はぎ さん プロフィール

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はぎさん: 宮の夢空間
ハンドル名はぎ さん
ブログタイトル宮の夢空間
ブログURLhttp://ryunoyume.blog.fc2.com/
サイト紹介文はぎです 宮の二次小説『宮&隣りのシンチェ』&たまに『恋するにゃんこズ』で遊んでいます
自由文ドラマ本編から切り取ったもの
シンチェのパラレル×パラレル
宮を離れ普通の恋人たちの心模様をゆるゆると描いているもの
それぞれ私が楽しんでいるものをそっと公開しています
気に入ったものを見つけて一緒に楽しんでいただけるとなによりです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 126日(平均11.1回/週) - 参加 2017/07/16 13:12

はぎ さんのブログ記事

  • 光の中へ9
  • 9呼び出し音が鳴り続けるスマホ画面をちらりと確認したシンは、それを切ってしまった。それどころか電源そのものをオフにしたらしい。え…チェギョンはザワリとした既視感に囚われて、「よろしいんですか。大事な連絡とかでは…」と遠慮がちに聞いてみた。「いえ なんでもありません」シンはやや硬い表情で答えてすぐ、「便利なものもせっかくの時間を邪魔するような無粋な振る舞いをするなら、即オクラ入りです」と軽くふざけた [続きを読む]
  • 謎だ…
  • 1枚のシンチェ16 謎だ…あいつをどう形容したらいいんだ上品・気品?   皆無!しとやか?   天地がひっくり返ってもない! へそが茶を沸かす愛らしい?   すこし近い…かな美しい少女?   いずれそうなる…といい温かい心?   感じない…でもない俺の心?    知るか! 考えたくもない彼女の心?   もっと掴めないさて どうやって近づけばいいんだあの意味不明な子に我が国の伝統衣装を身に付けた宇宙人 [続きを読む]
  • 光の中へ8
  • 8午後の昼下がり、暖かな陽射しの入るパビリオンで二人はまったりとティータイム中だ。家出前のチェギョンとこんな時間を持ったことはなく、シンはどこかこそばゆい。先ほどまで彼女が膝に乗せていたみょんみょんは、足元に置かれたミルクを嬉しそうに舐めている。香りの高い紅茶を一口飲んだチェギョンはほうっと一息ついた。「殿下…」「なんでしょう」シンは穏やかにチェギョンに顔を向けた。言葉遣いがまた元に戻っているが無 [続きを読む]
  • すべて夢のむこう13
  • 13ここを離れてからの僕は闘病生活が思ったより長かったんだ。ロンドンに移ったのは、心臓外科の権威がいる病院で手術をしてもらうためだった。仕事のある両親と高校生だった姉はこちらに残り、僕には祖父母が付き添ってくれた。当時、ある会社の会長職であった祖父はまだ70代だったが、経営を全て息子である僕の父に譲ってまで渡英してくれた。祖父母は僕を溺愛していたからね。そして僕の手術そのものはうまくいったが、その後 [続きを読む]
  • すべて夢のむこう12
  • 12シンさんがドアを開けると、その人ユン・ヒジュさんは思い詰めた顔で立っていた。「シンオッパ、私… 黙って来ちゃった。押しかけてごめんなさい」「いいんだ。遠くから来てくれたんだ。中に入ってくれ。ただ、人がいるので同席させてもらうよ」シンさんの押さえた声がそれでも聞こえる。「え? 誰が?」「中で紹介するよ」リビングで待っていた私は、初めて会う人にどう対応して良いのか分からず黙って頭を下げた。ヒジュさ [続きを読む]
  • 「あしながおじさん」の設定のお話は?
