john john さん プロフィール

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john johnさん: 通奏低音
ハンドル名john john さん
ブログタイトル通奏低音
ブログURLhttps://bassocontinuo.blog.fc2.com/
サイト紹介文こころから溢れるものに従って生きていくときに浮かぶ心象風景です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供87回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2017/07/10 10:59

john john さんのブログ記事

  • 何をしたいのか
  • 5年ほど前だ。とある事業を立ち上げようとして失敗した。よくある話で珍しくもなんともない事だが、なぜか深く落胆した。事業の挫折ではなく、本当は何をしたいのか自分で分からなくなったのだ。今思うとあの時に失敗して良かったと思う。「この人生で本当は何をしたいか」について突きつけられたからだ。5年前に挫折したときは「何もしたくない」というのが心の底から湧く思いだった。仕事も、交友も、活動も、何もかももうどう [続きを読む]
  • 冬の雨に心が沈んでも
  • 冬は唐突に訪れた。雨はみぞれにでも変わりそうな気配。ぼくはすっかり滅入ってる。新しい仕事は想像以上にハードで覚えるべきことは多く、なかなか頭に入らない。その上にスピードが求められ結果を出さなければいけない。そして先輩たちの有能なこと!バリバリ仕事する都会の若者たち。圧倒され自信は砕かれてしまった。つまりぼくは気弱になってる。それとも、それも冬の雨のせいか。仕事に失敗した訳でもなければ叱られたわけで [続きを読む]
  • 幸せを選ぶ
  • 幸せを選ぶ、そう決めた時から人生は好転し始めた。心に描くことが次々と実現していく。感情は相変わらず月の満ち欠けのように変わる。爽快な時もあれば深淵の奥に沈むこともある。闇はぼくの中に常にあり、同時にまばゆい光も輝き続ける。そのどちらもぼく自身であり、心がいずれのどちらに傾こうと、「幸せ」を選ぶ。とはいえ、暗闇に襲われた時にそうする事は簡単ではない。ぼくはあらゆる世界から閉め出され、鉛のように重い空 [続きを読む]
  • 晩秋
  • 秋は深まり枯葉が散る。澄んだ空は淡く、風は冷たい。冬はすでに忍んでいる。ぼくは空を仰ぐ。木々をついばむ小鳥の鳴き音が心地よい。風が気配を運ぶ。連休最後の町の活気だ。曜日や暦により町の気配は変わる。匂いも、色も、音も、肌触りも。町は生きている。動物が呼吸するように、息を吸い吐く。時に慌ただしく、時に穏やかに。その呼吸に合わせぼくの鼓動は反応する。今日はゆったりした鼓動だ。楽譜に示すならさしずめAndant [続きを読む]
  • 心の内側からすべては生まれる
  • 夕暮れの森は夕陽を浴び木々が優しく歌うようだった。枯れ草やドングリが散歩道を埋め歩く度に音を立てる。高台から町を見下すと木々の合間に家々が寄り添いポツリ、ポツリと明かりを灯し始めた。周囲に温もりを広げるような穏やかさだ。ここはまるで森の町。人が暮らすには理想的に思える。東京近辺にもこうした緑地が至るところ点在する。美しい国、ニッポン、か。今の首相や与党の方針にはまったく賛同できないが、・・というよ [続きを読む]
  • ただの記録として
  • ぼくの中で何かが起きている。それをどう表現したらよいか分からない。言葉にすることは難しい。それでも敢えて文字に記録することで後の記憶の足掛かりにしようと思う。ひとことで言うと「内側からエネルギーから溢れ、その勢いに戸惑いうまく制御できない」という状態だ。爆発するような力がこみ上げたり、あるいは逆に急激に沈む。まるで大きな生きものが呼吸しているようだ。小さなスピーカーに大出力のアンプを繋げたときのよ [続きを読む]
  • 娘と "でーと"
  • 昨日は娘(社会人の長女)と久しぶりの映画デートだった。娘が高校を卒業したばかりの頃の都内でのデート以来かな。ぼくも娘も大の映画好きだ。ただ観たい映画が若干異なる。ふたりの好みの間をとって「コーヒーが冷めないうちに」を選んだ。ぼくは村上春樹原作の「ハナレイ・ベイ」が観たかったんだが、それはひとりで観るとしよう。「コーヒーが冷めないうちに」は娘と観るにはベスト・チョイスだった。テーマは家族を巡る感動と涙 [続きを読む]
  • 心に従うには
