勝駒乃 さん プロフィール

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勝駒乃さん: Silent Separation
ハンドル名勝駒乃 さん
ブログタイトルSilent Separation
ブログURLhttps://ameblo.jp/junjunteam/
サイト紹介文華流ドラマ「マイ・サンシャイン」の原作小説「何以笙簫黙」の日本語解釈文です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供63回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2017/09/02 21:37

勝駒乃 さんのブログ記事

  • 《何以笙簫默》 第5章 回想
  • Part.9 第5章 回想その後、数日続けてモーションは屋外ロケに出かけたため、取材の件にはノータッチだったし、すでにゴジイさんと配置換えの話を済ませていたから、もう関わりないものと認識していた。この日、比較的順調に撮影が終了し、モーションは早々に雑誌社に帰って来た。トイレで手を洗っていると、アーメイと女性同僚たちのゴシップに引きずり込まれた。「モーション、あのエリートさんの特集はお蔵入りになるかも」「 [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第4章 運命(2)
  • Part.8 第4章 運命(2) 市内に戻る頃には、もう日が暮れていた。モーションは携帯電話で時間をちらりと見る。どうやら明日帰るしかなさそうだ。市街地まで出向いていくつかのホテルを聞いて回るが、どこもすでに満室との返答だった。最後にようやく都心に割高なホテルが見つかり、チェックインする。シャワーを浴びて、洋服を干してしまうと、寝るにはまだ早すぎるので、起き上がって階下へ行く。ホテルの目の前はY市で最も賑 [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第4章 運命(1)
  • Part.7 第4章 運命(1)“俺もそう思ってる” だなんて、彼女にとっては全くの意図不明。「今でも疑問に思ってる。あの時の俺の言葉が、君が遠くへ逃げ出す引き金になったんじゃないかと」イーチェンの声は高くも低くもないが、一言一言に千鈞の重みがあり、彼女の胸のうちを叩く。どうしてそんな言い方ができるの?確かにあなたはそう言ったのに!あの日の状況は脳裏に焼きついている。確認を取りたくて、イーメイから話を聞い [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第3章 接近(2)
  • Part.6 第3章 接近(2)「今日はうわの空だな」 難解な案件を議論している中、シアン・ホンがいきなり一言物申す。イーチェンは人ごとのように視線を上げて彼を見る。 「俺の提案は悪くないと思うが」「ああ、悪くない」 悪くないというより、まったくもって素晴らしい。 「だが、それでも心ここにあらずだ」「オーケー」 イーチェンは手に持ったペンを投げ捨てる。 「何が聞きたい?」これほど平常心を失っているイーチェンな [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第3章 接近(1)
  • Part.5 第3章 接近(1)ルンルンが淑女になりたがること以上に難しいことって、何があるだろう?「モーション、こっちがいい、それかこっち?それともこっちにしようか?」 ブティックの中で、ルンルンは洋服を体に当てて意見を求める。モーションは早朝から立て続けの電話攻撃を受け、アドバイザーとして担ぎ出されていた。「ああ、こっち」「これは今日着てきた服じゃん」 ルンルンの顔が少し陰る。 「モーション、まだ半分寝 [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第2章 転身(2)
  • Part.4 第2章 転身(2)「お、お見合い?」 モーションは声を大にして叫ぶ。「ちょっと声を抑えて!」 ルンルンは彼女の口をしっかりふさぐ。モーションはアーアウーウと声音を漏らし、ルンルンが釘を刺す。 「わめき声を上げちゃダメ。いい?」モーションは素早くうなずき、自由になると同時に質問する。 「シャオホン、お見合いに行く気?」「私じゃなくて、私たち」「私も?な、何でよ?」 モーションはキョトンとする。「社 [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第2章 転身(1)
  • Part.3 第2章 転身(1)夕日が西に沈み、夕焼け雲が空を覆う。ホー・イーチェンは10階にあるオフィスのフランス窓の前に立っている。夕日を鑑賞する心境に至った自分が我ながら不思議だった。もしかしたら、彼女が戻って来たせいかもしれない。メイティンが扉を押し開けると、こちらに背を向け窓の前に立つホー弁護士が目に入る。指に煙草を挟み、全身から醸し出される寂しげな様子……寂しげ?メイティンは思わず我が目を疑っ [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第1章 再会(2)
  • Part.2 第1章 再会(2)シャオシャオに別れを告げ、モーションは初夏の街並みを歩いている。頭の中では今なおシャオシャオの言葉がこだまする。「彼はあれからずっと一人よ……ホー・イーメイ?彼女は妹なんじゃない?」なんと彼らは一緒になっていない。じゃあ私はあの年、いったい何のために離れ去ったの?そして、彼はいったい何のためにあんなことを言ったの?手を広げれば掌には、 「ユエン・シアン・ホー法律事務所」の住 [続きを読む]
  • 《何以笙簫默》 第1章 再会(1)
  • Part.1 第1章 再会(1)再び彼を目にしたのは、7年後、週末の買い物客でごった返す超満員のスーパーマーケットだった。チャオ・モーションは1人ショッピングカートを押し、人波を縫って進むのに苦労していた。外国から帰って来たばかりの彼女は、まだこんな人混みに免疫がついていない。しかし、こういう活気に満ちて慣れ親しんだ場面は自然と彼女を笑顔にさせ、このかしましい故郷の言葉を耳にすると心を強く動かされる。他 [続きを読む]
  • 【結婚生活 番外6】 A大創立記念日
  • Part.67 【結婚生活 番外6】 A大創立記念日A大の創立100周年記念式典が今週土曜日 午後6時に開催されます。場所 : A大XXキャンパス。ウェイウェイは招待状を見て、気持ちがふさいだ。なぜかというと、カードの最後の部分に敢えて注記が付け加えられていたから : 配偶者同伴のこと。そんなの見世物になるのが関の山じゃない?ウェイウェイはこのカードを書いた人を呪いたかった。「愚公が書いた」 シャオ・ナイが机から頭 [続きを読む]
  • 【結婚生活 番外5】大神、恋のライバル現る
  • Part.66 【結婚生活 番外5】大神、恋のライバル現るウェイウェイ 「社長、もう私について来ないでください。主人に見られたら、まずいですから」チャオ・ズーグオ 「ウェイウェイ、大丈夫だ。しばらくの間 君のお供をさせてほしい」あなたは大丈夫でも、差し障りがあるのは私なの。ウェイウェイは心の中で悲鳴を上げ、背後で物見高く観賞している同僚たちの一団に目をやる。ウェイウェイはますます死にたい気分になった。会社のビ [続きを読む]
  • 【莫扎他 & KO 番外6】 証明書を受け取る
  • Part.61 【莫扎他 & KO 番外6】 証明書を受け取る2人は今や円熟した夫夫カップルとなったが、この日、莫扎他は突然長らくの疑問を思い出した。 「KO、どうやって俺の新居の住所を突き止めたんだい?」まさか朝っぱらから野菜を担いで人の家を訪ねて来るとはね。KOは淡々と答える。 「住民課のデータベースに潜り込んでのぞき見た」莫扎他 「……『ちょっとネット検索にかけた』 みたいな言いざまでそんな話するなって……」真夜 [続きを読む]