miko-naga さん プロフィール

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miko-nagaさん: Be Clear
ハンドル名miko-naga さん
ブログタイトルBe Clear
ブログURLhttp://beclear2017.blog.fc2.com/
サイト紹介文恋愛小説中心。青春小説からアラサー女性の恋まで…2作品連載中。ゆっくり寛いでいってくださいね。
自由文「First Story-Haru-」
ずっと見てるだけでいいと思ってた。山本波留、高校三年の夏。そこから始まる?翠高校陸上部の6か月。

「Place」
何かが違う。ある日突然会社を辞めた綾乃。旅先で出会った青年、昴。2度と会うことはなかったはずなのに…。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供267回 / 330日(平均5.7回/週) - 参加 2017/09/26 21:16

miko-naga さんのブログ記事

  • Step by step - 2 -
  • 今日の姉ちゃんは朝からずっと携帯とにらめっこしてる。夏休み前からおかしくなった姉ちゃんは、10月の頭にタク兄が戻ってきて仲直りしてからはすっかり元の調子で、相変わらず俺は事あるごとに怒られてばかりいた。(と言っても聞いちゃいないんだけど。)でも、ここのところ、また、姉ちゃんの様子がおかしい。どこがどうとは言えないんだけど、そわそわしているような、なんだか物思いにふけっているような…暗いんじゃないけど [続きを読む]
  • ご連絡 8/14
  • Step by step、始めました。こんな酷暑の季節に、冬の話もあったもんじゃないと思ったのですが、「薄い月」からの流れでこの話をアップすることに。タクの試合を見に行って、一か月ちょっと。大学駅伝の本番がどんどん近づいてくる。イコール、登録選手が決まる、ということ。懸命に練習に取り組んできた選手たちにはきっと最も緊張する季節の一つで。その人たちを大切に思う人たちも、やはりドキドキして待っていると思う [続きを読む]
  • Step by step - 1 -
  • いつもより早く目が覚めた。勢いよくベッドから起き上がった。布団をはいだ瞬間に冷気がどっと押し寄せてくる。 「さ、寒っ。」あまりの冷たさにもう一度布団をかぶってしまう。スマートフォンは目覚ましの横。頭だけ布団から出て、手を伸ばしてみる。画面に映るのは無機質な数字と、いくつかのアイコンだけ。“6:45”もう、大学も冬休みに入って、あと少しで一年が終わる。休みの日にこんな早く目が覚めるなんて、どうかして [続きを読む]
  • ご連絡 8/13
  • お久しぶりです。だいぶ体調も良くなったので、ちょっと短いオハナシを始めました。「薄い月」が終わって、一か月後ぐらいのハルとタク。あ、浩太君も登場します。お楽しみいただければ幸いです。明日から本編登場します。にほんブログ村 [続きを読む]
  • Step by step - Prologue -
  • あと少しでこの1年が終わる。そして、あと少しで新しい年が始まる。今まで頑張ってたことを形にすることができるか、あと、数時間で決まる。それまであたしは、祈って待つしかない。大きな緊張と、小さな期待を胸に、その日の朝、あたしは机の上の小さなスマホをじっと見つめていた。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ご連絡8/5
  • いつもご訪問ありがとうございます。管理人体調不良により、更新もうしばらくおまちください。楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ご連絡7/21
  • いつもブログを訪問いただき、ありがとうございます。管理人多忙のため、今月中、更新をお休みします。楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。8月に入ったらまた再開いたします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 週末、暑い夏の帰り道
