり、子供みたいに俺の前ではしゃいだりするようになった。そんな彼女も、俺は可愛いと思ってしまう。だから、出会った頃と違っても、そのギャップにまっ [続きを読む]
  • 旅行
  • 買い物の途中、手を繋いで歩いていると急に彼女の足が止まった。彼女の視線の先に目をやると、そこには旅行会社のパンフレットがズラリと並んでいた。「旅行、行きたいな。」「そうだな。」「二人で、行きたいね。」「何処に行きたい?」「佐藤さんと一緒なら、何処でも嬉しい。」そう言った彼女の表情は、少し寂しそうに見えた。旅行に行きたいと思っても、状況的に実現させるのは難しい。俺の家にさえ、彼女は一度も泊まった事が [続きを読む]
  • 赤い日
  • 「カレンダーの赤い日、嫌い。」彼女の言う「赤い日」とは、祝祭日の事。今日、本当なら会える日だったけれど、旦那の仕事が休みで会えないまま終わってしまった。会えない事を残念に思うのは、もちろん俺も同じだ。でも、二人の時間を守る為には我慢するしかない。「赤い日専用の彼女とか、作っちゃだめなの。」メールを見て、思わず笑ってしまった。そんな事、俺は一度も考えた事など無いのに。「大丈夫だよ。愛しているよ。」彼 [続きを読む]
  • 過呼吸
  • 平日の昼下がり。君と一緒にいるのに、君がいない。正確に言えば、君の意識が無い。ぐったりと横たわる君の身体は、汗ばみ、熱を放っている。ふと、静かに目を開ける君。ずっと見つめている俺とようやく目が合い、我に返る。そして、眉尻を下げながら慌てて俺に抱きつく。また、少し体が震えている。「大丈夫だよ。」俺は、彼女を抱きしめた。意識が無くなっていくのが、怖い。そう、君は前に言っていたね。「いっぱい、一人だった [続きを読む]
  • 「奥様」
  • 「佐藤さん、見て見て。もう売ってるよ。」彼女が指を差したのは、まだひっそりとしているお歳暮の催事場。「気が早いな。」「うん。お客さん、全然いないね。」俺たちは、毎年二人でお中元とお歳暮の品を選ぶ。それは俺の方の親戚に送る物だが、彼女はいつも嬉しそうに一緒に見てくれる。「あ。私、ハム大好き!」「スイーツも大歓迎!」「洗剤いいなぁ。すっごく助かるもん!」そう、微妙に参考になる意見を言いながら楽しそうに [続きを読む]
  • 大事な存在
  • 自分の素直な気持ちを吐き出し、自己嫌悪の渦から抜け出せた彼女は、いつもと同じ笑顔を俺に見せてくれた。それでも、心の中には小さな傷として残ってしまったようで。買い物をしている途中に鳴った俺の携帯の着信音に、異常なまでに反応を示した。俺は強張った表情をしている彼女の頭を撫で、電話に出た。すると、彼女はカートを押しながら、物凄い勢いで俺の前から姿を消した。まだ、気にしているんだな。俺はそう思い、早目に電 [続きを読む]
  • 赤信号
  • 無言で車に乗り込んできた彼女は、俺が車を出しても黙ったままだった。赤信号で止まった時、「結美」彼女が俺の方を向き、ようやく目が合った。「私、自分でも嫌なの。でも、どうしても気になっちゃうの・・・。」彼女は眉間にしわを寄せて、眉尻を下げ、今にも泣きそうな子供みたいな口をしていた。「おいで。」俺は、彼女の身体を引き寄せた。「大丈夫。説明したこと以外、何も無いから。」「なんにも、怖いこと、ない・・・?」 [続きを読む]
  • 彼女の心が落ち着くまで
  • 「明日、会うの?」「会うよ。迎えに行く。」「なんだか、まだ気持ちがついてこない・・・。」「大丈夫だよ。」「何が、大丈夫なの・・・?」「明日、迎えに行くから待ってて。」「どうして、迎えに来るの?」「迎えに行きたいから。」「どうして?」「会いたいから。」「どうして?」「結美の事が好きだから。」それまですぐに届いていた返事が、急に途絶えた。きっと、悩んでいるに違いない。「わかった・・・。」まだ、迷いのあ [続きを読む]
  • 彼女の気持ち
  • 彼女の心に不安を与えたのは、一本の電話だった。「電話の相手の声、女の人だった・・・。」メールのやり取りの中で、少しずつ気持ちを見せてくれた彼女。誰からの電話だったのか。一緒にいない間、俺が誰と会っているのか。そんな事を詮索したくない。でも、本当は知りたい。聞いて確かめたい。会っている時にそれが出来なくて、友達宣言をしたようだ。友達として過ごしていれば、そんな事気にしなくて済む。心が追い詰められてい [続きを読む]
  • 友達宣言、再び。
  • 今日、忘れずにちゃんとライターを持ってきた彼女。でも、買い物をしている時、何故かまた友達宣言をした。俺は、それを了承した。「佐藤さんは、本当に友達でもいいの?」「いいよ。」「友達は、キスも禁止だよ?」「わかってるよ。」尖った口をしてむくれてる彼女も、可愛い。急に友達っぽく話す態度も、背伸びをしてる感じがして健気だ。でも、無理をしているようで、彼女自身もそれを楽しんでいるようだった。しばらく、また好 [続きを読む]