まぁみ さん プロフィール

  •  
まぁみさん: 無職ですが、3歳の息子をつれて逃げました
ハンドル名まぁみ さん
ブログタイトル無職ですが、3歳の息子をつれて逃げました
ブログURLhttps://ameblo.jp/makopusuke1/
サイト紹介文ヒトラーを崇拝する、モラハラ夫から 息もたえ絶え、逃げた記録です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供82回 / 73日(平均7.9回/週) - 参加 2017/08/08 14:45

まぁみ さんのブログ記事

  • 使い分ける独り言
  • 貞彦さんの独り言は半年以上続き、終わる気配もなかった。色々とネットで検索して精神的な病名にいきついたものの、そこからどうすればいいのか判断を先延ばしにしているうちに、貞彦さんの独り言は私の日常として溶け込んでいるようになっていた。もし、会社ではっきりとした口調で独り言をいっていれば、その場で責任者としての仕事はおろされる。そして季節の変わり目に窓際といわれるところに配属され、名ばかり役員として周 [続きを読む]
  • 夫の世界
  • 貞彦さんの携帯をもって部屋の前にいくにつれて声がはっきり聞こえてくる。 「愚かなる愚民ども聞くがいい! この国を豊かにするのは 金を稼げる私たちなのだ。 足をひっぱって、権利ばかりを 主張し、国が破たんしたら すべてを失うということも わからず?▲〇■※▼●◇?…」 続きは何をいっているのか聞き取れなかったのではなく、日本語でも他国語でもない、うねり絡まった、ただの音という声だった。 「世界中〜 [続きを読む]
  • 夫の異変
  • ぷう助は、無事に入園してくれ11ヶ月がたち、もうすぐで1歳の誕生日を迎える時だった。 私は日中に通院をしながら身体を休めることができた。 おかげで、すぐに回復したけれど仕事探しは、苦戦し内職を続けていた。 自家用車は1人1台があたりまえの地域で、パートの募集がでるのは、駅から徒歩20分以上離れた大型の倉庫や食品工場で何度か面接にいってはみたものの電車通勤ということに驚かれすべて不採用だった。 5駅さ [続きを読む]
  • 地底を掘る日々
  • ぷう助をつれて保育園の見学や、役所などに行き必要な書類を提出してきた。 私の住んでいる地域は待機児童の問題もなく、一時預かりでも、希望する人はすぐに入れてもらえるようでありがたく許可をいただけた。貞彦さんは保育園を決めた日から私たちに、憎しみの視線を送り続けている。 電気代、食費、ぷう助のオムツ代など、すべてに無駄遣いだといいストレスをぶつけてきたけれど、私の心を入れ替える練習だと思い静かにやりすご [続きを読む]
  • 期待してしまう心
  • ここ最近、貞彦さんとはいいことも、悪いこともずっと何もなく、とても穏やかな日々だった。何もないだけなのにそれがとても幸せで、もしかしたら貞彦さんとやり直せるのではないだろうかと心が期待したくなっていた。いつか貞彦さんはぷう助のことを大切だって気がついてくれる、私に悪いことをしたなって思ってくれる日がくる、本音を言えば離婚なんて望んではいないのに。でもこんな状況では離れるしかないから、仕方ないのだけ [続きを読む]
  • 保健師さんと面接
  • 健診も無事に終わり、ぷう助の成長も問題なくほっとしながら、保健所へいった。 受付で名前をいうと40歳くらいの美魔女のような綺麗な保健師さんが、来てくれ個室に案内してくれる。 同性の私でもときめいてしまうようなエレガントなオーラに女優さんのようだなぁなんて思ってしまった。 保健師さんにぷう助の母子手帳を見てもらい、その後、私の体調についてもきかれる。 産後から体重が10キロ以上減っていて、現在も減り続け [続きを読む]
  • 母が恋しくなる
  • ぷう助の3ヵ月を迎えた頃、健診のために、近くの小児科へ予約の電話をすると、いっぱいで断られてしまった。 他の2ヶ所も同様に断られる。私が甘かった。人気の小児科は前月の予約開始日に電話をして、予約をいれないとおそいようだった。 何ヶ所か電話をして家から電車で20分ほどいったところにある総合病院に予約を入れることができてほっとする。 まだまだ初めての育児は、知らないことだらけで失敗が多いなと反省。その後 [続きを読む]
  • 1%の希望
