プレックス さん プロフィール

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プレックスさん: ミジンコのススメ
ハンドル名プレックス さん
ブログタイトルミジンコのススメ
ブログURLhttp://www.daphnia.work/
サイト紹介文ミジンコに関する情報発信を行い、ミジンコに支えられて生きている「生き物たち」の不思議を綴ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供33回 / 35日(平均6.6回/週) - 参加 2017/10/18 00:50

プレックス さんのブログ記事

  • 深海の水素はごちそう
  • Hydrogen for dinner深海の熱水噴出孔には、微生物と動物との多様な共生関係が存在しますが、そうした関係にエネルギーを供給する物質は2つだけだと考えられていました。今回、第三のエネルギー源が発見されました。近年、水素をエネルギー源として開発するための研究が進んでいます。その一つが、水素を代謝する微生物の活性を利用する方法です。しかし…人類に先じて、そうした戦略をすでに利用している動物がいました。Natureに [続きを読む]
  • 自由な人生
  • 会社に拘束されず、趣味で生きていきたい毎日、ミジンコと触れ合う時間が自由にできれば…そんな想いで、ある日、この人と出会いました。胡散臭いな、と思いましたが、とりあえずやっています。http://daipon01.com/famuc=HbLj9EZBにほんブログ村 [続きを読む]
  • 冬季のミジンコ飼育
  • だいぶ寒くなってきましたベランダのミジンコ水槽の温度が11℃になってきました。これでは低温に強いミジンコでも減ってきます。この時期、水温が15℃を下がると、親は維持可能ですが、水温が低い為運動をしなくなり、当然お腹が空かないので、餌食いも悪くなります。冬の摩周湖ですから、栄養がいきわたらなくて卵が出来にくくなります。もし、幼生が生まれても水温が低い為、幼生が生きていけなくなります。水温が、15℃以上ある [続きを読む]
  • 孤独とは
  • 孤独とは私たちは孤独を辛いことだと思い、孤独から逃げることに心を砕きがちです。しかし、元々人間は各個人の心の奥深いところでは、誰も孤独なのです。いわば、人間にとって孤独は、当たり前の姿なのです。だから、孤独を忘れず、嫌わず、むしろ自分の人生の最も親しい友とし、孤独を愛し、自分を見つめること・・・楓それが、自分を幸せに生きるための確かな道の一つではないでしょうか。ミジンコが遊泳しているのを見つめてい [続きを読む]
  • エアレーションのこと
  • ミジンコ飼育にエアレーションは必要か?ミジンコを飼育している方々は、エアレーションをしている方、していない方、いろいろおられると思います。実際、大型水槽や樽を使った大量飼育(培養)をされている方はエアレーションはしていないケースが多いようです。これは水表面から吸収される酸素量で十分といったところでしょうか。エアレーションをしている池や湖なんてありませんよね(水質浄化のため、大型の曝気装置を設置して [続きを読む]
  • 八幡高原その五
  • 今回はカキツバタ3年生の頃、一人で八幡高原を訪れた。満開のカキツバタが見たくて、試験期間中の日曜日はあいにくの天気だったけれども、とにかく八幡に行った。カキツバタ今にも雨が降り出しそうな曇り空の下、バイクを走らせ、まずは尾崎沼に行った。湿原の下部ではカキツバタが栽培されていて、その一部が満開状態となっていた。ここは栽培場ということもあって、立入禁止看板があったが、写真を撮るくらいならいいだろうと勝 [続きを読む]
  • 八幡高原その四
  • エビネを求めて初夏私はカキツバタの咲く時期を初夏としたいと思う。何年生の頃か忘れてしまったが、5月に八幡高原に行った。長者原の湿原にカキツバタが一輪咲いていた。先輩、同期、後輩がそれぞれの八幡を楽しんだ。私自身はエビネ(ラン科の植物)を見つけることを目的としていた。城台キャンプ場にバイクを止め、臥竜山の西尾根を登った。約2時間で山頂へ着いたが、エビネを見ることはできなかった。他の花も少なく、ナルコユ [続きを読む]
  • 八幡高原その三
