Akaneru さん プロフィール

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Akaneruさん: 小説とかも読めてしまうAkaneruのブログ
ハンドル名Akaneru さん
ブログタイトル小説とかも読めてしまうAkaneruのブログ
ブログURLhttp://www.akaneru.com/
サイト紹介文自作の小説やネトゲ、副業のことなど
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供41回 / 79日(平均3.6回/週) - 参加 2017/06/19 18:58

Akaneru さんのブログ記事

  • 【33】Chapter 1.1 - 14
  • 「しょぼ……」  ルーディオドを斬り捨てたその青年は、目の前のシステムウインドウに表示された戦利品のステータスを眺めながらそう言うと『この程度のNMならこんなもんか。後で分解屋行きだな』などと呟いた。  青年はシステムウインドウを閉じると、視線をちいなの方に向けた。 「久しぶりっすね、Resutia(レスティア)さん……じゃなかった、ちいなさん」  チノンたちには聞き慣れないその名前を爽やかな口調で言いながら、 [続きを読む]
  • 【32】Chapter 1.1 - 13
  •  チノンたちが難なく仕留めた三体のサハギンから発せられた謎の赤黒い光は、ちいながHPを激しく増減させながらせめぎ合っているノートリアスモンスター、ルーディオドの左右上下段の手に握られた槍、双剣、鉄鞭それぞれを赤黒く発光させた。【32】Chapter 1.1 - 13「……っ!!」  ちいなの体温がサッと低下する感覚と、頬に一瞬汗が流れるのを感じた。  こんな感覚までリアルに似せなくてもよいのに。どうする。どうする。とい [続きを読む]
  • 【31】Chapter 1.1 - 12
  •  ソウルズ・ワンダーリングはVRMMOという新しいジャンルのMMOだが、戦闘システム自体は従来の物とそう大差はなく、特に操作せずとも自動で発動される通常攻撃の合間に各種スキルを使用していくスタイルだ。  また、『ターゲット方式』と『ノンターゲット方式』の二種類から戦闘システムを選択することが可能となっている。  ターゲット方式はモンスターを攻撃する時、モンスターそのものを選択して攻撃スキルなどを発動させるこ [続きを読む]
  • 7月の副業成果。
  • スポット案件として、大物を仕入れたため仕入れ費用が5万円ほど大きくなっています。既に捌けているため、8月の売り上げに乗っかってきます。大した利益は出なかったけども・・・。7月度せどり収支報告!売り上げ(手数料などを引いた後の入金ベース)185,249円6月仕入れ費用125,325円発送費18,148円梱包資材費用638円粗利59,286円毎年夏は仕入れペースを抑えていたのですが、珍しくなかなかの [続きを読む]
  • 【30】Chapter 1.1 - 11
  •  チノンの言う通り、ログアウト組になってから一ヶ月以上が経過しているジュードたちよりも、まだ閉じ込められて日の浅いちいなの方が、緊張度合いは大きい。  それも今回は、ログアウト組になってから初めてのNM、ノートリアスモンスターとの戦いだ。【30】Chapter 1.1 - 11「……あ、いえ。大丈夫。ありがと、チノン。……でも、ここは頑張らせて!」 「わかった。でも、無理しないでね」  チノンが唇を結び、視線を下に落と [続きを読む]
  • 【29】Chapter 1.1 - 10
  • ◆  MP回復を終えて四十分ほどが経過。ちいなたちは、ダンジョンのさらに奥を目指して進行中だった。途中、五十体以上のモンスターが襲ってきたが、チームプレイもこなれてきたのか、難なく撃破することができた。 「モンスターのレベルが一つ上がっているな……」 「まぁ、まだ慌てるほどじゃないさぁ」  といってもその五十体のうち、後半に襲ってきたモンスターたちは序盤のそれよりも平均レベルが一ほど上昇し、五十二にな [続きを読む]
  • 6月の副業成果。
  • 4月半ばからせどり復活に向けて仕入れを強化したり、動き出した成果が着実に出始めてきました。利益は後からついてくるものなので、5月の粗利は12,609円と低調でしたがこれは想定内でした。6月度せどり収支報告!売り上げ(手数料などを引いた後の入金ベース)173,040円6月仕入れ費用72,742円発送費13,376円梱包資材費用2,308円粗利84,614円ちなみに自宅で一人でやっているので、家賃と [続きを読む]
  • 【28】Chapter 1.1 - 9
  •  ヨードルを救助した俺は、巻き添えを食わないようから距離を取るべく部屋の端まで駆けていった。もちろん、ミハエルさんたちや敵を回復魔法や攻撃魔法の射程距離内に置きつつだ。 「ヨードルも、ここにいたら危ない。俺と同じとこにいろ!」 「わかった!」  ミハエルさんたちはを相手に、ありったけの火力を叩き込んでいた。見た感じ、の通常攻撃は見た目のアクションほど重くはない。【28】Chapter 1.1 - 9(これなら何とかな [続きを読む]
