chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
和菓子の国の人だから
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/07/08

arrow_drop_down
  • 226(兵庫)伊丹 酒の露

    軽~い鉄道好きの私が乗り鉄の皆さんお馴染みの都市近郊大廻乗車の後に立ち寄ったお店です。<中満>~伊丹市宮ノ前~猪名野神社の鳥居前にあるお店です。創業は昭和6年(1931年)なので老舗と言ってもよさそうです。建物自体は新しいながら、景観にもちゃんと配慮されてます。<酒の露>可愛らしい大きさの酒饅頭。ほんのりとお酒のいい香りがします。滑らかなこしあんと、しっかりお酒の風味がする生地の相性がぴったり。さすがは酒どころ伊丹で長く愛される酒饅頭です。上品でなかなか美味しい!1個、90円(税込み)賞味期限は3日間。~おまけ~最後に大廻乗車(乗車区間:大阪~加古川~西脇市~谷川~伊丹)の旅の思い出を…JR加古川線の103系と125系特に西脇市から谷川間をトコトコ走る125系からの眺めは長閑で最高。汚れに汚れた?心が洗わ...226(兵庫)伊丹酒の露

  • 225(兵庫)神鍋 あん入りとち餅

    羽ばたくコウノトリを見て感動し、豊岡駅では今や貴重な列車(キハ47、103系)を撮影、さらに旧国分寺跡に建つ豊岡市立歴史博物館を見学するという、あまりメジャーではない旅の最後に立ち寄りました。<高砂屋製菓>~豊岡市日高町十戸~関西では馴染のスキー場、神鍋高原へと向かう国道482号線沿いにあるお店です。創業は昭和初期で現在3代目だと女将さんが教えてくれました。<とち餅>粒あん入りのとち餅。「山里」や「田舎」の素朴さが連想されるいかにもそれっぽい色味です。手に持った感じはツルツルスベスベ、中のあんこの塊感が伝わります。いざ口の中に入れてみると…とちの香ばしい香りと、いい意味の渋みとコクが感じられ、超あっさりの粒あんとベストマッチです。素朴なのに上品でめっちゃ美味しい!正直、買ったときは「ちょっと高いな」と思っ...225(兵庫)神鍋あん入りとち餅

  • 224(兵庫)豊岡 鹿まんじゅう

    豊岡と言えば、今は兵庫県北部の平凡な一地方都市にすぎませんが…実は色々凄いんです!①旧但馬(たじま)国の国府だった②文豪、志賀直哉の名作「城崎にて」の舞台、城崎温泉がある③特別天然記念物コウノトリの生息地④カバンストリートがある⑤玄武岩でおなじみの玄武洞がある⑥出石蕎麦で有名な出石城下町もあるさらには…鉄道ファンの方なら豊岡駅も外せません!まぁ、そんな余談はさて置き…本題の和菓子がこちら。<一柳堂>~豊岡市元町~豊岡駅から東北東へ1km強。カバンストリートやレトロな映画館豊岡劇場も近くです。で、お店自体もレトロないい感じ。ちなみに創業は日露戦争前年の明治36年(1903年)の老舗です。<鹿まんじゅう>可愛い鹿の焼き印が押されたカステラ饅頭です。サイズ感もちょうど京都新京極の銘菓ロンドン焼きに似ていますが、...224(兵庫)豊岡鹿まんじゅう

  • 223(滋賀)水口 七転八起

    東海道五十番目の宿場町、水口の和菓子第二弾です。<大彌>~甲賀市水口町三本柳~JR草津線、近江鉄道本線、信楽高原鉄道の3線が乗り入れる貴生川駅から杣川を渡って南西へ数百メートル。カフェか洋菓子店かというお洒落な外観の和菓子店ですが、創業は明治10年(1877年)という歴とした老舗。お見それしました…。若い店員さんが丁寧に商品の紹介をしてくれました。<七転八起>まずは見た目、パッケージに合わせて中身も達磨をイメージしたような形。粒あんを寒天と砂糖や水飴でコーティングした和菓子です。店員さんの勧めで購入したものの食べた時のシャリシャリ感が実は私の苦手なタイプのやつです…。で、実際に食べて見ると…砂糖等で固めた層が薄くサクサクした軽い食感。粒あんも甘さ控えめで上品です。これ結構イケます。1個、190円(税別)賞...223(滋賀)水口七転八起

  • 222(滋賀)水口 ひき山

    東海道50番目の宿場町、水口。京都祇園祭を思わせる豪華な曳山(ひきやま)があるなど、かつての繁栄が偲ばれます。<一味屋>~甲賀市水口町京町~東海道水口宿の中心にあるお店。創業は古く、江戸時代後期の文政年間(1818~1830年)。お店の前の道がまさに東海道。往時は行き交う旅人で賑わったことでしょう…ロマンを感じます…。<ひき山>曳山を模したパッケージが可愛い。捨てるのがちょっと惜しい…。曳山の車輪の形をした洋風饅頭。生地はやや硬めで、中はこしあん。個人的にはもう少し柔らかいのが好みです。150円(税別)賞味期限は2週間。<豆大福>柔らか~い羽二重餅に包まれたあんは適度に甘め。疲れた体に優しい、ちょっと懐かしい味で、美味しい。130円(税別)賞味期限は2日ほど。他にも草餅やいがまんじゅう、ういろなど色々あり...222(滋賀)水口ひき山

  • 221(石川)松任 あんころ餅

    金沢周辺旅の最後はこちら。加賀と言えば、あんころ餅。あんころ餅と言えば、このお店!<圓八>~白山市成町~旧北国街道、松任宿の西木戸跡近くにどど~んと聳える大きな建物。創業は江戸中期、元文2年(1737年)なんと300年近い老舗です。<あんころ餅>竹の皮で包まれた風情ある見た目。包みを開けるとあんこがベッタリ!たぶん江戸期から変わらぬスタイル。味で勝負!という感じ。今時の見た目重視のチャラチャラした和菓子とは一線を画す硬派さ。「和スイーツ?なんじゃそれ?」「甘味といえ!」って感じです。で、肝心のお味の方は…餅は柔らかスルスルと喉を通ります。実はちゃんと9等分されていて添えられた楊枝でスッと取れます。あんこはちょうどいい甘さで、歩き疲れた旅人にぴったりな感じ。ほんのり竹皮の香りが移って、いいアクセントになって...221(石川)松任あんころ餅

  • 220(石川)松任 桶和まんじゅう

    定番の金沢観光後、和菓子目当てで白山市の松任(まっとう)へ。意外と言っては失礼ながら…松任は歴史も和菓子も味わい深い。<おけ和>~白山市安田町~中世は松任城の城下町として、江戸初期に廃城された後は北國街道の宿場町として発展した松任。今でも雰囲気ありありの宿場町にしっくり馴染むこのお店。それもそのはず、文政2年(1819年)創業200年の老舗です。店内の味のある古いショーケースもいい感じで、地元で愛されてる感がビンビンします。(知らんけど…)ちなみに店前の道は北國街道ですが、千代尼通りとも呼ぶようです。<桶和まんじゅう>いわゆる黒糖まんじゅうなんですが、黒糖より際立つ焼き印の香ばしさ。こしあんは甘さ控えめであっさりなので、3つ4つはあっと言うまにペロリです。1個135円(税別)賞味期限は3日ほど。ところで、...220(石川)松任桶和まんじゅう

  • 219(石川)金沢 長生殿

    8月末に訪れた金沢。最高気温が36度超で、めっちゃ暑い!銘菓を買うためにウロウロと和菓子屋の本店探しをするのも限界…。(駅ビルなら楽に買えますが…)そういう訳で、金沢の和菓子は第三弾これがラストです。<森八>~金沢市大手町~国道159号線沿い、大樋美術館の斜め向かいにある、老舗和菓子店。それにしてもでかい…。創業は寛永2年(1625年)なのでなんとなんと…約400年の老舗。さすがは泣く子も黙る?加賀藩御用菓子司ですね。<長生殿>和三盆をもち米粉と水飴で練り固めて作ったいわゆる落雁(らくがん)。誇り高く「日本三銘菓の随一」と名乗るこちらの看板商品です。書道具入れというか、黒漆塗りの硯箱を思わせる綺麗な箱入り。6つ並んだ紅白の綺麗な落雁は書道界で珍重される高級な中国の墨(唐墨)を模して造られているそうです。見...219(石川)金沢長生殿

