suguroom さん プロフィール

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suguroomさん: 泣いてもわめいても解決するものじゃないので
ハンドル名suguroom さん
ブログタイトル泣いてもわめいても解決するものじゃないので
ブログURLhttp://suguroom.com/
サイト紹介文33歳で大腸がんステージ4の告知。 前向きに上行結腸癌、粘液癌、リンチ症などを書く
自由文33歳で大腸がんが発見され、いきなりのステージ4の告知。しかし話は二転三転。

これからがんと対峙していく人の参考になればという思いから、主に病気への対処、治療や検査への心持ち、病院選び、そして自身のキャリアについて、僕の思ったことと何が起きたかを記します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供36回 / 235日(平均1.1回/週) - 参加 2017/09/12 12:35

suguroom さんのブログ記事

  • 予期せぬ知らせ
  • 「この前病理検査の結果がでましてね。リンパ節への転移はなかったんですよ。」「よかったですね。だから、えー、ステージ2ということになります。」一瞬何が起きたか理解できなかった。O医師が病室を出ると、僕は親や恋人や知人にすぐにメールをした。最初の告知ではステージ4を覚悟し、手術前にはステージ3aと聞き、手術後にはステージ2であることが濃厚となった。医療ってこういうものなのか。体が、心が軽くなった。僕のが [続きを読む]
  • コラム:末端神経症対策 ? ノイロトロピン
  • 本編とは時系列がずれますが、できるだけ早くこのことを書き残したほうがいいと思い立ったので、書きます。僕は結果的に術後に化学療法をすることになりまして、XELOXを8クール行いました。そして、FOLFOXやXELOXで使われるオキサリプラチンの副作用で、最も出現しやすい末端神経症も体験しました。冷たいものに手足が触れると痺れる感覚(急性の末端神経症)。長いこと投薬を続けていると、手の痺れが慢性的に残る末端神経症。( [続きを読む]
  • 抜糸。いや、抜ホッチキス
  • 2回目の手術が終わり3週間を迎えようとした頃、ようやく退院の目処が立ってきた。当初は大腸がんの手術後10日程度で退院できるはずだったのだけど、やはり手術というのはなにが起きるかわからないもの。そう考えると、入院案内の連絡が入院前日にくる、という病院側の対応も致し方ないのかなと思う。入院生活といえば、食事も本格化してきおり、お粥と共に煮魚やマカロニサラダなども出るようになった。お粥というところに不満を [続きを読む]
  • はじめての食事とアレ
  • 十二指腸は穴が空いてもそこを縫って塞ぐことはできない。だから僕には十二指腸を取り去る”十二指腸膵頭切除術”を行う可能性があった。でもそうはならなかった。なぜか?穿孔した部分が想定よりも大きくなかったためか、大網(だいもう)という腹膜のひだを穿孔部分にピタッと貼り付けて放置する、という治療で事足りたからなのだ。大網という細胞によって十二指腸の傷は自然治癒するらしい。ただし、お腹の中を安静にして置かな [続きを読む]
  • 腹から延びる管
  • ICU(集中治療室)、そこはまるで嵐の様であった。手術後、ICUで一晩過ごした僕。暗い部屋の中、朦朧ととした意識の中、でも周りには殺伐とした空気を感じていた。今思い返すICUのイメージは、嵐の中という言葉がぴったりと合う。そんな状況下にいたということもあり、ぐっすり眠れるわけはなく、僕は何度か目を覚ましていた。今回も夜の間看護師さんは何度も僕の背中にクッションを入れ、体の向きを定期的に変えてくれていた。体 [続きを読む]
  • 緊急手術!
  • 病室へ戻り、主治医のアシスタントであるN医師から今の十二指腸の状態を聞いた。なるほど、謎の青色の便の正体も分かった気がする。青色の便の正体はおそらく十二指腸から流れ出ていた血である。大腸を遠ていく間に赤色の色素が抜け、黒に近い青色になったのではないだろう。さて、原因の究明が終わったところでN医師がようやくその処置に動き出してくれた。手術の前に、まずは胃の中の圧を抜く、らしい。鼻からカテーテルを挿入し [続きを読む]
  • 術後2-4日目:胃変、胃炎、異変
  • 翌日(術後2日目)、呼吸は相変わらず苦しかったが午後にかけて少しづつ改善されてきた。ただそれと反比例するように、次は胃がムカムカしはじめていた。よくある胃の不快感なので、その時はすぐに収まるだろうと思っていた。歩行訓練は初日と同じく苦痛だったが午前と午後に2回行い、看護師さんから褒められた。歩行訓練は大腸の癒着を防ぎ、また回復が早くなる(はず)、そう信じていたので、すごく痛かったけど頑張れる。術後 [続きを読む]
  • 術後1日目:息ができない!
