さんさん さん プロフィール

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さんさんさん: 鹿さん。イチゴ好き?
ハンドル名さんさん さん
ブログタイトル鹿さん。イチゴ好き?
ブログURLhttps://ameblo.jp/choa-choa-max/
サイト紹介文トキメキとドキドキとキュンキュンの詰まったお部屋です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供192回 / 80日(平均16.8回/週) - 参加 2017/07/05 08:53

さんさん さんのブログ記事

  • 君のいない夜 1
  • あの日 止まった時を 今は動かせない未来に進むばかりが 良いとは思えなくて謎の疫病が流行し、世の中に蔓延し始めたのは、俺が28才の時だった。一瞬の間に「人」が消えてなくなる。そう跡形もなく。そんな報告が世界各地で相次いだ。当初は疑心暗鬼だった各国の首脳達も、その数の多さに捜査を始めざるを得なかった。しかし、不思議な事に、「いなくなった人」に対して、「訴えてくる人」は一人しかいなかった。事実解明は難航 [続きを読む]
  • 酷い男 31
  • 僕の唇はいとも簡単に恋に堕ちた。初めてのキスは好きな人と。今、僕の願いは叶う。ファーストキスはレモンの味だなんて、なんて戯言なんだろう。甘いよ、僕達のキスは。交し合う唇は、必死になって、長い長い年月を一気に飛び越えて、たくさんの事を伝え合おうと懸命に動く。ううん。動いているのはユノの唇。僕の唇は、懸命に受け取ってる。感じようとしている。ユノの気持ちを。ユノの心を。流れ込む感情は僕の全てを刺激し始め [続きを読む]
  • 君のいない夜 〜終わり〜
  • 風が通り過ぎて 君の香りがした街は涼しい顔して 愛とか 夢とか「何で・・・何で飲まなかった。」「それよりさ?よく分かったよね?まだまだバレないと思って・・・。」「答えろ。何で飲まなかったんだ。」「えー・・・だって僕、そんなに興味なかったっていうか・・・。」「ふざけるなっ!」パァーンっ!「ったぁ・・・。」大きく振りかぶった俺の左手が、丸く可愛い頬を打つ。辺りの家具にぶつかりながら、チャンミンは床に倒 [続きを読む]
  • 酷い男 30
  • 客はとっくに帰って行った。なのにいつまで立ってもチャンミンは部屋から出てこない。いつもなら声を掛けて身支度させて、この用のなくなった部屋から一刻も早く出るところだ。でも・・・なぜだか体が動かない。声を発する事もなんだか億劫だ。扉一枚を隔てているだけなのに俺たちの距離はとてつもなく遠い。そんな気がした。チャンミンのリュックから、チョコが二粒入った箱を取り出す。手のひらがじんわりと温かくなるそんな錯覚 [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十三
  • ごろりごろりと畳の上を転がって不意に留まり涙してたった一度そう一度それもほんの数時間ゆんほ様にお逢いできないだけでこんなにも悲しくてこんなにも苦しくて僕はいったいどうしてしまったのだろう今は朝と昼の間まだそんな時刻で今晩はいらっしゃるかもしれないそうなんともないお顔で「ちゃんみん!」とお呼びになって僕を抱きしめてくれるかもしれないそうに違いないそうに違いない・・・「失礼致します。」襖が音もなく開い [続きを読む]
  • オオカミさんの愛し方 2
  • 「よいしょっと!」チャンミンはどかりとリュックを降ろしました。「さぁ!お掃除お掃除!」拭き掃除に掃き掃除てきぱきと慣れた手つきで然程汚れていなかったお部屋はあっという間にピカピカになりました。それもそのはずチャンミンは一週間に一度ここを訪れていたのです。ここは以前ユノが住んでいた洞窟の中。オオカミ男のユノと幼かったチャンミンが出会い恋に落ちそして愛し合った思い出の場所。チャンミンにとってかけがえの [続きを読む]
  • 酷い男 29
  • ユノが車に乗り込んでくるまでの間に、気持ちを整える。リュックから小さな箱を取り出す。そこにはこの間ユノがプレゼントしてくれたチョコが3つ並んでいる。今日はどれにしよう・・・そう思いながら眺めていると、ユノが車に乗り込んできた。「お前・・・また持ってきたのか?」「うん・・・だって大好きだから。」「ふーん・・・。世界で一番嫌いになったのにな?」「そうだっけ?やっぱり僕・・・」一粒を選んで口の中に放り込 [続きを読む]
  • 赤い花
  • 僕の体に赤い花あなたが散らせた恋の花そのひとつひとつを人差し指でなぞってゆくひとつめは唇に甘噛みされた赤い花ふたつめは鎖骨の上に痛みを伴う赤い花みっつめは右腕の内側に秘密めいた赤い花よっつめは腰骨の横に歯形と一緒に赤い花いつつめは左腿の内側に所有のしるしの赤い花その次は・・・その先は・・・・・ふたりの秘密のその場所に僕だけが知る恋の花体の奥に咲き乱れ僕のすべてを支配するあなたがくれた赤い花あなただ [続きを読む]
  • 逢いたくて逢いたくてたまらない