  • 218(石川)金沢 夢心

    218(石川)金沢夢心1泊2日の金沢旅、楽しかったです!新鮮な海鮮に金沢おでん、金沢カレー全部美味しかったな…。そして、魅力的な和菓子もいっぱい。そんな金沢の和菓子第2弾がこちら。<末広堂>~金沢市兼六元町~金沢城の石川門から北東方面に数分、国道159号線の味噌蔵町交差点近く。創業は明治21年(1889年)の老舗和菓子店です。<夢心>今回購入したのはこちら。パイ生地で包みアーモンドスライスが載せられた洋風まんじゅう。中身はあっさりした白あんです。生地がサクッと、バター味も香ばしい。賞味期限は3週間ほど。1個、220円(税込み)こちらのお店、砂糖を使わないきんつばが有名みたいです。次回はそれにします…。~おまけ~最後に旅の思い出を…金沢は見所たくさん。尾山神社神門はもっと違和感があるかなと思いきや、風景にし...218(石川)金沢夢心

  • 217(石川)金沢 金城巻

    通算21都府県目、初の石川県です!なんと言っても加賀百万石、美味しい和菓子がいっぱいです!そんな金沢の和菓子第1弾はこちら。<越山甘清堂>~金沢市尾張町~近江町市場のある武蔵交差点から東へ500メートルほど。国道159号線の尾張町交差点近くにある創業明治21年(1888年)の老舗和菓子店。本店は5階建てのレンガ調のビルで、敷地内にはカフェも併設されています。<金城巻>柔らかくしっとりとした焼皮を三角形に巻いてあんこを包んだ可愛らしい和菓子。生地には前田家の「梅鉢紋」の焼き印がドド~ンと押されています。加賀百万石らしく?見た目も上品です。定番の味は黒糖と伊予柑の2種類。まずは黒糖から実食。生地はあっさりしていますが、蜂蜜がほんのり効いて上品。こしあんは黒糖のコクが感じられます。あっさりした生地とやや甘めのあ...217(石川)金沢金城巻

  • 216(滋賀)信楽 うずくまる

    狸の焼き物で有名な日本六古窯の一つ信楽(しがらき)に行ってきました。そういえば、数年前にNHKの朝ドラ「スカーレット」の舞台でした。もちろん、ちょっとした焼き物も購入しましたが、甘いものも買いました。<紫香楽茶寮>~甲賀市信楽町長野~焼き物(狸だらけ)の大型販売店が立ち並ぶ国道307号線に面したお店。創業は昭和48年と比較的新しい。入り口の自動ドアが故障?節電?とにかく手動になっていました。2個入りを1つ買っただけですが、ベテランぽい店員さんが愛想良く対応してくれました。<うずくまる>巾着型の可愛らしい米粉の餅です。この形にするため、上のほうは餅が厚めです。餅に包まれた粒あんは、甘さ超控えめ。でもこのほうが小豆本来の味がします。たぶん日持ちの関係で、水分も控えめなので、好き嫌いがありそうです。個人的にはも...216(滋賀)信楽うずくまる

  • 215(兵庫)城崎 温泉まんじゅう

    鳥取に行く途中、城崎温泉駅で途中下車し、ちょこっと訪れました。<みなとや商店>~豊岡市城崎町湯島~江戸時代に旅館業として創業し、明治期に和菓子屋に転じたそうです。風情ある温泉街の中心、一乃湯のそばにあるお店です。<温泉まんじゅう>やっぱり温泉といえばこれでしょう。黒糖を使った皮で粒あんを包んだ王道の温泉饅頭です。皮は極薄でほんのり黒砂糖の味、粒あんの甘さは控えめで上品です。温泉地のお土産としては上々の味ではないでしょうか?賞味期限は15日間。4個入り、550円(税込み)城崎温泉はレトロでいい感じです。今回は時間の都合で温泉街の雰囲気を感じただけですが、次回はぜひ泊まりでゆっくり、まったり、しっぽりと…外湯めぐりでも楽しみたいものです。215(兵庫)城崎温泉まんじゅう

  • 214(鳥取)鳥取 亀甲もなか

    初の山陰地方、鳥取県の和菓子です。これで20都府県を達成です!鳥取の和菓子といえば…残念ながら予備知識がなく思いつかず。鳥取城見学後に城下町を歩いていて目に入ったのがこちらのお店。<亀甲や>~鳥取市片原町2丁目~創業は慶応4年(1868年)。江戸時代の最終年、幕末創業のお店。城下町の街角に溶け込んだようにある老舗和菓子店です。このさりげなさがいい感じです。<亀甲もなか>鳥取で和菓子といえば…地元では有名に違いありません。知らんけど…。見た目が亀の甲羅を思わせる六角形。なんか綺麗で、縁起が良さそう。皮はパリパリよりもややしっとり、粒あんの甘さはやや甘めこれぞ、王道のザ・もなかですね。賞味期限は15日間ほど。1個、140円(税込み)鳥取、池田藩32万石の城下町にふさわしい王道もなかです。~おまけ~鳥取の旅の画...214(鳥取)鳥取亀甲もなか

  • 213(岐阜)岐阜 登り鮎

    川湊として、美濃和紙の集散地として美濃国(現岐阜県)経済を担った川原町。今もレトロな観光地として人気ですが、そんな町にある老舗和菓子店です。<玉井屋本舗>~岐阜市湊町~創業は明治41年(1908年)。岐阜の銘菓、「登り鮎」発祥のお店。ふと、立ち寄りたくなる雰囲気です。<登り鮎>岐阜の和菓子、夏の和菓子といえば…この鮎菓子は外せません。蜂蜜の効いた甘さ控えめの生地餅よりも求肥よりもサラッとしたなにか…を優しく包んだ鮎菓子。なぜか見た目が涼しげです。賞味期限は10日間ほど。1個、150円(税別)夏の和菓子、岐阜名物としてやっぱり鮎菓子は必須ですね。213(岐阜)岐阜登り鮎

  • 212(岐阜)岐阜 雪たる満

    JR岐阜駅からバス通り長良橋通りを北へ2km、歩いて20分ぐらい。岐阜城の麓へ向かうちょうど中間点ぐらいでしょうか。大通りに面した老舗和菓子店です。<奈良屋本店>~岐阜市今小町~創業は天保元年(1830年)。岐阜でも指折りの老舗和菓子店ですが名前は奈良屋…きっと初代の方の所縁とかあるんでしょうね。<雪たる満>画像の右にあるのが雪たる満明治19年発売のだるま?雪だるま?の形をしたメレンゲ菓子。ほのかな甘さにサクサクの歯触り。口の中で溶ける上品なお菓子です。軽いので食べた気はしません。1個、86円(税込み)画像左、白鳥形の都鳥もあります。これは可愛い。持ち帰りの際、割れないよう細心の注意を払ったおかげで、可愛い姿をブログで紹介できました。良かった、良かった。212(岐阜)岐阜雪たる満

  • 211(滋賀)長浜 親玉饅頭

    羽柴秀吉が初めて城持ち大名として開き大いに繁栄した近江長浜の町。江戸時代は北国街道の宿場として栄え、今も観光地として賑わいます。そんな長浜で屈指の老舗和菓子店です。<親玉饅頭総本家>~長浜市元浜町~創業は天保年間(1830~43年)。長浜駅から北東へ徒歩5~6分。旧市街地の観光客が多い商店街にあるいかにも老舗感のあるお店です。以前、買ったことはありますが、当ブログには初登場。<親玉饅頭>近江長浜といえばこれ!親玉饅頭です!超薄皮の美味しい饅頭。こしあんの甘さはかなり控えめ。口に嫌な甘さが一切残らない上品さ。ヤバイ…これは3つ4ついけそう…。可愛らしいサイズで、見た目に親玉感はないけど、美味しさが由来のようです。「饅頭の親玉なり」と讃えられたとか。現代なら「キング・オブ・まんじゅう」ですが、これでは売れませ...211(滋賀)長浜親玉饅頭

  • 210(三重)伊勢 ういろ

    お伊勢参りの帰り道、外宮参拝後に訪れた伊勢の老舗和菓子店です。<虎屋の店構え>~伊勢市宮後~創業は大正元年(1912年)。伊勢神宮の外宮のお膝元、伊勢市駅の南口?からほぼ線路沿いに西へ数分。しんみち商店街の入り口にあります。外宮(豊受大神宮)と別宮の月夜見宮の参拝して清々しい気持ちで、駅へと向かう阪神ファンの私の目の前に突然虎のマークが!ムム…神のお告げか…。<虎ういろ>買ったのはもちろんこれ!めちゃくちゃもっちりした食感です。普通の?ういろうは米粉みたいですが、こちらは小麦。その違いかな?黒糖のコクも感じながらも甘さ控えめの上品な味。最後に口に残る爽やかな香り?味?はなんでしょうか…?賞味期限は2日間。1棹、450円(税込み)伊勢地方には名物和菓子が多いけど、阪神ファンのハートを鷲掴みにする店名、商品名...210(三重)伊勢ういろ

