綾瀬一浩 さん プロフィール

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綾瀬一浩さん: バンコクキッド
ハンドル名綾瀬一浩 さん
ブログタイトルバンコクキッド
ブログURLhttp://bkk-kid.com/
サイト紹介文当サイトでは、自らのバンコク現地採用(コールセンター)体験をもとに執筆した私小説を公開しております。
自由文「バンコクキッド」とは・・・

「子供のようにピュアな部分を残す」あるいは「大人になりきれない」「欲望を抑えきれない」といったニュアンスの、日本をドロップアウトしてバンコクで暮らす人々を指した筆者の造語である。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 121日(平均5.6回/週) - 参加 2017/06/15 17:16

綾瀬一浩 さんのブログ記事

  • 第13話 天才が見た景色 -Kazu side-
  •  暑さが引いた闇に大きな月が浮かんでいる。 奇しくもこの日はフルムーンの夜だった。 「心をオープン」にするものだけが巡り合う宇宙の法則が発動している。      ※     ※  トンサイ地区に向かうボートから島側を眺め … 続きを読む 第13話 天才が見た景色 -Kazu side- [続きを読む]
  • 第12話 It’s party time! -Ayaka side-
  •  ピピ・ドン島でツアーを抜けた私たちはトンサイ地区のメインストリートを歩いていた。 旅行者で活気づく細い通りにはゲストハウスやダイビングショップ、レストランに土産物屋など様々なお店が密集している。 「ATMまで揃ってるじ … 続きを読む 第12話 It’s party time! -Ayaka side- [続きを読む]
  • 第11話 ザ・ビーチ -Kazu side-
  •  荒波を駆け抜けた暴走機関車はピピ島に近付くにつれて平静を取り戻し、天候の回復とともに海は嘘のような凪(ナギ)へと変わっていた。 今回の戦いは、ダイバー御用達の酔い止め薬をもってしても厳しいところまで追い込まれる結果にな … 続きを読む 第11話 ザ・ビーチ -Kazu side- [続きを読む]
  • 第10話 Rough sea -Ayaka side-
  •  不運にも、ピピ島行きのボートが発着するアオナンビーチ付近は激しい風雨に見舞われていた。船着場で待っていた現地スタッフが、大声でこれから乗船する不安げな客たちに向かって救命胴衣の付け方をレクチャーしている。 「Shake … 続きを読む 第10話 Rough sea -Ayaka side- [続きを読む]
  • 第9話 旅論 -Kazu side-
  •  翌日は近所のランドリーまで洗濯物を出しに行ったり、マッサージ屋でリフレクソロジーを受けながらゆっくりと過ごした。 カップルで来店したにもかかわらず、個室で股間を触ってきたクラビガールのアグレッシブさには恐れ入ったが二人 … 続きを読む 第9話 旅論 -Kazu side- [続きを読む]
  • 第7話 クラビタウン -Kazu side-
  •  車窓を流れるハジャイの街並みを眺めながら、俺は「一刻も早くここを離れよう」と考えていた。 「爆破テロなんてそうそう起きるもんじゃない。いくら何でもビビりすぎでしょ?」とバカにする人もいるだろう。 だが、アヤカと付き合い … 続きを読む 第7話 クラビタウン -Kazu side- [続きを読む]
  • 第5話 Give and Give -Ayaka side-
  •  国境付近で数人の乗客が降りたことで満席だった車内にわずかな余裕が生まれていた。 ペナン島から二時間以上続いた巨漢男との密着地獄からようやく解放されたのである。あの状態のままではクラビに着くまで平静を保てる自信がなかった … 続きを読む 第5話 Give and Give -Ayaka side- [続きを読む]
  • 第4話 モンスター -Kazu side-
