空谷彩那 さん プロフィール

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空谷彩那さん: 霧の彼方
ハンドル名空谷彩那 さん
ブログタイトル霧の彼方
ブログURLhttp://srkkanata.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナル創作BL小説サイト。 18歳未満の方はご遠慮下さい。
自由文元JunkEden。完全オリジナルBL小説サイトになりました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 19日(平均16.6回/週) - 参加 2017/11/10 14:38

空谷彩那 さんのブログ記事

  • 奇妙な男と屋敷の主更新です。
  • 趣味に走ってます。このまま進みます〜。なんか拍手をとんでもない数を頂いてしまいましてっ。あの、本当にありがとうございます!!こんな言葉しか言えずにすみません。でも、とっても嬉しいです!!なんとなくやる気でないなあっていう日でも、こうして反応頂けますとやる気が出ます〜!ありがとうございます。 [続きを読む]
  • 4
  • 婚約破談について使用人達から話し合いを持ちかけられても、まるで反応せず虚ろな瞳を漂わせる。何かを探しているかの様に――それを訊いたフェルドは、ウレックに見つからない様に再び屋敷を出て行った。とは言え、また戻るつもりである。ある思いを胸にスバーンに伝えた。その願いを訊いたスバーンは無表情で返す。「ウレックを精霊から解放させたいですか」「はい」フェルドの瞳を見るに、本気だと察したスバーンは困った様に手 [続きを読む]
  • 奇妙な男と屋敷の主更新
  • ちょこちょこまったり更新してます、すみません。ラストまで流れは決まってるのであとは集中できるかです。フェルドはただ健気なだけでなくて芯を強く書ければ良いなと思ってます。拍手ありがとうございます!!たくさんいただけて嬉しいです〜!! [続きを読む]
  • 3
  • ある朝、女の使用人は静かに問いかける。「フェルド、具合悪いのかい大丈夫?」その使用人は屋敷の階段で座り込んでいる傷だらけの青年を気にかけた。この連日、主人であるウレックの部屋からは何かが粉砕される音や、叩く鋭い音が響いていた。苦しそうな声はフェルドであろう。屋敷に来た時よりも増えた傷は、全身に及ぶ。けれど、その静かな雰囲気と容姿が、気味悪さを感じさせない。顔をそっと上げてフェルドは使用人にぽつりと [続きを読む]
  • 2
  • 目前に咲き誇る花達は晴天の下、甘い香りを放っていた。その香りは強い刺激となってフェルドの鼻腔に届くが、くすぐったいくらいにしか感じない。思えば、それは異常なのだとスバーンに相談して気づき、落胆する。スバーンは優雅な仕草で花に水をやりつつフェルドに話しかけた。「やはり気づいてませんでしたか」「スバーンさんにはこの花の香りはきつく感じますか?」「普通の方よりも慣れてはいますが、長時間は難しいですね」「 [続きを読む]
  • 奇妙な男と屋敷の主
  • 異世界もの。主人と使用人の歪な関係。(微グロ?注意)気紛れ更新予定。 精霊達の姿を見てはならない。 封印されたその存在を見てしまったら、運命が狂ってしまう。   人々を誘惑しその運命を狂わせるというーー。 そんな言い伝えが残るある世界の片隅で、彼等は生きていた。  朝を迎えた世界は今日も小鳥のさえずりと共に目を覚ます。 大きな屋敷の中から使用人達の声が飛び交う。 「それじゃあフェルド、水汲み頼む [続きを読む]
  • 朽ちた薔薇と満ちた月
  •  売った相手が間違っていたと、男――商人は後悔していた。 天井から吊るされたロープで両腕を拘束され、上へと引っ張られる痛みに顔が歪む。 目の前には剣を構えた若い騎士。 自分よりも5つは年下だろうと思う。 そんな若い騎士にこんな目に遭わされるとは……。(ついてねぇなあ) 心の中で毒吐く。 大きな窓からは月明かりが煌煌と差し込んでいる。 今夜は満月だった。 月明かりによって騎士の姿が鮮明に浮き上がる。 [続きを読む]