  • 209(三重)松阪 鶴の玉

    お伊勢参りの帰り道、お気に入りの松阪で和菓子屋巡りです。<たつみ堂の店構え>~松阪市本町~松阪城の大手口に向かう道と旧伊勢街道が交わる本町交差点近くのお店。周りに有名すき焼き店や観光スポットもある一等地です。創業は大正元年(1912年)。伊勢には老舗の和菓子店が多いので、なんとなく新しく感じます。<鶴の玉>白餡を生地で包んで焼き、しょうがの蜜をかけて焼いた饅頭。甘さは控えめで上品。外側がカリカリで独特の食感です。賞味期限は10日ほど。1個、108円(税込み)伊勢地方には名物の餅が多いけど、日持ちせず、土産には不向き。そんな時にこういう饅頭系があると助かります。やっぱり伊勢は和菓子天国です。209(三重)松阪鶴の玉

  • 208(三重)伊勢 太閤出世餅

    伊勢は内宮の入口、宇治橋前にある老舗餅店です。伊勢おかげ参りの旅人が一息入れた茶店が発祥だとか。<太閤餅の店構え>~伊勢市宇治今在家~創業は室町末期の永禄8年(1565年)。太閤秀吉に餅を献じたのが名前の由来。内宮前なのに神様に因んだ名前じゃなく秀吉というのが面白いですね。<太閤出世餅>小ぶりな焼き餅ですが、意外と噛み応えがあって、つぶあんの甘さも程良い。賞味期限は餅としては長めの4~5日。1個、100円(税込み)名前が通っていて、個包装してあって、多少の日持ちもして、値段も手頃。そして、もちろん美味しい。お土産にピッタリです。208(三重)伊勢太閤出世餅

  • 207(三重)松阪 さわ餅

    松阪駅の南出口から徒歩7~8分、旧伊勢街道の湊町交差点にある小じんまりしたお店です。街道沿いには城下町らしく、多くの和菓子屋さんが並んでいます。そういえば洋菓子店は見てないな…。<福徳餅の店構え>~松阪市湊町~古びたコンクリート製の建物。それでも創業は江戸後期の天保元年(1830年)という老舗餅店。旧伊勢街道に面する理由が分かります。店内に2つのテーブル席がありますが、地元のお年寄りで満席…。私のような観光客も来るのでしょうが、ご近所さんに愛されるお店のようです。これは美味しいに違いない…!<さわ餅>四角い餅であんを巻き込んだ、伊勢・志摩地方の伝統的な餅です。餅は柔らかいけど、しっかり噛み応えがあります。中のつぶあんは程良い甘さ。見た目は素朴ながら、結構上品な味で美味しいです。なお、賞味期限は当日のみ。1個、1...207(三重)松阪さわ餅

  • 206(三重)二見浦 御福餅

    二見浦(ふたみのうら)駅から夫婦石でお馴染みの二見玉輿神社へ向かう参道沿いのお店。いかにも伊勢の老舗餅店らしい風格ある立派なお店です。<御福餅本家>~伊勢市二見町茶屋~創業は江戸中期の元文3(1738)年という老舗餅店です。赤福餅はあちこちに支店がありますが、こちらのお店はここだけ…と思いきや、なんと!3年前…まさかの東京神楽坂に「マリアーヌ」なるおしゃれカフェをオープンしたそうです。<御福餅>ライバルの赤福餅は時々食べてますが、御福餅の方は小学校の修学旅行以来、うん十年ぶりです。餅は溶けるかと思うほど柔らかく、あんはやや甘めで小豆の味が感じます。いかにも手作り感のある見た目も味も赤福より素朴ですが、これはこれでご当地名物っぽくてなかなかいいです。お茶付き、2個220円(税込み)懐かしくて、美味しくて、大満足で...206(三重)二見浦御福餅

  • 205(京都)河原町四条 琥珀

    京都観光といえば祇園、四条界隈。そんな観光客でごった返す河原町四条の交差点付近にあるこちらのお店。<永楽屋の店構え>~京都市中京区河原町通四条~こんな一等地にあるからにはさぞかし老舗かと思いきや…創業は戦後間もない昭和21年(1946年)と意外に新しい…。きっと京都人に言わせれば新参者の分類でしょうね。それでも京都の街並みに相応しい好感の持てる店構えです。<琥珀>柚子を寒天で閉じ込めた上品な和菓子。シャリシャリ食感で甘さは控えめ、柚子がとても爽やかです。看板商品ながら、発売はなんと平成9年(1997年)と京都的には昨日今日の話!その割には有名です。(6包12本入り、税込み908円)縦にしても問題なく、持ち帰りやすい。京都のお土産にぴったりな一品です。205(京都)河原町四条琥珀

  • 204(京都)今出川堀川 京観世

    京都北山にある足利将軍家の菩提寺等持院の帰りにこちらのお店へ。昨年10月の頃…ちょっと懐かしいな。<鶴屋吉信の店構え>~京都市上京区今出川通堀川西入る~「柚餅」が有名で、百貨店でもよく見かける鶴屋吉信。さすがは有名店の本店、立派です。創業は江戸後期の享和3年(1803年)。200年超えの老舗です。町屋風店舗の奥が本社ビルのようです。<京観世>村雨の生地で粒あんを巻いた上品な京都らしい和菓子です。粒あんはもの凄~くあっさり。あえて残した小豆皮のシャリシャリ食感がいい感じです。賞味期限は20日ほど。京都の老舗プライスでややお高め。(税込み260円)上品で美味しいですが、村雨好きの泉州人としては、もうちょい村雨の存在感が欲しいかも…204(京都)今出川堀川京観世

  • 203(奈良)長谷寺 赤飯饅頭

    長谷寺参詣後3軒目はこちらのお店へ。ついついはしごしてしまいました…。<寳園堂の店構え>~桜井市大字初瀬~参道沿いながら、ひとつ角を曲がって門から数百メートル離れています。逆に言えばこれだけ門前町が栄えてる(栄えてた?)という証です。お店のおばあちゃんによると…長谷寺門前で一番古くから営業してる和菓子屋さんだそうです。<赤飯饅頭>ホカホカの饅頭生地で赤飯を包んだ珍しい饅頭。最後にパラパラと振りかけてくれる胡麻塩がいい仕事してます。そのおかげで?生地や赤飯がほんのり甘く感じます。賞味期限は…本日中かな?その場で食べたので関係ないけど…。(税込み150円)おやつのような、おにぎりのような…手が込んでるのに、素朴という不思議な饅頭でした。203(奈良)長谷寺赤飯饅頭

  • 202(奈良)長谷寺 とち餅

    長谷寺でありがた~い巨大観音菩薩像を拝んだ後に立ち寄りました。門前名物の草餅…あちこちに見える草餅の文字を見飽きた目に飛び込んできた「とち餅」の看板。思わず引き寄せられました。<花遊茶屋の店構え>~桜井市大字初瀬~長谷寺の山門を出て、参道に向かって歩けば絶対目に入るお店。お寺から最も近いお土産さんです。ふと見ると…店員さんが知人似!意外なきっかけでついつい購入してしまいました~!<とち餅>栃の実を練り込んだとち餅。餅はざらざらではなく…意外に滑らか。渋みも思いのほか少なく食べやすい。こしあんがやや甘めなのは渋み対策?素朴でなかなか美味しいです。賞味期限は翌日まで。(税込み120円)美味しい草餅に飽きたら、たまにはとち餅もありかも…。202(奈良)長谷寺とち餅

  • 201(奈良)長谷寺 草餅

    コロナ第6波前の昨年12月に訪問。近鉄電車の一日乗り放題きっぷで訪れた西国三十三箇所八番霊場、巨大観音菩薩で有名な長谷寺の参道にあるお店。<総本家寿屋の店構え>~桜井市大字初瀬~参道のあちこちで草餅が売られる中、お店自ら「六十余年の老舗」とか、「当店の草餅は国内でもトップレベルの味だと自負しております」という挑戦的な看板が目を引きます。「そこまで言うなら試してやろうか…」とあっさりお店の戦術にはまりました。<草餅>粘り気のあるもちもちのよもぎの餅を焼かずに半分に折り、甘さ控えめのつぶ餡を包んだ上品な草餅。ちょっと青みがかって画像が悪い…体に優しい添加物なしなので、賞味期限は明日まで。(税込み5個、500円)国内トップクラスかどうかは別にして確かに美味しい草餅です。ただ、個人的にはもうちょっとよもぎ感が強いほうが...201(奈良)長谷寺草餅

