悠香 さん プロフィール

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悠香さん: 道明寺奥の院・龍泉庵
ハンドル名悠香 さん
ブログタイトル道明寺奥の院・龍泉庵
ブログURLhttp://zerosan2.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子のお話になります。 CPは『つかつく』『総優』の二刀流になります。
自由文『綴るままに』から復活して、休養を挟みながらゆっくり更新しています。
マニアックなお話ばかりですが、宜しくお願い致します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供84回 / 54日(平均10.9回/週) - 参加 2017/10/22 19:08

悠香 さんのブログ記事

  • ジェネラル・ルージュの伝説1
  • 復活最初の作品になります。 こちらは加筆を加えてませんが、5話以降の話は未だ公開していない為急遽掲載します。 金属製の椅子に、寝転がりながらそよ風を受けつつも目を閉じている。 『英徳学院大学医学部付属病院』の屋上『非常階段』で、ひたすら睡眠を貪る細身高背丈の眉目秀麗な青年。 光に照らされて、サラサラの薄い色素の髪が揺り動く。 此の場所で、昼寝する事を日課にして何年目になるだろうか。 此処の医師としては [続きを読む]
  • 1億のダミーと1人の女〜10〜
  • 牧野は何時からそんなに、弱くなったんだろうか。 そもそも無茶苦茶な要求ばっか、しやがるって。 コイツの良いとこが、他人にお人好しだったり。 自分の事を後回しにする、其れすらも偽善者扱いするだあ。 人に合わせて生きなきゃならねえ、コイツは其れなりに頑張って来ただろうよ。 其れすらも取り上げたら、コイツの存在する意味合いってなくねーか? 異性には嫌われたら、とことん嫌われんだろーな。 けど其れが何なんだ。 牧 [続きを読む]
  • 初恋が終わる時〜4〜
  • あたしは都立高校に入学した。 都内トップクラスの進学校で、小学校からの親友『松岡優紀』『青池和也君』と一緒。 クラスも一緒だから、楽しかった。 2年生の前期には和也君の友達だった、織部君から告白された。(残念ながら付き合う事はなかったなあ) それから間もなく、あたしは転校となり今に続いている。 廃校舎とは言えども、公立高校並みの校舎。 その場所で少なめな人数ではあったけど、教室を抜かせば他の施設は英徳と同 [続きを読む]
  • 背徳の女〜我は御供なり〜3
  • あたしは旬と繁華街近くに立っている、焼き鳥屋で夕飯を食べていた。 大○観音通りに面した、アーケードを抜けた一角。 普段は行かない場所で、しかし店は繁盛している。 老若男女が、マナーを気にせず美味しそうに頬張る姿。 10本位の串とビールをつまみに、旬とあたしは互いに乾杯しながら労った。 「悪いな。給料日前で、お洒落なレストランじゃなくて」「別に場所なんか、気にせず美味しければ構わないよ」 かつてのあたしか [続きを読む]
  • 初恋が終わる時〜3〜
  • 父はその後心労と過労で、体調を崩し間もなく亡くなった。 『人を騙す事に荷担した事は変わらない』と、死の間際迄父は自分を責めてた。 あたし達はそれからも方々を転々とし、母は住み込みで働きながらも必死にあたし達を育ててくれた。 その母も長い間の無理が祟って、亡くなった。 あたしと弟は、地元の仙台に一旦は帰ろうと決めた。 葬儀代にも事欠く有り様だったし、親族からすれば鼻つまみ物みたいだった。 そうだよね。 [続きを読む]