  • 【27】Chapter 1.1 - 8
  • 「……何にもないじゃない」 「宝箱すら無いとは…ガッカリだぜ。戻って先を行こう…」  拍子抜けしたように、踵を返そうとするミハエルさんとアリサさん。 「待って!!これは……」  突然聞こえた大きな声の主は、ヨードルだった。何やら四つん這いに屈んで、床を漁っている……。『探索』スキルを使っているのだろう。ここまでの道中でも度々四つん這いになるヨードルの姿が目撃されたが、俺はあえてそれには触れずスルーして [続きを読む]
  • 【26】Chapter 1.1 - 7
  •  洞窟の奥から湧いてきたサハギンの群れ十数体に向かって、チノンが敵視《ヘイト》を取るべく飛び込んでいった。レベル五十五のチノンにとってはやや格下の相手とはいえ、数が多い。  対象の周囲に範囲攻撃をしつつ、敵視上昇効果《ヘイトボーナス》と四秒間の麻痺《スタン》を付与するが命中すると同時に、三十秒間の回避率上昇と被ダメージを軽減するを発動させた。【26】Chapter 1.1 - 7 チノンがモンスター達の敵視《ヘイト [続きを読む]
  • 【25】Chapter 1.1 - 6
  •  ◆ 「ここ、未踏破じゃん!ちーちゃん、もし踏破できれば、あたしたちの名前が記録されるんだよね!?」  ひんやりとした湿度の高い、ところどころに生えた苔のようなもので足場が滑りやすくなっている滝壷の洞窟。俺たち≪猫と蜂蜜(キャットアンドハニー)≫の高レベル帯のメンバーとちいなは、狩りの休憩中にたまたまチノンが見つけたこのダンジョンエリアに足を踏み入れていた。 「そうね。初踏破者として、パーティーメン [続きを読む]
  • 【24】Chapter 1.1 - 5
  • 「おおおおおっ!! 我が華麗な剣技を受けてみよっ!!! !!」 「まだまだっ! っ!」  高さ十メートルほどもある大空洞の空間の中でミハエルさんの放った華麗な剣技は、宝箱の中から出現したモンスターのHPを二割ほど削っていった。【24】Chapter 1.1 - 5「剣士の初期スキルを二つ使うだけで、相変わらず恥ずかしいヤツだな、お前…、いつもの身内だけならまだしも、タビト達がいるんじゃあ恥ずかしさ倍増だ」 の攻撃を丸 [続きを読む]
  • 【23】Chapter 1.1 - 4
  • ≪レーマナグダ大空洞≫は、リンネの街から馬車で三十分ほど北西へ行った東レーマナグダ地方にある、大きな岩山の内部をくり抜いたような空間が地中に向かって突き刺さったような形状の大空洞だ。 中はモンスターの住処になっていて、定期的に集団で大空洞から出てきては、リンネの街周辺部まで接近して近隣住民や駆け出し冒険者に人的被害をもたらしている。 そのため冒険者ギルドからのダンジョンモンスター討伐依頼が豊富にあり [続きを読む]
  • 【22】Chapter 1.1 - 3
  •  俺はスキル案内所の受付NPCに、『彫金』『採掘』『MND(精神力)上昇』『INT(魔法攻撃力)上昇』のを購入する意思を伝えた。  入門書は『彫金』『採掘』がそれぞれ三千ゴールド、『MND(精神力)上昇』『INT(魔法攻撃力)上昇』はそれぞれ千五百ゴールド。合計で九千ゴールドの出費になる。  駆け出しプレイヤーとしては決して安い出費ではないが、≪アクシズ≫のメンバーを倒した時に得た幾分かの戦利品のおかげで、俺の手持ちゴー [続きを読む]
  • 【21】Chapter 1.1 - 2
  • 「ところでヨードルって、スキル枠には何をセットしてるんだ?窃盗と探索と…」 「しっ、タビト、声が大きいよ!…生産スキルなんかは別として、スキル枠に何をセットしてるかっていうのは、普通他人には教えないものなの。特に、僕があのスキルをマスターしてるなんてことは、絶対他人に知られちゃいけない」  ヨードルがひそひそ声の強い口調で俺を非難する。 「あ……そうか。ごめんヨードル」  冒険者ギルドは絶えず人の出入 [続きを読む]
  • 【20】Chapter 1.1 - 1
  •  スキル案内所は、≪Rainwater(レインウォーター)≫一階カフェスペースの端に衝立で仕切られた四畳半ほどの空間だ。各種スキルについての案内パンフレットと、を購入するための端末装置が置かれている。冒険者ギルドのスキル案内所には数人の受付NPCが配置されているが、既に二人雇っている雇用NPCに加えて、そこまでの人件費を払う余裕はないらしい。【20】Chapter 1.1 - 1「一、二、三…十八種類か」 ≪Rainwater(レインウォー [続きを読む]
  • 【19】Chapter 1.1 - 0