  • 200(三重)伊勢 赤福餅

    当ブログの200件目を飾るのは「い~せ~の♪めいぶ~つ♪あかふくもちはえ~じゃないか♪」のCMでお馴染みの赤福餅です!日本全国、特に東海・近畿の多くの方々に愛される伊勢の大名物です。<赤福の店構え>三重県伊勢市宇治中之切町内宮社前、おかげ横丁にある赤福本店。横丁でもひときわ賑わっています。創業は江戸中期の宝永4年(1707年)。軽く300年超えの老舗です。本店は明治時代の建物だそうです。内宮をお参りしたらここの店内で抹茶セットを頂くつもりでしたが、待ち時間がかなり長そうだったので、泣く泣く諦めて持ち帰りました。<赤福餅>滑らかで甘さ控えめのこしあんと柔らかな餅の組み合わせは安定の美味しさ。赤福餅の美しいシルエットは店裏を流れる五十鈴川の清流をイメージし、職人さんが指先で形づくるそうです。賞味期限は3日。お値段は...200(三重)伊勢赤福餅

  • 199(和歌山)高野山 やきもち

    高野山からの帰り道、花坂を通ったらやきもち屋さんは外せません。<掛商店の店構え>~伊都郡高野町花坂~高野山へ向かう国道480号線の花坂には焼き餅のお店が軒を連ねています。こちらは、国道からほんの少し横へと逸れた場所にあるお店。古民家のような建物で風情があります。ちなみに国道沿いにも矢立茶屋という同系列の店舗もあります。<やきもち>しっかり噛み応えは残しつつ、餅が凄く薄いので決して固くない絶妙の食感。素朴で美味しい餅です。あんこも甘さ控えめで、焼き加減も絶妙。これならいくつでも食べられそう…。<やきもちよもぎ>よもぎ味もほのかないい香りがして、これはこれで甲乙つけ難い美味しさ。(税込み120円)賞味期限は2日ほど。個人的に一番好きな焼き餅です。でも次回は、違う店のも買ってみよ…199(和歌山)高野山やきもち

  • 198(京都)七条堀川 松風

    西本願寺にお参りした後、ゆかりの和菓子を求め門前にあるこちらのお店へ。<亀屋陸奥の店構え>~京都市下京区堀川通七条上ル~「松風」で有名なお店です。なんと創業は室町時代中期に遡る応永28年(1421年)。それにしても立派な店構えです。<松風>例えるなら和風カステラでしょうか?いや、もっとギュッと詰まった感じ…白味噌で味をつけ、ケシの実を振りかけた上品なお菓子です。賞味期限は10日ほど。(税込み8枚入り650円)松風は信長と石山本願寺の合戦で兵糧代わりになったという逸話とこの上品さとのギャップ…本願寺との繋がり、歴史の長さを感じますね。198(京都)七条堀川松風

  • 197(京都)五条 みなづき

    三十三間堂にお参りした後、夏の京都の甘~い風物詩を求めてこちらのお店へ。<五建外良屋の店構え>~京都市東山区五条橋東2丁目~「ういろ」で有名なお店です。創業は江戸時代末期の安政年間(1855~1860年)。五条橋の東、国道1号線沿いにあり、場所柄ビルなのはやむを得ないけど、京都感がなくてちょっと残念…。<みなづき>ういろの上にたっぷりの小豆がのった涼しげな和菓子。ういろはモチモチで甘さあっさり。小豆の食感もいい感じです。(税込み1箱648円)画像の量だと160円分くらいかな?京都をはじめ関西では夏の風物詩。残り半年の無病息災を祈念して心していただきま~す!197(京都)五条みなづき

  • 196(京都)七条 大仏餅

    三十三間堂で千躰の千手観音を拝観。続いて七条駅近くで鶏塩ラーメンで満腹。となれば、あとは甘いもんでしょう!川端通りでギラギラ太陽に炙られながら汗だくで到着したのがこちらのお店。<甘春堂の店構え>~京都市東山区上堀詰町~京都らしい小粋なお店で、お店の方もとても丁寧です。創業は江戸時代最末期、幕府瓦解も近い慶応元年(1865年)。攘夷運動真っ只中ですから、たぶん諸藩の浪士や新選組が活躍していたでしょう。ちなみに七条甘春堂とは別の会社とか。私は知りませんでした。<大佛餅>「京大佛」と焼き印が押された小ぶりの大福餅。中の粒あんはちょうどいい甘さ。あっさり、かつ小ぶりなのでいくらでも食べられそう。賞味期限は3日間。(税込み130円)大仏餅はかつて方広寺門前の名物だった餅の流れを汲んでいるのでしょうか?また、なぜ大仏餅なの...196(京都)七条大仏餅

  • 195(三重)伊勢 二軒茶屋餅

    伊勢名物の赤福餅、そして先日紹介したへんば餅と並ぶ伊勢三大餅。お伊勢参りには欠かせない一品です。おはらい町で、お決まりの伊勢うどんでお腹を満たした後、甘いものを求めてこちらのお店へ。<角屋の店構え>~伊勢市神久6丁目~創業は安土桃山時代の天正年間(1573~1593年)。なんと400年超の歴史です。尾張・三河方面から来た参宮客は舟で伊勢湾を横切り、店裏の勢田川の船着場で上陸し、ここで着替えて一服したそうです。そんな昔の茶店感が色濃く残る店内にはイートインスペースが…というか、上がり框や腰掛けのほか、昔懐かしい応接間のような場所でも頂けます。<二軒茶屋餅>この角屋の傍には、かつてうどんとすしを商う湊屋というお店があったため、この地が二軒茶屋と呼ばれたことで、名前の由来だとか。うす皮のやわらかい餅に香ばしいきなこが...195(三重)伊勢二軒茶屋餅

  • 194(三重)伊勢 生姜糖

    小学校の修学旅行以来、数十年ぶりにお伊勢参りへ。当時は鳥居前のおはらい町もこんなに活気がなかった…気がする。あんまり覚えてないけど…。<岩戸屋の店構え>~伊勢市宇治今在家町~内宮の入口、宇治橋からわずか30秒ほどの好立地のお店。創業は明治43(1910年)と100年超の立派な老舗です。宇治橋前には1階にお土産を集めた物産店、2階が食堂という大型店舗も構えています。<生姜糖>生姜の絞り汁に砂糖水を加えて煮詰め、固めて作る渋い一品。元々は神宮に供える神饌であったため、剣型ですが、今回は老齢の両親へのお土産なので、一口大になったものをチョイス。昔は伊勢土産と言えば赤福と双璧なぐらいメジャーでしたが、最近はあまり目立ちません。久々に実食してみると、落雁ほどもさもさせず、口溶けも良し。これなら歯が悪い両親でも大丈夫。白は...194(三重)伊勢生姜糖

  • 193(三重)伊勢 へんば餅

    赤福餅、二軒茶屋餅と並ぶ伊勢三大餅。お伊勢参りゆかりの名物です。内宮の参詣後、住所を頼りにカーナビ任せで向かった先は鄙びた田園地帯。「ほんまにこっちでえぇの?」と不安になる頃、ようやく古い街道に出ると、その家並みに味のある立派な建物が出現しました。<へんばや商店の店構え>~伊勢市小俣町明野~創業は安永4年(1775年)と250年近い歴史のあるお店です。店先の一枚板の看板も老舗の風格。どうやら目の前の旧街道は伊勢街道のようです。昔はお伊勢参りでさぞや賑わったことでしょう。もちろん店内も渋い!ちなみに、おはらい町や伊勢市駅前、国道23号バイパス沿いにも支店があるようです。結構、手広く商ってるんですね。<へんば餅>茶屋の場所がお伊勢参りの旅人が乗ってきた馬を返し、宮川の渡し舟に乗り換える所であったことから「返馬餅」と...193(三重)伊勢へんば餅

  • 192(三重)伊賀上野 丁稚ようかん

    伊賀名物の丁稚ようかんです。丁稚ようかんといえば、江戸時代から明治、大正時代にかけて、京・大阪へ奉公に出ていた丁稚さんが郷里に土産として持ち帰った安価な羊羹がルーツとも言われています。ここ伊賀地方からもたくさんの人が丁稚や職人見習いなどで奉公に出ていたんでしょうね。<おおにしの店構え>~伊賀市上野中町~古い建物が残る伊賀上野の町並み、本町通りに面した味のある建物です。この場所に移ってからでも70~80年は経っているそうです。そういえば店内には巨大な木製?のレジがありました。恐らく昭和初期製だと、女将さんが教えてくれました。写真に取らせてもらえば良かった~。<丁稚ようかん>京都や近江八幡では主に蒸しようかんタイプですが、ここ伊賀地方では福井と同じく水ようかんタイプです。冷たく冷やして食べるのが最高です。ツルツルと...192(三重)伊賀上野丁稚ようかん

