よひら さん プロフィール

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よひらさん: よひらひらひら
ハンドル名よひら さん
ブログタイトルよひらひらひら
ブログURLhttps://yohira.muragon.com/
サイト紹介文自分だけの句を日記代わりに。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供164回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2017/09/02 18:19

よひら さんのブログ記事

  •      秋出水
  •         ??     旅先の夫とぢこめし秋出水  ニュースを聞いていると、北海道の登別が記録的豪雨に襲われていると告げていた。 思い出したこの句。 もう何十年も前の事、北海道を旅行中の夫が登別温泉で宿泊をしていた時、秋出水に出くわした。 朝、目が覚めると、ホテルの窓から見える景色が一変をしていたそうだ。 眼下の五階建ての病院が三階まで浸水をしている。 かの有名な混浴の露天湯 [続きを読む]
  •       今朝の秋
  •         ??     手紙落つポストの余韻今朝の秋            ??     古本の裏の女名黴匂ふ         ??     堀だしの「それいゆ」灯火親しけり    哀しいかな!さらさらと頭の中を風が吹く。 さらさらとは水の流れる音によく使うが、脳細胞を壊してゆく風がこれも私の中ではさらさらと感じるのである。 突風でも爆風でもなく、素風とも言い難く、、、、、 [続きを読む]
  •      秋の暮れ
  •          ??      秋興の黄昏ごころ烏啼く                   秋の夕べはことに寂しい。 夫と一日、野に出て遊んだ。 帰りの途についた頃は西には夕焼け。 たまらない寂しさ。隣に運転をする伴侶がいて安心をした。                   ??     穂芒に風の起伏のありにけり                        (平成6年)  しかし最近は、 [続きを読む]
  •      萩の寺
  •        ??      帚供ふはきだめ地蔵萩こぼる         ??      魚鼓を打つ照顧脚下の萩の寺  平成元年の句誌から見つけた。 ちょうど萩の季節におとなった故郷の禅の寺。 塵ひとつ無き庭に佇つと身がひきしまる思いがする。 [続きを読む]
  •    NHKの番組 一品  (大谷焼き)
  •         ??     秋暑し猫の出でくる休窯         ??     六尺甕並ぶ陶園蓮は実に         ??     鶏頭やうす紅おびる素陶干す         ??     登り窯そびらに小鳥来てをりぬ         ??     陶器市のぞゐてゆきぬ秋遍路                      (平成3年) NHKの番組の「一品」を観た。 最近 [続きを読む]
  •       夜光虫
  •      ??     夜光虫ニンフ踊つてをりにけり      ??     夜光虫悩み何でもなつてきし  とある島で遊んだ一夜。 宿を10メートルも歩くと夜光虫が泳いでいる海が。 神秘的な美しい海に感激をした。      (昭和63年) [続きを読む]
  •     暑い
  •              ??     暑いけんまあ休まんでと旦那僧  久方ぶりに、故郷の旦那寺を訪れた。 庭で草を抜いていた、顔見しりのご住職に「暑いけん休まんで」と声をかけていただいた。 「ア ツ イ ケ ン」阿波言葉である。 この寺でこの句。 俳句はいいな〜。 日記より鮮明に情景を想い出すことができる。   [続きを読む]
  •      落し文   ??
  •                            ??     落し文枯葉の色になつてをり  とある島の神社の頂に登る途中に見つけた落し文。 記憶に残る島の神社。これが俳句のよいところ。 隠れた奧の真実を見いだせず、掘り返すことができない浅い私の句作。 固くなった頭からは、平常な日々の暮らしを閑に詠めばよいのではないかと、心に聴かすと同時にあきらめの境地が。 落し文の句は以外と多く [続きを読む]
  •      溝浚へ
  •           ??     上天気梅干し喰ふて溝浚へ  町内会の溝浚え、六月頃か、、 梅雨晴れ間をぬって町内会の溝浚えがあった。勿論、参加は夫。 朝は梅干しを食し、暑さに負けないように、いざ出陣の気分で出かけて行った。 少し月遅れの句だが、この季節まで温存をしておくと、来年になる。 月に数句の櫂先生の選から。 [続きを読む]
  •      田舎は季語が転がっている
  •             ??     掘り尽したる芋畑の地鎮祭  堀り尽くされて、まだ粗々しい土跡の残る芋畑に地鎮祭が行われている。 多分開発による宅地造成かもしれないが、設けられた神籬に白い幣がひるがえり、神官のおごそかな祝詞が奉せられなど、粗々しい畑と対照的な神事の景が感じられる句である。                     (昭和六十年) 田舎に住んでいて良かったと思う時は、 [続きを読む]
  •     色なき風
  •    ??      絵馬の鈴色なき風の鳴らしけり 願い事を書いた絵馬を吊る場所はどこの神社にも設えられている。 おだやかな秋の一日。風も無いのに絵馬の鈴が鳴った。 又、風の強い日、絵馬どうしが触れあってカタカタ コトコト カタカタ と忙しく、まるで木琴の乱れ打ちのように鳴る絵馬もあった。                 (平成4年) [続きを読む]
  •      落し水
