相内神社宮司 さん プロフィール

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相内神社宮司さん: 相内神社社務日誌
ハンドル名相内神社宮司 さん
ブログタイトル相内神社社務日誌
ブログURLhttps://aynonay.blogspot.jp/
サイト紹介文北海道北見市御鎮座、相内神社より発信。諸祭事初め日々の記録、祝詞関連の記事など。
自由文北海道北見市御鎮座、相内神社より発信。諸祭事を初め日々の記録、宮司のつぶやきなど。祝詞関連の記事もあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 293日(平均2.1回/週) - 参加 2017/07/16 14:10

相内神社宮司 さんのブログ記事

  • 祝詞語彙1
  •  ここからしばらくは万葉集の歌の中から、祝詞作文に役立ちそうな語句を紹介いたします。といっても、ぜんぶで四千五百首あまりもありますので、巻第一が終わるまででひとつのくぎりにしたいと思います。なお、本文として使用するのはおもに岩波文庫版(新版)です。 万葉集巻第一より【一番歌】籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます児 家告らな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我 [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞9 草稿ができたあとに②
  •  ここまで宮司就任奉告祭祝詞について、どのようにつくっていったかを、それから前回、草稿ができたあとに一読し、気になった点について、説明しました。人形感謝祭祝詞について述べたときには、いちいち各部分で立ち止まり、くどいくらいに説明をくわえましたが、今回はくりかえし説明するのを避けたこともあって、それほどではありませんでした。 ただ、推敲の指針については、いい足りなかったところがあります。どちらかとい [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞8 草稿ができたあとに①
  •  宮司就任奉告祭祝詞の草稿が完成しました。このあと推敲に入るわけですが、推敲の手順については後日改めて説明することにします。きょうはその前段階として、できあがった祝詞について当時、どこに改善の余地があるか、推敲のために読んでみてどう考えたのかを述べたいと思います。まず全文に目を通して構成やその配分を確かめたあと、それからじっくりと各部分を読んでゆきました。① 挂巻も畏き某神社の大前に恐み恐みも白 [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞6 お供えなど
  •  今日はお供えの部分、拝礼の部分、神様にお聞き届けくださいとお願いする部分について、どうつくっていったか、説明してゆきたいと思います。 いまあげた順番につくっていったのですが、その前にワンクッション置きまして、今日を生日の足日と撰び定めて としました。余談ながら、奉告祭当日は強風の吹き荒れる寒い日で、奏上中にご社殿のガラス窓がばたばた震えるほどでした。それでも自然の力を思い知らされる「生日」(いき [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞5 幹部④
  •  きょうは幹部最後の部分です。前述のように、幹部を書きだす前にあらかじめ内容を決めていて、ここで書くのは「最近の神社の状況を踏まえて、じぶんがお仕え申し上げることになった」ことを申す、ということでした。なお、こののち神饌をたてまつる語句につなげようと、考えています。 多少ここで私が赴任する前の神社の状況について、説明しなければなりません。私の前には支部長、かつ他神社の宮司さんが、私が赴任することに [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞4 幹部③
  •  きょうは宮司就任奉告祭祝詞における幹部の三回目、まず前回つくったところを以下に掲げます。大神等はも、某年と云ふ年、是の〇〇の清き明(あか)き処と、今の〇〇てふ処(ところ)を斎(いは)ひ定めて鎮め奉りしより此方(このかた) これに、代々の神職や氏子崇敬者によって、神社の護持運営が行われてきたことをつづけます。私が宮司として奉職することになった神社は、氏子区域のほぼ全域が行政区画上の村だった頃、一村 [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞3 幹部②
  •  予告どおり、宮司就任奉告祭祝詞の一部、神社のご鎮座の状況についてどう書いたのかを、述べてゆきます。まず、大神様が〇〇年にご鎮座した、とします。大神等(たち)はも、某年と云ふ年、鎮(しづま)り坐して「はも」は「は」と「も」の複合語。上にくる語を強調します。辞書には「強い執着や深い感慨を持ちつづけている場合に使う」とあります。ここでは「深い執着」というより「深い感慨」の方です。「某年」には具体的なご [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞2 幹部①
  •  きのうに引き続き、本題部分について述べます。 まず書き出す前にどのようなことを考えたのかというと、第一に、高天原から始めて、修理固成の御言依さしが受け継がれてきて、それでじぶんがこれからご奉仕申し上げる神社のご鎮座に至ったということです。 第二は、ご鎮座以降、代々の神職を初め氏子崇敬者の信仰心により、神社の護持運営が行われてきたということ。 第三は、神社の最近の状況を踏まえた上で、じぶんがお仕え [続きを読む]
  • 宮司就任奉告祭祝詞1 準備〜冒頭部
  •  ここからは、宮司就任奉告祭祝詞について、どのように考えて草稿成立まで至ったのかを説明していきたいと思います。 この祭祀は当然ながら、宮司が就任する際に行われる臨時祭祀です。現にある神社の宮司であって、他の神社の兼務宮司に就任した際に行うのでもなければ、長いこと神職をしている人でも、そう何度も経験するものではないでしょう。 私の場合、他神社の権禰宜より転任して本務宮司となり、奉告祭をとりおこないま [続きを読む]
  • 人形感謝祭祝詞10 推敲の前後
  •  前日の記事まででいちおう完成しましたので、まずは全文を以下に掲げてみます。【冒頭部】此の処(ところ)は朝日の直刺す処、夕日の日隠る処のいと吉き処と、是の某神社の祖霊殿(みおやどの)に鎮り坐す挂けまくも畏き代代の祖先等(みおやたち)の御霊の御前に職氏名い、恐み恐みも白さく、【おまつりする】長き冬の寒きも漸漸(やややや)に和らぎ、あづさゆみ春去り来たりて、山桜・千島桜の笑まひ開くを、我どちの待ち遠に [続きを読む]
  • 人形感謝祭祝詞9 結尾部
  •  ようやく結尾部にたどりつきました。 冒頭部と同様に、祝詞の最後の部分はほぼ定型化しています。冒頭部を「……恐み恐みも白さく」で始めたなら、結尾部は「……恐み恐みも白す」でとじる。同様に「……謹み敬ひて白さく」で始めたなら、「……謹み敬ひて白す」で終える。たまに揃っていない祝詞も見受けますが、基本的には最初と最後を同じ文言にします。 それからバランスをとるため、分量の上でも冒頭部と結尾部は対応させ [続きを読む]
  • 人形感謝祭祝詞8 おねがいする
  •  きのうに引き続き、お願い申し上げる部分をつくっていくことにします。 奉書紙は七折半、そのうち最初と最後には書かないのでスペースが六つある。六つのうち二つを利用してお願い申し上げる部分をつくると、先に申しました。 この部分の最大のポイントは、願いごとをたくさん並べないことです。現代では祈願を主眼とした祭祀が圧倒的に多いので、どうしても多くしてしまいがちなので注意が必要です。なお、祈願以外に、祝詞に [続きを読む]
  • 人形感謝祭祝詞7 おがむ
  •  前回に引き続き、人形感謝祭祝詞について拝礼のようす、それをお聞き届けくださいとお願い申し上げる部分をつくっていきます。もっとも、このあたりはどの祝詞にも共通する内容が多くなるかと思います。 まず拝礼するのは祭祀の対象に向けてですから、敬語が必要です。「拝(をろが)む」に「奉る」を加えて「拝み奉る」。そのような様子を(「状(さま)を」)、平安にお聞き届けくださり(「平らけく安らけく聞し食して」)、 [続きを読む]