保守派の読書ノート 林雄毅 さん プロフィール

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保守派の読書ノート 林雄毅さん: 保守派の読書ノート
ハンドル名保守派の読書ノート 林雄毅 さん
ブログタイトル保守派の読書ノート
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/hayashidaitoua
サイト紹介文読んだ本の内容紹介から感想まで記載。 政治経済から歴史、思想、宗教など保守の観点から考察。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供157回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2017/08/08 06:50

保守派の読書ノート 林雄毅 さんのブログ記事

  • 維新政党新風講演会「盧溝橋事件」
  • 昨日、横浜市内にて維新政党新風講演会(川久保勲氏主催)に参加。講師は軍事研究家の伊牟田伸一氏。演題「盧溝橋事件」以下主な内容。◯盧溝橋事件は7月11日の松井・秦徳純協定で講和となるも、支那側によるテロ続出により反故にされた。◯我が軍は7月28日に総攻撃開始。翌29日に通州事件。逆に言えば、更に早く攻撃していたならば通州事件は起こらなかったかも知れない。◯陸軍省、参謀本部では不拡大派(石原莞爾ら)と一撃派( [続きを読む]
  • 同性結婚に絶対反対
  • 杉田水脈論文以来、LGBTに対する批判すら許さない極めて重々しい全体主義的な時勢である。このままでは、従来の家制度に基づく伝統的結婚観を持つ者は「差別主義者」との烙印を押されかねない。しかし、ここに敢えて同性婚絶対反対の論調を張りたい。LGBTの方々の恋愛については勿論自由であり、その権利を主張する部分は理解出来る。しかし、戸籍上での婚姻迄求めるのは混乱を生むと共に我国の結婚制度の否定である。第一に我国の [続きを読む]
  • 源義経は愚か者である
  • 予てから当ブログにて記していた源義経論を大幅に加筆修正し『燃えよ祖国』誌にて発表した。まずは義経の風貌について。「色白うせいちいさきが、むかばのことにさしいでてしるかんなるぞ」との『平家物語』を引用。しかし『義経記』や『勧進帳』では美男日本一となり、大衆により義経の反っ歯は整形に成功した。そして、本稿主題。なぜ義経は鎌倉から敵視されたのか。第一は無断任官。当時頼朝は京都に不満を持つ北條、三浦、和田 [続きを読む]
  • 映画「砂の器」
  • 学生時代にビデオ鑑賞して以来、二十余年ぶりに中3の娘と見る。当時は涙滂沱し感銘を受けたものだが、今回はそこまではいかず冷めた目で見た。事件は国鉄蒲田駅操作場にて、殺害された男が発見されることにより始まる。ハンセン病の父(加藤嘉)を持つ新進気鋭の作曲家(加藤剛)は大物政治家令嬢(山口果林)と婚約し、将来を渇望される地位にいた。それに至るまで、父の存在を封殺し戦後の混乱に乗じ戸籍を改竄、大阪の商店主の [続きを読む]
  • 今朝の朝日新聞「安倍政権は国会軽視」
  • 珍しく朝日新聞を読む。「カジノ法強引成立」「森友加計解明せず」「強引国会最後まで」「対立法案数の力で次々成立」内閣へ対し大変憎憎しげな報じ方だ。今国会の特徴は「安倍政権の国会軽視が際立つ通常国会だった」又、枝野氏の「憲政史上最悪の国会になった」との意見を大きく見出しにした。予想を裏切らない煽動記事に、辟易しながら読了した。一方産経新聞は「IR実施法成立」と淡々と報じた。又、同紙神奈川欄にてIR横浜誘致 [続きを読む]
  • 矢部貞治「政治学入門」現実なき理想主義はいらない
  • 著者は戦前近衛文麿の側近として、新体制運動の指導者。戦後は拓大総長として憲法改正を唱える保守派論客として活躍した。先ず政治の定義である。それは「国家の意思を決定し実現する・・・治安秩序の維持、国民生存の維持、国家の安全性及び独立性の保持」である。そこには「理想社会の実現」「世界に誇る文化国家の建設」況んや「世界支配の達成」なぞ入る余地はない。第二に政治の本質として「国家内の対立や分化、相克、抗争を [続きを読む]
  • 「雑談の達人」内藤誼人
  • いわゆる自己啓発本であるが、著者は心理学者の立場から辛口で現実的な助言を常にしてくれるので、身につまされながらも読み進められる。以下概要◯内気な人はつまらない。表情、声共に冴えず、マイナスの自己暗示。◯くだけた話をすると、相手は不快になることはない。大胆に相手の懐に飛び込んでいかなければ、いつ迄立っても表明的付き合いに終わる。◯大げさな身振りの効用。噺家は身体で話す。その臨場感は相手を引きこませる [続きを読む]
  • 「がんの練習帳」中川恵一
  • 年齢的にガン適齢期に入りそうであり、身内にもガンで亡くした者がいるので読み始めた。中川氏の危惧する現医療のガンに対する問題点として一、手術偏重。これは嘗て日本人に多かった胃がんをモデルとしており、他部位では必ずしも手術が万能ではない。二、逆に放射線治療を軽視している。米国では約7割の人が治療するも日本は2割5分に留まる。三、化学療法の専門家不足。抗がん剤は、ガンが全身転移したならばその進行を防ぐ。又 [続きを読む]