  • 昨日は仕事の研修日だった。大手家電メーカーの契約社員としての採用通知が届いた。給与は今までの五割増しで、仕事内容も過去に経験したものだ。面接の時に人事担当から「即実践とリーダー役を期待」と告げられた。面接の時はそれに応えたいと思った。なのに研修に行かなかった。朝早く人事部に電話し辞退の旨を申し伝えた。担当者そうしたことには慣れているようで「残念ですが仕方ありません。また機会があったらぜひ」とあっさ [続きを読む]
  • 財産
  • ベランダからみえる見える木はどうやらイチョウの木らしい。黄色から朱に染まる葉が陽ざしが反射し風に揺れる。風は渇き冷たい。熟した実や枯れ草の香りを部屋に運ぶ。目覚める度に細胞は変わる。沈殿した滓(おり)が目覚めと共に蒸発するような感覚だ。内側にエネルギーが満ちる。あれほど苛んだ夜は嘘のように消え、夕べとは違うぼくに生まれ変わる。潮の干潮のように感情は変化する。短時間で浮沈し目まぐるしい。情緒不安定では [続きを読む]
  • 欠けてるのではなく豊かな個性
  • 淡い水色にうすい白色の混ざる優しい空だ。黄色や朱色で彩る木。なんという名前の木だったけ?人の名前を覚えられないように花や木の名前が覚えられない。関心がないからだ、と子供の頃に母に言われたがそうではなく「脳の構造」なのだと大人になり気づいた。名前に限らず色々な事が暗記できない。音楽がこんなに好きなのに、最後まで口ずさめるメロディーはひとつもない。歌詞も覚えられず歌詞カードなしで歌える曲はない。上げた [続きを読む]
  • 日々の出来事
  • さわやかな朝だ。薄い青にうろこ雲が浮かび渇いた風が木々を揺らす。広いベランダから眺めるその光景は最高の贅沢だ。高台南向きの7階を選んだのは大正解だった。林が連なる丘陵を昇り降りする朝の散歩はちっょとしたハイキング気分。秋風が汗を渇かせめいいっぱい酸素を吸う。甘酸っぱい木の実の香りが鼻腔をくすぐる。これはなんの果実だっけ?商店街で買い物をし、ゆったり歩く町人々の気配を感じる。こんにちは、と思わず声を [続きを読む]
  • 理由なんてない
  • 幸せでいること、そう決めてからすべてが変わった。幸せは待っても来ない、努力しても得られない探しても見つからないなぜなら幸せは初めから"ここ"にあったのだからそう頭で分かっても分からなかった信じ込んでも信じられない、思い込んでも思えない心に嘘はつけないどうしたらいいのだろうだから決めた"幸せを感じるぼくを選ぶ"何があっても、どんな状況だろうと、嵐だろうが、暗闇に沈もうと、鬱の時でさえ幸せであり続ける。そ [続きを読む]
  • a night comes down
  • それは忘れた頃に訪れる。豪華だった舞台の幕が降りるように、鮮やかな秋の夕暮れは夜の帳を落とす。空気は渇き冷え、草木が影に躍る。すると心臓が高鳴り、頭は割れるように痛みだした。やがて哀しみの波に飲まれ息が出来なくなる。嵐が去ると世界は鬱一色に染まり、死だけを求める。それが以前のぼくだ。十代の頃から何度も、何度も、何度も繰り返される症状。医師にはパニック障害と診断された。でも、それは昔のこと。哀しみを [続きを読む]
  • さわやかな朝
  • 小降りの雨も止み、鈍色の雲の合間から陽射しが差し込む。草木の香り含む風は冷たく肌に心地良い。ベランダのサッシを開き煙草を吸う。階下に広がる木々の葉づれは浜辺の波音のよう。小さなスピーカーからチェット・ベイカー演奏のRush Lifeが流れる。飲みかけのコーヒーを啜る。早朝に目覚めたぼくは部屋を掃除し、洗濯を終え、トーストと目玉焼きの朝食を摂り、風呂に浸かった。それから椅子に腰かけ約10畳ほどの部屋から煙草を [続きを読む]
  • 刃(やいば)
  • 孤独は鋭い刃(やいば)となり背中を撫でる。心臓はぴくりと跳ね上がり恐怖に身がすくむ。無視すると皮膚を裂き肉をえぐる。痛みに耐え切れず何かに逃げる。痛みは一時忘れても再びひとりの夜に襲う。刃はすぐそこ。逃げられぬ、と覚悟を決め身を据える。気配を聞く。匂いを嗅ぐ。感触を感じる。硬く、冷たく、残酷な闇。「死しても構わぬ、痛みも恐れぬ、ぼくはぼく」、素手で捉え刃を握りしめる。すると、刃は掌で溶け扉が開かれる [続きを読む]
  • 自由へ
  • 予定も計画もぜーーんぶ放棄。やあめた。だって、それって昔のやり方だもの。今のぼくはもうそんな生き方したくない。それより空は青く、入道雲が広がり、風は秋の香り。そんな日にぼくは何をしたい?どうしてここにいる?なぜ生きる?お金のために生きる訳じゃない。食べて、寝て、生活するだけに命があるわけじゃない。このままでは貯金も尽きて飢え死にする、家賃も払えない、生活が成り立たない、そう世間は言う。そうとも、そ [続きを読む]
  • 新しい街
