神戸国語教育研究会カプス さん プロフィール

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神戸国語教育研究会カプスさん: 神戸国語教育研究会カプス
ハンドル名神戸国語教育研究会カプス さん
ブログタイトル神戸国語教育研究会カプス
ブログURLhttps://ameblo.jp/kobe-copse/
サイト紹介文国語教育やアクティブ・ラーニング、学級経営、大学入試改革などについて思いを語ります。
自由文神戸国語教育研究会カプスは、現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決潟学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。毎月1回、例会を開催。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供267回 / 365日(平均5.1回/週) - 参加 2017/06/11 15:56

神戸国語教育研究会カプス さんのブログ記事

  • 教師は、信頼を失いやすく、信頼を得るのは難し
  • 今、大学2回生やっている生徒を担任していたころ、口癖のように話していた言葉。 「一度失った信頼を取り戻すのは難しい」 私たち教師と生徒は、当然のことながら信頼関係によって日々の学校生活が成り立っている。 でも、私たちが言ったことを何度も逆らったり、期待に応えてくれなかったりすると、信頼を失ってしまう。そして、一度信頼を失うと、「この子はこういう生徒だ」という思い込みが発生し、それを覆して再び信頼を得 [続きを読む]
  • 文系学問を学ぶこと
  • 久々に、大学の教授2人に会った。 大学の学部生としてもお世話になったし、大学院にまで進学したからなおさらお世話になった部分も大きく、教授も私のことをよく覚えてくださっていた。 「景気が良いと文系学部が人気になる」とよく言われるが、それは都市伝説ではないらしく、実際に本当にそうらしい。 それと、本当に景気が良すぎて、文系学部の中でも文学部、しかも日本文学科なんていう就職とはもっとも縁遠いであろう学部で [続きを読む]
  • 国語でも積極的に宿題と小テストを!
  • 国・数・英。一般に「主要3教科」と呼ぶ。 国語は、すべての教科の学力に影響する――なんて大仰なことをいう人もいる。 とくに、大学入学共通テストの試行問題を見ていると、どの教科も問題文の量が膨大で、まず出題者の意図を読みとれないことには厳しい。それは事実だと思う(だからといって、国語こそすべての教科の基礎になる、とまで偉そうには言わないが)。 国語は大事。教師も生徒も保護者も世間も、そう思っている。 そ [続きを読む]
  • 大雨 教員だって早く帰りたい!
  • 大雨で2日連続休校。こんなのは、記憶にない。台風は1日で通り過ぎていくから、わりと短時間で警報が解除される。が、今回の長雨は、木曜日の夜中3時に警報が発令されて以降、このブログを書いている土曜日の14:18の時点で、まだ発令されたままである。 木曜日は、全教員が出勤した。まだかろうじて鉄道が動いていた。期末考査最終日、翌日から高校は模試の受験を控えていたので、これからの日程をどう対応するのか、管理職が考 [続きを読む]
  • 『山月記』の漢詩をどう授業で扱うか?
  • 『山月記』の最後、漢詩が詠まれる。 休み時間の廊下を歩いていると驚いた。 黒板に、『山月記』の漢詩がびっしり書いてある。書き下し文。 これをノートに写せ、という授業をやったのだろう。 あれ? 『山月記』って、現代文だよね? 漢文の授業じゃないよね? そして、書き下し文をノートに写させた後、現代語訳を口頭で伝え、ノートに書かせたという。 ……自分ならどうするかな。 おそらく、書き下し文は黒板に書かないな。 [続きを読む]
  • ノーチャイムデーって……
  • 「ノーチャイムデー」というのを導入している学校が意外と多いらしい。週に1日、チャイムを鳴らさない曜日を決める。その意図は、生徒に自分で時計を意識して行動してもらおう、というところにある。 だから、担任も教科担当者も「時計を見て、授業が始まる時間までに着席して、授業を受ける状態にしなさい」と指導する。 生徒はそれを忠実に守る。 守らないのは残念なことに教師だ。 授業終わりのチャイムが鳴らないのをいいこと [続きを読む]
  • ステレオタイプの答えしか書けない振り返りシート
  • 宿泊行事の最終日。振り返りシートを記入。 近年、取り組んだことに対して、自分で振り返る「メタ認知」というのがよく導入されている。やりっぱなしで終わるよりも、自分がやってきたことをしっかり意識しておくことは大切だと思う。 問題は、この振り返りシートの中身である。 「今回の宿泊行事で学んだことを、これからの学校生活でどう生かしますか?」 う〜ん……、あまりに問いが壮大だ。漠然としている。そのため、「仲間 [続きを読む]
  • 男女格差のある、宿泊行事の教員の部屋割り