  • 元ボクシングチャンピオン星野敬太郎氏の美味しい店
  • 今晩は横浜スタジアムにてdena対中日の試合を観戦試合途中、近隣の元ボクシングチャンピオン星野敬太郎氏の経営するwillviに向かう。実に瀟洒なお店の佇まいと、綺麗なママさん、そして男漢抜群で且つ軽妙で洒脱、魅力溢れる星野氏が待っているしかし、著者は前回同店にて飲み過ぎて記憶を無く醜態をさらしたにも関わらず店の方々は優しい微笑で、弱い焼酎を出して頂いた他のお客も恍惚と歌いまた語る私もホロ酔う更に値段もリーズ [続きを読む]
  • 太宰治の「浦島太郎」
  • 太宰独特の軽妙で洒脱な昔話である。他に瘤取り爺やかちかち山、舌切り雀が所収。氏の浦島太郎見解を読む。◯太郎は長男であり、放蕩はしない。保守的で冒険心はないが風流を好む。そのマジメさを16の妹から揶揄される。◯太郎と亀の掛け合い。亀:あなたにはどうも冒険の味を知らないからいけない太郎:妹と同じ様な失礼なことを言うね。…(冒険とは)曲芸のようなものだ。派手なようでもやはり下品。宿命に対する諦観がない。伝 [続きを読む]
  • 四宮正貴氏講演 日本の心を学ぶ会
  • 東京都内にて表題勉強会に参加 博覧強記、平成随一の國學泰斗の講釈に感銘す講演内容として◯人間には時間と空間という概念がある。これらを統合していらっしゃるのが天皇陛下であり、時代の体現者。即ち、空間を統治すると共に時間を継承されている。これは支配や武力ではない。縦軸と横軸の中心にいらっしゃる御存在である。◯現憲法は横軸(空間)しかない。「日本国民統合の象徴」「国民の総意に基づく」・・・これらには歴史 [続きを読む]
  • ショウペンハウエル「死について」
  • 辛口哲学者に相応しく、死に関する見解も男性的で怜悧だ。概要をみると、生命に対する強い執着は「認識がなく盲目」であり、逆に「認識」とは「生命の無価値なことを暴露」し「それによって死の恐怖を克服する」かくて我々は「盲目的な生きようとする意志に対する認識の勝利を称賛する」逆に「その人の認識がこの戦いに負けてあくまで生命に執着し・・・絶望的に死を迎えるような人を我々は軽蔑する」成る程、凡庸な者にとっては「 [続きを読む]
  • RADWIMPS「HINOMARU」は駄作?
  • 先般話題の曲である。本日産経新聞「モンテーニュとの対話」の批評は辛辣だ。著者桑原聡氏によると、当該曲は10点満点中3点らしい。その歌詞に「僕ら燃ゆる御霊」とある。元来「御霊」とは「神霊や祖霊を尊んでいう語」である。これに桑原氏は「身の丈にあわぬ言葉を使おうとするからこんな失敗をやらかすのだ。・・・ちりばめられている古語も、深く考えることなく、雰囲気だけで選ばれ並べられているように感じられる」確かにそ [続きを読む]
  • ショウペンハウエル「自殺について」
  • この著作を読む前までは、ショウペンハウエルは自殺肯定論者でありその有用性について縷々述べていると認識していた。しかし当著は、自殺否定者への批判が多くを占め、自殺行動自体への批評は決して多くはない。即ち宗教家が自殺を犯罪とする根拠は「極めてお粗末なもので、彼らはこの論証の弱みを自分たちの憎しみの情を表す言葉の強さによって、つまり罵ることによって補おうとしている」又驚くべきは、当時イギリスは「自殺者は [続きを読む]
  • ショウペン・ハウエル「読書について」
  • 甚だ厳しい読書論である。読み進むに連れて何度汗顔したことか。著者は無知を責め、又漫然たる読書を許さない。以下引用○「無知は富と結びついて初めて人間の品位をおとす。貧困と困窮は貧者を束縛し仕事が知にかわって彼の考えを占める。これに反して無知なる富者は、ただ快楽に生き家畜に近い生活をおくる」○「読書は他人にものを考えてもらうことである・・・本を読む我々は他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない・・・ [続きを読む]
  • 「燃えよ祖国」連載文 5.3憲法を考える青年集会体験記
  • 先月の憲法集会に参加した模様を二十一世紀書院・蜷川正大代表が主幹する「燃えよ祖国」誌に発表。デモ行進から演説会に至る体験談を掲載させて頂いた。私の拙文は兎も角として、今号も在りし日の野村秋介氏瑞玉の論考を始め「楠公祭」「全国有志大連合・東京大会」活動報告、社友好評連載等々、実に智を広くし識を多くし、心境を開拓すべく清涼の読後感。正しく右翼民族派必読の雑誌也。[[img(https://politics.blogmura.com/cons [続きを読む]
  • リンチに群がる大衆 西部邁
  • 「批評する精神」所収。平成4年に発表された評論だが、驚くほど現在の風潮と似通う。西部氏が言うには、現代のリンチは合法を装う。即ち法律の趣旨に沿うかのようなふりをしつつ、法律とは別次元のルールつまり道徳(習律)というルールにおいて該当者を裁くやり方だ。成る程、日大問題や山口メンバー、財務次官セクハラから古くは亀田親子や沢尻エリカ、朝青龍…と全て西部氏の仰る大衆によるリンチに近い。しかし、それにつれ「 [続きを読む]
  • もし中学生娘の部屋にコンドームがあったら?