  • 初恋が終わる時〜2〜
  • 「球技大会なんて、あたしは運動好きだけどさ。何か苦手なんだよね」「牧野が通ってる、高校の行事だから仕方ないだろ。英徳だったとしても、文化祭で有るんだし」 あたしの通ってる高校は公立なんだけど、去年から英徳の廃校舎を間借りしている。 と言うのは、去年の話になるんだけど。 通ってた本来の場所が業者の手抜き工事と、数年に一度の台風による豪雨で校舎が全壊した。 近い生徒は隣近所の学校に通ってるんだけど。 一部 [続きを読む]
  • 初恋が終わる時〜序〜
  • 何時も貴方の後ろ姿を、追っていたかった あたしの理想で憧れで、素敵な人であって欲しかった ずっと一緒に夢の中で、あたしを愛してくれる筈・・・だった形が壊れる時、その先に見える物は何だろう。『つくしは、オレのだ。誰にも触れさせねえ』ボムボム・・・タンタンタン。「よしっ、牧野つくし。レイアップ・シュートだあっ」 小さい手にバスケットボールを乗せて、シュートを決めようとジャンプを試みるもボールはゴール淵に [続きを読む]
  • 背徳の女〜我は御供なり〜2
  • あたしの名前は、石岡つぐみ。 昔は『牧野つくし』と言う名前もあったが、市役所で戸籍を変更して名前も変えた。 名字は姓名判断の先生に、名前は手を加えただけ。自分の名前を捨てる事に抵抗は無かったし、あたしは生まれ変わろうと思った。 過去が壮絶で、もう自分にウンザリしていたから。 あたしは愛と言う物を過去に求めたけど、連日の借金督促やら強姦未遂に巻き込まれて自殺を試みた。 親の借金に入院費用、弟の住宅ローン [続きを読む]
  • 1億のダミーと1人の女〜9〜
  • 自分達が初めて出会った時は、お互いの印象は最悪だったのに。 何時からか、異性として見るようになったかは定かではない。 しかし二人は互いを必要として、結ばれた筈なのに。 余りにも幼かった、綿菓子の様な甘くて、バブル並みに脆かった恋は大人の思惑で壊されてしまった。 其れに飽きたらず、大人は言いたい放題に暴徒化して人間不信を招いていた。「おめーは、凄い稀有な女だろーよ」 つくしは首を横に振って、否定した。「 [続きを読む]
  • My Gift to you〜3〜
  • 今日のつくしの弁当は、昨晩の煮物の残りと乾燥味噌汁の袋にデザートの果物である。「牧野先輩、メープルのサンドイッチじゃないんですか?」「冗談じゃないわよ。メープルのは、千円以上するんだから。毎日は無理よ」 つくしの勤め先には、ホテルメープルが近くに有る。 その中には、喫茶店やらパン屋も入っている。 サンドイッチは『インスタグラム』に掲載されて、話題にも上がっている。 が、インスタグラムに掲載された商品は [続きを読む]
  • 背徳の女〜我は御供なり〜1
  • あたしは今、郊外に出来たファミレスでバイトをしている。 と、言うのは本業で働いていた会社をリストラされた。 会社の役員が横領で逮捕され、会社は破産申請を出してあたしもリストラ対象者になった。 何かの罠じゃないかとも思ったけど、今のあたしは落武者で都落ち。 都心部からは離れ、良い機会だから命の洗濯名義と自分の心中に位置付けた。 都心のオフィスで働くのは、もうウンザリする。 人間の欲望やら、醜い部分を [続きを読む]
  • My Gift to you〜2〜
  • 「はい、ブルボンさんのコラボグッズ商品の納期ですか?聞いてません、確認して折り返します」 ネット通販サイトを運営する会社に就職をして、6年目。 友人が起業して、大手の会社と業務提携に漕ぎ着け2年目。 事業が軌道に乗り出して、給与も安定して来た。 とは言え今も副業に、バイトもしているのだ。 給与は生活費と貯金に回せば、小遣いはギリギリで。 英徳学園を首席で卒業して、友人達の会社への就職も考えてはみた。 実 [続きを読む]
