Reverse さん プロフィール

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Reverseさん: Reverse
ハンドル名Reverse さん
ブログタイトルReverse
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/lookingforlight-69
サイト紹介文一応、秘密の…ホミンのお話置き場です。 ホミンだけ。ホミンの幸せが最上の幸せです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 21日(平均9.7回/週) - 参加 2017/11/02 07:48

Reverse さんのブログ記事

  • white 28
  • 「…ねえ、ユノ。もっと強く抱き寄せてくれない…?」「チャンミン?」分かり易い変化はリス達の説明のせいなのか?頬を染め上げるチャンミンは切なげな溜息を漏し、しな垂れてくる。旅立つ前に…散々、交わったのに。もう効力がきれたのだろうか。先を急ぐ為には交じるべきだよな?だけど、交わり始めると…あっと言う間に時は過ぎてしまう。最善策が分からない俺はただ戸惑う。「…ユノ」「ちょっと待ってくれ、チャンミン」「… [続きを読む]
  • white 27
  • 「ところで、俺達を襲った赤い光。あれは一体、何なんだ?」未だ、楽しい宴は続いている。何も考えず、楽しむ訳にいかないと、尋ねてみた。賑やかに歌い舞い踊っていたリス達はピタリと動きを止め、揃って俺を見る。「…あの赤い光は…危険なものなの?」チャンミンが不安げに声を漏すと、リス達は分かりやすく表情を変え、声を上げた。「赤い光は危険じゃないよ!」「吹き寄せられてしまっただけ!」「助けになってくれる良い存在 [続きを読む]
  • white 26
  • 「どうぞ、女神様!」「おかわりもありますから〜!遠慮なく言って!」「…どうもありがとう」チャンミンが微笑むと、リス達は歓声を上げ、尻尾を揃えて揺らす。奥にある貯蓄庫から、それぞれにせっせと食料を抱えて走り、チャンミンの前に並べていた。「旦那も仕方ないから、食べて良いぞ!」「あ!でも、天井を直す為だからな!」態度の違いに憮然としながらも、チャンミンに対するもてなしは感謝して受け入れたい。笑顔を取り繕 [続きを読む]
  • white 25
  • 「…ん」「うわ!女神様が目覚めた!」「綺麗だけど、可愛いかも!」「…え?」いつの間に…僕は意識を失っていたのだろうか。あちこちから聞こえる声は…何だろう。不思議に思いながら、目を開けると、心配そうなユノの顔が飛び込んでくる。「チャンミン、大丈夫か?」「…あれ?ユノ…。ここは…?」ユノに手を延ばすと、握り返された。それだけで安堵感に包まれる。もっと温もりを確かめたくて、抱き着こうとした時。ぴょこぴょ [続きを読む]
  • white 24
  • 「チャンミンっ!?」「……」呼び掛けても反応はない。意識をなくしたせいなのか、人の姿に変わったチャンミンは目蓋を固く閉じている。このままだと、落ちるだけ。地面に叩きつけられてしまえば、恐らく命はない。いきなり直面した危機に焦る。何故か、俺達が纏っていた光も薄れていき、少しずつ身体を過ぎていく風の速度を恐ろしく感じる。何が起こっているのか、分からない。けど、一番に思う事はチャンミンの事だ。俺はどうな [続きを読む]
  • white 23
  • 僕は知らなかった。空の飛び方も、夜空の駆け方も…。それから、背に感じる温もりも。知らない事ずくめでも、少しも怖いとは思わない。自然と身体は動く。まるで、これは決まっていた道だと知らせるように…。変化を恐れ、避けてばかりいた過去の自分が遠くに感じて、何だか可笑しくなった。「…ふふ」「どうした?チャンミン」漏らした笑い声に、ユノが反応してくれる。「…何だか、気持ち良いね。空を飛ぶのって…」「そ、そうか [続きを読む]
  • white 22
  • 「えっと、先ずはどうすれば良いんだ?」「…確か、ここから真っ直ぐ南に向かって飛んで…大樹の森を目指せば良いんだったよね?」「ああ、そうか」目まぐるしく変わる状況に、何処か冷静さを欠いている。そんな俺と違い、話をちゃんと聞いていたチャンミンは、夜空を見上げて目を閉じる。しっかりと繋がったから、念じれば元の姿に戻れる筈…だったよな?黙って様子を見守っていると、変化は確実に現れた。見る見るうちに、本来の [続きを読む]
  • White 21
