浮舟りつ さん プロフィール

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浮舟りつさん: アートにつぶやく
ハンドル名浮舟りつ さん
ブログタイトルアートにつぶやく
ブログURLhttp://artwriter.hateblo.jp/
サイト紹介文美術館が大好きです。夭折した画家に惹かれます。観てきた展覧会、アートについてのつぶやきを綴ります。
自由文尊敬する芸術家:ピカソ
愛する画家:関根正二
好きな評論家:洲之内徹
好きな美術館:三菱一号館美術館
家に一枚飾るとしたら:クリムト「接吻」

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 127日(平均1.5回/週) - 参加 2017/06/11 13:17

浮舟りつ さんのブログ記事

  • 運慶展 @東京国立博物館
  • 話題の運慶展。会期終了間際だと確実に混んでくるはず。今日は土曜日でありながらも、数日前から急な寒さと悪天候で、こんな日ならきっと空いているに違いないと、出かけていきました。予想通り、待ち時間なし。そこそこ来館者はいたものの、不自由なく見ることができました。鎌倉時代の仏師と言えば、運慶と快慶。2人は血縁関係にあったと思っていたら、違いました。奈良仏師・康慶の息子が運慶、血のつながらない兄弟子が快慶 [続きを読む]
  • ご無沙汰のあいだ
  • 本日こんなメールが来ていました。(id:artwriter) さま、お元気ですか?アートにつぶやくを更新されてから約1ヶ月が経過しました。そろそろ次の記事を投稿してみませんか?はてなブログは、あなたが日々の生活から感じたこと、考えたことを書き残すことができる場所です。記事を書き続けることで、あなたの感性や関心が読者にも伝わり、同じ興味を持つ人とのつながりが生まれるかもしれません。ぜひ、はてなブログで、あなたの [続きを読む]
  • 長谷川町子美術館 
  • 先日私の敬愛するギタリスト、小倉博和さんのライブが行われるので桜新町に行きました。桜新町と言えば・・・サザエさんの街。長谷川町子美術館にも寄ってみることにしました。桜新町の駅を出ると「サザエさん通り」の旗が!あちこちにイラストやモニュメントがいっぱいです。商店街では ♪お魚くわえたドラ猫を~♪ がずっと鳴っています。住民の方々は年がら年中四六時中日曜の夕方のような気分になりませんでしょうか?と心配 [続きを読む]
  • 『女性画家列伝』若桑みどり著
  • アルテミジア・ジェンティレツキのレポートを書くために図書館で借りた若桑みどり著「女性画家列伝」。アルテミジアの章だけ読んで返そうと思ったら、あまりにも面白くて全部読んでしまいました。昔から女性画家はきわめて珍しく、歴史上名を残した12名をピックアップして紹介しています。私の備忘録代わりにメモを残します。※没年は出版後亡くなった方は加筆します。シュザンヌ・ヴァラドン(1885-1938)アルテミジア・ジェンテ [続きを読む]
  • 命みじかし 恋せよ乙女 @弥生美術館
  • 大正時代に夭折した画家、関根正二を追っているので、彼の生きた時代の恋愛観を知りたくて、弥生美術館の企画展を観てきました。弥生美術館は、文京区根津の東京大学に隣接しています。弥生美術館と隣にある竹久夢二美術館は、鹿野琢見が開設した美術館です。竹久夢二コレクションの展示や挿絵、漫画を中心とした展示公開をしている個性ある美術館です。この界隈は、夢二が滞在した〈菊富士ホテル〉がかつてあり、笠井彦乃と逢瀬を [続きを読む]
  • ベルギー奇想の系譜 @Bunkamura ザ・ミュージアム
  • 渋谷Bunkamuraで、「ベルギー奇想の系譜」を観てきました。6月にバベルの塔を観に行ったばかりですから、飽きてしまうかな、と思いきや。ワクワクドキドキ楽しい展覧会でした。ボスを発端として、いったいベルギーはどうしちゃったのだろうと思います。ヨーロッパの王族たちはこぞってボスの作品を所望したようですが、当時の王様たちは案外保守的ではなかったのでしょうか。《トゥヌグダルスの幻視》ヒエロニムス・ボス工房  [続きを読む]
  • 江の島
