或る医学者 さん プロフィール

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或る医学者さん: 放射線に挑む〜英国大学院博士課程留学
ハンドル名或る医学者 さん
ブログタイトル放射線に挑む〜英国大学院博士課程留学
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/radiologist-soma-tohoku
サイト紹介文福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています
自由文医師、第1種放射線取扱主任者。福島原発事故による放射線被ばく影響を研究するため、英国クイーンズ大学ベルファスト大学院博士課程(医学)で武者修行中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供165回 / 244日(平均4.7回/週) - 参加 2017/09/18 07:02

或る医学者 さんのブログ記事

  • 日本は遙か遠く…
  • 今日、朝からボスたちが日本の方とスカイプで相談をしていたのですが、それが終わった後に私とのミーティングがあり、しみじみと「日本は遠いねえ」と言っていました。現在は英国は夏時間なので、日本との時差は8時間です。こちらが朝の時間帯に、日本ではすでに夕方になっています。当たり前のこととはいえ、改めて考えると、世界の広さと、日本の遠さを感じずにはいられません。今や、ネット通信を通じて、世界中の研究者たちと [続きを読む]
  • Keyboard & Japanese fonts パソコンに関する問題
  • 日本から海外へ行くと、言語はもちろん、電源プラグの形まで、何もかもが違います。そして、当然ですが、コンピュータ端末の設定も色々と異なっています。昨年、私のノートPC(日本で購入したもの)が一時調子悪かった時、仕方なくラボ内の共用コンピュータ端末を使って日本から届いたメールに対応したことがありました。Japanese fontsを勝手にインストールするのもどうかと思ったので、そのまま英語で適当に書いて返信しました。 [続きを読む]
  • 英国-アイルランド共和国合同イベントとしての学会
  • 英国北アイルランドは、文字通りアイルランド島の北にあり、南のアイルランド共和国と非常に密接な関わりを持つ地域です。したがって、北アイルランド首都ベルファスト Belfastにある本学も、英国とアイルランド共和国の両研究コミュニティの橋渡しというか、どちらにも影響を与え、どちらからも影響を受けるという宿命のもとにあります。さて、そんな本学で、来月、英国放射線学会とアイルランド共和国放射線学会の合同年会が開催 [続きを読む]
  • Physician-scientistへの道は遠く…
  • 上の写真はBelfastにあるCity Hospital(左)とNI Cancer Centre(右)です。英国北アイルランドの医療機関としては最高峰でしょう。NICCは、うちの研究センターとはとても密接に共同研究を展開しており、馴染み深いです。とはいえ、私は残念ながら英国医師免許は持っていませんので、医療には携わることは出来ません。日本で医学部教育を受けた身としては、やはり、なんとももどかしいような気がします。私はphysician-scientist [続きを読む]
  • 行きたかった、永世七冠祝賀会
  • 5月8日から9日にかけて行われた第76期名人戦第三局の激闘を制した、羽生善治竜王(棋聖)の永世七冠達成、国民栄誉賞受賞祝賀会が、10日に帝国ホテルで開催されました。来賓の1人は、京都大学iPS細胞研究所長・教授の山中伸弥先生でした。何年か前に羽生さんと対談されていらっしゃったのをTVか何かで拝見したことがありますが、その時に面白いツーショットだなと思ったものです。各界から様々な方々が集まったようです。私も日本 [続きを読む]
  • うまい日本食レストランがなくてすまぬ
  • 今日、大学院の行事があって、たまたま他の研究センターの研究者と初めて話す機会があったのですが、「どこから来たの?」と訪ねられて「日本です」と答えたら、英国人の彼から「この街にうまい日本食レストランがなくてすまぬ(´・ω・`)」と謝られました。英国北アイルランドにあまり日本文化が浸透していないことを残念に思っているとのことでした。彼は本学に着任する前に米国に居たそうですが、そこではいわゆる日本人街もあっ [続きを読む]
  • 試練の5月
  • 私にとって今月は、大学院での審査・試験が続く、試練の時となっております。胃が痛いというか、ストレスで頭が禿げそうです。あくまで主観的にですが、もう「やめたげてよお」と悲鳴をあげたくなるような状況です。英国も、日本同様、理系の博士課程においては基本的には日々の研究がメインです。しかし、進捗は厳しくcheckされますし、とにかくthesis(博士論文)を書き上げなければなりません。とくに後者はnon-native(非英語 [続きを読む]
