ダーラム さん プロフィール

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ダーラムさん: 石田さんちのブログ
ハンドル名ダーラム さん
ブログタイトル石田さんちのブログ
ブログURLhttp://ishida-e-pharmacy.com/blog-jp/
サイト紹介文研究が好きな(←自称)薬剤師です。患者様がどういうものを買うかなど日々追及しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供120回 / 350日(平均2.4回/週) - 参加 2017/10/30 21:07

ダーラム さんのブログ記事

  • オプジーボ(ニボルマブ)のはなしー実験室から臨床へー
  • オプジーボ発見者の本庶先生がノーベル賞を受賞された。初めから抗がん剤をねらっていたわけではなく、実験で偶然みつけたものをいかに患者様に役立てられるかという発想で、製薬会社を説得してオプジーボが生まれたそうだ。本庶先生が実験室からみつけたものPD-1(programmed death 1)は、1992年本庶らが胸腺における細胞死の際に誘導される遺伝子を調べていた時に偶然発見された受容体である。その後、PD-1を発現していないマウ [続きを読む]
  • 昆布のうまみ成分の放出を抑えるラミクタール(ラモトリギン)
  • 先日、食欲が出なくなり、外出困難になった患者様Aさん(50代、女性)に在宅を頼まれました。Aさんは往診で新しいお薬ラミクタール(ラモトリギン)が処方されました。(私)新しいお薬が追加されました。(Aさん)どういうお薬ですか?(私)気分の変動を落ち着かせるお薬です。脳で興奮を引き起こすグルタミン酸の放出を抑えます。(Aさん)グルタミン酸って化学調味料の?(私)昆布のうまみ成分であるグルタミン酸です。日 [続きを読む]
  • せん妄について聞かれました
  • 元アルコール依存症患者の在宅患者Aさんは、毎日ワインを1瓶空けていましたが、徐々にお酒を減らし、今は断酒状態が続いています。(Aさん)アルコール依存症の人がいきなりアルコールを絶ってはいけないのですか?(私)急な断酒はせん妄を惹き起こすことがあります。(Aさん)せん妄ってなんですか?(私)映画「ルパン三世 カリオストロの城」でルパンが銃で撃たれて深い傷を負った後、一時的に記憶が混乱した場面をご存知 [続きを読む]
  • 【在宅医療】薬がきちんと働くためにも飲酒はほどほどに
  • つづきアルコールが残ったまま運転すると注意力散漫になり危険な話が話題になってますが、薬も効かなくなるという話。ベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用することになり、休肝日をつくることになった元アルコール依存症のAさん。(Aさん)ところで、アルコールが体からなくなるのにどれくらい時間がかかるの?(私)警察に以前お勤めされていた患者様に聞いたところ、「ビール1缶350mLでもなくなるのに4時間はかかるね。だから [続きを読む]
  • 【在宅医療】飲酒を続けていいですか?ー耐性ー
  • つづき(Aさん)眠剤とアルコールを飲むと眠剤が効かなくなってくるって本当ですか?(私)今回出された眠剤(ベンゾジアゼピン系)とアルコールは前回の図のように作用点が近いので増強されることもありますし、飲み続けていると、耐性ができて効きが悪くなるという報告もあります。(Aさん)ずっとアルコールが体内にあることは、似た作用点を持つ薬が効きづらくなるということですね。休肝日をつくって体にアルコールがない状 [続きを読む]
  • 【在宅医療】飲酒を続けてもいいですか?ー不眠ー
  • アルコールを長期に飲まれている在宅患者Aさん(50代、男性)。X月1日:不眠を訴え、ニトラゼパム錠5mg、1錠/日、分1就寝前、14日分が処方された。(Aさん)飲酒を続けてもいいですか?(私)このお薬とアルコールを併用すると、お互いの作用が増強されます。また、アルコールとの併用で薬の副作用も増強されます。その結果、中枢神経抑制(脱抑制、興奮)、血圧低下、知覚運動失調などが現れることがあります。このお薬単独 [続きを読む]
  • 介護グッズ紹介―消臭敷ベッドパッドー
  • 患者様のご家族から以下の質問があった。家族が時々夜中に失禁してしまう。テレビショッピングで消臭敷パッドをお手頃価格で買ったところ、尿のにおいが漂わなく、お手入れも水洗いするだけで外に1時間も干せば乾く。いったいどんな繊維でつくられているのか知りたい。製造元に聞いたところ、担当者から回答をいただきました。①表側:綿100%、②裏側:綿100%、③中綿:機能性綿の一つである消臭わたを採用とのこと。そこで、消 [続きを読む]
  • 【糖尿病新薬オゼンピック皮下注の勉強会に参加しました】
  • 糖尿病新薬オゼンピック皮下注(セマグルチド)の勉強会に参加しました。糖尿病のお薬には注射剤と錠剤があります。注射剤は組成がタンパクで腸管から吸収されないため、皮下注射されます。注射剤には、①インスリンアナログ製剤1)②インクレチン(インスリン分泌ホルモン、以下、GLP−1という。)製剤の2種類あります。オゼンピックは、後者に属します。食事をとると下図のようにホルモンGLP -1が分泌されインスリンが出さ [続きを読む]
  • 薬局で一番売れているのは飴ーその2−
  • 患者様からの質問。患者様「ノンシュガーって言っても還元水飴と書いているものはお砂糖が入っているんでしょう?」私「還元水飴とは、水飴という食品に水素を加えて結合させてできた糖アルコールという化合物で、胃や腸で消化・吸収されにくい糖質です。砂糖などに比べてカロリーが約1/2〜2/3です。また、この飴にはグルコースが入っていないので血糖の上昇が緩やかです。糖尿の患者様にはおすすめですが、カロリーがゼロではない [続きを読む]
