ねむりありす さん プロフィール

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ねむりありすさん: 切ない恋の物語〜ありすの時間
ハンドル名ねむりありす さん
ブログタイトル切ない恋の物語〜ありすの時間
ブログURLhttps://alicenomonogatari.blogspot.jp/
サイト紹介文届きそうで届かない想いが、切なく苦しい。見つめれば見つめるほど、あなたを遠く感じる。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供141回 / 42日(平均23.5回/週) - 参加 2017/09/14 09:35

ねむりありす さんのブログ記事

  • 月の裏の密時 97
  • きっと終わりの日が待っている哀しい予感・・・。お互いに隠していることを知りながら、見ない振りして時間を重ねる。私の前にいるあなただけを愛して、涙が零れる。どうして、あなたなのだろう・・・?私が少しづつ壊れていくのは、あなただからなの・・・?それとも、他の誰かでも私は壊れていくの・・・?あなたの深く隠れていることを知りたくなくて「どこかで、他に好きな人を見つけようとしている気持ちがある。」って言う。 [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 96
  • あなたと一緒に過ごす時間をもう手放せない。あなたと一緒に過ごす時間は私を幸せの吐息で埋め尽くす。空っぽだった私の心はいつの間にかあなたで満たされて、しっとり潤い流れていく。あなたは私に「会いたい」と言って欲しいと言う。じゃあ、あなたは私に会いたくないの・・・?気が付くと私の時間はあなたに支配されている。二人が会うことが日常に溶け込んで当たり前になったとしても、今の想いは残るの・・・?切なさが消えれ [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 95
  • お誕生日おめでとう。夢だと思っていたあなたとの時間が、今ではなくてはならないものとして時を刻んでいる。この間あなたのお気に入りのお店に連れてってもらったこと、すごく嬉しかった。綺麗に並べられたお酒の瓶たち。シェーカーのリズミカルな音の心地よさ。ゆったりと落とされた光の粒。そんな大人たちのくつろぎの場所で、今まで知らなかったあなたの時間に少し入れてもらえたような気がする。ほんの少しだけあなたに近づけ [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 94
  • 会う約束をした時から、あなたへの想いが膨らみときめくのに、前夜の月の下で会いたい想いが冷え込む。それはあなたに会った次の日の淋しさが怖いから・・・?深く切ない戸惑う気持ちが、今は落ち着いている。あなたの現実から離れた恋の想いで追いかけられたら、私は逃げてしまう。私はいつでも現実に戻る糸を手放したくないから・・・?あなたのその優しさが、私を涙の湖へといざなう。あなたはそのことに、気付かない。その声、 [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 93
  • あなたのお気に入りのお店に、連れて行ってもらう。今まで知らなかった夜の時間が、ゆったりと流れていくお店。カウンターといくつかのテーブル席しかない、夜を凝縮させたようなお店。綺麗に並べられたお酒の瓶たちとシェーカーの心地良いリズミカルな音。透明度の高い氷がグラスの中でぶつかり合い、ほの暗く落とされたライトの光の粒たち。微かに入って耳に入って来るBGM、邪魔にならない音量のお客さんとバーテンダーの話声と [続きを読む]
  • 月の裏の密時 92
  • 自分のために必要な時間・・・。大切な時間あるのに、あなたと約束を交わしてしまうとあなた色に支配される。私の中はあなたで溢れ、他のことが考えられなくなる。恋は儚いものだと知っているのに、先走る気持ちが止まらない。現実に目を背け、夢の時間へと落ちていく。「俺、お前が会いたいって言ってくれるのが、すごく嬉しい。お前の会いたいって言葉を聞くとすぐにでも会いたくなる。だから、約束な。会いたくなったら我慢しな [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 91
  • 「明日、会うつもりでいてくれたなんて知らなかったわ。」そっけなく言ってしまったけど、本当は嬉しかったの・・・。この間、明日の約束の分を先取りして会ってしまったから、明日の約束は消えてしまったと思っていた。なのに、「明日、仕事が入って会えなくなった。ごめん。」って残念そうにあなたは言ってくれた。会えないのは残念だけど、あなたが私のために明日空けといてくれたことが嬉しい。嬉しいのに、この気持ちを上手く [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 90
