にかわくん さん プロフィール

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にかわくんさん: リウマチ膠原病科医の伝えたいこと
ハンドル名にかわくん さん
ブログタイトルリウマチ膠原病科医の伝えたいこと
ブログURLhttp://rheumatol.seesaa.net/
サイト紹介文関節リウマチ、SLE、SpA、APS、Still病など膠原病に関する情報をまとめます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供188回 / 331日(平均4.0回/週) - 参加 2017/09/18 12:09

にかわくん さんのブログ記事

  • セルトリズマブペゴル
  • セルトリズマブペゴルCZPはシムジアという商品です。2013年に登場しました。CZPの構造はヒト化TNF阻害mAbのFabをPEGで結合したものです。つまり抗体のFc部分がありません。わざわざFc部分を削ったのは副作用を減らすためとも言われています。PEGの特徴は・半減期を伸ばせる(蛋白分解を防ぐ)・炎症部位に集積する(PEGの親水性のため?)といったものがあるようです。PEG化についての参照です。Haemophilia. 2013 Jan;19(1):11-20 [続きを読む]
  • ゴリムマブ 関節リウマチ
  • ゴリムマブの関節リウマチにおけるエビデンスのまとめです。不備はあると思いますので前もってすみません。笑  適正使用情報製造販売後調査vol.3(n = 5154例)   RA平均罹病期間は10.96年   治療継続率は24週間で77%   治療効果    0週:DAS28-ESR 4.72 ± 1.37、CDAI 20.07 ± 12.00    12週:DAS28-ESR 3.56 ± 1.39、CDAI 10.74 ± 9.28    24週:DAS28-ESR 3.27 ± 1.31、CDAI 8.66 ± 8.13    ※ [続きを読む]
  • ゴリムマブ
  • ゴリムマブ(略語:GLM、商品名:シンポニー)はヒト型のIgG1抗体のTNF阻害薬です。他のTNFiと異なるのは皮下注射であるにも関わらず、医療スタッフが投与する必要があることです。また投与間隔が4週間に1度と長いことです。少なくともうちの施設では2011年は2nd bioや3rd bioに選ばれることが多いというお話もありました。しかし、高齢者が多くなってきて自己注射が難しい患者さんが段々と増えてきたこと、そして高齢者ではMTXが [続きを読む]
  • エタネルセプトBS
  • エタネルセプトBSはエンブレルのバイオシミラー です。2018年5月から承認・販売されています。エンブレルが登場した時もレミケードからかなりの数の患者さんが移行したり、新規導入がIFXだったはずの人がETNに移ったものでした。このエタネルセプトBSも同じような現象が起こっているようです。価格の問題でIFX-BSしか導入困難だった方にも薬価が安いエタネルセプトBSが導入できるようになったからです。それにしてももはやあゆみ製 [続きを読む]
  • アダリムマブ 使い方
  • アダリムマブの関節リウマチにおける使い方です。40 mgを1日1回、2週間毎に皮下注射です。MTX併用が良いとされます。効果不十分の場合は80 mg/回まで増量可能ですが、ただしMTXなどDMARDs併用では不可ですので注意が必要です。 [続きを読む]
  • アダリムマブ 関節リウマチ
  • アダリムマブの関節リウマチに対するエビデンスについてです。  HOPEFUL-1試験(Ann Rheum Dis. 2014 Mar;73(3):536-43.)   日本   対象    MTX or 生物学的製剤未投与の早期RA患者(罹患期間2年以下)   介入    MTX 6-8 mg/w + ADA or MTX 6-8 mg/wを26週    その後26週から52週は非盲検でADA + MTX   結果    ΔmTSS    ACR20    ACR50    ACR70    ACR90    HAQスコア   [続きを読む]
  • アダリムマブ 薬物動態
  • アダリムマブの薬物動態についてです。半減期は12-14日とされています。ADAのトラフ値と臨床効果はMTXの用量により影響をうけるとされています。(Clin Ther. 2018 Feb;40(2):309-319.)これは2013のACRで発表されていたのでやっと論文になりましたね^^Gossさん、おめでとうございます。さて。。。。。。というところでネタ切れです。汗また追々調べることがあれば追記して行きます。逆に情報をお持ちであればご教授いただければ助 [続きを読む]
  • エタネルセプト サービス
