狂志郎 さん プロフィール

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狂志郎さん: 居眠り狂志郎の遅読の薦め
ハンドル名狂志郎 さん
ブログタイトル居眠り狂志郎の遅読の薦め
ブログURLhttp://pione1.hatenablog.com/
サイト紹介文晴読雨読、乱読遅読の独歩人生を送っております!
自由文人との出会いはめっきり少なくなりましたが、新刊、古書を問わず本との逢瀬はこれからも大事にしていきたいと日々、思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供503回 / 365日(平均9.6回/週) - 参加 2017/07/10 21:07

狂志郎 さんのブログ記事

  • 歯医者 1892
  • この写真は1892年の歯医者とあるが、まさかこれ本当じゃないだろうね!椅子に両腕を縛り身動き出来ないようにして、子供らしき助手が後ろからタオルで、おでこを引っ張り、医者なのかバーテンなのか、白衣ではなくエプロン一枚を腰に巻き、ペンチで虫歯を強引に引っ張りぬく。これは痛いだろう、こういう場合は、麻酔がなければウィスキーを飲ませておいて抜歯するが。しかし、 [続きを読む]
  • 300 〈スリーハンドレッド〉
  • ジェラルド・バトラーという俳優を知っているだろうか。先日のカルフォルニアの山火事で自宅に被害を被ったといってこのような写真が配信されていた。    この人の主演映画で2007年制作の『300 〈スリーハンドレッド〉』というペルシャ戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品を見たことがある。『300 〈スリーハンドレッド〉』とは、謂わばたった300という意味で、ジェラルド・バトラー演じるレオニダスが300人の親衛隊を率 [続きを読む]
  • 五足の靴 与謝野鉄幹 北原白秋 平野萬里 木下杢太郎 吉井勇
  • 『五足の靴』とは、明治40年7月から8月にかけて雑誌『明星』に集う若き詩人の北原白秋、平野萬里、木下杢太郎、吉井勇の4人を与謝野鉄幹が伴って、九州一円を旅したときの紀行文で、当時、鉄幹は数えで35歳だが、あとの4人は22〜23歳の学生だった。しかし紀行文と言ってもなんせ明治40年のこと。汽車はそれなりに開通しているが、他の乗り物と言えば人力車と馬車以外は徒歩。それにしても昔の人は健脚、三里や四里ぐらいはあた [続きを読む]
  • 生きて行く私 宇野千代
  • 人生此の方、いろいろな女性に出会って来たが、宇野千代のような豪快な女に巡り合ったことはない。4回の結婚歴、生涯で家を13軒も建てた細腕繁盛記とでもいうような自叙伝的な本。思い立ったが吉日とは将に彼女のためにあるような言葉だ。例えばこんな場面。当時、北海道に住んでいた彼女は新聞に投稿した懸賞小説が第一位に選ばれたことを知り大金が入る。それを期に新たに書いた小説を中央公論社に送りつけ、当時の名編集長 [続きを読む]
  • ジーナ・ロロブジーダ 1927年7月4日−
  • ジーナさん、もう何と言うか、貴女のそのギリシャ彫刻のような完璧なボディーを見ているとテキーラを3杯ぐらい飲んで鼻血を勢いよく垂れ流してしまうほど、私は重篤になるんですよ。子供の頃、貴女を見たんです!そう『ノートルダムのせむし男』をね。そして成人してから『空中ブランコ』を見たのが病の始まりでした。とにかくですね、もう能書き無しでジーナなんですよ。目まいのジーナ、鼻血のジーナ、ビーナス・ジーナ、何と [続きを読む]
  • 狭山事件の真実 鎌田 彗
