囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目 さん プロフィール

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囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目さん: 囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目
ハンドル名囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目 さん
ブログタイトル囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/igokaju
サイト紹介文人間とAIが集い囲碁の真理を探究する場の構築をめざして、皆様とともにその在り方を探っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 243日(平均1.3回/週) - 参加 2017/09/13 16:22

囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目 さんのブログ記事

  • オープンソースの囲碁AIたち
  • 囲碁AIの急速な進歩と将棋界やチェス界の前例から、これからのプロ棋士は最強のAIをいかに研究のツールとして使いこなすかが勝負であると確信しています。国のレベルでは、強いAIをツール化して方法論とともにトップ選手たちに提供することが必須です。DeepZenGoプロジェクトの終了は、日本の選手たちの不利につながるのではないかと心配していました。そんななかで、最強レベルの囲碁AIが続々とオープンソースとして公開されてい [続きを読む]
  • 2間高バサミ(4)
  • いよいよ、AlphaGo Teachの推奨手である図1白1の検討に入ります。G15オシの効きを打たずにカケるのは、いかにもAlphaGoらしく筋の良い機略に富んだ手に見えます。もちろん、AIに機略があるわけではなく、双方の最善を求める深い読みの結果、このように変化の多い手を選ぶということなのでしょう。黒が強引に出て行く手はうまく行かないようです。白1は、天頂の囲碁7の発想にはなかったようですが、 [続きを読む]
  • 2間高バサミ(3)
  • 2間高バサミ定石の変化検討を続けます。図1、白1のツケに黒2と引く変化です。白が、図2の白1と下がれば、黒2と脱出を図ります。図3白1のノビならば黒2を決めてから黒4と切れば、白は抵抗の余地なく、以下黒8までと活きます。この結果は、白の外壁に傷があり、しかも隅の白に死が残っているので、はっきり黒良しです。かと言って、白1で白5と切りを防げば黒は中央に進出して、隅の白に一手戻りますから、黒の有利な戦 [続きを読む]
  • 2間高バサミ(2)
  • 2間高バサミ定石変化形の研究を続けます。AlphaGo Teach推奨の手法で、黒がアテからトンだのが図1の局面です。ここで、天頂の囲碁7の第1感は、図2の白1の押しです。白5までオシを決めてから、白7と厳しく黒を攻めます。この後の変化は多岐にわたります。図3黒1から白を取りにいくのはどうでしょうか。途中黒5で手数を伸ばしてから黒7となれば、攻め合いは楽々黒勝ちに見えます。しかし、白にも粘りがあり [続きを読む]
  • 2間高バサミ(1)
  • 今回から、小目への小ゲイマ掛かりに対する2間高バサミを検討していきます。アルファ碁の打ち出した手法で大きく変わりつつある定石分野のひとつです。いつも通り、みんなの碁盤上で、AlphaGo Teach(AGT)と天頂の囲碁7(天頂7)の助けを借りながら検討しています。強力なツールのおかげで、意味のある検討ができていると思います。もちろん、素人故のとんでもない勘違いはあるでしょうが、ひとりひとりが間違ってもみんなの力 [続きを読む]
  • 強くなるための方法論
  • 前回(キリコミ)の続きの変化を検討しますが、ちょっと一言はさみます。朝日新聞デジタルの4月2日の記事で、将棋の藤井聡太六段の「強くなるための方法論をしっかり考えないといけないのかな、と思う。」という発言を読み、感銘を受けました。囲碁将棋を問わず、プロであればだれでもどうやったら強くなれるかということは常に考えていることとは思いますが、「方法論」という言葉を使ったところに、他にないものを感じます。その [続きを読む]
  • キリコミ
  • これもネット碁に現れた形です。図1の右下で白1のハネから白3とキリコミました。右図の前回取り上げた形と似た趣旨で、一子を犠牲に右辺を止めてしまおうという手です。(右図は前回と手順が違っていますが、この手順も自然です。)こんな意外な手からも、調べてみると実に多くの変化があり、天頂の囲碁7がほぼ互角とする形(黒から48パーセント〜52パーセント)がたくさん現れるのに驚きます。今回の形では、図2の黒1と [続きを読む]
