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  • アポロン カセットライブラリ 古事記

    アポロン音楽工業の「アポロンカセットライブラリー」のうち、「古典文芸シリーズ」31巻の1つ『古事記』。菅野雅雄:解説、朗読朗詠は高崎正秀、音楽は池辺晋一郎。 解説の内容は、古事記の雄略天皇のくだりの話で、引田部の赤猪子の話は、20年以上前に聴いて印象深いものとして記憶にあった...

  • 丸谷才一の「新しい種類の自伝」

    丸谷才一『挨拶はたいへんだ』の巻末対談(文庫判解説)で、井上ひさし氏がいふには、 「挨拶のなかのお身内の葬式や結婚披露宴の挨拶で、丸谷さんの私的な歴史が次々に出てくる。…… 結局これは、新しい種類の自伝という感じがあります」といふ。そこで、井上氏のいふ「新しい種類の自伝」を整理...

  • ブクログの「遥音亭の本棚」

    ブクログのシステムの「遥音亭の本棚」へ、文章に手を入れて、記事を移動の予定。 遥音亭の本棚 https://booklog.jp/users/showmu?display=front 遥音亭の本棚 ブログモード https://booklog.jp/users/show...

  • 地名の研究 (講談社学術文庫) Kindle版

    柳田國男の『地名の研究』は、日本の地名研究のための最も重要な本であり、 今年の2月にも、このブログでとりあげたのだが、 柳田国男『地名の研究』 そのとき、「電子化されてあれば、地名のデータベースに」などとと書いた。最近、講談社学術文庫版が、amazonで電子書籍(Kin...

  • 日本歴史大事典(小学館)と電子辞書

    だいぶ前に岩波日本史辞典CD-ROM版を買ったとき、この程度なら、平凡社世界大百科事典のほうが内容が良いと思った。 最近、シャープ 電子辞書 生活総合モデル PW-SA2(2014年) を中古で買ったら、日本歴史大事典(小学館)とブリタニカ国際百科大事典などが付いていた。日本歴...

  • 『日本残酷物語』平凡社

    これも「講座本」で全5巻と別巻2冊。1960年ごろで、映画の題名より先。 近代合理主義によって失われたものがテーマである。近年に再刊された。 近世史を考えるために10年ほど前に入手。 宮本常一『忘れられた日本人』のなかの「土佐源氏」も再録されていたと思う。そのほか。 分...

  • 風土記日本(平凡社)

    自分で「講座本」という分類名をつけている本。 平凡社の『風土記日本』は、かなり評判だったシリーズで、最初は1957~58年のハードカバー。1960-61年ごろ軽装版が出され(画像)、それを1990年代に6冊入手して、通読。こういうシリーズものを全て読了したのは他にないかもしれな...

  • 講座日本風俗史(雄山閣)

    最近入手の本だが、昭和30年代の「講座」風の本のなかには、良いものがいくつかあり、これもその1つ。 「風俗史」とは今は聞き慣れないかもしれない。今は、衣服などは服飾史、民具は民具史など別々になっているようだが、そのほか衣食住、芸能や娯楽、祭礼や行事、村や町の仕組み、旅風俗や性風...

  • 絶景本棚(本の雑誌社)

    残しておきたい本というわけではないが、今年2018年の新刊。新聞で紹介されていた。 34人の有名無名の人の本棚を撮影した写真集。2~3人の名前しか知らなかったが、最近のライターの方々だろう。古い言葉だが「白い本」が多い。国語教師のK氏の本棚で、数冊の知ってる本があったが、他はあ...

  • 新編国歌大観 CD-ROM版

    新編国歌大観 CD-ROM版 角川書店。1996年、Windows95時代のもの。 定価28万円。現在のDVD-ROM版は16万円ほど。 古書として当時の1/10近い値で最近入手。 ちなみに当時、某百科事典も30万円ほどだったのがWindows XP 時代に5万円になった。...

  • 新編国歌大観 第2巻 私撰集編

    新編国歌大観 第2巻 私撰集編 は、1984年、角川書店。 夫木集(夫木和歌抄)を見るために、1998年ごろに購入。 定価は5万円くらいだろうか、古書店で1/10程度、今はそれ以下のものもある。 万葉集もこの第2巻である。

  • 柳田国男『地名の研究』

    1968年以前の本は、すべて、後の時代に(多くは古書店で)購入した本である。 柳田国男『地名の研究』(角川文庫 1968) 読了後、くりかえし拾い読みしているが、気になることがらがいくつもある。 たとえば、コマという地名は、川の中流をさかのぼって低い山地に入ってすぐに小...

  • 『発掘狂騒史 ~「岩宿」から「神の手」まで』

    『発掘狂騒史』(上原善広著、新潮文庫)は2017年の文庫だが、2014年の『石の虚塔』の文庫化。 2000年の旧石器捏造事件についても書かれてあるが、 群馬県の岩宿遺跡を発掘した在野の研究家、相澤忠洋のドラマチックな生涯についてよく書かれていた。旅芸人の父は旅に出て、母がある...