  • 「…チャンミン」「……」「大丈夫か?」「…ユノ…」「やっぱり、いきなり激しくし過ぎたよな?」ぐったりと力尽きているチャンミンは、顔を上気させたまま、掠れた声を洩らす。「…ユノって…最高…」「え?」「…こんなに気持ち良い幸せ…僕は初めて知った」加減もせず、湧き上がる欲求をぶつけ過ぎた。今になっての反省をする俺に、チャンミンは恍惚とした表情を見せる。「…ユノと繋がるのって…本当に気持ち良い…」「そ、そ [続きを読む]
  • White 20
  • 「…お願い、ユノ。早く触れて…」勢い余るチャンミンにベッドへと押し倒され、次の行為を要求される。「…躊躇わないで…」「…でも」「…僕はユノとなら、どうなっても良い…」「……」「…どんな事でも…ユノとなら…分け合う喜びにしかならない…」「……」「…僕はそう思うけど、ユノは違う?」「ち、違わない!」胸元をなぞる指先と、熱っぽい眼差し。それから侵入してくる甘い声に背中を押され、これ以上の躊躇いは必要ない [続きを読む]
  • White 19
  • 「…ユノ、早く…」  チャンミンが甘やかな声で囁く。とろんとした眼差しや…絡み来る指先で俺を誘う。ドキドキと騒ぎ立てる鼓動を自覚しながら、戸惑いと緊張に襲われる。「…ねえ、ユノ…」分かっている。俺は遠慮せず、チャンミンを押し倒せば良いと。もう、ちゃんと夫婦になったのだし、チャンミンを守る為でもある。早く身体を繋げる事が…俺に課せられた使命。そう思っているのに…躊躇う訳は…。「…ユノ、どうしたの?」 [続きを読む]
  • White 18
  • 「…ユノ」「な、何?」可愛い不思議な物体ちゃんのお兄さんが教えてくれた事。僕は素直に受け止めたくなかった。だって、命を狙われるとか…ユノと離れ離れになるかも知れないだとか。そこまで危険性を伴う任務だと思いたくなかった。それに…僕が無意識に姿形を変えたのは…ユノと結ばれたかったから…だなんて。強欲だと言われて、もっとはっきり否定をしたかった。でも、お兄さんはもういない。僕は抱えた不満をユノに聞いて欲 [続きを読む]
  • White 17
  • 【詳しい条件も聞かず、お前達はここへ来たのか?】「ええ」「…はい」【まあ、落ち度は我が弟にもある。では、詳細を伝えよう】かっちりとした不思議な物体は、俺達がまだ知らずにいた事を話し聞かせてくれた。ここは神界。正確には、俺達の住んでいた下界と神界との狭間で、どちらにも通じる道がある場所らしい。神様が言ったように、俺達に与えられた任務は贈り物を届ける事。でも、それには幾つかの段取りが必要。扱う品のラン [続きを読む]
  • White 16
  • 【では、手始めに…橇を自分達で見つけてこい】部屋に戻り、扉を開けた途端。今までとは違う声が聞こえた。俺は見慣れない物体の事より、咄嗟に背中へ張り付くチャンミンに気を取られる。「チャンミンは怖がりなんだな」「…だって」「大丈夫。俺が守るから安心して」「…ユノ」振り向き、微笑めば、チャンミンは強張る表情を和らげてくれる。声を洩らしながら笑い合っていると、部屋の中から盛大な溜息が聞こえた。【お前らは本当 [続きを読む]
  • White 15
  • 「…俺が…サンタか…」自分達に与えられた部屋へと戻りながら、ユノは溜息混じりに呟く。優しい神様が僕達に命じたのは…クリスマスにプレゼントを配り届ける事だと分かり、ホッとした。もっと辛くて苦しい任務を与えられるのかと思っていた。若しくは身代わりになっていた事を咎められたりすると思っていた。だけど、予想は外れた。ずっと胸中にあった不安は、もうない。今まで選ばれた仲間達が誰も戻って来なかったのは…今も任 [続きを読む]
  • White 14
  • チャンミンの明るい笑い声に俺もつられる。顔を見合わせ、二人して笑っていると、そんな場合じゃないだろと、また鋭い指摘を受けた。 ムッとする俺と、不思議な物体の対決を邪魔するように、神様の穏やかな声が響く。【…お前達に頼みたいのは…送り届ける事だ…】「…送り届ける?」【…本来なら、私が直接、出向き…待ち望む皆に幸福を分け与えたい。けれど、私はここを離れる訳にはいかないのだ。だから、私の代わりに、運び届 [続きを読む]
  • White 13
  • 響くのは余りに明るい笑い声。それまでの不安感は少し薄れ…僕の震えは消えていた。【…そこのトナカイも同じ気持ちか?】向けられる視線も、投げ掛けられた声も…思っていたより優しい。何よりも…ユノが叫んでくれた事が嬉しくて、僕の中の気持ちも…確かに同じだと思える。「…僕も…ユノと出逢う為に…一緒にいる為にここに来ました…」まだ少し残る不安のせいか、声が震えた。でも、ユノが僕の手を握り締めてくれるから…その [続きを読む]
  • White 12
