シルバニア大使 さん プロフィール

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シルバニア大使さん: シルバニア大使館
ハンドル名シルバニア大使 さん
ブログタイトルシルバニア大使館
ブログURLhttp://sylvanianwriter.blog.fc2.com/
サイト紹介文シルバニアライターがノンフィクションやパロディの記事を掲載するようです・・・
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 47日(平均2.5回/週) - 参加 2017/10/28 21:49

シルバニア大使 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • ショコラウサギの墓⑤
  • 「おかわり!」     「見てみ、昼はおむすびやから雑炊がまんして食べ」      「ええ加減にしとき!うちにおるもんは昼かて雑炊や。お国のために働いている人らの弁当と一日中ブラブラしとるあんたらと、なんでおんなじ思うの。あんたもう大きいねんから助け合いいうこと考えてくれな。あんたらはお米ちっとも出さんと、それでごはん食べたいいうてもそらいけませんよ、通りません。ちょっと続けてごはん食べさせたった [続きを読む]
  • ショコラウサギの墓④
  •  「動員いっとったコウベニア製鋼は爆撃でメチャメチャやし、学校も焼けてしもて…。いってもしょうがないんです。お父ちゃんに手紙も出しました。ここへ来てすぐですから、もう10日以上も前です」        「ますますアカンらしいですわ。空襲で焼けてしもた分だけ他の工場にしわ寄せがきますやろ?本土決戦に備えて増産に励めの一点張りですわ」      「お母さんの着物なあ、いうては悪いがもう用もないんやし、 [続きを読む]
  • ショコラウサギの墓③
  • 「おかえり。お母さんどないやった?木いちご病院?  海軍さんはええわ、疎開荷物かてトラック使うて運ぶんやから。あと蚊帳と布団は三畳に出してあるさかいな」「ああケチャップにチーズ、それに海苔の佃煮。いやーこれバターやないの!非常時いうてもあるとこにはあるもんや。軍人さんばっかりぜいたくして。  それで、病院よってきはった?先のことも相談せなならんし、いっぺんお見舞いにいってこんならん思とるんやけど。 [続きを読む]
  • ショコラウサギの墓②
  • 「お母さんに会いはった?ケガしはったのよ、はよ行ったげな!うち見てたげる」   「今ようやく寝はったんや。どっか病院あったら入れたほうがええねんけどな、聞いてもろとんねん。ニシノニアの病院は焼けんかったらしいけどな」「お母ちゃん、ちょっとキイキ悪いねん。じきようなるよってな。   見てみ、兄ちゃん上手いで!」「包帯はとれないな。見ないほうがいいよ、遺体は。なんせこの陽気ではなあ。今日からでもトラッ [続きを読む]
  • ショコラウサギの墓①
  •  「昭和20年9月21日夜、僕は死んだ」    「ほな、一足先に壕に行ってるからね。あんたらもはよ逃げよ」   「にいちゃんにいちゃんにいちゃーーんっ!!」   「ウチだけが焼けなんだら、そらもう肩身が狭いやろなあ。焼けてさっぱりしたわ」「シルバニア市のみなさんは、国民学校に避難してください!」 [続きを読む]
  • 森の当たり屋さん③
  • ■総額1000万 男性の通院は3カ月ほどで終わったが、女性のほうは約一年半にわたった。それも「ボロボは燃費が悪い」という理由で毎回タクシーを呼びつけての通院だ。さらに通院期間中、のべつ幕なしに非条理な要求を繰り返していたという。 「すべての精神的苦痛に対する補償をしろ」「車の価値が下がった。補償しろ」「事故に遭った日は歯医者に行くはずだったのに予定が狂った。時間を金で補償しろ」「新車だったのに傷物 [続きを読む]
  • ばっちゃの形見
