狂志郎 さん プロフィール

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狂志郎さん: 居眠り狂志郎の遅読の薦め
ハンドル名狂志郎 さん
ブログタイトル居眠り狂志郎の遅読の薦め
ブログURLhttp://pione1.hatenablog.com/
サイト紹介文晴読雨読、乱読遅読の独歩人生を送っております!
自由文人との出会いはめっきり少なくなりましたが、新刊、古書を問わず本との逢瀬はこれからも大事にしていきたいと日々、思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供190回 / 159日(平均8.4回/週) - 参加 2017/07/10 21:07

狂志郎 さんのブログ記事

  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ  桐生操
  • 近年、日本でも俄かに脚光を浴びるようになって来た一枚の絵。それが、この本の表紙しなっている。『レディ・ジェーン・グレイの処刑』以前から気になっていた絵画だが、最近、この絵は実在の物語を主題に書かれていると知ってインフルエンザも吹っ飛ぶような突風が眼前を通過した。もう、それ以来、この絵の虜。早速、Amazonで関連本は無いかと探すと、あったあった、出版年月日を見るに。2014年1月31日、果て、まだ在庫はあ [続きを読む]
  • 羊夢舎
  • 古書店探訪に関しては以前から一つの疑問がある。東京では古本街といえば神保町、大阪で焼肉といえば鶴橋と店が密集しているが大阪の古本街は梅田紀伊国屋書店横に数件の店がある程度で東京に比べたら物の数ではない。そこで私の疑問だが、これまで関西地区の古本屋を訪ねてみると、本当にこんな所に店があるのと思わしめる場所に確かに、それも目立たなくポツンと一軒在るにはある。昨日、この羊夢舎という古書店へ行って来 [続きを読む]
  • 犬たちの明治維新 ポチの誕生 仁科邦男
  • 元より予想はしていたが膨大な参考文献の資料の引用などもあってかなり難しい本だ。民俗学ならぬ犬俗学とでも言うような幕末以降、太平洋戦争に至るまでの犬たちが辿った悲劇を扱った本で知らないことずくめで勉強になった。そもそも犬は江戸時代、ペットとして飼う習慣がなく、昔から里犬(町犬・村犬)として地域の中で自適に暮らしていたもの、ましてや名前などはない。当然、犬には価格はなく犬は単なる野犬でしかなかった [続きを読む]
  • 移動祝祭日 ヘミングウェイ
  • 1961年3月のある日、夫と共にアリゾナで休暇をすごしていたハドリー・モーラーなる女性のところに1本の電話がかかってきた。声の主は34年前に別れた最初の夫、アーネスト・ヘミングウェイ。そして彼はこのように切り出した。「実はいま、君と暮らしたパリ時代の思い出を綴っているんだが、二、三、どうしても思い出せない事柄があるんだ。あの頃、若い作家たちを食い物にした男女がいたんだが、なんという名前だったかな?」 [続きを読む]
  • Ennio Morricone - La califfa
  • 竹下夢二の詩に以下のようなものがある。寝たか寝なんだかと枕に問えば枕もの云ゆた寝たと云た最近、その枕についてこんな記事を読んだ。子供に訊かれて困る質問。「ねえ、枕営業って何?」これは答えられまい(笑まさか、枕を売って歩く行商人というわけにはいかない。まあ、それにしても最近は寒くなってきた。何だか炬燵で丸くなる猫でも飼いたいような心境だ。孤独の増す師走でもあることだし。そんなわけで今日は寒 [続きを読む]
  • 獄中手記 磯部浅一
  • 何で私が磯部浅一の『獄中手記 ・行動記』みたいな本を読まなければいけないかってなもんですね。そもそも磯部の思想を理解するような頭脳も行動力も持ち合わせていません。二二六に関しては過去、かなりの本を読んできたが五一五ほど事は単純ではない。解説を帝京大学文学部長 東京財団上席研究員、筒井清忠という人が書いているが、その中にこうある。「二・ニ六事件については今に至るまで一知半解の不正確な歴史叙述が多 [続きを読む]