  • 26(完結)
  • アシュは与えられた自室で過去を思い出していた。 ペネムが消えた時の事。 ぼんやりと虚空を見つめる。 ライヤに助けられて意識を取り戻したとき、すでにペネムは消えた後だった。 テティーもベルタもレフも住民達も、全てが火と共に消えてしまったのだ。 後に調べて分かった事がある。 一つはヴィレのスーパーコンピューターの元について。 どうやら元々は例の闇市場に流されたという、ペネム修復プログラムなどが組まれた [続きを読む]
  • 25
  • 突然の遮断に激痛が走るベルタとレフ、ライヤーーそしてアシュ。 テティーの真実の姿を見たライヤは”融合”と”意識の具現化”に強い嫌悪を示す。 ーーあいつを、お前と同じに、するだ、と?! そしてアシュはあの身勝手な少女とともに生きる事を選んだと言うのか。 全てが納得できない。 意味があるとは思えない。 ーーアシュ、おまえ、俺が好きなんじゃ、ねえのか、よ……! 暗示によってライヤへの想いを愛だと信じ込ま [続きを読む]
  • 24
  •  項垂れて呼吸を繰り返すだけの二人の後ろで、ライヤは己の無力さに苛立ちを隠せない。「まだかよ!」  焦りが募りライヤの理性を蝕む。 ーーこのまま黙って待ってろってのかよ。 まだ十分と満たない時間しか経っていなかったが、つい二人の肩に手を乗せて揺さぶってしまう。「どうなってんだ!? 俺もなにかーー?」 突然、視界が歪みスパークする。 意識が持って行かれそうになり寸での所で堪えるライヤ。 しかし流れて [続きを読む]
  • 23
  • ーー邪魔をされたわ。 わずかに残るペネムの思念に、乱れを感じたテティーは扉の先にいるであろう彼等を睨む。 しかし対抗するには同じ方法を取るしか無い。 その間でもアシュとペネムの同化は実行は可能だ。 時間がかかってしまうが、彼等の侵入を阻止しなければならない。 修復を完了させるには。 テティーは宙に漂いつつ、下方の青年ーーアシュを見つめた。 長方形の装置の中は水で満たされている。その中心で漂う青年は [続きを読む]
  • 22
  • 少女と青年の姿は目の前から消えてしまった。 残された者達は一瞬の出来事に混乱してしまう。 ライヤは今にも殴り掛かりそうな勢いでベルタに詰め寄る。「どこに行きやがったんだ!」「場所は特定できる、けど入り込むのは難しい」 大声にレナートとザンは漸く目を覚ました。「こ、こは?」「……ライヤさん? それに、社長!」 戸惑う二人にレフが簡単に状況を伝える。「アシュが危ないんだ。テティーに連れて行かれて」「そ [続きを読む]
  • 21
  • アジアの中でも貧困街の種類がある。 その一つである”ホウミ”は港町が近いのもあり一見して栄えている様に見えが、実際には荒れた地に囲まれた劣悪な環境で人々は暮らしていた。 特にこの数ヶ月は原因不明の機器類の故障に悩まされ、市場はすっかり活気を無くしてしまっていた。 近隣の街から出稼ぎに来ていた者達は食うものに困る程追い込まれている。 そこに不釣り合いなジェット機が現れて住人達は驚愕した。 砂を巻き上 [続きを読む]
  • 20
  • 人工知能とはどのような存在なのだろう。 意思疎通できる機械。 少女は単純に考えていた。 恐怖なんて感じてはいなかった。 両親を亡くしてからは”ペネム”だけが心のよりどころだったからだ。 機械と考えてはいても自分の心根に深く寄り添ったその存在。 簡単に消せるものではない。 壊れかけたペネムは言葉を交わさず、早くも数年経ってしまっている。 修復が間に合わなければ崩壊してしまうのだ。 少女は焦ってしまっ [続きを読む]
  • 19
  •  教えろといってもただでとは言わない。 クラウスはベルタ達にそう告げると、どうすれば納得してくれるのかと今度は問うて来た。 「どうして知りたいのか教えてくれる」「そうだな」「探してたって、どういうことなの?」 レフが子供っぽい口調でそう話すとクラウスは淡々と語り始める。 長いソファに座る二人の前のチェアに腰掛け、両腕を膝の上で組みながら。「ほんの軽い気持ちだった」 遠い昔を思い出す様な懐かしむ声。 [続きを読む]