  •  こんにちは、大使です! みなさんの中でこの写真を見てピンときた方はいますか?じつはこれ、初代のシルバニアハウスなんです。 シルバニアは今から32年前の1985年にデビューしました。写真のハウスはその1985〜89年の間に製造された初期のモデルです。つまり、とてつもない骨董品なわけですね。シルバニヤンなら喉から手が出るほど欲しい是非物でしょう。 初代とあってか、使われている素材も今のハウスとは若 [続きを読む]
  • 森の当たり屋さん②
  • ■「首が痛いんですけどーーーっ!!!!!」 女性のけたたましい奇声とともに、座席から中年の夫婦が下りてきた。女性は首を押さえながら「首が痛い!吐き気がする!救急車を呼んでください!」とヒステリックに捲し立てた。追突された衝撃で首を痛めたというが、いささか不可解な話だ。みりあさんは踏切を渡り終えた際、すでにアクセルを戻していた。速度など徐行にも満たなかっただろう。首など痛めるはずがない。 みりあさん [続きを読む]
  • 「こんな事もあろうかとみそだけはいつも持ち歩いてたんだ」
  • ■「首が痛いんですけどーーーっ!!!!!」 女性のけたたましい奇声とともに、座席から中年の夫婦が下りてきた。女性は首を押さえながら「首が痛い!吐き気がする!救急車を呼んでください!」とヒステリックに捲し立てた。追突された衝撃で首を痛めたというが、いささか不可解な話だ。みりあさんは踏切を渡り終えた際、すでにアクセルを戻していた。速度など徐行にも満たなかっただろう。首など痛めるはずがない。 みりあさん [続きを読む]
  • 森の当たり屋さん①
  •   「当たり屋」と呼ばれる輩をご存じだろうか。交通事故を装い、善良な市民から示談金を巻き上げる不届き者の俗称だ。当たり屋は日々罠を張り、獲物がかかるその瞬間を手ぐすね引いて待ち構えている。車を運転する際は十分に気を付けてほしい。 ■熟達した鮮やかな手口前川みりあさん(当時21)は家電量販店の販売員だ。みりあさんは身長150センチと小柄ながらも、職場まで大型バイクで通勤している。通勤路には踏切があり、 [続きを読む]
  • グンマニアへようこそ!
  •   「当たり屋」と呼ばれる輩をご存じだろうか。交通事故を装い、善良な市民から示談金を巻き上げる不届き者の俗称だ。当たり屋は日々罠を張り、獲物がかかるその瞬間を手ぐすね引いて待ち構えている。車を運転する際は十分に気を付けてほしい。 ■熟達した鮮やかな手口前川みりあさん(当時21)は家電量販店の販売員だ。みりあさんは身長150センチと小柄ながらも、職場まで大型バイクで通勤している。通勤路には踏切があり、 [続きを読む]
  • はじめての浮気現場⑤〜最終話〜
  • ■覚えていてくれた誕生日 夫と浮気相手、そしてかな子さんの関係は泥沼の一途をたどっていた。浮気相手の行動は日増しにエスカレートし、ついには自宅前で待ち伏せするようになった。もはやストーカーだ。にもかかわらず、かな子さんは落ち着いたようすを見せていた。この頃には夫への愛などすでに冷めきっていたのだ。 そんなある日、どういう風の吹き回しか夫は「家族3人でスルガマリンパークへ行こう」と言い出した。同施設 [続きを読む]
  • 「ミッ○ー?はは、これはシルバニアネズミいうアル」
  • ■覚えていてくれた誕生日 夫と浮気相手、そしてかな子さんの関係は泥沼の一途をたどっていた。浮気相手の行動は日増しにエスカレートし、ついには自宅前で待ち伏せするようになった。もはやストーカーだ。にもかかわらず、かな子さんは落ち着いたようすを見せていた。この頃には夫への愛などすでに冷めきっていたのだ。 そんなある日、どういう風の吹き回しか夫は「家族3人でスルガマリンパークへ行こう」と言い出した。同施設 [続きを読む]
  • はじめての浮気現場④
  • ■苦渋の決断二人の関係はなおも続いた。驚くことに浮気相手も既婚者だった。さらに驚くことに、自身の夫や両親も二人の関係を承知どころか了承済みだという。喫驚に継ぐ喫驚。もはや泥沼だ。 かな子さんは精神的ストレスで片耳が聞こえなくなった。また頻繁に記憶が途切れるようにもなったという。気がつくと部屋中が散らかっており、子どもが無邪気に遊んでいる。子どもが散らかしたのだろうが、なにも覚えていない。こんな状態 [続きを読む]
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