ロゼ さん プロフィール

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ロゼさん: rose window
ハンドル名ロゼ さん
ブログタイトルrose window
ブログURLhttp://roze-zero.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文お気に入りの詩や言葉、自作の詩、 思うこと感じることなど書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 28日(平均11.5回/週) - 参加 2017/10/21 10:53

ロゼ さんのブログ記事

  • 剥きだし
  • 久しぶりに声をあげて泣いてしまいました。こんなあばれんぼうの私言いたいことを言ってやりたいことをやって忍耐強いけどがまんしない私根気はあるけどせっかちな私を周りの人たちが受け入れてくれその上さらに愛情をかけてくれるのがありがたくてしあわせで泣いてしまいました。*夫がいた頃はいつも夫に守られていました。夫がいなくなって剥きだしになった私は今全身で感じています。*30代の頃お気に入りだった詩は茨木のり [続きを読む]
  • 守衛室4
  • 雨の降る夜の海は昼間の青く光る開放的な面影はどこにもなかった真っ暗な闇だった傘を砂にさしてその柄にコートをかけその上にポシェットをかけた私は沖を目指して砂浜を歩き始めたこのまま海に入って消しゴムで私を消すように消えてしまいたかった海水を冷たいと思う感覚もなく海水がひざから徐々に上へ体を包んで行く状態だけをいやにはっきりと認識させられていて感情や思考がどこかへ消え失せてしまっているような私を私が沖へ [続きを読む]
  • 愛を込めて
  • 義母が送ってくれた林檎と母が大事にしていた檸檬の木からもいできたばかりの檸檬で作るアップルパイ美味しくないわけがないと 鍋の中の林檎と檸檬をかき混ぜる酸っぱいことのほうが多かったかもしれないそれぞれの人生を想いながら美味しくないわけがないと 飴色になった林檎をパイ地の中に包んでいく愛を込めて*私という木もクリスマスモード。焦っています。お便りしたいひとたち会いたいひとたち片づけることしたいことぜんぶ [続きを読む]
  • 指サック一つで
  • 可愛いデザインの指サック欲しいと思いつつ買いそびれたままもうなんでもいいやとしかたなく職場の味気ない青い指サックを親指と人差し指にはめていますがそれはそれでけっこう気に入っています。どれくらい気に入っているかと言うと今日外にランチに出かける時も外さずはめていたほどです。以前可愛い指サックを上司にもらって使うのがもったいなくて印鑑にはめて上下の目印にしていたのですが銀行の窓口の女性にすごい!こんな可 [続きを読む]
  • モーション
  • ユニコーンははじめ向こうを向いており私はあそこに白馬がいるな、と思っていました。気づくと私の目の前に猟師のような格好の背の低い髪の長い髭も長いおじいさんが立っています。おじいさんはその風貌からは想像しにくい角笛のようによく通るよい声をフォーンとあたりに響かせてユニコーンを呼びます。するとユニコーンはゆっくりと振り返ります。その時はじめて私はその白馬がユニコーンだと気づきます。ユニコーンはこちらを見 [続きを読む]
  • 冬の宿り木
  • 二か月ぶりの宿り木12月3日(日)12月16日(土)*各日とも11時くらいから17時まで開けてます*お好きな時間にどうぞ。詩や絵や本が好きな人。誰かに何かに恋する者。人生を愛する老若男女。人生に疲れたあなた。ようするに誰でも。お気軽にお立ち寄りください。*詩や絵や写真、手作りの作品など、展示したい物がある方は、ご連絡ください。無料です。*場所は新宿です。mu.you.jeジーメール人気ブログランキングにほ [続きを読む]
  • さすがのレベッカ
  • レベッカアルバイト先で。同じアルバイトの男の子二人組にあれ?レベッカちゃん、なんかご機嫌わるそうだね?へらへら言われおまえらがうざいからだよ!と一蹴したそうです。さすがレベッカだわ、マリーちゃん感心しています。そこまでは言えないよね。うん、なかなかね。昨日職場に迷いこんできた小さなお婆さん一枚の紙を手に困っています。助けるのに15秒もかからない内容です。ただちょっとした理由で勤続30年の男性に一応 [続きを読む]
  • 指きりげんまん
