さとるパパ さん プロフィール

  •  
さとるパパさん: さとるパパの住宅論
ハンドル名さとるパパ さん
ブログタイトルさとるパパの住宅論
ブログURLhttps://www.2x6satoru.com
サイト紹介文耐震性の高いエコ住宅を技術者として考察します(工法、高気密・高断熱、空調など)。三井ホーム在住。
自由文断熱性能を示すQ値やUA値については、ハウスメーカー各社の比較だけでなく、指標としての問題点を紹介しています。また、木造を中心とした各工法の耐震上の問題点、高気密の重要性、換気システムの問題、全館空調の電気代、技術的に理想の住宅仕様などについても具体的なデータに基づいて検討しています。三井ホームに住んではいますが、特に推奨はせず、普遍的に役立つ情報の提供を心がけています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供82回 / 266日(平均2.2回/週) - 参加 2017/10/18 17:05

さとるパパ さんのブログ記事

  • 熱交換型換気で暖房費はいくら節約できるのか
  • 熱交換型換気システムは換気の際に逃げる熱を回収するため、暖房費が下がると言われています。一条工務店のロスガードは暖房費を 68% も削減できると宣伝していますが、これが怪しいことは以前書いたとおりです。宣伝文句は怪しいとしても、実際のところ、暖房費の節減効果はどの程度になるのでしょうか。使用するデータ戸建住宅の省エネルギー性能を公的に評価するため、(財)建築環境・省エネルギー機構というところが地域の用途 [続きを読む]
  • 第一種ダクトレス熱交換換気システムを検討する
  • 三井ホームのスマートブリーズはダクト式の第一種熱交換換気システムですが、アイフルホームなどではダクトレスの第一種熱交換換気システムが採用されています。第一種換気システムと第三種換気システムの詳細はこちらを参照していただくとして、ここでは、ダクトレス第一種熱交換換気の特徴について検討したいと思います。ダクトレスは台数が必要ダクト式は天井裏にダクトスペースを設けてダクトを設置する必要があるため、設計と [続きを読む]
  • 高断熱住宅ほど冷房費は高くなる?
  • 前回紹介した Q 値と冷房エネルギーの関係を示すデータ(以下に再掲)によると、冷房費は高断熱住宅のほうが高くなるという結果が出ています。(財)建築環境・省エネルギー機構、一次エネルギー消費量算定シート(IV b地域)より作成一方で、高断熱住宅のほうが冷房費が安くなるというデータもあります。両方ともシミュレーションによる結果ですが、この違いはどこから生じるのでしょうか。基本的な事実から順を追って確認していき [続きを読む]
  • 24時間全室暖房の暖房費は本当に個別間欠暖房より安くなるのか
  • 「高断熱住宅では、エアコンを 24 時間連続運転して全室を暖房しても電気代がかからず、一般的な間欠運転(一部の部屋で付けたいときに付ける運転)よりお得である」ということは、当サイトでこれまで何度も書いてきたことです。しかしそれは本当なのでしょうか。詳しく検証してみたいと思います。主張の根拠まず最初に、この主張の根拠を示しておく必要があるでしょう。上記の説は詳しくは、Q 値が一定値(1.6)で連続運転と間欠 [続きを読む]
  • YKK AP の洋風すだれ「アウターシェード」の使用感
  • 高断熱住宅でも、そうでない住宅でも、夏に日射熱をなるべく入れないようにすることは非常に重要です。そして、日除けは窓の外で行ったほうが効果的です。おすすめの日除けの方法は、南面は軒や庇(ひさし)です。太陽高度の高い夏には日射を遮り、太陽高度の低い冬には日射熱を取り入れることができます。東西面は、植物(つる植物や落葉樹がおすすめ:参考記事)のほか、外付ブラインドシャッターも効果的です。和風の家は「すだ [続きを読む]
  • 全館空調でもカビは生えるしゴキブリは出る
  • いくら全部屋の温度・湿度をコントロールする全館空調と言えども高湿度の環境ではダニが発生することは前回書きましたが、それだけではありません。残念なことに、カビやゴキブリも発生します。三井ホームの他の住人からは「管理が行き届いていないからだ」と叱られるかもしれませんが、わが家のケースで実際のところを紹介したいと思います。ゴキブリの出現状況こんなにきれいな新築住宅にゴキブリは出ないのではないか、と前向き [続きを読む]
  • 全館空調でも除湿器は必要か