  • エタネルセプトはエンブレルという商品名でファイザーが販売しています。会社としても患者さんをサポートするために色々なサービスを展開しているようです。エンブレルシリンジからエンブレルペンという剤型の工夫や、Eベースという補助具などはもちろんです。それに加えてエンブレルクラブとかEnライン24といったサービスがあるようです。聞きたいことをすぐに聞けたり、自己注射用のグッズが自宅に届いたりと、色々な企業努力が [続きを読む]
  • アダリムマブ
  • アダリムマブは抗TNFαヒト抗体IgG1です。ヒト型です。2016年現在で世界では最も売れているのバイオ製剤です。つまり、、、臨床試験のコントロール(比較対象)になるのです!そしてワタクシも使うことがとても多いです。↑それはどうでもいい!!笑だって皆が良いものって言ってると思うので。それくらい売れているADAですが2008年登場の時は自己注射の時に痛いと訴えが多かった製剤でした。売れてるのに使いにくいなーと思ってい [続きを読む]
  • エタネルセプト 使い方
  • エタネルセプトの関節リウマチに対する使い方です。ETNは2010年で日本で最も使われていたbioと言われています。(Expert Rev Clin Immunol. 2012 Jul;8(5):455-65)自己注射で、皮下注射です。通常量は50 mg/wkを投与します。25 mgを1日1回で2回/週 or 50 mgを1回/dayで1回/週です。低用量では-25 mg/wkを投与します。10 mgを1日1回で2回/週 or25 mgを1回/dayで1回/週です。根拠になっているのはPRESERVED試験だと思います。(Lanc [続きを読む]
  • エタネルセプト 関節リウマチ
  • エタネルセプトの関節リウマチに対するエビデンスです。参考にしてください。●TEMPO試験(Lancet. 2004 Feb 28;363(9410):675-81.)(Arthritis Rheum. 2005 Jan;52(1):49-60.)   海外   対象    MTX以外の1剤以上のDMARDs効果不十分なRA患者(n = 682)     圧痛関節 ≧ 12、腫脹関節 ≧ 10、ESR ≧ 28 mm/h or CRP ≧ 20 mg/L or 朝のこわばり ≧ 45分    罹患期間 6ヶ月〜20年(平均罹病期間6-7年)    [続きを読む]
  • エタネルセプト 薬物動態
  • エタネルセプトの薬物動態をまずは知りましょう。日本人での血中の濃度変化についてはこのペーパーを確認してください。(Journal of clinical pharmacology, 2006; 46: 418-423)半減期は4日です。胎児移行は少ないため挙児希望がある症例で使用することができます。ついでなので他の特徴も。。。笑ResponderとNon-responderのETNの血中濃度はほぼ同じとされています。(Mod Rheumatol (2012)22:532-540)抗エタネルセプト抗体は [続きを読む]
  • エタネルセプト
  • エタネルセプト(ETN・エンブレル)はTNF阻害薬の一つです。TNF受容体(TNFR2の細胞外ドメイン〜p75)2分子にヒトIgG1のFcが結合した構造です。モノクローナル抗体とは違って可溶性受容体製剤といわれます。作用機序としてはTNFαもTNFβ(lymphotoxin-alpha)も抑制するとされています。リガンドを抑えるのか受容体を抑えるのかで抗体製剤は若干異なることがあります。 [続きを読む]
  • インフリキシマブバイオシミラー 関節リウマチ
  • インフリキシマブバイオシミラーの関節リウマチでのエビデンスです。PLANETRA試験(Ann Rheum Dis. 2013 Oct;72(10):1613-20.)PLANETRA試験延長試験(Ann Rheum Dis. 2017 Feb;76(2):355-363.) 対象  PLANETRA試験を完遂したRA患者(n = 302) 介入  IFX vs IFX-BSだったものを全てIFX-BSに切り替える 結果  ACR20   54週:77.0%(継続) vs 77.5%(切り替え)   78週:71.7%(継続) vs 78.2%(切り替え)    [続きを読む]
  • インフリキシマブバイオシミラー
  • インフリキシマブバイオシミラー(インフリキシマブ BS)はレミケードのバイオシミラーです。レミケードと細胞も同じ株でコンストラクトも全く同じだそうです。具体的には・・・①インフリキシマブ合成遺伝子をプラスミドベクターに組み込む②マウス骨髄腫由来のSp2/0細胞に導入③クローンの選択④細胞培養⑤細胞除去・目的物質の回収⑥不純物除去⑦濃縮(限外ろ過装置)・ろ過(無菌フィルター)⑧品質試験細胞が同じというのもす [続きを読む]
  • バイオシミラー
