クスクリ さん プロフィール

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クスクリさん: クスクリ小説
ハンドル名クスクリ さん
ブログタイトルクスクリ小説
ブログURLhttp://kusukuri.blog.fc2.com/
サイト紹介文皆さんに楽しく読んで頂ければ幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供4回 / 5日(平均5.6回/週) - 参加 2017/09/29 22:08

クスクリ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 2010年GW・京都奈良から鹿町へⅡ
  • 前方に松林…杣道がある。あれを辿れば絶壁に行き着くかもしれない。 看板があった。ーーこの先崖危険ーー出た!あの崖だ。構わずちゃんと柵を乗り越えた。先端に足を踏み入れると身の毛もよだつ。うへっ! 嫁がビビッて、柵の手前から、「2人とも危ないよぉ〜」ちゃんと携帯で写真を撮り捲った。「ちゃん知っとるか。ここは自殺の名所ぞ。もう数十人は死んどるぞ」 「ならこげんやって写真撮りまくったら写り込むかもしれんね」俺は惚け [続きを読む]
  • 2010年ゴールデンウイーク・京都奈良から鹿町へ
  •  親父はまだ将棋を続けていた。 居間で寛いでいると対馬の小学校で校長をしている次男が一人でやってきた。 この前、親父の深刻な病状を電話で伝えると、「兄ちゃん、ある意味もう仕方がないことじゃ。俺らができることはできる限り実家に顔出してやることだけや」 今日の次男は嵌まってきていた。体力のなくなった親父に代わって家の周囲の草刈りをしてやるつもりだ。小気味よい草刈り機の音をBGMに俺は浅い眠りに就いた。  [続きを読む]
  • 癌再発
  •  昨日の夜、携帯に親父から電話が入った。受けた途端、悪い予感がした。この前、佐世保からわざわざ福岡の和白までPET診断に行った結果がそろそろ出る頃だったから。 親父は咽びながら懸命に言葉を搾り出しているようだった。「また肺にがんができとるって医者が言うんよ」「またってもう2回も手術して肺な半分しか残ってねぇんにこれ以上、医者はどげな治療する言いよんや?」「もう手術出来んけん抗がん剤治療するって言うとた [続きを読む]
  • 西海橋
  • 「労金にしゅうかの…ん〜…ばって今まで下ろさんで我慢してきたけの」 親父は思案する。「おっさん、親和銀行にしときない、労金はそのままにしとった方が良か」「そうやの。そうしょう」 親父は康太を見た。「そんならこの金は全部康太にやる。おかさんの面倒よう見てくれるけん康太が一番かわいか」と、にこっと笑う。「おっさん、ちゃんば甘やかしたらいかん」 俺が冗談ぽく釘を刺すと、 康太が、「俺もいらん。自分の力で生きて行く」 [続きを読む]
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