たまご さん プロフィール

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たまごさん: 幸町IVFクリニック院長と培養士のIVFこぼれ話
ハンドル名たまご さん
ブログタイトル幸町IVFクリニック院長と培養士のIVFこぼれ話
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/saiwaicho_ivf-tamago/
サイト紹介文幸町IVFクリニックの院長と培養士が、医療者の立場から体外受精の正しい情報を発信します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2017/07/09 16:01

たまご さんのブログ記事

  • 着床率向上の秘策?ー子宮内膜スクラッチ法ー
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。子宮内膜を傷つけて着床率を上げる子宮内膜スクラッチ法というのをご存知ですか?子宮内膜を傷つけるとなぜ着床率が上がるのか不思議ですよね〜。着床率が上がる機序はまだはっきりとは解明されていませんが、着床不全対策としてすっかり定番の方法となりつつあります。子宮内膜スクラッチ法のランダム化比較試験もたくさん発表されています。今回紹介するのは、いくつものランダム化比較試験を [続きを読む]
  • 体外受精児の学業成績
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。体外受精児と自然妊娠児の学業成績を比較した論文を紹介します。8月に発表されたばかりの論文です。Norrman, E., et al. (2018). "School performance in singletons born after assisted reproductive technology." Hum Reprod. 1985年〜2001年、スウェーデンにて、体外受精の結果生まれた8,323人、自然妊娠によって生まれた1,499,667人の学業成績を比較した後ろ向き研究です。主要評価項目は、 [続きを読む]
  • 培養液のメーカーが9歳時の発育に影響
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。私が体外受精の診療に携わるようになった1990年ごろ、体外受精に用いる培養液は、自分たちで成分から作成していました。今はそんな手間の掛かることをしなくても、良質な培養液がいくつものメーカーから販売されています。各メーカーは、独自の組成の培養液を開発し、その特色をセールスポイントとして販売しています。我々クリニックは、何種類もある培養液のそれぞれの特色や組成をよく検討し [続きを読む]
  • 男も妊活下着で勝負!
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回は、男性の下着のタイプと妊娠力の関連についてです。以前より、ボクサータイプの下着の方が精巣の温度が下がるので、精子形成に有利と言われてきました。それを実際に検証した論文を紹介します。今月発表されたばかりの最新の論文です。Minguez-Alarcon, L., et al. (2018). "Type of underwear worn and markers of testicular function among men attending a fertility center." Hum R [続きを読む]
  • 内膜症性囊胞の手術は慎重に
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。前回の記事にて、卵巣に内膜症性囊胞があると卵巣予備能が低下するという話をしました。だったら、手術して卵巣内膜症性囊胞を取っちゃおうと考えている方いらっしゃいませんか?ちょっと待って下さい。慌てて手術をする前に、今回紹介する論文を読んでみてください。Alborzi, S., et al. (2014). "The impact of laparoscopic cystectomy on ovarian reserve in patients with unilateral and [続きを読む]
  • 卵巣に内膜症がある方は早めの妊活を!