  • 仕事で仲のよい二十代の男の子俺偉くなったら必ずロゼさんを俺のとこに呼び寄せますから。そうしたら来てくれますか?ほんとに?(私 老婆になってるかもよ。)ほんとです。だから待ってて下さい。約束ですよ。うれしいありがとうだけどあと五年はかかる...ううん、五年なんてあっという間!それにあなたならもっとあっという間*いつも私のしている仕事をからかってはほめてくれます。そうしていつか私を雇ってくれると言って [続きを読む]
  • 守衛室3
  • 二十五才の彼と私。三ヶ月だけ私が年上。知り合ったのは今から二年前私が大学四年の終わり頃。その頃の私はある日、目がさめると周りの物全てが何一つきのうと変わっていないのに心と頭が、まるで精神世界そんなもんがあるとすればその精神世界を端から端まで走らされて尚、まだ訳がわからずにその疲労を背負って一生、生きてゆかなければならないそんな荷を突然感じてしまい死にたいが口癖のように頭に浮かんで様々な場面が頭をよ [続きを読む]
  • ホログラム
  • ユニコーンに出会ったのはまだほんの十年ほど前自分では意識の端にもなかったはずの生き物ですけれど無意識には棲んでいたのでしょう真っ白とは言えない白い毛に淡い薄い消しずみ色の大きなぶちがいくつかあります私は目の前のものをひとつも余さず捉えようとカメラで見るようにゆっくりと彼の体を目の中に収めていきます角は?もちろんありますその角が見事淡いピンクに輝いています私は目を見張りますそして何より彼の目を見てみ [続きを読む]
  • 氷山の一角獣
  • うる犀、男性が好きです。無口よりよく話すひとが好き、ということ。だけど心は犀の角のようにただ独り歩んでいるひと、ということ。二人でいるときも無口なひとのことを私は氷山の一角獣と呼んでいます。心の中で。サイ違いですが口という字のことをサイというそうです。口は入れものを表していて大事な言葉を木や紙に書いて入れておく容器なんだそうそこから転じて古代の神聖な文書のことを載書さいしょと言いそして口という字を [続きを読む]
  • 小さくなったえんぴつ
  • 覚えきれないほど漢字を書いて数えきれないほど計算してノートの端っこには先生の顔も描いたっけ身を削りながら君はノートの上をぼくの心と歩き回った今ではたった2センチしかない小さな君がぼくはひどく愛おしくて時々ひきだしの奥から取り出しては君を眺めてみるすると君は口を尖らせなんだかまだ何か書いてみたそうにしている*これは息子のことです。小学校の時に図工で作った小物入れに小さなかわいいえんぴつがいっぱいでし [続きを読む]
  • マリーちゃんの親ばか
  • ハロウインの前日アルバイト先の仲間と軽い仮装をすることになってさっそくマリーちゃん猫の耳のカチューシャを付けて家の中をうろうろしています。ちょうど髪をふわふわ巻いていた日だったのであら、かわいい。私が言うとそういう親ばかうれしくない。と返されました。マリーちゃんにとって猫の耳はイヤフォンみたいなもので話しかけてはいけなかったようです。それで私はひとり心の中でマリーちゃんなんか綿のなんとかの女の子み [続きを読む]
  • ごめんね
  • 生まれたばかりの子猫の時からわたしはおまえのことを知っているよ今のおまえにそっくりな母猫からもう一匹の兄弟といっしょにおまえは生まれたんだよおまえたちを拾ってやることもできないままそのうちに母猫の姿が見えなくなりそしておまえの兄弟もいなくなったよ人目をはばかりながら時々おまえに置いていくエサをこの頃では近所の飼い猫のミケがさっさと食べていくようになり今日も前足を片方 引きずりながらおまえは遅れてや [続きを読む]
  • ある冬の日
  • ついでに。と言っても三好達治の冬の日とは月とすっぽんなわが家の冬の日ですが。*部屋の中で洗濯物を干している私をちらちら見ながら父はおれも年をとってしまったとしわだらけの自分の両手を天井のほうに向けて眺めていたのでそばに行ってそっと その手を撫でてあげたら意外にうれしかったみたいでこたつの中にするりと首までもぐり込み満足そうにのびをしながら私を見上げた外は雪がちらついていたけど父と私はあったかかった [続きを読む]
  • 冬の日
  • ああ智慧は かかる静かな冬の日にそれはふと思ひがけない時に来る人影の絶えた境に山林にたとえばかかる精舎の庭に前触れもなくそれが汝の前に来てかかる時 ささやく言葉に信をおけ「静かな眼 平和な心 その外に何の宝が世にあろう」*51行もある、長い詩のほんの一部です。題名は「冬の日」ですが秋が深まってくるとこの詩を思い出してああほんとうにそうだなあもうこれ以上何を言う、何を求める、必要があるのだろうと思 [続きを読む]
  • 守衛室 2
