さんさん さん プロフィール

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さんさんさん: 鹿さん。イチゴ好き?
ハンドル名さんさん さん
ブログタイトル鹿さん。イチゴ好き?
ブログURLhttps://ameblo.jp/choa-choa-max/
サイト紹介文トキメキとドキドキとキュンキュンの詰まったお部屋です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供312回 / 139日(平均15.7回/週) - 参加 2017/07/05 08:53

さんさん さんのブログ記事

  • Love Story 15
  • 「ん〜!!!」 店に戻った君は、もう待ちきれないというようにコロッケに噛み付いた。もぐもぐという擬音がぴったりなほどに大きく咀嚼している君を見ていると、まだ食べていないそのコロッケの味が口の中いっぱいに広がるようだった。 「ねっ?美味しいでしょ?」 まるで君が作ったかのようなその言い草も可愛くて、俺は黙って頷いた。 「どうぞ?」 「お邪魔します。」 助手席のドアを開く。君はシートに滑り [続きを読む]
  • Love Story 14
  • できたての合鍵をユノさんに手渡す。あなたは少し困った顔をして、小さく息を吐いた後「ありがとう。」と微笑んだ。何だかわからない感情が僕の心をとくんと跳ねさせる。 やっと市場にたどり着く。通りに一歩踏み入れた瞬間からいろんな人に声を掛けられる。 「珍しい組み合わせだな?知り合いだったのか?」 「チャンミン!大きくなったなぁ?」 「店はどうした!ユノ。」 立ち止まって答えようとする僕の後ろか [続きを読む]
  • Love Story 13
  • この子は今までどうやって貞操を守ってきたのだろう?そう疑問に思うほどに君は人懐こい笑顔で、俺の心をかき乱す。 「チャンミンってさぁ?」 「はい。」 「カノジョいるの?」 市場へと続く道をゆったりと歩きながら、何気なさを装って尋ねてみる。 「いたんですけど・・・会社を辞める話をしたら・・・・・終わっちゃいました。」 「ふーん・・・。」 「そしたら結婚はどうなるの?って・・・。正直考えて [続きを読む]
  • たぁちゃんが「さめない微熱」のイメージ動画を作ってくれたよ(?>艸<)
  • たぁちゃんね。今、お仕事超忙しいんだよ。でも、さっき「ただいまー!」して、他の動画送ってくれたから、私も「さめない微熱」な動画欲しいな〜?っておねだりしたんだ。そしたら!一時間後!じゃじゃーん!これは貼り付けるために、ショートVer.にしてくれたの!本当はフルVer.あるんだよー!もうさぁ。きゅ〜ん?たぶんなんだけど、もしかしてなんだけど、あのね?たぁちゃんね?さんちゃんのことが好きなんだと思うんだ!( [続きを読む]
  • Love Story 12
  • 二階に駆け上がり、使っていなかった右側の部屋の扉を開ける。クローゼットは備え付けで、まだカーテンも付いていなかった。そうだな・・・濃いグリーンなんてどうだろう・・・なんて思いながら僕は大きな窓を勢いよく開く。 空気を入れ替え、掃除機を掛け、拭き掃除を終える頃には下から「チャンミーン!」と声が聞こえて来た。 「上がってくださぁーい!」 「いいのー?」 「はぁーい!」 「お邪魔しまーす!」 [続きを読む]
  • Love Story 11
  • なんて無防備なんだろう。纏っている空気は一見俺と同じ。ガードが硬くて入れなさそう。実際にそうなんだろうな。でも一旦信用しちゃうとこの始末だ。そこが俺とは徹底的に違う。 この男をどうしたものかと、俺の脳内はぐるぐると回転始める。まるで・・・メリーゴーランドだ。 しゅんと縮こまった子猫みたいに君は口を開かなくなった。可愛いなぁ。「反省してるけどごめんなさいは言えないんです。」そういった感じ。 [続きを読む]
  • Love Story 10
  • とても不思議な気持ちだ。この気持ちを全部言葉にするのはとても難しかった。僕はただユノさんを見つめる。ユノさんは僕の言葉を待っている。僕は・・・いつもそう、素直になれないんだ。今なんて飛び上がって「やったぁー!」なんて叫びながらピョンピョン飛び跳ねたいくらいなんだ。それができない僕は本当に・・・・・素直じゃない。 「チャンミン。あのな?思ってること話してよ。」 「・・・思ってること。」 「 [続きを読む]
  • 冷めない微熱 〜5〜
