ゆらゆら荘にて さん プロフィール

  •  
ゆらゆら荘にて   さん: ゆらゆら荘にて
ハンドル名ゆらゆら荘にて さん
ブログタイトルゆらゆら荘にて
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/snufkinshat
サイト紹介文読書日記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供63回 / 223日(平均2.0回/週) - 参加 2017/06/11 06:12

ゆらゆら荘にて さんのブログ記事

  • しめかざり
  • 「しめかざり」( 森須磨子 2017年11月刊)を読みました。これまでこういう本がなかったばかりでなくしめ飾りを研究している人も他になかったという。(筆者の書いた児童書は出ている)孤高のしめ飾り研究家である筆者は展示に関わったりM良品のしめ飾りのアドバイザーをしたりもしている。(実は今年はウチもM良品のもの)一年にたった数日しか取材の機会がない中での研究はとても大変だ。28日から31日にかけて東京→新庄→鶴岡→ [続きを読む]
  • 図書館島
  • 雨が降ったり雪が降ったりしています。「図書館島」(ソフィア・サマター 2017年11月刊)を読みました。原題は A Stranger in olondria (オロンドリアの旅人という感じ?)はじめに図書館のある(?)島の話だと思ってしまったので最後まで図書館島はいつ出てくるのだろう・・・と思ってうろうろした。最初から原題を見ておけばよかったのでした。紅茶諸島の胡椒農園の後継ぎとして生まれた少年ジェヴィックに(年に一度オロンドリア [続きを読む]
  • この星の忘れられない本屋の話
  • 外が白いので何か色のあるものがほしいと思ってチューリップを買いました。「この星の忘れられない本屋の話」(ヒッチングズ編 2017年12月刊)を読みました。「本屋の思い出」集です本屋の思い出は誰にでもある(わたしは毎日のように家から10分ほどの所にある本屋に通い週刊の少女漫画誌を立ち読みしてはお店のおばあさんに(本当に)ハタキを掛けられていたものです)だろう。その舞台が「この星」=世界中というところがこの本の面 [続きを読む]
  • テーラー伊三郎
  • 低気圧が来ますよという予報なのになぜか晴れています。「テーラー伊三郎」(川瀬七緒 2017年12月刊)を読みました。主人公の青色(アクアマリン)が自分のハンディを数え上げるところからはじまる本書はそのハンディがくるりくるりとひっくり返るところが心地よく読める。(あくまでも本人の主観による)アクアのハンディはとある地方都市の団地に住んでいること(人との距離が近く、監視の目が厳しい)キラキラネームであること(入社面 [続きを読む]
  • 人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ
  • 1月なのに雨が降りました。冬の底は年末のあの何日も雪の続いた頃だったのだろうかとつい思ってしまいます。「人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ」(2017年12月刊)を読みました。そういえばとあるミュージアムショップで月光荘のホルンのマークを見かけたことがあったなぁと思いながら検索したら今はネットショップもある。月光荘のおじさんというのは月光荘を創業した橋本兵蔵氏のことで1894年に富山県に生まれた。 [続きを読む]
  • 火定
  • 今年はいい位置に3連休があってそれが終わっていつもの日々に戻ったという感じです「火定(かじょう)」(澤田瞳子 2017年11月刊)を読みました。??火定・ 修行者が自ら焼身死することによって入定すること時は光明皇后の兄たち藤原4子が権勢を誇っていた時代4子の父不比等の館は施薬院と悲田院になっていた。施薬院に派遣された若い使部(しぶ)の名代(なしろ)は出世コースから大きく外れた施薬院から何とか逃げ出そうとしていた [続きを読む]
  • かってにBest10 ④
  • 明けましておめでとうございます今年もどうぞよろしくお願いいたします2017年に読んだ本の中から心に残った本を勝手に選ぶBest109冊目は「樹脂」(エーネ・リール 2017年9月刊)です。(2016年の「ガラスの鍵」受賞「ガラスの鍵賞」:スカンジナヴィア推理作家協会が北欧5ヶ国の最も優れた推理小説に贈る文学賞)美しくないものが描かれていてそれが美しいなんていうことがあるだろうか・・・・リウはホーエドという島に父のイェ [続きを読む]
  • かってにBest10 ③