  • ・・・・・・フェリーの出る時間は過ぎてしまった。このホームが終点で折り返し、始発の四両編成の列車が入ってきた。目の前の日常をさえぎるように塞がった。この列車も又、私の気持ちなど意に介せず、一駅一駅、寒い風が入ってこないように乗客が手で開け閉めしながら乗降する丁寧さで、止まっては進んだ。私の心の中では、不安ながらもこの初めて見る光景に、なんとはなしに面白さも感じてしまった。多賀城の駅に降り立った時にはすっ [続きを読む]
  • 話せば分かるマリーちゃん
  • 童顔なのに大人っぽく見えるらしいマリーちゃん。よく30歳前後の男性から声をかけられます。先日無視してもしつこくついてきた男性があの、私は32歳、○○で公務員をしている者です、と言ってきたので30歳の人が未成年に声をかけちゃいけないと思います!マリーちゃんが言うとえっ!?まさか!ほんとに?高校生です。えーーー!?大人っぽい!でも話すとやっぱり若いね。高校生だね。勝手に間違えられて納得されてビミョーに [続きを読む]
  • 昨日までの私はこんなふうに思っていました。*ほんとうの詩というのは愛する人との語らいの中にもうあるだけど愛というのは詩の中にはとうていおさまりきらない?そうしたら昨日思いがけず教えていただきました。詩の仲間との語らいの場で。この場。がポエジーなのだと。そうすると愛する人との語らいというのは詩ではなくポエジー。なのでした。こんなふうにひとつひとつ知っていく出会っていく感動が私の心を満たします。こんな [続きを読む]
  • ひと息
  • 飛び立つ日折り鶴にふーっとひと息息を吹き込んでやると気持ちのよい目覚めの伸びでもするようにたちまち大きな翼をゆったり広げる祈りをたずさえ千羽そろって飛び立つ日はまだ もう少し先なのに今 生まれたばかりの折り鶴が早く飛んでみたくてうずうずしている?もう9年も前の詩ですからあれからいったい何羽になっていることでしょう。どうぞ病にある方々のところへ飛んでいかれますように。*10月も終わりでほっとひといき。 [続きを読む]
  • 守衛室
  • 特急電車が、雪のために二時間以上も遅れてようやく仙台駅に着いた。特急券払い戻しの車内放送をききながら車内通路に出来た出口への人の列に混じって、遅々としか進まない足元を見つめながら、払い戻しなんて余計に時間を取ってしまうだけだと、私の頭は反応していた。乗り換えの仙石線を構内の案内表示で見つけ、急ぎ足で改札駅を抜けホームに立った。目の前に広がった景色は古い住宅街にある少し高い物干台から近所の家並みを見 [続きを読む]
  • 枝折り
  • 魔女の気分で柊の葉を鍋でじっくり煮込んでから小さなブラシでトントンたたくと葉肉が落ちて葉脈だけが残される薄くて淡い網目模様の葉脈は蝉や蜻蛉の羽にそっくりで空にかざせば今ならまだ森へ飛んで帰れそう?マリーちゃんが小さな頃農学部の学生さんたちのイベントで柊の葉脈を使って本の枝折り(しおり、栞)を作らせてもらいました。最後の仕上げで葉脈を透明なフィルムの間にはさむときはまるで柊の羽を永遠に閉じ込めるみた [続きを読む]
  • 朝霧
  • 宅急便で送ってほしいものがあるんだけど...いい?ごめんね。息子から電話がありました。昨日の朝仕事へ出かけるついでに荷物を抱えて宅急便を出しに行くと受付は朝8時から、とのことでまた荷物を抱えてコンビニへ。けっこう汗だく。電車にも乗り遅れ、私は息子にメールしました。送料が1,500円もかかって電車にも乗り遅れた、と。だけど反省しています。そんなことで怒って。ごめんね。あとで荷物を受け取れたかメールし [続きを読む]
  • 月桂樹
  • 知識は誇る知恵は佇む?久しぶりに開いた小さな手帳。Nさんがいつも持ち歩いているという宮沢賢治の雨ニモマケズの鉛筆書きのメモを見せて下さった時ああ...私も。私も雨ニモマケズが大好きです。そして私も好きな詩をお気に入りのメモ帳に書いて持ち歩いているのです。Nさんのメモを見て心がふわり一瞬飛んでそう言う時間はなかったけれどうちに帰ってメモ帳を開いて...テニスンの言葉を読み返し...教えるより教えられる [続きを読む]
  • living
  • 気がつくと夫が居間にいる子どもたちと楽しそうに笑っているえっ!?帰ってきてる!よかったあ...!これでもう何もかも今まで通り。心からほっとして本当にうれしくてほっとしてそしてそのあとはっとしたそうか...そうしたらもう私はあのひとに会えないんだ...いや、少しくらいならこっそり会えるかもしれない...だめ、それはできない。カンのいい夫にはすぐに気づかれてしまうだろう。びくびくしながら暮らすことにな [続きを読む]