  • −週末。仕事帰りの昴くんのひとり言−「あち。」会社を一歩出ると、熱気が襲ってきた。梅雨があけたばかりの七月。つい二、三日前まで重たい雲に覆われていたのが嘘のように、今日はすっきりとした青空がビルの向こうに広がっている。もう夏至を過ぎてひと月が経つのに、5時を20分ほど過ぎても一向に日が傾く気配もない。目の前のアスファルトは、強い日差しを反射して、道向こうにはゆらゆらと陽炎が揺れている。首元に手をや [続きを読む]
  • 銀色の自転車 −あとがき−
  • 銀色の自転車、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「薄い月」の中で、河原に座っているタクが今までのことを思い出している中「二人乗りしてここまで来て、ハルが自転車から落っこちた」というつぶやきから出てきたこのオハナシ。小さいころのタクは多分今よりちょっとだけおしゃべりで、ハルはというと、今よりちょっとお転婆で。いっつも一緒にいた二人。どんないきさつで仲良くなったのかは、いまだにナゾですが [続きを読む]
  • 銀色の自転車 −3−(完)
  • とにかく、怖かった。このまま川に落ちちゃうんじゃないかって思った。起きなくちゃ、と思ったけど、体がいうことをきいてくれない。なんだかがたがたとあたしの体は寒いときみたいに震えてる。 「ハル!」タクちゃんはもう一回あたしの名前を呼んだ。パタパタと足音がした。河原の土手を走って降りてきたみたいだ。起き上がれないあたしの横まで来ると、恐る恐るあたしの頭に手を伸ばした。タクちゃんの手が、あたしに届いた瞬間 [続きを読む]
  • 銀色の自転車 −2−
  • タクちゃんの身体にぐっと力が入った瞬間、自転車が前にゆっくりと進み始める。「わ。」ちょっとだけ怖くなったあたしは、タクちゃんの身体に回した手に力が入ると同時に、目をぎゅっとつぶった。少しずつ、少しずつスピードが上がる。前へ、前へ。あたしの顔の横を風が、ぴゅん、と通り過ぎていく。ふと、鼻をくすぐる土の匂い。そういえば、昨日は雨が降ったんだっけ。そんなことを考えながら恐る恐る目を開くと、もう、川のすぐ [続きを読む]
  • 銀色の自転車 −1−
  • ― その日はやたらと空が青かったような気がする ―「タクちゃん、どこ行くの?」一ヶ月前に買ってもらった自転車。お父さんと一生懸命近くの空き地で練習して乗れるようになったばっかりだってタクちゃんのお母さんがこの間話してたっけ。銀色で、ぴかぴかしているのが嬉しくて、乗れるようになったのが嬉しくて、ずうっと自転車でどこかに行っているのを、本当は知ってたんだ。…あたしは自転車に乗れなかったから、一緒にどこ [続きを読む]
  • 銀色の自転車 −Prologue−
  • タクちゃんが買ってもらった自転車。楽しそうにびゅんびゅん乗って走っていく。いっつも二人でいろんなとこに行ってたのに、もう一緒に遊べないのかなぁ…。ハルとタク、小学生のころ。薄い月でタクが思い出していた、あの、お話です。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 惑い -あとがき-
  • 惑い 、完結いたしました。ハルとタクの本編より長くなるとは。と書き終わって苦笑いした記憶がよみがえります。昔はタクのことを好きだった遥子。ハルの親友であり続ける以上は、いつでもタクの話を聞くことになるわけで、そんな話を笑いながらできるのは、きっと吉田君だけ、なんですよね。カッコつけずに、自分らしくいられる。ハルも、タクも、「薄い月」の本編でそれができずにすごく苦しんでいたけれど、遥子ならじれったく [続きを読む]
  • 惑い -32-  触れる(5)/Shota(完)
  • 「あたしは…。」まだ、大島の口から言葉はこぼれてこない。ぴっと何かが俺の中を再び走り抜けた。瞬間、どくどくと心臓の鼓動が早くなる。一つの予感が頭の中に浮かぶ。今、言わなきゃ、もう伝えられない。急いで。今しかない。最後のチャンスを捉まえるように、俺は早口で大島に語り掛ける。「俺はさ。」じっとその目を見据えたまま、俺は、頭の中で必死に言葉を選ぶ。伝えたいことは、もう決まっている。それでも、きちんとこい [続きを読む]
  • 惑い -31-  触れる(4)/Shota