  • 3か月ほど前、所要で大阪環状線京橋に行った時のこと、駅前広場で道行く人に向かってやおら演説している中年男性を見て、非常な違和感を持った。男性の横には看板を持つ人、さらに横断幕を掲げる人など、いつもこの場所には何かと社会に向かって異を唱える人が現れる。 駅改札を出て右方向に向かうとイオン、その間の空間地帯に献血車が止まり、こちらも献血のお願いを毎度声高に叫んでいる。この辺りは相当な人出で確かに演説す [続きを読む]
  • YALLA BINA−?ISHTAR ALABINA
  • 先日、半年ぶりになる美術の講義を受けてきた。お題は『源流としての古代ギリシア』、その中で年間SEXの消費量、つまり年間何回するかというデーターを聞いたが、1位はギリシャ人の164回だったか、先進国では日本が最下位で46回(?)で特別驚く話ではなく容易に想像出来る順位だと思う。セックスレスに陥るというのは今や日本のお家芸のようにも思うがどうだろう。とてもラテン系には適うまい。エロスは男女間においては大切な [続きを読む]
  • 小津安二郎と文壇交遊録 貴田 庄
  • 小津安二郎が日記を付けるきっかけになったのは、映画監督山中貞雄が中国の野戦病院で亡くなったことに由来するらしい。急性腸炎を発症した山中はまだ28歳という若さだった。徴兵で従軍していた小津が、南京の東約40?の街で山中と会ったのは昭和13年1月12日、それが今生の別れとなり9月17日、山中は他界した。本書は巨匠小津安二郎が書き残した日記から、生前、愛読した本や作家との交流などを丹念に掘り起こしたものだが、残 [続きを読む]
  • 1945年7月30日 フィリピン海
  • 映画『ジョーズ』を見た人も多いと思うが、あの中で漁師を演じるロバート・ショーが大戦中、インディアナポリスに乗っていた話をする場面がある。原爆の部品を極秘で運び、無事任務を終え、レイテ島を目指しグアムを出港した重巡洋艦インディアナポリスは、日本海軍潜水艦伊58に発見され、計6本全門発射した魚雷のうち3本が右舷に命中、乗員1,199中、生存者は316名。映画の中で語られているように [続きを読む]
  • ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング 久世光彦
  • 人生最期に聴く曲は、どんな歌を選ぶか。久世光彦が14年間にわたって雑誌「諸君!」に連載した123篇のエッセイから52篇を選んだ“決定版”。久世さんは昭和10年生まれなので戦中戦後にヒットした曲、または隠れた名曲など採り上げているが、私の知らない曲もかなりある。童謡、歌謡曲、軍歌、ジャズ、ラテン、ワルツと実に幅広く聴いていが、意外と言っては失礼だが涙脆い方だったんですね。例えばはこんなことを書いている。 [続きを読む]
  • 愛の手紙―文学者の様々な愛のかたち
  • 歴史上の人物の日記というのは目的が二種類に分かれる。後世、公になることを想定して書かれているものと、そうじゃないもの。中には死後、破棄、焼却を遺言したにも関わらず、何らかの理由で遺族が遺したものもある。しかし手紙やハガキ類はどうだろう。妻や恋人に愛情溢れる文言を書き連ね、それが将来、まったく見ず知らずの他人に読まれるとあっては、聊か本人も照れ臭くはないだろうか。近代文学を彩った文豪たちの書簡は [続きを読む]
  • オットー・ディックス 1891年12月2日 - 1969年7月25日 (77歳)
  •               オットー・ディックス              新即物主義の画家、よく分からないが絵は面白い。戦争の悲惨さ、第一次大戦後の頽廃したドイツの社会情勢をグロテスクに生々しく表現しているが、ナチ政権下では御多分に洩れず退廃芸術の烙印を押されてしまった。戦後日本でも戦争協力者は公職追放になったが、同じようにドイツでも教職など公式な立場から追放され制作活動も禁じられるので、こうな [続きを読む]
  • 漱石山房の記 内田百?