  • 開いた扉の中から聞こえた声の持ち主。背後から滲み出る目映い光りを纏うのは…所謂…神と言う存在なのだろうか。それまでとは違い、飾り気のない広間の最奥にある玉座。ゆったりと腰を下ろしている存在は…人の姿に見える。けれど、人ではないと知らせるような…神々しさが満ち溢れている。やっぱり、ここは…異世界か…異次元。訪れる未来に対し、隠しきれない不安を示して、震えるチャンミンを引き寄せながら、真っ直ぐと玉座を [続きを読む]
  • White 11
  • 部屋を出た瞬間から、戸惑いの連続。今までに見た事のない物ばかりが…あちこちに溢れている。キラキラ光る石が散りばめられた支柱や窓枠。敷き詰めてある絨毯は毛足が長く…とても柔らか。きょろきょろと視線を彷徨わせ、あちこちを眺めながら…豪華絢爛さに圧倒するばかり。豪奢な雰囲気と似合わない…無垢な空気を纏う案内役のフワフワ舞う生き物は、落ち着かない僕を見て、気構える必要ないと笑う。似たような言葉を貰っても… [続きを読む]
  • White 10
  • 【まったく!おまえらは油断も隙もないな!】朝食の追加は要らないかと叫び、また現れた不思議な物体のせいで状況は変わる。積極的なチャンミンはいとも簡単に、俺から離れてしまった。 【でもトナカイは可愛いから、これも食べろ!】「ありがとう」「なあ、俺にはないのか?」【図々しい!】「……」不思議な物体は手品のように、チャンミンの前にだけ…次々と追加料理を並べながら、俺には鋭い目付きと言葉を投げつけていた。「 [続きを読む]
  • White 9
  • 「なあ、チャンミン…」「何?」「いや…何でもない」何故か、朝から怒り狂っていた不思議な物体と入れ代わりに、別形態の不思議な姿をした生き物が現れて…朝食を運んで来てくれた。僕達に与えられる任務については、また時間を置いて知らせると言われ、取り敢えず、朝食を取る事になった。小さなテーブルに向かい合うユノは、さっきからずっと、何かを言いたげにしている。でも、僕が聞き返すと、言葉を濁し…顔を赤らめるだけ。 [続きを読む]
  • White 8
  • 【おいっ!おまえら!いつまで寝てる気だっ!】やけに賑やかな声が辺りに響く。『約束の時』を想像し、眠れない夜を明かしていた。いざ、その夜を迎え…予想外の出逢いに満足したからだろうか。目覚める事もなく、落ち着いて眠れたのは久しぶりだった。目蓋越しに淡い明るさを感じていても、心地良さに引き摺られ…眠気は消えない。返事もせず、動けずにいると、けたたましい叫びが繰り返される。【何で起きないんだ!あっ!!まさ [続きを読む]
  • White 7
  • 「…俺達は…ここに寝るのか?」「そう言ってたよね」「…チャンミンは嫌じゃないのか?」「何が?」連れられた場所は何処か分からない。チャンミンがトナカイから、人の姿になっているのも、不思議と言うか…信じられない。次々と変化する状況を受け止められず、動揺するのは俺だけか?初めての感覚だと笑いながら、ふらふらと歩くチャンミンは自ら進んで、一つしかないベッドに横になる。「早く、ユノも来て?」「あ、ああ…」笑 [続きを読む]
  • White 6
  • 「…あれ、ここは…」眩しい光に包まれて、思わず閉じていた目蓋を開けると…見知らぬ光景がそこにある。いつの間に連れられて来た?運ばれている感覚は何もなかったのに。見た事のない物ばかりが置かれた空間。目に見える物全てに驚く僕の隣から、ユノの声が聞こえる。「…何がどうなってるんだ…」くすぐったい程、直ぐ傍から聞こえた声と、身体に感じる温もりに安堵しながら…また声を出す。「ユノも驚いた?」「って、君は誰だ [続きを読む]
  • White 5
  • 【…君達が今回の生贄か…】「え?」「え?」【いや、何でもない。えーっと…】突然、夜空から舞い降り、ふわふわと浮かんでいた光の集合体は形を変え、見た事もない生き物になっている。あれは…ネズミか?それとも…ハムスター?判断がつかず、凝視する俺達に向かい、その不思議な物体は言葉を続ける。【おかしいな。今回って…白トナカイだったかな…。それに…人間の方も…聞いていた特徴と違うような…】目の前の光景に戸惑う [続きを読む]
  • White 4
  • 不思議だ。  ユノは人間なのに…言葉が通じる。今、初めて言葉を交わしたのに…。まだ、何も知らないのに。ずっと前から知っていたように…違和感がない。   警戒心が強い自覚もあった。でも、触れられた事も嫌じゃない。不安も畏怖も感じない。もっと、言葉を交わしたくて…僕はユノから目が離せない。緊張もないとは言えない。だけど、ユノが話しかけてくれるから、僕は不思議な程に穏やかな気持ちだ…。 「なあ、チャンミ [続きを読む]