神戸国語教育研究会カプス さん プロフィール

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神戸国語教育研究会カプスさん: 神戸国語教育研究会カプス
ハンドル名神戸国語教育研究会カプス さん
ブログタイトル神戸国語教育研究会カプス
ブログURLhttps://ameblo.jp/kobe-copse/
サイト紹介文国語教育やアクティブ・ラーニング、学級経営、大学入試改革などについて思いを語ります。
自由文神戸国語教育研究会カプスは、現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決潟学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。毎月1回、例会を開催。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供100回 / 134日(平均5.2回/週) - 参加 2017/06/11 15:56

神戸国語教育研究会カプス さんのブログ記事

  • どんな人を育てたいのか 教育のプランはそこから逆算して考えるべき
  • 大学入試が変わる。だから、高校の授業を変えないといけない。 今の中3から変わる大学入試なので、現場には待ったなしの状況が迫っている。 ただ、大学入試が変わるから、授業を変えないといけない、というのは、なんだか違う気がする。 そもそも、なぜ大学入試が変わるのかを考えておく必要がある。 これまでの知識偏重型から、思考力・判断力・表現力の入試へと変わる。これは、大学に入って以降、そして社会に出てから本当に必 [続きを読む]
  • 授業評価は信頼に足るのか
  • 学校評価。授業評価。これって、どれくらい正確なんだろう。 とくに、生徒による授業評価。 ありがたいことに、これまで自分はわりと高い方に結果が出てきた。 でも、本当に中学生の評価って、正確なんだろうか。 たとえば、調査する時期がテストの直後だから、ちょっとテストの問題が難しかったりして、自信がなかったら、アンケートにも影響しないのか。 あるいは、いわゆる「叱り役」の教師は、それだけでマイナス材料になって [続きを読む]
  • 何の反応もない職員会議は空しい……
  • 同じ職場に勤めて14年にもなると、会議で発言する機会が増えていく。自分が議案を出す側になる。いろんなことを企画して、提案し、これでいいのかを会議で問う。 ところが、自分が提案しても、他の先生方からなんのリアクションもない、ということが少なからずある。 自分の提案が反対されることはまずない。それは、会議に提案するまでに、他の先生方と話をすることで、どういう案なら受け入れてもらえるのか、ある程度つかめて [続きを読む]
  • 軽んじられる「道徳」 他教科の補完の時間になっていないか?
  • 小学校1年生の娘が、次の日の準備をしてランドセルに教材を入れていた。 連絡帳には「あした、さんすうのようい」と書いてある。もともとの時間割に算数はないらしい。おそらく、進度が遅れているのだろう。それで、急遽、時間割にはない算数の授業をしようと、担任の先生は判断したようだ。 ちなみに、その火の時間割は、1.体育、2.国語、3.国語、4.道徳、5.音楽。この時間割のどこかが算数に変わる。常識的に考えるなら、1 [続きを読む]
  • 野菜と土と虫に触れる女子中高生
  • 東京の私立の女子校を見学させていただいた。 その学校は、ずいぶん前から「園芸」を教科として扱って授業をしている。現在は、中1と高1で取り組んでいて、畑に苗を植え、水をやり、肥料をやり、育てる。農薬は、最小限しか使わない。当然、葉を食べる害虫がつく。害虫を駆除するのも、それも生徒たちにとって、大事な授業の中の体験だ。 葉っぱの裏側を見て、害虫やその卵を発見する。中1の女の子だから「キャー」と叫んだり、「 [続きを読む]
  • これからの教師は創造力のいる仕事
  • 2020年の教育改革。 そんなことを考えていると、つくづくこれからは教師に「創造力」が求められているんだろうなぁ……と思ってしまう。 何か新しいことを作り出す力。 自分は、文学部の大学院まで進学した。でも、修士課程の段階で、「自分はこの世界に向いていない」と感じた。論文を書こうと思ったら、新しい発見が必要だ。これまでと同じことを言うなら、論文など書く必要がない。新しい発見があってこそ、論文になる。 自分 [続きを読む]
  • 入試問題を作る(3)
  • 入試の出典を探すにしろ、設問を考えるにしろ、対象者である受験生を意識せざるを得ない。 私の場合は、中学入試だから、小学6年生が解く問題、ということを考える。小学6年生でも解ける問題。そして、自校の受験する学力層に合った問題。 ということを心得てはいるのだが、国語はこのレベルの調整が難しい。 ベネッセの中高一貫校用の模試に「学力推移調査」というのがある。でこの模試で、第2回(11月)の中1模試の平均点を見て [続きを読む]