  • お尋ねがありましたのでお答えしますね<ウエブスターの「あしながおじさん」へのオマージュとして書いたお話をもう一度読みたい>ということでして…yahooのふわふわぽわんでは『恋する図書館』(書庫ときめきすくうる)第1話…https://blogs.yahoo.co.jp/hagi12345jp/66533332.htmlリスト…https://blogs.yahoo.co.jp/hagi12345jp/folder/1841339.html?m=l&p=2でお読みいただけます公開当時のままで手を加えておりませんFC2で [続きを読む]
  • すべて夢のむこう11
  • 11「チェギョン、言っただろう? あの頃こうやって強く抱きしめられていたのは僕の方なんだ。君には僕を勇気づける力がある。僕こそそれを欲して止まないんだ」私のこの腕と胸がシンさんを…そう思っていいの?「チェギョン、僕たちちゃんと向き合って本当に付き合っていこう。いつだって僕がそばにいて、君が怖がるものを僕は追っ払ってやりたい」「シンさん…」「まだ僕のことを愛せてなくていいんだ。でも誰かを愛せるように [続きを読む]
  • くすくす…
  • 恋するにゃんこ 「くすくす…」ああ 今日もいい天気だ冬へ向かっているなんて嘘のようだ日向ぼっこには最高だなさて おいらのお気に入りの場所でぬくぬくのんびり…ととと…先客ありかそれも二人でー シンくん なあに こんな所へ連れて来てー しっ!ー え え ぇぇ!!……ー ぷはっ やだ シンくん   誰か来たらどうすんのー 大丈夫 鍵をかけた  コンにも1時間休憩をやったー 1時間て…ー 足りなきゃもう少し [続きを読む]
  • すべて夢のむこう10
  • 10「そう。僕にはフィアンセがいた。見事に過去形だけれど、チェギョンには申し訳なく思う」ー 過去形?「なあ、チェギョン。僕の過去は今の君には少し負担になるかも知れない。いずれきちんと話すつもりだけれど、今は待ってもらえないだろうか。実はまだ片づいていないこともあるんだ」「あぁ …あの シンさんが辛い話なら無理にしなくていいわ。いずれ時が来てしてくれるつもりなのなら、その時でいい。私には今話してもら [続きを読む]
  • 光の中へ7
  • 7シンがチェギョンの部屋へ入ると、彼女は裁縫箱を開けその中のものを手に取ってぼんやりと眺めていた。その周りには彼女が家出前に作りかけていた物たちが散らばっている。部屋の隅のミシンはカバーが外されていた。「チェギョン?」「… あ はい 殿下。済みません、気づかなくて」「いや それはいいんだけど、どうしたの」「妃宮様の持ち物を色々見てたんです。美術科専攻と伺っていたのに、手芸も趣味にされてたんだなって [続きを読む]
  • すべて夢のむこう9
  • 9それから、シンさんは空白の日々について私に語ってくれた。それは、やはりまた私を驚かせることばかりだった。*****チェギョンが5歳、僕が10歳の時に僕たちは病院で隣りのベッドになった。僕は心臓の病気で結構長く入院していた。手術をするための体力をつける必要があって、安静にしつつも長い入院生活に飽き飽きしていた。だから、可愛いらしいチェギョンが隣りに来てくれたのはとても嬉しかった。ご存じの通り、僕には [続きを読む]
  • 困ったな
  • 1枚のシンチェ15 困ったな「おい 相変わらずドジなやつだな」「だって…」憎まれ口を叩きながら髪の毛に触る思ったより柔らかいそれは俺の指でふんわりつまみ上げられ甘い香りを漂わせた胸のドキドキを悟られたくなくてキュッと引っ張ったハナタレ坊主のすることと変わらないこいつが悪いんだそんな目で見上げてくるからまたイヤミを言う髪の毛を引っ張られているのに唇から漏れてくるものにドキドキする悪口と一緒にこいつの息が [続きを読む]
  • すべて夢のむこう8
  • 8イ・シンさんに連れて行かれたのは落ち着いた雰囲気の静かなレストランだった。煉瓦造りでレトロな空気を醸し出している建物と内装が気分をほっとさせてくれた。個室に通され、周りの目を気にすることなく過ごせるのも嬉しかった。古風な窓枠から眺める夜の雪景色がとても美しい。私は、その幻想的な夜景とそれをイ・シンさんと二人で眺めているこの状況に感嘆のため息をついた。「イ・シンさん、私この雰囲気すごく好きだわ。素 [続きを読む]
  • 光の中へ6
  • 6「お見舞いもしちゃダメなのか、シン」「俺がいない時はな」「随分心の狭い皇太子だね」「お前の心が信用できないんだから、俺のせいじゃない」「チェギョンだけじゃなくて、シンも変だ」「そうか?」「そうさ。チェギョンは他人行儀だし、シンはズケズケ物を言う。“いったい君は誰だ”状態なんだけど」ユルの言葉は柔らかいが、核心を突いている。箝口令を敷いていることを、この従兄弟に伝えたいとはさらさら思っていなかった [続きを読む]
  • すべて夢のむこう7
  • 7喫茶店の薄暗い隅でガンヒョンはさらに私に追い打ちをかける。「あんたが男に“寄るな触るな光線”放ちまくって拒否オーラ出しまくってるからよ。もしかして、それ無意識だったの?」「私がいつそんなオーラを」ガンヒョンは黙って肩をすくめて見せた。これも彼女が心底呆れている時によくやるお決まりのポーズだ。「もしかして、私 …出してるの」「出してないとでも? 私はあんたが男嫌いなのかと思ってたわ」「男嫌いはガン [続きを読む]