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、卵巣内膜症性囊胞と卵巣予備能の関係についてです
    。早速、7月に発表されたばかりの論文を紹介します。卵巣に内膜症性囊胞があると指摘されてい
    る女性とっては、かなり衝撃的な内容です。Kasapoglu, I., et al. (2018). "Endometrioma-related reduction in o
    varian reserve (ERROR): a prospective longitudinal study." Fertil Steril 110(1): 122-127.卵巣に内膜症性囊胞がある
    女性40 [続きを読む]
  • 38歳未満の低反応卵巣
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。またまた低反応卵巣の話です。同じ低反応卵巣でも、年齢が若い方と年齢が高い方では、卵子の質が異なってきます。低反応卵巣というのは、卵子の数(量)の問題で、卵子の質は別の問題です。卵子の質に関しては、実年齢が指標として優れています。【過去の参考記事】AMH=卵巣年齢って本当?40代だけどAMHが高いからまだ大丈夫?38歳未満の低反応卵巣の女性の卵子の質について検証した論文を紹 [続きを読む]
  • 低反応卵巣症例の生児獲得率
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回も低反応卵巣の話です。低反応卵巣の定義については、前回の記事を参照してください。この低反応卵巣の定義に当てはまる方が最も気になるのが、妊娠の見込み、治療の見通しだと思います。少しシビアな内容の論文ですが、紹介しておきます。6月に発表されたばかりの論文です。Xu, B., et al. (2018). "Cumulative live birth rates in more than 3,000 patients with poor ovarian response [続きを読む]
  • 低反応卵巣の卵巣刺激法
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回は、低反応卵巣と診断された女性に対する卵巣刺激法の話です。低反応卵巣の定義として有名なのが、Bolognaクライテリアです。正確を期すために原文も載せておきます。At least two of the following three features must be present: 以下の3つの特徴の内、少なくとも2つが存在すること(i) Advanced maternal age (?40 years) or any other risk factor for POR; 女性が40歳以上または [続きを読む]
  • 慢性子宮内膜炎による着床不全
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、慢性子宮内膜炎の話です。着床不全の原因には、いろいろとありますが、そのひとつとして慢性子宮内膜炎が、最近注目を集めています。診断方法は、子宮鏡検査、病理組織検査、培養検査などがありますが、ゴールドスタンダードは、病理組織検査です。子宮内膜生検を行い、病理検査に提出します。病理検査では、免疫染色という方法で、炎症細胞のひとつである形質細胞を診断します。今月発 [続きを読む]
  • レスベラトロールで卵の質改善
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、レスベラトロールの話です。レスベラトロールとは、赤ワインに含まれているポリフェノールの1種で、強力な抗酸化作用があります。長寿遺伝子と言われているサーチュイン遺伝子を活性化させる可能性が報告されています。他にも、脂質・糖代謝の改善、認知症予防、抗癌作用などが期待されています。不妊治療への応用も検討されています。5月に発表されたばかりの論文です。Liu, M. J., et [続きを読む]
  • 禁欲期間って何?
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、ご主人の禁欲期間の話です。体外受精や顕微授精の治療周期に入ると、「ご主人の禁欲期間を調節してください。」という話がでます。我々は普段当たり前のように使っている表現なのですが、患者さんの中には「ご主人の禁欲期間」と言われても何のことかわからない方がいらっしゃいます。ご主人の禁欲期間とは、射精から次の射精までの期間を指します。WHOのガイドラインでは、この期間を2- [続きを読む]
  • ネットより運動
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。これまで、食事、睡眠を取り上げてきましたが、運動も忘れ
    てはいけません。今回は、運動の話をしましょう。早速、今年4月に発表されたばかりの論文を紹
    介します。Russo, L. M., et al. (2018). "A prospective study of physical activity and fecundability in women with a histor
    y of pregnancy loss." Hum Reprod.流産歴1-2回、年齢18-40歳の健康な女性1214人を対象とした研究です。
    (妊娠と [続きを読む]
  • レスキューICSI
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、レスキューICSIの話題です。「レスキューICSIって何?」という方のために少し説明しておきます。通常の体外受精(媒精)を行った場合、受精の確認を採卵日の翌日朝に行います。この段階で未受精だと、卵子はそのまま廃棄になってしまいます。ところが、この廃棄になってしまう卵子の中には、顕微授精をやれば救える卵子が含まれています。そのような卵子を救う顕微授精ということで、レ [続きを読む]
  • 果物とファストフード
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、食生活と妊娠のしやすさについてです。不妊クリニックで食生活など生活習慣に注意するように言われても、何をどうすればいいのかわからない方が多いと思います。その答えとまではいきませんが、参考になる論文が発表されています。今月発表されたばかりの最新の論文です。Grieger, J. A., et al. (2018). "Pre-pregnancy fast food and fruit intake is associated with time to pregnan [続きを読む]
  • イノシトールで卵の質改善
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。早速ですが、「イノシトール」というサプリ、聞いたことありますか?あまりなじみの無いサプリかも知れませんが、不妊治療にとっても役立つのです。イノシトールとは、ブドウ糖から生合成される糖アルコールの一種です。かつては、ビタミンB群に属すると考えられてきましたが、研究が進むにつれてビタミンの定義を満たしていないことがわかり、現在ではビタミン様物質として扱われています。9つ [続きを読む]
  • AMHが低い方は閉経が早い?