  • 愛されている自信はない。でも愛されていないとも思えない。 金曜日の夜更け、乱れきったベッドの上で自問自答を繰り返す、毎週毎週繰り返す。ユノさんの背中を見送った後、僕はひとり物足りない気持ちを抱きしめるんだ。ホテルから帰る気には到底なれなかった。この気だるい体を抱えながら一人っきりの部屋に帰るくらいなら、情事の香りが色濃く残るこの場所で、ユノさんを感じながら眠りに就きたかった。 ユノさんとは [続きを読む]
  • Love Story 9
  • 笑ったかと思えば眉間に少し皺を寄せ、考え込んだかと思えば何かを思い出して懸命にそれを伝えてくる。ころころと変わる君の表情に見惚れているうちに大事な話を聞き逃していないか、俺はそればかりが気になった。 君の経歴はだいたい分かった。性格も・・・見た目よりも子どもっぽい。そのギャップがまた一段と君を魅力的に見せるんだ。 「ユノさん。ただ・・・。」 「うん?」 「本当はまだ人を雇うとか・・・それって [続きを読む]
  • さめない微熱 〜Begin〜
  • 泣きたいときは 泣けばいいから ねえ 無理はしないで涙枯れたら 笑顔がひらく ほら もう笑ってる 戸惑うのは 未来があるからまぶしさに負けない 勇気が欲しい Every day and night with you小さな君の手を 握りしめるからEvery day every night everywhereつながる感触を ずっと確かめよう 今 ものがたりはBegin 瞳そらして 避けてるつもり? でも 僕は好きだよ離れていても 分かちあうもの そう 思いがあれば 昨日にまだ「サヨ [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十五
  • 「くだらない。 全く持ってくだらない話だ。そうは思わぬか、ゆんほ。 ちゃんみん・・・といったか?あの男は。」 「どうしてそれを・・・。」 「いやなにどこぞの馬鹿男が随分と入れ込んでいるようだと巷では噂だからな。 しかもゆんほ知っておるか? そいつはどうやらその男娼をまだ抱いておらぬらしいぞ?」 俺は歯を食いしばり溢れ出しそうな言葉を何とか塞き止める 「可笑しな話よのぉ、ゆんほ。もしやそい [続きを読む]
  • Love Story 8
  • 「あの・・・待って。」 ユノさんに呼び止められる。 「なんですか?」 「今更なんだけど・・・君がオーナーなのに、この話し方って可笑しいよね?」 「話し方?」 「うん。あ・・・これ。すでに可笑しいだろ?」 「ん〜・・・でもこれが僕たちのリズムなら、このままでいいんじゃないですか?」 「俺達のリズム・・・。」 あなたは僕の言葉を繰り返し、そしてそれ噛み締めた後、ふわりと微笑んだ。 「ありがとう [続きを読む]
  • 冷めない微熱 〜4〜
  • 「やっ・・・んん・・・んっ、そこ・・・も・・・っと・・・。」 仰け反る首筋に舌を這わせた。するとチャンミンは声にならない声をあげて、両手で俺を抱きしめた。震える肩先はなんとも儚げで、俺はそこに噛みついた。歯型がきっちりと残る強さで。 「ユノさん?ど・・・したの?」 「・・・どうもしない。そこって・・・ここ?」 分かってる、聞かなくても。チャンミンのいいところ。ここを擦られるともう、吐 [続きを読む]
  • Love Story 7
  • チャンミンの声が耳の奥底でころころと転げ回っている。実際にこんなに話したのは初めてで、俺は酷くときめいている。心臓は痛いくらいに高鳴って、その大きな瞳を直視する事も難しいくらいだった。チャンミン・・・俺は狡いね。すごく狡い。この心に秘めた想いを隠したまま君に一歩近づいた。男女間ならそれは当たり前で、恋が始まるきっかけにもなるんだろうけど。どうか許して?堪らなく好きなんだ。何も知らないのに、君の [続きを読む]
  • 冷めない微熱 〜3〜
  • リンほら、おかたづけしようね? しょうだったおかたじゅけしなくちゃおもちゃないないなる リン晩ごはんになに食べたい? おむらいしゅけちゃぷでおなまえかいてね リンしっかりおめめつぶってね しゃんぷーきらいおめめいたいもん! リン……リン私の可愛い宝物 どうしてあなたはあの人にそっくりなの? なかにゃいで?おかぁしゃんなかにゃいで?どうしたの?ぼくがおかたじゅけしないから?ぼくがおむ [続きを読む]
  • 冷めない微熱 〜2〜
  • 一目で分かった「ドウルイ」だって 冬がそろそろ本気を出そうかとそんな季節にあなたは大手ゼネコンから中途採用されて来た うちの会社の方が少し格下なものだからどんなミスした責任を取らされたんだろうだなんて数日は噂になった でも人間そこまで暇でもないしあなたは何とも面白味に欠ける男だった まず笑わない必要最低限しか話さない ランチ時にはいつの間にか部屋にいなくて「誰とも関わりたくありません。」そん [続きを読む]
