たまご さん プロフィール

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たまごさん: 幸町IVFクリニック院長と培養士のIVFこぼれ話
ハンドル名たまご さん
ブログタイトル幸町IVFクリニック院長と培養士のIVFこぼれ話
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/saiwaicho_ivf-tamago/
サイト紹介文幸町IVFクリニックの院長と培養士が、医療者の立場から体外受精の正しい情報を発信します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 194日(平均1.0回/週) - 参加 2017/07/09 16:01

たまご さんのブログ記事

  • 他力本願
  • 幸町IVFクリニック院長雀部です。食事や栄養素の話が続いたところで、妊娠しやすい身体づくりの重要性について話をしておきます。まず、問題を1つ。奥様の年齢など背景条件がほとんど同じご夫婦に対して、同じやり方で体外受精をやったとします。その結果、すぐ妊娠するご夫婦と、繰り返し体外受精をやらないと妊娠しないご夫婦がいます。その差は何だと思いますか? 運でしょうか? 私は、体質の差だと思っています。ではその体 [続きを読む]
  • 葉酸対策
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。前回、血中葉酸値とビタミンB12値が高い方は体外受精の成績が良好という論文を紹介しました。今回は具体的な葉酸対策の話をします。A サプリで摂る葉酸は、サプリで摂るのが手っ取り早いです。厚労省は、1日0.4mg(400μg)の摂取を勧めています。当院でも初診の段階で、妊娠を希望されている方全員に、葉酸のサプリを摂るように勧めています。妊娠すると葉酸の需要が増えるので、1日0.8mg(800 [続きを読む]
  • 食事で摂った方がいいものありますか?その2
  • 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回は「食事で摂った方がいいものありますか?」の第二弾です。第一弾では、不足しがちな栄養素としてあまり知られていないビタミンDを紹介しました。第二弾は、不足しがちな栄養素の中では最もポピュラーな葉酸の話です。葉酸と言えば、児の神経管閉鎖障害との関連が有名ですね。厚生労働省は、児の神経管閉鎖障害を予 [続きを読む]
  • ビタミンD対策
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。今回は、前回の続きでビタミンD対策の話です。前回の記事を読んでいただければ、ビタミンDが妊娠しやすい身体作りに重要な可能性があるということがわかっていただけたと思います。A 現状を知るビタミンDが足りているかどうかを知るためには、血液で25-OHビタミンDという項目を調べます。 25-OHビタミンD(ng/mL) 30以上 足りてます [続きを読む]
  • 食事で摂った方がいいものありますか?
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解第10弾です。「何か食事で摂った方がいいものってありますか?」という質問を受けることがよくあります。多分、体外受精の技術に頼り切らずに、自分でも体質改善を頑張ろうという方だと思います。食事の基本は、「カロリーは控えめ、栄養素はバランスよく」です。不足しがちな栄養素としてポピュラーなのは、葉酸、鉄、亜鉛ですね。比較的皆さんがご存 [続きを読む]
  • 障害のある子が生まれてきませんか?続き
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回も体外受精の安全性の話の続きです。【関連記事】障害のある子が生まれてきませんか?権威ある臨床系医学誌として知られているThe New England Journal of Medicine の論文を紹介します。Davies, M. J., et al. (2012). "Reproductive technologies and the risk of birth defects." N Engl J Med 366(19): 1803-1813.この論文は、南オーストラリアにおいて出産した児(少なくとも妊娠20週以 [続きを読む]
  • 障害のある子が生まれてきませんか?
  • 幸町IVFクリニック院長雀部です。診察室にてよく遭遇する患者さんの疑問や誤解第9弾です。「体外受精や顕微授精で、障害のある子が生まれてきませんか? 」という質問を受けることがあります。体外受精、顕微授精、胚の体外培養、凍結や融解が児に何か悪い影響を及ぼさないかと心配されての質問だと思います。この安全性の問題、実はまだ結論が出ていないんです。「えっ!」て驚かれる方が多いと思いますので、どういうことなのかを [続きを読む]
  • 私、双子希望なんです!
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回も多胎妊娠の話の続きです。重要なテーマなのでもう少しお付き合いください。患者さんに1胚移植の説明をしていると「私、双子希望なんです。先生、双子にしてください!」と話される方がいらっしゃいます。双子出産を夢見るのは結構なことなのですが、ほとんどの方が双胎妊娠のリスクについて理解されていません。そこで今回は双胎妊娠のリスクについて話をします。双胎妊娠のリスクはたくさ [続きを読む]
  • なぜ胚移植は1個?続き
  • 幸町IVFクリニック院長 雀部です。今回は、前回の胚移植数の話の続きです。これは非常に重要な問題なので、もう少し話を続けます。今回は、この胚移植数に関してとても興味深い論文を紹介します。Luke, B., et al. (2015). "Application of a validated prediction model for in vitro fertilization: comparison of live birth rates and multiple birth rates with 1 embryo transferred over 2 cycles vs 2 embryos in 1 cycle. [続きを読む]
  • なぜ胚移植は1個?