  • 三井ホームで採用している全館空調システム(スマートブリーズ)には、冷暖房と換気の機能に加え、除加湿、空気清浄の機能まで備わっています。と書くと何だか先進的なシステムのような気がしますが、実際のところ、基本的には大きなエアコンです。エアコンが苦手とすることは、全館空調でも苦手です。ここでは、除湿機能の限界と除湿器の活用について紹介したいと思います。なお、我が家は C 値 1 ちょっとの気密性能なので、より [続きを読む]
  • 結露が発生する条件および対策
  • 冬の結露は悩ましいものです。幸い、今住んでいる戸建住宅では悩まされるほどの結露は発生しません(参考記事:全館空調と結露)。しかし、以前住んでいたマンションでは、北側の窓の結露がひどく、窓枠の木部が痛んだり、サッシや周辺にカビが生えたりと、ずいぶん悩まされたものです。ヒマなときは拭き取ったりしていましたが、拭いてもすぐに新しい水滴が付いてしまうため、被害が多少マシになる程度でしかありませんでした。窓 [続きを読む]
  • 日除け方法ごとの数値で見る夏の日射遮蔽の重要性
  • 夏を快適に過ごすためには窓の日射遮蔽が重要であるということはよく言われます。日本建材・住宅設備産業協会によると、夏場、室内に入ってくる熱の約 70 %は窓からだそうです(細かい条件は不明です)。日射遮蔽が重要なのは、高断熱住宅でも変わりません。しかし実際に日射遮蔽を行うことでどの程度の効果があるかということは、なかなかイメージが湧きません。そこで、さまざまな条件での日射熱の侵入量を算出して比べてみたい [続きを読む]
  • 建売住宅の耐震・断熱性能は注文住宅と比べて低い
  • これは一般的な話であり、もちろん例外もありますが、よくある建売住宅は、耐震性と断熱性能に関して、満足いくレベルにありません。当サイト推奨の住宅性能は大手ハウスメーカーでもほとんど満たしていませんが、高級ブランド以外の建売住宅ではさらに大きな差があるのが実情です。住宅性能について情報収集されている方にとっては基本的なことばかりですが、少し詳しく紹介したいと思います。注文住宅と比較した建売住宅の特徴最 [続きを読む]
  • 東電からLooopでんきに切り替えて変わったこと
  • 「いまさら電力会社を切り替えてみた」で書いたように、わが家では電力会社を東電から「Looop でんき」に切り替えました。安くなるだけで大きな問題はないと見込んで切り替えてみましたが、実際、初の請求が来てみて、大きな問題はありませんでした。ただ、いくつか想定外のことがあったので報告したいと思います。請求額が驚くほど安い理由ドキドキして最初の利用明細を見たところ、あまりの安さに鼻から牛乳を吹き出してしまいま [続きを読む]
  • 季節の変わり目の全館空調の設定あれこれ
  • 全館空調は全部屋の空調管理を担っているので、その設定には気を遣います。冬は暖房、夏は冷房または除湿にしていれば快適ですが、問題は春や秋の季節の変わり目です。自動運転の問題点入居時に三井ホームや東芝の人に聞いたときは、全館空調はなるべくオフにしないこと、春や秋は「自動運転」(自動で冷房/暖房が切り替わる運転)を使用することを推奨されたように記憶しています(記憶はあいまいです)。空調をオフ(換気のみ) [続きを読む]
  • 空調フィルターの掃除にダイソンは向かない
  • 全館空調では(一部を除く)家全体の換気を一箇所で管理しており、換気のフィルターにホコリがたまるため、毎月掃除する必要があります。エアコンと同じで、ホコリが詰まると効率が落ちるからです。そこで掃除機で吸い取るのですが、これがダイソン(V6、コードレス)だとやりにくいです。ノズルを替えたりと、いろいろ試してはみましたが、やはりコードレスの掃除機は吸入する空気の勢いが弱いようです。一発でキレイにホコリをと [続きを読む]
  • 樹脂サッシの耐久性について
  • いくら高断熱でエコと言われる樹脂サッシでも、長持ちしないのでは意味がありません。アルミ樹脂複合サッシでも最近は高断熱な商品も現れていますが、断熱性能や結露防止性能に関してはオール樹脂サッシと比べるとやや性能が劣ります(参考:「サーモスXと APW330 の比較」)。できればオール樹脂サッシを採用したいものですが、その最大の問題と思われる耐久性は実際のところどうなのでしょうか。樹脂サッシは日本では北海道を除 [続きを読む]
  • 種から育ててみた芝生 3 品種(野芝ゼニス、ティフブレア、トールフェスク)