  • 逢いたくて…逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて たまらないよOh oh 直ぐにでも oh oh逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて たまらないよOh oh 何度でも oh ohOh oh“君のために今日まで頑張ったんだ” 誰のために言うの?逢えないこと知ってんだね いけないと思ってんだね僕が故に…雨の音が心を揺すったんだ 君は何処にいるの?哀しいほど心酔(よ)ってんだね 触れたくてもがいてんだね君が故に…逢いたくて…逢いた [続きを読む]
  • 酷い男 28
  • 「恋しい」の意味が知りたくて、「恋しい」のかを確かめたくて抱きしめた。そして夢を見た。細切れの幸せ。一瞬一瞬の幸せだったような記憶。今となっては定かではない男と女の顔。それさえも俺に向って微笑んでいるような気がした。勘違いでも、それは幸せでそして苦しくて。そんな感情を俺に植え付けたその体は、日に日に儚くて今にも消えてなくなりそうだった。「行くぞ。」「・・・ん。」俯き加減でとぼとぼと駐車場に向うチャ [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十二
  • 怖くて怖くて本当に怖くてだってあんなにも強い憎しみの篭もった眼差しを僕は見た事がなかったから「・・・んほ・・・・様。」僕は小さな声で名前を呼んでお着物の裾をきゅっと握ったゆんほ様はそれに気づかれてゆったりと僕を振り返った「ちゃんみん、案ずるな。」逞しい腕が僕の体をぐるりと包んでだから僕は膝立ちになってその腰に抱きついた「ゆんほっ!いい加減にしろっ!!!」かたかたと震える体はもうどうしようもなくてき [続きを読む]
  • 酷い男 27
  • 燦々と降り注ぐ日差しが、チャンミンの少しこけた頬に突き刺さる。温かなココアにはマシュマロがふたつ浮かべられている。くるくるくるくる・・・・ふたつの白い塊は、蕩け合って、絡まり合って、ひとつになって・・・甘い甘い液体の中に沈んでいった。両手でマグカップを持ち上げて、そっと縁に口付ける。それを横目に映しながら、俺は黙ってコーヒーを飲んだ。「ねぇ、ユノ?どっちが食べたい?」飲み物についてきた二粒のチョコ [続きを読む]
  • 赤襦袢 其の二十一
  • 格子から漏れ零れる朝陽が僕達を引き放つ愛おしいと感じてしまえばそれはとても単純で当たり前でこの感情はもとから僕が持ち合わせていたものなのかって勘違いしてしまうほどに当たり前で心の奥底にすとんと落ち着いて居座って我が物顔で光り輝くゆんほ様とても好きとてもとても好き苦しくて離れたくなくて溢れる僕をどうかどうかゆんほ様が望まれるからまた一緒に階段を降り玄関まで見送る暖簾の下から人が行き来する様が見て取れ [続きを読む]
  • 酷い男 26
  • 吐き気が止まらない。下からの振動を感じる度に、胃液が上がってくる。だから必死で唇を噛み締める。「どうしたの?声、我慢してるの?可愛いな。」心の中で返事する。今、口を開いたら戻しそうだから、だから必死で耐えてるんだって。早く終われって、そう思ってるんだって・・・・・。ユノ・・・ユノ・・・・・ユノが悪いんだ。ユノが抱きしめたりするから。その腕の温もりが忘れられなくて、僕は「この時間」がだんだんと苦痛に [続きを読む]
  • ゲームから友達 その1
  • 私はね。ここではさんちゃんでしょう?でも、他の場所ではあーちゃんで、しかもBLブログ持ってる事なんてみんな知らない。実はビギゲーやスタポから、さんちゃんと知らずに仲良くなって、その後アメンバーになってくれた人が4人います。一人目。たった今これを送ってくれました。「パパチャンミンとチュアちゃん!」って♪彼女との出会いはビギゲー。熱中度合いが全く一緒で意気投合。もうあっという間にLINEするようになって、電 [続きを読む]
  • オオカミさんの愛し方 1
  • 僕は今朝、ユノにちょっとだけ嘘を吐いた。いつもお昼に届けに行くお弁当を、どうしても持って行けないから・・・。「ユノ?今日ね?僕ね?お友達のパパ達とお茶会なの。だから出来立てのほかほかのお弁当・・・届けられないの。ごめんね?」「ん?なんだ、そんな事か。かまわない、外で食うから。」「あっ!ううんっ!サンドイッチは作ったのっ!チュアもお弁当だから。」「ああ、よかったのに。おしゃれして楽しんで来い、な?」 [続きを読む]
  • 酷い男 25
  • シャツ越しに染み込んでくるチャンミンの涙。吐き出された瞬間は暖かなそれも、時間と共に温度を失い、冷たく冷たく細く尖って俺の心に突き刺さる。心にまで浸透したそれはまた温度を取り戻し、じんわりとゆっくりと俺の心を侵食していった。この感情を何と呼ぶのか教えて欲しい。「僕・・・・・。」小さな声が聞こえてくる。俺は寝転がって正面を向いたまま、返事もしなければ振り向きもしなかった。「今日・・・世界で一番嫌いな [続きを読む]