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解第8弾です。今回は胚移植の際に子宮に戻す胚の個数(以下胚移植数)の話です。胚移植数が1個でも2個でもたいした問題じゃないと考えている方いらっしゃいませんか?実はこの胚移植数が、安全な妊娠・分娩をするための重要なポイントなのです。一般に胚移植数を増やすと妊娠率が上がりますが、多胎妊娠(双胎以上の妊娠)率も高くなります。多胎妊娠は早 [続きを読む]
  • 基礎体温表はつけないとダメですか?
  • 幸町IVFクリニック 院長雀部です。診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解第7弾です。今回は基礎体温がテーマです。皆さん基礎体温表をつけてますか?この基礎体温表、つけるのめんどくさいですよね。でも病院からつけるように言われてるので、しょうがなくつけてる方が多いと思います。今回は基礎体温表の必要性について検証してみました。結論を先に言ってしまうと、基礎体温表はつけた方がbetterですが、つけないという [続きを読む]
  • 仕事と体外受精の両立
  • 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。診察室にてよく遭遇する患者さんの疑問や誤解第6弾です。今回は仕事と治療の両立がテーマです。 「フルタイムで仕事をしているのですが、それでも体外受精できますか」という質問が最近増えています。頻度的には間違いなく3本指に入ると思います。仕事をしている女性が体外受精の治療を受ける場合、どのような問題が発生するのでしょうか?問題点を整理して解決の糸口を探ってみます。A どのよ [続きを読む]
  • 体外受精が必要かどうか、どうやって判断したらいいの?
  • こんにちは 院長の雀部です。 診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解の第5弾です。今回は、体外受精の適応(体外受精をやる必要があるかないか)がテーマです。 当院では、体外受精をやった方がいいのかどうか判断に迷っているご夫婦の相談も受け付けています。体外受精の専門クリニックで、体外受精をやった方がいいかどうかを相談したら、体外受精を勧められるに決まっているじゃないという声が聞こえてきそうですが、そん [続きを読む]
  • 生殖医療専門医
  • 幸町IVFクリニック 院長の雀部です。 今回は、専門医の話です。しばらく診療の話が続いたので、コーヒーブレイクのつもりで読んで下さい。 ○○専門医という医師の肩書きを最近よく目にすると思いますが、この専門医というのはどのようなしくみになっているかご存じですか?ひょっとして、○○専門医って医者が自分の専門分野名に専門医をくっつけて勝手に名乗っているだけと考えている方いませんか?そのような方のために、今回 [続きを読む]
  • 40代だけどAMHが高いからまだ大丈夫?
  • こんにちは 幸町IVFクリニック 院長 雀部です。 診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解の第4弾です。今回は、抗ミューラー管ホルモン(AMH)の続編です。前回分「AMH=卵巣年齢って本当?」を一読してから、お読みください。 前回は20-30代なのにAMHが低い症例についてでしたが、今回はその逆パターンです。「40代だけどAMHが高いと言われたので、私はまだ大丈夫!」これもよく遭遇するパターンですが、本当に大丈夫なんでしょ [続きを読む]
  • AMH=卵巣年齢って本当?
  • こんにちは 幸町IVFクリニック院長の雀部です。 診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解の第3弾です。今回は抗ミューラー管ホルモン(AMH)の話題です。 「AMHが低く卵巣年齢○○歳(実年齢よりかなり上の年齢)なので、すぐに体外受精をやらないと、一生子供をあきらめなければならなくなりますよ」 前の病院の先生からこのように言われたと、悲壮な顔をして話す20代後半〜30代の患者さんがいます。誰でも卵巣年齢が実年齢よ [続きを読む]
  • 体外受精から顕微授精へステップアップ???
