弁理士 石本 貴幸 さん プロフィール

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弁理士 石本 貴幸さん: 営業秘密ラボ
ハンドル名弁理士 石本 貴幸 さん
ブログタイトル営業秘密ラボ
ブログURLhttp://eigyouhimitu.blogspot.jp/
サイト紹介文弁理士の視点から営業秘密に関する情報(秘密管理性、有用性、非公知性、民事事件、刑事事件等)を発信
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供112回 / 186日(平均4.2回/週) - 参加 2017/06/10 08:17

弁理士 石本 貴幸 さんのブログ記事

  • 特許権侵害と営業秘密の漏えいにおける個人の責任の違い
  • 不正の目的で営業秘密を流出させ、その営業秘密を流出先企業が使用した場合、その営業秘密を流出させた個人も責任を問われる場合が多々あります。これは、営業秘密が技術情報である場合、特許権侵害と比較するとかなり異なることです。例えば、転職者が前職企業の営業秘密を持ち出し、転職先企業で開示し、転職先企業がこの営業秘密を使用した場合、この転職者は民事的責任及び刑事的責任を問われる可能性があります。民事的責任と [続きを読む]
  • タイムスタンプの導入施策から考えるルール作り
  • 近年、特許における先使用権や営業秘密に対する日付証明のためにタイムスタンプの導入が進められています。技術情報を営業秘密とすることと、先使用権は関連していると考えられています。技術を営業秘密とすると、当然、特許出願を行わないのですから、自社で営業秘密とした技術が他社によって特許権として取得される可能性があります。そして営業秘密とした技術を自社実施した結果、この他社から特許権の侵害といわれる可能性があ [続きを読む]
  • 営業秘密の要件まとめ
  • 営業秘密の3要件(秘密管理性、有用性、非公知性)のまとめページを作りました。営業秘密管理指針に沿ってまとめたものであり、個人的見解については記載していません。経営情報であるならば、秘密管理性を満たしていれば、営業秘密の要件を満たすことは比較的簡単かと思います。技術情報はどうでしょうか?秘密管理性を満たしたとしても、有用性や非公知性で争いになるかもしれません。さらに、技術情報の場合は、その帰属につい [続きを読む]
  • モデル就業規則の見直し 副業容認と営業秘密
  • 先日、厚生労働省がモデル就業規則を見直すとの報道がありました。副業を容認するように就業規則を見直すというものです。厚生労働省:第4回柔軟な働き方に関する検討会副業・兼業の推進に関するガイドライン骨子(案) ところで、私は、モデル就業規則というものがあることを初めて知りました。多くの中小企業がこのモデル就業規則を参考に、自社の就業規則を定めているようで、モデル就業規則の見直しは影響が大きいようです。 [続きを読む]
  • 営業秘密の有用性判断の主体は?続き
  • 前回のブログの続きです。営業秘密の有用性判断の主体は誰なのかを中心に考えます。そもそも、このことを考えている理由は、営業秘密であっても技術情報は経営情報に比べてその有用性が認められ難いのではないか?という疑問から生じています。例えば、経営情報の一つである顧客リストは、商業的にも重要であることは直感的に想起されるため、その有用性を否定することは相当難しいと考えられます。一方、技術情報は、特許公報を含 [続きを読む]
  • 営業秘密の有用性判断の主体は?特許の進歩性判断との対比
  • 私は営業秘密の有用性、特に技術情報の有用性について、裁判所が誤った判断を行っている例があるのではないかと過去のブログ記事で述べています。過去のブログ記事:営業秘密の3要件:有用性 -特許との関係- 過去のブログ記事:営業秘密の3要件:有用性-特許との関係- その2 そこで、さらに、営業秘密の有用性判断をその主体から考えてみました。営業秘密における有用性の有無を判断する主体は誰なのでしょうか?営業秘密の保 [続きを読む]
  • 米企業ウーバーの個人情報流出事件から考えること
  • 先日、米企業のウーバーが保有する5700万人もの個人情報がハッカーによって 不正取得され、あろうことかそれを隠ぺいするためにハッカーに10万ドルを支払っていた、という驚きの報道がありました。まさに、盗人に追い銭!!ウーバーが保有していた個人情報は、当然、秘密管理されていたものでしょうから、ハッカーによる個人情報の不正取得は、日本の不競法でいうところの営業秘密の不正取得に他ならないでしょう。すなわち、ウー [続きを読む]