  • ≪Rainwater(レインウォーター)≫はカウンター席とテーブル席、クエスト掲示板やスキル案内所の置かれたカフェスペースの一階、ギルドのイベントなどで大人数への貸し切りに向いたパーティースペースの二階、そして三階はギルド≪猫と蜂蜜(キャットアンドハニー)≫専用のギルドスペースだ。  ギルドスペースとは、一つのギルドメンバーだけで占有できる空間のことで、様々な家具を設置してインテリア性を高めたり、会議スペース [続きを読む]
  • 【18】Chapter 1.0 - 17
  • 「ジスレーヌさん!次の業火球(フレアボール)>、グリニーの方へ撃ってください!」 「えっ……でも」  ジスレーヌさんが、ジュードさんとさるとびさんの顔をうかがう。二人とも、首を小さく縦に振った。 「…分かったわ!」  ジスレーヌさんが業火球(フレアボール)>の詠唱を始める。俺もすぐさま、破邪球(セインツボール)>の詠唱を始めた。  二人の了解を取るあたり、俺はまだまだ信用されていないのだろうか…まぁ無理もないな [続きを読む]
  • 【17】Chapter 1.0 - 16
  •  ≪療術使い≫はヒーラーの初級クラスだ。全てのヒーラーはこの≪療術使い≫というクラスから、≪聖術士(クレリック)≫、≪魔法医術師(マディカリスト)≫、≪霊術士(ミーディアム)≫という三つの中級職に派生していく。  ちなみに上級職へはまだほとんどのプレイヤーが到達できておらず、その取得方法やスキルの詳細については謎に包まれている、とこの間さるとびさんが言っていた。  ヒーラーとはいえ攻撃手段はちゃんと用意 [続きを読む]
  • 【16】Chapter 1.0 - 15
  •  夕陽は既に沈み、リンネの街を出てすぐの草原エリアは、タビト達が戦っているすぐ横の街道沿いにそびえる街灯の明かりと夜の闇が交じり合い、ほの暗くなっていた。  ◆  金属同士が激しくかち合う音が鳴り響く。  私の放った初撃は標的の≪召喚術士(サモナー)≫・グリニーまで到達することなく、彼によって召喚された召喚術式≪ガーディアン・セレマ≫によって阻まれた。【16】Chapter 1.0 - 15 魔法攻撃系のクラス、≪ [続きを読む]
  • 【15】Chapter 1.0 - 14
  • 「ヨードルを匿っているギルドっていうのはあんたたちかい?困るねェ、うちの『要』を勝手に拉致監禁しちゃあ…おかげでうちは商売上がったりさ」  豪華なコートを着た魔法職系の男が両手を大げさに広げ、下卑た表情で言い放った。 「ふ、、拉致監禁したのはおたくでは?大方あなたの下品な装備は、彼の窃盗スキルと探索スキルを使って得たアイテムや、ゴールドを使って購入したものでしょう」 「だったら何だ?この世界に法なん [続きを読む]
  • 【14】Chapter 1.0 - 13
  • 「ちいな…!」 「た、タビちゃん……」  そこには数日前、俺がログアウト組になる直前に別れたちいながいた。  ちいな……向こうの世界での『茅原(ちはら) 怜奈(れいな)』は俺の幼馴染…とまでは行かないけど、中一の時から同じクラスで、高校も一緒のところに進学。向こうはお嬢様、こっちはちょっとルックスがいいだけの一般市民だったから、最初は近寄りがたくて接点はほとんど無かった。【14】Chapter 1.0 - 13 中学の時 [続きを読む]
  • 【13】Chapter 1.0 - 12
  • (…さて、狩りで取った素材をマーケットに流しに行こうかな)  私はお会計を済ませるために席を立った時。  さっきカウンター席で何やら書き物をしていた、、確かヨードルという店のスタッフらしき男が、二人の男と口論になっていることに気付いた。【13】Chapter 1.0 - 12「あの…やめてください。一応ここ、店の中なので、他のお客様に迷惑になってしまいます」 「ヨードルちゃ〜〜ん、随分真面目くんになったもんだねぇ?今こ [続きを読む]
  • 【12】Chapter 1.0 - 11
  • (あの赤い髪、、間違いないわ。前から問題になってる、狩場占有のために他プレイヤーへのPKを繰り返す奴ら…!)  私はちらりと自分の強化効果(バフ)の情報を見る。限界まで上積み(スタック)した狂気昂揚(インサニティ・エンハンス)>の残り効果時間は30秒を切った。  相手は三人。レベルは五十、五十八、五十一。オスカルに加勢してもらったところで、まともに正面からやり合ったのでは分が悪い。…けれど、今なら奴らのところま [続きを読む]
  • 【11】Chapter 1.0 - 10
  • 「ち、ちいな姐サマ、本当に行くのかイ?」  ファルシュトゥレイムベルンハルドオスカル(長いので、私はオスカルと呼ぶことにした)は、情けない声で私に問いかけた。姐サマなどと、すでに私の舎弟でもあるかのような呼び方をしている。そういえば、どことなく元の世界にいた弟に似ているかもしれない。【11】Chapter 1.0 - 10 カノイの村の酒場でオスカルと夕食を共にしつつ、ログアウト組についての話を聞いた私は、高まる気持 [続きを読む]