  • 勤務校は私学だが、男女比で言うと6:4くらいで、男子のほうが多い。当然、教員の数も、7:3くらいの割合で男性教員が多い。 すると、宿泊行事での部屋割りが問題になってくる。 男子生徒のフロアと女子生徒のフロアを分ける。教員も男性教員は男子生徒のフロアに、女性教員は女子生徒のフロアに泊まる。 今年の学校全体での宿泊行事では、男子棟がパンク寸前で、空き部屋のない状態だった。男性教員は多い部屋だと最大5人。スマ [続きを読む]
  • 「まるで〜ようだ」を教えるのすら難しくなった……
  • 中2に、呼応の副詞を使った文を書かせていた。 「まるで」は「〜ようだ」「〜みたいだ」を導く呼応の副詞であることを教える。 それで、「もみじの手をした赤ちゃんだ」という文を、「まるで」を用いた文にせよ、と出題。 結果。 「まるでもみじの手をした赤ちゃんのようだ」「まるでもみじの手のような赤ちゃんだ」 という誤答が続出。 「まるで〜ようだ」という型はわかっている。が、助動詞の位置が分かっていない。そもそも [続きを読む]
  • キャリア教育=学校生活全般
  • 一時期、やたらと重視されて叫び続けられていた「キャリア教育」が、少し下火になっているように思う。 よく指摘されているように、人工知能(AI)の発達により、今ある職業が将来的にも残っているとは限らない。そういう不透明な時代にあって、中学・高校でキャリア教育を標榜しても、本当に将来的に役に立つのか、という疑問がある。 従来のキャリア教育は、職業体験が中心だ。1週間程度、街中の企業や商店などで働く体験をする [続きを読む]
  • 出口汪の論理エンジンの効果
  • 出口汪といえば、私が大学受験をするときに、現代文の講師としてスターだった。 今は、自分で出版社を立ち上げて参考書を出すことがメインかな。 そして、論理エンジン。これは出口汪が開発したもの。主に、学校や塾で採用されている。 勤務校でも採用を検討して、営業の方に来てもらったことがある。そして、論理エンジンに関連する論理文章能力検定を学校で団体受験した時期もある。ただ、論理エンジン自体は、費用の問題があっ [続きを読む]
  • 口語文法は、文節・単語分けよりも、品詞から教えるべき
  • 中1で口語文法を教えていると、いつも悩むことがある。 どの教科書も、どの文法の問題集も、「言葉の単位」という単元から始まる。 最も大きな単位が「文章」。その中に「意味段落」があり、さらにその中に「形式段落」がある。段落の中には「文」があり、文は「文節」に分けられる。そして、文節は「単語」に分けることができる。これが言葉の最小単位だ。 さすがに、「文章」「意味段落」「形式段落」「文」は改めて教えなくて [続きを読む]
  • 地震の危機管理
  • 勤務校では、職員朝礼が8:00から行われる。生徒の朝礼は8:15。他校と比べると、登校時間は少し早いと思う。 だから、今日の地震があった時刻は、登校の時間のピークか、少し過ぎた時刻だった。 緊急地震速報は、揺れ始めて1秒ほど経ってから。ボールがキャッチャーミットに入ってからバットを振るようなもので、役に立たなかった。 とにかく、揺れ始めて、職員室前を通る生徒には「机の下に隠れて!」と即座に指示を出す教員がい [続きを読む]
  • 生徒に言わせてはいけない三大言葉
  • 生徒同士で安易に用いられる言葉。ちょっとしたトラブルでいらついたとき、そこまでいかなくても冗談半分で使われる言葉。しかし、絶対に言わせてはいけない言葉。それが3つある。 1.「きしょい」気色悪いの略。「キモい」とも。ちょっと変わったことをした生徒に対して発せられる言葉。言った側は、そこまで深く考えずに発しているのだが、言われた方からすると、決して気分の良いものではない。その人の容姿や性質を全否定する [続きを読む]
  • 魯迅の『故郷』と『藤野先生』
  • 中高一貫の私学に勤務しながら、初年度の1年間以来、10数年間、高校の授業を担当していなかった。 それが、縁あって、今年度は高校で現代文Bの授業を担当することになった。 自分が中学のときに3年間担任したクラス。 そこで、魯迅の『藤野先生』を読んだ。 中学校の国語で魯迅と言えば『故郷』。どの教科書会社の教科書でも、中3国語には必ず載っている。 主人公が故郷に戻ると、町も人もみんな変わり果てていた。自分の子どもの [続きを読む]
  • 定期考査も冊子状に
  • 普通、定期考査はB4の紙に印刷されて配られる。私も、以前はそうだった。紙の節約のため、両面印刷をする。1ページの裏が2ページだと、問題を解くときに、表を向けたり裏を向けたりとやりにくいので、1ページの裏に3ページを、2ページの裏に4ページを印刷していた。生徒への最大限の配慮。 だが、今は、冊子にして配布している。紙折り機で折って、各ページを挟み込んで……、という作業が必要になるので、少々面倒くさい。が、意 [続きを読む]
  • 定期考査には教科書の全文を載せる
  • 私の定期考査作成のこだわり。 なるべく、教科書の本文は、全文掲載するように努めている。 さすがにあまりにも長すぎると、途中から載せることはあるが、最後は必ず入れる。そして、2000字以上は載せる。 それは、全文を通してこそその文章を問えると考えているからだ。 評論文なら、序論・本論・結論。小説なら、出だしから山場、エンディング。最初から最後まで通して意味のある1つの作品になっている。 それで、各意味段落や [続きを読む]
  • 『山月記』の途中で定期考査?