  • 191(三重)伊賀上野 釣月

    碁盤の目状に整備された伊賀上野の町並みは戦災に遭わなかったそうで、城下町の風情が良く残っています。<桔梗屋織居の店構え>~伊賀市上野東町~本町通りに面した綺麗で立派なお店。なんでも古い建物に耐震補強を施して極力旧材を使って改装したそうです。<釣月>松尾芭蕉が郷里、伊賀上野で起居した小庵「釣月軒」に因んだ名前とか。焼印を押した焼皮は、柔らかめのかた焼き…ビスケット…上手い表現が見つかりませんが、なんかそんな感じの生地です。挟まれたた粒あんに砂糖がまぶされキラキラしてます。甘さはほど良く上品です。賞味期限は2週間(税込み172円)侘びさびを感じるこの和菓子のジャンルはなんでしょうか?191(三重)伊賀上野釣月

  • 190(三重)伊賀上野 七兵衛団子

    上野の城下を東西に走る旧大和街道がコの字型に折れ曲がる場所に鎮座する上野天神宮。その東の四つ辻にあるお店。<いせやの店構え>~伊賀市上野新町~創業から100年以上ということは、大正以前創業の老舗です。おばあちゃんのお使いで来たという近所の女の子に店員さんが優しく対応していて、ほっこりしました。ここはきっといいお店です。私の勘を証明するかのように次々とお客さんが訪れていました。<七兵衛団子>素朴でしっかりした餅に醤油味と焼き目を付けたさっぱりとした素朴な団子。甘いみたらしも選べます。注文を受けてから炙ってあつあつを出してくれます。たった2本なのに…お手間かけます。(税込み1本100円)お菓子街道クーポン(5枚\650)1枚で団子2本と交換できます。これからも神様の前で長く商売を続けて欲しいお店でした。今度はみたら...190(三重)伊賀上野七兵衛団子

  • 189(三重)伊賀上野 忍者だんご

    伊賀と言えば、なんといっても忍者。世界的には…NINJYAかな?先の店で購入した「城下町お菓子街道」という5枚つづりのチケット(\650)で和菓子屋巡りです。<かぎや餅店の店構え>~伊賀市上野小玉町~古い建物が残る伊賀上野の町角に何気なく佇む餅屋さん。店内にはおかきや煎餅などが並び、懐かしい雰囲気です。80歳以上とお見受けするご主人に話しかけてみました。私:駄菓子屋みたいで懐かしいですね。ご主人:うちは餅屋です。私:あっ、そ、そうみたいですね。この店はいつ頃からやってますか?ご主人:350年私:す、凄いですね。ご主人:・・・私:このチケットで交換…して…。ご主人:・・・無言で一旦奥へ引っ込むと、大ぶりな団子をむんずと差し出されました。コミュニケーション失敗。「駄菓子屋」がNGだったかな…。<忍者だんご>団子とし...189(三重)伊賀上野忍者だんご

  • 188(三重)伊賀上野 きんつば

    藤堂高虎により整備された伊賀上野の町並みは城下町には珍しい碁盤目状に町割りされています。中でも東西に走る本町通り、二之町通り、三之町通りは商店が建ち並ぶ界隈だったそうです。<湖月堂の店構え>~伊賀市上野中町~本町通りに面した味のある建物です。なんでも「だんじりの映える景色大賞」にも選ばれたことがあるとか。築100年超と言う建物だけでなく、お店の方の対応もとても親切でした。暑い日だったからか、ちゃんと保冷材も付けてくれました。<きんつば>皮はもちもち、中身の粒あんは甘さ控えめで上品。小豆の皮がシャキシャキと歯切れのいい食感です。2~3個くらい軽くいけそうですが、1日限定100個の貴重な品なので、大事に1個ずつ食べました。ちなみに賞味期限は2日間。(税込み1個200円)上品で美味しいのですが…もうちょっと安ければ嬉...188(三重)伊賀上野きんつば

  • 187(和歌山)和歌山 まつば焼き

    このお店、過去に二度訪れながら、一度目は目当ての商品が売り切れ。二度目はお休みと、なかなか縁の無かったお店です。<松葉屋>~和歌山市吉田~JR和歌山駅から北西へ10分弱。柳通りに面した立派なお店です。創業は昭和37年と意外に新しいですが店構えも含め、やけに老舗感が漂います。これも江戸時代、紀州徳川家の城下町として栄えた町の底力でしょうか。<まつば焼き>松葉をかたどった焼き印が生地に刻印されています。甘さ控えめで究極に滑らかなこしあんをあっさりしたみかさ饅頭(どら焼き)の生地を半分に折って包んだ和菓子。舌触り、口当たり、後味、全てが上品。もう少し大きければ最高ですが…。賞味期限は2週間ほど。(1個\194税込み)城下町和歌山で、キラリと光る美味しい和菓子でした。187(和歌山)和歌山まつば焼き

  • 186(京都)天橋立 智恵の餅

    6年ぶり2度目の知恵の餅。8月の下旬に訪れました。ここ天橋立の智恵の文殊として有名な知恩寺門前には知恵の餅のお店が4店も並んでいるので、選び放題。もちろん前回の勘七茶屋とは別のお店をチョイスしました!<彦兵衛茶屋>~宮津市字文殊~創業は嘉暦年間?嘉応年間?古すぎてもはや良く分かりませんが、老舗なのは確かなようです。茶店なので店内の席でもいただけます。<智恵の餅>餅を並べてあんをたっぷり塗り付けたビジュアルが素朴でいい感じです。伊勢名物の赤福餅と比べると、餅はやや固めというか…噛み応えあり。こしあんは素朴で甘さ控えめです。正直覚えてないけど…6年前に訪れた訪れたお隣の勘七茶屋ともやっぱり違います。賞味期限は当日中。(9個入り\800)コロナ禍で天橋立も人が少ないけど、こういうお店にはいつまでも頑張って欲しいもので...186(京都)天橋立智恵の餅

  • 185(和歌山)新宮 天の川

    熊野三山のひとつ熊野速玉大社。その鳥居前に広がる静かな街並みにひっそりとたたずむお店?です。<松葉屋の店構え>~新宮市船町~熊野速玉大社から徒歩1~2分。どこからどう見ても完全に民家です。しかし、良~く見ると出格子窓の内側に下駄ぐらいの大きさの看板が…。秘密のお店のようで面白いですね。女将さんらしきおばあちゃんによると、創業から60年ほどだとか。<天の川>砂糖と寒天で小豆を固めた大納言琥珀。シャリシャリ食感と寒天のしっとり感、小豆本来の味が際立ちます。懐かしくて、とても上品な和菓子です。賞味期限は一週間ほど。(税込み6個入り650円)人目に立たずひっそりと、でも長くず~っと続いて欲しいお店です。185(和歌山)新宮天の川

  • 184(和歌山)新宮 鈴焼

    新宮の甘いもんと言えばこれ。香梅堂さんの鈴焼です。<香梅堂の店構え>~新宮市大橋通り三丁目~新宮駅から熊野速玉大社に向かって10分あまり。国道42号線に面した四階建てのビルながら1階は和風で老舗感より懐かしい感じの店構え。洒落たスイーツ店みたいじゃなくて、良かった…。創業は明治元年(1868年)と150年超えの老舗。もともとが煎餅店だったそうで、美味しそうな卵煎餅が並んでいます。<鈴焼>バターと卵の味が濃厚な懐かしい味の鈴カステラ。ちょっと卵煎餅みたいで美味しい。賞味期限は10日間ほど。(税込み20個入り325円)とにかく、随所に懐かしさを感じるお店です。そのせいか、次々と訪れるお客さんは私を含めおじさんばかり…。懐かしさに心惹かれるんでしょうね。184(和歌山)新宮鈴焼

  • 183(和歌山)串本 うすかわ饅頭

    南紀と言えばうすかわ饅頭。うすかわ饅頭といえばなんといってもこちらのお店は外せません。<儀平の店構え>~東牟婁郡串本町串本~串本駅から1~2分、国道42号線に沿って立つお店です。創業は明治26年(1893年)と120年以上地元で愛される老舗。串本に3店舗、その他になぜか鎌倉に1店舗あるようです。とにかく和歌山では超有名です。<うすかわ饅頭>串本町の名勝、橋杭岩をイメージした名物饅頭。その名の通り極めて薄く柔らかい生地と滑らかな舌触りのこしあんの組み合わせ。甘さは控えめを超え、淡いとさえ感じる上品さです。美味しくて2~3個…どころか2~3箱いけそうです。無添加なので賞味期限は3日間。(税込み6個入り850円)わざわざ串本で下車して買ったけど、うすかわ饅頭好きの私も大満足です。儀平さん…いい仕事してます…。183(和歌山)串本うすかわ饅頭