  • 八幡高原の春またその翌年の春。春は非常に遅く、4月の連休に行った八幡キャンプではほとんど花を見ることはできなかった。昨年は春の花の写真を撮っておらず、その年は絶対にたくさん撮ろうと思っていただけにどうしても失敗は取り返す必要があった。5月のゴールデンウィークに再度八幡高原に訪れたが、その時は先輩3人と後輩2人と私で計6人のキャンプだった。私のカメラはニコンF3で、とても重たく持って行くのも一苦労だったが [続きを読む]
  • 八幡高原その二
  • 天気に恵まれない八幡高原八幡高原には何回も行ったが、ほとんどが雨か曇りで天気の相性が悪かった。しかし、晴れた日の八幡高原の素晴らしさは心が浮き立つほどだった。翌年、春に臥竜山8合目にキャンプした。目的の一つはブチサンショウウオの成体を見つけることだった。これまでにも8合目にはブチサンショウウオが生育していることがわかっていたけども成体を見つけたことがなかったので、是非見つけてやろうと思っていた。もう [続きを読む]
  • 八幡高原その一
  • 八幡高原という聖地八幡(やはた)という地名は全国に数多くあるが、私にとっては「八幡」といえば、それは芸北町八幡原、八幡高原のことである。実際に八幡を知ったのは大学に入学してクラブに入り、キャンプに参加してからである。八幡高原は広島県の北西部にあり、周囲を臥竜山などの千メートル級の山々に囲まれた盆地である。かつては湖だったと言われており、その名残が各地に大小の湿地として残っている。そしてこれらの湿地 [続きを読む]
  • ピュレックス見つけた。
  • 実験水生生物リストとはいっても、ネット上での販売なんですが。でも血統書付だから安心できます。ちょっとお高いですがいかがでしょうか?国立環境研究所で入手できます。ミジンコの中のミジンコであるpulexも分譲されています。ただ、外来種や新たに開発された種もあるので、留意点にはくれぐれもご注意ください。なお、天然のpulexを手に入れたい方は小さい池、さらに魚がいない池に生息していますので、初夏の5月から6月の池を [続きを読む]
  • 夏の終わりに
  • まだ咲いていたか…今度こそ最期かな…10月中旬の八幡高原はもう秋だった。かるかや橋の近くを通ると花びらがふわっとした感じで細かく分かれていて、その先には朝露が輝いていた。シラヒゲソウ(白髭草)である。しばらく歩くとアケボノソウが咲いていた。花びらの一枚の中に月、日、星といった、曙の空の景色が見える。この花をアケボノソウと命名した人は、きっと植物の中に宇宙を見ている人だったのだろう。シラヒゲソウこの後 [続きを読む]
  • 記憶の川を流れる花
  • 花が流れていた。小さな白い花が、あとから、あとから途切れることなく流れていた。私はその花が流れる様を、何かに憑りつかれたように眺めていた。二日ぶりに晴れ間がのぞいたので、私は山小屋の裏の渓流で体を洗おうとしたのだが、流れる花と、渓流の響きに圧倒され、流れの岸に座ったまま凍りついていた。後ろから誰かが肩をたたいたところで、それが夢だったことに気付いた。ディーゼルエンジンの響きと、夢の中の渓流の響きが [続きを読む]
  • グッピーの不思議 −その2−
  • 希少効果って何?ある形質の相対的個体数が減少した結果、その形質の進化的適応度が上昇するプロセスを「負の頻度依存選択」といい、特に性選択では「希少雄効果」といいます。なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、ある特徴を持ったグッピーが減少すると、環境に適応する能力が上がり、グッピーの希少なオスによる性選択(オスとメスが交尾すること)の頻度が上がるということです。この効果は古くから多くの論文で報告され [続きを読む]
  • グッピーの不思議 −その1−
  • グッピーは学者にも愛されている?グッピーは体長5cmくらいの、昨今の品種改良されたメダカたちと、負けず劣らず色鮮やかな小魚で、愛好家はメダカと同じくらいいるのではないでしょうか。そしてグッピーが一番好むエサはミジンコでしょう。しかし、一方で、進化生物学者の間でも人気があるのです。なぜ進化生物学者に人気?その理由は、自然個体群で遺伝的多様性がどのように維持されているのかを研究する上で、またとない機会を [続きを読む]
  • 原生動物のゾウリムシ!