  • 入試問題を作る(2)
  • 入試問題に使う出典が決まったら、次はいよいよ設問を考えることになる。これも中学入試となればなやみどころだ。小学6年生が受験することを想定し、問いや選択肢の文言は慎重になる。 そもそも、出典のどの部分を切り取って使うかが問題だ。 1000〜2000字を目安にしている。 だが、近年、小説は切り取る部分がどんどん長くなっている。2000字オーバーが当たり前になってきた。 問題にしようと思うと、やはり「山場」の部分を使い [続きを読む]
  • 入試問題を作る(1)
  • 私学に勤務していると、入試問題を作るという業務がある。 これは、かなりの労力が必要だ。 国語科の入試問題を作るにあたり、一番時間の掛かるのは、出典を探すこと。私の場合は、1学期中から話題の本を集め始める。読書メーターのランキング、書店でのポップ、そういうのを参考にして、なるべく売れている本を選ぶ。受験生が「あ、この本、読んだことある」と思ってほしいから。読書をしている生徒に入学してもらいたいから。 [続きを読む]
  • 保護者対応は、生徒を納得させることが先
  • 保護者対応。今の学校では欠かせないキーワード。保護者対応が迅速か、適切か、こまめにできているか。円滑に学校・学級経営を進めるには、保護者対応を怠ってはいけない。 が、保護者対応よりももっと大事なことがある。 それは。生徒を納得させることだ。 トラブルが起こったとき、生徒を呼んで話を聞く。事情がわかれば、説諭する。そして、その内容を保護者に報告する。 この流れで、保護者がクレームをつけてくるようなとき [続きを読む]
  • 「〜しなさい」よりも「〜してください」
  • 小学校1年生の娘の運動会に行ってきた。そこで気になったのが、マイクの前に立つ先生の言葉遣い。 「立ちなさい」「座りなさい」「棒を元の位置に戻しなさい」……。 この「〜なさい」が命令口調に感じられて違和感がある。学校の授業内ならまだしも、保護者や来賓などが観に来る公開行事で。「〜なさい」は違うように思う。 私は、勤務する中学校で運動会の放送を担当している。自分がしゃべるときはもちろん、生徒がアナウンス [続きを読む]
  • 非正規教員の増加
  • 2017年9月27日から『読売新聞』朝刊の「教育ルネサンス」は、「非正規教員」をテーマに取り上げ始めた。 教育関係者でないと、「非正規教員」と「非常勤講師」の違いをあまり知らないだろう。というか、「非正規教員」なんて存在するの?というところだろうか。 早い話、1年契約の教員。でも、授業だけを受け持つ非常勤講師と違い、正規の教員と同じ職務をこなす。授業に担任、校務分掌、クラブ顧問……。だから、生徒や保護者か [続きを読む]
  • 教師が個性的でないと、生徒の個性は伸びない
  • 生徒の個性を伸ばそう。生徒の個性を尊重しよう。 それが理想だとわかりつつ、それでも日本の教育は「協調性」を求める場面が多い。となると、個性よりも、没個性で、周りの歩調を合わせる、空気の読める人材が育つことになるのかな。 理想は、二兎を追うこと。個性を伸ばしつつ、協調性も身につけさせる。矛盾しているようだけど、両立はできると思っている。 日本の教師と学校は、協調性を身につけさせるのは得意だ。学校行事と [続きを読む]
  • 運動会と教師
  • 運動会シーズン。 私は、国語科の教員だが、勤務校ではおそらく体育科の教員に次いで、この運動会という行事に力が入っている。 自分自身、運動はかなり苦手だ。走るのも遅い。 けれど、教員という立場になって運動会を見てみると、とてもおもしろい行事だ。 教室での授業ではいまいちパッとしない生徒が、運動会になると輝く。先輩として後輩の前に立つ。リーダーシップを発揮しろ、と教員は簡単に口にするが、そうたやすいもの [続きを読む]
  • 授業は「わかりやすい」よりも「おもしろい」を求めたい
  • 教師である以上、誰もが「わかりやすい授業」を目指す。なぜなら、定期考査や模試でいい結果を残させたいからだ。 でも、「わかりやすい授業」は、本当に結果の向上につながるのだろうか? 「わかりやすい授業」というのは、あくまでその授業時間内の話だ。教師の説明が上手であれば、あるいは適切な板書がされていれば、また工夫ある補助プリントが作成されていれば、「わかりやすい授業」は成立する。 ただ、その授業が終わった [続きを読む]
  • 学校が壊れる 教員の多忙はこう解決せよ