  • 内職に疲れ、空をみると雨を数時間後にふらす準備をしているような空模様で、ちょうどいいと思いぷう助を抱っこしてお散歩にいくことにしする。 連日の猛暑は、外に出た瞬間焦げてカリカリベーコンにされてしまいそうな日差しだった。ぷう助を抱いて、ゆっくり歩く。 朝顔がいっぱい咲いてるね、ラーメン屋さんのおいしそうなスープの匂いがするね、つつじが1つだけ咲いてるよ、皆とずれて咲いたって別にいいんだもんね… 心の中で [続きを読む]
  • チャイルドシート
  • パーティーの時、会社の方たちに貞彦さんはチャイルドシートをつけていないこを指摘されたようだった。そして買いにいくことになる。車社会の地域なら、出産前にチャイルドシートを取り付けるんじゃないかと思ったけど私たちが貞彦さんの運転する車に乗ることは、ないだろうし私がチャイルドシートを買ってといったところで、聞く耳持たないだろうと思い黙っていた。けれど、ついていればありがたいにこしたことはないので、会社の [続きを読む]
  • パーティー当日
  • お昼のパーティーにむけてガスコンロ3ヵ所、オーブン、IHコンロすべてを使用してなんとか、約束の時間40分前に準備ができた。見落としがないか確認していると自分がノーメイクで寝癖がついたままだということに気がつき、すぐファンデーションをぬり、なんとなくこけて、目立っているような頬骨をごまかすために多めのチークをつけた。着替えてエプロンをつけなおしているとインターフォンがなる。貞彦さんがすぐに玄関で出迎え [続きを読む]
  • お詫び
  • 昨日のブログにて、ある障害をもったお子様がいらっしゃるご家族のお話をかきました。 内容には特定に繋がらないよう、またそのご家族の方が読んでも、お気づきにならないよう注意を払いかきましたが、私の説明不足により読んでいる方に、ご心配や不愉快な思いをさせてしまいました。 そして万が一の万が一を思うと、自分のことではないので、削除したほうがいいと思い削除させていただきました。読んでいてご心配してくださった方 [続きを読む]
  • パーティーの準備
  • いきなり告げられた、二日後に貞彦さんの昇進祝いとぷう助のお披露目パーティー。10人弱はくるだろうか。料理品目も多く、今から下ごしらえしなくては間に合わないものもある。貞彦さんは、それを知っていてぎりぎり間に合う今、この計画書を持ってきている。「2日後にすべての準備は 間に合わないよ。出産してかえってきて ちゃんと家の掃除もできていないし ぷう助が生まれる前は、たしかに みんなに喜んでもらえる、おも [続きを読む]
  • 昇進するということ
  • 点滴のおかげで、すっかり吐き気消えて、体は楽になったけれど薬の副作用で、眠気がやや強かった。薬を飲んでいるため母乳はとめて、ミルクに切り替えたことで夜中は、そのつど不慣れなミルク作りに睡眠を削ってしまい、日中にぷう助とお昼寝してしまう時間も増えていた。今まで、泣けばおっぱいをだしてすぐあげられたけれど、ミルクを作るためにおきあがり人肌といわれる温度に設定してその後、それを洗って消毒をするという、ミ [続きを読む]
  • 保健師さん
  • 病院へ行き、点滴をしてもらいゆっくり休んでいると、初めて会う、年配の助産師さんが部屋にはいってきた。 「頭痛はどう?今年はすごく 暑いもんね。ちょっとお母さん 疲れちゃったんじゃないかしら。 今日、母子手帳もってる?」 そういわれたので、母子手帳を渡した。最初のページから、記入されている最後のページまで、ささっと読んで 「お母さん、出産してから体重が 16キロもおちてるわ。 ご飯食べられない? 赤 [続きを読む]
  • 頭痛
  • 毎日、ぷう助が寝ては内職をして夕方前にダミーのダンボールを押し入れにしまう日々を送っていたけれど、1ヶ月たった頃、夕方前に軽い頭痛がおこった。頭痛は私にとって貞彦さんの次に恐怖で、これが起り始めるとしばらく痛みと嘔吐で寝たきりになると思いすぐに内職をやめて、肩や首をまわして血流をよくし、ひどくならないことを願った。けれど翌日、案の定激しい頭痛と吐き気で目覚めた。いつものやつだった。妊娠中は、なぜか [続きを読む]
  • 内職
  • 貞彦さんと私たちは停戦状態が続いた。 閉じ込められた時のことを思い返すと、停戦している時は大丈夫だけど、その後穏やかになりかけて油断した時が1番危ない。どんな時も気を許してはいけないのだと思った。身体も落ち着き、内職募集をしている工場へやっと電話をすることができた。 すると、近所ということで電話をした30分後に、ぷう助と一緒にいくことを承諾してもらえ履歴書をもっていきその場であっさり採用していただけ [続きを読む]
  • 元気をもらう