  • Nara Noïan - Hier Encore
  • 玉ノ井と言えば永井荷風と滝田ゆうである。『濹東綺譚』と『寺島町奇譚』の舞台として有名だが戦前の玉ノ井に一度行ってみたかった。荷風が愛した玉ノ井。滝田ゆうが生まれた玉ノ井。私娼街だが、あれこそ昭和を代表する街だろう。それにしても・・・!嗚呼、玉ノ井!昭和20年3月10日の大空襲で灰燼に帰した。何と言うことだ。しかしである。見に行きた〜〜〜〜〜い!もう、終わったのかな。さらに今月、滝さんの本が出るら [続きを読む]
  • ドストエフスキー伝
  • まあ、はっきり言って疲労困憊。736ページという大著もさることながら人名がロシア語とあっては読み辛い。しかしながら我が町関西ではまず以って見つける事の出来ない本、それを態々、神保町まで行って買ったとあらば解っても分からなくても意地でも読み通さねば、風車の弥七の男が立たねえ(笑私は文庫本の中でも特に中公文庫を贔屓にしているのだが、時に、このような難物を敢えて選ぶ。・わが友マキャベリ・炎の人ゴッホ・ [続きを読む]
  • Gladys Knight - Coming Home Again
  • 「帰りなんとて家もなく慈愛受くべき父母もなし、孤児書生の胸の裡」と言った大政治家が昔居ましたが、そんな言葉が身に沁みますね。「さよならだけが人生だ」と寺山修司も云っていますが本当ですね。まさか、あれが今生の別れになるとは思わなんだという繰り返しが人生。天国へ旅立った人、いま一度逢いたい人。生死も分からず一瞥以来数十年、せめて存命なら達者で暮していてほしい。斯く言う私も親戚の前から姿を50年間も消し [続きを読む]
  • 奇人でけっこう―夫・左卜全 三ヶ島糸
  • 昔のある時期、私は、生涯を共にすべき映画作品として以下の3つを挙げていた。「レット・イット・ビー」「東京裁判」、そして「七人の侍」中でも「七人の侍」は、その脚本総てを覚えるぐらい繰り返し巻き戻して見ていたが、それには理由がある。20代前半、初めて「七人の侍」を映画館で観たはいいが、作品が古いためか、どうも台詞が聞き取れない。何を言っているのか判らない場面がいくつかあった。30代になり、レンタルビデ [続きを読む]
  • Woman Is The Nigger Of The World
  • 今時、シャロン・テート殺人事件などと言っても知る人も少なくなってきたと思うが68年に全米を震撼させた大事件だった。ロマン・ポランスキー監督夫人のシャロン・テートが自宅パーティーの最中に押入ったチャールズ・マンソン一味に皆殺しにあった事件でテートは妊娠中であるにも関わらず16カ所も刺され殺害された。事件に関してはよくビートルズの楽曲『ヘルター・スケルター』のことが取沙汰されるが、それはまあいいとして、そ [続きを読む]
  • 肉体の学校 三島由紀夫
  • 自殺直前の有島、芥川、太宰の評伝には必ず女が出てくるが、何故か三島には、それらしき女性は出てこない。専ら、右翼、楯の会、自決である。三島と言う人はいったい、どの程度、女性経験があったのだろうか。この小説は恋の駆け引きをメインに書かれているように思うが、どちらかと言うと通俗小説の部類に入る。文豪の純文学というものは殆ど新潮文庫から出ているが、その選に洩れた菊池寛の『真珠婦人』や川端の『美しさと哀 [続きを読む]
  • Pink Martini Amado Mio
  • 私はマンションの1階に住んでいるのだが、冬になると結露に悩まされ、放置しておくと黴の元にもなりかねないので先日来、窓を少し開けていたら、ある日の事、見知らぬ猫がリビングに鎮座していた!目が合った瞬間、私は驚いた。転居以来、初めての珍客。犬は人に懐き、猫は家に懐くなどと聞いたことがあるが、果て、この珍客の魂胆は如何に?福を招くために来てくれた猫ならよいのだが。その日は、何ら与える餌が無かったので [続きを読む]
  • Ain't No Way  Aretha Franklin
  • 三人のお母さんと一人のお父さん。先日、車椅子に乗せられ娘さんに押されながら病院へ向かう煙草屋のお母さんを久しぶりに見ました。5年程前までは会うと必ず同じ話しをしていましたが、それでも一人で食堂に行けるほど元気だったお母さん。娘の頃に父と一緒に富士山に行った話と戦時中、三菱の女子挺身隊に従事した話しが好きで嬉しそうにいつでも話していたお母さん。しかし、今は私を見ても誰だか分からなくなっていました。 [続きを読む]