  •              早稲田南町の漱石宅には以前から訪問客が絶えなかったので、鈴木三重吉の提案で面会日を毎週木曜日午後三時以降と定めるようになったが、いつしか若い文学者たちなどが集まり「木曜会」という文学サロンへと発展していく。それを纏めて内田百?が昭和29年に上梓したのが本書。昭和二十九年六月五日 初版印刷臨時定價 四拾圓ページ数122頁で昭和29年当時はこれで40円だが、現在この本はどうなってい [続きを読む]
  • 1911年8月20日 ルーブル美術館
  •          1911年8月20日、モナリザはまんまと盗難に遭い、20世紀最大の美術品窃盗となった。犯人はこの男、ビンセンツォ・ペルージャ。         その後、2年間もパリのアパートにモナリザを隠していたが、泊まっていたホテルで逮捕され、絵も無事に戻り本当に良かったが、破損でもされたら大変なことだった。 [続きを読む]
  • 湖の南 大津事件異聞 富岡多恵子
  • 三井の晩鐘として有名な三井寺に行ったのは、はて、いつのことだったか?40歳を幾つか手前の頃だったと思うが。明治の20年代、ここには「御幸山西南戦争記念碑」という立派な石碑が立っていた。何故、鹿児島から遠く離れたこの地に石碑があったかと言えば、西南戦争で大津第九連隊の戦死者が東京に次いで多かったことに由来しているが、現在では理由は定かではないが、その場所よりさらに10分ほど登った所に移築されているらし [続きを読む]
  • 中原中也との愛 ゆきてかへらぬ 長谷川泰子
  • 文壇史上によく言われる中原中也、小林秀雄と長谷川泰子の三角関係とはどんな経緯を辿ったものだったのか一度読んでみたかった。本書は昭和49年初版で角川ソフィア文庫が平成18年に再販したものだが、語っているのは当事者の長谷川泰子本人である。履歴書によると中也が、三つ年上の長谷川泰子と同棲したのは大正13年4月17日。女優志望だった泰子は、京都の表現座という劇団で台本読みの稽古のあと、中也から声を掛けられた [続きを読む]
  • エルトン・ ジョン ?Your Song
  • John Lewis & Partners Christmas Ad 2018 - #EltonJohnLewis ??私の青春時代を返してくれ!深夜放送、ドーナツ盤、洋画、初恋。そうだ、1971年、総てがこれからだった。その矢先、原付で田圃に突っ込んでいったバカな私。♪ 私バカよね、お馬鹿さんよね。ロンドンブーツにロン毛、いよいよロックは全盛期を迎えようとしていた。この波に乗るんだ!♪ 波をスイスイ・スイスイかき分けて、ひょうたん島は何処へ行くロ [続きを読む]
  • 命削る性愛の女 阿部定〈事件調書全文〉
  • この犯罪史上稀な怪事件は、どのように理解したらよいのだろうか。事件の経緯は全て明らかになっているので、別に今更問題点もないが、やはり定の心理状態だけが腑に落ちない。仮に、これぞ理想の相手と思しき男性に巡り会ったとする。相手は家庭持ち。自分は異常に嫉妬深い性格。容姿、性癖共に二度と合間見えることのない男。一時と言えども離れたくないと定は考る。しかし、これ以上の長逗留は金銭的にも限界で、いずれに [続きを読む]
  • ウィリアム・ホルブルック・ベアード
  • アメリカの画家。ロマン主義、ラファエロ前期に系統される肉筆画家で、あまり人物は登場しない。   1825年4月13日−1900年                《四季:春》                    《ひげ魔女のライド》 1870年ひげ魔女のライドという作品は、実際こんなことはないのだが、それでも仮想現実があり得たらいいのにと思わせる作品 [続きを読む]
  • 純愛心中 「情死」はなぜ人を魅了するのか  堀江珠喜
  • 江戸の昔には、純愛という言葉はなかったと思うが、心中には秘めた恋仲の果てというイメージがあって市井の人々を、どこか魅了してきたのだろうか。ままならぬ恋愛と身分制社会、苦界の世界に身を沈める遊女に同情してか、近松門左衛門の出現によって江戸では芝居や歌舞伎で心中ものが大流行。どうせこの世で添い遂げることが出来ないなら、いっそあの世で。そんな閉塞感から抜け出すように、心中がファッション化し流行りだ [続きを読む]
  • 1934年7月22日 シカゴ近郊のリンカーンパーク
  •                 一般的にデリンジャーと言えば、リンカーン暗殺に用いられたヘンリー・デリンジャー開発の護身拳銃のことを思い浮かべるのが普通なのかどうか知らないが、私の場合、映画にもなったジョン・ディリンジャーを想像する。映画にもなるほどだから、石川五右衛門ならぬ義賊として有名な人物でアメリカ人なら、まず知らぬ人はいないと思うが。私が観たのはウォーレン・オーツ主演、1973年制作の『デリ [続きを読む]
  • 置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子
  • ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんについては以前にも少し書いたが、残念なことに89歳で2016年12月30日に逝された。父親は2・26事件で殺害された陸軍教育総監渡邉錠太郎大将で、事件当時大将は62歳。9歳で末っ子の和子さんは、大将と床を並べて就寝するのが常で、トラックで乗りつけた反乱兵の怒号、銃声、父の死を間近で見ていた。本書は事件のあらましや、父の無残な死に付いてはあまり詳しく語っていないが「愛情の [続きを読む]