  • 営業秘密の不正取得と株価との関係
  • 営業秘密の不正取得は当該企業に対する株価にも影響する可能性が有ります。例えば、2017年の8月4日(金)にフューチャーから民事訴訟の提起を報道されたベイカレント(マザーズ)は、下記表1に示すように、週明けの7日(月)にはストップ安となるまで値を下げています。出来高も非常に多くなっていることを鑑みると、ベイカレントの株主の多くが敏感に反応したことを示していると思います。ベイカレントとフューチャーとの民事訴 [続きを読む]
  • 営業秘密とする情報の特定
  • たびたびこのブログでも述べていますが、営業秘密とする情報は明確に特定されなければなりません。例えば、文章やリスト、図面等で営業秘密とする情報を特定します。営業秘密とする情報を明確に特定できないと、秘密管理もできるわけがありません。しかしながら、営業秘密を特定しないまま、訴訟に臨む原告もいます。それも、少ない数ではなく、それなりの割合でいます。おそらく、原告は、気持ち優先で訴訟を起こしているのではな [続きを読む]
  • 面白かった記事 競業避止義務と営業秘密の流出防止
  • 営業秘密に関する面白かった記事がありました。「うかつに転職したら訴訟沙汰に! 「競業避止義務」と「職業選択の自由」の境界線」という記事であり、筆者の橋本愛喜さんは、自身も町工場の経営をされていたようですね。記事の内容は町工場の従業員の退職に関し、有能な従業員に対する競業避止義務についてですが、当然、営業秘密も絡む話です。一見ありがちな話題ですが、実際に町工場の経営をされていた方の記事なので、経営者 [続きを読む]
  • ビジネスを行う上で意外と重要?不競法2条1項10号
  • 不競法の平成27年度改正において、2条1項10号が追加になりました。この規定は、営業秘密侵害品が広く流通している可能性があることから,米国等の諸外国の制度を踏まえ,営業秘密侵害品の譲渡等の規制を行うことにより営業秘密侵害に対する抑止力を向上させることを意図し,平成 27 年改正で新たに創設 された規定です(経済産業省:逐条解説 不正競争防止法)。 この改正後の10号の条文は、下記のものです。「第四号か [続きを読む]
  • ブログを始めて半年経過
  • このブログ「営業秘密ラボ」を始めて半年が経過しました。ほぼ週に3回程度のペース、月水金で更新しています。案外ネタは尽きませんね。アクセス数に関しては、セミナーを行う際に他の媒体等によって告知させて頂いたこともあって3カ月前に比べて増加していますが、上記告知によるピークがあり、最近はピーク時に比べて多少は減少しています。しかしながら、ピーク時は一見さんも多かったでしょうから、今もこのブログを見てくだ [続きを読む]
  • 営業秘密における管理職の役割
  • 秘密の視点から考えると、管理職は人を管理する他に情報を管理する役割も今後重要になるかと思います。営業秘密は、まさに情報そのものです。どの情報を営業秘密とするのか、営業秘密は適切に管理されているのか、営業秘密が何時どこで使われたのか。こういったことは誰かが把握しなければならないかと思います。では誰が把握するのか?やはり各部の上長である管理職の方でしょうか?また、自身の所属部で、他社の営業秘密と思われ [続きを読む]
  • 営業秘密とする技術と特許出願する技術との線引き
  • 技術情報を営業秘密として管理するか、又は特許出願とするかで悩む場合があるかもしれません。では、どのような基準で技術情報を営業秘密とするか特許とするかを分けるべきでしょうか?判断基準の一つは、その技術を公知とするべきか否かであると思います。非公知とするのであれば営業秘密とし、公知となっても良いのであれば特許出願も視野に入れることができます。最近流行りの「オープン&クローズ戦略」に通じる考えですね。こ [続きを読む]
  • 特許と営業秘密の違い
  • 「特許法と営業秘密の違い」のページを新たに作成しました。技術情報の管理の手法として、「特許出願による特許権の取得」と、「営業秘密として管理」するという2つの手法があると考えます。そして、特許と営業秘密は多くの点で異なります。大きな違いは特許はその技術が公に公開されることである一方、営業秘密はその技術が公には公開されないことであると考えられますが、その他、多くの点で違いがあると考えます。その違いを項 [続きを読む]
  • 営業秘密は弁理士にとってブルーオーシャン?