  • My Gift to you〜1〜
  • 冬のシーズン到来を本番に向ける中、派手なブーツの音を掻き鳴らして歩く小柄な女性に街の人々は一斉に目を反らしていた。 『梨花子恨むわよおー』 つくしはオフホワイトのトレンチコートに、イニシャル柄の肩掛けバッグを抱えている。 バッグには煤がうっすらと滲んでいた。「何なのよ、あんな会食出なきゃ良かったわ」 友人の片倉梨花子が、『体調を崩した』とLINEが入った。 已む無く代理参加してをみれば何処ぞの企業のバカ御 [続きを読む]
  • 背徳の女〜当たり前な光景〜11
  • あたしは引き剥がされて、天を向くアイツに後ろから突き刺された。「あん・・ひゃ・・・いい・・」 理性の無いあたしは、体制を低くして桃尻を突き出してる。「自分から挿れてくれってか」クリトリスと呼ばれる場所、あたしは息遣いが荒くなるのを抑えられない。「お・・・願い。もう・・・狂って・・・」 数分前には、催淫剤を含んだ錠剤をキス代わりに飲まされた。 アイツが触れる場所、何処もかしこも導火線になって爆発してし [続きを読む]
  • 約束の場所〜4〜
  • 優紀は館内を退出すると、黒塗りの高級車が止まっている。 頭に手を当てながら、ため息を付いた。 『つくしの事は言えないな・・』 「牧野と話し込んでたんやんな」 「それ以外に何も無いです」 「そうには見えんけどなあ」 総二郎は優紀の袖を掴むと、自分の座る膝に優紀を倒した。 「止めて下さい。高いんですから」 「家元夫人が言う事ちゃうの?」 「私に悋気をさせて楽しみたいのですか?」 興冷めすると総二郎は、優紀の位置 [続きを読む]
  • 1億のダミーと1人の女〜8〜
  • お通夜の夕食から、マンション近くにある小さい公園につくしはたどり着いた。 マンション住人向けの、小さいベンチとブランコが置かれただけ。 昔は子供が遊んでいたが、今はシニア向けに変わった此の場所。 ブランコに腰を下ろすと、ゆっくり漕ぎ始める。 錆付いてるのか耳にキイキイと『浅井達の感情が本来は普通だったのかなあ・・』 高等部で全ての生徒を敵に回して戦ったあの頃。 今となっては、遠い昔の話。 つくしはその事 [続きを読む]
  • 約束の場所〜3〜
  • 「私が調べた限りでは、洛姫様は勢力争いに巻き込まれたそうなの」「勢力争いに敗れた・・・?」「大名の家に側室として、嫁いだそうなのよ。詳しい資料が残って無いから知らないけど、戦に負けて敵方の大将が姫を所望したんだって」「それはよく有る話だよね」「その敵方の北の方(正室)が、嫉妬深い方で追手を向けたんだって。それに屈したくない姫は、誇りを守る為に海へ沈んだんだって」「壮絶だよね。巴御前もビックリだわ」 [続きを読む]
  • 約束の場所〜1〜
  • 総誕第2段は、去年に続いて『総優』になります。 それは何時の御世かは、定かではない。 小袖と内掛けを見に纏いし、女人を必死に守護し逃れて来た。 追手の兵が手を変え、姿を変えて迫り来る。 「姫、この先は弾丸絶壁の海になりまする」 「左様か。ならば、波の下にも都は有るとも申すの」 姫と呼ばれた女人は、悟りを開いた如く目を閉じる。 「木津、この御髪を持って寺に入ってはくれぬか?」 女人は懐に忍ばせた蒔絵が施さ [続きを読む]
  • 約束の場所〜2〜