  • 小浜逸郎「人生のちょっとした難問」幾つかの人生相談を想定した、小浜節全開の面白解説である○中二娘の机内よりコンドームを発見した母親。どうするか?小浜先生によると子供の性のリスクは三点。先ずは妊娠。責任は負えないし、学業継続は困難。相手も逃げる蓋然性あり。2点目は少女売春や違法行為に発展する恐れあり。事件に巻き込まれることも。3点目は性病感染。ならば、一先ず子供を観察してみる。帰宅時間は遅くないか、服 [続きを読む]
  • 酒鬼薔薇事件には共犯者がいた
  • 北芝健氏と山口敏太郎氏の対談。「テレビで話せなかった激ヤバ情報暴露します」とのヘンな題名の本だが、元公安と芸能プロ代表の情報には信憑性がある。以下主な概要○山口:酒鬼薔薇事件当時、犯行現場付近に坊主頭の男の目撃情報が複数ある。しかし、それは一切記者会見では発表されずマスコミでも報じられなかった。華奢な少年が頭部を門柱に持ち上げられたのか不可解。又、酒鬼薔薇の自白通りコンクリート上に遺体を水平に置い [続きを読む]
  • 「ソクラテスの弁明」プラトン
  • ソクラテスが逮捕された直接の原因は各界の著名人を辛辣に批判したからだ。第一に政治家に対して貴方は決して賢者ではない、と告げたことに「私は彼並びに同席者の多数から憎悪を受けることとなった」政治家は「何も知らないのに何かを知っていると信じており、これに反し私は何も知りもしないが、知っているとも思っていないからである」これが所謂「無知の知」である。第二に詩人を訪問した。詩人も「多くの美しいことを語りはす [続きを読む]
  • 菊池雄星投手(西武)の読書論
  • 「Voice」平成30年5月号より野球選手は本を読まない、という印象が強かったので、このインタビューを読み驚くと共に菊池投手のファンになった。以下引用「そもそも僕が読書をするのは、なぜ?を深掘りしたい、という欲求があるからなんです。…野球の興味はもちろん、あの経営者はなぜ成功したのか、あのタレントはなぜ人気があるのかなど…大げさにいえばこの世界のことは何でも知りたい。そんな僕の欲を満たしてくれるのが読書な [続きを読む]
  • 楠公祭
  • 乃木神社にて楠公祭参列す湊川より682年、大楠公の義烈、小楠公の孝、豈流涕能わざらんや犬塚祭主は先代中村祭主より永きに渡り挙行せるとの由、深く畏敬奉ります一転、直会は和やかな雰囲気各人楠公の遺風を敬い、一献傾けた甘美にして尊いひと時を過ごした [続きを読む]
  • 教師が政治主張するならば街頭へ出ろ マックスウェーバー
  • 今現在、左翼なり右翼なり平和主義なり保守主義なり、政策を教室にて弁ずる教師は決して多くはないであろう。マックスウェーバーは生徒側からも教師側からも政策を教室で取り上げるべきではなく、新聞や集会にて主張すべきとする以下「職業としての学問」を引用する教師の教室における政策主張は「決して学問上の分析に用いられる言葉ではなく、人びとを同じ党派的立場にひき入れようがための政策手段である」「もし講義の中で、従 [続きを読む]
  • 右翼同士の大論争 大川周明と蓑田胸喜
  • 「燃えよ祖国」連載論文より以前当ブログに記した文を大幅に加筆修正し脱稿昭和14年頃、歴史解釈を巡り大論争について蓑田胸喜は戦後における評価が頗る悪いが、先般は竹内洋や佐藤優が再評価していることを紹介戦前、天皇や歴史に対する史観として顕教(天皇絶対主義)と密教(制限ありの立憲君主制)があった(久野収)前者を信奉するのが蓑田らで後者の立場から分析するのが大川である又、森鴎外「かのように」という小説を参考 [続きを読む]
  • 谷崎潤一郎「懶惰の説」
  • 中公文庫「陰翳礼讃」に所収された随筆。西洋人と東洋人の一般的な見方については多く異なるが、怠けることに対する好悪の差は著しい米国のジョン・デューイという哲学者は「東洋人は浮世を捨てて、山の中へ隠遁し一人瞑想に耽っているようなものを聖人と云い高潔の士と云う。しかし西洋ではそんな人間を聖人だとも高潔の士とも思わない。それは一種のエゴイストに過ぎない」と痛烈に批判する。すなわち怠けることは悪徳なのだ。一 [続きを読む]