  • 視線を送られ、視線を送り返す。言葉をかけられ、言葉を返す。次の日も偶然会う機会があり、挨拶されて挨拶を返した。しばらく歩いてから、昨日の彼だと気が付く。そんな小さな出会い・・・。その日は時間が空いている時に話しかけられ、少し会話をする。夕方、更衣室に向かう私に彼が歩み寄って来た。「今度、一緒に遊びに行きましょう。」若草のような明るさが雫を落とす。誘われた私は、少し悩む。なんて答えたらいいのだろう・ [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 89
  • あなたはもう忘れてしまっているけど、あの時あの場所であなたが私を誘ってくれた偶然が、今でも私の中できらめいている。私はまだあの場所に立つと、あの時の胸のときめきが躰にしっとりと染みわたる。あの日のように、西日が私をオレンジ色に染める。あなたをこんなに好きになってしまうだなんて思わなかった。宇宙が広がるように、私の想いも広がっていく。あなたと出会って、私は今まで知らなかった気持ちをいろいろ知ってしま [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 88
  • 私があなたから逃げようとするのは、待ち受ける哀しみが怖いから?あなたと会えない時間の切ない淋しさが怖いから?空っぽの私になるのが怖いから?バランスが崩れていく・・・。私の夢があるから、あなたとの夢の時間を楽しんでいたのに、いつの間にか、あなたとの夢の時間を楽しむために、私の夢がある。「今日、会えてよかった。」とあなたは言う。私は、その言葉を心にゆっくり染みこませる。戸惑う恋はいつも苦しい・・・。自 [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 87
  • 彩りの中で朝の光を浴びても、しつこいシミのように落ちない闇色。彩りはいつしか消え、闇色が広がる。夢を見た・・・。夢の中で、私は嫉妬する。あなたは私の前で、他の女の子と仲良くしている。二人はキスしてしまいそうなほど顔を近づけ、お互いの目を見つめ合い微笑んでいる。あなたは何の悪気も無くその距離を楽しんでいることが、私には分かる。私だけのあなたじゃないと知っている私は、哀しくなる。あなたの笑顔が独り占め [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 86
  • 「すぐ忘れちゃうんだね・・・。」過ぎ去った青い恋の記憶の粒が、心を叩く。恋に不慣れな私の心が、彼のスピードに着いていけずに置き去りにされた、あの日・・・。彼と最後に会った日に、彼は呆れたように「すぐ忘れちゃうんだね・・・。」と言い残した。蝶の吐息のような儚い恋の記憶・・・。「すぐ忘れちゃうのね。」あなたは哀しくなるまでに何も覚えていない。二人の距離が縮まったあの日のことも覚えていない。私は今でも覚 [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 85
  • 彼のことは関係ないの・・・。言ってもらえたのは本当だけど、迷っているからじゃない。あなたに妬いて欲しくて、彼の想いを利用する卑怯な私・・・。一緒にいたいのに、あなたを困らすことを言って、あなたの想いを秤にかける。あなたは、『選択権は、お前にある。』と言う。私は、選択権なんて欲しくない。ただもっと強く捕まえて欲しくて、姑息に言葉を利用する。あなたはそんな私の姑息さに気付いてか、私を突き放す。突き放さ [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 84
  • 夜の静けさが哀しみを連れてくる。一人で過ごす時間が淋しく切ない。涙の時間にまどろんでいた私の世界が、あなたの声で彩る。世界が変わる・・・。あなたを想うと胸が締め付けられる。あなたに触れられると躰が浮かぶ。あなたと唇を合わせると心がとろける。あなたに伝えたい想いは、あなたの前でいつも言葉にならず消えてしまう。あなたが創る世界が壊れることを恐れて、何もできない私・・・。壊れた世界を見たくなくて距離をお [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 83
  • 「男友達なんだけど、そいつのこと、もしこいつが女だったらなぁって思うんだけど変かな?」と君は、私に聞いてきた。「いいんじゃない。」と答えた私は、君が部屋で仲の良い男の子数人と音楽を聴いたり雑誌を見たりくつろいで楽しんでいる様子を想像していた。君が周りに気付かれないように、気になる男の子をそっと見つめている様子を想像していた。その時に君の言葉を聞いた。「オレ オマエノコト スキミタイダ。」「えっ・・ [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 82
  • 電話が鳴っている。あなたからだと思うけど、あなたを困らせたくて電話を見ない。私の心があなたから離れるように・・・。心が引き裂かれるような思いで、夜を過ごしたくないから・・・。涙で溺れるような虚しさで、絶望したくないから・・・。時間を哀しみに、支配されたくないから・・・。自分を嫌いになってしまうほどの淋しさに、負けたくないから・・・。あなたを信じられなくなりたくないから・・・。二人の時間は脆く壊れや [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 81