  • 我が家は田舎で無駄に敷地が広いので、庭の大部分は芝生にすることにしました。芝生のつくり方(参考記事)として一般的な方法は高麗芝の張芝ですが、面積が広いと大変で高くつきそうだったので、我が家では種をまいて芝生を造成することにしました(思ったより大変でしたが)。管理が楽なおすすめの芝品種については、「低コストで管理がラクな芝生の品種」で書いたとおりです。今回は、我が家で実際に 1 年間育ててみた 3 品種に [続きを読む]
  • 高齢者に全館空調は勧められるか
  • 我が家は、以前そのデメリットを書いたように、完全分離の二世帯住宅です。三井ホームで家を建てるにあたって、我が家は迷いなく全館空調を採用しましたが、親世帯は全館空調を採用すべきかどうかをギリギリまで悩んでいました。「全館空調に関する記事まとめ」で書いているように、全館空調にはさまざまなメリット・デメリットがあります。親にとって一番気になる点は、「使わない部屋まで全部屋を冷暖房するのはもったいない」と [続きを読む]
  • 後悔している住宅仕様:無垢の挽板フローリング
  • 住んでみた後で、設計時にこうしておけばよかった!と、後悔している住宅仕様を紹介します。第一弾として寝室のシャッターやダウンライトの失敗を取り上げましたが、今回は床材です。三井ホームの床材は多数ありますが、我が家で採用したのは次の二種類です。挽板フローリング(アップグレード仕様)突板フローリング(標準仕様)1 つ目の挽板フローリングは、複合フローリングと無垢材の中間的なもので、表面に厚めの板を使用して [続きを読む]
  • 「夏涼しく冬暖かい家」の科学(体感温度編)
  • 前回は、家の中の温度はどのように決まり、どのような要因に左右されるのかについて説明しました。夏の家の温度を下げるには日射熱を遮断する必要があり、冬の家の温度を上げるには、高断熱にする必要があります。しかし、実際に夏涼しく冬暖かいと感じるかどうかは、結局のところ人間の感覚しだいです。今回は、人間が暑さ寒さをどう感じるのか、住宅はどうすればよいのかについて考えたいと思います。暑いか寒いかは放熱速度しだ [続きを読む]
  • 「夏涼しく冬暖かい家」の科学(物理現象編)
  • 「夏涼しく冬暖かい家」は快適であり、理想です。そんな住宅を実現するためには、熱に関する物理的な現象を理解し、人間が暑さ寒さをどのように感じるのかを知っておく必要があります。今回は、第一弾として、まず前者についてかんたんに紹介したいと思います。住宅の室内の温度には、熱の移動が大きく影響します。この熱の移動を扱う知識は、伝熱工学として体系化されています。熱の移動の 3 形態熱の移動は、熱伝導、熱伝達、熱 [続きを読む]
  • サンシェードが必要なのは南面ではない
  • 夏に冷房費用を抑え、快適な住まいを実現するためには、窓の日射遮蔽が欠かせません。我が家は南北に長い形状であり、それほど日射の影響を受けやすいほうではありませんが、設計段階では以下のようなことを考えて対応しました。参考 日射の管理で実現する省エネ住宅今回は、その後、実際に住んでみて気づいたことを紹介したいと思います。夏の南面は意外と日が入らない南面は日射が強いから一番に対策しないといけないと思ってい [続きを読む]
  • 屋根の断熱性能が低すぎるという問題を調べてみた結果
  • 『ホントは安いエコハウス』を読んでいると、日本の住宅は「屋根の断熱性能が低すぎる」という問題が取り上げられていました。私はこれまで屋根の断熱まではあまり注意を払っていなかったので、これを機に調べてみました。屋根を高断熱にすべき理由熱の移動を計算するときは外気温との温度差を比較するのが簡単ですが、実際には日射熱があるため、屋根や壁の表面温度は気温より高くなります。特に屋根は、日射熱で非常に高温になる [続きを読む]
  • トータルコストが最小になる断熱性能とは
  • 当サイトは温暖地で Q 値 1.6 以下を推奨していますが、これは最も経済的(=トータルコストが最小)ということではありません。トータルコストを中心に考えると、最適な断熱性能はどうなるのでしょうか。HEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会)では、トータルコストが最小になる断熱性能(Q 値)について検討した資料がいくつか公表されています。これらについて考察してみました。なお、断熱性能は資料によって [続きを読む]