  • 2017年に読んだ本の中から心に残った10冊を選びました。7冊目は「風神雷神」(柳 広司 2017年8月刊)俵屋宗達というひとは何だかとても面白そうなひとだという印象がある。本作「風神雷神」の宗達像もまことに好もしい。「墨で描いたようなすらりとした眉よく見れば、目も鼻も造作のはっきりした端整な顔立ちだがまぶたが眠たげにぼったりと腫れたように見える。そのせいか、どこか茫洋とした感じが否めない」宗達を「(生家で)わき [続きを読む]
  • かってにBest10 ②
  • 2017年に読んだ本(およそ170冊)の中から心に残った10冊を選んでみました。4冊目は「利き蜜師物語」シリーズの3巻目「歌う琴」(小林栗奈 2017年11月刊)利き蜜師の仙道と弟子の少女まゆは旅の途中に飛行船の事故によって月の古都に降りることになる。普段は門が閉ざされていて人を立ち入らせない町・月の古都。町ではおりしも音楽祭が開かれようとしていた。年に一度だけ門が開く7日間。仙道とまゆと同道して来た幼いユーリーは [続きを読む]
  • かってにBest10 ①
  • 2017年に読んだ本の中から勝手にBest10を選びました。(順位はありません)1冊目は「万次郎茶屋」(中島たい子 2017年4月刊)何度見てもいいこの表紙。(表紙絵はイラストレーターの福田利之)表紙の右上ではイノシシがコーヒーいれている。イノシシ?「万次郎茶屋」という時代がかったタイトルといいついつい引き寄せられる。読めばこのタイトルを決めたのも万次郎だという。万次郎は動物園に住んでいるイノシシだ。でもキリンやライ [続きを読む]
  • 和菓子を愛した人たち
  • 「和菓子を愛した人たち」(虎屋文庫 2017年5月刊)を読みました。虎屋のホームページで連載されている「歴史上の人物と和菓子」の書籍化です。書いた人が自ら作ったり職人さんに工夫してもらったりというお菓子の写真も載っている。羊羹については夏目漱石は「あの肌合いが滑らかに、緻密に、しかも半透明に光線を受ける具合はどう見ても一個の美術品だ。玉と蝋石の雑種のようで、甚だ見て心持ちがいい」と言っているし谷崎潤一郎 [続きを読む]
  • チェコの十二カ月
  • 気圧計の針がぐんぐん下がっています。「チェコの十二カ月」(出久根育 2017年12月刊)を読みました。理論社のホームページに連載されている「プラハお散歩便り」というエッセーの書籍化です。出久根育は高楼方子の挿絵を描いているひと。2002年からチェコに住んでいる。この本はチェコの行事のことを書いている。2月の「謝肉祭」3月の(4月のこともある)の「復活祭」12月の「クリスマス」というよく知られたものばかりではな [続きを読む]
  • 運命と復讐
  • 歩いていたら雪混じりの風に飛ばされそうになりました。冬の嵐です。「運命と復讐」(ローレン・グロフ 2017年9月刊)を読みましたオバマ前大統領が好きだったという本書「運命と復讐」というタイトルといい登場人物の濃さといいいかにもアメリカ的な感じ。(というのが既にアメリカに対する先入観?)前半はロットの誕生から死までが語られる。裕福な家庭に生まれて早くに父親を亡くしたロットは羽目を外しすぎた結果母親によって寄 [続きを読む]
  • 神様
  • 今日読んだ活字(活字中毒なので)の中にあった。「いまの世の中って、どんどんムダをなくして、効率を良くしようという時代です。「人間がやらなくてもいい」とか「面倒なことは機械にさせて、人間はもっとクリエイティブなことをしよう」という時代です。でも、そういうムダに見えるものを、どんどん省く時代だからこそ「手間をかけた集積のところに、人は集まってくる」ともいえるんです」そういえばミシマ社(出版社)の三島さんが [続きを読む]
  • 人工知能と経済の未来
  • 雨が降って道はシャーベット状態「人工知能と経済の未来」(井上智洋 2016年7月刊)を読みました筆者は経済学者なので内容は「経済の未来」寄りAIが雇用を奪うのではないか・・・という問いに対して答えていますいきなり将来は「純粋機械化経済」というものになって人間は働く場を失うと言わずにまずゆるゆるとした助走からはじまるこの助走が上手くてこの部分がなければたぶん筆者の言っていることが荒唐無稽だと思ったかもしれな [続きを読む]
  • 青い城
  • 「女子ミステリー マストリード100」に紹介されていた「青い城」(モンゴメリー)を読みました以前にも読んだ気がするけど細かいところまでは覚えていない「青い城」がミステリ?だったかなぁ・・・29才のヴァランシーは何の希望もない日々を生きていた厳しいルールと倹約を課する母との暮らし旧家としての外聞ばかり言いヴァランシーが結婚していないことを当てこする親類たちある日ヴァランシーは医者から「あと1年の命だ」 [続きを読む]
  • 誰でもない彼の秘密