  •  ペナン島で3日間の滞在を終えた俺たちは、ミニバスで次の目的地であるクラビへと向かっていた。途中、タイ南部最大の商業都市ハジャイを経由して10時間前後の長旅になるため車内では若干の辛抱が必要だろう。  けっして快適とはい … 続きを読む 第4話 モンスター -Kazu side- [続きを読む]
  • 第3話 One Love -Ayaka side-
  •  レッドガーデンで純日本食を堪能した私たちは、街歩きの途中で見つけてからずっと気になっていた「あるお店」の前に足を運んだ。 Love Laneと呼ばれる細道とCarnarvon Streetが合流する辺りには夜になると様 … 続きを読む 第3話 One Love -Ayaka side- [続きを読む]
  • 第2話 Romantic Dining -Ayaka side-
  • 「ビールでも買いに行こうか!」 先程まで二日酔いに苦しんでいたカズさんは「酒は二度と飲まない!」という宣言を早くも撤回したようだ。      ※     ※  マレーシアの国教はイスラム教である。 そのため、立ち寄ったコ … 続きを読む 第2話 Romantic Dining -Ayaka side- [続きを読む]
  • 第51話 「Good Luck!」
  •  翌朝、私はベッドとトイレを何度も往復するカズさんの気配で目を覚ました。 例のごとく、彼は酷い二日酔いに苦しんでいるようだ。 あれだけ買い込んだお酒を全て飲み干してしまったのだから無理もない。 「大丈夫?お水いっぱい飲ん … 続きを読む 第51話 「Good Luck!」 [続きを読む]
  • 第50話 幸福追求権
  •  トロトロと走る列車が市街地を抜けると、車窓はこれぞ東南アジアといった景色に変わった。 遠く広がる田園や点在する石灰岩の山々を眺めながら二人の会話に花が咲く。 座席の間に設えられた簡易テーブルには、早くもチャーンビールの … 続きを読む 第50話 幸福追求権 [続きを読む]
  • 第49話 深夜特急に乗って
  •  「バンコクキッド」がフリーペーパーに初掲載されてから数ヶ月の時が流れた。  この日、私とカズさんはタイ国鉄のホアランポーン駅でバタワース行きの寝台列車を待っていた。ラーマ5世の肖像が掲げられた歴史ある駅舎内は、タイ各地 … 続きを読む 第49話 深夜特急に乗って [続きを読む]
  • 第48話 Border Line
  •  うっちーさんの会社で働き始めてからというもの、私を取り巻く環境は目まぐるしく変化した。だが、その話に移る前にバンコクキッドたちのその後についてお伝えしておこう。      ※     ※  まずは一番心配なマツジュンで … 続きを読む 第48話 Border Line [続きを読む]
  • 第47話 私は恋するMtF
  •  街に戻った二人はシェムリアップ川のベンチで最後のひと時を過ごしていた。  私は、彼の師匠である「うっちーさん」が経営するJ.Khmer groupで採用が決まったため、今後は働きながら孤児院の支援に当たる予定だ。 つま … 続きを読む 第47話 私は恋するMtF [続きを読む]
  • 第46話 無量光
  • 翌日早朝。 二人はまだ暗いうちにホテルを出るとアンコールワットを目指した。 神秘的な光景が見られると評判の日の出を拝むためである。 中央回廊の横にある池の前にはすでに多くの観光客が集まり、今か今かと祠堂を見つめていた。 … 続きを読む 第46話 無量光 [続きを読む]
  • 第42話 トラウマへの挑戦
  •  施設の事務所らしき場所には、連絡先として「シェムリアップ日本人会」と書かれた名刺が残されていた。サムくんの携帯を借りて記されていた番号にコールすると、何度目かの呼び出し音の後に優しい声の日本人女性と繋がった。 「もしも … 続きを読む 第42話 トラウマへの挑戦 [続きを読む]
  • 第41話 邪悪な快楽
  •  悲惨だったカンボジア内戦時代に思いを馳せながら、のんびりと歩く牛を眺めていると、遠くから私を呼ぶ声が聞こえてきた。 「Ayaka!Ayaka!」 茂みの奥ではサムくんがこちらに向かって手招きをしている。 「Not bo … 続きを読む 第41話 邪悪な快楽 [続きを読む]