ヒツジ さん プロフィール

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ヒツジさん: 小説「此の先」
ハンドル名ヒツジ さん
ブログタイトル小説「此の先」
ブログURLhttps://ameblo.jp/syousetukonosaki/
サイト紹介文聖書に基づいた小説です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供51回 / 251日(平均1.4回/週) - 参加 2017/09/07 11:12

ヒツジ さんのブログ記事

  • 《 50 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 50 》 父が子供や孫と話している。嬉しそうだ。昨日子供たちに一斉メールを送った。 「わたしのパパが復活してきたから、演奏して歓迎しましょう。都合がつく人は来てね。」 会衆の人たちもお料理を作って協力してくれている。これから次々と不義者が復活してくるから、忙しくなる。家を建てたり、聖書を教えたり、畑仕事に…、またサタンの世の規準を持ち込もうと [続きを読む]
  • 《 49 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 49 》 ミズノはマエカワの車に乗っていた。昨夜サナエから連絡があり、父の歓迎会を開くからイチロー兄弟もご家族とご一緒にいらしてくださらないかしら。わたしも子供たちに声をかけてみるわ。ということだったらしい。 ミズノは助手席に乗り、マエカワの妻と子供たちは後ろに乗っている。歌を歌ったりゲームをしたりとにぎやかだ。 「この車はソーラーカーなんで [続きを読む]
  • 《 48 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 48 》 「進んで神のご意志を行なう人ですか…。」 ミズノは自分がそんなことをできるとは思えなかった。 「マエカワさんは自分の好きなように生きたいとは思わないんですか? 誰かに従うというのはどうも抵抗があるんですが…。」 「そうですね。この聖句を読んでみましょう。 (コリント第一 2:14‐16) …しかし,物質の人は神の霊の事柄を受け入れません。そ [続きを読む]
  • 《 47 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 47 》 昼食後、ノックしてマエカワが入ってきた。ニコニコしながらミズノに言った。 「こんにちは、ミズノさん。今日は良いお知らせがあります。サナエさん生きておられますよ。」 「それは良かった。」 ミズノは飛び上がらんばかりに嬉しかった。そうかよく生き残ったなぁ。あれほど迫害が強かったのに…。やはりエホバの保護があったのかもしれないなぁ。 「実 [続きを読む]
  • 《 46 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 46 》 よく眠れた。健康な体だとこういう気持ちの良い朝が来るんだなぁ。ありがたいとミズノは神に感謝したくなった。どういうふうに祈るんだったっけ。ガラでもないか、とその思いをすぐに打ち消した。いかんいかんそう簡単に信じることはできない。疑問が山のようにある。それでも窓を開けて風景を見ていると平安な思いに満たされていった。これが幸せな気持ちだろ [続きを読む]
  • 《 45 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 45 》 「支配者は誰なんですか?」 「神の王国の王としてエホバから任命されたイエス・キリストが支配しておられます。そして144000人の共同支配者がいます。」 「それは天からですよね。この地上にも支配者がいますよね。」 「支配者とは違うんですが、会衆の羊たちをお世話する牧者が聖霊によって任命されています。たぶんミズノさんがイメージしておられる指導 [続きを読む]
  • 《 44 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 44 》 食後ミズノは自分の部屋であれこれ思い出していた。ノックがあり、一人の若い男性が入って来た。いちいち若いと思う自分に苦笑する。自分も外見が若いことを忘れている。  「こんにちは、わたしはマエカワと言います。ご質問にお答えする前にミズノさんのことを少しばかり教えていただけますか? ミズノさんのお名前とご家族のお名前をここに書いていただけま [続きを読む]
  • 《 43 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 43 》 ミズノはアイカワと一緒に2階のオーディオルームに入った。若い男女が100人程いる。若さとはいいものだと思う。エネルギーが溢れている。大学の時の授業風景を思い出す。ただ、実際に20年しか生きていない者と違い、70年以上生きて、しかも死を経験した者ばかりだ。 身体は若くても内面は老いているというか円熟している? 円熟しているとは限らないか、と苦 [続きを読む]