  • 翌日も病院へいった。身体はだいぶ軽くなっていたけれど、お願いしてもう一度点滴をしてもらうことにする。 あてのない仕事のために早く体力を回復させなくてはという一心だった。 ただ、この日はなぜかぷう助がまったく寝ず、ぐずるので点滴室にいると他の患者さんの迷惑になると思いぷう助を抱き、点滴をぶら下げながら外来の待合のイスに座った。 それでも、お気にめさない様子で中庭のある四角いドーナツ状の病院管内を、ペン [続きを読む]
  • トリケラトプス
  • どうやったらぷう助を守れるのだろう。じっと考え続けているとあっという間に陽が沈み、部屋が暗くなり照明をつけた。 3年間で50万を貯める計画をなんとか急いで短縮できないだろうか。携帯の電卓を使おうと手にした時、母から一昨日の日付けでメールが来ていた。『ぷうちゃん元気?お父さんが 寝込んじゃったの。ぷうちゃんの 写メをみたら、元気が出ると おもうからヒマな時にでも 送ってあげて』 母の看病づかれで、父 [続きを読む]
  • デスルーム
  • 玄関に入ると、もわりとした熱い空気がこもっていて、なぜか玄関にタオルケットが鳥の巣のようになって置いていある。 わけがわからないけどぷう助もいるし、早くエアコンをつけようとリビングへ急ぎ足で向かうと、さらに物置にしまっていたはずの引き戸が倒れている。 なんで!!? 三畳の部屋の入口の前に、たおれていて入れないので、ぷう助をソファーの上においてどかそうと思ったところでいっきに身体が重くなり、エアコンを [続きを読む]
  • 一時的な記憶喪失
  • 点滴が残り半分をきった頃目がさめ、ぷう助をもう一度見る。頭がほわんとして何も考える力がなかった。看護師さんが、点滴の様子をみにきてくれる。 「今年は猛暑なんだから、お母さんは ちゃんと水分補給しないと 母乳でいっぱいとられちゃうからね!」 「私はどのぐらい眠っていましたか?」 「全然ねてないわよ。 1時間もねてないんじゃない? だってこの点滴が1時間ぐらいだし」とても長い時間がすぎているように感じた [続きを読む]
  • 夢と現実のはざま
  • 固いけど少しだけ柔らかくて気持ちがいい板の上。 (私は死んだ…?死んでも、こんなにはっきり何かを思うことができるのかな。そういえば死後、少しの間は耳が聞こえているってきいたことがある)指を曲げてみると動いた。 (死んでないみたい…ぷう助、ぷう助はどこ?) 左手を横に広げてみると、手の甲が冷たい鉄の棒にあたった。右手を広げても同じだった。鉄の棒の感触をたしかめて病院のベッドの上にいると気が付く。 (ぷう助が [続きを読む]
  • 部屋から出る
  • 定規を壁と戸の隙間にグリグリ差し込むようにおしあてる。戸の塗装が削れて、木肌がみえる。ゆっくり、定規がおれないように奥へ奥へ、通った!戸が定規の厚み2mmぐらいあいた。テコにして、定規がミシミシ音を立てる中、指も定規と壁の間にねじこみ力を加える。パキンッ……折れた。1?あいたかどうかというところだった。そこに両手の指を全部おし込む。削られるような痛みでジンジンしている指に体重をかけ、腹筋に力をいれ [続きを読む]
  • 扉をあけるアイテム
  • 朝、貞彦さんヒゲをそる音が聞こえ再び戸をたたき続けた。けれど、足音は何も聞こえていないかのように止まらず、玄関の外から鍵をかける音が響き、車のエンジン音をきいたとき望みはなくなった。昨日から同じことを何度も考える。この部屋の位置は道路から真逆にあって大声をあげても外には届かない。外に面している壁の裏は、お隣さんのバラ園のようなとても広いお庭で、早朝に出勤されている。どうやっても声は外に届かない。ぷ [続きを読む]
  • あかない引き戸
  • 貞彦さんがコンビニの袋をカサカサと揺らしながら音をさせ自室へ入っていく音がきこえた。そろそろシャワーを浴びるためにこの部屋の前を通るはず。戸を叩く準備をして待ち構える。すぐに貞彦さんの足音は部屋に近づいてきた。その音を確認し、握りこぶしで動かない戸を連続して叩く。足音がきこえないほど叩き続ける。叩きつかれ1度、手をおろすとシャワーの音だけが響いていた。素通りされてる……まさか今夜もあけてくれないな [続きを読む]
  • 砂漠と地獄
  • 引き戸は隙間なく、ぴったりしまっていてびくともしない。室温は多分、30℃をとっくに越えている。 横をむき、やすみ休みぷう助の肌着をパタパタあおいだ。夜がきて、貞彦さんが帰宅するのを待つしかない。昔、テレビの年末スペシャルでやっていた九死に一生をえた人の話を思い出す。山で遭難したり、災害で閉じ込められたリした時、できるだけエネルギーを使わないこと。 私は布団の上で動かず仰向けで、寝て起きてを繰り返すこ [続きを読む]