  • ハマリ
  • 下の図はネット碁にあらわれた形です。星への三々入りからの変化で、黒1のツケに対して、白2から4が意表を突きました。黒は、下図黒1と一子を取りましたが、これがハマリだったようです。白2から4とツイで、右辺も左辺も止まってしまいました。この形は右方の図のように、白1と白3のさがりが両方利くのが黒にとってつらいところです。黒は、下図黒1のノビがはっきり優りました。白2から4と隅に食い込まれるのがつらいよ [続きを読む]
  • コスミツケ
  • 囲碁AIの影響で見直されているコスミツケの手法の機微を、天頂の囲碁7を使って調べてみました。図1の手順で、黒2と白3の交換は白を強くして悪いというのが古来の通説でした。天頂の囲碁7の候補手のなかにも黒2はいっていません。そして、図1の局面評価も、読み始めでは黒48パーセントで若干黒不利なのですが、読みの手数が増えるにつれて図2(A)の黒1の評価が高まり、黒50パーセントに改まります。つまり、天頂の [続きを読む]
  • 外切り
  • しばらくは、淡々とみんなの碁盤を使った検討の実験を続けていきます。下の図は、前々回に取り上げた芝野虎丸対AQ戦からの変化です。黒3のハネから5と外を切る変化です。ネット碁でみかけた黒9が特にこの局面では有効そうに見えますが、果たしてどうか。上図白1のカケツギに対して、黒2のキリを決めてから黒4とあくまで利かしに行きます。利かされを拒否する白5に対してシボッてから黒10のキリ。上図の黒8までとなった [続きを読む]
  • ブースター仮説と果樹園仮説
  • 囲碁の果樹園の根底にある思想を端的に表す仮説を二つ述べます。ブースター仮説:人間の思考速度を1万倍加速する装置があったとすると、その装置を装着したトッププロはアルファ碁に勝つ。果樹園仮説:トッププロまたはトッププロと同等に強い囲碁ソフトをツールとして持つ人間たちが1万人集まり、適切な仕組みを通じて協力すれば、アルファ碁よりも正確な局面評価ができる。ブースター仮説を検証することはまず不可能でしょうが [続きを読む]
  • 「今研究会」vs「AQ」三番碁
  • 先日は、今研究会の若手棋士三人と囲碁ソフトAQの真剣勝負というすばらしいイベントがありました。日本棋院ツィッター 「今研」vs「AQ」から、ユーチューブ中継のリンクがあります。何がすばらしかったかというと、まずは碁の内容です。芝野虎丸七段、本木克弥八段、許家元七段という若手にしてすでにトッププロという面々と、強豪囲碁ソフトの対戦は白熱の戦いで見どころ満載でした。人間側から見て2勝1敗という結果も、 [続きを読む]
  • みんなの碁盤の使用法
  • みんなの碁盤 http://igokaju.comのサイトにある「使用法」の説明ページが、サイト開設当初のもののままで放置されていました。ようやく、その後のユーザインターフェイス改善を反映したものに変更しました。そのことをお知らせするとともに、このブログでも使用法を改めてご紹介します。上の図は、みんなの碁盤の画面の例を示しています。表示されている局面は、すでに登録されているものです。この局面から派生する変化局面が3 [続きを読む]
  • みんなの碁盤の利用形態その3:対局?
  • みんなの碁盤は碁盤ですから、対局に使用することも可能なはずですが、普通の意味の対局には向いていません。しかし、その代わり、という話をします。AさんとBさんが、みんなの碁盤を使って遠隔対局をすることにしました。約束の時間に、あらかじめ決めておいた先番のAさんが初手を打ちます。Bさんは、みんなの碁盤の「次手表示」のモードを「すべて」にして、空の盤面で待ち受けています。しかし、待てど暮らせど何もおきませ [続きを読む]
  • みんなの碁盤の利用形態その2:グループ検討
  • 前回は、ひとりで行う検討の主な内容をみんなの碁盤に記録するメリットとして次の三つを挙げました。1.暫定評価の仕組みによって検討が体系化されること。2.検討データが後々まで残り、検討の再開がいつでも可能であること。3.検討データがみんなで共有されること。グループ検討の場合、これらのメリットはすべて当てはまるだけでなく、さらに大きい意味を持ってきます。ひとつひとつ述べて行きます。1.グループ検討で [続きを読む]
  • みんなの碁盤の利用形態その1:個人検討
  • みんなの碁盤の公開から約一か月が経ちました。利用・運用経験から見えてきた、効果的な利用法のヒントなどを、少しずつまとめていこうと思います。今回は、ひとりで行う検討にみんなの碁盤を使うメリットについて述べます。自分の打ち碁の敗因を検討したり、観戦していて気になった局面の変化を調べたり、AlphaGoTeachで示された局面のその先を探ったり、ひとりで囲碁の変化手順の検討を行いたいことはしばしばありま [続きを読む]