  • 「今回の目玉って、洛姫の懐剣と着物だっけ?」「うん、確か・・藤堂家の分家筋からの出展だって」「静さんの家と桜子さんの家は、格が違うもんね」「寺も取り壊しになったから、宝物を引き取って。菩提寺に収めるんだって」 二人の女性は英徳OBと、OBの妻である。「大変だよ。お義母様に頼まれて、2年以内で目録にしろだもの」 茶器どころか、骨董に全く興味の無いのは英徳大学を首席卒業の『道明寺(牧野)つくし』だ。 首席 [続きを読む]
  • 背徳の女〜当たり前な光景〜10
  • 「今度はおめーがやれ」 アイツはあたしを馬乗りさせて、顔をアイツ自身に近付けた。「大事に扱えよ。此れだけで、億単位になるらしいからな」 そうだった、アイツと寝たい・抱かれたい・の類いは内外問わず世界中の女性が思ってる。 結婚は言うに及ばず、子供すら欲しいと思う女性とているらしい。 アイツがモデル以上な容姿で、全ての全知全能な神に愛されて造られた者。 宇宙規模な富裕層の此の男に、愛されたいと思うのは女性 [続きを読む]
  • You Go your Way〜 9〜
  • 本当なら牧野にこの茶会が成功した暁には、結婚を意識した付き合いを言いたかった。 それが何の因果応報か、茶会で事故が起きて事態収集をする羽目になるとは。 取り敢えず、入院している正客を見舞った。 が、逆に『騒がせて申し訳ない』としきりに頭を下げる患者と家族達の対応。 業者は閉店し、『もう一度再起を掛ける』とブログやらFAX等で謝罪をし残務整理に掛かっている。 何も出来なかった、自分の未熟さが招いた災い [続きを読む]
  • You Go your Way〜 最終話〜
  • それから2年の月日が経過した。 西門流の茶道は、以前の隆盛を取り戻しつつあった。 オレは家元として、襲名披露茶会は無事に終わった。 海外では日本文化の一環として、各国では大変な歓迎も受けた。 それでも、牧野への憧れは何処か忘れ物をした様に引っ掛かっていたものの。 茶道の家元としての激務が、そんな余裕すら奪っていった。 牧野はNYへ旅立ち、以降音信不通だ。 あの後に結婚し、今は二児の母になったとあきらを通 [続きを読む]
  • You Go your Way〜7〜
  • オレの親友である『花沢類』が結婚したと、聞いたのは京都で牧野と過ごしていた時だった。 西園寺分家の○代当主、没50年法要の茶会を催したのだが茶会で騒動が持ち上がったのだ。 事の発端は京都の由緒有る、塔頭寺院内で定期的に開かれている茶会だった。 茶器やら和菓子やらも、西門流の名前に恥じない茶会を催したのだが。 正客を勤めたのは、千家筋の長老だ。 其所で出した和菓子、普段から贔屓筋にしている菓子屋(牧野が務め [続きを読む]
  • You Go your Way〜8〜
  • 司が帰国して来る。 オレは不安に感じていた、牧野と一緒に居る事が。 流派を巻き込んで騒動に発展し、特に京都の幹部と茶屋連中がこの時とばかりに派閥争いを起こし出した。 此処に寺院や神宮勢力等絡み、事態の収束が見えなくなっていく。「総二郎、今は恋愛よりも流派の立て直しだ」 家元は牧野と、オレが付き合ってる事を薄々感付いていたらしい。 今迄は黙認の形だったが、流石に今回は駄目だった。 京都で足止めを喰らって [続きを読む]
  • 1億のダミーと1人の女〜7〜
  • 総二郎とつくしを乗せた車が、田園調布の西門邸に到着すると使用人と女中が入口に出迎えた。 つくしは離れにある、住宅へ案内されると広い玄関では優紀が着物姿で待機していた。 3つ指を付きながら、亭主を出迎える。 直ぐにスクッと立ち上がった優紀、今日は絞りの紋様をあしらった小袖と内掛け。「つくし、久しぶり。3ヶ月ぶりだよね」 優紀は幾分ふっくらした感じである。「突然、ゴメンね。西門さんから、夕食誘われたのよ」 [続きを読む]