  • 学校行事や祝日の関係で、どうしても授業時間数が少ないまま定期考査を迎える、ということがある。どの教科も苦心している。 その事情はよくわかるのだが、ちょっと疑問符の付くケースを耳にした。 高2の現代文で、4月最初から『山月記』を読み始め、最後まで終わらないうちに1学期中間考査を迎えた、というのだ。 で、中間考査は『山月記』の途中までが範囲。それで100点は難しいから、漢字のドリルから30点分を出題するのだ、と [続きを読む]
  • 教師の読解力?
  • 生徒の読解力が低下している。 教科書に書いていることが理解できない。黒板に書いたことがわからない。プリントで指示をしてもわからない。 そう嘆いている教師が非常に多い。 ちょっと待て。 読解力の低下なら、教師も同様だと(個人的に)思っている。 会議資料をちゃんと読まないから、書いてあることを質問する。ホームルーム計画や総合学習の指導案などもちゃんと読まないから、やるべきことが抜けていたり違うことをしてい [続きを読む]
  • 週2コマの現代文で、「量」を求める実践
  • 私個人としては、15年ぶりくらいに高校の授業を担当している。中高一貫校なのだが、着任初年度に高2・高3の授業を担当して以来、ずっと中学畑だった。 中学の国語は、1週間あたりの授業のコマ数が多い。 高校の国語、それも高2になると、現代文と古典にわかれるため、1週間あたりの授業が2コマしかなかったりする。そこへ祝日や学校行事が入ると、どんどん授業が少なくなっていく。 3学期制の学校なら、10コマも授業をやらないう [続きを読む]
  • 国語教育は「質」も「量」も大事
  • 1学期の中間考査まで、8コマしか授業がなく、『山月記』が最後まで終わらなかった。それで、中間考査は、読解は『山月記』のみの出題(しかも途中まで)、それと漢字のドリルからの出題。 こんなテストがあるらしい。 当ブログで何度も指摘してきたが、「教科書で教える」のであって、「教科書を教える」のではない。8コマかけても『山月記』が終わらないとうのは、「『山月記』で教える」のではなく、「『山月記』を教える」から [続きを読む]
  • 考えさせる時間は、わざと短めに設定する
  • 授業中の小テストや、問題を解く制限時間。これは、あえて少し短めで設定をする。 考えている間、「あと○分」と残り時間を伝えて生徒を焦らせる。 それで、生徒の様子を見ていて、まだ時間が足りないようであれば、「じゃあもう1分間、おまけで追加します」と臨機応変に対応する。 こっちのほうが、生徒にとってはいいと思う。 逆に、制限時間よりも早く切ってしまうのは、良くない。10分間で考えて、と言ったのに、実際には7分 [続きを読む]
  • 授業のテンポの良さ
  • 公開授業をしたとき、見てくださった先生方や、取材に来られた出版社・ライターの方によく言われること。それは、「授業のテンポがいいですね。気がついたら、あっという間に授業が終わっているような」というもの。 もともと国語科の教師にはあるまじき早口でしゃべり立てる悪癖がある。それは反省せねばならない。が、授業全体のテンポについては、たしかに意識している。ダラダラと間延びしないように。 黙読は、速読を意識さ [続きを読む]
  • 教師にも思考力・表現力・判断力が求められる
  • 新学習指導要領で定義される学力の3要素のうち、「思考力・判断力・表現力」というものがある。 生徒にそれを求める前に、まず教師がそれをできるようでなければならない。 ここが不安だ。 会議で提案をする。意見を求める。シーンと静まりかえる。何の意見も出ない。議長が促して、ようやく挙手して意見を言う教員が出てくる。ただし、その意見を言う教員は、いつの会議も同じメンバー。発言する教員が固定化されている。 経験年 [続きを読む]