  • 大島はうんともすんとも言わない。ただ、黙って俺に背を向けているだけ。こちらを振り向こうとはしなかった。今までの勢いはどこかに行ってしまった。…黙っている大島を見ているだけで何もできない自分が、すごく歯がゆい。  コイツの気持ちを確かめることもできないままで、また、この街を離れて、結局会えなくなって…。それでも、仕方ないのかもしれない。頑なな背中だけを見つめていると、それだけが浮かんできた。しょうが [続きを読む]
  • 惑い -30-  触れる(3)/Shota
  • 駅を出てから2・3分経っただろうか。少し後ろから小さな声が聞こえてきた。 「…痛い。」振り返ると、大島は顔を軽くゆがめている。無意識のうちに力が入っていたらしい。逃げられたくなかったから。「離して。」大島は、その切れ長の目で睨むようにじっと俺を見ている。…感情を悟られまい、と必死にこらえているような表情だった。「いやだ。」憮然とした表情で俺が答えると、大島は「なんで」と聞き返してくる。「大島、この [続きを読む]
  • 惑い -29-  触れる(2)/Shota
  • 30分ほどそうしていただろうか。時間の感覚がなくなっていた。何本か急行が俺の目の前を通り過ぎる。少し落ち着きを取り戻しはしたものの、やっぱり気持ちはぼんやりとしたままだった。「俺、立ち直れるの、かな。」ぼそっと自分に向かって呟いてみる。どんなに考えてようとしても何も浮かんでこない。思考は停止していた。帰る気にもなれなくて、ベンチで夜空を見上げていると、prrrrr…と電車の到着を告げる音が響いた。 [続きを読む]
  • 惑い -28-  触れる(1)/Shota
  • 繁華街の駅から数えて五つ目。俺の住む街は郊外にある静かなところだ。各駅停車しか止まらない、小さな駅。電車の窓からぼんやりと外を眺めていた俺は、自分の降りる駅の名前が目の前にあるのに、電車が止まってからしばらくして気づいた。 あっ、と思った瞬間ドアが閉まり始める。急いで立ち上がる。後はダッシュ。…身体がホームに出た瞬間、「プシュッ」と音を立ててドアが閉まった。「…きっちー。」息が切れている。ばたばた [続きを読む]
  • 惑い -27-  見上げる(4)/Yoko
  • 目が合った瞬間、あ、と声をあげてあたしは視線をそらしてしまった。ササゴンはあたしの顔と吉田の顔を交互に見比べている。3人とも動かずにそこに立ったままだった。動かないあたしたちを見て、「すみません…通してもらえますか?」と後ろから数人のサラリーマンが声を掛けてきた。店の中に入るつもりらしかった。おずおずと道を開けると、ああ、と言いながらササゴンが吉田に「出るぞ」と声を掛けた。吉田は返事もせず、黙って [続きを読む]
  • 惑い -26-  見上げる(3)/Yoko
  • 会が開けば、いつもどおりのコンパの様相となる。真奈美は飲みすぎて泣き上戸になって、「先輩〜」とだれかれかまわず年上の人たちに抱きついている。橋倉くんは、どうも聖子に気があるらしい。さっきから席を隣に陣取って、一生懸命話し掛けていた。あたしは、幹事、ということで入り口の近くに席を取って忙しく立ち働いている。隣には佐野先輩がいて、ちょっと居心地が悪い。なんで、急にあんなこと言うんだろ。普通にしてろって [続きを読む]
  • 惑い -25-  見上げる(2)/Yoko
  • 大学を出て歩いて5分で駅に着いた。電車に揺られて、二つ目の駅で降りる。あたしたちの町に一番近い繁華街の真ん中に駅はある。会場まではここから歩いて10分くらいの居酒屋だ。あたしは先輩と肩を並べて歩きながら、今日のコンパに付いて打ち合わせをしていた。「会費が…4000円だろ、飲み放題付ける?」「うーん。どうでしょう。…うちの科、女の子が多いからそんなに飲まないし。いらないと思いますけど。」「そうだな。 [続きを読む]
  • 惑い -24-  見上げる(1)/Yoko
  • 「遥子、いいの?」昼休みの学食。隣でパスタをつついていたハルがいきなり言った。あたしは何のことかわけがわからずパンをくわえたまま「ふゎ」と腑抜けた声を上げた。「間抜けな顔。」ハルはぷっと笑ってそう言った。 「何よ。いきなりハルが変なこと言うからでしょ。」口に入っていたパンを飲み込んで、そう口を尖らせるとハルは急にまじめな顔になった。やだな。その表情を見た瞬間、何を言われるか、予想がついた。「教育実 [続きを読む]