KOTOKO さん プロフィール

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KOTOKOさん: コップの水
ハンドル名KOTOKO さん
ブログタイトルコップの水
ブログURLhttp://rarimar17.jugem.jp/
サイト紹介文毛色のちがう恋模様。迷いながらも、ちょっと書いてみたくなったこと。
自由文人はそれぞれ、価値観も人生に求めていることも違う。だから傷付いて、もういやだって思うんだけど、やっぱり1人はさみしいね。

日々なんとなく思ったこと、創作小説、本や映画のこと等。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 237日(平均5.9回/週) - 参加 2017/08/27 17:22

KOTOKO さんのブログ記事

  • 真下くんの恋 10
  • あれは、私のスピード失恋から1か月後のこと。12月に入ったばかりの金曜日だった。真下くんから、携帯にメッセージが来た。『とつぜんで申し訳ないんだけど今日そっちに泊まらせてもらえない? 』ん?私はちょっと驚いて、『どうかした? 』と返す。『親と口ケンカしち... [続きを読む]
  • 読後感のざわざわ
  • ある小説を読み終わったとき。あきらかに感動していて、あきらかにこの話が好きで。だけど心の奧の方で、ざわざわとした胸騒ぎのようなものを感じるときがある。ネットでそれを読んだ人たちのレビューを読むと、そのざわざわは少しだけおさまってくれる。それにしても、こ... [続きを読む]
  • 雨は、孤独よりも繋がりを感じさせる。今降りそそぐ雨粒たちは、この地域のあらゆる生きものを濡らしているのだ。犬も、鳩も、小さな雨蛙も。大きな街路樹も、庭先のツツジも、道端の草花も。老若男女、たくさんの人々。エライ人、そうでない人。健康な人、患っている人。... [続きを読む]
  • ダメな私に捧げる言葉
  • 彼は、病的な嘘つきだった。彼が仕事に行く、と言えばギャンブルでギャンブルに出かけると言えば、女の所だった。仕事にしたって、なにをしてるのかわからない。彼の主な仕事は、私のお金を使うことだ。それは認める。彼はありたけのお金を、キレイサッパリ使い果たすこと... [続きを読む]
  • からだ
  • 体のどこかに不具合が生じたとき。私は、どうしてこんなに動揺してしまうのだろう。それって、今までの自分の体に対する扱いがもたらした結果に過ぎないというのに。例えば、最近私はのどをやられてしまったのだけどそれは暖房を常に入れていたにもかかわらず、部屋の湿度... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 9
  • 高校2年の秋。おおざっぱな私が、まつげにマスカラを塗り丁寧に髪にヘアアイロンをあてているのを見て、お母さんは勘づいたようだ。私に彼氏が出来たってこと。「どんな人なの?今度会わせてちょうだい。」そんなお母さんのからかいを、普通にスルーする私だったけど。同じ... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 8
  • サンダルから感じるアスファルトの熱さにヘトヘトしながらも私達は近くの公園まで、ゆっくりと歩いた。(アイスを買いに行った商店には、いつものおばあちゃんはいなくて代わりに、大柄で愛想のいいおばさんがお店番をしていた。)お母さんの言うとおり、真下くんの身長は... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 7
  • 高校生になって、初めての夏休みだった。 部活にも入ってないし、特に勉学に励むわけでもない私は友達と遊ぶ以外のほとんどをテレビを観るか、ご飯を食べたあとにゴロゴロするなんてことに費やしていた。そんな私を横目に、お母さんが言う言葉。「... [続きを読む]
  • 失恋の後に?〈早く忘れて〉
  • 「とんとん。」ノックするかわりにそう言って、半開きのドアから部屋をのぞく。「亜弥、 こんな時間まで夜遊びか? あぶないぞ、女の子が。」兄が、スマホから目を離すこともなく言った。部屋の奥のベッドに、あお向けで寝転んでる。「ちょっと、やめてよ。たまに帰ってき... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 6
  • ほのかに想いをよせていた相田先輩が、もうすぐ卒業してしまう。遠くから姿を見ることも出来なくなっちゃうんだ。そんな状況でも、私はそこまで悲しくなかった気がする。告白しようなんて発想すらなかったし(ああ、あの好きな感じのする人が、学校からいなくなっちゃうん... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 5