  • 182(滋賀)高島 雲平さん

    先日、琵琶湖西岸(白鬚神社~新旭水鳥観察センター~メタセコイヤ並木)をドライブした帰りに立ち寄りました。<とも栄の店構え>~高島市安曇川町田中~つい最近開店したかのような新しい建物で、まるで洋菓子店のよう。確かに洋菓子も売ってはいますが、メインはあくまで和菓子です。それでも創業は昭和7年と地元で長く愛されているお店です。<雲平さん>ご覧の通りのどらやき…いや、みかさ饅頭です。ふわふわ生地に甘さ控えめの粒あんの組み合わせで、軽~い食感。美味しくて2~3ついけそうです。ちなみに賞味期限は10日間ほど。(税込み1個162円)続いてこちらは、抹茶味のどら…みかさ饅頭です。生地にも抹茶が練り込まれています。抹茶味のあんは粒あんというよりも小豆入りという感じ。甘さ控えめで、最後に抹茶独特のほろ苦さを感じる上品な味。ノーマル...182(滋賀)高島雲平さん

  • 181(京都)新京極 ロンドン焼

    阪急京都線烏丸駅の9番出口を出て新京極通りを北へ数十メートル。錦天満宮より手前(南)にある可愛らしいお店です。<ロンドンヤの店構え>~京都市中京区中之町(新京極通)~創業は戦後まもなくと言うことは昭和20年台前半でしょうか?ガラス張りのスペースで、見た目にも可愛らしいロンドン焼が次々と焼き上がっていくのが見えます。<ロンドン焼>手芒豆の白あんをカステラ生地で包んだカステラ饅頭。滑らかで甘さ控えめなところが、なんとなく京都っぽい…?戦後間もない頃を想像すると…「ほんまハイカラで美味しいわ~」って感じだったでしょう。もちろん今でも美味しいです。そういえば、昔母親が何度か買ってきてくれたことを思い出しました。ちなみに賞味期限は3日間。(税込み1個55円)和洋折衷のハイカラ和菓子として、新京極の名物として、これからもず...181(京都)新京極ロンドン焼

  • 180(京都)祇園 志んこ

    先日、京都の祇園四条~東山界隈をブラついた際に立ち寄りました。<祇園饅頭の店構え>~京都市東山区四条大橋東詰~京阪本線祇園四条駅を降りてすぐ。京都南座の下にある売店みたいなこじんまりしたお店です。それでも創業は文政年間(1818~1830年)というから驚きます。さすがは京都です。<志んこ>米粉(真粉)で作られたところから名づけられた和菓子。江戸時代から京の都の人々におやつとして親しまれたんだそうです。まずはスタンダードな白。食感はモチモチかつ歯切れは滑らか。同様に米粉から作られるういろうに在りがちな粉っぽさはありません。ほのかな甘さが上品。続いて茶色い見た目のニッキ。こちらも甘さ控えめで、ニッキ独特の味が大人好み…これも美味しい。(税込み1個170円)たまたま目に入った売店のようなお店が文政年間創業とは…さすが...180(京都)祇園志んこ

  • 179(大阪)藤井寺 いちご大福

    観音霊場巡りで知られる西国三十三所第5番札所の葛井寺(ふじいでら)。その門前町として成立した藤井寺市は現在は大阪のベッドタウン。近鉄バッファローズの本拠地だった頃もありましたね…。今回はそんな新旧が融合した町らしい和菓子です。<吉乃屋の店構え>~藤井寺市北岡2丁目~近鉄南大阪線の藤井寺駅から北へ3~4分。創業は昭和42年(1967年)、堺大和高田線に面した綺麗なお店です。<いちご大福>こちらのイチオシはいちご大福です。いちごを包む白あんは上品であっさり。求肥も滑らかかつ最小限で、いちごの味を前面に押し出した感じ。いちごのジューシーさが抜群!もはやスイーツ感覚で、後味が爽やか。賞味期限は本日中。いちごは鮮度さが命です。(税別1個180円)いちご大福以外にもフルーツやチョコを使った和洋折衷なお菓子がたくさん。そのう...179(大阪)藤井寺いちご大福

  • 178(大阪)藤井寺 菅公梅

    道明寺天満宮近く和菓子屋さんです。<梅屋の店構え>~藤井寺市道明寺6丁目~近鉄南大阪線の土師ノ里から南へ6分、道明寺駅からも西へ同じく6分ほど。国道170号線(旧外環)に面したお店。創業は昭和28年(1953年)なんだそうです。<菅公梅>生地に山芋が練り込まれた薯蕷饅頭。天神さんの梅にちなんだネーミングながら、こしあんの中には大粒の栗の甘露煮がゴロリ。梅じゃないのね…。出来ればもう少ししっとり感が欲しいところですが、あっさりと上品です。(税込み1個220円)<玉手山>大坂夏の陣の道明寺の戦いで、豊臣方の後藤又兵衛が陣を敷いた小松山。その後、玉手山と改称されて遊園地、現在は都市公園として親しまれているそうで、その名に因んだ饅頭です。こちらも大粒の栗を白あんで包んだ要するに栗饅頭。やはり甘さは控えめです。(税込み1...178(大阪)藤井寺菅公梅

  • 177(京都)伏見 おせきもち

    先日訪れた京都伏見の和菓子です。創業は永禄年間(西暦1560年代)となんと450年を超える老舗です。<おせきもちの店構え>~京都市伏見区中島御所ノ内町~大阪から国道1号線(京阪国道)を北上し、城南宮の社前、国道沿いにあるのがこちらのお店。元は鳥羽街道沿いの茶屋でしたが、昭和7年の京阪国道敷設に合わせて現在地に移転したそうです。<おせきもち>江戸時代、おせきという器量良しの娘が笠の裏に並べ売ったあんころ餅が始まりという…見た目にも素朴なあんころ餅。甘さ控えめのこしあん、きめ細かく柔らかな餅が相性良し。普通の餅とよもぎの餅があります。特によもぎ餅は、よもぎの風味がしっかりしていて、奈良當麻名物の中将餅と似ています。どっちも美味しく甲乙つけ難い…。(税込み4個入り430円)賞味期限は当日中。先日食べた枚方の「くらわん...177(京都)伏見おせきもち

  • 176(大阪)枚方 あかつき

    京都と大坂を結ぶ旧京街道の宿場町、枚方宿を代表する和菓子です。先日、散策した際に購入しました。<呼人堂の店構え>~枚方市岡本町~枚方市駅から京街道を西へ1~2分。創業110年余り、明治時代の終わりから長く営業されています。<あかつき>まず見た目、生地表面のツルツル感は私の感覚では、どら焼きというよりもみかさ饅頭です。粒あんは小豆感がしっかり残っていて、甘さは程良い感じ。(税別1個130円)<梅あかつき>ノーマル版と見た目一緒なので、半分に切ってみました。中には種あり梅が一粒まるまる入っています。粒あん自体はノーマル版と同じですが、ブランデーに漬け込んだと思われる梅の爽やかな酸味がアクセントとなっていい感じです。(税別1個200円)賞味期限はいずれも2週間ほど。こういう宿場町や城下町、門前町には美味しい和菓子がセ...176(大阪)枚方あかつき

  • 175(大阪)枚方 くらわんか餅

    江戸時代、京都の伏見と大坂八軒家を結ぶ淀川水運には大小様々な舟が行き交っていたそうです。江戸時代の枚方辺りでは、旅人が乗る三十石船に小舟で近づき食べ物を売り込む「くらわんか舟」が名物だったそうです。「餅喰らわんか!酒喰らわんか!」と賑やかに売り込む様子は十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に描かれるほど。<巴堂の店構え>~枚方市伊加賀北町~ひらパーでお馴染みの枚方公園駅から南へ2~3分。くらわんか餅自体には長い歴史がありますが、こじんまりとしたこちらのお店は開店からまだ20年ほどだとか。<くらわんか餅>こしあんと抹茶あんの2種類です。まずは、王道のこしあん。見た目が似ている伊勢名物の●福餅と比較してみましょう。あんこは甘さ控えめですが、滑らかさでは●福に一日の長あり。餅も少~しだけ固めでしょうか。全体的にはとても良く...175(大阪)枚方くらわんか餅

  • 174(奈良)奈良 わらび餅

    古都奈良で懐かしのわらび餅で有名なお店です。<千壽庵吉宗の店構え>~奈良市押上町~創業は昭和11年(1936年)。古都奈良にあっては新しい部類かも。店内には広い座敷の茶寮もあるので、夏は座敷でかき氷も粋ですね。<生わらび餅>プルルンと弾力のあるわらび餅はしっとり滑らかな食感。ほのかな甘さが上品です。付属のきな粉をまぶしてどうぞ。(税込み6切れ入り650円)そう言えば、紹介した奈良の和菓子屋さんもいつのまにか30件に到達。私が大好きな奈良はなんといっても1300年の長い歴史ある町なので、美味しい和菓子がいっぱい。今後も紹介していきまっせ~!174(奈良)奈良わらび餅