  • 今日も『週刊東洋経済』2017年9月16日号より。教育研究家・文部科学省学校業務改善アドバイザーの妹尾昌俊氏は、多忙を改善するためのネックになっている要因として、次の2点を挙げている。 1. 「子どものために」との思いから、教員自身が仕事の量も種類も増やしていること。 2. 人を育て活かす経営ができていない。 1.については、同誌の中で、他の論者も同じ指摘を繰り返している。とにかく「子どものために」が美辞麗句と [続きを読む]
  • 学校が壊れる ブラック化する部活動
  • 「ブラック部活動」――この言葉は、この1・2年でかなり世間に認知されてきた。 今日も『週刊東洋経済』2017年9月16日号より引用する。 日本体育協会の調査によると1週間に6日以上行われている部活動(運動部)は7割にのぼり、週7日行われている部活動も1割ある。(同誌P.38) 平日だって、授業終了後に18時ごろまで部活動、その後に授業準備や採点などの教員本来の仕事に取りかかるから、帰宅は20時を超える。 同誌の試算では、 [続きを読む]
  • 学校が壊れる 教員のやりがいを搾取
  • 「教員のやりがいを搾取」といっても、学校が教員のやりがいを奪い、やる気を失わせている、という意味ではない。 『週刊東洋経済』2017年9月16日号によると、ブラック職場と言われてもしかたのない学校の勤務実態にもかかわらず、「 OECD国際教員指導環境調査」によると、週60時間以上の長時間労働をしている日本の中学校教員のうち、「現在の学校での仕事を楽しんでいる」という設問に対して「非常によく当てはまる」「当てはま [続きを読む]
  • 学校が壊れる 弱まる家庭と地域の力
  • 『週刊東洋経済』2017年9月16日号の特集を読んでいると、「弱まる家庭と地域の力 頼れるのは学校だけ」という記事があった。 昔は、家庭、学校、地域社会の三位一体で子育てを行っていた。ただ共働きや一人親の家庭が増え、子どもに割ける時間が少なくなった結果、学校にできるだけ面倒を見てもらおうとする。親が学校に過剰な要求をしたり、部活動に熱心だっりするのはそのため。学校もそれに応えようとして、教員に大きな負担 [続きを読む]
  • 学校が壊れる 教員の異常な勤務実態
  • 『週刊東洋経済』2017年9月16日号は、なかなか衝撃的な見出しだった。「学校が壊れる」とど真ん中に大きな黄色の字。そして、「生徒も教員も危ない」「学校は完全なブラック職場だ」の小見出し。本誌では、いろんな観点から、現代の学校が抱える「病」を掘り下げている。 中学校教諭の約6割が「過労死ライン」(月80時間の残業)を超えている、という。 自分自身を考えてみると、 7:00前に出勤、その日の準備や通学路の立ち番(週 [続きを読む]
  • 制服の着こなし指導は何のために?
  • 制服の第一ボタンを締めなさい。シャツは中に入れなさい。補助カバンは決められたものにしなさい。靴下はくるぶしソックスはダメだ。 制服の着こなしについての指導。生徒指導部はここに力を入れる。できていない生徒がいると注意する、派手なキーホルダーをつけていたら外させる足り、靴下なら脱がせて学校が用意したものを履かせたりする。 大事な指導。 だけど、この指導をする意味を、きちんと生徒に説明できているのだろうか [続きを読む]
  • アクティブな活動ばかりがいい授業ではない
  • カタカナ語を嫌う行政では、「アクティブ・ラーニング」という言葉は使わなくなった。とはいえ、結局は、能動的な学修という言葉で、同じことを意味しているのだけど。 で、教育改革でこのアクティブ・ラーニングが俄然注目され、これをやらなきゃいけない、みたいな脅迫めいた事態になっている。 たしかに、これまでの講義一辺倒の授業は改めねばならない。教師がしゃべるだけ、生徒は黒板を写すだけ。これは回避する必要がある [続きを読む]
  • 教科書も問題集も汚せ!
  • 「教科書も問題集も汚せ!」「問題を解き終わったときに、本文がきれいなままでは誉められない」「教科書なんて古本屋さんに持っていったって売れないんだから、きれいに保つ必要は一切ない」 と、年に何回も繰り返し繰り返し、口を酸っぱくして言っている。 授業で文章を読むとき、指示語や接続語、筆者の主張、登場人物の心情にマーキングをさせる。1.自分が見本を示す2.生徒を指名してどこにマーキングするか答えさせる3.時 [続きを読む]
  • 優先するのは、クラブなのか、宿題なのか
  • 勤務する中学校では、宿題をやってこなかった場合、放課後に居残りをして宿題をやって帰ることになっている。「やってきたんですけど、家に忘れてきました」というケースも、それを許していては言い逃れの材料になってしまうので、今日課された宿題を居残りして帰るルールになっている。 すると、宿題忘れの生徒は、放課後のクラブ活動に参加できないことになる、 はたして、それでいいのか、という問題が出てくる。 やはり、クラ [続きを読む]