  • 冷めない微熱 〜1〜
  • 俺はただひたすらにただ 全うな愛を貫きたかった親の望む周囲が頷く そんな愛を乞うただけそんな愛を 装おっただけ あたかも満足しているそんな素振りで 隣に寄り添う真っ白なドレスに身を包んだ優しく聡明な女を 胃液を喉元まで上げながら歯を食い縛りながら 抱いただけだった それだけだったのに 気づけば女はいなくなって代わりに残されたもの煩わしく面倒で邪魔でしかない小さな物体 「ねぇ、お [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十四
  • あれから幾度月が沈み陽が登り お前を想い あの日を想い ちゃんみん きっと悲しんでいるに違いない苦しんでいるに違いない紫の格子の先にある淑やかな桜の花弁のように ふるりふるりと心を震わせ はらりはらりと涙を流し ちゃんみんあの日から俺とお前の時間は止まったまま 止まったまま・・・ ちゃんみん・・・ 「おい、何をしている。稽古の時間だ。」 「兄上・・・先に・・・。」 「早くしろ。 [続きを読む]
  • Love Story 6
  • 僕は必死だった。とにかく必死だった。今日は早めに店を出て、色々と決断してしまおう・・・そう思っていた矢先だった。ああ・・・どうか、ユノさんとよい結論が出ますように。だから走った。僕はとにかく・・・走ったんだ。 「はぁ・・・はぁ・・・ユッ・・・ユノさ・・・。」久しぶりの猛ダッシュに息が続かない。そんな僕をユノさんは涼しい顔で見つめた後、「ぶっ!」と吹き出した。「ゆっくりおいでって言ったのに。」「だ [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十三
  • ごろりごろりと畳の上を転がって不意に留まり涙してたった一度そう一度それもほんの数時間ゆんほ様にお逢いできないだけでこんなにも悲しくてこんなにも苦しくて僕はいったいどうしてしまったのだろう今は朝と昼の間まだそんな時刻で今晩はいらっしゃるかもしれないそうなんともないお顔で「ちゃんみん!」とお呼びになって僕を抱きしめてくれるかもしれないそうに違いないそうに違いない・・・「失礼致します。」襖が音もなく開 [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十二
  • 怖くて怖くて本当に怖くてだってあんなにも強い憎しみの篭もった眼差しを僕は見た事がなかったから「・・・んほ・・・・様。」僕は小さな声で名前を呼んでお着物の裾をきゅっと握ったゆんほ様はそれに気づかれてゆったりと僕を振り返った「ちゃんみん、案ずるな。」逞しい腕が僕の体をぐるりと包んでだから僕は膝立ちになってその腰に抱きついた「ゆんほっ!いい加減にしろっ!!!」かたかたと震える体はもうどうしようもなくて [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十一
  • 格子から漏れ零れる朝陽が僕達を引き放つ愛おしいと感じてしまえばそれはとても単純で当たり前でこの感情はもとから僕が持ち合わせていたものなのかって勘違いしてしまうほどに当たり前で心の奥底にすとんと落ち着いて居座って我が物顔で光り輝くゆんほ様とても好きとてもとても好き苦しくて離れたくなくて溢れる僕をどうかどうかゆんほ様が望まれるからまた一緒に階段を降り玄関まで見送る暖簾の下から人が行き来する様が見て取 [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十
  • 温かく穏やかでしかし情熱的に纏わり着いてくる真新しいこの鞘に俺を納めて俺を刻んで俺を残して俺を覚えさせそうすればきっとそうきっと脂汗を浮べ下唇を噛み締め目尻から溢れ出る涙は留まる事を知らずああちゃんみん今お前が欲しい理性を取り戻した俺は体を弛緩させちゃんみんを抱きしめる「ゆ・・・ほ様?も・・・入った・・・・・?」「いや、これ以上すればお前が壊れそうだ。」実際ほんの一寸入ったとも言えない程しか納ま [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の十九
  • 「はぁっゆゆんほさま・・・ぁあの・・・あのもう少し小さくして・・・・ほし・・・。」赤い赤い小さな舌は懸命に俺を這いずり回って俺はもう愛しくてそうだちゃんみんこれは金で買った行為ではなくてきっとそこに愛とやらが恋とやらがちゃんみん「あ・・・これいじょ・・・・うぅ大きくしないでくださ・・・ぁ。」そうじゃないそうじゃなくてこのたどたどしさに安堵を覚える髪をそっと撫でてやる睫毛がふるりと空気を弾いてどこ [続きを読む]