  • 173(大阪)天王寺 くらだし

    JR環状線桃谷駅より西へ約5分。以前から狙っていたお店です。<本松葉屋の店構え>~大阪市天王寺区真法院町~創業は昭和2年(1927年)。昭和も初期ともなると、90年も前のことになるんですね。それほど広くはないものの、店内も老舗らしい落ち着いた雰囲気。<くらだし>卵の味が濃厚なスポンジ生地はこのままカスタードクリームを包んでも間違いなく美味しいと思えるレベル。そんなハイレベルの生地に包まれた粒あんは甘さ控えめでとても上品。これは数ある和洋折衷の和菓子の中でもかなり上位の美味しさです。(税別140円)これまでに大阪の和菓子は30以上紹介してきたけど、まだまだ美味しい和菓子がいっぱいあります。これからもボチボチ紹介していきます!173(大阪)天王寺くらだし

  • 172(広島)福山 柚餅

    当ブログ初の広島の和菓子。これで19都府県目達成で~す!福山市は広島の最東端、岡山県寄りに位置する城下町。水野勝成が築いた福山城が駅前に威容を誇る広島第二の都市。そんな福山の名物和菓子が柚餅です。<大和屋本店の店構え>~福山市宝町6~福山駅から西へ数百メートル。創業は明治5年(1872年)の老舗。この日は平日の午前中ということもあって周囲に人通りは少ない…。<柚餅>見た目はゼリーのような綺麗な色。固さはちょうど練り羊羹のような感じ。味は意外と甘めなので、もうちょっと柚子の爽やか感があっても良いかも。賞味期限は余裕の一ヶ月。(税別800円)ちなみに、今回の福山は青春18きっぷで岡山を訪れた際のおまけ。今度は広島市の和菓子を買いたいな…。172(広島)福山柚餅

  • 171(岡山)倉敷 むらすずめ

    倉敷と言えば美観地区ですが…先日、青春18きっぷで福山から~岡山へと移動する際にコレを買いたさに倉敷で途中下車。購入後すぐ次の電車に飛び乗ったので、倉敷らしい風景は目にしませんでした。<橘香堂の店構え>~倉敷市阿知2丁目~倉敷駅から駅前の元町通りを南へ数百メートル。美観地区の少し手前にある5階建て?のシュッとしたビル。創業は明治10年(1877年)の老舗です。<むらすずめ>ふわっとしたクレープ状の生地に程良い甘さの粒あんがベストマッチ。これは間違いない!賞味期限は一週間。(税込み4個入り650円)美味すぎてどんどん食べてしまう…。もっと買えば良かったな。そして、やっぱり美観地区にも行けば良かったかも…。171(岡山)倉敷むらすずめ

  • 170(岡山)岡山 むかし吉備団子

    も~もたろさん、ももたろさん♪おこしにつけた、きびだんご、ひとつわたしにくださいな♪でお馴染みの「きびだんご」。知らない日本人は居ないんじゃないでしょうか?<廣榮堂の店構え>~岡山市中区中納言町~岡山駅からは南東へ2キロぐらい。路面電車の岡電東山線、中納言停留所前にあるお店。創業は安政3年(1856年)という文句のつけようがない老舗です。でも本店店舗はこの通り、建て替え中。すぐ近くの仮店舗で営業中です。<むかし吉備団子>最近のスタンダードなきびだんごは実は黍(きび)が入っていないそうですが、これはちゃんと黍が入っているんです。これぞ本物のきびだんご!とはいえ、見た目には全く区別がつきません。スタンダードなのと比べると食感はほんの少~しだけ固め。言われなければ食べても黍が入っているかどうかも全く分かりません。甘さ...170(岡山)岡山むかし吉備団子

  • 169(岡山)岡山 大手饅頭

    さて、今回は備前、岡山を代表する和菓子です。なんでも、日本三大饅頭の一つなんだそうですが、誰が決めたんでしょうか?<伊部屋の店構え>~岡山市北区京橋町~岡山城から旭川沿いに南へ徒歩10分。路面電車の岡電東山線沿いにあるお店。店頭の唐破風が目を引くいかにも歴史がありそうなお店。創業はなんと天保8年(1837年)と180年の歴史を誇る老舗です。<大手饅頭>池田の殿さまの茶会にも供されていたという一品。岡山の和菓子といえば、県民以外ならきびだんごを思い浮かべますが、県民は大手まんじゅうだそうです。まさに岡山を代表する和菓子です。画像でご覧の通り、皮は申し訳程度で、超薄いというより、あんこ丸見えのシースルー状態。肝心の味の方は、滑らかなこしあんは意外と甘いけど、美味しい。濃~いお茶と合いそうです。賞味期限は一週間。(税...169(岡山)岡山大手饅頭

  • (岡山)岡山 不老餅

    さてさて、5年ぶりに岡山の和菓子の紹介です。その時は旧美作国の津山の和菓子でしたが、今回は旧備前国の岡山。岡山と言えば池田氏31万石の城下町、和菓子が美味しいに違いありません!<翁軒の店構え>~岡山市北区表町3丁目~岡山駅から歩いて10~15分の表町商店街にあるいかにも歴史があり気な落ち着いたお店。それもそのはず、創業は明治22年(1889年)と130年の老舗です。上品な年配の女将さんが親切に応対してくれました。<不老餅>岡山の和菓子といえば、県民以外なら誰しもきびだんごを思い浮かべますが、この不老餅も有名です。丁寧に一つ一つ包まれた上品な外見が目を引きます。餅粉で出来ているのとは思えない、メレンゲの様にフワフワした不思議な食感の餅菓子。胡桃もいいアクセントになっています。甘さ控えめの上品な味です。フワフワ食感...168(岡山)岡山不老餅

  • 167(京都)八幡 田舎ぼたもち

    前から気になっていた国道1号線の洞ヶ峠付近の茅葺屋根の茶店風のお店。先日、天王山、勝竜寺城を訪れた帰りにようやく訪れました。洞ヶ峠と言えば、山崎の戦いの際、光秀の寄騎大名の筒井順慶が日和見を決め込んだ場所として有名ですからね。(史実は違うらしいです。)<洞ヶ峠茶屋の店構え>~八幡市八幡柿ケ谷~郊外型の店舗が軒を並べる国道1号線で茅葺屋根が異彩を放ちます。創業は昭和25年(1950年)。メインは蕎麦や丼ものを出す食事処のようですが、ぼたもちも有名です。<田舎ぼたもち>名物のいなかぼたもちです。なんといってもこの大きさ。コンビニおにぎりの1.5~2倍くらいあるでしょうか。もちろん、粒あんの量も半端ない!いつものお皿に載せて撮影すると、写るのは、ほぼあんこのみ。味の方も間違いない。確かに甘いけど、意外としつこくない。...167(京都)八幡田舎ぼたもち

  • 166(大阪)十三 みたらし団子

    久々のブログ更新です。そういうことで、今回は十三名物、いや大阪名物のあれです。あれ…。<喜八洲総本舗の店構え>~大阪市淀川区十三本町~阪急十三駅の西口から出るとそこは…いきなり商店街の真っただ中。そんな人通りの多い駅前にど~んと掲げた金看板のお店。大阪臭プンプンです。試しに裏手に回ってみると落ち着いたなまこ壁と「酒饅頭五代目家元」の石碑がありました。ただ創業は昭和23年(1948年)と意外に新しい。まぁ、古けりゃいいってもんじゃないですよね。<みたらし団子>大阪人でこれを知らない人はいない?有名なみたらし団子です。ところが、久々に食べてみると…弾力があるというか、堅めで粉っぽい。蜜は甘さ抑えめと言うか、やや水臭い。あれ?喜八洲ってこんなんでしたっけ?でも焦げ目の香ばしさは中々でした。(税込み1本98円)<酒饅頭...166(大阪)十三みたらし団子

  • 165(滋賀)近江八幡 ういろ

    ういろうと言えば…当ブログで以前紹介した名古屋や小田原が有名ですが、滋賀県の湖東地域(近江八幡、彦根など)も負けていません!そういうことで、今回は近江八幡市のこちらのお店を訪問しました。<紙平老舗の店構え>~近江八幡市本町3丁目~近江八幡を代表する新町…にある市立郷土資料館から南西へ200Mほど。創業は和菓子が安永年間(1772~81年)、紙屋として始まった屋号は400年超という文句なしの老舗です。<ういろ>名前は「ういろう」ではなく「ういろ」。この辺り、本家といわれる小田原の某店に遠慮したのでしょうか?2切れ入りパック(税込み\210)と試しに買いやすいお値段です。さて、まずは「白ういろ」を実食。食感はベチャベチャせず、粉っぽくなく、ほど良くしっとり。甘さも安っぽくなく、控えめな甘さ。米の味が感じられる気がす...165(滋賀)近江八幡ういろ