  • あなたが欲しい。もっと私を見て。もっと私だけを見て。満たされること無い想い。心を吹き抜ける風がヒリヒリと痛い。やるせない想いが募るばかりで苦しい。ぽっかりと空いてしまう隙間は、どうしようもなく広がるばかりで哀しい。あなたが私を駄目にする。あなたに会うことで後回しにしてきた現実が、夢に追いつく。現実に追いつかれた夢は、淡く消え散る。現実に負けてしまう。夢が散ってしまわないように、私は私の望む私になり [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 79
  • 逃げ出してしまいたい・・・。今の私から逃げ出してしまいたい。空っぽの自分を隠すために、おぼろげな夢で飾り付ける私・・・。儚い夢の中の儚い恋・・・。あなたは、夢は夢だ言う。正解。夢を諦めた私は、空っぽで何も残らない。現実に戻った私は、儚い恋に恋出来ない。あなたの好きと私の好きのズレと違い。気付いている私は哀しくて、気付こうともしないあなた・・・。「片想い。あなたは、私の気持ちを知っていて誘ってくれた [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 78
  • あなたとの会う約束を断る・・・。なぜかあなたに会いたくない・・・。濁った心を引きずり、時間の流れについていけずにいる・・・。もっときれいな私でありたい・・・。朝、あなたに電話する。「今日、熱が出ちゃって・・・。体調悪いから、今日の約束ごめんなさい。」「学校は?」「休む。」「そっか・・・分かった。都合良くなったら、また連絡して。」「えっ・・・?私はいつも空いてるわ・・・。」「うん。身体の具合が良くな [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 76
  • 「別に用はないんだけど、ただ声が聴きたくて・・・。」「嬉しいこと言ってくれるな。後でかけ直す。何時くらいに寝る?」「・・・、待ってる。」「分かった。じゃあ後で。」あなただけを好きでいられるほど、私は透明ではない。忘れさせてくれる相手を、あなたに想いを残したまま見つけようとする。私は濁り汚れていく・・・。「あの失恋がトラウマになっている。束縛し過ぎた。俺、負担かけてる?」私は首を横に振るだけ・・・。 [続きを読む]
  • 月の裏の蜜時 77
  • 「会いたい。」の一言が言えないで、作りだす沈黙の時間・・・。あなたと繋がっていたくて切れない電話。あなたからの言葉も無くて「じゃあ、また今度ね。」私が沈黙を破る。約束のないまま終わる電話。私は、あなたからの「会いたいの」言葉を聞きたくて待っていた。あなたは、なぜ黙っていたの・・・?言葉が足りない。言葉が足りないから、気持ちが足りなくなるの?気持ちが足りないから、言葉が足りないの?「昨日、『会いたい [続きを読む]
  • 2.泡の蕾 その2
  • 次の晩、君に電話して映画の日取りを決めた。君は俺の留学までの準備の時間を気にしていたけど、俺の気持ちは止まらなくなっていた。直前になり急に出てきた事務作業をこなしながら、君を想った。この時、俺はまだ『時の力の大きさ』に気付いていないで、ただ浮かれていたのだ。携帯の調子が悪いが、どうせ留学前に解約するつもりなのでそのまま放っておいたから、君に電話するのは、家の電話を使わなければならなかった。四日後の [続きを読む]
  • 2.泡の蕾 その1
  • 初めて君を見た時、可憐な花のような姿に遠くからでも目を奪われた。俺があまりにも君を見てしまうものだから、君は俺の視線に気づいたようだった。目が合うたびに、不思議そうな顔をする君を可愛らしいと思ってしまった。 あるイベントの打ち上げ会場に、俺は仲間たちといる。俺は、春からの留学の準備で忙しくなってきていたので、ほとんどイベントを手伝うことは無かった。だから、調子よく打ち上げだけ参加していいものか躊躇 [続きを読む]
  • 2.泡の棘 ⑤
  • もうすぐ冷たい風が 柔らかく優しい風に変わる・・・あなたと一緒に 碧い月の下で海を眺めたのも こんな春の吐息が 届きそうな季節だった・・・あのとき 月がやたらに細く碧く輝いているのを見てこのまま消えてしまうんじゃないかと不安で哀しくなった・・・あのときライトアップの光の粒が 海にキラキラ浮かびやさしい想いを彩り照らすので 心地よく嬉しくなった・・・あのとき 私はどうすればよかったの・・・?もっとあ [続きを読む]
  • 2.泡の棘 ④
  • 青い自転車の後ろタイヤのステップに足を乗せ、ハンドルをしっかり握る彼の肩に両手をそっとのせる。颯爽と走る二人の乗った自転車は、冷たい夜風の中を春に向かってスピードを上げ、風を切る。終わりの時間の切ない風に追いつかれないように・・・。彼の肩が、頼もしくて嬉しかった。月が私たちを追いかけてくる。彼の車に乗せてもらうのは二回目・・・。どうして車の中の二人の空間は、特別な密な柔らかな空気に包まれるのだろう [続きを読む]