  • 18
  •  ヴィレに戻って来たライヤは質問攻めにあっていた。 別室ではアシュ達が控えている。 「少女のような声だった」「ふうん」「何故、お前を知っている? それに何故彼等が此処にいるんだ? 何者なんだ彼等は」「そんなの俺が訊きたいね」「あの声は、映像に映っていた少女なのではないか? お前は知らないと言っていたな」「……だったらあいつに訊けよ」 何時の間にか三人の人間が、許可もなくライヤの通う大学や、特別学校 [続きを読む]
  • 17
  •  どこか懐かしい響きのある音色が木造の校舎に反響する。 本日の授業終了の合図に、生徒達はそれぞれの部屋へと戻る準備を始めた。 ライヤは紙媒体の教科書を手に持つとさっさと出て行こうとしたが、入り口で待ち構える見慣れない顔に動きを止める。 赤い髪の女。吊り上がった目元からして性格も同じだろうと容易に想像できた。 肩を竦めつつ歩み寄れば案の定キツい口調で告げられる。「これから言う事を頭に叩き入れて」「お [続きを読む]
  • 16
  •  広い空間に漂う少女の姿が、脳裏にぼんやりと蘇る。 ソファに横たわりレナートに頭を撫でられながらザンは記憶を辿っていた。 頭痛が酷いがアシュの居場所の手掛かりを探す為ならば我慢した。 漸く記憶のパズルが明瞭になってきた頃、ザンは目を開くとレナートに告げた。「アシュはあそこにいる」「その街に、ですね」 長い赤髪の女とまだ幼さの残る少年。 確かに連れて行かれたのだ。あの奇妙な街へ。 数十人の住民達もい [続きを読む]
  • 15
  •  緑に囲まれた木造の建築物。 一見、学校には見えず、旅行客が泊まれそうな美しい外観の建物。 そこには数十人の学生達が通っている。 見た目は様々。 耳や唇にピアスを開けてだるそうに欠伸をする男子。 黒い服を身に纏う俯いている少女。 年齢は十代後半から二十代半ばと比較的若い層が多い。 ロイブ教授としては年齢関係無く受け入れる体勢を整えているのだが、自然と若者達が集っている状況だ。 クラスは一つのみ。大 [続きを読む]
  • 14
  •  短い連休ではあるが、学生達は好きな様に過ごしている。 ライヤは部屋にこもり携帯を開き、浮き上がる映像を眺めていた。 あの町を知ってから集めた情報や、実際に足を踏み入れた場所が映し出されている。 見つけたかったものは見つからず。 今の自分では探す事は不可能だと理解した。 父に要らぬ情報を渡してしまった事実に、自分に怒りさえ覚えている。 ーー最悪だな。 自分が見つけたかったのに。 そんな思いに捕われ [続きを読む]
  • 13
  •  港に停泊する船から人が溢れ出ていた。 その中の一人である長身の男が、グレーのロングコートを纏って周囲を見渡している。 手元の丸い機器を操作すると盤上に映像が映し出された。 どうやらこの周辺の地図のようで確認すると男は歩き出す。 細い道を辿り、やがて荒れた土地が姿を現した。 「視認はできないか」 機器を仕舞うと今度は別の道を歩き始める。 少しだけ懐かしく感じる貧しい町。 賑わっていた市場はすっかり [続きを読む]
  • 12
  •  少女は長くは生きられない身体だった。 本人はそれを自覚してしまったが、両親の愛に包まれて幸福な日々を送っていた。 けれど、世界が豹変して突然、生活がおかしくなってしまったのだ。 やがて住む場所を追われたくさんの見知らぬ人達と暮らす様になる。 しかし、両親は気味が悪い柄の服を来た人間達と話す様になり、何時の間にか少女は彼等に連れて行かれた。 長い階段を下へと歩いて行くと、両親が待っていた。 目の前 [続きを読む]
  • 11
  • 大きなモニターに映し出される映像に飽きたライヤは欠伸を一つする。 教授はその爬虫類を思わせる目をさらに吊り上げて高い声を響かせた。「ライヤ・バルテン!」「は〜い」「そんなに退屈なら出ていきたまえ!」「は〜」 返事ではなく溜息を吐く振りをして一人席を立つライヤ。 左右から笑い声が聞こえる。 良くあるパターンに自分でもうんざりしていた。 どうしたって退屈してしまうし、こんな講義を受けても将来役に立つと [続きを読む]