  • 特にゾウリムシの形態について先日本棚を整理していたら、学生時代(1年生)の実験ノートとスケッチが出てきました。今から〇十年前のもので、下手くそで汚い文字とスケッチです。なんでこんなものが…?と思いながら見てみると、まあまあ描けてます。でも小核の記載がありません。これじゃダメですね。ゾウリムシのダメなスケッチ原生動物(ゾウリムシ)は単一の細胞やその群体からなる、もっとも原始的な動物です。しかし、単細 [続きを読む]
  • クジラとミジンコ
  • クジラとミジンコの関係クジラは大きく分けて、動物プランクトンを主食とするものと、魚を主食とするものがあります。動物プランクトンを主食とする代表例はシロナガスクジラで、現存する最大の動物種であるだけでなく、かつて地球上に存在した確認されている限りの恐竜や動物を含めても、あらゆる既知の動物の中で最大の種であり、記録では体長34メートルのものまで確認されています。食性は主にプランクトン、いわし等の小魚を食 [続きを読む]
  • 大いなる「水」
  • 水という物質の凄さ水の比熱は4.2J/g・K(J:ジュール、g:重量、K:ケルビン)で、物質の中でも一番大きいのです。ちなみに、鉄は0.437、アルミニウムは0.877、木材は約1.25コンクリートは約0.84で、他の物質を圧倒して大きいのです。つまり、同じ温度だけ上げるのに他の物質より多くの熱量が必要であり、逆に冷やすにも時間がかかる。湯たんぽとか温水暖房が使われるのは、水の比熱の大きさを利用しているのです。比熱の大きな物質 [続きを読む]
  • ミジンコの食物連鎖 その三
  • ダフニアピュレックスの場合ミジンコの中でも比較的大型のダフニアが優占する生態系について考えてみます。小さな単細胞のものから比較的大きな群体をつくるものまで、ダフニアはさまざまな大きさの植物プランクトンを効率的に食べることができます。なた、ダフニア自身、大型なので、大型の動物プランクトンを食べる魚に好まれます。その魚は次に魚食魚に食べられます。この場合は「ミジンコの食物連鎖 その一」に書いた、単純な [続きを読む]
  • ミジンコの食物連鎖 その二
  • まずは光合成から湖はその透明度、深度から言って、ミジンコの生態系を観察するにを格好のエリアです。ここでは湖のミジンコの食物連鎖について触れていきます。太陽エネルギーを蓄積できるのは植物だけ!食物連鎖は植物から始まります。植物は炭素、酸素、水素、窒素、リンなどの無機物質を材料として、太陽からのエネルギーを使って植物という生物体(有機物)を作ります。これを「光合成」と呼びます。太陽エネルギーは、地球上 [続きを読む]
  • ミジンコの食物連鎖 その一
  • 食物連鎖はいろいろなパターンがある食物連鎖は、みなさん中学生の理科で学習したから、誰でもご存知かと思いますが、これって一筋罠にはできないのが実際なのです。「食物網」とよばれるように、複雑に入り組んだ関係図ができあがり、連鎖を調べ尽くすことは不可能でさえあります。それにもかかわらず、連鎖にはいくつかの一般的特徴が見いだされます。ミジンコの食物連鎖の一例第一の連鎖ひと連なりの連鎖には普通四つか五つの段 [続きを読む]
  • 藁とミジンコ、ゾウリムシ
  • 奇妙な藁藁をカルキ抜きした水道水に漬けておくと、ワムシが湧いてきます。水道水からなにかがでてくるはずはないし、藁でもないし、どこから飛び込んでくるのかわかりません。ただ昔から、ゾウリムシを飼う時は藁を入れておけと言われてますが・・・。ゾウリムシにしてもどこからか飛んでくるなんて言っても本当のところは分かっていません。ワムシの一例私はミジンコに適した飼育水をそれこそ何年も検討してきましたが、最終的に [続きを読む]
  • ゾウリムシの「接合型継承の謎」を解明
  • 2つの接合型ヨツヒメゾウリムシにはE型とO型の2つの接合型があり、それぞれ、体細胞ゲノムを格納する大核と生殖細胞系列ゲノムを格納する小核を持ちます。有性生殖では、まずE型とO型の親細胞同士が接合して生殖細胞系列ゲノムを交換し、その後この2細胞が分離すると、両親の遺伝情報を持った(図では2色に示します)新しい生殖細胞系列ゲノムと体細胞ゲノムができます。ゾウリムシの接合型のエピジェネティックな遺伝(図)遺伝子 [続きを読む]
  • 究極のミジンコのエサ
  • それはプランクトン!!以前、ミジンコのエサは、青水(グリーンウオーター)+ドライイースト or ビール酵母 or コメのとぎ汁 or ホウレン草パウダー or 青汁、などと書きましたが、これは簡単に入手でき、それなりの効果があるので書きましたが、少し手間がかかりますが、ミジンコにとって最高のエサを紹介します。それはゾウリムシ!!なーんだ、と思われるかもしれませんが、ゾウリムシも奥が深いのです。先に、ゾウリムシの入 [続きを読む]
  • 生きた化石
  • 今回はミジンコから離れて、「生きた化石」のゲノム解読について書きこみます。古代から生き残るシーラカンス1938年、南アフリカのある漁師が奇妙な青い魚を網でかかっているのを見つけました。この体長1.5mの魚こそ、20世紀の生物学者たちが驚愕した大発見でした。それは7,000万年も前に絶滅したと思われていた魚の一種、シーラカンスだったのです。それ以降、アメリカで1種、インドネシアで1種、合わせて2種のシーラカンスが見つ [続きを読む]