  • 熱は下がったが下痢は収まらない。あと数日は休養が必要のようだ。気分転換に雨上がりの町を駅まで歩く。駅前のカフェでカフェオレを飲み商店街をぶらつく。気分はどんどん喜びに満ちていった。木々の香り、風の気配、町の雰囲気、ぼくは本当に幸せだと思えて仕方ない。帰りは色々な坂を昇り降りし遠回りした。雨上がりの風情はどこも美しくまるで洒脱な欧州映画の主人公にでもなったような気分だった。本当に美しい街だ。思わずス [続きを読む]
  • 止まった時
  • それからぼくの時間は止まってしまった。3日前、つまり引越しの事務手続きが完了し冷蔵庫や洗濯機など新居に必要な全てが届いたその夕方から異変が生じた。異変は悪寒として現れ、やがて激しい腹痛と下痢そして発熱へと悪化した。予定ではオリジナル職務履歴書をワードで作成し、来週から都内の求人企業に自分を売り込む手筈だった。都内の企業を100件位当たったら(自分自身の飛び込みセールス)したら何か起きるだろう。たとえ駄 [続きを読む]
  • ソウル・メイトとの再会
  • この町に若者が少ない、と言うのは間違いだった。台風が去り青空が輝く午後の駅前は、育ちの良さそうな若者であふれていた。駅前の通りは緑と調和するようにカフェや飲食店が並ぶ。木々に囲まれた坂道の路地は空に続き、風に揺れた木々の幹から葉づれの音が波のように響く。予想外の美しい風情に歩きながら小躍りしたくなった。そうか、そういえばあこの町には音楽大学があった。品の良さそうな若者たちはそこの学生に違いない。そ [続きを読む]
  • 心のままに
  • 横浜に帰ってきた。新居は7階の南向きの部屋だ。緑に囲まれた丘の上の敷地で風通しが良い。何より空が広がる。今日は生憎の雨だが晴れの日は陽射しが照り暖かい。理想の部屋だ。この条件さえ揃えば他は目を瞑れる。駅徒歩20分とか、築40年とか、街にお洒落なカフェがないとか、若者が少ないなど些末な事だ。何しろ家賃が破格な安さだし、電車に乗れば新宿や渋谷は直ぐだ。近くに住む娘達が引越しの手伝いをしてくれた。久しぶりに [続きを読む]
  • 最後の日
  • 夕べは最後の仕事日だった。数か月前から退職したい意向を会社に伝えていたのだが、上司の懇願で今月末まで引き延ばしてきた。事務所に挨拶に行くと、上司は「また戻ってきてよ」と最後まで往生際が悪かった。でも、それが最大の労いの言葉に思え熱いものが胸にこみ上げた。仕事を終え職場を去ろうとするしたらお世話になったリーダーが付き添ってくれた。個人的にお話がしたいというのでふたりで雨の仲を傘を差しコンビニに寄った [続きを読む]
  • 新世界
  • 心はよく笑う。そして泣く、嬉しくて。心は戸惑う。驚き茫然とする、あまりの恵みの深さに。なのにまた凍え沈む、いたたまれず。もう死んだ方がいいや、って。心は張り裂け、はしゃぎ、転がり、叫び、ふざけ、いっときも留まらない。どうしてそんなに動くの?と問われたってぼくにだって分からない。勝手に感動し、勝手に涙はこぼれ、勝手に笑い、勝手に見とれる。世界はなんて美しいんだろう。このひと月は色々な事があり過ぎ、ぼ [続きを読む]
  • ささやかな出来事
  • 台風が過ぎると空はふき取られた窓ガラスのように澄んでいた。遠くの景色が近い。屋根瓦も電線も葉っぱの形まではっきり、くっきり。陽ざしは真夏に戻ったような照りつき。でも風は秋の気配だ。今週は午後から深夜にかけての勤務帯(シフト)だった。帰路の夜道は月が照っていた。それがどれほど疲れた心を癒すことか。※このところ体調が芳しくない。交代勤務に心が悲鳴を上げてるのだろう。これ以上続けたら死んでやる、と脅すよう [続きを読む]
  • 散歩
  • 雨上がりの空はどこまでも高い。渇いた風は秋の香りを運び、揺れる草の影は濃い。ぼくは歩いた。町をさまよい、神社を横切り、富士のすそ野に広がる森の奥へと。登り坂はつづき、息が切れ、心臓が脈打つ。鈍った筋肉は叫び、喉はからから。それでも歩く。やがて訪れる静謐を予期して。内側は燃える。そして始まった。頭の中の雑音は消え空が溶ける。蝉が響き木々は歌う。風がささやき花々は微笑む。ぼくは歩く。天国への階段を、夢 [続きを読む]
  • 幸せであること
  • 大学4年生の娘が学内の学部賞なるものに選出された。なんでも成績優秀者2名のみ選ばれる名誉ある賞だそうな。よく分からないが大変な事らしい。自分の子とは思えぬ快挙に今さながらに驚いている。そもそも娘の通う大学は名門校のひとつで入学しただけでも大したものだと感心していた。そして入学してからの活躍ときたらぼくの予想をさらに超えていた。NPOのインターンとして海外に飛び回るは、成績はオール優を取るは、ゼミのリー [続きを読む]