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の話題です。今月発表
    されたばかりの最新の論文を紹介します。Bertone-Johnson, E. R., et al. (2018). "Anti-Mullerian hormone levels
    and incidence of early natural menopause in a prospective study." Hum Reprod.AMH値と早期閉経の関係を検討した
    症例対照研究です。45才より前の閉経を、「早期閉経」と定義しています。血液検体の収集は1996
    〜1999年 [続きを読む]
  • 飲み物と体外受精の成績
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。睡眠、タバコと生活習慣改善の話が続いています。今回は、
    飲み物の話です。さっそく論文を紹介しましょう。Machtinger, R., et al. (2017). "Association between preco
    nception maternal beverage intake and in vitro fertilization outcomes." Fertil Steril 108(6): 1026-1033.2014年〜2016年に
    生殖補助医療による治療を受けた140人の患者さんを対象とした前向き研究です。普段飲んでいる飲 [続きを読む]
  • 男性のタバコと妊娠
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。前回、妊娠しやすい身体づくりには睡眠が重要だという話をしました。今回は、タバコの話です。昨今の禁煙ブームで、喫煙者はさぞかし肩身が狭い思いをしているのではないでしょうか?私自身も30代半ばまで喫煙者だったので、なんとなく気持ちが分かります。そして、追い打ちを掛けるように不妊クリニックでまたタバコの話をされて、もううんざりという顔している患者さんをよく見かけます。当院 [続きを読む]
  • 睡眠妊活
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。当院は体外受精の専門クリニックですが、妊娠しやすい身体作りにも力を入れています。体外受精の専門クリニックが、なぜ妊娠しやすい身体作りを指導するの?と違和感を覚える方いらっしゃいませんか? その違和感を覚える方は、体外受精という技術を過大にイメージしている可能性があります。体外受精は生殖補助医療と言われている通り、生殖を補助する技術です。 対象となるご夫婦の実力以上の [続きを読む]
  • 胚移植するなら分割期?胞胚期?
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、胚移植を行う時期の話です。体外受精を経験された方はご存知だと思いますが、胚移植を行う時期として、分割期と胞胚期があります。一般に、分割期移植は2または3日目、胞胚期移植は4〜6日目に行うことが多いと思います(採卵日が0日目です)。そして、胞胚期移植の方が、分割期移植より妊娠率が高いことが知られています。なぜ、胞胚期移植の方が妊娠率が高い?2つの理由が考えられてい [続きを読む]
  • ○○をよく食べる人は内膜症になりにくい?
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、日々の食べ物と子宮内膜症の関連についてです。〇〇をよく食べる人は内膜症になりにくい?何をよく食べると内膜症になりにくいのでしょうか?さっそく論文を紹介します。Harris, H. R., et al. (2018). "Fruit and vegetable consumption and risk of endometriosis." Hum Reprod.Human Reproductionという雑誌は、生殖医学領域では定番の医学誌です。この論文は、1991年から2013年まで2 [続きを読む]
  • 着床しやすい内膜とは?
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回は、子宮内膜の評価についての話です。凍結融解胚移植周期では、胚移植前に子宮内膜評価のための診察が組まれます。その診察では、超音波検査とホルモン検査で子宮内膜の評価を行います。超音波検査で診ているのは、子宮内膜の厚みとパターンです。以前より、子宮内膜の厚みは8mm以上、パターンは木の葉状(下図)が妊娠し易いと言われています。この基準を満たす症例はOK、満たさない症例は [続きを読む]
  • DHEAサプリは着床にも効く?
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回はDHEAサプリの話題です。DHEAとは?DHEAは、Dehydroepiandrosterone(デヒドロエピアンドロステロン)の略称で、テストステロンやエストロゲンなどの前駆体です。DHEA自体は、弱い男性ホルモンの働きをします。このDHEAは、サプリで簡単に摂取できます。卵巣予備能低下女性に投与することにより、生産率の改善が期待でき、 Cochrane Database Syst Revでは、中等度のエビデンスとされていま [続きを読む]
  • タイムラプス de 性別診断?
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。前回、タイムラプスシステムの導入によって胚の形態的評価の精度が上がる可能性について書きました。タイムラプス関連の論文を探している最中に、面白い論文を見つけました。Bronet, F., et al. (2015). "Is there a relationship between time-lapse parameters and embryo sex?" Fertil Steril 103(2): 396-401.e392.タイムラプス動画より得られる胚の発育に関するパラメーターと胚の性別の関 [続きを読む]