  • 薬局で一番売れているのは飴
  • 「口が乾燥してカラオケが歌えない。」、歌を生業とされている方から、「唾液の分泌が悪くて飴を舐めている。いい薬はないか?」なんて相談を受ける。緊張すると交感神経が優位になり、だれでも喉がかわく。その作用を応用した副交感神経刺激薬のサラジェン、エボザック、人口唾液サリベートエアゾルなどがあるが、シェーグレン症候群など適応が決まっているので処方は難しい。薬は副作用があるから、その程度なら飴や水で善処して [続きを読む]
  • カリウムが高いのにどうしてカルシウムをのむの?―カリメート散ー
  • 糖尿病腎症でカリウム値の高かった患者様(70代、女性)にカリメート散が処方されました。(患者様)今日はカリウム値が高くて。(私)カルシウムのお薬が出ています。(患者様)えっ!カリウムが高いのにどうしてカルシウムをのむの?(私)カルシウムとカリウムを交換するお薬だからです。一見、カルシウムとカリウムは繋がりませんが、同じく陽イオンであり、ミネラルです。消化管内にはいろいろな陽イオンが存在していますが、 [続きを読む]
  • ステロイドパルス療法って何?
  • お薬手帳に入院時の処置が記載してあることが多くなってきました(退院時指導書)。発展途上の私には、薬局では処方されない注射液の名前もあり、勉強させていただく機会が増えます。そんな中、患者様とのお話でステロイドパルス療法が出ました。(患者様)ステロイドパルス療法(以下、パルス療法という。)って何?(私)(調べます。。)一般的に治りにくい炎症性疾患に対する治療法です。パルス療法は、1日500mg〜1gのステロイ [続きを読む]
  • 【貧血薬ネスプ注射剤の勉強会に参加しました】
  • 貧血薬ネスプ注射剤の勉強会に参加しました。前回、糖尿病腎症の患者様に貧血が多いので因果関係を調べたところ、造血ホルモンであるエリスロポエチン(以下、EPOという。)の産生部位は腎であることがわかったと記載しました。注射剤ですが、在宅医療で医師により投与される患者様もいらっしゃるので参加しました。協和発酵キリン様に糖尿病腎症で貧血の患者様にも奏効があるか質問したところ、奏効があるとの回答が来ました。 [続きを読む]
  • 慢性腎臓病と貧血―臓器連関―
  • 患者様の血液検査データを見る機会が増えてきた。糖尿病腎症の患者様は貧血が多いことに気づき、因果関係を調べてみた。腎臓とは、ろ過と再吸収で要らないものを整理する臓器であると思っていたらそうではなかった。腎臓は、ろ過した後、大量のエネルギーを使って体に必要なもの例えば糖、水、ナトリウムイオンなどを血液に回収する。大量のエネルギーを作るためには大量の酸素を必要とする。腎臓は、血液中の酸素が少なくなると自 [続きを読む]
  • 胃全摘と貧血
  • 前回の続きこの在宅患者様、先日、胃の全摘手術をされました。手術により下痢と貧血が現れたと考えられます。(患者様)なぜ胃を取ると貧血になるのですか?(私)鉄は胃酸により吸収されやすい形にかわります。ですから、胃酸が減少すると吸収が悪くなります。また、胃をすべてとってしまうと、赤血球を作るのに必要なビタミンB12が吸収できなくなり、貧血となります。ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子と呼ばれるタ [続きを読む]
  • 下痢のとき点滴は有効か?
  • 70代、女性、独居の在宅患者からの質問。(患者様) 下痢をしている。ヘモグロビン値が9。貧血のため、鉄剤の点滴をされた。鉄をせっかく血液に入れても下痢として出て行ってしまうのではないの?(私)点滴の水分や鉄(以下、薬という。)が下痢と一緒に流れ出ることはありません。点滴で血液に直接入った水分や薬は、全身を回った後、腎臓でろ過されて尿に排泄されます。下痢は大腸における水分の吸収が低下して起こるものです。 [続きを読む]
  • 母のカリウム値が高く、娘の薬剤師がびっくりした話。
  • (母)GI療法(グルコースインスリン療法)の説明もされたよ。なぜカリウムが高いとインスリンを打つの?(私)・・・・・。調べます。インスリンにはカリウムイオン取り込み促進作用がある。インスリンを投与することによって血中のカリウムが細胞内に移動し、高カリウム血症の治療ができる。なお、当然ながらインスリンで血糖値も下がってしまうのでグルコースを補充しなければならない。つまりグルコースとインスリンを両方同 [続きを読む]
  • なぜカリウムの検査値の上下でそんなに驚くの?
  • 先日、糖尿病で腎臓も悪い私の母(70代)から電話があった。(母)血液検査でカリウムの値が6を越えていて先生に驚かれた。カリウムが高いとなぜ驚かれるの?痛くもかゆくもないんだけどね。(私)まずは、カリウムについて調べてみました。カリウムは、細胞内に多く含まれ、ナトリウムは細胞外に多く含まれます。(図は生物基礎 数研出版からの引用)。        細胞膜にはイオンチャネルというイオンのみを通す膜貫通タ [続きを読む]
  • 在宅医療の思わぬメリット
  • 数年前、足の神経障害のある60代、男性、独居の患者様の家に訪問した時のこと。いつものようにお薬カレンダーに薬を入れながら立ったままの患者様とお話をしていた。すると患者様が「長く立っていられないので。」と辛そうにテーブルにもたれかかってしまった。私は、主治医から神経変性疾患という病名を教えていただいたものの、足腰が弱っていたり疲れやすいのではなく、自分の意志では立っていられない病態であることをきちんと [続きを読む]