  • 営業秘密に関するサービスが弁理士にとって新しい業務となり得ると私は考えています。まあ、今更言わなくても、このようなブログをやったりセミナーを開催していますからね。そもそも特許出願(実用新案、意匠含む)とは何でしょうか?知的財産ですね。しかし、もっと根源的なことを考えると、情報管理の一態様ではないでしょうか?そして、営業秘密も知的財産の一つであり、情報管理の一態様ではないかと私は考えます。では、弁理 [続きを読む]
  • 入札情報の漏洩って営業秘密の漏洩ではないの?
  • 営業秘密の事件ではないようですが、埼玉の上尾市長と議長が入札情報を業者に漏洩して逮捕されています。私も一時期上尾市に住んでいたことがあるのですが・・・。・2017年10月30日 埼玉新聞「<上尾入札汚職>上尾市長、議長ら逮捕 入札情報漏えいの疑い、ごみ処理巡りあっせん収賄も」・2017年10月30日 朝日新聞 「埼玉・上尾市長と議長を逮捕へ 入札情報漏洩の疑い」この報道を参照すると、「公契約関係競売入札妨害などの疑 [続きを読む]
  • 転職者から他社の営業秘密を取得すること
  • 私は弁理士や異業種の方と交流する席で、よく営業秘密の話をします。これにより、営業秘密の話題には多くの人が興味を持っていることが分かる一方、多くの人が営業秘密について十分に理解していないことも分かります。営業秘密は、言葉としては多くの人が聞いたことがあるでしょうが、それを満たすための3要件や刑事罰の規定等、専門的なことが深く関わってくるため、多くの人が十分に理解していないことは当然のことだと思います [続きを読む]
  • 営業秘密に関する社員教育を重要と考える理由
  • 私はこのブログにおいて営業秘密に関する社員教育の必要性について触れています。多くの企業において、企業が有する秘密情報の漏洩禁止や取り扱いに関する教育等は行っているようですが、営業秘密に関する法的な知識等の教育は行っていないところも多いようです。ここで、下記表は営業秘密を不正の目的で開示・使用したとして刑事罰を受けた事件を示したものです。これは、何度か本ブログでも挙げているものです。また、下記図は、 [続きを読む]
  • 大学等の公的研究機関における秘密情報の管理
  • 最近、 経済産業省が作成した「大学における秘密情報の保護ハンドブック」なるものを見つけました。参考:経済産業省「「大学における秘密情報の保護ハンドブック」について」ちなみに、これは下記のガイドラインを全部改訂したものです。営業秘密管理指針でもそうなのですが、全部改訂されると、過去のガイドラインに記載され、参考になるものもざっくりと削除される場合があります。そこで、過去のガイドラインも列挙します。・ [続きを読む]
  • OSG製品設計データ持ち出し事件
  • 新たな営業秘密流出事件の報道が昨日ありました。2017年10月19日 JIJI.COM「営業秘密持ち出し容疑=切削工具最大手のOSG元社員を逮捕−愛知県警」2017年10月19日 NHKニュース「大手工具メーカー元社員 秘密情報漏えいの疑いで逮捕」2017年10月19日 中日新聞「SG元社員、情報漏えいか 中国人に先端技術、愛知県警が逮捕」2017年10月19日 毎日新聞「情報持ち出しOSG元社員逮捕 「中国人に提供」と供述」2017年10月19日 [続きを読む]
  • 営業秘密セミナーご参加ありがとうございました。
  • 昨日横浜において告知していた営業秘密セミナーを開催し、無事終了しました。ご参加いただいた方々にとって、営業秘密の保護や管理について一助となれば幸いです。また、複数の企業の方ともお話しでき、あらためて気づかされること等があり、私にとっても大変有意義なものでした。今後も、このような営業秘密セミナーを開催しようと考えています。今回ご参加いただけなかった方も次回にぜひご参加ください。今後の営業秘密セミナー [続きを読む]
  • ちょっと驚いたこと。
  • たまに、自分のブログに関するキーワードでGoogle検索を行ったりします。自分の書いたブログ記事がどの程度検索で上がってくるかということを知りたいがためです。キーワードは、「営業秘密+何か」です。例えば「営業秘密+農業」で検索すると私のブログ記事である「農業分野における営業秘密」がトップに現れます。これは、私の記事が多くの人に見られているのではなく、記事の内容からして、単に関心を持っている人が少なく、私 [続きを読む]