  • 中学生生活もすっかり板についた、3年生の初夏の時期だった。放課後に、帰り支度をしている私の横で、女の子の声が聞こえる。「ねー、モナミさんは知ってる?真下くんのはなし。」隣のクラスの金子さんだ。私と話したくて、うちのクラスに入って来たらしい。同じ小学校出身... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 4
  • やがて春がめぐって私達は6年間通った小学校を卒業した。まあたらしい中学校の制服に、気はずかしいような、ちょっと誇らしいような気持ちで袖を通す。中学生になった私には、自然となん人かの友達が出来た。3つの公立小学校から集まった、クラスメイト達。まだ、周りが... [続きを読む]
  • 飴細工
  • キミと初めて会ったとき。お祭りの屋台で見た、飴細工の小鳥が目に浮かんだ。柔らかな白いかたまりが、おじさんの手で小鳥のかたちになっていく。幼い僕は、魔法にでもかかったみたいに夢中でそれを見ていた。僕が驚いたのはこのガラス細工のような美しい小鳥は、口に入れ... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 3
  • 私達は6年生になった。担任の野村先生も、そのままクラスを引き継ぐ。私はそのことに、どこかホッとしていた。このうえ、理解のない大人が担任になったりしたら、最悪だったから。私は相変わらず、クラスの女子達とは一定の距離を置きつつ(置かれつつ、かな)真下くんと... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 2
  • 私と真下くんは、磁石が引かれ合うみたいに、急速に仲良くなった。今までの女の子の友達よりもっと、真下くんは繊細で女の子らしかったから。それでいて女子特有の、ちょっと陰険ななにかは持っていなかった。休み時間には自由張に絵を描いたり校庭に咲いてる花を数えたり... [続きを読む]
  • 真下くんの恋 1
  • あれは、5年生になったばかりの時期。私は学校からの帰り道を、ひとりでトボトボと歩いていた。小学校では、2年ごとにクラス替えがあるのだけど。どうしたことか、その年のクラス替えでは友達と呼べるような子が、私には出来なかったのだ。幼稚園からずっと、友達がいな... [続きを読む]
  • ヘリクツな子
  • 納豆は好きだけど、納豆の容器の軽薄さは好きじゃない。犬は好きだけど、息がハアハアあらいときは微妙。春は好きだけど、得体の知れない虫たちがわらわらと元気になるのはいただけない。かっこいい男の子は好きだけど、それを鼻にかけてるとちょっとね。外国の推理小説は... [続きを読む]
  • 失恋の後に?〈雨の予感〉
  • 私がつらいのは、失恋よりも失恋の予感だった。私はもう15年近く、失恋で泣いたことがない。なぜなら、失う前にいつでも、代わりの恋を用意しているから。降りそうな予感がする朝は、雨の予報が出ていなくても折りたたみの傘をポンッとカバンに放り込む。そんな要領で、... [続きを読む]
  • 秘密
  • 秘密は不安を呼び覚まし不安は、物事を間違った方向に導いたりする。なのに人は、秘密を持たずにはいられないんだ。秘密の出発点はたぶん、自分が傷付かないようにするため、相手を傷付けないようにするためなんじゃないかな。多くの人が、今の半分でも本当の自分をさらけ... [続きを読む]
  • よく聞く言葉
  • 『自分に嘘をついてはいけない。』『自分を愛せない人間は、人も愛せない。』こんな、よく聞く言葉ってスルーしたくなるけどなんだかんだ、思い当たることがあるのも事実。ありきたりな言葉の存在は陳腐なのではなく、普遍的なんだと。 [続きを読む]
  • 時間
  • チックタック チックタック時間は過ぎるチックタック チックタック何もかもを飲みこんで愛する気持ちや夢や希望を消し去って辛かった気持ちや恨みや怒りを溶かしてチックタック チックタック時間は過ぎるチックタック チックタック…時間は敵でもあるし、味方でもあるから [続きを読む]
  • 失恋の後に?〈嘘〉
  • 「ほら、ココアの好きなリンゴだよ。」久保田くんは、ゲージにリンゴを差し込む。彼が持参したリンゴのカケラ。ココアはすぐに寄ってきて、小さな口でそれを食べた。ココアは、私たちが1年前から飼っている茶色のうさぎで。市販されている餌より、果物の方が断然好きだった... [続きを読む]
  • Just me talking to myself.
  • 今、確かにそこにある脅威に気付いていて立ち向かえないのは自分の弱さ 。それは、そう… けれど弱さから立ち向かうべき相手をすり替えるようなそれで一時のやすらぎを得るようなそんな、愚かなことだけはしたくない。 [続きを読む]
  • ひとりぼっち
  • たまに本当のひとりぼっちになってなんにもない草原にただひとりたたずんでいたいと思うことがあるよ。自然は私たちと似ているところもあるけど全然ちがうところもある。それは、なにかを求めないと言うこと。だけどしばらくすれば考えるのは身近な人たち。または、身近だ... [続きを読む]