  • 公共の通信に乗せるにはお恥ずかしい素人作品です。しかし私にとっては大切な絵。《江の島》SM(サムホール)父が使っていたイーゼルにそのまま置いて、私の部屋に飾っています。いくつか遺っている作品の中でももっとも好きなものです。地元のこの海を父も眺めて愛したと思うと温かい気持ちになります。時々こんなふうに父AHの遺作を掲載します。お見苦しいですが、遅すぎた孝行娘を気取らせてください。ブログ村・参加してい [続きを読む]
  • 聖徳記念絵画館 in神宮外苑
  • ずっと気になっていた「聖徳記念絵画館」。場所は、神宮外苑。神宮球場のすぐ近く。大正15年に完成した建物は美しくて、秋は青山通りからこの建物を見ると銀杏並木が映えてまさしくフォトジェニック。私はこの正面にある対の一角獣が好き。大学が近所なので、集中講義で疲れるとふらっとここまで散歩に来ます。けれど、この絵画館の中に入ったことはなかったので、昼休み時間を利用して入ってみました。建物に比べ、中の絵画が語ら [続きを読む]
  • 「洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵」
  • 若いころ、数回所謂「銀座の画廊」というところに足を運んだことがあります。とても見たかった画家を見に行ったこと、縁のある方の展示を見に行ったこと、たぶんそんな用事だったと思うけれど、いかにも「絵なんぞ買えそうもない」自分がそこに足を運ぶことの居心地の悪さからいたたまれなかったという記憶です。とはいえ、もしも大金持ちだったら、「画廊を経営してみたい」というのが私の叶わぬ夢です。伝説の画廊主、 [続きを読む]
  • 没後90年 萬鐵五郎展 @神奈川県立近代美術館葉山館
  • 当時近代日本の絵画に無知だったころ、この絵を一目見て衝撃を受けました。《裸体美人》(1912)生命力の塊のような腋毛をもあらわにした半裸の女性。うねるようなタッチと赤と緑の補色の対比。ゴッホとマティスが手を取り合ったような作風です。日本にこれほどまでにフォービスムを吸収した画家がいたのかという驚きでした。それが萬鐵五郎との出会いでした。その後萬のことを調べていたら、晩年は病気療養のため茅ヶ崎に住ん [続きを読む]
  • 「フリーダ・カーロ 引き裂かれた自画像」 堀尾真紀子著
  • 「二人のフリーダ」「私の誕生」 これら絵を見て、おどろおどろしい、気味が悪いと思う方も多いことでしょう。 でも私は、好きです。 フリーダ・カーロ(1907-1954)メキシコの画家。 6歳の時にポリオに罹り、右足に障害を持つ。18歳の時にバス内で事故に遭い、腹部から子宮を鉄パイプが貫通。体調の悪化、激痛と戦い続けた生涯。 高名な壁画家の夫、ディエゴ・リベラを持ちながら、奔放な男性(女性も)遍歴を持つ。メキシコ [続きを読む]
  • 巴水なら後摺りでも
  • 以前春陽会の画家さんの版画を奥様から売っていただいたことがありました。その時は私もまだ若く、私のお財布事情を察してのお友達価格だったのかもしれません。ずいぶんとリーズナブルにしていただいたような気がします。さて・・・。もしこれを購入するといくらになるんだろう。川瀬巴水 《相州七里ヶ浜》わが地元の見慣れた風景。月夜に七里ガ浜から見える江ノ島。犬を連れた男女。この版画家にあったらいいですね。しかし川瀬 [続きを読む]
  • 聖ヒエロニムス
  • 以前ヴェネツィア・ルネサンスの展覧会に行ったとき、これでもかと主題となって登場した人物「聖ヒエロニムス」。私のような異教徒は、「誰?このおじいちゃん。」と思ってしまいます。先ほど出展リストを見返してみたら、45点中ヒエロニムスさんが出てきたのは6点。出現率13%。そんなに重要な人物なんだろうかと興味が湧いてしまいます。ヨハネ、パウロ、ペトロ、マタイとか。詳しくは知らないけれどそのあたりなら聞いたことあ [続きを読む]
  • アルテミジア・ジェンティレスキ
  • 女性画家芸術のあらゆる分野において、女性作家というのは数少ないものです。美術の世界でも例外ではありません。今でこそ女性の活躍を表すいくつかの指数の中で、女性議員の割合や女性重役の割合を数値化しているけれど、長い美術の歴史で女性作家の占める割合を数値化したら、きっと1%にも満たないのではないかしら。現代の美術界では、女性作家は珍しくないですが、それもここ50年くらいのこと。そのせいか、かつての女性作家 [続きを読む]