  • 手術が終わった次の日の午前中、僕の鼻には酸素を送り込むチューブが装着されていて、いかにも重病人という感じであったが、お腹の痛み以外は概ね体調は良かった。最近は手術が終わるとすぐに歩行訓練を行うらしいということは事前情報として仕入れていた。そして開腹手術によりお腹が真っ二つに割れている僕も例外ではない。なぜ歩行を早く始めるかというと、歩いて体を動かすことで血栓や癒着などができにくくなるからであるらし [続きを読む]
  • 手術と悪夢
  • 「はい!手術終わりましたよー!」女性の元気な声で僕は起こされた。手術前の最後の記憶は、自分が3秒まで数えたところだった。気がつくと手術は終わっていた。ただ一瞬で手術後までタイムスリップしたかと言えば少し違くて、ぐっすり眠った感じに近い。一瞬ではなくて、数時間経過したんだろうなという感覚は残っていた。手術が終わって最初に気づいたこと。なんだか目の周りがカピカピで気持ち悪い。うっかりコンタクトレンズを [続きを読む]
  • 手術ってすごい!
  • 初めての全身麻酔による手術。でも特段緊張はしなかった。多少の不安はある。例えば開腹してみて初めて分かることもあるだろう。それが悪いことで手術が続行できなくなるかもしれない、というようなことだ。でも僕は、自分の力の及ぶ範囲を超えた面倒臭いことがおきると、どうにもならないことはどうにでもなっていいこと、として逆に落ち着くことがある。もうあとはまな板の上の鯉である。医師に全てを委ねるしかない。なによりO [続きを読む]
  • コラム:退院したらやりたいこと
  • 自分の生き方が変わった。本当にそう思う。 最初のがん告知からしばらく僕は、自分の未来を考えることができなかった。頭の中はとにかくどういままでの生活を取り戻すか、それで一杯だった。でも、手術ができることが分かってから自分の未来を考えることができるようになった。例え肺に転移していたとしても、大腸がんの場合は切除すれば根治する可能性がある。それはこれまで読んできた大腸がんの本や、鳥越俊太郎氏の本にも書い [続きを読む]
  • 大腸がんの手術の説明
  • 手術日を次の月曜日に控えた金曜日の夜、主治医から検査の結果と手術の手順についての説明があったのだが、まずはこの時点での僕のがんの状態についておさらいをしておこう。そもそも僕のがんは前のF病院でステージ3か4と言われていた。腫瘍の場所は、上行結腸と横行結腸の間にありサイズは大きい。その大きさゆえ、CTで見る限り腫瘍が十二指腸に触れている。なので、十二指腸に浸潤している可能性があった。そして、腫瘍周りの [続きを読む]
  • 入院生活の必需品
  • 転院して2日目の朝、特別個室からの引っ越しが突然決まった。普通の個室への引っ越しになる。当然フロアも変わるのでS看護師に看護されることはもうないだろう。特別個室のアメニティ関連を懐にいれつつ(通常買わないといけない日用品が揃っているのだ)、看護師さんに荷物運びを手伝ってもらい個室へ移動した。やはり普通の個室は病院色が強い。特に床が絨毯ではないってだけでも景色がかなり違ってくる。とはいえ、個室ってだ [続きを読む]
  • 転院と造影剤アレルギーと浣腸
  • 意外とその時は早く来た。セカンドオピニオンが終わり主治医に転院の報告をした2日後、T病院から「明日来てください。」という連絡が来た。転院したときの医師の問診でわかったことなのだけど、そこそこ緊急性の高い状態であったらしい。なので順番も早くしてくれたのだと思う。しかし、残念ながら部屋は特別個室である。1日4万円を超える差額ベット代は非常に痛い。しかし背に腹はかえられぬ。入院しながら他の部屋でベットが空 [続きを読む]
  • セカンドオピニオンとその後
  • 「診察室の前で待っていてください。看護師から転院の手続きについて説明があります。」O医師にそう告げられ、僕は「ありがとうございました。よろしくお願いします。」と一礼し診察室を出た。家族から「よかったね。」と声をかけられる。そう、本当によかった。 10分も経たないうちに看護師さんから呼び出しを受け、転院の手続きについて説明があった。前回の入院はドタバタしていてあれよあれよという間に決まったけど、どうや [続きを読む]
  • セカンドオピニオン
  • 6日後にセカンドオピニオンの予約がとれた。それと同時に僕は少し緊張し始めた。なぜならO医師の言うことが恐らく最も真実に近いのではないか、と思ったからだ。今いる病院を信用していないわけではないけど、大腸がん治療の経験豊富な病院の有名な外科医の言葉は僕にとっては重たい。セカンドピニオンの前日、気晴らしに一人で外出をした。何もすることはないが、とにかく体を動かすこと、そして外の空気を吸うことを目的として [続きを読む]
  • セカンドオピニオン vs ストーマ