  • 《 42 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 42 》 男はベッドの上で目が覚めた。ここはどこだろう? と周りを見渡す。落ち着いた色調で整えられた部屋。ホテルのようだ。シングルベッド、窓際には小さなイスとテーブル。カーテンを開けてみる。見下ろすと日本庭園が見える。よく晴れた空と木々の緑が美しい。周りは家があまりない。ずっと山々が広がっている。思わず深呼吸をする。気持ちがいい。 テーブルに [続きを読む]
  • 《 41 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 41 》 「復活してきた義者すべてがクリスチャンになったって、大会で発表があったわね。いよいよ不義者の復活が始まるわね。なんか大変な感じがするわ。」 「気を引き締めないとだめだね。でも秩序正しく復活が行なわれているからそれほど問題は起こらないんじゃないかな。」 「そうね。まず会衆で教え手となる人たちが復活して、それから他の羊たち。だいたい100年 [続きを読む]
  • 《 40 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 40 》 「リチャード、アブラハム兄弟と聖書研究して楽しかったでしょ。」 「えぇ、サナエ姉妹。本当に特権でした。アブラハムと同じ会衆に割り当てられたことで機会が開かれました。聖書で読んだ通り、彼はとても謙遜で穏やかでした。自分がイサクを差し出したことがキリストの贖いの予型であったことを知って、こんな光栄なことはないと歓んでおられました。」 「 [続きを読む]
  • 《 39 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 39 》 「キャロル姉妹、お昼一緒に食べない?」 「えぇいいわよ。今日はリョウはどうしたの?」 「ちょっと手が離せないんだって。食べながら仕事するって言ってる。」 「そう。忙しいわね。手が離せない時ってあるものね。ウチもそうよ。」 「姉妹のこと知りたかったからちょうど良かったわ。お祈りしていただきましょ。・・・」 「このアボカドサンドとっても [続きを読む]
  • 《 38 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 38 》 「今日はすごいお御馳走だね。あれ?今日って何の日だったっけ?」 「私にとってはとっても大切な日よ。今日で100周年。おめでとう!」 「あっそうか。僕が復活してから100年経ったんだ。」 「この100年で一番感動した日かもしれないわ。」 「じゃぁエホバに感謝していただこうね。・・・」 「リョウはどう? 感動したことや嬉しかったことは何?」 「そ [続きを読む]
  • 《 37 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 37 》 「ねぇ、見た?」 「えっ、何を?」 「ビデオ。サビナ姉妹の」 「うん、見た見た。素晴らしいね。昔のサビナ姉妹と今のサビナ姉妹。お母さんも一緒にインタビュー受けてたね。どれほど嬉しかっただろうね。」 「こういうインタビューはアダムの罪の悲惨さとエホバのご意志が一目瞭然で、これから生まれてくる子供たちの教育にも役立つわね。」 「きっとあ [続きを読む]
  • 《 36 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 36 》 ひとしきり泣いた後、リョウが目が覚めてからのあれこれを聞いた。 「へぇ…、ということはみんなベテルで復活するのかしら?」 「それはわからないけど、復活してから2時間のビデオで学んだことは大きかったね。時の経過の認識がないわけだからね。自分が死んでよみがえらされた、ということをまず理解しなきゃエホバに感謝もできないしね。死んでからどれく [続きを読む]
  • 《 35 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 35 》 王国会館の広い駐車場に到着した。タナカ兄弟の後に付いて行く。 「王国会館には市場が併設されています。市場というよりデパートですね。生活に必要なものほとんどをここで入手できます。あぁ、ちょうど野菜を持ってきてくださったみたいですね。ちょっとお手伝いしてきます。兄弟、デパートの中に入るとカフェ・レストランがありますので、すぐわかりますよ [続きを読む]