  •            ??     落しをる寺領の水や光堂       ??     県境の猿坂峠水落す       ??     落し水畦道抜けて島札所       ??     水落とす田に弁慶の投げし巌       ??     遥か見ゆ足摺岬水落とす 説明句ばかり。 せっかく俳句ポスト365に引っかかった句だから忘備録として残しておこうか。 [続きを読む]
  •     アメリカン朴の実  
  •           ??     朴の実の色づくは未だ先のやう 2016年に投句をして選にかかった句。 昨日は公園へ朴の実を見に行った。 まさに、この朴の木で詠んだ句。 平明で、てらいのない省略というより、素直に心情を現した句と自分でもこの句を読んでいて、初心に戻らなければという思いを深くした。 [続きを読む]
  •      栗おこわ
  •                ??     快気してなにはともあれ栗おこわ  山道を行くと毬栗が落ちていた。 昨日の颱風で落ちたのだろう、いつもは毬の中に栗は入ってない虚栗ばかりだが、実が入らない青いまま、辺り一面に落ちていた。 湯気のたっている赤飯の中から栗が飛び出す、栗おこわは大好きだ。 [続きを読む]
  • 不知火
  •        ??     不知火やナーガールジュナは蛇の神        ??     不知火や無人の舟に櫂の音        ?     不知火や静かに寝ろよ子盗くる   自分も不知火は見たことが無い。 八代海と有明海の沖に旧歴八月一日前後の深夜に無数の火が明滅してゆらめき動く現象をいう。 俳句ポストに投句をして入った句。 想像の句。虚の句。悪いことではないけ [続きを読む]
  •       猿の腰掛
  •        ??     猿の腰掛ひなが谺と話をり        ??     猿の腰掛ときをり名しらぬ鳥が来る        ?     猿の腰掛コロボックルが座りをり        ??     猿の腰掛空のかなしび喰ひ太る  写真は石鎚山。 石鎚にある裸木を想像して詠んだ句。天にも地にもならなかったが。。。。 五〜六年前は、夏井いつきさんの俳句365の兼題に投句をして [続きを読む]
  •      夏の蝶
  •              ??      翻るとき透きとほる夏の蝶                          (平成3年) 強い光に目で追っていた蝶を一瞬、見失しなった。 自分の句は細部にこだわっていると改めてこの句を読んで思い至った。 まあ、句づくりに行き詰った時は写生句をやっていれば間違いない。    パソコンでこんなに透き通る蝶々を見つけた。 美しい蝶々だ。 [続きを読む]
  •     茄子漬ける
  •            ??      姑と住む心づもりの茄子漬ける  核家族の進む中で、姑と住む生活設計。 その心づもりの手はじめに茄子の漬物を作るのは素朴な心の現れである。 何でもマーケットで買う昨今の味気なさは主婦が一番知っている筈で漬物くらいは手作り にして、自分を育ててくれた母の味をも噛みしめたい、、、、作者の姑への真摯な情を感じる一句だ。                     [続きを読む]
  •   青無花果
  •      ??     雨きざす青無花果の濃きにほひ  無花果は大好物の果実。 もう店頭に並んでいる。 葉はいつも良く匂う。 雨を催す気配になるともっともっと、青い匂いが無花果の木の辺りに漂ってくる。                          (2012年) [続きを読む]
  • 夏暖簾
  •           ??     染抜きの風の字揺れる夏暖簾  昔、暖簾に凝ったことがある。 暖簾、十枚以上もあるだろうか。 現在、吊っていつのは柄が気に入って買った手頃の中国製だ。(安価なのれん) [続きを読む]
  •  甘い
  •           (寺山の詩集が、どこかへかくれんぼをしている)        ??      梅雨傘と寺山修司汽車西へ                   (1994年)  古い俳誌をめくっていると、この句が「注目秀句欄」に載っていた。 今の師になり、似た感じの句を詠んで投稿をしたことがあった。 (ヘッセ小脇に、、、、)なぞと句を作った。 最後 [続きを読む]
  •      秋の声
  •     ??     むらさきの貝の破片や秋の声  「むらさき」は紫草の根で染めた色で 「託馬野(つくまぬ)に生ふる紫草衣に染め未だ着ずして色の出でにけり」 萬葉集に詠まれているように品位があり、優雅な色彩は多くの人のあこがれでもあろう。 「秋の声」をむらさきの貝の破片だととの把握は斬新。その発想は豊かな詩性によるもの。 このように選評を書いてもらう [続きを読む]
  • かなぶん
  •     ??      かなぶんや深夜のコインランドリー  昼間は忙しかった。 たまった洗濯物を持って、コインランドリーに。 誰もいない深夜の建物をかなぶんが忙しそうに羽音をたてて飛びまわる。 街を行き交う自動車もめっきり減った。 しかし、自分は寂しさと、生きてるという実感があった。 [続きを読む]
  •     驟雨
  •              ??      時告げるからくり時計驟雨くる  徳島にある、阿波踊りのからくり時計。 パソコンから取り込んだので不鮮明な写真。 昔、このからくり時計のある道は自転車での通勤路であった。 驟雨がきたので、からくり時計の仔細を見ながら雨宿りをしたことも、、、、。             (平成6年) [続きを読む]
  •    三尺寝
  •                   ??     遍路笠胸に抱へて三尺寝  ここから、もう残すところ数キロで結願の寺大窪寺がある。             お遍路交流サロンがあり、お遍路さんが疲れを癒す立派な休憩所もある。 傍にはダム湖があり、ここから吹きあげてくる涼しい風に、若いお遍路さんがベンチに横になり昼寝をむさぼっていた。 長い脚のお遍路さんは、ベンチから脚がはみ出しそう。身を縮ませて、胸 [続きを読む]