  • すべて夢のむこう6
  • 6「さて、今度あなたのオフィスで僕たちがばったり出会った時は、どうしましょうか。チェギョンさん?」イ・シンさんが軽やかに聞いてくる。「え? ああ… えっと どうしたらいいでしょう」そうか 今度はそれを考えなくちゃならなかったわ。でも私たち本当の恋人じゃないから、どうもできないと思うけれど…「オフィスの皆さんは僕たちが昔仲違いした元恋人だと信じているんですよね。僕たちは“10数年ぶりの仲直り”はできま [続きを読む]
  • 光の中へ5
  • 5内殿は陛下たちの日常生活の場だ。正殿での正式な謁見という形を取らなかったことに、陛下たちの思い遣りが見て取れる。シンの言うとおり、両陛下と皇太后は歓待してくれた。特に皇太后は涙まで浮かべて、チェギョンの無事を喜んでくれて。「しばらく学校も休みなされ。ここでしっかり養生するのですよ」「そのとおりだ。ここのことも学校のこともまだ思い出せておらぬのだろう? その間にシンから色々教えてもらうといい」「あ [続きを読む]
  • すべて夢のむこう5
  • 5「イ・コーポレーションに伺った時にイ・ガンヒョンさんに捕まって、シン・チェギョンという女性と僕との昔の恋愛事件について聞かされ、挙げ句にどうするつもりなのかと詰問されました。静かだけれどもの凄く怒ってましたね。彼女、あなたの親友ですか」「はい。唯一の親友です。でも彼女がそんなことをしたなんて知りませんでした。何も言わないから…そういう人なんです」「それで僕も納得がいきました。あなたのオフィスに行 [続きを読む]
  • すべて夢のむこう4
  • 4隣人ヨヌさんに弟がいる。それを知ったのは、会社にまた出始めて2週間くらい経った頃のことだった。それは休日だった。私は自分のアトリエにしている部屋で絵を描いて現実逃避の真っ最中だった。もやもやしたものを一時忘れるには絵に没頭するのが一番だったから、私は脈絡の無い絵に色を塗りたくっていた。ふと何かを感じて窓の外に目を遣ると、お隣りの一つの窓(後で聞いたら客室だそうだ)からこちらを見ている男性がいるこ [続きを読む]
  • 光の中へ4
  • 4婚姻後初めて妃宮の部屋へ入るためにやってきたチェギョンは子猫を抱いていた。シンはすぐに咎めるように尋ねた。「それはなんだ」「我が家で飼っていた猫が最近産んだの。一番小さい子を置いてこれなくてお嫁入り道具にと思ってね。生き物はダメかな」シンが控えているチェ尚宮を見遣ると、彼女は大丈夫ですというように頭を下げたので渋々認めてやった。「別に構わないがしつけはちゃんとしろよ。ここを汚したり俺の邪魔をする [続きを読む]
  • すべて夢のむこう3
  • 3それからの数ヶ月は万事が好調に楽しく運んだ。誰も“イ・シン”という架空の恋人のことを聞く人はいなかった。けれど、それ以降年下の後輩も同僚もみんな自分の恋愛事件を包み隠しなく私に話すようになり、どうやら私は良き相談相手に昇格したらしい。私は何だか気持ちに張りが出て、休日にも少しお洒落をしたり誘われれば出かけたりして愉快に過ごした。それまでは家に閉じこもって絵ばかり描いていたのに。もちろん心に想い続 [続きを読む]
  • すべて夢のむこう2
  • 2「シン」という名前は、男の名前として元から好きだったものだ。どうしてかと言われても好きなのだから仕方がない。「イ」の方は、先ほど年配グループの話題になっていた王朝ドラマの王様の名前が「イ」だったから、好きな名前の「シン」とたまたま縁組みをさせただけだ。それで、「イ・シン」なかなかいい名前だわ。私はひっそり悦に入っていた。「その人とどこで出会ったの?」期待に満ちあふれた声がどこかから上がる。いつの [続きを読む]
  • 光の中へ3
  • 3シンが病室へ入ると、サイドテーブルに何冊かの雑誌が置かれチェギョンは一冊手にして読んでいた。「おはよう… チェギョン。それは?」“チェギョン”とさり気なく呼んでみた。彼女も気づいたようだが微笑みを浮かべて、質問の方に答えた。「看護師さんにお願いしたのです。殿下のこととか色々知りたいなと思って」あぁそれでとシンは思った。チェギョンが開けているページに目を落とすと、<新しい皇室>という見出しが見えた [続きを読む]
  • すべて夢のむこう1
  • 1私シン・チェギョン 32歳なりたてほやほや。アラサーまっただ中のキャリアウーマンだ。恋人も婚約者も夫も無し。仕事と趣味に熱中して生きてきて、ふと気づくとこの歳だった。周りがどう思っていたかは知らないけれど、私は自分が結婚していないということをそう気にしたことはなかった。ただ友だちが次々と結婚してしまい、忙しくなって会えなくなったことは寂しい。それにまあ正直に言うと、今まで一度も男性から交際を申し込 [続きを読む]
  • 悪党
  • 恋するにゃんこ 悪党小さな頃から目つきが鋭いだの冷たそうだのと散々言われてきた。最近は“悪党面(づら)”ということで俺への認識は定着している。見た目だけでなくぶっきらぼうな態度のせいもあるんだろう。お蔭で女子からは怖がられるだけの人生だった。20年間彼女無し。それがどうしたと思ってきたんだが…こんな俺でも恋はする。自分にないものを求める性(さが)なのか俺が恋した相手は対極にあるようなほわほわした子だ [続きを読む]