勝木 淳 さん プロフィール

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勝木 淳さん: 来るわ来るわ何が来る
ハンドル名勝木 淳 さん
ブログタイトル来るわ来るわ何が来る
ブログURLhttps://ameblo.jp/jam1246/
サイト紹介文優駿エッセイ賞2016において「築地と競馬と」でグランプリ受賞。競馬から感じたことを書く
自由文競馬は人と馬が作るドラマであり、スポーツであり、ギャンブルだ。多角的な側面を同時に持っている文化は他にない。馬券が好きだ。この複雑難解な問に対し、自分なりの解を導き、その正誤が出る。だから私は馬券が外れた時はこう言おう。

「買ったあたしが悪かった」

また馬と人が表現する何かを感じ取りたい。それを文章で表現する事で人間を描き出したい。そう思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2017/08/16 16:46

勝木 淳 さんのブログ記事

  • 人の行く裏に
  • ホントに5回東京なのかと戸惑う暖かさに包まれた1日だった。言われてみれば、緑はやや「くすみ」を帯びてはいたが、晩秋の競馬場とは思えない空気だった。それでも空は高く、太陽の傾きも足早で、秋にちがいなかった。 ローテーションも暮れのレースへの出走表明も届き出し、競馬もジャパンオータムインターナショナルが開幕。クライマックスへと加速していく。 華やかな中央開催のなかローカル福島で行われる福島記念は人が行く [続きを読む]
  • 短縮、先行でスワンステークス
  • 秋の競馬番組ハイライトといえば、古馬中距離路線。天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念、秋はこの3つが看板タイトル。その緒戦、天皇賞(秋)は13頭立て。頭数が多ければいいわけではない。しかし、ここを是が非でもという気迫に欠ける印象は拭えない。もうはや秋の3大タイトル全てにエントリーし、タイトル総なめを狙おうという考えは昔のことのようだ。ノーザンファーム生産馬8頭。この8頭+3歳で3大タイトルを獲得できれ [続きを読む]
  • 物理的な差を気にしない、それが現代ニッポン競馬?
  • 競馬はとても謎めいている。いくら頑張っても解けない謎解きが止められず20年を超える時を過ごしてきた。菊花賞。なぜ2000m通過が2分7秒近い競馬になったのか。溜めて伸ばすは現代ニッポン競馬。これができなきゃ勝てない。私とてそれぐらい分からぬキャリアじゃない。それでも分からない。前も溜めるもトレンドだ。それも分かっている。しかし、溜めても切れない馬が溜めるというのは、後ろ溜める馬に切れ味勝負を挑むこと。物理 [続きを読む]
  • 菊花賞を解く
  • 土曜日、いつものように競馬場を散策。競馬博物館を訪れる。 武豊騎手の4000勝を記念した特別展と並び開催されていたのがメジロ牧場の歴史。 お隣でやっていた武豊騎手のメジロマックイーン、横山典弘とメジロライアン。メジロパーマー、メジロドーベル、メジロブライト。 歴史を彩ったメジロの馬たち。みんなステイヤータイプのバテないスタミナが売りの馬ばかり。オーナーである北野夫妻は馬だけでなく、人も育てた。昨今、希薄 [続きを読む]
  • 富士ステークスで資金を作るには
  • 日曜日はクラシック最終戦の菊花賞。その前日の資金調達にというわけではないが、富士Sは難解で波乱も多いレース。マイルチャンピオンシップのステップレースというより、ここで稼げないと本番には出られないという立場の馬も多く、休み明けの組のなかには本番を見据えた馬もいる。 じつに比較しにくく、前走レースもバラバラ。過去10年のデータを参考にすると、今年も7頭がエントリーする京成杯AH組が最多。戦歴は【1-3-1-24/ [続きを読む]
  • 菊花賞は神戸新聞杯組から
  • 秋に咲く華やかな三冠。秋華賞の振り返りはウマフリの重賞回顧に詳しく書いたが、あのレース、どうしたってミッキーチャームが逃げ切っておかしくないレースだった。前後半1000mを59秒6‐58秒9というこれ以上ないペース。ラスト400mは11秒8-11秒9。後半1000mのロングスパートからミッキーチャームは止まっていない。生まれた年が悪かったというのはこのことだ。 そして、今週は菊花賞。菊花賞は過去10年、前走神戸新聞杯組が【 [続きを読む]
  • 毎日王冠の立場
  • 秋の東京開催といえば、いよいよ今年の競馬の終着地点が見え隠れする。春夏秋冬、1年365日競馬が開催される日本では感覚が鈍るが、残る開催は3回12週間と少し。それこそあっという間だ。久々の晴れ間だった今日、曇りや雨の日が続くうちに日暮れが早くなっていたことに気づく。 毎日王冠。 秋の天皇賞はもうすぐそこ。毎日王冠はそんなレース。にもかかわらず、あまり天皇賞とのつながりが薄いレース。14年スピルバーグ以来勝ち [続きを読む]