  • 昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉
  • 以前、直木賞を取材した番組をそれとなく見ていたら、私の知らない女流作家がこんなことを言っていた。「今の時代、直木賞か本屋大賞の何れかを獲らないと絶対だめ」つまり話題性がないと売れないということらしいが、時、恰も又吉君の『火花』が売れている時期。その人は毎回、直木賞にチャレンジしているらしいが、未だ念願叶わず、日々、精進の毎日だとか。ところで、この風変わりな『昨夜のカレー、明日のパン』という [続きを読む]
  • Leona Lewis Run
  • ナポレオンもヒトラーも嫌いだった冬将軍の到来です。ナポレオンはクトゥーゾフ将軍にモスクワで苦杯を嘗めスターリングラードではパウルス元帥がソ連軍に降伏。私はインフルエンザ将軍に負けないよう毎夜音楽で乾杯。明日も寒いようで、おやすみなさい。www.youtube.com [続きを読む]
  • 古本病
  • 武士道とは死ぬことと見つけたりと『葉隠』は書いているが、絶版道とは追い詰めることと見つけたりというのが最近の私の、ころころ変わる座右の銘。何代にも渡って受け継がれて来た古書。先の持ち主は如何なる理由で手放したのか。少なくとも我が思いと同じ理由で購入し思いの丈を胸に悩んだ末の売却だったか。或はお迎えが来たのだろうか。先代の持ち主を知らず、後代の行く末も分からぬ流転の遍歴。本にとって書棚はかりそめの [続きを読む]
  • Suddenly
  • 見つめ合う二人、世界は二人のために!いったい、この二人用の車は何のために買うのだろうか?事故に遭ったら一瞬にしてお釈迦の車。今日の私、何か眼底に異常あり。宵、良い、酔いやさ!いい夢を♪おやすみなさい!www.youtube.com [続きを読む]
  • 風天 渥美清のうた 森英介
  • 子供の頃からの洋画ファンなのだが、なら、誰の映画を一番沢山観ているかといえば渥美清と倍賞千恵子となる。寅さんシリーズ全作と、それ以外の作品も多数見ているので、それぞれ50作以上は観たはずだ。渥美清という俳優を知ったのはかなり昔のことで『夢で逢いましょう』や『泣いてたまるか』を見ていたので、おそらく昭和30年代後半ぐらいかと思う。その渥美清には三つの顔があるとは、これまで聞いていたが、実は四つだった [続きを読む]
  • I´ve Been Loving You Too Long
  • 最近、気が付いたことだがカメムシは何故、高層マンションの上層階の踊り場で死にたがるのか。秋口、少なくとも10階以上の高所でカメムシの死体を多々見る事が多い。あの小さな体で何ゆえこんな高さまで飛んで来て命を果てるか未だ嘗て『ダーウィンが来た』でも見たことがない。では。おやすみなさい!www.youtube.com [続きを読む]
  • 闇の女たち: 消えゆく日本人街娼の記録 松沢呉一
  • 570頁もある大著で、はっきり言って何から書いていいのか分からない。内容は2部構成で、第1部は「街娼インタビュー」第2部は「日本街娼史」からなるのだが著者が書きたかったのは純粋な日本人街娼が近年減りつつあるため、街娼の戦後史を残したかったとある。しかし、一口に街娼と言っても総じて売春婦を一括りに扱ってないところが実にややこしい。街娼とは江戸時代では夜鷹、又は乞食淫売婦と蔑まれた女性のことを言うのでは [続きを読む]
  • 京都ぎらい 井上章一
  • 京都嫌いとは何ぞやということに興味を持ち買ってみたのだが・・・!例えばこんなことを想像していた。芸子が無理な京都弁を使う。風俗と寺社が渾然一体となった場所がある。観光客の多さ。うだるような暑さ等々。しかし、予想は大きく外れかなり歴史的なことが書かれている。私個人が観光地として訪れた場所の最多は京都だが、しかし何回行っても、この本が問題としている洛中洛外の境界線は分らない。作者は嵯峨生まれの宇治 [続きを読む]