  • こんにちは 幸町IVFクリニック 院長の雀部です。 診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解の第2弾です。 まずは、診察室での会話からです。ご夫婦「先生、体外受精から顕微授精へステップアップしたいんですが」医 者「○○さんご夫婦は、通常の体外受精で普通に正常受精しているので、顕微授精は必要ないですよ」ご夫婦「そうなんですが、なかなか妊娠しないので、そろそろステップアップしようかと思って・・・」医 者「今 [続きを読む]
  • 体外受精は、“半分”検査、“半分”治療
  • こんにちは 幸町IVFクリニック 院長の雀部です。今回は前回の「原因不明なのになぜ体外受精?」の続きを書きます。前回分を一読してから読んでいただけると分かり易いかと思います。 そもそも検査は、2種類に分けることができます。①現状をそのまま把握する検査各種血液・尿検査など②対象の患者さんにある介入をして、その介入の結果をみる検査例えば糖負荷試験の場合、糖75gを飲んでもらい、その前後の血糖値を比較するなど [続きを読む]
  • 原因不明なのになぜ体外受精?
  • 幸町IVFクリニック 院長の雀部です。たま〜に登場しますので、よろしくお願いいたします。 しばらくは、診察室でよく遭遇する患者さんの疑問や誤解をテーマに取り上げていきたいと思います。まずは、Q 「前の病院で体外受精を勧められたんですが、不妊原因不明なのになんで体外受精が必要なんですか?」先に答えをいいますと、A 「不妊原因不明だからこそ体外受精が必要なんです。」 この質問をされた患者さんの頭の中では、不 [続きを読む]
  • 妊娠のためには鉄って大事です。
  • こんにちは 幸町IVFクリニック 培養室の雀部です。 なんだかすっかり真夏、っていう気温で、毎年こんなに暑かったかなぁ?なんて思ったら、二十四節気では、昨日7日は小暑。つまり本日から暑い日!ってことらしい。暑中見舞いも、この日から。というわけで、文句言えないのかー・・・。でも、暑いモンは暑いよーーヽ(#`Д´)ノ!! はぁ。・・・培養室に入る前にイライラも飛ばさないとね。 不妊治療中でホルモン剤を使っている場 [続きを読む]
  • 「健康」に自信ありますか?
  • こんにちは 幸町IVFクリニックの培養士の雀部です。 早いもので、もう7月ですね。この時期、ウチでは例のものがやってきます。職員検診!!やっと終わりが見えてきました。長かった−。 これが、結構大変なのですよ。というのも、なぜか看護師のオバちゃん達が、のらりくらりと検査を先延ばしにするんですよね。急に言われても困るわよ〜 とか。心の準備がね〜 とか。よくわかんないこと言って、日にちを稼ぎ、1週間くらいする [続きを読む]
  • 体外受精のセミナーをやってます。
  • こんにちは 幸町IVFクリニックの培養士の雀部です。 今日は土曜日。当院では体外受精セミナーの日です。体外受精の進め方や、当院独自の特徴などを紹介しています。セミナーは、もともと毎週土曜日に、胚培養士が担当していたんですが、人手不足が深刻になってきたこともあり、現在では隔週(第2,第4土曜日)で行っています。小さいクリニックなので、予約が埋まってしまったり、予定が合わないためにずいぶん先になったりして [続きを読む]
  • 梅雨はダルダル
  • こんにちは 培養室の雀部です。 今日は、いかにも梅雨って感じの天気ですね〜。じめーっとして、雨が降りそうな、降らなそうな・・・。何となくダルーくて、眠ーい。空と同じでパッとしない。やる気出ないなぁーなんて思いませんか?ま、これだけ日本上空にがっつり低気圧が居座ったら、そうなりますわな。 天気がぐずついている日に、何となくだるい、やる気がでないっていうのは、実は気のせいではないのですよ。 低気圧、つま [続きを読む]
  • ホームページが新しくなりました
  • こんにちは 培養室の雀部です。今回から、私がブログを担当します。院長が、「俺も書こうかなー・・・」なんて、当てにならんことを言ってたので、たまに登場するかもしれません。エラく堅苦しい文章の時はたぶん院長の記事でしょう・・・。どうぞよろしくお願いします(o^∇^o)ノ。 じめじめの梅雨に突入しましたね〜。お気づきの方もいるかもしれませんが、今月から当院のホームページが新しくなりました。内容は大きく変わりませんが、 [続きを読む]
  • 草木が芽吹き花香る3月、春の声を聴き、新たな気持ちで妊活しましょう!
  • 春一番が吹き、道端の草花がかすかにつぼみをつけ始めています。つくしが頭をのぞかせるのも、もうすぐ。そう、寒さの中にも少しずつ春の柔らかな気配が感じられるころとなりました。 3月3日は桃の節句。平安時代から伝わる「五節句」のひとつで、季節の節目に身のけがれを祓い、健康長寿や厄除けを願う行事です。「ひな祭り」ともいわれ、女の子の健やかな成長と幸せを願う行事ですが、大人になっても、大切にしたい日ですね。  [続きを読む]