  • 164(滋賀)近江八幡 でっち羊羹

    今回は近江八幡名物の丁稚羊羹です。ヨッ!待ってました~!<和た与の店構え>~近江八幡市玉木町2丁目~創業は江戸末期の文久3年(1863年)。丁稚羊羹が有名な老舗です。丁稚羊羹と言えば、当ブログで以前紹介した大阪府能勢町の水羊羹タイプ、兵庫県明石市の水羊羹と練羊羹の中間タイプ、そして、これはそのどちらともタイプが違う蒸し羊羹タイプ。私の持つ丁稚羊羹のイメージは正にこれ!<でっち羊羹>お皿に載せたのは1/2切れ。殺菌効果のある竹の皮で包まれたこの形、高級感とはほど遠いこのペラペラ感…。小麦粉と小豆を練って蒸した中身には竹の皮の縞模様がくっきりと残ります。ThisisDECCHIYOKAN!弾力は皆無で餡の塊のような素朴な食感。しかし、甘さはごく控えめで竹皮の香りがほのかに香る上品さ。凄く地味で素朴な味ですが、なんと...164(滋賀)近江八幡でっち羊羹

  • 163(滋賀)安土 負けずの鍔

    信長の安土城で有名な旧蒲生郡安土町。残念ながら2010年に町村合併で近江八幡市に併合されたそうです。そんな旧安土町で有名な和菓子のお店へはオートバイでの湖東ツーリングの際に立ち寄りました。<万吾楼の店構え>~近江八幡市安土町常楽寺~JR琵琶湖線安土駅前に聳え立つお店。創業が明治43年(1910年)という老舗和菓子店です。その威容は幻の安土城天守を思わせる?そんなわけないか…。<負けずの鍔>まずなんといってもこの意匠。信長の愛刀の鍔『まけずの鍔』を象った2色あん入り最中。名前の縁起の良さから縁起物として、受験生にも大人気だとか。最中の皮は程良く馴染んで私好み。中身は小豆の粒餡とうぐいす餡?甘さは思いのほか甘めですが、受験生の勉強で疲れた頭にはちょうどいいかも。(税込み\150)信長ゆかりの旧安土町で、これからもず...163(滋賀)安土負けずの鍔

  • 162(滋賀)野洲 しのはら餅

    先日、湖東ツーリングに出掛けた際、近江八幡から草津への道すがら立ち寄りました。<梅元老舗の店構え>~野洲市野洲~国道8号線、県道2号線どちらからも大きく外れた辺鄙な所にあるように感じますが、実はお店の前を通る道は旧中山道。近くには背くらべ地蔵や行事神社もあり元々は野洲でも指折りの繁華な場所だったようです。小洒落た建物ですが、創業は明治18年(1885年)という老舗です。<しのはら餅>羽二重餅にきな粉をまぶした餅。この辺りは近江米が有名で、鏡餅の発祥の地ともいわれ、「餅の宮」と呼ばれる篠原神社にちなんで名付けたようです。(税別\130)羽二重餅はとことん柔らかく、口の中で溶けるので、歯がなくても大丈夫かも。きな粉の香ばしさとに黒糖がアクセントになっている感じです。賞味期限は20日ほど。「餅の宮」篠原神社や国宝本殿...162(滋賀)野洲しのはら餅

  • 161(滋賀)草津 うばがもち

    近江草津の名物と言えば「うばがもち」。当ブログでもこれは避けては通れません!先日、バイクツーリングで湖東を訪れた際に立ち寄ってきました。<うばがもちやの店構え>~草津市追分一丁目~1号線の国道大路交差点にあるお店。創業は永禄年間(1558~69年)というから、非常に長い歴史があります。ただし、お店は時代の流れか広い駐車場のあるドライブインのような造りです。このあたり、勝手にちょっとがっかり。店内は喫茶スペースと販売スペースが明確に分かれています。店員さんはとても愛想が良かったです。<うばがもち>同封の由来書きによると、織田信長に滅ぼされた近江源氏の佐々木義賢の三歳の曾孫の養育のため、乳母が売り出したのが始めとか。安藤広重、葛飾北斎が浮世絵に描いたり、近松門左衛門が浄瑠璃に取り上げたことでさらに名物となったそうで...161(滋賀)草津うばがもち

  • 160(岐阜)高山 草饅頭

    久々も久々…、半年ぶりのブログ更新です。昨日、今日と一泊二日で岐阜県の高山市へ行ってきました。小京都と呼ばれる飛騨高山には、多くの老舗和菓子店がありそうですが、スケジュールの都合で唯一こちらのお店を訪問できました。<とらや老舗の店構え>~高山市上二之町~高山陣屋前から宮川を渡り、2本目の通りを北へ約200Mぐらいにあるお店。創業は江戸末期の天保元年(1830年)と180年以上の歴史があるそうです。歴史ある高山の町並みに相応しい、いかにも老舗らしい店構え。その意外とこじんまりした店内には次々とお客さんが訪れていました。<草饅頭>草饅頭の他にも色々とバラ売りやセットがありますが、初回なので王道の草まんじゅうを購入しました。賞味期限は4日程だそうです。(税込み6個\777)まず見た目ですが…こんなに濃い~緑色は初めて...160(岐阜)高山草饅頭

  • 159(大阪)天王寺 甘納豆

    最近、甘納豆って見かけませんよね?先日、父親の誕生日に箱入りの甘納豆を購入しようと思ったら…あれ?ない、ない、ない、売ってない!結局、梅田大丸の銀座鈴屋で購入。どうせなら大阪の甘納豆屋で買いたい…ということで、平日の休みを利用してこちらのお店に行ってきました。<青山甘納豆の店構え>~大阪市天王寺区北河堀~四天王寺の南門から南へ200~300メートル。庚申堂の東側にあるお店。創業は大正13年(1924年)と100年を超える老舗です。店内に入ると、ご主人と女将さん?が仲良く接客してくれました。ちなみにこちら平日の9~17時の営業なので、一般のサラリーマンには少々訪れにくい…<甘納豆>こちらで売られている小袋入りの甘納豆は小豆、斗六、青豌、金時の4種類に加えて、これら4種が入った「お好み」。初めてなので、今回は無難に...159(大阪)天王寺甘納豆

  • 158(愛知)名古屋 うす皮饅頭

    愛知県の和菓子第3弾です。名古屋にはういろう以外にも美味しい和菓子が色々あって、これもその一つ。<山本屋の店構え>~名古屋市中区栄1丁目~地下鉄東山線伏見駅から御園通りを南へ200~300M。大衆食堂のような外観に、店内もタイル張りの床に使い込まれたショーケースは木枠と、昔懐かしい雰囲気です。創業80年余りということなので、昭和初期でしょうか。<うす皮饅頭>小豆の食感を残した、たっぷりの粒あんをごく薄の皮で包んだこれぞ薄皮饅頭。あんは甘さ控えめの上品さ、うす皮は見た目を良い意味で裏切るモチモチ感。しかも、徳川家康公に献上されたという塩瀬総本家の本饅頭(\432)と同じタイプながら、圧倒的にお手頃な庶民派価格。(税込み\130)これはなかなかいい。強いて弱点を挙げるなら、持ち帰りが難しいのでお土産には向かないとこ...158(愛知)名古屋うす皮饅頭

  • 157(愛知)名古屋 ういろ

    愛知県の和菓子第2弾は、名古屋の代表銘菓ういろうの紹介です。名古屋には青柳総本家、大須ういろ、餅文屋総本店など、ういろうを扱うお店が数多くあります。<雀おどり總本店の店構え>~名古屋市中区栄3丁目~地下鉄名城線の矢場町駅から東へ徒歩2~3分。道幅の広い大津通りに面し、目の前に松坂屋やパルコもある繁華街のお店。創業は江戸末期の安政3年(1856年)と150年超の老舗です。店内には飲食スペースもあって、甘味だけでなく、おむすび定食やお茶漬けなどの食事メニューもあります。<ういろ>今回は黒糖味をチョイス。適度なもちもち感があり、黒糖特有のコクは残しつつ、甘味は控えめで上品。派手さはないけど、老舗の安定感あり?なお、賞味期限は1週間ほど。(税別\360/半棹)さすがは老舗の心遣い…。店頭でういろを買ったら、お茶と一口う...157(愛知)名古屋ういろ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、和菓子の国の人だからさんをフォローしませんか?

ハンドル名
和菓子の国の人だからさん
ブログタイトル
和菓子の国の人だから
フォロー
和菓子の国の人だから

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用