  • 定石
  • 囲碁AIの出現は、人間が長い年月を費やして築き上げてきた囲碁理論の再構築を促しています。今回は、そのなかでも定石の再構築について考えたいと思います。図1は、定石の再構築の必要性を示す象徴的な局面です。AlphaGo Teach(以下AGT)の評価値は(黒からみた勝率で)、白1が47.7パーセント、白Aが53.7パーセントと大きな差があります。つまり、AGTは左上の局地戦を継続する白Aよりも、白1へ [続きを読む]
  • みんなの碁盤(補足)
  • 前回、みんなの碁盤において暫定的な局面評価がどのように決まるか、またそのしくみに基づいて検討がどのように進展して行くかというお話をしました。検討に参加する人の棋力を問わないという方針のために検討結果の質が保証されないのではないかという疑問について、もう少し議論します。図1が、問題になり得る状況の一例を示しています。局面Sは客観的に見ると白が大優勢で、白勝はまず間違いないと仮定します。しかし、この局 [続きを読む]
  • みんなの碁盤で育つ囲碁の木
  • みんなの碁盤を公開して1週間、おかげさまでだいぶ不具合もとれ、ユーザインターフェイスも改良されて使いやすくなってきました。ここに根付いた囲碁の木も、当初の果樹園構想とは少し違った形ではありますが、徐々に育ちつつあります。参加は自由で、特に囲碁の木の閲覧だけならば、ごく気軽にすることができます。現在の囲碁の木の重み(木に含まれる局面数)は約400で、囲碁の膨大な変化の数に比べるとあきれるほど微々たる [続きを読む]
  • 三々入り布石
  • みんなの碁盤を使って、検討をはじめています。まずは、気になるアルファ碁流の三々入り布石から。下図、白が早速三々入りした局面です。従来は問題なく黒よしとされていたものが、最近では白を取るプロ棋士も増えてきているようです。実際はどうなのか、じっくり検討したいと思います。天頂の囲碁7が心強い味方です。ごく自然な、白1の割り打ちからの進行の一例です。黒4から白のハネツギを強要するのが気持ちよいですが、白 [続きを読む]
  • みんなの碁盤
  • 検討のお約束をしていた、実験的な果樹園システム「みんなの碁盤」を立ち上げました。http://igokaju.com/ぜひご活用ください。初期の不具合や使いにくい点があることとは思いますが、実験的なシステムであることを念頭において暖かい目で見守っていただければ幸いです。不具合のご指摘は、ツイッター igokaju宛てにお願いいたします。できるだけ迅速に対応いたします。また、機能追加のご要望等も同じくツイッターでお願いいた [続きを読む]
  • 続々々・囲碁AIの局面評価値
  • 天頂の囲碁7を用いた実験の途中でした。天頂の囲碁7どうしの自己対戦を、検討機能で十分な時間を使って手を選ぶという方法で実施したのでした。前回掲載した手順のうち、形勢が傾くきっかけとなった戦いは図1から始まりました。黒Aと黒Bは、第1位と第2位を争う候補で、黒Aの探索回数が3万回の時点で黒Aの黒から見た評価値は49点、黒Bの評価値は48点でした。黒Aを選ぶと、図2の手順で進みます。黒3のハネコミが強 [続きを読む]
  • AlphaGo Teach
  • 天頂の囲碁7を使用した実験の途中ですが、AlphaGoに基づいたティーチングツールが公開されたので、中断してそれについて書きます。AlphaGoティーチングツールの公開が予告されたとき、いよいよAlphaGoに対する対象棋士参加型の棋士研究(構想カテゴリの「AlphaGo Zero 研究」をご参照ください。)が可能になるかと期待が膨らみました。天頂の囲碁7のように、ユーザが指定した任意の局面や着手の [続きを読む]
  • 続々・囲碁AIの局面評価値
  • 天頂の囲碁7を使った実験が面白いので続けています。今回は、天頂の囲碁7どうしの対局です。検討機能を使って、一手ごとに十分な時間を使い、検討結果を表示させながら対局を進めました。図1のように112手までで、白の勝勢が確立しています。図1に至るまでの、各着手の評価値を以下に示します。点数は、その手番の競技者から見た評価値で、回数は探索回数です。カッコのなかは、第2候補の情報です。探索が自動的に終了する [続きを読む]
  • 続・囲碁AIの局面評価値
  • 天頂の囲碁7で実験を続けています。前回の発見のひとつは、死活の読み違いのために局面評価が不正確な場合があることでした。今回は、直接死活のからまない場面での局面評価について調べてみました。題材は、前回と同じ今年の名人戦第1局です。まず、第1手から50手までの実戦の着手で、天頂の囲碁7の評価が低いものがどれくらいあるか調べました。誤解のないように強調しますが、これは囲碁AIの着手との一致率によって人間 [続きを読む]