  • 『農地を守るとはどういうことか - 家族農業と農地制度 その過去・現在・未来』

    農地は、どういう人がどのように所有すべきなのか。 戦前の大地主については、世間では誤解している人も多いようだが、問題なのは、田畑のある村に住まず、農業もせず関わらず、都市に住んで農地だけを所有して経済効率しか考えなかった者たちなのである。在地の小地主たちは、村の役などを引き受け...

  • 篠田謙一『DNAで語る日本人起源論』 について2

    1970年からの1年1冊の新刊本をとりあげてきたが、2015年は、篠田謙一『DNAで語る日本人起源論』 (岩波現代全書)。 これは前にも取りあげた。 『DNAで語る日本人起源論』篠田謙一 それに付け加えると・・・ そこではインド北東部のことを書いたが、その先は南方のタ...

  • 『川はどうしてできるのか』藤岡換太郎、講談社

    『川はどうしてできるのか』という書名だが、川ができてからの、時には億年単位の長い変遷の話が面白い本である。 「一」の字に流れていた川が、断層がずれて「Z」の字のように曲って流れる川。四国の四万十川のように標高の高い山岳地帯を大河が蛇行しているのは、土地が隆起したためであるとか、...

  • 落語ファン倶楽部 Vol.20 談志と志ん朝

    古今亭志ん朝と立川談志の昔の対談などが掲載されていたと思う。 2000年を過ぎたころからの落語ブームがあり、2007年に『古今亭志ん朝特選独演会』というセット販売のCDが出たのだった。 蔵書リストを見ると、、1992年から1996年までの5年間は落語関係のものがないので、落語...

  • 『寺社の装飾彫刻 関東編〈上〉東京・埼玉・群馬』

    若林純・著、日貿出版社、2012。 神社仏閣の本殿や本堂の外側の壁面などを飾る彫刻の写真集(全カラー)と解説。 彫刻の図案は、何かの伝説物語の一場面を描いていることが多いが、最も多いのは中国の二十四孝の伝説だろうが、この本にはそれほど多くはなかった。実際に少なかったのか、多才...

  • 『まんが落語ものがたり事典』勝川克志

    落語の漫画化には、大手の講談社から出版された高信太郎『マンガ傑作落語大全』が、4冊を数え、文庫化もされ、人気が高いようである。ただ短い噺ばかりという制限があったようで、短くまとめにくいような有名な演目が欠けていたりする。 勝川克志『まんが落語ものがたり事典』は、2011年、くも...

  • 『お世継のつくりかた』鈴木理生

    東京の日本橋あたりの老舗の大店の御隠居さん多数を集めた企画の座談会で、元の店主だった彼ら全員が婿養子だったことに、司会をつとめた著者は驚いたという話が前書にある。 多いとは聞いていたが全員ということだった。 息子である若旦那は裕福に育っているので、大店の経営は任せられない。時...

  • 『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』

    黒岩比佐子著、角川ソフィア文庫 2009 『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』 聾唖の写真家・井上孝治の写真を多く掲載した本である。 「音のない記憶」とあるが、別の種類の音が聞こえてくる本でもある。 掲載写真は、事前に知識を与えられてから見るわけだが、 子供たちが...

  • 『カムイ伝講義』 田中優子

    江戸時代は、世界史上まれにみる平和な時代で、地方民の自治もすすみ、江戸などでは庶民文化の繁栄を謳歌した時代といわれるようになったが、ではあの1970年前後のころに大ヒットした白土三平の劇画『カムイ伝』の百姓一揆の世界は何だったかということだが、 この本によると『カムイ伝』は、江...

  • 宮本常一「忘れられた日本人」を訪ねて

    2007年、別冊太陽の「宮本常一「忘れられた日本人」を訪ねて」(平凡社)は、すぐに読んでみたが、この人の本はしばらく読むのを忘れていたのだった。 特別掲載のものを読むと、面白かった。 戦国の戦は、秋の収穫を終えた農閑期に多いのだとか、つまり兵隊たちはふだんは普通の農民である...

  • 宮田登日本を語る〈2〉すくいの神とお富士さん

    富士講や浅間信仰については、養蚕地帯の女性たちを主体にしたものであったということ。 行者たちはさまざまなことを書き残しているが、内容は主観的で情緒的な感はいなめないが、それら自体が一種の「おふだ」として信仰対象になったことは間違いないのだろう。女性たちの関りかたについても、す...

  • 藤木久志『刀狩り』 (岩波新書)

    近世社会で帯刀が許されたのは武士だけだったのだが、「帯刀」の意味を良く知らないでいたのだった。そんな基本的な言葉の意味も、よく理解せずにいたわけである。 帯刀とは、大小2本の刀を指す、二本差しのことである。1本では帯刀とはいわない。 やくざの渡世人は、股旅映画で長ドスという...

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