  • Early May Bank Holiday 夏の訪れを祝う日
  • 5月最初の月曜日はアーリー・メイ・バンク・ホリデー Early May Bank Holidayです。大学も休みとなります。5月には2つの祝日が英国にはあるのですが、その中の一つであり、夏の訪れを祝う日として各地でイベントが開催されます。北アイルランド首都ベルファスト Belfastにおいては、今日は残念ながら曇り空となりましたが、私の友人曰く「Belfastにしては上出来でしょう」とのことでした。たしかに長い冬の間はほとんど天気には恵 [続きを読む]
  • March winds and April showers bring forth May flowers
  • 昨日、今日と、英国北アイルランドは好天に恵まれ、穏やかで温かい日が続いています。北アイルランドには夏が徐々に近づいており、これから8月くらいまでは例年素晴らしい季節になります。ベルファスト Belfast市街はもちろん、北アイルランドが誇る世界遺産ジャイアンツ・コーズウェイ Giant's Causewayなどを観光するには好適でしょうね。是非ベルファストまで足をお運び下さいませ。最近、色々な花が咲き、様々な葉が茂っていま [続きを読む]
  • ノーベル文学賞の延期
  • すでに世界中で報道されていますが、5月4日付でノーベル財団からプレスリリースがあり、2018年度のノーベル文学賞の決定が延期されることになりました。スウェーデン国立アカデミーのメンバー関係者の不祥事報道が原因とみられているようですが、はっきり言って、かなり異常な事態ですね。村上春樹氏の受賞を待ち望んでいるハルキストの方々には残念なお知らせだったかもしれません。The Nobel Foundation supports the Swedish Ac [続きを読む]
  • Impact Factorに足を引っ張られる放射線学界
  • ここ最近体調が悪い中、私の好きなイチロー選手まで事実上引退というニュースを見て「一つの時代が終わってしまった」ことを知り、すこし落ち込んでいます。まるでいつまでも元気でいると思っていた親がいつの間にか老いているのを見て、流れてしまった時間を感じられずにはいられないような、そんな寂寥感に似たものを感じます。かつて世界一の'Hit King'であった彼の引退というものは、いつか来るモノとはいえ、やはり見たくはな [続きを読む]
  • いつものように体調を崩しました
  • ラボの隣席の方からおそらく風邪というか何らかのウイルス性感染症を伝染させられ、苦しんでいる今日この頃です。もう、本当に心からマスクとかして欲しいのに、残念ながら、ここではそういう習慣は一般的ではないのです。とりあえず「みんな道連れじゃ」とばかりに周囲に感染をまき散らす人たちが多い気がします。そういう意味では、日本の方が割と進んでいるというか、意識高い系の人がちょっと多い気がしますね。ここ数日、発熱 [続きを読む]
  • 切り裂きジャック Jack the Ripperの遺したもの
  • 「切り裂きジャック Jack the Ripper」をご存知でしょうか。1888年に大英帝国の首都ロンドン Londonを恐怖のどん底に陥れた殺人鬼であり、今もなお、彼あるいは彼女の正体は解明されていません。時の君主であったヴィクトリア女王を含めて全ロンドン市民を恐れさせたこの一連の事件は、世界で最も有名な未解決事件の一つとされています。日本でも非常に有名だと思います。色々な媒体で切り裂きジャックのことは伝えられていますが [続きを読む]
  • 桜舞い散る道の上で 〜Queen's University〜
  • 本学 Queen's Universityでは桜が幾つか植えられています。とくに本校舎の中庭にある桜は、春の訪れとともに、見事な花を咲かせます。桜舞い散る道にはベンチが置かれており、読書を楽しんだり、昼寝をしたりと、様々な過ごし方があるようです。本校舎であるランヨン・ビルディング Lanyon Buildingは、チャールズ・ランヨン卿 Sir Charles Lanyonの設計で1849年に建設されたものですが、いつだれが桜を中庭に植えたのか。ソメイヨ [続きを読む]
  • 英語の辞書をめぐる思い出
  • 今の学生さんたちはもしかしたら電子辞書が主体で、紙媒体の辞書というものにあまり触れたことがないかもしれません。私も大学時代を振り返ると、すでに教科書や資料は電子媒体が主流になっており、メモはPDFに直接書き込むなど、ペーパーレス化がだいぶ進んでいた思い出があります。しかし、私も昔は紙媒体の辞書を使って勉強していたものです。英語ではジーニアス系の英和、和英を使っていました。最近、英語の勉強法について、 [続きを読む]