  • ラ・トゥール 《大工の聖ヨゼフ》
  • 思い出の名画と題して、まず1枚。 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《大工の聖ヨゼフ》1942または45年 137×102cm子供のころ父の本棚からそーっと取り出しては、好きで眺めていたこの絵。それが図録だったか美術書だったかは思い出せません。ろうそくの炎のリアルさ。ドラマチックな明暗。炎にかざされたそして幼いイエス(子供のころは女の子だと思っていました)の手の表現。どうしたらこんなにリアルに光を描くことができるん [続きを読む]
  • ピエロ・マンゾーニってどんな人
  • イタリアの現代アート週末受けたイタリアの現代アートの授業。面白かったです。現代アートというとニューヨークが話題の中心になってしまうものですが、敗戦国イタリアとなると微妙な含みがあるのですね。イタリアといえば、古代ローマ時代から文化や芸術の中心であったからかなりプライドが高いはず。それが大戦では戦場になり国内はボロボロ、新興国(とあえて言う)アメリカから助け舟を出してもらって、北イタリアは復興するの [続きを読む]
  • 『大正を駆けぬけた夭折の画家 高間筆子幻景』 / 窪島誠一郎
  • 高間筆子とは私は大正期に夭折した2人の画家、関根正二と村山槐多に強く惹かれるのだけれど、窪島誠一郎はこの2人に高間筆子を加え「大正期の若き天才オリオン」としています。ときは、大正。ところは隅田の河のほとり。「丸惣」という石炭運送をいとなむ回漕問屋があったという。それはたいそう羽振りがよく、子供たちに芸事をさせ、良家子女が通う学校へあげるほどであった。この家の6人兄弟の4女として生まれた筆子。踊りの筋は [続きを読む]
  • 関根正二の生をたどって -2- 日比谷公園
  • 《信仰の悲しみ》関根正二が第5回二科展にて樗牛賞を受賞した《信仰の悲しみ》。大原美術館蔵 関根19歳(1918)の作。油彩・画布。70.0×100.0。『本作について関根は、東京の日比谷公園で休んでいる時、公衆トイレから、こうした人々の列が金色に輝きながら出現したとし、こう述べている。「朝夕孤独の淋しさに何物かに祈る心地になる時、ああした女が三人又五人、私の目の前に現れるのです」』OHARA MUSEUM of ART ― 作品紹介 [続きを読む]
  • ジャコメッティ展 @国立新美術館
  • 細長い像私の中で「あしながおじさん」のイメージは、ジャコメッティの彫刻です。やたらと細長くてボリュームがない彫像。「あしなが」であることはもちろんなのですが、「姿がみえず、存在があるようでない。実態がないみたいだけれど、妙に存在感がある」それが少女ジュディが想像する「あしながおじさん」のイメージとジャコメッティの彫刻の男性が重なる部分です。《歩く男》(1959)ジャコメッティ展《犬》(1951)アルベルト [続きを読む]
  • 関根正二の生をたどって -1- (深川をたずねる)
  • 関根正二のこと前回も書きました関根正二は福島県西白河郡大沼村(現白河市)に生まれ、1908年一家と合流し上京、深川で育ちます。 重要文化財)が樗牛賞に選ばれます。しかし、1919年6月16日結核が悪化し20歳でこの世を去ります。98年目の命日である日、お墓参りをし関根の育った町をたずねることにしました。重願寺へお参り関根のお墓は、東京・錦糸町駅から15分ほど歩いた重願寺にあります。錦糸町駅前の繁華街を抜けるとまもな [続きを読む]
  • 『芸術闘争論』/村上隆
  • 村上隆の良さ反論を覚悟で言い切ってしまうと、村上隆の良さがわかりません。ルイ・ヴィトンの美しいバッグの上に村上隆のパンダが描かれたコラボ作品を見て「なんと勿体ない!!」と思ってしまった金槌頭です。お花やパンダちゃんはカラフルで可愛いとは思うけれど、サブ・カルチャー的。村上隆の経歴は、東京芸大の日本画家で学ばれていたのに、まるでアニメ作家のようです。今でこそアニメや漫画はクール・ジャパンの担い手。世 [続きを読む]