  • バイオシミラーとは所謂ジェネリックです。しかし何故このような言葉を使っているのかというと、抗体は分子量が大きく糖鎖などを含めると構造が複雑です。ですから先発品と比較して同一性を示すことが困難です。この点が一般的なジェネリック医薬品とは異なります。承認申請や販売後調査なども少々異なるようですが、医者であればそこはあまり関係ないですよね。大事なのは薬価です。先発品の70%となりますので、医療経済的にはと [続きを読む]
  • インフリキシマブ 使い方
  • インフリキシマブの関節リウマチに対する使い方です。3 mg/kgを生食にとかして2時間以上かけて点滴静注しましょう。ローティングにて問題がなければ4回目以降は投与速度を5 mg/kg/h以内まで上げてもいいとされています。初回(0週目)→2週間後(2週目)→4週間後(6週目)→その後は8週間毎と投与していきます。上記については添付文書などもみてしっかり確認して使いましょう。いずれの場合も感染徴候がないことを毎回確認して投 [続きを読む]
  • インフリキシマブ 関節リウマチ
  • インフリキシマブは関節リウマチに革命をもたらした薬剤です。その後の抗体製剤のエビデンスの作り方もレミケードを真似て臨床試験はされてきたという経緯があると思います。RAでのエビデンスを書くと大体以下の試験になるのではないかと思います。ATTRACT試験(N Engl J Med. 2000 Nov 30;343(22):1594-602.)ASPIRE試験(Arthritis Rheum. 2004 Nov;50(11):3432-43.)Best試験RECONFIRM試験RECOMFIRM-2試験RECOMFIRM-2J試験PMS50 [続きを読む]
  • インフリキシマブ 作用機序
  • インフリキシマブの作用機序は大きく4つと言われていると思います。まずは可溶性TNFαをキャッチして受容体への結合を阻害すること。次に細胞に結合したTNFαを剥がすこと。そしてTNFαが結合した細胞を細胞死へ導く(アポトーシス)こと。最後が膜型TNFαを発現しているMφなどに抗体依存性細胞障害ADCCと補体依存性細胞障害CDCを加えること。機序を知っていると他のTNF阻害薬との比較がしやすくなると思います^^ [続きを読む]
  • インフリキシマブ 薬物動態
  • インフリキシマブは薬物動態がしっかり分かっているバイオの一つです。(あと一つはトシリズマブくらい。)PK/PDがよく分かっているということは患者さんによって良い状態にきちんと調整しやすいということです。しっかりと使いこなしたいですね。まずはトラフ値が効果の一つの決定因子と言われています。IFXの濃度が測れればきちんとIFXを使いこなせるということ。IFXの有効最低血中濃度は1 μg/mLで6 mg/kg以上投与しないと維持 [続きを読む]
  • インフリキシマブ 構造
  • インフリキシマブの構造は抗TNFヒトマウスキメラ抗体IgG1です。マウス成分が構造の1/4ですから中和抗体ができてしまいます。これはヒト抗キメラ抗体(HACA)と呼ばれ2次無効の原因となることが知られています。特にN-グリコリルノイラミン酸というマウス特有の糖鎖のために抗体出現に繋がりやすいとされています。(Arthritis Rheum. 1998 Sep;41(9):1552-63.)この抗IFX抗体を予防する目的でMTXの併用が必須とされています。MTXは [続きを読む]
  • インフリキシマブ
  • インフリキシマブは関節リウマチの治療を激変させた抗サイトカイン療法の代表です。2003年に登場しました!IFXが出てくるまではリンパ球が病気の根本でそこを何とかせねば!ということでリンパ球の制御をすることが重要と考えていた先生も少なからずいらっしゃったと聞いています。TNFというたった一つのサイトカインを抑えるだけでRAが治るはずがないと冷ややかな目で見ていた先生も多かったようです。しかし結果はご存知の通り。 [続きを読む]
  • 生物学的製剤 一覧
  • 生物学的製剤の使い分けは色々ありますが、まずは一覧を頭に入れましょう。TNF阻害剤(TNFi) インフリキシマブ(レミケード)IFX インフリキシマブ バイオシミラーBS エタネルセプトETN(エンブレル) アダリムマブADA(ヒュミラ) ゴリムマブGLM(シンポニー) セルトリズマブ ペゴルCZP(シムジア)IL-6阻害薬(IL-6i) トシリズマブ、TCZ(アクテムラ) サリルマブ、Sarilumab(ケブザラ) シルクマブアバタセプト、A [続きを読む]
  • JCR 2018
  • JCR 2018に行ってきました。今回は東京国際フォーラムでした。病棟業務がありフル参加とはいきませんでしたが、とても楽しく、また良い時間を過ごせました。他のスタッフに感謝です。まずは恩師や同期、昔の同僚と会えたことはとても嬉しかったです。勉強になったことは沢山ありましたが、個人的には理研の茂呂和世先生のご講演がとても面白かったです。ILC2、なかなかすごい細胞です。。。またポスターでは面白い発表をされている [続きを読む]