  • セクハラと女性問題
  • 今週は色々あって、疲れが出たのか、金曜日の夕方からいきなり体調を崩しています。風邪なのか、あるいは花粉症爆発なのか、よく判りませんので風邪薬を飲んで様子を見ることにしました。自分の身体で実験するのはやめておきたいのですがね。最近、日本ではセクハラや女性問題などのスキャンダル報道が続いているのは知っていました。芸能人や政治家や官僚に関する事件が続いているようですね。個人的には、某知事が辞職したのを興 [続きを読む]
  • 英語と日本語の境界 〜映画で学ぶ英会話〜
  • かつて夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したと言われます。もちろん意訳なのですが、「あなたが好きです」と直接的に言えない日本人的な気恥ずかしさと奥ゆかしさを、ある程度捉えているように思います。このように英語と日本語の間には筆舌に尽くしがたい距離感があり、その境界付近を彷徨う私たちをときに苦しめます。日本語での会話でもそうですが、英会話においてたとえリスニングが出来たとしても、どう解釈 [続きを読む]
  • DNA二重らせん構造をめぐる物語
  • 本日4月25日は、Nature誌に、あの「ワトソンと のDNA二重らせん構造」論文が掲載された日です。WATSON JD, CRICK FH. Molecular Structure of Nucleic Acids: A Structure for Deoxyribose Nucleic Acid. Nature 171, 737?738 (25 April 1953).わずか1ページ程度の内容ですが、今から65年前の1953年に発表されたこの短報は、20世紀で最も重要な論文の一つと言われます。この偉大な業績によって、James WatsonとFrancis Cri [続きを読む]
  • キャッシュ・レス社会
  • 今日たまたま髪を切りに行ったら、現金での支払いを求められて、ちょっと冷や汗をかきました。最近、キャッシュで支払うことなんて週に1, 2回なので、今の財布に現金がいくら入っているのか、ちゃんと把握していなかったのでした。大学の近くの安い床屋さんで、たまたまレジのカード決済機が不調だったようです。Belfastに居ると、ほぼ全てがカードで用が足ります。おそらく、バスに乗る時くらいでしょうか、現金が要るのは。買い [続きを読む]
  • Royal Baby 第二王子誕生
  • イングランド守護聖人を祭る「聖ジョージの日」である本日23日、キャサリン妃は3人目のお子さんとなる第二王子を出産しました。BBCでも速報が流れ、Royal Babyの誕生を祝福する雰囲気が広がっています。この王子の王位継承権は第5位であり、英国女王エリザベスⅡ世にとって6人目の曾孫になります。日本の皇室は世代的にまだ当分は新しい赤ちゃんは産まれないだろうと思われますが、こちら英国の王室は新しいカップルも誕生したばか [続きを読む]
  • 国際生物学賞 International Prize for Biologyについて
  • 20日金曜日までで今年の「国際生物学賞 International Prize for Biology」の推薦が締め切られたそうです。おそらく多くの日本人はこの賞のことをご存知ないと思いますが、本賞は昭和天皇在位60周年を記念して、昭和天皇のご関心が強く、実際に長年研究に取り組んでおられた「生物学」の振興に貢献した科学者を国際的に顕彰するために1985年に設立されました。生物学分野の大部分はノーベル生理学・医学賞の授与分野に含まれないこ [続きを読む]
  • Make hay while the sun shines
  • 今日もBelfastは良いお天気でした。Make hay while the sun shines.日が照る間に干草を準備せよ英国のことわざです。つまり「チャンスを有効に活かせ」という意味ですね。この言葉を知ってか知らずか、晴れた日には英国北アイルランドの人たちは日光浴に対して実に貪欲であり、わらわらと家から出てきて、公園やオープンカフェなどでゆっくり寛ぎます。こんなにこの街は人口多かったかなと思うほどです。色素が少ないのに日に焼け [続きを読む]
  • 時間は流れ、季節は廻る
  • いきなり夏が来たような陽気な日々が続いています。ここ数日は日中20℃くらいまで気温も上がり、春の順番を飛ばして、まるでもう夏になったかのようです。大学の知人も「Beautiful day for Belfast(ベルファストにしては素晴らしい日ね)」と喜んでいました。彼女は学会へ参加するために来週にハワイへ旅立つので、もはや気分はすっかりアメリカンな感じなのでしょう、「北アイルランドはいつも雨ばかりだけど、ここ最近は良い天 [続きを読む]