  • 築地で50年を過ごした男
  • 優駿エッセイ大賞の「築地と競馬と」を執筆したのは2年前の夏。あの頃、秋に豊洲移転を控え、築地のよさを自分なりに伝えたくて書いていた。夏の終わりに移転がなくなり、豊洲移転問題がテレビや新聞を賑わせた。そんな背景もあって、私のエッセイはグランプリを受賞した。翌年の秋に私は築地を去った。自分の店がダメになるなら、どこへ行ってもいずれ立ち行かなくなる、そう決めていたので、仲買人を辞めた。そして、築地がつい [続きを読む]
  • スプリンターズSを考える
  • 雨中のスプリンターズSといえば、アストンマーチャンが逃げ切った07年を思い出す。逃げの中舘騎手がアストンマーチャンにデビュー以来初の逃げ戦法を施し、一気に突き抜けた。まるで田んぼの不良馬場で前半33秒1という猛ペースを作って、後続の脚力を削ぐ。名手・中舘騎手の真骨頂だった。 07年も台風の影響を受けた開催だったが、今年も同じような開催になる公算が高まった。アストンマーチャンを探せと言いたいが、近年のスプ [続きを読む]
  • 築地が終わる前に
  • 「海幸橋っていい名前ですね」今朝、職場の上司に築地市場を案内したところ、一緒にいた女性に言われた。10年も築地市場が職場だった身としては新鮮だった。風情があるとその女性は感想を述べた。休みに早起きをして築地市場へ行った甲斐があった。風情。なるほど、風情か。それは歴史であり、絶えない人々の営みが作るもの。その風情が消えようとしている。海幸橋はとっくの昔に壊され、辛うじて門の名称として残った。門として [続きを読む]
  • 京成杯オータムハンデ予想
  • 中山競馬場のパドックで馬を眺める。普段は馬券検討のために見るパドック、今日はちょっと違った。なんとなく、目の前をグルグル回っている十数頭のサラブレットたちはどんな気持ちで歩いているのか気になった。 みんなヤル気に満ちて周回しているのか。中には走りたくはないが、やらなきゃいけないからやるという馬もいるんじゃないかと。 馬の気持ち、ましては本音など分かりやしない。やりたくないけど、やらなきゃいけないな [続きを読む]
  • 変わったことを受け止めながら
  • 妙に涼しい夏の終わりの土曜日。久々にこの週末は競馬観戦と決め込む。考えなきゃならんこと、残した仕事もあるが、今週は日曜最終レース終わりまで置いておく。ここ数ヵ月、ずっと週末も仕事を手元に置いたままだった。それ結果がでないなら、忘れた方が心にはいいだろう。夏は祭りやらお盆やらでテレビの前に座る時間もなかった。もう夏競馬も終わりが見えてきた。だからここからは夏競馬を楽しむことにした。平成最後の夏。特 [続きを読む]
  • 自転車は自転車じゃありません
  • ご無沙汰しまくっています。今朝、一時停止のT字路でバスに突っ込みかけた自転車を目撃。乗っていたのは前に子どもを乗せたママでした。じっと憮然とした表情のママさん。不思議な光景でした。ママさんが走ってきた道路に優先権はない上に一時停止義務があったからです。車を運転しないと推測されるママさんは一時停止標識を見落としたか、知らなかったんでしょう。車道を走れと自転車に言うならば、車道を走る車両として道路交通 [続きを読む]
  • 皇帝戦士よ、永遠に
  • スーパー・ストロング・マシンに別れを告げて間もなく、ベイダーの訃報に触れる。 猪木、藤波らと戦い、闘魂三銃士の分厚い壁になり、やがて四天王とも戦い、UWFのリングにも上がった日本プロレス界の最強ガイジンレスラーの一人。 入場曲「アイズ オブ ザ ワールド」は聞くだけで、ゾクゾク感が甦る名曲。 あのハンマー、すっごい痛そう。痛みが伝わるレスラーでした。あの巨体でムーンサルトまで繰り出す。器用でメチャクチ [続きを読む]
  • さらば、魔神風車固めよ
  • 日本代表が強敵コロンビアを倒すという番狂わせを演じ、静まりかえっていたワールド・カップ熱が烈火の如く燃え上がった夜。 新日本プロレス後楽園ホール大会でスーパー・ストロング・マシンの引退記念試合が行われた。 メインではマシン軍団vsロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの10人タッグマッチが組まれた。 マシン軍団を率いて入場してきたのは将軍KYワカマツ。赤い地下足袋に赤い拡声器、後楽園ホールは突如30年以上前に [続きを読む]
  • アハルテケステークス
  • 北海道シリーズ開幕直前はどの条件も頭数が揃わないレースが増える。今日土曜日で言えば、頭数が揃って難解な雰囲気を出しているのは東京11Rアハルテケステークス。 東京ダート1600mは他の競馬場のダートとは全く異なるカテゴリーであり、ここに出ないと秋まで得意条件に使えない馬が出揃った印象だ。2回東京ダート1600mの準オープン以上のレースは 4.21オアシスステークス OP5.5 立夏ステークス 準オープン5.27薫風ステー [続きを読む]
  • 先週の傾向分析