  • 「女子ミステリー マストリード100」(大矢博子 2015年8月刊)で紹介されていた「誰でもない彼の秘密」(マッコール 2015年4月刊)を読みました作者は実在の作家を探偵役にしたミステリを書いているマッコール(「若草物語」のオルコットとか「嵐が丘」「ジェイン・エア」のブロンテ姉妹とか)この作品では有名な(知りませんでした)詩人のエミリー・ディキンソン(1830〜1885)が探偵役をしている15才のエミリーは「アメリカのつ [続きを読む]
  • 塑する思考
  • 「塑(そ)する思考」(佐藤卓 2017年7月刊)を読みました筆者は「明治おいしい牛乳」や「ロッテクールミントガム」のパッケージをデザインした人3年かけてこの本を書き上げたという筆者は心配しているみんなデザインというものは「普通と違うもの」だと誤解しているのじゃないか昭和の時代には花模様のついたジャーやポットが「デザインされたもの」だと思われていたし現代では「デザイン家電」などという電気製品があるし・・・み [続きを読む]
  • 嘘の木
  • 12月になりました街はクリスマス仕様です面白いと聞いた「嘘の木」(ハーディング 2017年10月刊)を読みました舞台はダーウィンが「種の起源」を発表した直後の英国キリスト教界主人公の少女フェイスの父は牧師でもあり高名な博物学者でもある父の発表した翼のある人類の化石が偽物だという噂が広がって一家は逃れるようにはヴェイン島に来る表向きは島で行われている発掘の助言者として招かれたことになっているすぐに島でも噂は [続きを読む]
  • 田舎暮らしと哲学
  • 第13回の本屋大賞だった宮下奈都の「羊と鋼の森」が映画化されるらしい一家で北海道に(1年)住んで「神様たちの遊ぶ庭」(エッセー)を連載していた時夫さんの勤めが週2日(週休2日ではなく)だと知った二男さんが僕は大学に行けるのかと心配した時夫さんの放った「大丈夫、そのうちお母さんの本が売れるから」(「羊と鋼の森」の連載もこの時期)という予言が当たったことになるのかなということでちょっと毛色の変わった田舎暮らしの本 [続きを読む]
  • 利き蜜師物語3 歌う琴
  • 積雪29センチ今朝の外気温はマイナス1度そのうちマイナス1度をあたたかく感じるようになるだろうけどまだ体が慣れていません「利き蜜師物語」シリーズの3巻目「歌う琴」(小林栗奈 2017年11月刊)を読みました利き蜜師の仙道と弟子の少女まゆは旅の途中に飛行船の事故によって月の古都に降りることになる普段は門が閉ざされていて人を立ち入らせない町・月の古都町ではおりしも音楽祭が開かれようとしていた年に一度だけ門が [続きを読む]
  • パンのペリカンのはなし
  • 「パンのペリカンのはなし」(渡辺陸 2017年10月刊)を読みました映画にもなったという(「74歳のペリカンはパンを売る」)浅草にある創業75年になる食パンとバターロールだけのパン屋「ペリカン」2代目が周囲のパン屋と競争したくないという理由で2種類だけに絞り卸し中心に転換した(今は小売もしている)1日にロールパン4000個食パン400本を作っている食べ物を粗末にしたくないので売れ残らない分の量だけを作っているペ [続きを読む]
  • 鶏小説集
  • 初雪が降りましたと言うよりは舞いました坂木司の新刊を読みました前作は「肉小説集」だったけど今度は「鶏小説集」(坂木司 2017年10月刊)短編集です前作に続いてまったくものがたり性を感じさせないタイトル(鶏肉があまり得意でないせいもあって手を出すことを躊躇するほど)だけど相変わらず「ぐっとくる」ツボを押さえている「地鶏のひよこ」の橋本はひとり息子の連斗(れんと)にしっくりこない感を持っている生まれた時から何と [続きを読む]
  • 白霧学舎探偵小説倶楽部
  • 明日は雪になるらしい「白霧学舎探偵小説倶楽部」(岡田秀文 2017年10月刊)を読みました終戦直前空襲で焼けた東京から山間の小さな町の私立の高等学校・白霧学舎に転校して来た美作宗八郎は寄宿舎で滝幸司と斎藤順平に探偵倶楽部への入部を勧められる部員は滝と斎藤の他に教授というあだ名の梁川光之助後からこの町の女学校の生徒で料亭の娘の薫が加わる探偵倶楽部ではこの町に過去に起こった連続殺人事件を調べているのだという小 [続きを読む]
  • 教養は児童書で学べ
  • 強い風で木の葉が落ちました「教養は児童書で学べ」(出口治明 2017年8月刊)を読みました「教養」・・・「学べ」(命令?)・・・う〜んちょっと抵抗があるタイトルだけれど取り上げられている本につられて読んでみたまあでも心配したようではなく読んだ本を間に物知りのおじいさんのお話を聞いているような雰囲気「はらぺこあおむし」(はいはい)のあのあざやかな色はエリック・カールが6歳のときにドイツに移住し「戦争中の私の幼 [続きを読む]