  • 《 34 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 34 》 掃除や餌やりを終えてキリンの子供の「はな」と遊びながら、そういえば、この「はな」っていう名前は初めて飼った猫の名前だったなぁ。猫ってみんな女の子みたいだからリョウが「はな」ちゃんって名前を付けたら、後でオスってわかったんだった。ハナオだね。ハナスケかな。どっちにしても「はな」だからいいよね。って笑ってた。 サナエは思い出し笑いをして [続きを読む]
  • 《 33 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 33 》  「・・・これから一人ずつメモをお渡しします。兄弟たちがこれから属する会衆です。そこの長老兄弟の名前と携帯番号、そこで会える家族や友人の名前が書かれています。書かれている移動手段に従って今日か明日出発することができます。移動先の会衆にはすでに連絡しています。出発時刻などを長老兄弟と携帯でコンタクトを取ってください。お部屋には、カジュア [続きを読む]
  • 《 32 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 32 》    朝食を終えた頃、ウェイターの兄弟が近づいてきた。「兄弟、この用紙に、必要な情報を書いていただけますか。書き終えたら私にお渡しください。コーヒーや紅茶など飲み物がありますので、どうぞごゆっくりされてください。10時から2階のオーディオルームでミーティングがありますのでおいでください。」とボールペンと一枚の紙を置いて行った。  10時か [続きを読む]
  • 《 31 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 31 》  あぁよく寝た。カーテンの隙間からの強い光に瞼が刺激され目が覚めた。眩しい。光から顔を背け、辺りを見回す。えっと…ここはどこだろう。病院? …そうだった。サナエが「今晩は集会に行こうかな」と言った時、「そばにいて欲しい」と言ったんだ。そして…寝る前におむつを替えてくれて、あぁ、それからのことが思い出せない。あの日に僕は死んだんだ…。サ [続きを読む]
  • 《 30 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 30 》 「愛するサナエ姉妹 楽しそうな毎日ですね。姉妹が動物を愛しておられることが伝わってきます。動物の面白動画をアップすることをどうぞ考えてくださいね。子供たちも含めてみんながエホバの創造物を知ってエホバを一層讃えることができればいいですね。 私たちの会衆は、王国会館の建設が始まりました。やっと! という感じでしょ。今まで、既存の家をできる [続きを読む]
  • 《 29 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 29 》   指示された住所をナビに入れて、時々兄弟に電話で道を聞きながら何とか到着すると、外で待っていてくださったご夫婦の兄弟姉妹が手を振ってくれた。 「ようこそおいでくださいました。わたしは長老の一人でタナカと言います。妻のヨウコです。よろしくお願いします。」私たちの会衆は動物のお世話をするために集められたスタッフで構成されています。ですか [続きを読む]
  • 《 28》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 28 》 「愛するサナエ姉妹 新しい地でご活躍のことと思います。姉妹とお別れして寂しく感じていましたが、私たちは夫婦でメンテナンス・スクール(MS)に招待されました。成すべき仕事が与えられて嬉しく思うと同時に、希望に溢れています。MSというのは、家や家具や備えられている電気製品などを点検して修理する人を訓練する学校です。現在大群衆すべての人に家具 [続きを読む]
  • 《 27 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 27 》  「大群衆の皆さんおはようございます。世界中の15457,107人の兄弟姉妹が、この録画された放送を見ています。一つの言語になったので、通訳も翻訳もなしで直接皆さんにお話しできることをエホバに感謝したいですね。地球は周っていますので、もちろん聞く時間は違ってきますけど、同じ日に同じ話を世界中の兄弟たちと共に聞いてエホバから教えられることはなん [続きを読む]
  • 《 26 》
  •   ▲▽▲▽▲ 小説「此の先」 ▲▽▲▽▲草薙 沙理奈 《 26 》  「???? ???, ????(のりちゃん、おはよう)」 「???? ???(お、おはよう)」 「?? ?????? ??? ????? ????(ごきげんいかが? いいお天気ね)」 「??, ??? ????? ??? ????. ????? ?????? ??????? ????.(うん、とっても気分がいいよ。エホバ神に感謝しなきゃね。)(以下ずっ [続きを読む]