  • 6月クラス再編成は今年最後らしいので、この複雑そうで図式を明確にしてくれる制度を是非とも馬券に活かしたいものだ。 ところが、先週はどうにも自分なりに掴みきれぬまま終わってしまった。東京、阪神の中央開催は残り3週。開幕週を振り返ってヒントを探したい。まず、先週の3歳、4歳の成績(芝・ダート合わせて) 4歳  着度数【13- 14- 12- 81/120】 勝率 10.8% 連対率 22.5% 複勝率 32.5% 3歳  着度数【7- 3- 5- 39/ 54 [続きを読む]
  • 深夜ラジオ育ち
  • かつて築地勤めだった頃、朝の楽しみは深夜ラジオ「オールナイトニッポン0」でした。 私は世代的に部屋にテレビがないギリギリの世代。家族は早く寝るので、私のひそかな楽しみはラジオだった。電波の入りがよかったニッポン放送が専門で、「三宅裕司のヤングパラダイス」や「伊集院光のOh! デカナイト」で育ち、オールナイトニッポンへ移っていった。とんねるずやウッチャンナンチャンの終わりから聴き始めた。 深夜ラジオの楽 [続きを読む]
  • 言い訳なしの力勝負
  • 安田記念の回顧はウマフリだよりに詳しくは書いたが、そちらには書かない部分について先に振り返っておきたい。 外枠からハナに行ったウインガニオンは前半800m45秒5、レース後半800m45秒8なので安田記念らしい均衡のとれたラップだった。 12.2-10.8-11.2-11.3-11.3-11.4-11.4-11.7 さすが安田記念と言える美しいラップ構成だ。レースが落ち着く3ハロン目から11秒台前半のラップが並ぶ、スピードの持続力が問われる内容はGⅠら [続きを読む]
  • 今年の安田記念につながるのは、
  • 土曜日最終の500万下芝1,600m戦の勝ち時計1分33秒0だった。前半800m47秒0−後半800m46秒0という緩い流れでも1分33秒0だから高速馬場が要因としか言いようがない。 こんな硬い馬場を作ってどうするんだとJRAに言ってやりたいが、まあ胴元に文句を言ってもギャンブルは意味がない。黙って提示された条件に見合う予想をするしかない。 安田記念が1分31秒台で決まる。過去1分31秒台が出たケースは 12年勝ち馬ストロングリターン1分 [続きを読む]
  • 結果的には、最終よりの使者
  • 先週、日本ダービーが終わり、中央競馬は6月を迎えて新年度が始まる。新年度は新たなクラシックロードの出発地点、ボヤボヤとはしてられない。各媒体のPOG登録を済ませねばならないし、4月のように年度初めは何かと忙しない。 そして、今年度の区切りが最後のクラス再編成になる。4歳馬の賞金が半額にされ、クラスが1つ、ないし2つ下がる降級が発生する。来年からこの制度がなくなるのは個人的には残念でならない。この時期 [続きを読む]
  • 舌打ちと通せんぼ
  • 5月だからですかね。6月が祝日がないからですかね。 最近、電車とか改札とかでよく聞こえるんですね。 舌打ちが。 今日は2回続けて聞こえました、舌打ち。 ま、意思表示なんでしょうね。自分が不快だという。意味ありますかね、不快という意志表示。ま、NOと言えない日本人なんて時代があって、もっと意志をはっきりさせろって雰囲気があって、ま、意志を伝えるのは結構なことだと思いますが、不快だという意志は伝える必要があり [続きを読む]
  • ダービーのラップを考える
  • 第85回日本ダービーはワグネリアンが勝ち、幕を閉じた。 レース回顧は毎週寄稿させてもらっている「ウマフリだより」にアップれるので、そちらに譲るが、 私はダービーは競馬の流れを作るレースだと思っている。または競馬の流れを映す鏡のようなものだと。 今年の日本ダービーで私が個人的に気づいたのは、東京競馬場を逃げ、もしくは先行して押し切るために踏みたいラップ構造について。 日本ダービーの後半1,200mのラップ12.2- [続きを読む]
  • これ、競馬の歴史テストに出ます
  • ここのところ読んだ本を取り上げるコーナーと化しています。本を薦めるのはいいんですが、他社の本ばかりでは気が引ける(面白い本は面白いから)ので、そういう意味では今日は自社の本を紹介します。 「血統と系統と伝統。」増田知之著、東邦出版 競馬は記憶のスポーツだと言われますが、記憶とはすなわち記録を指します。口伝とか昔話も記憶の継続に役立つけど、私たちは記録を元に自分たちが経験していない記憶を引き継ぎます [続きを読む]
  • 地名が伝える東京の地形
  • 実録・国際プロレスが骨太だったので、さらっと読める新書を選びました。この本、同僚が気になる本にあげていたので、読んでみました。地名や歴史好きには楽しい内容でしたね。文献調査だけでなく、フィールドワークも多目で「ブラタモリ」的で時間があれば寄り道したくなります。御茶ノ水駅はあるが、御茶ノ水という地名がないとか。谷や山、池など今は見られない東京の地形を今も伝える地名は歴史そのものです。勤務先の高田馬 [続きを読む]