  • (このブログに登場するすべてのイニシャルは実在の人物や組織を指すものではありません。)“肺への転移は複数個ないかもしれない。手術できるかもしれない。セカンドオピニオンを受けるべし。”メールにはそのように書いてあった。不安でドキドキしていた胸が高鳴りはじめる。病棟のエレベータホールですぐに叔父に電話をかけた。電話をかけるとすぐに叔父は話し出した。「知り合いの外科医と画像診断師に検査データを見せて話を [続きを読む]
  • セカンドオピニオン vs ストーマ
  • (このブログに登場するすべてのイニシャルは実在の人物や組織を指すものではありません。)“肺への転移は複数個ないかもしれない。手術できるかもしれない。セカンドオピニオンを受けるべし。”メールにはそのように書いてあった。不安でドキドキしていた胸が高鳴りはじめる。病棟のエレベータホールですぐに叔父に電話をかけた。電話をかけるとすぐに叔父は話し出した。「知り合いの外科医と画像診断師に検査データを見せて話を [続きを読む]
  • コラム:がんと向き合う為のおすすめ情報源
  • 僕はがんの情報収集が本当に怖かった。なぜなら時にくじけそうになるようなことを目にすることもあるから。でもそのくじけそうなことの隙間に希望はあると思っているし、やっぱりそうだったというのが僕の実感。当たり前かもしれないが、僕は、医師、医療機関からの情報をメインに、大腸がんに関する基本的な知識をつけた。あとメディアからの情報だけでなく、疑問に思ったことは主治医にも積極的に質問するようにした。主治医は例 [続きを読む]
  • 怒りのCVポート
  • 叔父の知り合いの画像診断師からのフィードバックを待つ間も、ちゃくちゃくと治療の準備は進んでいた。この病院でいいんだっけ?という疑問は抱えつつも、一旦治療方針は合意しているし、結局治療方針は変わらないかもしれないし、一刻も早く治療しなければという主治医の意志をひしひしと感じていたこともあり、治療を止める必要性は感じていなかった。少し時を遡るが、告知日の次の日くらいだろうか。主治医から今後の治療スケジ [続きを読む]
  • がんと向き合う方法:後編
  • その日の晩、早速戦う準備をはじめた。まずは従姉妹から紹介のあった本をKindleで購入し読み始める。友達の同級生の本らしい。改めてその本のタイトルを見ると、自分の中で戦う気持ちがふつふつ湧いて出てくるを感じた。「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」情報戦。従姉妹のメッセージに何度も登場した言葉だ。僕は一気に本を読み込んだ。本の内容はここでは多くを語らないので興味があれば読んでもらいたいのだ [続きを読む]
  • がんと向き合う方法:中編
  • LINEでメッセージをくれた従姉妹。いつもの明るいトーンとは打って変わり、LINEのメッセージはシリアスである。それも当然か。こういう状況なので僕の両親に本来であれば許可をとらないといけないだろうけど、どうしても伝えたいことがあるので、と断りをいれて彼女は僕にメッセージを打ち始めた。彼女の母親も昨年がんに罹患していたこと。ステージ4であったこと。高齢の両親に代わり、自分でがんに関する情報を集めたこと。良い [続きを読む]
  • コラム:上行(横行)結腸がんの自覚症状
  • ここでは本編とは切り離し、上行(横行)結腸がんの症状について書く。(横行)としているのは、僕のがんはちょうど上行結腸と横行結腸の間にあったためそう記載した。ただ以後は面倒なので上行結腸とだけ記載する。何を隠そう、今からここに記すのは主観的情報だ。だけどやっぱり”もしかして、、、”って思った時、自分の自覚症状をググって原因を追求したくなるのはすごーくわかる。なぜなら僕自身それをかなりこじらせていた類 [続きを読む]
  • コラム:上行(横行)結腸がんの自覚症状
  • ここでは本編とは切り離し、上行(横行)結腸がんの症状について書く。(横行)としているのは、僕のがんはちょうど上行結腸と横行結腸の間にあったためそう記載した。ただ以後は面倒なので上行結腸とだけ記載する。何を隠そう、今からここに記すのは主観的情報だ。だけどやっぱり”もしかして、、、”って思った時、自分の自覚症状をググって原因を追求したくなるのはすごーくわかる。なぜなら僕自身それをかなりこじらせていた類 [続きを読む]
  • がんと向き合う方法:前編
  • 「他の検査を見る限りいまのところ他の臓器に転移は確認できていませんが」主治医のY医師は僕の愕然とした様子を察したのか数秒後にこう言った。しかし、それはがんに向き合う覚悟ができていない僕には何の慰めにもならなかった。検査が終わるとベッドを移され、待機室のようなところへ運ばれた。鎮静剤の効果が持続していたため、歩いて病室へ帰ることはできず、入院病棟からの迎えを待つ必要があったのだ。15分ほどで迎えが来ま [続きを読む]